イージョー☆ライダー日記
INDEX|ヘタレな過去
側室計画が早くも頓挫でございます。
今日これから、うちの経理を見てくれている会計君が来るんですけど。 ワタシったら経理大嫌いなもんで、日頃「帳簿? なにそれ。 何気筒?」なんて具合に放っておいているイケナイ経営者なんですけど。 8月からの伝票ひっくりかえしてみて、じょりぃ、びつくーーり。
地方税と国民保険、まったく払っていませんでした。
バイクが1台買える金額でございます。中古ならよゆー。
ていうか、言い方を変えれば
バイク買う金があるんなら、払うモン払え!!!
ていうかさらに言い方を変えれば
地方税と国民保険を払ってしまうと、なっちゃんにボーナスどころか給料も払えねえですよ。 どうしよう。
ということで、
貧乏人の分際で側室とか愛人とか浮気とか寝言言ってる場合じゃなかった。 という、現実をやっと認識したじょりぃ、というお話ですよ。 ぐすん。
DT51よ。 こんなに焦がれているというのに 貧乏がワタシたちを引き裂くのね。
さて。 税金と保険払いに行かなくちゃ。 どっこいしょと。<重い腰を上げる音
殿様じょりぃは正室である、通称E嬢(えすとれやのお方様)をこよなく愛しておりました。
あれほど美しい女はおるまい。
などと勝手に思って悦に入っていた殿様でございましたが。
殿様はE嬢の美しさと気品を愛するあまり、E嬢が少しでも傷つくのを恐れ、「あんなことやこんなこと」もやってみたいという欲望をたぎらせながらも、ついつい躊躇しておりました。 あのワザも試してみたい。 あんな風に無理をして、(タイヤを)泣かせたり(正確には鳴かせたり)してみたい。
わしは、もっと乱暴に扱える女がほしいのじゃ。
「ならば、E嬢にそのようなことをなさればよろしい」と、殿のお守り役・おきょんが申しますと
「それはならん。 E嬢にはそんなことはできん。 あやつに髪の毛ひとすじの傷もつけることはできんのじゃ」 「では、それなりに愛すほかありますまいのう」
しかし、殿様の欲望は収まりません。 かといって、E嬢に乱暴な真似をすることもできません。 殿様は、E嬢を深く深く愛しているのでございます。 たとえ、目的と外れたような、愛でるばかりの愛し方だとしても。
そんな折、出入りの商人が殿様のそんな話を聞き、進言いたしました。
「殿、良い娘がおるのですが」 「なに? それは誠か」 「はい。 まず申し上げねばなりませんが、殿がご所望されているような、もとくろっさーのような女は、 こう言ってはなんでございますが、まだまだ殿には荷が勝ちすぎるかと・・・・」 「むむ・・・・そうか」 「殿はなにぶん、やさしいご気性な上に、まだまだそのあたりのてくにっくに、なんと申しましょうか、幼さがありますゆえ・・・」 「みなまで言わずとも良い。わしのてくにっくが女の神髄をまだまだ発揮させてやれずにおるのは承知しておる(赤面)」 「これは失礼を。 拙者が考えますに、殿の欲求を満足させ、かつ、殿にやさしく、そして存分に楽しませてくれるおなごは・・」 「早く申せ」
これです。
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ヤマハDT50。 現在環境問題から生産されておりませんが、中古はまだまだいけます。
と、出入りの営業さんが教えてくれました。 昨日大奥見ちゃったもんですから、上記のような展開になってしまいました。 楽しかったです、ワタシが。 側室ほしーーーーー。(いや、バイクでなくて、人間の)
欲しくて欲しくてたまりません。 いや、バイクが。DT50が。
きょんにこの話をしましたら「あ〜〜〜〜ん? またぁ?」と。 「庭が狭くならないように、ジャマにならないようによく考えてください」と。 確かに、保管場所に困るよなあ。
「でも、50ccだから、アナタも乗れるよ?」 「ホント? ・・・それは楽しみだなあ。 なんか騙されてるような気もするけど」
しめしめ。
というわけで。 じょりぃは側室がほしいのだーーー、というお話でございました。 その前に、赤字をどうにかしろっつー話ですが。 ぐすんぐすん。
「拙者が安くて具合の良さそうな『でーてー』を見つけてまいりますゆえ」 「うむ。 頼んだぞ。そちはE嬢を見つけてくれた実績もあるからの。 あ・・・くれぐれもE嬢にはけどられぬようにな」 「承知しております。 新しいおなごが来ると、たいてい女人は調子を狂わせるものでございますからな」
というわけで、商人の報告を待っているじょりぃであります。 お金もないのに。 この殿様情けないです。
2004年12月03日(金) |
二輪車安全運転講習会なるものに参加してみた |
10月の終わりに、じょりぃは「二輪車安全運転講習会」というものに参加してまいりました。 二輪車を運転している者に対して、安全運転知識及び運転技術を指導することにより、二輪車による交通事故防止を図ることを目的としているそうです。(棒読み)
というものでございますから。 きっと初心者で溢れているにちがいない。 じょりぃも恥ずかしくなく参加できるにちがいない。
ということで、バイク買った整備屋の親父に勧められるまま、受講することに。 また初心に戻って(まだ初心ですが)、一本橋やらコーナーリングやらを教わってくるのも楽しそうですし、なにより勉強になりましょう。 定員は70名。 「先着順だから、早く申し込まないと受講できないよー」とのこと。 案外マジメに受けるかたが多いのですね。
さて。 このことをきょんに話しまして。 「一緒に来てみる?」と適当に誘ってみましたら 「うん! 行く!」と。 え?来るの?
「アナタすることなくて退屈だと思うよー。寒いし、いいよ、来なくて」<誘っておきながら 「・・・・来て欲しくないってこと?」 「すごーーーーく来て欲しいけど、風邪ひかれても困るし、退屈させちゃうと思うと気を使うし」 「あたし、退屈しないと思うな。 それに、いつもダンスのビデオ撮影してもらってるお礼に、じょりぃがバイク乗ってるところ撮ってあげる」 「ホント? それはありがたいなあ」
スキーなんかと一緒で、たいていの場合、自分が想像しているよりもはるかにカッコ悪いフォームで乗っているはずです。 客観的に自分のライディングを見ることができるのは、悪いクセを直したりするのに、すごく助かります。
ということで、結局きょんが風邪をひく心配よりも、自分の欲を優先し、きょんにも来て貰うことに。
とはいえ、2時間ほどはビデオ講習やらコース設置やらでバイクに乗りませんから。 きょんは遅れて車でくることになりまして。
ワタシは早起きして、片道2時間弱の道のりを、朝7時に出発しました。
ああ。 朝の空気の気持ちの良いことといったら。
なーんて思えたのは、乗り出して5分くらいまで。 あとはひたすら
寒いーーーーー!!!!!!!!
と、頭の中はこればかり。
あとで天気予報を聞いたら(あとで聞くなと)、この日は例年の11月後半の気温で、10月終わりとは思えない寒さだったそうで。 まだ冬用のバイクジャケットを買っていなかったワタシは、夏用のプロテクター入りのジャケットの上に、普段着の冬ジャンパーを着込んだので、上半身は暖かかったのですが、下はジーンズ。 タイツもストッキングもガードルもはいていません。 履き古して生地が薄くなったジーンズと、パンツのみでございます。 あ、靴下もはいてましたが。
ただ、自分がヘタクソなのを知っている上に、ワタシとしては遠出だったので、ニーガードをつけていたのは幸いでございました。 膝から下は、ニーガードのおかげで風の影響を受けなかったのですが。
ワタシのモモタン。 腿が、 寒いというのではなく、 キンキンに冷えております。 痛い。 せつない。
30分ほど走って、うえーーんと思ったじょりぃは、停車してきょんに電話。 とりあえず「寒いよーうわあああん」と言いたかったのですよ。<弱虫
電話口では案の定「バカ」と言われまして。 甘えた声で「来るときにタイツ持ってきてー」とお願いし、しかたなくまた走りまして。
着いた頃には、ホント、いい具合に冷え切っておりました。 こりゃ熱出るな、と思っていたのですが、結局なんともなかったじょりぃは丈夫でございます。
で、肝心の講習会なのですが、3つの班に分かれまして
・反応と回避 ・コーナーリング ・制動1・2 ・コーナー回避 ・コーナーブレーキング
・二人乗り走行(ちょっとだけでした) ・一本橋 ・ブロックスネーク
・交差点実験1・2・3
とこなしていきます。
班分けの仕方は、排気量で分けていたようです。 当然、ワタシのいた50cc~400cc未満の班が、弱々しい雰囲気。(上手な人もたくさんおりましたが) で、それから上の〜750cc班、〜それ以上班なんかになると、みなさんとてーもお上手。 「初心者ばかりに違いない」というじょりぃの思惑は、大きく外れたのでございます。
どうしてこんなに上手な人たちが講習受けに来るのかな?と思ったのですが、どうやらみなさん常連で、年に一度、基本をやり直して自分の上達具合を確認に来ているような。 それと、腕自慢というか、まわりのライダーの様子見というか。
実際、いろんなバイクを見られて、いろんなバイクが走っている様子を見られたのは(しかも同じ状況下で)、とっても勉強になりましたし、何より楽しくて。 取り回しの違いなんか目の当たりにして、百聞は一見にしかずだよなーと。 特にクランクやスラロームは、それぞれのバイクの大きさやカテゴリによって違いがハッキリしていて、じょりぃの脳みそは興奮状態であります。
そして何より! 講師として交通機動隊のかたがいらしてくださるのですが。(わかりやすく言うと白バイ部隊です) そのかたたちのデモンストレーションがもう。 あんなにデカくて重たいバイクを、高校生が自転車乗るみたいに操ってしまうんですよ。 ひとり女性の機動隊員もいらっしゃいましてね。 そりゃあもう、カッコ良かったです。 髪の長い、女性らしいかただったので、そのギャップがまたステキ。
じょりぃ個人の報告としましては、苦手だ苦手だと思っていたUターンが、恐れずにできるようになったのが一番の収穫だったでしょうか。 「え? ここ、Uターンしていくの? ワタシできないかも・・・」とビビったものの、みんなやってるし、できないとカッコ悪いしということで「えいや!」とチャレンジしたらできた、ということもあるのですが、何台ものバイクがくるくるとUターンしている様を見ていると、「ああ、これくらいならいけるのか」「あの程度なら自分にもできそうだ」という、カンのようなものをみなさまから得ることができたというのが大きかったようです。 「あのバイクでああやっていけるなら、ワタシのE嬢ならこうだな」みたいな。 まだまだ相変わらずヘタクソですが、Uターンに腰が引けなくなったのは、普段の走りもだいぶ気持ちがラクになったので、ホント良かったです。
あと、ひじょーーーーに嬉しかったのが。
ワタシのバイクったら、褒められっぱなしだったんですよーーー。(自慢自慢自慢自慢自慢) 老若男女問わず、「きれいなバイクですねーー」「なんてバイク?」「あたし、エストレヤほしかったんですよー、やっぱキレイだなー」てな具合に。 ホントに随分と声かけていただきました。 交通機動隊のお姉さん(とはいえ、ワタシよりずっと若い)も、 「きれいなバイクですねー。 またがってみてもいいですか?」と、直々に声をかけてきてくださり。 嬉しかったです。 たかがエストレヤですが。されどエストレヤと思わせていただきました。 パールホワイトのエストレヤがめずらしい、ということもあったのでしょうけれど。
乗り手のテクは、だーーーーーーれもなーーーーーーにも言ってくれませんが。当然ですが。 ついでに言わせていただければ、さらに当然なことに、乗り手のことは誰も「きれいですね」と言ってくれませんでしたが。
心配していたきょんも、途中途中で「大丈夫?」と声をかけに行ってみたところ「いやー、おもしろいねー」と、楽しんでくれた様子。 もともとXゲームとか見るの好きな人なので、バイク自体にまったく興味がないわけでは・・・・あるな。 「バイクなんてみんな同じに見えてたけど、こう見るとそれぞれ違うんだねー。音も色々だし」と。 「こうやって見ていると、バイクにもウマイ・ヘタがある、というのもよくわかったよ」とも言ってました。 「来年も一緒に来たい」とも。 いいヤツだなキミ。
というわけで、たっぷり充実の講習会でございました。 来年も参加して、「ああ、去年よりうまくなってるみたい自分」と思ってみたいものです。 あ、だからみんな毎年参加しちゃうのか。 一本橋とかブロックスネークとか教習用のコースをぶんすか走るとかは、普段はできないですもんね。
で、帰り道。 きょんの車と連なって帰ってきたんですが。 タイツをはいたとはいえ、やはり寒くてですね。 道中、頭の中は「お風呂〜、お風呂〜」しかありませんでした。
バイクに乗る前は 「なぜライダーたちは、ツーリングというとアホのひとつ覚えのように温泉に入りたがるのか」 と疑問だったのですが、またひとつ謎がとけてしまいました。
この日の風呂とビールのナイス具合といったら。 ビバ!講習会 でございました。
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