2004年11月30日(火) |
石川知事、本日土地収用を申請 |
石川知事は、昨日の簿外郵券の報告に続いて今日は空港の土地収用申請を行ないました。25日の地権者の話合い三条件についての交渉の際に「状況によっては申請は延期する」とまで言っていたその舌の乾かぬうちの申請手続です。まったく、何が誠意ある話し合いをやってきたなどといえるのでしょうか。
2009年春に開港を延期しておいて何故今申請なのかの答えもないままに事態が進行しています。これはまさに来年の7月知事選挙を先取りした年内に全ての懸案を処理し、4選出馬の地ならしをおこなっているに過ぎません。明日の12月定例議会初日の所信で「きれいさっぱり」演出、そして減給議案を議会提出して責任をとったという形を作ろうとしているわけです。 本来なら議会運営委員会は本会議議案説明の後なのですが、明日は10時から議運です。つまり、追加議案が追加にならないための対応です。追加議案であると言うことになると、無所属会派である私自身でもその日に議案質疑ができます。しかし、10時からですと、議案説明前ということでそれができません。
今日の報道ですと簿外郵券の問題で監督責任はとるとの事ですが政治責任は有権者が判断するとの事と暗に知事選挙で信を問うといっているようなものです。全く無責任なやり方です。さきほど、申請に抗議して記者会見をやってきました。
当局から昨日の県警や簿外郵券の記者会見資料を入手しました。問題点を探りたいと思います。
2004年11月29日(月) |
国会議員の方々と意見交換 |
28日の集会を受けて「空港はいらない県民の会」の皆さんは、12月2日の国会での院内集会の案内のために議員会館へ出かけました。空港の凍結と土地収用に反対する署名に協力してくれた国会議員を中心に回られました。
私の方は別行動で地元の国会議員や公共事業チェック議員の会の役員の皆さんと静岡空港の今後の展開についての意見交換や状況分析のための活動をさせていただきました。いろんなご意見をいただきました。今後の県議会での政策活動や住民団体への支援活動に役立たせていただくつもりです。
こうした活動中も石川知事の記者会見の内容や県警の調査報告が気になりました。明日の新聞報道を見るしかありませんが、どうもみんなきれいに「終わった感」を出しているようです。果たしてこれで「清算」出来たことになるのか、どうか、議会のまさにチェック機能が問われます。
プール金問題で議会のチェック機能は散々でした。調査メモを含めたチェックもやりませんでした。市民団体の告発と検察庁の捜査により横領の事実や有罪判決が出ています。県議会は何をしていたのか、知事部局の「清算」実態批判だけではすまない問題です。
県議会は大丈夫かも知事批判と合わせて共通のテーマです。
2004年11月28日(日) |
気分が晴れ晴れした空港現地集会 |
ぬけるような青空の下、すがすがしい現地集会でした。
頭が猛烈に痛い。 風邪かな。 いや、眼の手術で今までのメガネが使えなくて裸眼で生活しているせい。 ガンガン。
とにかく、手術をした右眼にあうレンズの交換を。 診察日に先生にお願い。 まだ落ちついていないけれども度数チェック。
行きつけのメガネやさんに言って無理いってとにかく急ぎ。 なんとか間に合わせてもらったけれども、今までは全部左目で見ていたせいか、妙に不安定な感じ。 もう少し時間が必要。
やっぱり頭が痛い。 長時間の会議で緊張していることも影響かも。 風邪かな。
会議から解放されたら何故か普通に戻った感じ。
2004年11月26日(金) |
土地収用事業説明会に抗議行動 |
きのうの話合いの決裂状況を踏まえて予定通りの説明会が島田市市民会館で開催されました。空港はいらない静岡県民の会は80名の参加者で会場入り口にて抗議行動を繰り広げました。
県民の会としては説明会そのものを認めないとする立場ですので外での抗議が基本ですが中に入って意見を述べたいという考えの方々もあり、それはそれで容認しようということで島野房巳さんはじめ何人かの方々が会場に入りました。
この抗議行動の最中、検察庁が緊急記者会見を行なうとの情報も入りました。一昨日の副知事、総務部長の再調査の結果、プール金自宅保管者の中で三人に横領の事実が認められたという記者会見に対する何らかのリアクションであろう事は予測は出来ますが詳しい内容はわかりません。
検察庁の「幕引き」なのか、新たな事実の公表なのか、いずれにしてもこれまでの知事説明と違った内容を一昨日の段階で副知事は公表しており、議会としても大きな問題です。各会派が厳しくこの問題に対処するのか、どうかが注目です。
それにしても、検察庁が10月13日の論告求刑公判で守屋被告は97年の石川知事の再選で「裏金について(更に厳しい調査、処分などの)異なる展開の恐れが払拭されたと判断し横領した」との指摘は恐ろしいものがあります。抗議集会に参加していたオンブズマンの服部寛一郎さんは、今回の告発以外にもまだか隠されたプール金があることを示唆していましたが、石川知事、簡単に安泰とはいかないようです。
私達がこの条件の中で知事選挙をいかに闘うか、明日の27日18:30より10月31日の「新しい静岡県をつくる」に継ぐ第2回目の集会が産業経済会館で開催されます。
2004年11月25日(木) |
昨日の地権者三条件申し入れに対する空港建設局長の回答 |
昨日申し入れた「話合いのための地権者3条件」に対する回答を13:00別館8階第3会議室で岩崎総室長からいただきました。住民側としては、県民の会代表の鈴木卓馬さん、元県議会議員白鳥良香さんと私の三人。
彼らの回答は、昨日の申し入れ文書の中に本来地権者が「工事の中止とは一時凍結である」ということを認める確認の個所がない、だから、あらためて本来地権者との話合いを求める、したがって15日の回答として示した昨日の県側の回答と同じ姿勢であるとの内容です。
13:00から14:30まで1時間半の話合いでした。 何が論点となったかというと 1、地権者の態度が変わったという個所の説明や確認がないという岩崎総室長の主張に対して、昨日の申し入れ文書には「空港に反対する地権者・住民の会」としても連名で参加しており、ここに地権者が参加してもこの申し入れ文書をつくったという確認が込められている、この点。
2、地権者が変わったという県側の主張に対しては、地権者は変わっていない、あくまで空港に反対であるが、作りたいという知事と話合いという事になれば、相互に立場を譲れないわけで、話合いの条件は一時凍結である事は常識とあるとする点。
3、更に地権者が変わったと理解したい県側に対し、本当に話合いたいのであれば三条件の真意を打診する過程があっていいはずでその努力すれば「一時凍結条件」はすぐにわかるという点。実際は、そのような努力もせず、昨年8月の地権者の記者会見のそく聞だけを根拠に地権者が話し合いをしたくないとしているとする県の姿勢は怠慢そのものです。
4、土地の交渉は、団体とするのでなく地権者との直接交渉が原則であると主張する県側に対して、ならば、地権者が度重なる県の訪問者に対して弁護士を代理人としているのでそこと話してほしいという要求に応えて代理人交渉してきたのか、という点。代理人交渉は法律で認められていることです。岩崎総室長は、確認してみないとわからない、と。今の段階で確認してみないと言う様では、交渉の総責任者足りえません。
結局最後に県側が示してきた条件は、明日の説明会は開催させてもらうが、申請の時期は遅らせてもいい、だから交渉の条件について三人に協力をしてほしいというものでした。
これに対して、地権者の三条件の二つめは今の県側の言い分からすればクリアするが、三つ目は土地収用の放棄である、その担保が明確であれば話し合いの条件整備の協力は当然である、その担保はまず明日の説明会の延期である、この手続が終われば、県知事はいつでも申請を出せる状態になり話合いの対等性が確保できない、明日の説明会を延期して、白紙撤回を知事含めて検討協議することから話し合いは始まる、と私達は主張しました。
明日の説明会を延期できないとする県側は、知事がこれまで行ってきた申請はするけれども話し合いの窓口は用意しているという県側の都合のいい言い分に過ぎません。
これ以上の話合いを続けても話合いの糸口は掴めないとして、とにかく明日の説明会の延期を行なうべきである事を最後に述べて席を立った次第です。
2004年11月24日(水) |
今日も知事は現れず。 |
土地収用申請の説明会を26日に控えて、今日は15日の住民団体からの申し入れに対する回答を貰いに本来地権者はじめ40名くらいの方々が県庁前に集結しました。私は、病院から駆けつけましたが、既に皆さんは出発直前。
当然というか、知事室には行かせまいとする庁舎管理室の職員の方々が防衛ライン。本館から東館に渡り、5階の知事室に行こうとすると2階階段で阻止線。住民のパワーはそれを突き破り5階へ。ところが、そこでも職員による阻止線。これはなかなか突破できません。
そこで、7、8人で4階に戻りエレベーターで5階に行こうとしましたが、エレベーターに入って5階を押すもスイッチがはいりません。あらかじめスイッチがきってあったようです。すごい防御網。結局、5階に戻ったのですが、既に阻止線はなくなって、今度は知事室の入り口でガード。
静岡県は誰に顔を向けているのでしょうか。 住民に向けているとは思えない今日の過剰ガードでした。 悲しくなるような対応です。
住民団体としては、知事室で回答を聞いて本館に戻るという事になっていました。勿論はひょっとしたら希望する回答もあるのではという期待もありました。新館会議室で回答するとあれだけの過剰警備を行ないながら、結局は既に建設局の岩崎総室長は5階に来ていました。こんな過剰な警備はもともと必要のないことなのです。
まず、現地の女性の会から大塚邦子町議会議員が涙をこらえきれずに土地収用が地域のコミュニティの分断につながるとして中止要請を読み上げました。続いて岩崎総室長から15日の三点の申し入れ全て拒否回答。ここから、15日同様の座り込みとやりとりが始まりました。地権者の三条件を何故受け入れられないのか。特に工事の中止について住民サイドは、知事が住民投票を受け入れた時に工事を全面中止したあの時と同じことを要望してるのに、ところが全ての工事に中止でないと地権者側は話合いに応じら得ないしているとして受け入れ不能という態度をとっています。
やり取りの結果、三条件を住民団体側が再度説明を兼ねて文書でも申し入れする、その回答を明日を受け取りにくる、当然26日の説明会は延期すべしということで抗議行動を解きました。13:30に私含め三人で申し入れをしました。どんな回答がくるのか、明日13:00を指定しましたが、どんな回答がくるのか、代表者で行ってきます。参加されたい方は、時間確認をして下さい。
尚、申し入れ文書は資料コーナーにアップしてあります。 http://www.enpitu.ne.jp/usr1/17507/diary.html
2004年11月23日(火) |
とてもおいしい柳田眼科医院の食事 |
柳田眼科医院への入院はこれで三度目です。 医療技術の高さは全国的にも知られています。 私はいつも病院給食に感心・感動しています。 写真は、今日の朝食。 お皿は陶器で献立も工夫され院内調理。
今日の朝、でがけに近所の方から「空港はどうなる?」の声かけ。 「イヤー知事が強制収用を決めましたから」 「きのうも私らの集まりで空港の話したんだけど、今、投票やりゃ半分は反対だよ、と言うことになったんだよ」「そうでしょうね。僕らとして来年の知事選挙もあるし、知事も冒険ですよね。何とか止められるように頑張りますよ」
「だけど、あとどれくらいかかるだね」「500億です」「幾等つかっただね」「1400億です」「フーン」「ですから使った税金が無駄にならないように専門家に跡地利用についても検討をおねがいしょうとしているんですよ」「強制収用じゃ反対の人っちもやられちゃずら」「しばらく衝突が続きますね」「大変だねー」
今、県民の皆さんの中で知事の土地収用決断にいろんな動きが始まってることを実感しました。
決算特別委員会のあと、今度は12月議会です。 24日は15日の反対派の申し入れに対する回答の日です。 どんなことになるのか。
2004年11月21日(日) |
なかなかいい感じでした中越地震チャリティ |
新潟県人会呼びかけ中越地震チャリティコンサート、40名の参加で開催されました。会場の明倫館というところには初めてでしたが店主が新潟県出身の方という事でした。以前、武道の道場だったということでレストラン・明倫館は校舎風の建物。そこに流れる南米の音楽、和太鼓、オーストラリアのアボリジニ音楽。雰囲気はさながらヨーロッパ的。住宅街にあるレストランで音楽を聞きながらチャリティ。文化センスを感じさせる空間となりました。写真は「コンドルは飛んでいく」の演奏風景。最後の曲「シルクロード」ではアルパとサンポーニャのセッションが即興的に繰り広げられとても楽しいコンサート。参加者のみなさんに感謝です。
2004年11月20日(土) |
原発震災を防ぐ全国交流集会開かれる |
集会は全国からの参加者もあり500人もの方がたが集まりました。浜岡原発止めます本訴の会の弁護士団長の河合弘之弁護士司会でパネリストのお話が進みました。元GE技術者の菊地洋一さんのお話しは内部からの告発だけに背筋が寒くなるような内容でした集会の後は静岡中心街をパレード。。
2004年11月19日(金) |
花森部長、空港需要予測で資料答弁せず |
決算特別委員会の最終日は企画部で空港問題だけを質問しました。 土地収用に至る03年度の空港行政を問いただしましたが、結局「申請をしても話合いの窓口は開いている」という都合のいい建設局の態度を再確認しただけでした。収用ありきの建設姿勢を変えることはできませんでした。
そして問題の126万人という全国旅客純流動量2000年数値の改ざん問題は、答弁不能となり、結局、「需要等検討委員会という専門家が判断したもの」という逃げで終わりました。逃げてもいいが、運輸政策機構からの資料提供という形で私の質問に答えるべきであると花森企画部長に再再質問しましたが、知らんぷり、ひどいものでした。
初めてで4年に一度しかない決算特別委員会でしたが、毎日1時間前後の質問をさせてもらいました。「他の方への配慮を」と委員長に時間短縮を迫られて止む無く応じた時もありました。質問の準備が万全であったかというと反省もあります。しかし、質問の準備と他の方の質問で県政の全体像はヨークわかりました。また、居並ぶ行静岡県幹部との直接対決ですので、私も彼らをチェックしましたが、彼らも私をチェックしたはずです。
それにしても議会のチェック機能が問われます。
質問項目 1、花森企画部長に 2、山村建設局長に 3、鈴木理事に 4、谷広報局長に 5、岩崎総室長に地権者の三条件、土地収用準備、 6、藤田整備室長に工事の進捗 7、渡井企画室長に需要予測 8、出野公室長に知事交際費 でした。
2004年11月18日(木) |
いよいよ決算特別委員会明日が最終日 |
明日で決算特別委員課が終わります。 企画部ということで空港問題が中心です。
今日は健康福祉部の決算審議。 県立病院、がんセンターもあり県政で最大の部局です。 川口部長に最大の部局として、また繰り返されるプール金・簿外郵券(北遠健康福祉センターは簿外郵券117万円)にあらわれる過去の問題を清算できない組織体質を持つ県庁組織を運営する立場として03年度に留意してきた点について質問しました。
合わせて合併が進み権限移譲が進む中、静岡市や浜松市を中心に政令市が誕生していく中で県という組織の在り方について03年度どんな考えで臨んできているのか質問しました。
答弁は極めて簡単で「健康福祉部にふさわしく元気に」「専門性と自治体支援機能が求められる」というものでした。再質問もしましたが、川口部長という方堅いというか本音を見せないというか、なんとも話しが弾まない方でした。他の部長職の方にはそれなりに人間性を感じるところがありますが、健康福祉部という生活に関わる部署を担当している割りに、何か不思議な感じでした。
質問項目は 1、川口部長に 2、企画経理室にファルマバレー 3、地域福祉室に社会福祉法人の第三者評価機関問題 4、地域福祉室に生活保護 5、医療室に病院機能評価認定 6、疾病対策室にインフルエンザ 7、介護保険室に介護保険見なおし 8、援護恩給室に中国帰還者問題 9、こども家庭室に児童虐待 10、障害福祉室に支援費制度 11、食品衛生室に輸入食品チェック 12、外郭団体改革について でした。
2004年11月17日(水) |
決算特別委員会もあと2日 |
昨日、石川知事は地元国会議員関係者に静岡空港の土地収用申請の問題や来年度予算についての要望を行ったとのことです。その際に北側国土交通大臣との面会を求めたものの断られたとのことです。幾等なんでも、今、会うのはまずいという政治判断かと思います。それにしても石川知事、そう簡単に事業認定できないという現実を見たはずです。152名の国会議員反対署名の力を申請前にキチンと示す必要があります。
今日の決算特別委員会は、私が常任委員会として所属する農業水産部でした。質問したいことは沢山ありましたが水産関係のみにしました。 農業関係の生産額2582億円(03年度) 漁業関係の生産額 583億円(02年度) 水産加工品15万1944t(03年)生産額は把握されていません。
農業水産部ですが、部長や総室長を除くと28人の室長がいますが、漁業関係は4人のみ、7分の1です。生産額が5分の1程度の産業と言う位置付けかもしれません。加工関係いれるともっと範囲は広がると思います。業務棚卸表には、漁業生産額も水産加工生産額も載せられていません。部長の主要施策説明の前文にも、農林水産と農漁村とかでは水産業は出てきますが、具体的記述はほとんどありません。
農業も大変だけど水産業はもっと大変ですが、扱いがあまりに低くありませんかという問題の投げかけをさせていただきました。質問も多すぎましたが答弁も総室長に集中したため身のある答弁がなされませんでした。突っ込もうと思いましたが、総論でやめました。
質問項目は 1、水産業の概要 2、経理室に漁業関係事業 3、マーケッティング室に水産物の地産地消 4、水産流通室に漁協の現状 5、水産振興室に漁場漁港整備長期計画 6、水産資源室に漁獲可能量県計画 7、漁港整備室に津波対策 8、研究調整室に水産試験場 でした。
2004年11月16日(火) |
柏崎市北鯖石コミュニティセンターの視察 |
北鯖石コミュニティセンターの20名が県庁を訪れ農業水産部山村振興室の小長谷弥生主幹から静岡県の中山間地の振興策について報告を受けました。説明者が女性であったことと、柏崎市北鯖石地区が農村地域であったことによって、報告の内容にとても刺激を受けたとのことでとても感謝されました。
農業水産部や議会事務局の方々にご協力をいただきました。私からも感謝です。
生まれた村の5つの部落からのそれぞれに参加者があり懐かしさがわいてきました。静岡に35年も住んでいるのですがやっぱり故郷です。不思議な感慨に襲われています。
2004年11月15日(月) |
知事に直接の抗議、しかし、会えず |
12日の石川知事の緊急記者会見に抗議する為に空港はいらない静岡県民の会のメンバー40名が知事室に出かけました。9時に本館前にあつまりみんなで出発。
ところが、庁舎管理室の方々が「横断幕は止めてください」「かさは危険ですからあずかります」「知事室でなく16階の空港建設局に行ってください」「エレベーターに乗ってください、ご案内します」。今の若い職員方々は住民との接触の機会が少ないんだなということを実感しました。知事に抗議に行くために来ているのに、そんな声かけが無理だということくらいわかるだろうに。そのように指示されているのか。
知事室の入り口の前に今度はドアを押さえて「入らないでください」。みんなが入ると「執務の妨害です」「会議室を用意しました」「ルールを守ってください」。知事の土地収用申請・緊急記者会見の意味を全然理解していない職員。縦割りで自分の職務をまっとうしていることが責任を果たすことと。
私は決算特別委員会があり、途中で退席せざるを得ませんでした。静岡新聞、中日新聞夕刊に報道されています。知事の回答を貰うまでエレベーター前で座り込みとなり、県知事側が24日の9時に申し入れに対する回答をすることになったようです。
からだとからだがぶつかり合ってお互いを理解してきた私達の世代と今の若い県職員の方々のギャップを感じた1日でもありました。ですが、実は空港建設局の岩崎総室長は私達と同じ時代の空気を吸ってきた方のようです。藤田整備室長も誠意を感じる方です。
問題は、こうした方がたが職務を全うしようとするその日常が、反対派農民をはじめ住民を冷酷に押しつぶす存在そのものであることです。その行為に政治的意味を与えているのが石川知事であるわけです。
これからこうした場面が何回も繰り返されます。今日の知事室の職員の方々はきっと異次元からきた住民くらいにしか思っていないかも知れません。しかし、こうした住民とどこで向き合えるかを真剣に考える県職員の方々が登場してきてほしいものです。
19日の企画部の決算特別委員会で議論します。
2004年11月14日(日) |
新潟県中越地震・緊急チャリティコンサート |
新潟県人会の音楽仲間が緊急のチャリティコンサートを開くことになりました。中心メンバーはいても立ってもいられないと既に現地ボランティアに行ってきた様です。
御殿場の県人会では、マスコミの皆さんの協力もあり予想以上の支援物資があつまり、現地に送り届けたとのことです。私も1日も早く現地入りしたかったのですが、決算特別委員会でそれもかなわずです。
16日には、偶然でもありますが私が生まれ育った柏崎市北鯖石コミュニティの方々が総勢20名で「農村部におけるまちづくり」と言うテーマで農業水産部に視察にやってきます。いろんな話しが聞けると思います。
チャリティは 期日 11月21日(日曜日) 時間 14:00から2時間くらい 会場 レストラン明倫館(厚生病院の近く、北番町 054-254-5081) 主催 新潟県人会 会費 3000円 ドリンク付き
2004年11月13日(土) |
届いた土地収用説明会の案内 |
今日、静岡県から土地収用説明会の案内が届きました。 11月26日の17:00から20:00、島田市市民会館ホール。 受けつけは16:00から。
きのうの記者会見があったことを考えれば当然の連絡ですが、何故か読みながら怒りが湧いてきました。一体、話合い−円満解決のために空港建設局は本当に努力してきたんだろうか、と。
10月28日の総合交通対策特別委員会で小長井議員が質問しています。26日の国会での北側大臣の「円満解決」答弁を意識してものでした。しかし、岩崎総室長が「3条件はワンセット、建設中止とは空港建設事業全体だから受け入れ不能、収用の放棄については行政として受け入れ不能」と答えていたことを思い出しました。
よく考えれば、私は一度も「直接の言葉」で「正式に」土地を売ってくださいと建設局から言われたことがありません。地権者に足を何回運んだかという資料も出ていますが、本気で説得してきたんでしょうか。
2004年11月12日(金) |
石川知事、土地収用申請記者会見 |
生活文化部ー企業局の決算特別委員会のさなかに石川知事の記者会見。 太田川ダムと水道事業についての質疑が終わり、すぐに記者クラブをのぞきましたが、抗議の記者会見を行っていた県民の会のメンバーは既にいませんでした。
石川知事の声明文を入手しました。 完成スケジュールの延期を前提に申請すると。 どんな顔でこれを読み上げたんでしょうか。
自らの失政の破綻を強権によってのりきろうとの政治選択。地権者の合意を得ないままでの許認可申請、住民投票の公約を破って空港建設に邁進、反対派地権者との話合いの努力も真剣には行わず、ついには土地収用。 収用ありきの空港建設事業でした。
果たして県民世論は彼を支持するのでしょうか。石川知事は来年の知事選挙にらんでギリギリのタイミングでしょうが、極めて大きなリスクを抱えての政治的賭けといえます。
さーて明日からが踏ん張り所です。 14日に静岡新聞と中日新聞に説明会の公告がでて、26日午後5時に島田市市民会館ホールで説明会、そして申請。事業認定を食い止めるための活動が始まります。
今日の質問は 1、文化政策室にグランシップ、舞台芸術センター、美術館 2、観光交流室に山とツーリズム 3、国際室に外国人生活相談 4、国際室に東富士基地 5、県民生活室に食品表示 6、男女共同参画室に評価制度 7、NPO推進室に現状と課題 8、企業局に太田川ダム でした。
2004年11月11日(木) |
国土交通省交渉気にしながら、環境森林部決算特別委員会 |
今日は久しぶりに17:30頃に委員会が終了しました。 きのう、緊急の空港はいらない県民の会拡大幹事会が開催され、今日の11時衆議院第2議員会館での国土交通省との交渉の打ち合わせがありました。本来なら、私も当然参加したかったわけですが、決算特別委員会でとても無理。
委員会途中の休憩の間に、東京から戻ってきた地権者達の皆さんと記者クラブの前で話すことができました。航空局計画課は、北側大臣の答弁を踏襲したようです。中国から戻った石川知事の15日の定例記者会見が注目です。
審議では、私自身が環境森林部は常任委員会所属でもあり、この2年間いろんな質疑をしてきているので、又12月議会も控えており、森林部に限って、尚且つ主要施策説明書に沿って質問をしました。曽根委員長の度重なる注意に従ってもいるわけですが、吉川副委員長、今度は「答弁が長すぎる」と当局側の注意の繰り返し。
静岡県77万haのうち50万haが森林という全国でも有数な森林県です。しかし、山は荒れ、担い手が不足する、国産材が利用されない厳しい環境にあります。何とか、林業を盛り上げたいということでの集中質疑でした。
間伐材で家具を作る小林木工さんに家のテーブルを注文していますが、土曜日にはやってきます。楽しみです。
今日の質問項目は 1、森林の現状 2、環境政策室に森づくり100年の計委員会提言 3、森林計画室に地域森林計画 4、森林振興室に森林組合等育成事業 5、森林保全室に県営林の管理・運営 6、森林整備室に造林事業 7、自然ふれあい室に外郭団体改革 でした。
2004年11月10日(水) |
総務部長、下田財務事務所簿外郵券把握していない、答弁 |
今日も18:30のおわり、総務部決算特別委員会。 今日の曽根委員長の議会運営は質問内容の多い私と酒井さんの順番を最後に持ってくるという試み。総務部は、きのうの県警本部と並んで議論を戦わせてみたい部署です。橋本総務部長の自信に満ちた答弁場面を見て来ているので楽しみでした。
一番問題にしたかったことは、簿外郵券・プール金問題ですが、その発生の過程の解明と責任所在、防止対策は当然ですが、現場ではここにありますと再三にわたって情報発信しているのに、それが総務部長曰く「しらなかった」で通ってきている総務部の組織体質の問題です。
簿外郵券の問題は大半が財務事務所のもので簿外郵券問題とは財務事務所問題です。そして財務事務所問題は、プール金問題です。財務事務所は、02年の知事の要求監査の際にプール金だけでなく簿外郵券についても明らかになっているわけです。下田財務事務所関係者はマスコミ取材に02年7月に総務部に届けていあると答えています。私の所にも内部告発の手紙も来ています。
言いかえるなら過去の問題を清算できない組織の官僚体質の問題です。これは知事の政治姿勢そのものです。この問題を総務部長とやりあいましたが、最後まで、下田財務事務所の簿外郵券の届け出以降の管理形態については、「一切把握 していない」と強気な答弁でした。
質問項目は 1、簿外郵券・プール金の返還、物品台帳登録と事務処理 2、総務部長に 3、特別調査チームの調査メモ 4、財政健全化 5、自治体合併 6、地震対策と新幹線 7、原発震災 8、住民基本台帳ネットワーク についてでした。
2004年11月09日(火) |
静岡県警、旅費・捜査報償費全所属調査のゆくえ |
決算委員会も5日目、警察本部が対象でした。 終わったのが夕方の6時30分で、本当に委員の皆さん、頑張っています。委員長も采配に苦慮されているようですが、大変活発な決算委員会です。他の方の質問はとても勉強になります。警察行政の全体像がおぼろげながら見えてきました。
今日は、言うまでもなく県警本部の不適正経理=裏金問題について多くの議員が質問を集中しました。全額返還という思いきった措置をとった高石県警本部長の答弁は、御本人の性格もあるのでしょうが、滑らかなそのもの。
大橋警務部長曰く「一部返還時の態度その時点では正しかったが、その後の県民の反応をみると反省すべきで、全額返還は概ね好評」。しかし、本部長も、警務部長も現在進めている全所属での旅費、捜査報償費調査の中途段階としては、「不正はないと思われる」の答弁。北海道警の捜査報償費の現状を考えるとにわかには信じがたい話です。
質問の項目は 1、警察刷新会議の提言と静岡県警察 2、全国の警察改革と静岡県 3、95年の不適正経理 4、11月までの全庁調査 5、外郭団体静岡県安全運転管理協会の不正 6、捜査報償費の情報公開 7、緊急治安対策プログラム 8、警察署協議会 7、生活安全相談(ストーカー、DV、児童虐待) 8、空き交番の配置計画 9、来日外国人犯罪 10、交通違反と指紋押捺 11、原子力災害訓練 12、外郭団体の改革
2004年11月08日(月) |
指導力不足教員審査委員会に質疑集中 |
今日は教育委員会の決算特別委員会。 曽根委員長が指摘するように「教育は多岐に渡る分野を持っている委員会」というように多くの委員が様々な角度から質疑を繰り広げました。今年の決算特別委員会は、割りと質問者が多く委員長も運営に苦労しているようです。
質問する側も準備が必要で大変です。 酒井委員はさすがに資料をたくさん事前に入手して質問もまとまっています。私は、10月本会議の後、2週間の時間があったのですが、空港の強制収用問題であたふた駆けずり回っていて準部不足は否めません。
5人の委員が指導力不足教員の問題に質問しました。委員会の面白さはここにあります。共通にテーマ性を感じられる場合、質疑がドンドン深まっていきます。
私は、指導力不足教員の存在があることは認めこの委員会の有用性は評価するが、公平性の担保を本人の意見陳述だけでなく代理人システムを作っておく必要がある、今は制度の始まりで慎重な認定になっているが、この制度が日常化するとき、校長先生の「一存」で指導力不足認定が行われるなど悪用の恐れがある、一方で校長先生の中にも指導力不足の方が(私の価値判断)いる中で、校長先生を評価する仕組みも必要ではないか、例えば、労働組合が毎年一人の指導力不足校長を選定するとか。
今日の質問項目は 1、変革期の教育委員会制度 2、教職員の評価制度 3、指導力不足教員審査委員会 4、教職員のメンタルヘルス 5、学校の安全 6、学校の喫煙 7、多人数学級への対応 8、学校の耐震化 9、外郭団体 10、簿外郵券、プール金
でした。
2004年11月07日(日) |
太鼓の練習だったけど・・・。 |
竜南小学校での太鼓サークルのコンサート本番リハーサルに出かけました。決算特別委員会の気分転換にと思いましたが、練習不足にかえってストレスがたまった感じで、どうしたものやら・・・。
2004年11月06日(土) |
お茶祭りそしてお米まつり |
グランシップでの世界お茶祭り、各国のお茶試飲コーナーは列を作っての賑わいでした。
ツインメッセでの製茶機の展示会。見渡す限りの機械の陳列、雰囲気が違います。
ツインメッセでのお茶の販売コーナー。お茶の入れ方が国によってかなり違うんですね。
グランシップ全国お米祭り、新潟県のお米紹介コーナーで静岡大学防災サークルメンバーによる義捐金の訴え。
2004年11月05日(金) |
議会貸与のパソコンで大変な目に |
今日は商工労働委員会と人事委員会の決算特別委員会。朝の3時過ぎまで原稿づくり。というのも原稿は12時すぐにパソコンで完成していたのですが、何故か、右上にこの原稿が変更されています、変更を保存しますすか、と出てきたのでハイを押したら、何故か原稿がどこかに行ってしまいました。
どこに行ったのか、おお慌てでしたがフロッピーから消失。
怒り心頭!泣きたい! でしたが、しかたありません、そこから改めて原稿の作りなおし。 どうしてこういうことがおきるんだろう。 そもそも議会のパソコン、すぐに作っている原稿が読取り占用に返還してしまい、そのたびに原稿をコピーして新たに保存の繰り返しです。
どうしてなんでしょう。 わかる人がいたら教えて下さい。
今日の質問は 1、産学官の研究プロジェクト 2、県の融資制度 3、大店立地法と大型店 4、中心市街地活性化法と街づくり 5、緊急雇用対策特別交付金 6、外郭団体 7、監査委員の指摘 8、地労委について
今日も知事の強制収用記者会見ありませんでしたが、7日からの中国1週間訪問のあとの15日の記者会見で発表するようです。知事から地権者に話し合いしたいの手紙が来たようです。北側大臣の「円満解決を。話合いが行われるものと理解している」発言に申請できない状態が続いているようです。
2004年11月04日(木) |
太田川ダム治水面からも疑問 |
今日は決算特別委員会の土木部編。 委員長の体調悪いらしく委員会運営に覇気がありません。
用意した質問は 1、太田川ダム 2、あさばたダイオキシン 3、県内の土地収用実体 4、建設業の数値目標 5、入札 6、清水港 7、外郭団体 8、監査委員指摘事項
メインは太田川ダム。住民団体が全国のダム開発に反対する水源連グループとの連携で、治水面での計画のズサンさを指摘している点について問いただしました。
基本方針は、50年に一度の洪水に備えるとして、豊浜基準点での基本高水流量5200立法/s(アとの記述では単位は省略)、計画高水流量4700、その差500をダムで補う、太田川ダムはそのうち350。ところが、2001年に当面の整備計画で、10年に一度の洪水に備えるとして2020年までに4700のうち3200を河道整備でおこなうとの方針。現在は2500。
となると50年に一度というなら3200から4700までの計画があって初めて基本方針が実現されるわけですが、当然そんな計画はたてられていません。ダムの不足分150も計画もありません。また整備計画の中では豊浜基準点の処理流量は4100で4700になっていません。この差は600、だったら500と言うダム分は要らないことになります。
ダムありきの洪水対策だということです。今の状態であれば経済的に3分の1程度の河道整備をやることの方がよほど重要であることになります。
森町の岡本先生に傍聴に来ていただきました。太田川ダム事務所が14日に緊急のシンポジウムを計画しているとのことです。利水の点でも浜松市や磐田市から合併を目前に水道の見直しをしており、太田川ダム系での水道事業についての凍結を求めています。このことへの危機感がシンポジウムにつながっているとのことです。今日の質問が少しでも役立てればと思います。
2004年11月03日(水) |
賑わう大道芸世界大会 |
今日からはじまった静岡市での大道芸世界大会。 夕方ちょっと駿府公園をのぞいたらなかなかの人の集まりでした。子どもが小さかった頃はよく出かけました。
県の方ではお茶祭りとお米まつり。 決算特別委員会で一体参加できるのかどうかわからない状態です。どうなることやら。
明日は、知事、強制収用をどうするんでしょうか。
知事の記者会見、今日もありませんでした。 朝日新聞でも国土交通省とのトラブル報道。 26日の国土交通省での金田質問と北側大臣答弁がボディブローのように聞効いているようです。名古屋地方整備局にも申し入れが必要です。
さて、今日から決算特別委員会。 副知事挨拶に質問をとまず私が手を上げ、すかさず酒井さん。 委員長曰く「挨拶に質問はないはず」と受けつけず。議会運営がおかしい、昨年は行われている、と厳しいやり取り。しかし、多数決で。
代表監査委員に質問はまず酒井さん、そして私。 ここから異変。 質問に内容は 1、知事部局が示す財政健全化の3つの指標について 2、プール金と監査 3、簿外郵券と監査 4、不正を発見できない監査
途中、吉川副委員長が「質問の趣旨がわからない」「副委員長として質問をメモしているがまとめられない」と不規則発言があったので、「わからないのは発想の違いかもしれませんね」と応酬。そこから、「趣旨がわからないから言っているんだ」と副委員長、委員長が「質問を続けて下さい」、「だったら、副委員長の不規則発言を注意してください」とやり返していました。
休憩になったら、吉川副委員長がつかつかと座っている私の机の前に来て「趣旨がわからないから言っているんだ」「私は4つのことを言っている」「そんなことをわかっている」「私は質問をまとめなくちゃならないんだ、これからも11日ある、だカラ注意しているんだ」と怒鳴り出す。ここまで言われたら、黙っている訳にも行かず、激論が始まりました。環境森林農水委員会委員長の須藤委員長が仲介しておさまりましたが、吉川副委員長もおかしな方です。副委員長としてまとめるのが役割分担と思いますが、委員をけなすと言うのも何を考えているんだろうと思いました。
よく考えたら吉川副委員長のジェンダー批判質問の方がよほど論旨がわかりません。そのことを言ってやればよかったと反省しています。
まだ11日も質問日があります。
2004年11月01日(月) |
今日も知事の記者会見なし |
今日は朝から久しぶりに安倍川駅前で街頭演説を行いました。
香田さんの無残な死、新潟地震、明日からの決算特別委員会、そして知事の強制収容決断の記者会見について話しました。
今日も知事の記者会見はありませんでした。 明日のあるかどうかわかりません。 翌日が休日で、4日、5日に可能性が残ります。 7日からは中国訪問です。
10月中に決断といっていましたが、国土交通大臣の「円満に」発言以降、今日まで沈黙です。意外と国土交通省内部の旧運輸省と旧建設省で土地収用を巡って温度差があるのかもしれません。
異変が起きているのか、単にちょっとしたトラブルなのか。いずれにしても、反対派としては闘いの準備を進めながら、強制収用中止に向けた活動を強める意外にありません。
それにしても明日からの決算特別委員会、準備がなかなか大変です。
|