まつや清の日記

2004年09月30日(木) 知事、SPAC擁護のしどろもどろ答弁




 評判の悪い舞台芸術センターの鈴木忠志氏率いるSPAC。
 今日の一般質問で自民党の伊藤育子議員が噛みつきました。
 「私は、唐十郎も蜷川幸夫も浅利慶太もみんな観たい。鈴木氏のSPACに四億円かけるなら1億円ずつだして他の人にもだしたらいい」

 知事曰く「行政が文化に金を出すくらいに日本は成熟している時代になっている。いろんな方々にというけどSPACは静岡にしかない。その文化を育てるべきだ。先日も天守閣物語の上演をグランシップでやった。終わった後に役者さん達と話しをする機会があったが、その中にSPACにいたことのある女性の役者さんがこの天守物語に出演していた。そうした人間を育てているのがSPACだ。」

 水戸市の芸術館はその文脈で語られ、その延長線上にグランシップがあることは確かです。しかし、そことの比較で語られるのが藤沢市の市民分化会館ホール。大衆的市民レベルの文化にか、ある水準を越える文化芸術にか、どちらに公的負担をすべきか。これまで議論になってきたテーマです。

 グランシップの1年間の維持費が12億円で収入が2億円。舞台芸術センターに4億2000万円、グランシップ自主事業に3億2000万円の大盤振る舞い。この不況と財政危機の中でこのままでいいのか、という今日的問題もあります。
 
 今日の議会では、自民党から平成21まで、伊藤氏の批判的質問に「そうだ、そうだ」の大きなヤジ。知事の支持基盤でも批判の多いSPACです。

 写真は、今度の鈴木忠志氏演出のリア王のチラシ。

 明日の一般質問・質問順序 1
質問者 杉山盛雄

1 県東部地域の市町村合併の推進について
2 災害ボランティアの支援体制について
3 県立静岡がんセンターの運営について
4 中山間地域の振興について
5 西浦ミカンの振興対策について
6 教育行政について
(1)道徳教育の充実
(2)学校部活動の活性化
7 巧妙な手口の新手の知能犯罪の検挙方策について

質問順序 2
質問者 小長井由雄

1 地方分権と市町村合併進展後の県の役割について
2 静岡市の政令市移行について
3 浜岡原子力発電所の安全性について
(1)美浜原発事故を受けての対応
(2)不良骨材に関する告発
4 小型焼却炉対策について
 o 調査結果と今後の対応
5 今後の景観施策の推進について
6 障害のある子供の教育について
(1)学校における現状と支援体制
(2)保護者への支援と社会的な理解
(3)今後の取り組み

質問順序 3
質問者 菊池初彦

1 富士山の火山防災対策について
2 地域の自主的な防犯活動の促進について
3 産業廃棄物の不法投棄撲滅対策について
4 製紙産業の振興策について
5 田子の浦港の港湾整備に伴うしゅんせつ土砂の処分について
6 養護学校の医療的ケアについて

質問順序 4
質問者 太田京子

1 自然系博物館について
2 指定管理者制度の導入について
(1)基本的考え方
(2)静岡芸術劇場
(3)男女共同参画センター
3 県会計への複式簿記、発生主義の一部導入について
4 県庁のISO14001認証取得について
5 スーパー中枢港湾への対応策について
6 静岡国際オペラコンクールについて
7 人身売買の取り締まりの現状と対策について

質問順序 5
質問者 佃 弘巳

1 新エネルギーの導入について
2 伊豆の将来像について
3 観光振興について
(1)国際観光の振興
(2)伊豆地域の観光活性化
4 伊豆地域の道路整備について
5 東部ドクターヘリの運航について
6 プロジェクト「TOUKAI−0」の推進について
7 効果的な交通情報の提供について


 

 



2004年09月29日(水) 知事のいつもの、ナガーイ、不評の答弁




 本会議代表質問質問2日目。
 公明党の谷議員の質問、前置きで空港問題にふれたのですが、土地収用をどうするかについては沈黙で、国土交通省大臣が公明党議員という中でどのような判断を示すのか注目です。

 ken-min会派の松井さんの質問は、男女共同参画の質問でなかなかの質問でした。6月議会で吉川議員がジェンダー批判の立場で質問した事に対し、事実上大反論する立場での質問でした。

 それに対しての知事答弁がなんだかさっぱりわからない、少なくも男女共同参画を推進する立場ではあるのですが、言語明瞭・意味不明に近い答弁。それが、いつものナガーイ、不評の何を言いたいのかよくわからない答弁でした。

 松井議員がそれに対して再質問をしたのですが、「松井議員と同じ立場です」とこれまたよくわからない答弁で終わりました。ジェンダークラッシュというとにかく伝統的日本の家父長的価値が崩壊するとの立場からの男女共同参画社会そのものを批判するスタンスの議員が自民党の中で少なからず存在しており、これはある意味でのイデオロギー闘争の側面があります。

 写真は、問題となっている男女共同参画推進のサブテキストです。

 9月30日の質問者

質問者 花井征二

1 財政見通しについて
2 公金の不正支出について
(1)プール金等の不正支出問題と知事の責任のとり方
(2)総務部の調査と情報公開
(3)監査委員の特別監査に対する所見
3 米軍再編による米海兵隊の東富士移転と清水港軍港化の危険性について
(1)米軍再編による米海兵隊の東富士移転
(2)清水港軍港化の危険性
4 国民保護法制とイラク戦争について
5 郵政民営化について
6 浜岡原発について
7 静岡空港建設について
8 健康福祉行政について
(1)乳幼児等各種医療費助成
(2)生活保護行政
9 大型店進出問題について
(1)大型店進出への対応
(2)消費者、地域経済などの観点からの所見
10 治山治水等災害対策について
11 県営静岡草薙球場のあり方とプロ野球新規参入問題への対応について
12 教育問題について
 o 少人数学級
13 警察の裏金問題と文書廃棄について
(1)信頼回復
(2)文書廃棄問題
(3)公安委員会の対応
(4)知事の要求監査

質問順序 2
質問者 伊藤育子

1 静岡空港について
(1)空港の名称
(2)開港に向けての国際交流の推進
2 緑化推進について
(1)屋上緑化
(2)緑豊かなまちづくり
3 文化施設の戦略構想について

(1)県立美術館のミッションと戦略構想
(2)県立美術館ロダン館
(3)舞台芸術の振興
4 障害のある方への支援について
(1)発達障害者支援法案への対応
(2)「障害者」の表記
5 中学校1年生支援プログラムについて
6 高齢者の交通事故防止対策について

質問順序 3
質問者 原 文雄

1 観光立県に向けた取り組みについて
2 災害対策について
(1)風水害対策
  ア 風水害被害への対応
  イ 災害時要援護者に対する地域の支援体制
  ウ 土砂災害危険箇所などの情報提供
(2)地震、津波対策
  ア 東南海・南海地震防災対策計画の指導
  イ 社会福祉施設入所者に対する施策
3 中小企業経営革新等総合支援に関する新法について
4 義務教育の条件整備について
 o 小学校1年生学級支援事業と義務教育費国庫負担金
5 市町村合併に伴う警察署の再編について
(1)行政所管区の変更に伴う警察署の管轄区域の見直し
(2)警察官1人当たりの負担人口
(3)管理部門からの第一線への配置転換
(4)正常な機能を果たせる警察官の定数と人口規模
(5)中駿地区への警察署新設

質問順序 4
質問者 中澤通訓

1 日本ジャンボリーと世界ジャンボリーの誘致について
2 大学全入時代への対応について
3 清水海岸の侵食防止について
4 高校入学者選抜制度について
(1)費用対効果の高い高校教育実現の提案に対する見解
(2)制度の改善
(3)教育委員会委員長の見解
5 競技力向上対策について



2004年09月28日(火) 知事、土地収用申請で「11月までに決断」答弁




 今日の本会議で石川知事は、自民党の田島議員の代表質問に「11月までに土地収用申請の決断」と6月議会答弁より踏み込んだ答弁を行いました。

 この答弁は、地権者からの話合い拒否の返信を紹介しながら答弁したのですが、手紙の拒否の所だけを読み上げ、あたかも地権者の側が話合いをしないので強制収用はやむ得ない、とばかりでした。すかさず「地権者は条件を示している、知事が呑まないからであって、話合いを拒否していない」と野次を飛ばしました。

 平成21の野沢議員の土地収用についての質問のときには、この手紙は読み上げず、「11月までに決断」だけを答弁しました。さすがに小手先の答弁と気恥ずかしかったのでしょうか。

 知事は、国土交通省の石原大臣の間は申請は出来ないと7月、富士市での会合で発言していましたが、昨日の内閣改造で国土交通省大臣に公明党の北側氏が任命されましたが、これも睨んでの事でしょうか。いずれにしてもある決断をしたと理解しなければなりません。

 写真は、昨日開かれた空港活用の農産物輸出検討会の資料です。
 傍聴が許されていない委員会でした。

 明日29日の代表質問です。
質問順序 1
質問者 谷 卓宜

1 行財政問題について
(1)三位一体改革
(2)簿外郵券問題
2 県有建築物の耐震性の確保について
3 政令指定都市への人的支援について
4 生活文化行政について
(1)芸術文化の振興
(2)不当事業者に対する指導
5 環境森林行政について
(1)適正な森林管理と林業従事者の安定確保
(2)災害時のフロン対策
(3)ダイオキシン類による環境汚染
6 健康福祉行政について
(1)健康筋力づくりの推進
(2)少子化対策
(3)各種活動療法
7 若者の就業支援について
8 農業水産行政について
(1)家畜クローン研究の推進
(2)食育の推進による魚食の普及
9 土木行政について
(1)巴川流域総合治水対策事業
(2)清水港の利活用
10 県営住宅における収入超過者への対応について
11 教育行政について
(1)教育の地方分権
(2)不登校児童生徒対策
(3)働く意欲を育てる教育
12 警察行政について
(1)県警察の課題
(2)地域と連携した防犯対策

質問順序 2
質問者 松井三郎

1 知事の政治姿勢について
(1)県の将来像の実現
(2)財政健全化の目標
(3)市町村合併
2 原子力発電所の安全性について
3 志太榛原・中東遠地域の将来構想について
4 東富士演習場問題について
(1)在沖縄米海兵隊のキャンプ富士移転問題
(2)日米地位協定
5 男女共同参画の課題と今後の対応について
6 在住外国人との共生について
7 介護保険制度の課題と今後の対応について
8 難病相談支援センターの設置について
9 南アルプスの世界自然遺産登録と高山植物保護条例の制定について
10 小笠・掛川地域の工業用水の安定確保について
11 静岡県農業の構造改革について
12 集中豪雨対策について
13 パトロールの強化と交番機能の充実について



2004年09月27日(月) 麻機遊水地のダイオキシン看板はこれでいいの?




 この写真は麻機遊水地に掲げられている看板です。
 この看板は何のために作られた看板かさっぱりわかりません。
 ダイオキシン風評被害を恐れる気持ちはわかりますが、これでいいんでしょうか。どうしてダイオキシンのことが書かれていないのでしょうか。


 明日の代表質問者の質問項目です。

質問順序 1
質問者 田島秀雄

1 行財政問題について
(1)本県経済の見通し
(2)税収見通し
(3)9月補正予算
(4)三位一体改革における国庫補助負担金改革
(5)核燃料税の更新
(6)出先機関の見直し
(7)簿外郵券問題への対応
2 静岡空港の整備推進について
3 浜岡原子力発電所の安全確保について
4 これからの県土づくりについて
5 少子化対策について
(1)行動計画の策定
(2)子供を育てる教育
  ア 地域で子供を育てる施策
  イ 教員の不祥事
6 カジノについて
7 観光振興対策について
8 健康福祉行政について
(1)県立総合病院へのPET整備
(2)電子カルテの導入促進
9 県東部地域における産学官連携事業の促進について
10 世界お茶まつり2004について
11 国道1号有料4バイパスの無料化について
12 富士山こどもの国への指定管理者制度の導入について
13 遠州広域水道太田川系の給水料金について
14 今後の県警察の運営について

質問順序 2
質問者 野澤義雄

1 9月補正予算について
2 知事の政治姿勢について
(1)全国知事会の役割
(2)義務教育費国庫負担金改革
(3)知事のトップセールス
(4)富国有徳のくにづくりとイベント
3 静岡空港について
(1)用地の取得
(2)民間活力の導入
4 男女共同参画基本計画の進捗状況について
5 家庭における子育て支援の推進について
6 震災時の廃棄物処理対策について
7 農水産業の振興について
(1)農水産物の機能性に関する試験研究の取り組み
(2)県産米の生産流通戦略
(3)水田営農の担い手育成
8 土木行政について
(1)渋滞解消への取り組み
(2)河川災害防止への取り組み
9 都市緑化の推進について
10 県西部地域における光技術関連産業集積に向けた取り組みについて
11 天竜養護学校の高等部教育について
12 事業所に対する防犯対策について




2004年09月26日(日) クマタカが営巣する島田市伊太・田代地区を見学




 島田市の市議会議員の津田恵子さんの案内で島田市伊太・田代地区の溶融炉建設現場や温泉、グランド計画地を見学をすることができました。島田市は、第2東名工事の土砂処分地として矢倉山の谷に受け入れ、その地域全体の土地利用構想を作り上げています。ただ、クマタカの営巣が確認され、環境保護グループからの様々な問題提起がなされており、土地利用構想をどのように修正して行くのか、関心を持たれているんだそうです。

 全体として25haという広大な土地で、溶融炉で100億円余、周辺開発で30億円余と大掛かりな公共事業でもあります。議会では環境森林・農水委員会で静岡空港のオオタカと並んでのクマタカ問題として自然保護室と議論してきました。やはり百聞は一見にしかず、でいろんなことを肌で感じ取る事が出来ました。

 帰りに第2東名のトンネル工事が見上げるような高い所で行われている風景を目の当たりにして、改めてこの国家プロジェクトのすごさを見せつけられました。



2004年09月25日(土) 外国人のための無料検診会チャリティコンサート開かれる。




 外国人のための無料検診会に向けたチャリティコンサート、今日静岡県総合福祉会館で開催されました。170名の方々に参加いただきました。
 
 10月17日に無料検診会に向けての経費捻出の為のコンサート、前売り2000円で300枚をみ込んだのですが、どうも200枚から250枚の間のようです。30万円の収益を目標としていましたが、今日の結果はかなり厳しいものと受けとめています。10月4日の実行委員会で実情が確認されます。

 ただ、コンサート自体は4年前に比べてムジカ・ビバの技術力も大幅にアップしており、舞台の袖にいましたが、じっくりと聞くことができました。特にボサノバの小鳥の姿をうたった曲でのフルートの旋律は体を戦慄せしめました。すごいパワーと技術力です。

 終わってから若干の関係者との打ち上げがありましたが、ムジカ・ビバのメンバーやダンサーのこの静岡で生き続けようとするその姿勢に多くのものを学びました。



2004年09月24日(金) トラック・3Rを促進させる環境フォーラムに参加




 (中間法人)日本トラックリファインパーツ協会主催のトラック・3Rを促進させる環境フォーラムに参加しました。自動車の解体業を担ってきた全国の業界関係者が自動車リサイクル法の10月1日施行を前に環境省、経済産業省、(社)日本自動車工業会、(社)日本整備振興会連合会、(株)富士総合研究所、自動車部品流通戦略研究所などをパネリストに開催したシンポジウムでした。

 議会の環境森林農水委員会で当局側から説明を受けていた内容と現実の関係者の置かれている状況はかなり違っているようでいろんなことが勉強になりました。例えば、自動車リサイクル法に基づく解体業、破砕業の許認可を巡り従来の解体業関係者は届け出だけでいいはずが、新規許認可扱いを受けている都道府県があることや整備業界の参入の問題など行政に関わる現実も展開の問題点も指摘されていました。

 あるいは、中古部品を巡る市場の問題でも中国市場の広がりの中で海外展開の課題やハイテク化するエンジン部品の中古部分市場での製品認定基準の第三者機関の必要性など本当にこの自動車リサイクル法がもたらす今後の解体業界・静脈産業の動向は循環型社会の到来という一言で説明できるような現状ではなさそうです。



2004年09月23日(木) 佐野暁演出・台本ー泉鏡花の『天守物語』を観る

 グランシップでの佐野暁さん演出・台本の『天守物語』の上演。
 障害者と健常者の共演をモチーフに1991年から演劇祭で8回、実験劇場で3回と長期にわたってまさにボランティア的に様々なテーマを取り扱ってきた佐野暁さん。今回は、どんな演劇なんだろうと興味津々。しかもグランシップの中ホール。

 泉鏡花の天守物語をキチンと読んでいないこともあって、この演劇の妖怪の世界と人間の世界の織り成す泉ストーリーにとまどいながらの観劇でした。あとで、妖怪・富姫と鷹匠・図書之介の悲恋物語と知ったのですが、その物語に障害者と健常者が「実(まこと)の俳優として演技を競う」姿を紛れ込ませるその手法はさすがと感じました。

 泉鏡花自身の『天守物語』の設定が、企画書で言う「その(天守閣)高低の発想は、上下のイメージを類推させながら美と醜、善と悪、純と不純、自然と不自然、無力と権力、自由と不自由、無垢と俗臭、天と地、等々対比描写をも可能にしたのである」とするなら、なおのこと障害者と健常者の両者の共演が必然となる物語でもあります。最後のシーンでの「人間通れません」と障害を持つ役者を神的存在として登場させるシーンも納得というものです。

 それにしてもいつも心配になるのは佐野さんのような静岡発の演出家が「この技」でちゃんと「飯が食える静岡」かということです。鈴木忠志氏が優遇されるグランシップで佐野暁さんの舞台を観るというのも不思議な縁です。



2004年09月22日(水) イチロー選手の固め打ち

 本会議終了後、偶然に「マリナーズーエンゼルス戦」のテレビ中継。
 イチロー選手の5打数5安打の固め打ち、5打席目を生で見ることが出来ました。
 243安打で世界記録の257安打まであと14安打、そして11試合。これなら行けそう。すごい。

 あらためて1人のプロ選手のこうしたテレビ中継が成り立つビジネスに驚きます。日本ではどうでしょうか。一昨日の中日ー巨人戦では空席が目立ちました。首位攻防戦、しかも巨人戦です。

 あやうい日本プロ野球、今日は選手会の史上初のストライキ後の選手会と経営者側の交渉日。新規参入のチェックを早めるとの回答もあったわけですが、ストライキ回避のメドは立たなかったようです。ただ、ライブドアの宮城県本拠地で申請している中、楽天も神戸でなく宮城で申請するとのこと。どちらかに許可が出る可能性がありそうです。

 こうした最中に小泉首相、ニューヨークで常任国入りを目指して国連演説。靖国参拝で中国を刺激し、イラク戦争で未だに「正しかったアメリカの選択、そして自衛隊の派遣」とくりかえす小泉首相。ヤンキースの松井選手を捕手にボールを投げ込んだ素人ピッチャー小泉首相、素人外交で外交プロ相手に常任国入りを実現できるんでしょうか。小泉マジックもネタ切れの感じがします。

 

 



2004年09月21日(火) 委員会の傍聴席はどうして5つしかないの?

 明日から9月議会がはじまります。
 今回の問題にすべき主な提案は
1、空港建設に10億円、太田川ダムに6億9000万、2、富士山子どもの国、武道館、水泳場、浜名湖体験学習施設に指定管理者制度の導入、3、3つの合併の承認
などです。

 環境森林農水委員会では、環境森林関係で麻機遊水地でのダイオキシン問題、農水委員会ではクローン牛・魚問題などを中心に質疑を考えていますがかなりの専門知識が要求されそうです。

 11月の決算委員会では無所属枠が1名あり、天野県議との話合いで今年は私がやらせていただく事になりました。今まで、本会議での質疑しか出来なかった空港や原発、財政、警察問題で直接に担当者とやり取りができます。楽しみでもありますが、準備も大変そうです。何しろ、12日間毎日質問をし続けるわけですから。

 でも支援者の方から言われました。松谷さん、議会で頑張っているから傍聴に来て下さいというけど、実際に行ってみたけど5人しか傍聴枠がないんだよ、これじゃ話にならないよ、何が開かれた議会なの、もっと傍聴席を増やしてよ!
 ごもっとも。
 議会改革はまず「入り口」からですね。



2004年09月20日(月) アジア太平洋みどりの京都会議2005実行委員会

 9月18日に京都でアジア太平洋みどりの国際会議2005実行委員会が立ちあがりました。2001年4月オーストラリア・キャンベラで開催された「グローバル・グリーンズ」のアジア太平洋版で、30ヶ国(予定)からの緑の党や緑の政治グループの参加が予定されています。

 何故、京都かというと1997年の地球温暖化防止の為の京都議定書が作られた墓所で、緑の政治グループにとってはいわば「聖地」という所でしょうか。勿論、古都という事も加味されています。

 開催日は2月の11日、12日、13日の3日間。
 詳しくはホームページを参考にして下さい。
 http://www.nijitomidori.org/ap-greens/top

 グローバル・グリーンズとは、ヨーロッパの緑の党が中心となって世界の緑の党や緑の政治を目指す団体に呼びかけた国際的ネットワークの総称で「グローバル・グリーンズ」憲章を作成しています。

 憲章は、序文、諸原則、政治行動の3つの構成となっています。参議院選挙で「みどりの会議」が議席を確保していたら、本格的な緑の党を日本で呼びかけていく国際会議になるはずでした。残念ながら期待通りに行かなかったわけですが、グローバルグリーンズに政党でなく地方政治に関わる緑の政治グループとして登録してきたこの間の経過から私が共同代表を引きうけています「虹と緑の500人リスト運動」が呼びかけ団体となりました。

 ということから京都会議の実行委員会の共同代表も引き受けることになりました。来年の静岡県知事選挙を控えてとても大変な時期ですが、何とか頑張って見るつもりです。



2004年09月19日(日) テレビドラマ『逃亡者』にハマる

 日曜日の夜9時から連続テレビドラマ『逃亡者』。
 主人公は江口洋介さん扮する永井、妻殺しの濡れ衣を背負いながら真犯人を探すというストーリー。実に毎回新たな犯人像が提示されスリル満点で視聴者をあきさせないその展開にすっかりとりこ状態です。

 デビットジャンセン扮するリチャードキンブル、妻殺しの片腕の男を追ってドラマが展開したあのストーリー。懐かしい思い出ですが、これが現代日本ドラマとして復活。

 最終的に妻が殺される理由が自分に係る問題でなく勤務先の病院での腎臓移植、そしてその腎臓移植が行われた少女の父親が警視総監である事実から警察犯罪にまで発展する、その真相はいかに。ということで9月19日の最後のシーンは絶対絶命のパトカーに包囲されたシーンで終りました。

 「最後まで信じようとしていたのに」という主人公のセリフが流れた予告編。

 次から次に妻殺しの犯人像が変わっていく、そのたびにドラマが作り変えられる、筋書きは最後には決まっているはずで、つまり新犯人が見つかるはず、と言う安心感で観ているわけですが、それでもスリルとサスペンスを感じさせるその構成力はなかなかというところでしょうか。

 テレビドラマのハマりは、ドラマへの感情移入が始まった時点でズッポリですが、『冬のソナタ』の圧倒的多数の女性視聴者の勘所は、やはり、安心してみていられるというところにあるのかもしれません。



2004年09月18日(土) 浜岡原発シュラウドの交換

 昨日中部電力によって、予測されていたシュラウドの交換が公表されました。
 1号機は01年11月の世界でも初めてといわれる、冷却系配管の大爆発以来休止していました。2号機も一旦稼動しましたが、今年の2月から定期点検中でした。

 シュラウドの交換のため2号機は06年6月まで、1号機は07年3月まで、定期点検は大幅に延期するというのです。
 
 7月20日の一般質問でも大変気がかりな問題でもあり取上げましたが「シュラウドの修理方法については検討中と聞いています」という程度の答弁でした。

 東京電力のシュラウド転換では、放射能被爆があまりに高く、外国人労働者が雇用されたとのとの情報もあります。解体したシュラウドの処理過程でも大変な被爆があります。誰がその仕事を引きうけるのでしょうか。

 静岡県は、この問題は電力会社と国の問題として直接に関与しようとしていませんが、重大な問題です。運転以来25年以上が経過する老朽化した浜岡1,2号機。経年劣化で炉全体がボロボロとなっています。これからの再生可能なエネルギーの時代が始まろうとする時、東海大地震が身近に迫っている時、この問題に自治体として積極的に発言すべきことがあるはずです。

 

 



2004年09月17日(金) プロ野球選手会スト決行へ

 経営者側との溝埋まらずスト決行。
 選手会に頑張ってもらいたいものです。
 選手のインタビューを聞いていると結構まとまりある発言が多く安心しました。

 記者会見での選手会と経営者側の言い分を聞いていて、対立点が来年度に6チーム・6チームによる2リーグ制か否か、と言う点も明確のように思えました。

 根来コミッショナーの進退をかけた提言とやらもインタビュウの感じでは、何か人事のようで、好感をもてませんでした。

 明日のストライキ以降の見通しは定かでありませんが、ストライキの意味は大きいと思います。

 実は私は、古田敦也選手のファンの一人でヤクルトファンなのですが、彼には冷静さと強いリーダーシップで選手会をひっ張っていって欲しいと思います。

 そんな中での気になるイチローの大リーグ情報。
 たった一人でもプロ野球ファンを引きつけてしまう超人的プレー。
 だけれども9人いてやっと成立するゲーム。
 議会での活動スタイルと比較しても大いに気になります。

 プロ野球会の大改革に期待です。



2004年09月16日(木) 落ちる視力

 最近、どうも視力が落ちている様子。
 心配になって眼科主治医柳田眼科へ。
 柳田さんには、今から13年前、ケンカの仲裁に入ってメガネを割られ左眼にガラスが入り、救急車で運び込まれ夜中に治療をしてもらいました。
 網膜はく離の可能性ありと柳田さんに言われ、失明もあるのかと「仲裁などという正義感」とその「代償の大きさ」に落ち込んだ記憶があります。

 当時、幸いに失明はなかったのですが、角膜はグジャグジャで極度な乱視状態。
 焦点の定まらない左眼。

 そうこうするうちにそのことが原因の一つで白内障の症状、そして手術。
 乱視は残るものの視力自身は大変回復し、今度は右目との視力差の拡大。
 いずれにしても不自由は不自由。
 夜の車の運転、尾灯が流れて見えてしまいます。

 という経過の中での視力低下でした。
 今日は、もう待てないと診察に出かけたわけですが、柳田先生には診て貰えず、しかし、診断結果は左眼の手術後の新しいレンズ固定の為に「袋」をそのまま残しているのでその濁りがでてきているとのこと、「レーザーで綺麗にしましょう」。

 どうしようか。
 レーザー治療を受けるしかない、な。
 人間にはそれぞれに身体的弱点がどこかにあります。
 それをうけいれながらも強靭な身体を求める自己矛盾。
 それにしても「弱さ」を認めることの「こわさ」、どこまでも悪あがきは続くのかもしれません。



2004年09月15日(水) 『華氏911』を観る

 前評判の高かったマイケル・ムーア監督の『華氏911』。
 みたい、みたいと思いながらなかなかチャンスがなくやっと映画館へ。

 アメリカ大統領選挙を前に、アンチ・ブッシュのプロパガンダ映画かと思わせるほどに痛烈なブッシュ批判。本人は別に民主党支持者ではないとのことだから、なかなかなドキュメンタリー映画です。

 CDを聞きながらのアメリカ軍兵士の戦争、液晶画面に映る標的が生きた人間である事を忘れさせる軍事技術、背筋が寒くなりました。

 ブッシュ発言のウソとホント、ブッシュ一族やホワイトハウスの石油と戦争にまつわる裏と表、サウジアラビアの親族とアルカイダ、アメリカ軍の建て前と本音、殺される側の家族と殺す側の家族、対比を通じて現実をシニカルに観客に問う映画手法は、単純そうでいて実は世界の構造的矛盾を鋭く突いてきます。

 映画の最初、9・11報復戦争にアメリカ下院でただ1人反対したバーバラ・リー議員が登場します。2002年の1月と3月、2回にわたってオークランドの彼女の事務所を訪問した事を思い出しました。

 それにしても9・11の航空機の突入場面を見せることなくあのテロの悲惨な状況を伝えるムーア監督の映画づくりのすごさに感服でした。



2004年09月14日(火) 国土交通省航空局計画課と需要予測についての議論

 8月に国土交通省航空局計画課に需要予測についての見解を求めていましたが、やっと今日の回答となりました。結論的に言うと回答には依然として矛盾点があり、今回の回答に対する質問をして再回答する事を約束させて帰ってきました。

 需要予測について6点、議会での知事の秋の遅くない時期に土地収用申請を決断するとの答弁についての見解の7点。

 需要予測の矛盾点は、二年ごとの動態調査での静岡県は横ばいで推移しているのに全国の動態は右肩上がり、この相矛盾する2つの動態を「調査日が台風の日異常な数値」として全国トレンドを95年度の数値に単純に掛け算をして、87万人を126万人にしていることの中にあります。

 この方法でいけばどの地方空港も需要予測は右肩上がり、赤字空港などは存在しないことになります。全国トレンドが右肩上がりでも何故赤字の地方が存在するのか。静岡空港はどうなるのか、これが需要予測に求められているのです。

 ところで、国の補助金が出ているが故に国会議員を媒介となると、国が回答せざるを得ないのですが、彼らの言い分としては「本来、県がやっている予測なので県が答えるべきもの」と強く主張しています。本会議で質問しても回答しない、或いは出来ない?空港建設局の説明責任の欠如は、静岡県の行政水準を物語っているとしかいいようがありません。

 「質問項目」
1、静岡県が用いている平成12年度全国幹線流動量調査旅客純流動量調査データと国土交通省がホームページで公開しているデータの相違内容。
2、平成11年度の航空旅客動態調査に関するデータを特異値として補正をした際の計算式(計算の過程)。
3、補正の結果、都市が減少し、地方が増えることになっているが、補正方法の妥当性。
4、95年の静岡ー道南の流動量が大きな数字になっているが、これは特異値ではないのか。
5、神戸と静岡では同じ平成11年度航空旅客動態調査を用い、神戸はそのままデータを使っているのに、静岡は特異値が含まれていると判断されるのは何故か。また、神戸は3回の航空旅客動態調査の平均を取っているのに静岡は平均を取っていないが、静岡は「国内航空需要予測の一層の精度向上について」に従っているといえるのか。
6、5年に1度の全国幹線旅客純流動量調査のデータでは静岡の航空旅客は減少傾向と思われるが、航空旅客純流動量調査での推移はどうなっているのか。
 



2004年09月13日(月) 県庁のバイク・自転車置き場の不足

 今日、県庁のいつものバイク置き場はやたらとバイクが多い。
 中庭の2階がいつもの場所だがどうして?
 と思っていたら、議会事務局から西館の耐震工事のために西館1階のバイク置き場が使えなくなるとの連絡メール。
 なるほど。

 それにしても県庁のバイクだけでなく自転車置き場の不足ははなはだしい。
 県庁には市民は来ないからいいのだということかもしれない。
 
 普段はバイクで動き回っている為、車の駐車場の許可を貰っていないので車の駐車場の不便さについてはほとんど実感がないので何とも言えないが、バイクや自転車置き場は明らかに不足。西館の1階のバイク置き場に置けないかと何度もグルグル回ってみたが置く場所がないと腹立たしく守衛の方に聞いたたら中庭の2階がありますと教えて貰って以来現在の場所の置くようになったのだが、工事が終わるまでの受難か。

 働いている職員の方々は文句も言わないのだろうか。
 県民は文句も言わないのだろうか。
 そういう自分はなんなんだ!
 明日は聞いてみよう。



2004年09月12日(日) 街頭演説の大切さ

 昨日・羽鳥地域で個人宅をお借りしての県政報告会。
 県政におけるプール金、県警のカラ出張=裏金問題への厳しい批判の声は予想以上でした。

 同時に議員=政治家への不信もすごいものがあり、自分自身の活動のありかたも含め考えさせられるものがありました。言われている事は至極簡単で、選挙のときにはいろいろと有権者の声をというが、実際、困った時に相談に行くと結局、行政の側に立ってしまうというという点でした。

 議員は住民と行政の橋渡しを当然の責務としますが、行政側の情報も多く入手できる立場にあり、住民の声が情報不足によるものと勘違いする危険や行政からの情報収集の機会が増えることで行政側に身をおいてしまう危険を常にはらんでいます。特に住民の側で問題になることは、ほとんどが少数意見として行政の前にたちあらわれます。少数意見をいかに普遍的な物として語る事が出来るか、これは議員が獲得しなければならない能力の一つである思います。

 参加者の中に、直接に知らない方でしたが、昨年の安倍川駅での私の街頭演説を聞いてくれて投票してくれた方がいらっしゃいました。感激でした。

 街頭演説、直接有権者に語りかける手段、実は一方的でもありますが、政治に関わるもにとって極めて重要な語りの場である事をあらためて考えさせられました。やりつづけないといけません。
 
 



2004年09月11日(土) 9・11から3年ー静岡新聞社説に驚き

 9・11から3年、新聞各社は昨日付けの社説で論陣を張りました。(静岡新聞は、今日の日付け)

 各社の社説見出しは、
 朝日新聞ー「蛇の賢さと鳩の素直さをー9・11から3年の米国」
 毎日新聞ー「同時テロ3年ー国連軸に国際協調の再建を」
 産経新聞ー「9・11テロ3年ーより広い包囲網の構築を」
 中日新聞ー「同時テロ3年ー摩手は一向に衰えない」
 日経新聞ー「9・11の後遺症を断ちきるには」
 読売新聞ー「「9・11」3年ーテロ集団をどう封じこめるか」
 静岡新聞ー「悪夢から丸3年ーテロ撲滅へ、もっと声を、叫びを」

 その中で、朝日新聞は、「だが、力でテロをつぶし、正義と安全を得ようとした米国の行動が生み出したのは、深刻な逆説ではなかったか」、毎日新聞は「世界は際限のないテロと報復の連鎖に陥ったのか。国際社会のテロとの戦いの方法や手段を見なおす必要はないか」、と9・11テロを非難しつつもそれ以降のアメリカの単独行動主義に疑念を呈しています。

 他の新聞社説は、アメリカの応援といったニュアンスが前面に出ています。
 中でも、静岡新聞の「いつ足元が破裂するかもしれない。自爆テロの若者にすれ違うかもしれない。その恐怖心もない安全な国にいて、「米国は1国主義に反省を」「ロシアは併合主義を顧みよ」などと繰り返しているのもジャーナリズムではない。平和ぼけそのものだ。」には驚きます。

 その静岡新聞の9月11日の「ひろば」欄には「テロ実行者の「背景」を考えて」「弱小国の願い 大国は大切に」「人類共存の道 平和的に探れ」の投書が掲載されています。社説論旨へのバランスなのか、良心なのか。社説の書き手の「アメリカのイラク戦争肯定のジャーナリズム」センスに愕然としている読者がいることを忘れてほしくないものです。

 「ジャーナリズム」が死んでしまいます。



2004年09月10日(金) 県警本部の思いきった決断ー裏金の全額返還

 県警本部・裏金の全額返還記者会見。
 思いきった決断です。
 赴任したばかりの高石本部長、300人の現場警察官のアンケートをもとに現場での士気に影響していると、カラ出張=1260万円の全額返還を公表。
 
 静岡県警独自の判断というより、警察庁の判断が事前にあったと推測されますが、前水田本部長の移動を契機にした県警不信の一挙挽回を狙っての離れ業ともいえます。県民の強い批判が生み出した転換でもあり、評価に値します。

 12月までに続く他部署での捜査報償費含む調査の厳正さと公正な対応を求めたいものです。

 さて、この県警本部の全額返還に知事部局と教育委員会はどうするのか。
 6月の文教ー警察委員会で、答弁に立っていた警務部長は「知事部局だって使途の明確なものは返還していない、何故、警察だけが全額返還を求められるのか」と苦渋の表情を見せていました。
 
 知事部局も全額返還をすべしという県民の声が挙がっても不思議ではありません。簿外郵券の全庁調査の真っ只中、職員の中には今更こんな調査をして何になるのか、96年段階に全面的な清算が出来なかった知事の責任こそが問題ではないのか、と怒りの声も上がっています。厭世気分も広がっているようです。

 石川知事、がけっぷち、というところでしょうか。
 そして、私達は何をするのか!?



2004年09月09日(木) プロ野球はどうなる?

 昨日のオーナー会議のニュースが全ての新聞報道のトップ。
 それくらいに社会問題化している球団の合併問題とリーグ制のあり方。

 各球団、それぞれの思惑でいろんな発言と対応。
 野球ファンの1人としては、とにかく巨人軍・渡辺オーナーのやりたい放題に常日頃より心よく思っていなかったこともあり、とにかく巨人中心のプロ野球を変えてもらうこと。

 渡辺オーナーは失脚、のはずだが未だに強い発言力。
 選手を選手と思わないあの経営者ズラ。
 耳を被いたくなる程。

 これは、渡辺オーナーだけでないようだ。これもまた問題。いずれも日本のトップ経済人で、不況からの立ち直りの責任は政治家だけではなさそうだ。
 
 野球の危機がサッカーとの比較でどれくらい語られてきただろうか。
 なんの改革もなかったこれまでの歴史を網反省してもらいたいもの。

 選手会のストライキ断固貫徹してもらい、改革案の提示に期待したい。
 私の意見は、イチローと松井など小人数の日本選手でテレビ業界が成り立つのだから、新規参入で二リーグの維持と韓国・台湾チームとの連携論。
 それにしてもスポーツの世界のグローバル化もすごい勢いといわざるを得ない。 
 



2004年09月08日(水) プール金・守屋明容疑者、裁判で爆弾発言

 今日のプール金・守屋訴訟で、本人の供実で爆弾発言。
 明日の新聞マスコミでどのように報道されるのか大変関心が湧いてきます。

 聞くところでは、自宅保管金800万円のうち、300万円は公的接待に使ったと調査班に話したら、それなら、それは公的事務所運営費ということにして、500万円が自宅保管金という事にしましょう、との対応があったとというのです。

 裁判を直接に傍聴していいないので断定は避けざるを得ませんが、しかし、これが事実とすれば、大問題です。

 一体、あの全庁調査は何であったのか。
 事実を隠蔽する為の調査であったということになります。
 検察庁に押収されている2000枚を超える調査メモにはどのように書かれていたのでしょうか。
 情報公開の対象にして事実関係を調査する必要があります。

 この問題、石川知事の辞職につながるほどの重大な要素が含まれています。
 今までの全てがウソで塗り固められていたということになります。

 明日の新聞をとにかく確認することから始まります。

 

 



2004年09月07日(火) 県知事交際費最高裁差し戻し高裁訴訟  

本日・9月7日、東京高裁において、私が原告である知事交際費情報公開差し戻し審がおこなわれました。東京高裁16民事部鬼頭季郎裁判長は、冒頭、当事者間の話し合いの中で開示できる部分は開示して取り下げ、どうしても判決しなければならないものは判決するという立場、具体的には文書目録の1の(2)のイ、ウは話し合いで、残ったものはインカメラ、事実上出せるものは、出すという形はいかがか、と原告・被告に提案がありました。

原告側・三宅弁護士としては、裁判長の提案に応じる構えを見せましたが、被告側・石津弁護士は、応ずることはできないとして、証拠調べや証人など必要であれば審議し判決を求めたいとの姿勢を示しました。

裁判長は、ご供物生花など法事での対応と思うが、法事といっても親族だけか、それ以外の人が含まれるか、一周期か二周期かによっても集まる方々も変わる、法事であるから非公開というのでなく、集まる人を特定して立証してもらわないといけません、そして、次回にそのことについての書面提出、および、インカメラについても対応も検討してもらいたい、と被告側に提案。被告側も了承しました。

次回裁判は、10月26日11:00。

法廷を出て相手方弁護士・石津さんに「柔軟に対応できないんですか」と声をかけると「判決をもらいましょうよ」あくまで話し合い開示、インカメラによる審議を拒む姿勢。全国的に公開の流れの中で非公開にどうしてここまでこだわるのでしょうか。

三宅弁護士いわく、「相手が松谷さんだからじゃないですか?」。
 ウーン。



2004年09月06日(月) 第7回外国人無料検診会実行委員会

 検診会申し込みが現段階で50名余。
 検診会開催日の10月17日まであと40日。
 どれくらいの外国人の方々が参加してくれるのか。
 厚生病院のご協力得て200名までのキャパがあるのであるが、毎年110名くらいの参加者。

 今日の実行委員会では、医療チーム、通訳チーム、一般ボランティアチーム、広報チーム、コンサートチームと分野別に課題テーマを挙げてもらって、様々な議論が行われました。

 当面はコンサートが当面の課題です。
 準備不足ですが、多くのマスコミ各社から後援をいただきました。
 現段階では、朝日新聞静岡総局、毎日新聞静岡支局、読売新聞静岡支局、産経新聞静岡支局、静岡新聞、SBS、静岡朝日テレビ、静岡第一テレビから協力をいただきました。

 問題は、これらを活かせるチケット販売活動がどこまで出きるか。
 とにかく、会う人、会う人にチケットを購入をお願いしている毎日です。
 ブラジル音楽、フォルクローレを中心に楽しい時間になります。
 9月25日(土)14:00、静岡県総合福祉会館・7階ホール、前売り2000円、お問い合わせください。



2004年09月05日(日) 町内で放水防災訓練

 城北町内会で役員によるポンプを使った放水防災訓練。
 きのうの新幹線の遅れで睡眠不足の中、公民館へ。
 既に役員の方々がポンプを川のそばに設置し準備万端。

 ところが、エンジンをかけどもかけどもかからない。
 いつもの役員だけでなく若手の防災委員の方も参加していて一生懸命。
 私も中では若い方の部類ですが、腰の痛みがまだ回復しておらず、ただただそばで傍観するのみ。

 2サイクルの小型ポンプのエンジン。一度はかかり始めるがうまく続かない。バイクを長い間、乗らずにいて急にエンジンをかけた時と同じ状態。ガソリンをいれかえる、プラグをさしかえる、アクセル調整を工夫するも、もうダメ。

 訓練が始まって1時間以上が経ち、10人以上はいた役員の方々の顔にも疲れ。
 あきらめるか、いやいや、と町内会長さんがポンプ業者に連絡。
 
 結局キャブレーターの大掃除。ガソリンが行かないはずというオイルの固まり。さすがに専門業者。早い。解説を聞いていていちいちうなづける。2サイクルエンジンって確か中学校下でならったはずだけど・・。そして1ヶ月に一度はエンジンをかけてみることが必要、と、つまり、1ヶ月に1度の訓練。大変そう。

 そして、エンジンがかかり、私も放水実践に参加させてもらいました。午後から空港関係の会合があって途中で退席させてもらいましたが、新しい若手の防災委員の登場に少しはこれからの防災活動に広がりが出るかなと希望が見え始めた防災訓練でもありました。



2004年09月04日(土) アジア太平洋平和フォーラム「平和のためのシナリオ」

 北オセチア共和国でチェチェン独立派の学校占拠人質事件。
 このニュースの未確認情報を聞きながら、今日はアジア太平洋平和フォラーム(APPF)主催の「平和のためにおシナリオを創る」政策研究シンポジウムへ。

天野礼子さん(市民版憲法調査会呼びかけ人)、田巻一彦さん(ピース・デポ副代表)と私の3人が発題者。

 田巻さんは、1991年の湾岸戦争時に考えたこと1、市民の平和政策を作る、2、国連と国際法と平和憲法のもんだいをきちんと考えよう、3、これらのベースとなる「平和のためのシンクタンクをつくろう」は、ピース・デポというシンクタンクは立ち上げたけれども、平和政策までいききれなかった、自衛隊が海外派兵されているこの状況下でこそ、自衛隊縮小政策を明確にすべき、と自衛隊を専守防衛という範囲で認めた上での再編・解体政策を提示してくれました。国民保護法を逆手にとっての自衛隊の活動規制をまでとかなり柔軟なプラン。

 天野さんは、憲法改正問題が現実化する中で、民主党を9条改憲派に追いやらないためにも、9条を変えない憲法草案を国会で提案させることはできないのか、と刺激的な提案。そして、非自民連立政権成立の頃、前田哲夫さんや、山口二郎さんたちが雑誌『世界』で提案した「平和基本法」を、運動団体から総スカンだったというこの法案を、今だからこそその趣旨を生かして、再度提案の必要があるのではないか、と。

 私の提案は省略しますが、議論はなかなか面白いものでした。
  
 新幹線最終で静岡へ。ところが、1時間当たり60ミリを越える雨が降り三島駅で2時間を越える停車。静岡駅についたのが午前2時過ぎ。疲れました。



2004年09月03日(金) 関西空港10年目と静岡空港

 関西空港完成から10年。
 様々な特集があちこちのマスコミで取上げられています。

 中でも共同通信社の航空会社39社へのアンケート調査は、関西空港が着陸料が高く、乗り継ぎが不便、ハブ空港とは認められない、来年5月に開港する中部国際空港への熱い視線、といった具合で、大変評判が悪い事を示しています。

 おまけに赤字額が1兆2000億円。
 一体どうなるのやら。こうした中での新たな滑走路計画には赤信号。

 一方で、きのう、スズキ自動車、時のすみか、静岡銀行の呼びかけで新たに7社を加えた静岡空港運営会社の初会合が開かれたとのことです。知事は「大変大きな一歩」とそして「土地収用は今年の秋の終わり頃に決断」と既定路線を発言したとことです。

 中部国際空港と県営名古屋空港、羽田空港と成田空港、ここに挟まれて本当に採算ベースの静岡空港が登場できるのか、航空会社のアンケート調査をしたらどのような結果が出てくるのか。関西空港の国内便ゼロの空白の4時間の存在を省みる時、静岡空港国内便ゼロの空白の「0」時間は、ありえないといえるのでしょうか。

 
 



2004年09月02日(木) 「申し訳ありません」と平謝り

 今日の朝9時に平和団体による県知事への東富士基地への米軍演習中止の申し入れに立ち合うと言うスケジュール。ところが何故か9時30分にメンバーから電話で「今日の・・」「アー!」と。とりあえず秘書室にお詫びといけない旨を連絡。

 だけどやっぱり行かないといけないと思い直し、急いで県庁知事室に。

 ただ、ただ、秘書公室長と国際交流室、そして平和団体関係者に「申し訳ありません」の連発。

 ちゃんと朝は覚えていたのですが・・・。  

 今日は、息子を6時40分の新幹線にと車で送り、時間も十分にあるしと事務所で早くから仕事に熱中。これがいけませんでした。時間のたつのは忘れてしまいました。うーん。ちょっと反省です。

 こういうこともありますか。

 ホントに申し訳ありませんでした。



2004年09月01日(水) 防災訓練

 9月1日は防災訓練。
 小山町での総合防災訓練会場に参加しようかとも考えましたが、新たな注意情報段階導入で浜岡原発の手動停止するとの試みに関心もあり、県庁での訓練見学を選択しました。

 10時地震発生。
 まずは、議会事務局に安否確認メールを携帯電話から発信。
 総合司令室を直接見るのも始めてで、真剣な県職員の方々の真剣なまなざしにも触れることが出来ました。司令官としての知事のさまざまな発言もキャッチ。
 
 本番地震発生時にはマスコミも入れないという総合対策室。100人くらい入ると思われる職員群の前の方では、陸上、海上、航空自衛隊の指揮官を含んだ10名ほどのメンバーの情報交換のやり取り、航空自衛隊指揮官のエーワックスの発言もあり、地震災害時でのエーワックスも飛ぶんだ、その役割はなんなんだろうという素朴な疑問と一方で戦争と変わらない東海大地震での自衛隊存在を実感しました。

 11時訓練終了。知事の総括コメントは家庭での防災対策をという極めて簡単なメッセージ。これは我が身を振りかえり、まさに実感。だけど原発は大丈夫かと言う気持ちも湧いてきました。全県的な防災訓練、みなさんはどんな関わりをされたんでしょうか。


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K.matsuya

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