まつや清の日記

2004年05月31日(月) ボン自然エネルギー国際会議へ


5月31日から6月5日にかけて
ドイツ,ボンでの自然エネルギー国際会議に。
朝の出発はさすがに不安。
ひとり旅故、また言葉がわからず、現地で通訳を雇用しての備え。
成田から一路ロンドンへ、そしてフランクフルトに乗り換え。
途中のトランジットは日本人がいてくれてとても助かりました。

さて、肝心のフランクフルト、通訳の方が待っているくれるはずが、
午後9時20分の待ち合わせ時間にあらわれず。

どうする!待つか、ひょっとして約束の場所が違うか。
電車でフランクフルトから1時間40分。
空港から駅までが遠いとのことであった。

9;58の電車に乗らないと、次は途中で乗り換えが必要。
通訳に会えなかったとしたら、これに乗らないと。

ここは決断。

1人で電車の駅へ。
何回、手振りで道を聞いたことであろうか。

とにかく、そして、かろうじて時間に間に合い、ボン駅に。
そこからタクシーにのってホテルに着いたのが午前0;45.

ホテルに通訳の方から電話。
これで眠れる。



2004年05月30日(日) ゴミ・ゼロ(5・30)にゼロウエスト宣言

 





 静岡県や朝日新聞、NHKなどの後援を得ての「このままでいいの?私たちの「ゴミ」 「脱焼却・脱埋立・容器包装リサイクル法改正を求める」静岡県集会がアイセル21で開催されました。

 集会自体は、午後からで容器包装リサイクル法改正全国ネット事務局の服部美佐子さんの講演をメインにして企画ですが、それに先立つ午前中に実行委員会を構成する12地区のゴミ事情報告ありました。

 静岡県全体のゴミ問題の問題点がよくわかる意見交換会でとても参考になりました。市民団体だけでなく自治体のゴミ問題担当の職員の方や議員の参加もあり問題意識の幅広さを感じました。市民団体の自主性(異議申し立てを伴なう)と行政との協働=コラボレーション、そして財政確保や税金の活用などぶつかっている壁に関しての率直な指摘もありました。

 40人くらいの意識的な人たちのあつまりがこれからの静岡県のゴミ問題の世論形成にどのような影響をもたらしていってくれるのか、楽しみです。

 ※ 写真は午前中の意見交換会の様子。ペットボトルのあり方を批判する人が多いだけに水筒を持っての参加者が目立ちます。



2004年05月29日(土) サールナートホール9周年・らせん劇場公演




 静岡の文化情報を発信し続けるサールナートホール。
 9周年記念ということでらせん劇場の公演『デカンショ』。

 劇団『らせん劇場』の歴史は、静岡での1970年代の社会反乱の文化メッセージの一つの答を創りだしている姿でもあると言うのは、勝手な私の言い分。

 都築はじめ氏の脚本に基づく作品はほとんど観てきたいるのだけれども、障害者演劇を続ける演出家・佐野暁さんとは、そのイメージが違う。

 佐野さんは自宅を開放して演劇のスペースを創ってまでしてその文化表現にこだわる。
 
 結局のところ、その表現の場となるスペースの確保が最後は問題。
 貰ってきたチラシに「劇団らせん劇場 代表 都築はじめさんと劇団午後の自転 代表 岡康史さんのとの対談」の中でサールナートホールを使えなくなるという表現があったが気になる所。

 グランシップや舞台芸術センターを抱える静岡県、どこに舞台芸術の視点を定めようとするのか、鈴木忠志さんをを含め大シンポジウムでもやってみるのはどうなのか。高尚なレベルの鈴木氏と静岡の在野で活躍しつづける舞台芸術家たちとのバトルに期待するのは私だけであろうか。

 写真は、『デカンショ』1シーン、ひょっとして著作権で問題となるかもしれません。



2004年05月28日(金) 恒例のヘリ視察




 毎年恒例のヘリ視察。
 議員特権であるのか、と気になりながらも静岡県の全体像を知りたいと敢えて昨年に引き続き参加。

 今年はヘリからの携帯写真。
 ガソ数から大した写真は撮れないとあきらめていましたが意外にいい写真がとれています。

 と言うわけで今日は県庁と駿府公園の上空からの写真。

 昨年は中部・西部で今年は中部・東部。
 これからの日記で紹介していきたいと思います。



2004年05月27日(木) 中国人研修生、県議会訪問




 私が理事を勤める学校法人・日本語教育センターの中国からの研修生と韓国の日本語の教師の二人の県議会訪問があり、理事長の石原康彦さんと共に県議会事務局次長の話を聞きました。

 県議会の仕組みの説明の中で、韓国とは同じ仕組みですが、中国とは大きく異なり、民主主義制度のあり方についていろいろ考えさせられました。

 全体の資料説明、本会議場、議会運営委員会室、議長室、いろいろ勉強になったとのことで、窓口となった側としても大変よかったと満足しているところです。

 でも不思議に思ったのは、本会議場に訪問客を入れないことです。私も全国あちこち視察しますが、いつも中に入れさせてもらっています。議員だから入れているんでしょうか。静岡県が議場に入れないという対応については、大変、違和感を感じました。極めて権威主義的な慣習、なんとか、変えさせる必要があります。

 こんなことがまかり通っていたのでは議会改革は実現しません。
 あらためて、こんな実体に驚いた次第です。

 ※ 写真は、本日の城北地区での県政報告会での一場面です。



2004年05月26日(水) イラク自衛隊派遣違憲訴訟提訴へ





 219名のイラクへの自衛隊派遣意見訴訟。
 私も原告の一人になりました。

 明日のマスコミで詳しく報告されると思いますが、東京、名古屋、大阪、札幌の続く全国で5番目の地域となりました。

 写真の高遠さんら3人のあとに誘拐された渡辺修孝さんも原告に加わってくれました。13:00の提訴に70名、夜の集会には150名が参加していました。元自衛官で右翼・一水会所属の経験もあると言う渡辺さんの話は大変刺激的でした。

 これからもイラクに行きつづけるそうで、パワーあふれる話に圧倒されました。



2004年05月25日(火) なかなか全快しない健康状態

 なかなか咳がぬけません。
 31日から長めの出張があり、不安ありです。
 
 明日の朝の街頭宣伝に備えます。



2004年05月24日(月) 河川海岸室の方との協議

 城北地域は旧静岡市街地で最後の水害常襲地帯。
 毎年、梅雨や台風が来るたび床上浸水に悩まされます。
 27日に県政報告会の一つのテーマが治水。
 
 安東川は巴川に流れ込み、巴川は洪水時に大谷川への放流を始めます。
 あさばた遊水池事業、大谷川放水路、安東川改修と段階的な対策がありますが、事業は毎年少しずつ進展しますので、その完成によって徐々に変化が始まっているのも事実です。

 ですが、住民の方々からの素朴な疑問の一つに、洪水時に大谷川放水が始まる時の水位は、一体どれくらいなのか。ひょっとして安東川が満杯になっていても時間差でその堰がはずされるのが遅いのではないか。

 ということで、河川海岸室の職員の方と意見交換。
 幸いに水位計が何箇所かにあるとの事で、その統計をもとに実態把握してみることになりました。

 因みに大谷川放水が始まるのは、1,7メートルの堰より50センチメートル高く水が流れる時とのことです。

 分析結果に期待したいものです。



2004年05月23日(日) 政治情報と生活情報

 昨日の小泉首相の北朝鮮訪問の評価は二分しています。
 8人の帰国のはずが5人。
 10人の不明者の調査が口約束。
 核問題はピョンヤン宣言の枠組みの再確認。
 にもかかわら食糧・医療費援助は具体的、のみならず経済制裁は行わない宣言。これでは、北朝鮮の外交政策の手助けのみで日本の外交成果はほとんどなしという政府批判が厳しく行われています。

 今日は東京で働く長女との久し振りの議論、学生時代と違ってテーマ設定がお互いに了解できるものとなり成長を感じてしまいました。(親ばか?)

 この議論をしながら実はテレビをつければ北朝鮮拉致問題の報道があることは分かっていても、そして、見たいと言う欲求もありながらも結局は団欒を優先、その中で感じることは、このようにして政治と生活にかかわる情報は取捨選択されているのだなという実感です。

 この1ヶ月を見ても「自己責任」「年金未納」「拉致」この言葉があらゆる生活の場で大量のマスコミ情報として「流し込まれる」報道の一過性の怖さ、その大量情報への対抗する事の難しさ、しかし、一方で、これらを平気で捨て去れる生活のリアルな情報世界。この遮断はなんなのだろう。大量な政治情報もそんなに怖くないと言うことなのか、逆なのか。 



2004年05月22日(土) 30代若者の参議院選挙への挑戦・みどりの会議




参議院選挙に向けて、中村敦夫参議院議員をはじめ10人の候補者が確定し、今日、渋谷公会堂地下食堂にて「みどりの会議」の出発集会が開催されました。

 候補者は以下の10人です。
 現職一人、女性4人、若者3人、バランスのとれた候補者の顔ぶれです。
 候補者決定順です。
 30代の若者が3人います。

 中村敦夫(参議院議院・64歳)
 安田節子(農業の再生・食の安全・57歳)
 足立力也(コスタリカピースガイド・31歳)
 藤田恵(前・徳島県木頭村長・64歳)
 熊野盛夫(金沢・ライブハウス経営・34歳)
 山崎留美子(前・岩手県雫石町議・49歳)
 小川ふき(前・可児市議・53歳)
 小林一朗(環境・サイエンスライター・34歳)
 木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表・55歳)
 小倉昌子(前・東京東村山市議・52歳)

 急遽、候補者の足立力也さんが明日、静岡空港予定地の見学と街頭キャンペーン(青葉公園12:30、雨の時は中止)、そして交流会(地球ハウス15:00)がもたれます。

 参議院選挙まであと50日、いよいよ始まりました。

 集会参加者の中に宇井純さんがいらっしゃいました。
 交流会で、「今の時代を60代以上の方は、どうにもならない大変な時代、と言う方が多いのですが、若い世代から見たら、確かに大変な時代ですが、希望をもちたいと思うし、その芽がある、この世代間ギャップをどう見てますか」の質問に「私たちは、正か邪かの時代、その次は損か得かの時代、そして、若者は好きか嫌いか、の時代、問題は次の世代は、どうなるか。地域の磁場と自分の関係を語る何かではないか」と言うお答えでした。それを聞いていた佐賀大学の畑山敏夫さんが「イデオロギー、利得、感性ということですかねー。古い世代は説得と言うことにあまりに過剰に期待しすぎていて、若い世代とのコミュニュケーションギャップが生まれていますよね」

 楽しみな参議院選挙への闘い。

 ※ 写真は、出発集会で30代トリオ(熊野、足立、小林)によるロック・セッション。熊野さんの信条は「政治はロックだ」。



2004年05月21日(金) 日本のエネルギー政策

 地方自治政策情報センター企画の日本のエネルギー政策研究会。
 ヨハネスブルグサミットで呼びかけられたドイツ政府・シュレーダー首相の呼びかけの自然エネルギー国際会議、6月1日から4日までボンで開催されます。

 この国際会議を前に、日本のNGO・環境政策エネルギー研究所の副所長・大林ミカさん、経済産業省、環境省の職員の方々から国際会議に臨む姿勢、そして、日本のエネルギー政策の現状と課題について問題提起をしていただきました。

 私自身、この国際会議にたいへん興味があり、参加を検討しています。

 自然エネルギーの分野は、単に環境だけでなく、新産業・雇用分野、地域の自治に係る幅広いテーマを抱えており、「ジュエリーボックス」と大林さんは言います。現在の新エネルギー活用特別措置法(RSP法)の1.35%目標設定への疑問と買い取り制度の導入、同時に原発を軸とした核燃料サイクルをどうするか、ここに最大の問題があると言います。

 経済産業省の方々から、「ボン再生可能エネルギー国際会議」「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法の概要」「石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計の概要」「新エネルギー導入実績と導入目標」の資料と説明を受けました。原発政策については、どこまでいっても平行線です。

 核燃料サイクルの完成までに19兆円の経費がかかるということはマスコミ等で公表されていますが、再処理せずにそのまま埋設する場合の経費は実は何も計算されていないとの事です。果たして再処理によるプルトニウム利用が可能であるのか、このことへのきちんとした検討がされていない日本のエネルギー政策、きわめて危うい現状にあります。 



2004年05月20日(木) 久し振りに高尚な議論

 新年度の議会の顔ぶれが決まった本日の臨時議会。
 議長・副議長選出。
 文教―警察委員会の県警問題報告。
 議会運営委員会、常任委員会、特別委員会の新メンバーの確定。
 知事からの6議案の提案。

 さすがに一人で3人分の質疑や討論は疲れました。
 共産党の議員をして、文教―警察委員会の質疑は花井議員、議案質疑は酒井議員、討論は梶野議員、この3人分を一人でやるわけですから、当たり前と言えば当たり前です。

 詳細は明日、ホームページの速報にアップします。

 今日は、市民センタ―主催の『市民の政治学』の学習会。
 代表の大畑さんによる解説にはびっくり。
 その博学、というか、ドイツの哲学者のハーバーマスの評価を巡る議論は、なかなかでした。私は、どちらかというと、ハーバーマス的な政治的楽観主義者のようで、ウーンとしばし考えさせられました。

 つまるところ、今日の政治状況をどうみるかの分析に全てつながります。
 こうした議論の場があまりにも少なすぎます。
 盛り上がった議論は市民センター25周年事業を考えたら、どう、と言うことでしたが、ちょっと、真剣に・・・、というところです。
  



2004年05月19日(水) 議会質問準備

 明日は臨時議会。
 やはり、今日の議会運営委員会で議長辞任。
 明日の議会は、議長選挙からはじまります。
 議長は、松谷清、副議長は平成21の岡本護さんに投票するつもりです。

 臨時議会ですが、文教ー警察委員会での県警問題の中間報告、知事提案など結構、議題があります。

 総務省の政策評価局の皆さんからのヒアリングは、大いに得るものがありました。戻っての、議会質疑の為の準備。短い時間ですが、同じテーマで共産党の議員の方の質問があり、観点を変える質問準備に苦労しています。

 10・30からですが、傍聴希望の皆さん、議会事務局に時間確認をしてください。



2004年05月18日(火) 明日は緊急の総務省・政策評価局との話し合い

 急遽の総務省・政策評価局との話し合い。
 国土交通省の事業評価が3月末に終っていますが、その評価を再評価するのが総務省の仕事。

 午前11時から牧野聖修衆議院事務所の窓口で衆議院会館第1議員会館の面接室にて質問状を提出します。

 知事は土地収用申請の猶予を11月と記者会見で発表していますが、そこに向かう前の関門として総務省の再評価があります。

 その仕組みと総務省自身がどのような姿勢を持っているのか、問いただしにいきます。ある意味11月までの闘いの進めかたを発見する意味でもきちんと交渉して来たいと思います。

 体調がようやく元に戻りつつあります。
 日頃の健康管理、やっぱり、大事ですね。
 



2004年05月17日(月) イライラつのる体調不良

 結局治らない風邪症状。
 午前中予定の5月20日の議案質疑の打ち合わせを明日に延期してもらいました。

 帰って早く眠りたい気持ちと回復しない風邪症状にイライラ。
 こんな気分では治るものも治りません。

 一旦横になる余裕もなく夜の竜南地区での報告会。
 県政批判と地域課題の結びあわせをどう伝えられるか、力量を問われたわけですが、これまた、体調不良での準備不足、お詫びの言葉の連発でした。

 それでも県警=裏金問題で、公務員経験の方から、批判の必要性と裏金が生まれる背景、自腹を切る末端役人の公務実体も把握して欲しい、そのためにも起きている現実の徹底解明が必要というご意見に元気が出ました。

 そんな中で小沢一郎さんの民主党代表出馬の辞退情報に会場は騒然。
 
 家に戻り、報道番組。
 なるほど、年金未納、小泉首相と同じ。
 代表辞退で、菅ー福田対決の敗北の巻き返し狙い。
 果たしてうまくいくのか。
 明日からの世論の動向が大きく影響する。

 とにかく、健康。
 



2004年05月16日(日) 無理して1日活動

 微熱があったが無理して1日活動しましたが、なんとか、明日は普通に戻りたいものです。

 朝鮮学校の40周年記念式典、松永広次さんの葬儀、そして瀬名地区での報告会を兼ねたガーデンパーティ。

 さいわい雨がやみ夕方からのパーティ、とても楽しいものでした。
 みんな集まって手作りパーティ。
 主婦の方々が中心ですが男性もちらほら。
 生活の話から政治談義まで幅の広い議論。
 おいしい料理。
 猟でしとめた鹿の肉料理がすごかった。
 おなかが膨らんだらメンバーによるピアノ演奏。
 最後はデザート。

 これってヨーロッパでいうサロン?
 民主主義の基礎。
 草の根民主主義の強さを実感しました。

 体調が悪く資料を準備し切れませんでした。
 反省です。



2004年05月15日(土) 風邪なおらず

 1日横になっていましたが、回復せず。
 明日も忙しい日なのだが・・・。



2004年05月14日(金) 夏風邪か、それにしても野党の反転攻勢となるのか




 きのうから鼻水、咳、微熱と典型的な夏風邪の症状。
 ダウンでとにかく睡眠と栄養をとって早く回復するしかない。

 それにしても公明党神埼代表、冬柴幹事長の年金未納問題の発覚どころか、小泉首相まで未納。
 全国会議員の未納状況の公表、内閣の総辞職も選択肢となりつつある。
 民主党は、党の未納者の国会役職からの辞職で閣僚の辞職ー内閣総辞職への道を模索しはじめた。

 未納問題より憲法、有事法制問題のほうがもっと問題という意見もある。
 が、年金問題は年金問題として決着する必要がある。
 有権者にとって関心も高い。
 当然、今国会では法案の白紙撤回しかないだろう。

 野党の反転攻勢となるのか。
 こうした中、ニュースキャスターの筑紫哲也氏が自らも未納期間があったとしてしばらくの間、番組から姿を消す。
 県議会では、平成21の会派が内部調査を開始するという。

 小泉首相、夕方のニュースによると拉致家族問題解決のための北朝鮮訪朝を決めたという。予想されたとはいえ、あまりのタイミング。

 まだまだ紆余曲折がある。



2004年05月13日(木) またまた監査委員に自民党議員枠2名




 20日の臨時議会に向けての議会運営委員会が開催されました。
 恒例の議長人事は参議院選挙後なのか議題にあがりませんでした。
 常任委員会、特別委員会などの構成が変わります。
 私は、今年度も環境森林・農水委員会です。
 特別委員会は会派として認められていないので所属なしです。

 知事提案は、91号から96号までの6議案ですが、問題は
1、あれだけ問題となっている監査委員会の議員枠2名の選任の91号議案に、またまた、自民党2名枠が提案されていることです。任期を全うしない「ポストのたらいまわし」も問題ですが知事の議会内会派の構成を反映しない自民党「優先枠」は問題です。

 自民党議員は42名ですので(浅倉議員の選挙違反確定ー失職で41名)で、仮に一年交代を認めたとしても、議員枠は4年で8人、78名定数の中では約半分ですので4名枠しかありません。2名中1人は自民党でもいいと思いますが、2人の独占には理がありません。

2、95号議案は、川奈ホテル食料費情報公開訴訟で最高裁まで県が非公開を継続するために争ったのは不当であるとした訴訟で、3月9日静岡県オンブズマン側の勝訴地裁判決を認められないと知事が控訴を専決処分とするものです。私が原告である知事交際費訴訟もそうですが、理のない裁判の長期化は問題です。

 20日の臨時議会には県警カラ出張問題で16日の文教ー警察委員会報告があります。当日は、私は途中まで傍聴していましたが、知事交際費判決の為に最後まで傍聴できませんでしたので質疑を検討中です。



2004年05月12日(水) 知事交際費現金出納簿87件開示される




 本日10:00県の情報公開コーナーで4月16日最高裁判決を受けて87件の現金出納簿と19件の支出証拠書類の公開が行われました。

 87件のうち54件は葬儀など生花で県職員、県議会議員、国会議員、国関係者が相手方です。残りは贈答品などで、国への陳情に伴うお土産(ビール券、お茶、メロン、外国人向けという15万円のオルゴールなど)、そして随行職員の交通費などでした。

 差し戻し審は、懇親会、接待費など18件と領収書など支出証拠書類88件です。

 最高裁判決はあらかじめ公開が前提となるので葬儀などの生花の相手方は公開という理屈です。公開されたその生花の相手方の所には「〃」という記載となっていルものが数件あります。「〃」の上の欄には実は知事、副知事が香典を持っての参加する相手方が記入されていますが、今回非開示です。同じ情報が一方で公開対象であり、一方で非公開という論理矛盾です。
  
 今回領収書は、全部非開示ですが87件が差し戻しです。
 いくらで県と取引しているかが分かると営業上の不利益につながるという理屈ですが、開示された生花の相手方の所にお店の記載があるものがあります。これも論理矛盾です。

 この程度の中身を15年間も争って来たのかと思うとがっくりします。
 この程度のこと、だけでなく残り全部を自主的に公開できない石川知事の政治姿勢、3年前の情報公開日本一の公約を裏切る現実に怒りすら湧きます。

 とにかく、差し戻し審で勝訴判決を勝ち取るべくこれからも頑張ります。

 ※ 写真は開示された出納簿の一部。事務所にあります。
 



2004年05月11日(火) 大型店進出と都市計画




 静岡市の経済部長、商業労政課の方々と市商連、日専連、青果商協、近代協など商業者との話し合いに同席させていただきました。

 テーマは、政令市南部の区役所そばに建設予定のユニーを中心とした25000ヘーベの(仮称)静岡石田・南八幡ショッピングセンターの出店問題。

 静岡市長宛ての申し入れは
1、出店申請手続きの1時凍結
2、強引な出店の自粛要請
3、地元説明会の開催
4、街づくり条例の制定
 の4点。

 大店立地法が届け制となり大型店の無秩序な出店ラッシュうが続いています。特に、認可権限が現在は静岡県ですが、来年3月の政令市移行後は静岡市に、という権限移行過程を狙っての「駆け込み」出店では、という批判も出ています。

 街のど真ん中での大型店であるため地元小売商店や中小スーパーへの影響や交通渋滞など都市機能悪化の懸念が指摘されています。問題は、この手続き過程が地域住民や商業者に十分に知らされないままに進んだことです。

 5月27日までに静岡市が出店に対する見解を示すことになっています。
 そうした中で商業者の方々が静岡市の街づくり姿勢を問いただす場であったわけです。18日は静岡県・商業街づくり室の方々との話し合いです。
 



2004年05月10日(月) 県議会補欠選挙・原陽子さんの政治姿勢




 菅民主党代表の辞任。
 「政治の世界は一寸先は闇」とは元首相・福田赳夫さんの名言。
 年金争点の参議院選挙、何を間違えたのであろうか。
 マニュフェスト選挙の勝利からまだ6ヶ月。
 政権交代は遠い世界に。
 矢野純也さんの「小さな戦いには勝てるが、大きな戦争はできない」菅民主党代表分析にウーン。
 それにしても自民党・小泉首相の「政権交代ができなくて残念じゃないかな」コメントに気分悪し。
 全政党の国会議員の未納者の全面公開が必要。
 社民党前党首・土井さんまでも未納。
 韓国のように、国会議員の「全とっかえ」か。
 私たち含め野党は参議院選挙をどう闘うべきか。
 他人事でない民主党の現実。

 こうした中で旧静岡市県議会選挙区での2名枠の補選に民主党が前社民党国会議員の原陽子さん、29歳を擁立。
 野党第1党の責務として、これは歓迎。
 ただ、原さんには三つの説明責任義務が。
1、社民党から民主党は何故?
2、国政から地方政治への転換は何故?
3、社民党の時代に空港反対でやってきた姿勢は貫けるのか?

 今日、記者会見があったとのこと。
 連合推薦を貰うために政治信条を変更するのか、どうか。
 空港反対が明確であれば、海野とおるさんとの連携も可能。
 明日のマスコミにはどんな報道がなされるのか。



2004年05月09日(日) 攻撃用ヘリ・アパッチからの射撃命令




 衝撃的なイラク人捕虜の虐待写真。
 そして、攻撃用ヘリ・アパッチからの射撃命令ビデオ映像。

 生々しいトラックの攻撃シーン。
 「けが人がいます」
 「射撃せよ」

 戦争現場が全世界に伝えられました。
 ラムズフェルト国防長官への辞任圧力。

 こうした攻撃シーンは、湾岸戦争以来、私たちの目に入るようになっています。
 こうした記録がアメリカ軍にどれくらいあるのでしょうか。
 こうした報道がなされるきっかけは内部告発のようです。

 大統領選挙でブッシュ再選が阻止されるなら、世界は大きく変わります。

※ 写真は、参議院選挙・海野とおるさんの静岡事務所開きの後、空港現地で説明を受ける鳩山由紀夫衆議院議員と海野とおるさんと島野房巳さん。海野とおるさん、空港を争点に闘うとの決意表明でした。現場を視察した鳩山さんの「必要のない空港であることがよく分かりました」のコメント。



2004年05月08日(土) 菅民主党代表パッシング




 菅民主党代表への辞任パッシング。
 勿論民主党内部でも公然と退陣を求める声があることは十分承知の上ですが、マスコミの「あからさまな」辞任パッシングは一体何なんだろうと考えてしまいます。

 38%の未納者の方々はどうこの事態を受け止めているんでしょうか。
 将来に年金をもらえるはずもないと考える人、自分で民間年金を蓄える人、いろいろと思います。

 怒っているのは当然に苦しい生活の中、年金を納めてきた人々です。
 菅代表の見苦しい言い訳を支持するものではありませんが、この未納パッシングのなかでマスコミには少なくも未納のパターンをきちんと紹介する、あるいは、38%未納者の声を紹介するなどあっていいはずです。また、三党合意の生まれる各党の動きの背景紹介など、何故、「妥協」が生まれたのか。

 福田官房長官の未納は何故発生したのか、まったく分かりません。

 野党ゆえに批判の武器は、常に研ぎ澄まされていなければならないことは当然ですが、イラクの誘拐事件の時に解放後の「自己責任論」を展開したマスコミ状況を考えると、今回の未納パッシングにここまでやるならもっと福田官房長官の退陣プロセスの「いかがわしさ」も検証の必要があるはずというのは、野党的発想でしょうか。

 こうした報道の中でいくつもの市民団体の会合に参加していますが、激論が交わされています。まさに政治の活性化なんですが、低投票率に向かうのではという危惧が圧倒的です。

 ※ 写真は、柏崎の北鯖石小学校にあった二宮尊徳の幼少時代の石像。
 



2004年05月07日(金) 福田官房長官の辞任の意味




 昨日の年金問題の三党合意に何故!
 次から次に明らかになる与野党を問わない国会議員の未納状況に、与野党双方の「妥協」としての「一元化」付帯決議。

 これで参議院選挙の政治争点が消えた、民主党は何を争点にするのだろう、と。
 政治不信だけが残ったこの状況で、参議院選挙は明らかに低投票率。

 そして、小泉首相のピョンヤン訪問による拉致家族問題解決とまでいったら、自民党の参議院選挙は、俄然、有利に。

 環境政党としての選挙戦、どう闘うべきか。

 と思っていた矢先に福田官房長官の辞任。
 昨日の与野党双方の「妥協」は吹き飛び、また、未納問題が再浮上。
 民主党菅代表追い込みだけが焦点に。

 辞任で年金法案の委員会での議決が、元に戻るわけではありません。
 議決の段階で、福田官房長官は、未納の事実を知っていたわけで、その詐欺的対応は批判の対象にもなっていません。

 年金問題の「一元化」問題は、先送りされただけで、具体的議論の筋道が明らかにされているわけでありません。

 年金法案の廃案はどう実現できるのか。

 ※ 写真は、通っていた小学校の放射線監視施設。今は、保育園とコムニュティセンター。
  



2004年05月06日(木) 第2回日韓原発立地地域議員交流会に参加




 新潟県柏崎市で、第2回日韓原発立地地域議員交流会が開催されとのことで出かけてきました。受け入れは、柏崎市議会の矢部忠夫議員などで構成される社会クラブで、巻町の原発建設予定地見学と反対住民団体との交流会、巻町長訪問、議員交流会などのスケジュールでした。

 韓国からの参加者は、全羅北道プアン郡での核廃棄物処理場建設反対運動を闘っている住民団体と道議員、核廃棄物処理施設の誘致運動がはじまった慶尚北道のウルチン地域から反対運動を始めた住民団体と郡議員、慶尚南道のウルサン市議会議員、国会議員補佐官など9名。

 プサン郡での反対運動は、巻町でも行われた自主的住民投票運動と同じように、今年の2月14日に自主的住民投票によって、建設拒否の民意を確認したばかりで、その意味で巻町訪問は大きな意味があったようです。

 特に、全羅北道の副知事が、4月1日、田辺巻町長を訪問し、「原発の白紙撤回で、巻町のこれからに絶望している」というような発言を韓国の地元新聞に紹介していることを受けて、そのような発言の真意を聞きたいと、町長訪問の希望を持ってきていました。

 結果的には、町長の配慮で訪問が実現し、副知事の紹介記事は、根拠のないものであることが明らかになり、大きな成果を獲得したようです。

 私自身は、巻町の原発反対運動が、97%の土地を東北電力によって買収されていたにもかかわらず、自主的住民投票をきっかけに、白紙撤回を実現した闘いの経過を聞いて、とても元気が出ました。原発と空港というテーマは違っていますが、97%買収されている静岡空港の現状を考える時、何かヒントを得たような気がしました。

 韓国では、総選挙が終ったばかりで、参加者はとても元気がよく、今回始めて議席を確保した民主労働党のメンバーもおり、生々しい韓国政治状況も聞くことが出来ました。とても有意義な視察でした。

 ※ 写真は、巻町の原発建設用看板の前で説明を聞く韓国のメンバー。

 



2004年05月05日(水) はしらのきい〜ずは・・・




 子どもの日。
 あいにくの雨続きの連休は、子供たちにとって辛いところ。
 こいのぼりを飾った子どもたちの小さな頃が脳裏に。

 はしらのきい〜ずは、おととしの ごがついつかのせいくらべ
 ちいまきたべたべにいさんが はかってくれーたせいのたけ

 よくうたった唱歌。

 大学に戻る息子に、着ていなかったブレザー2着、「着てみるか」と。
 曰く「思いもかけぬ贈り物だね」。

 大きくなる子どもと大きくなる社会や環境の危機。
 複雑な想い。

※ 写真は、安東川に咲く帝王カイザイクの花 
 
 



2004年05月04日(火) 映画『グッドバイ、レーニン』を観る




 映画の題名からして早く観にいきたいと。
 ストーリーは、1978年、東ドイツ。
 エリート医師が西に亡命するが、残った妻と子ども二人の物語。

 精神的動揺を「乗り越え」妻・母は、「社会主義と結婚」し、共産党から表彰されるほどに社会活動に専念。
 ところが、89年ベルリンの壁の崩壊前夜、息子のアレックスの民主化デモに参加する姿を目撃し、心臓発作をおこし昏睡状態に。

 その間に、東ドイツは崩壊し西に「糾合」され、10ヵ月後意識を取り戻すものの、ちょっとのショックで心臓発作おこれば死に、いずれにしても数ヶ月の命と医師からの宣告。

 そこから、アレックスが大奮闘。
 母の精神的ショックを起こさないためにと自宅を10ヶ月前の東ドイツに再現。
 東ドイツ製のピクルス、コーヒーなどスパーから姿を消した食料品、ゴミ箱をあさってカラのビンを探し入れ替える、涙ぐましいばかり。

 母のテレビが観たいの希望にアルバイト先の映画監督志望の友人とテレビニュース番組まで製作。窓から見えるコカコーラの垂れ幕に驚く母などその過程がコミカルに描かれるのだが、途中から、アレックスに心境変化。東が西に糾合されたのでなく、西が東に糾合され、東ドイツが理想の国に生まれ変わるのだと。

 いつ母が気づくかが、観客を引っ張る構図なのだが、その緊張は、幼き頃の思い出の場所での母の告白で一気に高まり最終章へ。後は映画を見てのお楽しみ。

 涙に誘われるのは、母と息子、というより父親である自分からすると、亡命していた父からの母宛ての手紙を棚を壊して探し出し娘が読むシーン。
 そして、母と父との対面シーン。
 とまらない涙。 

 東ドイツ市民がどう時代を超えたかがテーマ。
 西に糾合された東。
 しかし、それでよかったのかの問いがあちこちに隠され観客に迫る。
 「社会主義」のおかしさは勿論のことだが、資本主義・産業主義のもたらした車やテレビなど消費過剰社会のおかしさをも批判のトーンにしているところが普遍性として描かれており、コミカルの中に時代性がきちんと納まっている映画。



2004年05月03日(月) 憲法制定から57年目の5月3日




 連休2日目は、憲法制定から57年目の日。
 手元にある毎日新聞によると、国会議員アンケート調査結果では、改憲派78%、護憲派14%とのこと。

 項目は
1、憲法改正すべきか
2、9条1(戦争放棄)を変更すべきか
3、9条2(戦力不保持)を変更すべきか
4、国際貢献規定を新たに盛り込むか
5、国連待機部隊構想を評価するか
6、集団的自衛権を認めるか

 回答率は75,5%545議員。
 共産党と社民党は、6項目に全員がノー。
 これ以外で6項目にノーの議員は、民主党で金田誠一議員、松野信夫議員、無所属の会の島袋宗康議員、無所属の大脇雅子議員、そして、みどりの会議の中村敦夫議員の5人。

 我が静岡県での空港反対を表明している議員の対応は、
牧野聖修氏―6項目全部にイエス、
渡辺 周氏―1と4にイエス、残りはノー、
海野 徹氏―1と4、5にイエス、2,3にノー、6に無回答、
堀 利和氏―5にイエスであと全部にノー。

 空港反対という1点で衆議院選挙で牧野聖修氏を応援した私ですが、全てにイエスは驚きです。少なくも、2と3についてはノーのはず。というのも、選挙政策パンフレットで、非暴力外交を公約として掲げていたわけで、今回の回答のずれについての説明責任が問われます。

 因みに6項目の全てにイエスと回答している議員は、鳩山由紀夫議員、五十嵐文彦議員、園田博康議員、藤井俊男議員、松岡満寿男議員、田村秀昭議員の6人で全員民主党です。

 静岡県に関わる自民党議員で2にノーは、原田令嗣議員、上川陽子議員、斎藤と志二議員がいます。

 単純ではない空港賛成・反対と9条賛成、反対の構図をどう認識すべきか。ご意見をお聞かせ下さい。

※ 写真は、薩た峠に咲くみかんの花。



2004年05月02日(日) 東海道広重美術館を訪ねる




 連休の1日目、由比町の薩た峠を歩きました。
 残念ながら、曇り空で富士山は見えませんでした。

 そのあと、山岡鉄舟を救った藤屋・望獄亭を訪ねました。

 そして、東海道広重美術館に。
 ゴッホが大変注目した広重などを代表的絵描きとする浮世絵の世界的文化水準の高さを再確認させてもらいました。 

 桜海老のかき揚げそばを食べたかったのですが、そばの品切れで食べることが出来ませんでした。桜海老祭りは大盛況で、人でごった返していました。

※ 写真は、広重の東海道53對の中の藤枝。



2004年05月01日(土) 第75回中部地区メーデーに参加




 恒例の静岡県中部地区労主催のメーデーに参加。
 200人くらいの参加者でしょうか。
 青葉公園の新緑が気持ちよく目に飛びこみます。
 主催者や来賓、いろんな方々の発言が元気よく語られます。
  
 集会決議後のデモ行進。
 私は静岡空港の土地収用阻止の横断幕を持って歩きました。
 その後は、駿府公園でのビール入り昼食とメーデーらしい1日でした。

 私は、来年の知事選挙を睨んで参議院地方区での海野徹参議院議員選挙の重要性を訴えました。

 ただ、比例区では空港反対運動が応援する中村敦夫参議院議員、原発グループの応援する福島瑞穂参議院議員と2つの流れからの住民運動関係者への働きかけがあり、中部地区労に参加するような方々の中には「戸惑い」があり、本来ネットワークすべき勢力が、この課題を解決できていない私を含めた力不足を訴えました。

 私としては、空港反対運動の流れ、環境政党の必要性から、今回は中村敦夫参議院議員を応援したい旨を訴えました。

 


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K.matsuya

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