音を聴く日々。
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2012年08月30日(木) 海北大輔弾き語りツアー 「新しい旅行鞄と僕の声と。〜どっちかと言えば北へ〜」@沼津Quars

おとといの8/28、隣町は沼津のQuarsというライブハウスに
LOST IN TIMEの海北くんが弾き語りで
登場するイベントを見に行ってきました。
(ここから非常に長くなりますので、ご承知おきを…!)
平日だけど、地元だから会社帰りでも十分見れる!
間に合う(道が混んでてギリだったけど)!
素晴らしい!

このハコで海北くんを見るのは今年2月に続いて2回目。
(と言っても、4月にWAVE→Quarsに名前が変わったから厳密には初めてと言うのか。)
この前、演った時に「必ずまた来ます」と言ってくれていたけど、
まさかこんなすぐに来てくれると思っていなかったので、驚き、そして喜び。
とにかくわくわくしてライブハウスに向かったのでした。

Quarsは、沼津駅から10分くらいのところにある雑居ビル(?)の
2階のかなり小さなスペースで、
スタンディングだとどれくらい入るんだろ? 150くらい? な場所。
当日は、そこに椅子が並んでいて座って見られるようになっていました。
2月に来た時は、初めて来たっていうのと関係者が多かった(ような)のとで
なんとなく所在がない感じだったんだけど、今回は違った。

入ったら、会場後方の即席物販コーナーに、
すでに海北くんと、このライブハウスをやってる&GOOFY'S HOLIDAYの
ギターボーカルのエンドウさんが座って談笑してる!
そのおかげかなんだか会場全体がほんわかしてて居心地が良い。
そもそも、海北くんが沼津に来てくれたのは、
エンドウさんとどこかのライブで一緒になったのが
きっかけだそうで、2人の仲が前よりも接近したのかなぁと思ったり。
せっかくなので、早速物販担当:海北さんご本人から
弾き語り音源の「新しい海北盤」購入。
ジャケットの色が赤・青・黄・緑とあって、
自分としては好きな緑がいいかな〜と思いつつ、
せっかくなので、悩み相談をやっていたエンドウさんに
色を選んでいただきました(笑)

結果、青になりました!

そんなことをしているうちに、ライブ開演。
1組目は、ノグチサトシさん。(この日は3組出演で、みんな弾き語り)
沼津在住だそうです。
ノグチさんは、まっすぐな良い声の持ち主で、地元にこんな人がいたのかーって驚いた。
歌詞は棘がちょっとあって、シニカル風味。町田直隆さんみたいな感じか。
背後からは、海北くん(物販コーナーでライブを見ていた模様)の
「すごいなー」って声も聞こえてくる。
しかも、のっけから「前回の海北さんのライブは出たかったけどお金がなくて出演できなかった」
とか裏事情を正直に…。
そうでしたか…現実は厳しいね…
でも、ライブの運びも上手いし、アクションも面白いし、
楽しく時に痛くなりながら見られました。
地元の歌い手さんや、バンドをもっと知りたいなって思わされたよ。

2組目は、みんなの相談に乗っていたエンドウタカシさん。
ライブを見るのは、前回海北くんが出演してたライブに続いて2回目。
Tシャツに短パンにサンダルで、まるでフラッと遊びに来た近所の人のよう(実際に近所なのかもですが)。
バンドは真剣にやっているそうなのだが、弾き語りは弾かないで語ってばかりのエンドウさん。
イベントに呼ばれてギター持って大阪まで行ったりしても、出演時間が10分だったりして、
そのうちギターもを持って行かなくなって出来上がったスタイルだそうです。
この日も、ギターは抱えてるんだけど、すぐに一服してた(笑)。
しかし話がうまい。静かだった客席からも笑い声。
「道を間違えた。吉本にでも入れば良かった」とご本人も話す通り、軽妙なトークを展開。
その中では、ライブが始まる前に海北くんと柿田川湧水公園に行き、お茶を飲んだというデート(?)話も。
海北くんはところてんとコーヒー、エンドウさんは大人な感じで抹茶をオーダーしたらしい。

でも、前に見た時よりは、ちゃんと歌ってくれた。
imagineを清志郎さんが日本語でカバーしたバージョンのカバーとか(ややこしい)。
プロアクティブの曲とか、We are the worldの物まねとか(持ちネタらしい)。
締めには、メジャーなバンドのマイナーな曲とか(残念ながら知らなかった…)。
愛すべきキャラクターの人ですね。そして、頼れるお兄さんのような。
バンドも機会があれば見てみたいなー。

そして、トリは海北くん。
正直、歌に酔いすぎてたのかLOST IN TIMEの曲で何をやったかあんまり記憶がない。
ノグチさんもエンドウさんも良かったんだけど、歌い始めから声の響きが、届き方が圧倒的すぎた。
圧倒的すぎてまっすぐ海北君を見られなかったり。
なんであんな風に歌えるんだろうって、尊敬したり嫉妬したりしながら聴いていた。

ライブの中には、カバーも演ってくれたんだけど、こちらは楽しく聴けました。
80〜90年代の歌謡曲のカバー。
エンドウさんとの対比だと思うけど「自分がやると本気になっちゃうから」って言ってた。
その通り、本気も本気。名曲が海北君の歌によってさらに名曲に聞こえた。
松崎しげるの「愛のメモリー」、ワンコーラスだけ聴かせてくれた梅沢登美男(!)の「夢芝居」。
この歌い上げ具合は、すごいとしか言いようがない…カバー集とか出したらいいのにって思いました。

そして、終盤には、弾き語りのライブで必ずやっているという即興演奏を。
お客さんからキーワードを3つ募って曲をその場で作って歌うスタイル。
この時は「乗り鉄」「つくつくぼうし」「アジの干物」という収拾がつかなそうな3ワードが。
でも、これをうまーくまとめてくれて良い曲が…!プロってすごいね。すごいです。

あとは、セカイイチの慧くんとのユニット「岩海苔」の持ち歌、「岩海苔のテーマ」を
演ってくれたのも印象的だった。
シリアスなLOST IN TIMEの曲に比べて、何とも楽しいこの曲。
一緒に歌えて楽しかったなー。
と思いつつ、私、慧君バージョンのこの曲も、海北くんバージョンのこの曲も聴けたのに
岩海苔2人のはまだ聴けてないっ!ということに気がつき、早く岩海苔ライブを見なくちゃなーと思いました。

海北くんの歌の最後は「ひとりごと」。
ギターのボディを叩く音と、ギターのフレーズをその場で録音してループさせながら演奏してた、
ギター1本とは一味違うアレンジで聴かせてくれた。
もう、泣きたくなるね、ずるいね、ずっと聴いていたい。
そんな想いをぐるぐるさせながら聴いてた。

アンコールは「自分たちの曲ではない気がしたので」ということでカバーを!
「バイクで走り出さないほう(だったか盗まないほうだったか)の尾崎です」と
尾崎紀世彦 「また逢う日まで」をやってくれた。
と思ったら、2番から、突如ハンドマイクのエンドウさんが登場。
客席、爆笑&大盛り上がりとなったのでした。
海北くんのギターで歌いあげるエンドウさん。
海北君も楽しそうだったなー。
まさに沼津でしか見られないものを見られた気がして、本当に楽しかった。
素晴らしい時間だった。

帰りもね、海北くんに何かを伝えたくて「もうCDは買っちゃったんですけど…」と興奮気味で
話しかけたら、逆に「何か書きましょうか?」とサインをしてくれたり。
岩海苔を見たことがないことを伝えたら、沼津に岩海苔で来たいと言ってくれたり(ライブ中も話がありましたが)。
エンドウさんもブッキングしなきゃなーと言ってくれたり。
握手してもらったり。
海北くんへのツイートを海北くんがふぁぼってくれて良い歳して興奮したり。
浸りすぎてふわふわした一夜でした。

しかも、この日はツイッターでフォローしている地元のLOST IN TIME好きな方とお話したりですね、
なんだか盛りだくさんだった。
思えばツイッターを通して人と会ったのは初めてかもしれん。

こんな日がまた訪れるといいな。
岩海苔を、LOST IN TIMEを地元で見られる日が来ると良いな。


ましゅ |MAIL

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