暁降
あかときくだち:
夜が更けいって、明け方近くになること。

2002年04月23日(火) 全面改装終了!&更新♪

■春霞の天(そら)はどこか寂しくて懐かしい。■


●昨日、一つ歳を取りました。
大人になれたんだかどうなんだか(苦笑)
成人してからこっち、未だに悩みます。多分、4・5年くらい前に、何となく大人の自覚はでてきましたが(笑)

●酒の、一気飲みをしなくなったら大人ですかね?
いや、何でかと云えば。酒を一気飲みするなんて、本当にもったいないことだと、最近つくづく思うんで。
酒は味わって飲むものですよ!うん。
私は本当に弱いんですが、酒は大好きなんで(笑)特に、蒸留酒系が好みかも。

●春をもの悲しく思うのは歳とともにです。
子供の頃は、本当に芽吹いてくる緑が新鮮で、楽しくて嬉しかったから。
遠い春、海辺でぼんやり昼寝をするのもまた一興。
緑の中は息吹が感じられて、昼寝をすることもままならないかも。


●無事、改装終了いたしました!
更新も色々したのです……が。
大問題なことが!

●新作“持ち回り主人公小説”がアップ出来なかったんですっ!!
もうそりゃ改装終了と同時にこの小説(シリーズ名はまだ内緒)をドーッンっと、公開してやろうと目論んでいたのに〜っ。

●何故だか、ファイルが開かないんですよ。
BBSにも書いたんですがその同じFDに入ってる小説は開くんですね。でもその小説は開かない。何でよ?
でねぇ、ホント色々試してみたんですけれど、どうにもならず。
兎も角今回の目標は22日中に改装終了させて全てをアップさせる気だったので見送りました。
小説以外は終了してたしね。(リンク抜けてるとこあったけれどもさ)


●あのぉ。一つ質問が。
バナーのアドレスってどうやって取得すれば良いんでしょう?
サーチ等に登録してあってもバナーが表示できないと寂しいので。
やっぱり雑誌とかで研究すべき?



■天空の四季■

この大地からちっぽけなボクはいつだって空を見上げてる。
そうしていろんな事を思うんだ。

春の空は寂しさと同時に懐かしくもなる。
夏はどうかすると叫んで跳ねて、元気になれる。
秋は何処かへ行きたいくらいの切なさを感じて。
そして冬は。
痛いくらい切なく、哀しく、透明な涙を流すために在るよう。

ボクはきっと、春に産まれたんだろう。
そして。
ボクはきっと、冬に死ぬのだろう。
そうして、
ボクは今を生きてるんだ。

ちっぽけなちっぽけなボクは、恋をするように空を見上げてる。




2002年04月17日(水) どうって事はない話。

■知らなかったことを知るべき時。自分と向き合うとき。過ちを認めるとき。
 真摯でいたい自分がある。■


●今クールのドラマ。
取り敢えず、『空から降る一億の星』『天国への階段』『ごくせん』の3本は観ようかな。と云う感じです。

●月9は、果たしていつまでチェック出来るか疑問ですが(笑)面白いんだけれど、あんまり情熱がないような……。
木村拓哉氏役の彼の能力はなんて云うんだっけ?“一発で見たものを記憶する人”の事。そんな役ですよね、コック見習いの彼(名前覚えてない…)

●『天国への階段』は1回目は見逃してしまったんですが、なんだか面白そうだし。執念ってのか、姑息ってのか人間の本質がよく解るようで、なんだかハマりそう(笑)佐藤浩市さん、中村俊輔(字、あってる?)さんがいいですねvv

●『ごくせん』は漫画を少し読んだことがあって、それで知っていた分どうなのかなぁと、仲間由紀恵ちゃんがいい味だしていて好きですわ(笑)
ちょうど、天国〜とごくせんでは相対称でいい感じ(どーゆうチョイスだ)


●レンタルビデオ
『ディアボロス』……こんな内容だったのかぁ。納得。
『悪魔を憐れむ歌』……そうか。で?(笑)幾ら宗教観念薄いって設定でも、日本人ほどではないわな。とか思っちゃった(笑)
この2作は結末が似たような印象を受けましたわ。結局悪魔の勝ち?

『バックドラフト』……えーと微妙。炎の映像は凄いんだけれど、人物描写が物足りない。私的にはいまいち。弟(ブライアン)役の人が格好良かった(笑)そんだけ。

●『エリン・ブロコビッチ』……ジュリア・ロバーツ可愛いvv美人vv綺麗vv素敵vv格好いいvvってなもんです(笑)イヤ、もちろんこの映画は面白かった!
ってか、このエリン・ブロコビッチ氏は凄い人だッ。
信念って云うのか、手抜きしないって云うのか、台詞でもあったけれど『弁護士は簡単な話を小難しく複雑にする』って。
知らない分、じゃぁ、どうしてこれは出来ないの?って、率直に言ってしまえる強味とその行動力って云うのが素晴らしい。
エリン氏の凄いところは言うだけじゃなくて、その後に来る行動力。
だからこそ、原告側は付いていったんだなぁって。
本当に面白く、見ていてスカッとくる素晴らしい作品でした。私的にはかなりお勧め(ってこれは有名だから観た人も多いだろう)

●『踊る大捜査線ザ・ムービー』……何回観たんだこれは結局。
兎も角よく観る映画です(笑)純粋に面白いから。あと、音楽とか好きですね。
それから、役者同士の掛合・脚本の妙。あと、警察ものって云うところが!変にクサくなくて、好きですー。
人間味溢れる刑事ドラマって悪いわけじゃないけれど、なんだかなぁって思うところもあるんで。だって生刑事さん何度かお会いしたことあるけれど、一番踊る〜の刑事さん達が合ってるようなんだもん(私が犯罪犯してるわけじゃないデスよー!/爆笑)
刑事だってサラリーマンじゃん!ってところが本音です(笑)
青島さんだって、そう言ってるしね!(笑)
教師と、所轄警察署と市役所区役所はみんな地方公務員〜♪
国家公務員だって、キャリア以外は似たようなモン〜♪
でも謎なのは一条さん(仮面ライダークウガ)はどこに属する刑事なんだー!!(キャリア?にしては現場に居すぎ。準キャリ?にしては陣頭に立って指揮してる…/謎)


●仮面ライダー
今回の仮面ライダーって何人いるのさ?
新聞でトピックスかな、読んだら俳優紹介で載っていて。4人目のライダーって書いてあった。しかも、ライダーじゃないとき(?)は弁護士!って何さッ?!
仮面ライダーも、定職に就くのねぇ、今時は(笑)しかもさ、弁護士なんでしょ?だったらライダーにならなくてもいいんじゃないんだろうか、と思ってしまったのは私だけ?(ダメ?)

●クウガも、アギトも謎だったけれど、今回もとっても謎。
ってか、俳優格好いいのつれてくるよねぇ。暗くなくなってるし(苦笑)
私、仮面ライダーって暗いってイメージ常に持ってたので、クウガまでは。
しかも、昆虫でさ!ダメだったんだよねぇ。クウガからは割合平気。
でも、アギトはいまいち解らんが。一回、羽鳥ちゃん家で観たときは、アギトに変身する人と、刑事さんがテニスしてたよ?お子さまケンカで。
で、結局どうやって終わったのさ、アギトは!(笑)
そんでもって今回の仮面ライダーは何人居るのさ?!(笑)←名前はたしか“リュウキ”だよね?で、漢字なの。それが、解らないんだけれど。

……ま、知らなくてもいい事よね(笑)



2002年04月12日(金) テンション高い?もしかして。

■握りこぶしつくって叫んじゃえ!■


●本日、ビデオを借りました。
別に報告するまでもないけれど(笑)
でも、何だってこんなにもむちゃくちゃな選択してるんだろう……?
繋がりがあるようで、無い……ようであるような?

『ディアボロス』・『悪魔を憐れむ歌』・『バックドラフト』・『エリン・ブロコビッチ』・『踊る大捜査線ザ・ムービー』

悪魔なんだか、刑事なんだか正義なんだかよう解らないことになってます(笑)
しかも、『踊る〜』なんて何回目?『ディアボロス』も中途半端には観てるんだよね。まぁいいや、楽しんでみよう、うん。

●G.Wで観たい映画
『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』(4月20日〜)
久々にコナン君劇場まで観に行きたい気になってます!(笑)だって!仮装体感(?)でホームズですよ!(意味不明)ホームズ、割と好きでね(笑)小学生の頃読んでたわ。アルセーヌ・ルパンとともに。そう言えば、小学生の時に島田さん読んでたな、“御手洗(みたらい)”がどうしても“おてあらい”にしか読めなくってさ(笑)謎解きよりも悩んだものよ。
それは別にして、是非ともコナン君行こうね、羽鳥!(私信)

もう一つは『キューティー・ブロンド』(4月27日〜)
これはケーブルTVでCMしていて、面白そうだったんで是非観てみたいと思ってたんだよね!頑張る女の子(って年齢なのか?)が楽しそうで。
元気くれそうで、スカッとしそうな感じなのですよ。←かなり好き系。

あと余裕があれば『K−PAX』だっけ?アレも観たいし、『陽だまりの〜』っていう、キアヌ・リーブス主演の映画も。
でもやっぱり上記二つの映画が気になるところですなッ(笑)

●って感じですな(何が?)
あ、今日、浅見光彦(榎木さん版)が終了だったんだよね。ビデオ録っておけば良かった。バイト早く帰ってくるつもりが、遅くなった。

●ところで宮○○九郎さんに訊きたいことが!
イヤ別にこんな所でどうでもいいんだけれど(笑)
『夢の〜』の主人公役名が“終”と書いて、しゅうと読むが、その兄が“始”!
じゃぁ、他に“続”と、“余”って云う兄弟も居るんですか〜ッッ。
って訊きたい(笑)
……だって、気になるじゃないよ〜(笑)
イヤ、ホント、どうだっていい話なんだけれどね。



2002年04月10日(水) ファンタジーまたは異世界

■いまはさよならするけれど、まためぐり逢うときを信じてわらって逝こう■


●十二国記
9日初回放映のアニメ十二国記を見ました(バイトだったんでビデオ録っといたのだ)。
微妙、ですな。なんて云うのか初回で、蓬莱(こちら)でのことでもあるんだけれど。……そいうえば!随分と設定も違ってたり。
女子校であるはずが、男子部・女子部に分かれてはいるけれど同じ構内に男子生徒の姿があったり、六太(延麒)まで登場しちゃったり!
それに、杉田さんが随分関わっていた。あと、オリジナルキャラクターの男子同級生までいたしな。
あっ。蒼猿もいたな!首だけの存在のはずが、身体があった(笑)

●陽子の声が、久川綾さんであんまり声優さんに詳しくはないのでどうとは言えないのだが、これから陽子が変わって行くにつれて、質感とかも替えていくのかなぁと、ちょっと楽しみだったり。なんて云うのか、今の陽子は本当に自分がない陽子だから。儚いか弱い声なのだ、今の陽子は。

●取り敢えず、アニメ見たら久々に『月の影影の海』を読みたくなった(笑)
本当にこの小説は、私にとって良い意味でファンタジーという分野の枠組みを壊してくれたので。ファンタジーと云うか異世界小説よね十二国記シリーズは。
今ではファンタジーモノばっかり書いてる私ですが、十二国記を読む前まではファンタジー、苦手でした(笑)。だって、ご都合主義が多かったし、男性主人公ばっかだったんだもの。
ってかね、ファンタジーに出てくる女性は一概には言えないけれど、護られるばっかの人が多かったから。護られて当然のようで、それがイヤでね(苦笑)
最近ではそんなこと、無いですけれど。十年以上前はそうだったのよ!(笑)

●最近、ファンタジーブームで色んな小説が日の目を浴びてきています。
『ロード・オブ・ザ・リング』もね。ただね、この小説が邦訳されたのって、随分昔らしいのですよ!……なんて云うのかね、邦訳の日本語が……笑いを誘うらしくって、そして微妙に堅いから。
だって、アラゴルンがなんだっけ?原書ではストライダーと云う通称(?)が付いてるのに、邦訳だと“馳夫”……!!イヤだっ。アラゴルンがそんなのはッッ。まぁ映画での字幕すら“韋駄天”だったけれどね。それもね、違和感持ったさ、映画観ながら。ストライダーで充分なんじゃ。
誰だか、もう一度邦訳版を出版してくれないかなぁ。現在形の日本語で(笑)
邦訳版はミステリーなど読むのは別に大丈夫なんですけれどね、昔の作品でも。
そうシャレの効かせ方はミステリーだと堅くても大丈夫だから。

●『ハリー・ポッター』がこうまで邦訳版でも成功しているのは、訳者の松岡さんが本当に素晴らしい邦訳をしているからだと、常々思います。
訳し方一つで、作品て大きく変わるものだと最近思う。もちろん、それだけ原作も面白いんだと云うことには、変わらないのですが。

●十二国記も、素晴らしいファンタジー小説だと思います。
海外に、広めることの出来る小説だとも思うんだよね。
でもね反対に、海外に訳して出版するには、多大なる時間が必要ではないんだろうかとも思うんだよね……。
漢字を使う国ならそう難しいことではないと思うんだけれど。
英語とかね、つまり文化圏が違う国って云うのにはとっても難しいと思う。
だって表現する言葉がないから。
神様一つ、宗教一つとってもね。唯一神と、複数存在する神様の差、とか。何をお願いするにはこの神様、だとか云う理屈とか。
……だいたい、日本くらいじゃないの?貧乏神やら便所の神様が居るの(笑)
そう言う、土着信仰って、愛すべきものだとも思うけどね!
でもだからこそ、難しいんじゃないのかなぁとも、思うのよ。

●『ハリー・ポッター』で河童がでてきたんだけれど。
それも悪い面しか説明されないのよね。河童ってそりゃ妖怪であるわけで。だけれど必ずしも悪いだけのものでもないじゃない?それは日本人は解っていても、文化圏の違う国の人には解りがたいのかなって。
日本人は、神様にだって善い面(和魂)の神と悪い面(荒魂)の神を用意しているし。強いだけじゃない、随分と人間らしい面も神話に残している。
だいたい、古事記の始めにイザナギとイザナミは間違い(?)を犯しているんだし。ってか、間違いって云わないのか、アレは?どうなんだ?
ま、それにしてもヒルコ神を生み出して、間違いだって海に流してる……。あれって、「これなし!仕切直し!」って感覚でやってるわよね……。始めから子を捨ててるんだから凄いわな、日本の神って。
海彦、山彦の話にしたってそうよね。因幡の白兎とかさ。
…………今、ふとつらつらと書いてて、日本ってすげぇやとつくづく思ったわよ。
ま、そんなんだから神様間違うこと有りって、云う感覚あるのよね。
絶対って、感覚無いの。
ま、神様や仏様にお願いするにもお金払ってたりするし(笑)
お布施や、賽銭の事よ!無償じゃぁないもんね。

●ギリシャ神話や北欧神話とかならいざ知らず、他の神様って間違ってなさそうよね(西洋系での話ね。他の文化圏は不勉強で知らないから)

●何だか、随分と話ずれたけれど。
ようは十二国記のアニメは随分と小説と違うから観ようって事と!(そうだったのか?)十二国記小説版を世界に広めたいけれど、講談社はしないのかしら?(え?)ってことを書いているのよ…………多分。あれ、違うか?(笑)

●今日、笑っていいともに渡辺美里さんが!!
見たわよっ。本当に偶然だったけれど!新曲のCMもしていたしvv
ライヴで歌ってくれてた曲!しかも、コブクロが作曲だったなんて。とあるアーティストとしか言ってくれてなかったから〜。
8月3日の西武ドームライヴ、絶対絶対行くわッvv
やっぱり大好き〜vv



2002年04月09日(火) 春暉

■裏切りも何もかも、ただ愛しているからこそ■


■春暉■

僕の主・咲楽(さくら)には肉親という者の存在が薄い。
別に親兄弟がいないわけではない。と云うか、居るのに一緒に過ごすことはない。

何故ならそれは僕の主にして深界を裁く者であるからだ。
僕・草薙は、僕自身の思惑とは裏腹にそれこそとんでもない力を有しているらしい。と云うか、その力があるからこそ、深界を裁くことが出来るのだが。
ただその力が主となった存在を、陽の方向に進ませること適わなく、思わず陰の方向へと転じることがあるらしい。陰の方向へと進んだ者は地界を破滅へと導く――。
らしいとしか、僕には言えないんだけれど……。
過去、どれだけ僕の主となった者が僕を手にする以前に滅せられたか、僕自身は知ることはない。
だけれど、それだけ僕の主となる者は負担と重荷と重圧を強いられる事となるのだ。謂われもない中傷と、差別とも、蔑みを。
だから草薙の主となる子供を持つ親は大概子供を捨てることになる。
捨てるならまだしも、殺してしまう親もいる。
何故にそれが草薙の主であるのかわかるのは、それが双子であるが故。
一族の双子は必ずどんなときにも一組しか産まれてこない。
先代の主が死に絶えた後に産まれる双子。それこそが次の主となるべき存在。
そして何故に草薙の主を捨てることはおろか殺すのかと言えば、双子のもう一人、対となる存在が“天叢雲”の主であるから。
天叢雲は僕・草薙とは違い、常に陽の性質を持ちまた空界を導くと云う使命をおびているから。
深界とは違い、空界とは天為る存在にも近い者。
だからこそ、親や、一族は草薙の主となる者を許せないでいる。
僕にしてみれば、どうにもそれは人間の傲慢にしか思えない。
何がどう、人を陰の方向へ向かわせるのか。
それはきっと、その人間の育った環境や受けた影響によるものが多いと思う。
慈しみ、愛していれば曲がりなりにも陰の方向へと向かうことはないはずだ。
向かおうとするときに、何かがきっと止めるはずだ。
なのに、それ以前に蔑みや侮蔑などを与えていれば、陽の方向へと向かうことの方が難しいであろうに。

主・咲楽はそれ故にいつも一人だ。


「おおーい。なぁに、ひたってんのかな? 草薙くんは」

ぼ、僕が真面目に主について語っているのにそれを横から茶々入れするのはっっ!
僕が一番で居るはずの主の側に何故だかべったりと張り付いているお邪魔虫・その1使役鬼の黒曜っ。
滅茶苦茶大人な格好して、悪くもないのにカタチだけの眼鏡を掛けて当たり前のように僕と主の仲を裂く、にっくき存在。

「んん? 咲楽がいつも一人? そんなこと有るわけないだろ。俺が赤ん坊の頃から愛情を持って常に側で育て上げてるんだから」

「ちょっと! 一人でって事はないでしょう。アタシだって咲楽が生まれたときから常に傍らで寄り添うように愛情と、慈しみを持って育て上げてきたわよぉ?」

そぉお言ってもう一人割り込んできたのはお邪魔虫2号・使役鬼の紅黎! こっちはこっちで妖艶としか言えない大人な女性の容姿と、知識というか経験を持っていて、僕は到底だって適わない(泣!)
何なんだよ。僕が一人で咲楽のことを語っちゃ悪いって言うのかよ!

「紅黎、俺だって咲楽には愛情と慈しみと厳しさを持って育て上げてきたぞ。っと、おいおい草薙。別に咲楽のことを語るのは悪くないさ。だけどな、咲楽が常に一人だったて云うことは大間違いだって知っておけ」

「黒曜? アタシは咲楽に愛情と慈しみと厳しさと慈愛を持って育ててきたわよ。……そうね草薙、語ること自体がどうこうって話じゃないわ。咲楽はいつだって愛されて生きているのよ。それを間違えないで頂戴」

…………そんなこと言われなくたって知っているさ。
僕が常に主から受け取る感情は慈愛と慈悲。そして強さと輝きなんだから。

「おい紅黎。慈愛は愛情と慈しみと同じ言葉だぞ」

「あら?」

それでも、本当は僕が産まれたときから咲楽とともにいれたのなら、決して家族からの愛情を失わせないようにしたのに。
…………だめか、僕という存在こそが咲楽に負担を強いているんだから。

「ねぇ! 三人して何してるん? あれ草薙落ち込んでるの? ってか神剣でも落ち込むん? ……ちょっとそれは困るわね、神剣ってんだからこうもっと、でーん、と構えていてくんないとさっ。で、何三人で話してたん?」

落ち込むなって、構えてろって……。しかも‘でーん’って何さ(笑)

「あぁ、咲楽が常に一人じゃないって事を確認しあってたんだよ。俺たちがいつだって愛しているって事をな」

「そうよ。それを如何に愛しているのかを自慢しあっていたのよ、アタシ達は」

黒曜も紅黎も僕の落ち込み具合を上手く誤魔化してくれている?

「ふぅん。で、じゃぁつまり草薙の落ち込み具合は二人よりも私に関する愛情のバロメーターがたんなくて腐っていた、と云うわけね!」

…………結局ばれてる。ってか、誤魔化したわけじゃないのか。やっぱり。
僕だって時間じゃ負けてるけれど、二人には負けない愛を持ってるんだからね!

「やぁね、知ってるわよそんなこと。馬鹿みたいに自慢しあうこともないでしょ? 私自身を見てくれていれば、そんなこと測る必要だってないことくらい。
ねぇ、草薙。私を信じてよ。私は決してこの地界を破滅に導かないわ。だって、この世界は私にとっても優しいもの。私はこの世界を愛しているもの。私はこの世界を失いたくないもの」

そう僕に言ったときの、主の笑顔はとても綺麗だった。
慈愛と慈悲。強さと優しさ。そして哀しみを知っている眼差しだった。


僕はこの時、初めて咲楽を主ではなく一人の人間の女の子なんだと認識した。


■□■□■□■

●なんとなく?続いてみた。
当初の思惑とはもうかけ離れているが、それはそれで構わないや!と。
だって、軌道修正しても始まらないし(え?)ってかね。下書き無しの一発打ちだとその時の自分の感情が、一番に影響してくるもので(笑)

登場人物の読み方他(今更)

僕こと草薙:くさなぎ・三種の神器の一つ本性は剣。主を持つと実体(人間体)を保てるようになる。

主こと咲楽:さくら・草薙の剣の鞘の役割を持つ。深界(妖魔や鬼などの世界)の罪を裁く使命をおびている。

使役鬼・黒曜:こくよう・咲楽を守護する鬼。もちろん深界の存在ではあるけれど、咲楽を主として契約している。咲楽との関係は契約以上の深い絆を持つ。

使役鬼・紅黎:くれい・黒曜と同様の守護鬼。どちらかと云えば咲楽の母親的存在でもある。本性は実は鬼子母神だったり。


●慈愛と慈悲。
最近、身近で結婚やら出産の話題が多いので。
愛情とは薄れていったり無くなってしまったりしないものだと思いたいのです。私がね。
愛情の種類は、年月とともに移っていくものはあると思うのですよ。
始めの、結婚するときの愛情と何十年と連れ添った夫婦の愛情とは種類が違うとね。長年連れ添ってこそ生まれる愛情ってものもあると思うし。
情熱ってより、情愛って感じになるのかな?いや、解んないんだけれど。
またね、子供に対する愛情だって色んなものがあるでしょうし。
愛せない親だっているかもしれないし。
それでもね、信じたい、と思うのは嘘ではないのですよ(照笑)

●さぁ、明日から二日間はバイトお休みです!
なのでッ。改装と、新作と、風葬〜、頑張りますデスよ!!(笑)



2002年04月07日(日) 春朧

■大切なのは割と普通な日常風景■



■春朧■

理想という物は、かくも無惨に壊されるものなのだ、と云うことを最近つくづく噛み締めている。
僕は久々に主を持った。
僕が生み出されて、果たして何人目かの主かは僕は覚えてない。
僕は主と離れるたびに、その記憶を消去させているらしいから。

僕は主となった少女に淡い清楚で可憐なものを思い浮かべていた。
何でかなんて知らないよ。でも、僕が最初にイメージしていたものはそうだったんだ。
確かに、僕をふるう為には勇ましさだって必要だとは思うんだけれど、それにしたってこれはないんじゃないのかな。
短く切りすぎた(と、僕は思っている)髪。少年のような体型に、少年としか思えないような服装。常にTシャツ(もしくはトレーナーとか)でジーンズ。心がけは動き安さ、だとか。
顔立ちは、悪くない(これは僕の主に対しての欲目を引いてもそう思う)。但し、どうやらこれは男顔、らしい。
それから意志の強さを表してる瞳。と日に焼けた肌。
これだとどう見たって、男、なんだよね……。
別に少女らしさというか、可憐とか、そんなもの求めるわけじゃぁないんだけれど(僕は剣なわけだし)何だかね。その、つまり、どうにも彼女は、がさつって言葉がよく似合いすぎるんだよね……(涙)。

「草薙〜。何ぶつくさ言ってんよ。神剣ってこんなにも辛気くさいものなの?」

これが僕の主となった少女・咲楽(さくら)の言葉である。
そうそう、神剣である僕が剣のまま文句を垂れているわけではないよ。僕は主を持つと、人間としての実体が保てるようになる(らしい)。
だから、今の僕は咲楽とそう変わらない年頃の男性体となっているんだ。
どうも、容姿などは主の好みを反映しているらしいんだけど…。

「もう、何だってこうも好みの顔してるのにこんなにも小姑くさいのよ、あんたはッ」

……それは僕のせいじゃないってーの。
…………あぁ、何だか僕の性格まで主に反映されてきてるよ。ま、別に構わないんだけれど。でも何だって主に対して淡い清楚感をイメージしてたんだか。
……名前のせいかな?

「なによその目は! そんな胡散臭そうな胡乱な目しないのッ。あんたは仮にも神剣なんだから!」

仮にもって、仮じゃなくて真実、神剣なんだけれど。
え? 揚げ足取るなって? いいじゃないか別に。っって、殴るなよッ、しかもグーで! なんだって神剣を殴るかな。
全く、こんなんでよく地界の守護になったよな。まぁ産まれてきたときからの決まり事みたいで、資質はともかくも本人の性格は考慮されてないんだから仕方ないのか。
でも、もう少し威厳ってモンとか、思慮とか、毅然とか、そんなものを持って欲しいって思っちゃうのは僕の我が儘なのかなぁ。そんなこと絶対ないと思うんだけれどなぁ。
可憐さはいいから、こうも男らしいんなら、がさつって言葉よりも、威厳って言葉が似合うようになってもらいたいものなんだよね。


そんなこんな毎日でも、僕らは割と上手くやっている。



□■□■□■□

●アホかな、と思いつつ。
続きを書いてみた。全然アクションものでなくなった。おかしい、当初ではアクションシーン満載の戦う少年少女で行くはずだったのに。
設定ノート(ってか、落書きノートみたいなもの)ではこの話はイヤに重く暗い話だったのに、いつの間にやらコメディ。ま、いいか。

●本日、バイトディナー時間帯デビューをはたしました。
…………疲れたよ。なんて云うのかね、団体が多い分テーブルをくっつけたりしてるのよ。それで卓番が解らなくなったり、いつの間にやら追加だったりでハンディ機エラー起こしてたり。……いや、自分が鈍いせいなのだけれど。
それにしたって!もう、慌ただしいの一言に尽きるよ。
同じ時間のバイトの子たちは高校生が多いらしく、元気だった。
…………若さって、いいね…………(フッ/涙)

●トレンディ大河ドラマ。
と、我が家では呼んでいる。好きなのよー!何だかこの「利家とまつ」は。戦国時代を描いてるんだけれど、今までにない(ような)描き方で。
どの時代も部下って大変なのねぇ。と、思わせるものが好き(笑)特に、まつ、おね、はる(だっけ?佐々の妻の名前)の3人の会話とか、まつの利家に対する励ましというのか、言葉(頑張って下さいませ。とか、まつにお任せ下さい。等)が。
出世って、どの時代でも大変ね。
来週、良之(竹ノ内豊)死んじゃう〜。出てこなくなっちゃうー。つまらないー。






2002年04月06日(土) BBSはリニューアル♪

■迷走しながら爆走中■(現在の私の事よ、これは)


●とってもすみません!
何がって、更新がいい加減止まりまくっていることがねッ。
さっさと更新して、改装して……とか思っていたら、どうにも画像ファイルが大変なことになってしまっているので(現在進行形)どうにもなりません。

●でもどうやら、何がいけないのか朧気ながらに解ってきたので(それでも朧気)どうにかしたいとは思ってます。←いいの、思うだけは自由だから(涙)
でもそのどうにかしなきゃならないのをどうすればいいのかが解らないのよね…。

●どなたか。(ってか、羽鳥!!)
すみません、src=file:///A:/choukei01.jpgの「file:///A:/」のはずしかた解りません?実際、「choukei01.jpg」で本来なら表示できるはずなのに余計な物が付いていて、出来なくなっているんですよぉ(泣)
何をいじっていて、付いたのかが解らなくって。
多分FDは大丈夫なんだと思うんです。ホームページビルダーで画像ファイルから挿入すると、どの画像もこれが付いてしまっているんで。
以前、アップしておいてある画像で試してもそうだったので。

●取り敢えず(?)、上記のような理由で更新ってか、改装もままならないのでした。

●そうそう。
タイトルどおり、BBSのみ改装は終わっているのでそこだけでもお暇な方は覗いてください(笑)
ときどき、私の叫びが(切実に)書かれていることだと思います(ふふふふふ)←……。

●昨晩。
一晩中やっていてもどうにかもらなかった画像ファイルのおかげで、今とっても眠いのでもう寝ます。今日も頑張ってたんだけれどね……。
明日はまたバイト。ディナー時間帯デビューだよ。……あんまりとっても嬉しくないな(はは)←疲れてる。

●ヒカ碁のキャラクターズブック買っちゃったよ。
悩んだんだけれどね、それでも買ったよ。小畑さんの絵は割と好き(以前からね)
最近描き方替えた?キャラクターズブックの書き下ろし漫画はペン使いがなんか、山田章博さんぽいとか思っちゃったから。でも、イラスト集は買わないだろう。
何故ってお金がないから(笑)

●では本当にお休みなさ〜い。
…………あほだわ(呆)



2002年04月02日(火) 早く寝ようね……(呆)

■忘れないことを忘れない■


●大量の写真をスキャナしてたら、アップする時間が無くなった。
おもいっきし本末転倒。
でもただ、写真アップするだけじゃ物足りないのも確かだし。
空の写真、多かった(笑)

●日記小説も、止まってしまった!ダメじゃんッ。
流れ決まってるのに。明日、書けたら書くさ。(と、云うことにしておこう)←やっぱりダメダメね。

●バイトが替わった。
今度はファミレスです。……どことは言えないが(笑)
注文取るのが時間かかりそうで!間違えそうで!慌てそうで!怖いよッ!!
しかもトレーニング終わって明日から実地!大丈夫か!?(駄目そう)
兎も角もやらねばッ。

●羽鳥ちゃん引っ越し終了!
良かった。これで、羽鳥に会いに行く場合、もう不条理に足止め食らうことはなくなるのね!
大阪(羽鳥に会いに行く限定)に行くとき。
どんなルート(新幹線・飛行機)を使っても予定時刻に着いたことはない。
雷雨やら、病人がでたやら、搭乗口機械が故障するやら他にも色々原因があったけれど!(大阪行くのに4時間以上かかったこともあったしね…)もう、それもなくなるかと思うと感慨深いわ。
思い出してみれば、予定時刻通り着いたことが1回だけ有ったけれど、それは羽鳥が用事が出来て私が半日以上一人で過ごす羽目になったときだったわ。
……一体何がこうも不条理に足止め食らわしてたのかしら。
羽鳥以外でなら、大阪(関西方面)行くのにも、不自由したこと無いのよ。ホント。


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