コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2006年05月26日(金) ピーター・フランクル と ハンガリー


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしは数年前から「ハンガリー」という国に関心を持っています。

(もちろん)【投資対象】として、ハンガリーという国の
エッセンシャルな部分 に惹かれているのです。

皆さん、ピーター・フランクル という人を知っていますか?
(数学者にして、大道芸人である、あの方 です・・)

氏は1953年 ハンガリーに生まれますが、
26歳の時、フランスに亡命しました。

(このことは、氏が ユダヤ人 であることと深く関係しています)

フランクル氏は、
あるインタビューで次のように答えています。

「ぼくは、フランス国籍は持っているし、フランス語も話せるが、
自分のことをフランス人だとは思っていない。
ぼくが生まれ育ったのはハンガリーだ。
でもハンガリー人だとも思わない・・」

んー、バックグランドからいうと、
氏は「ユダヤ系ハンガリー人」と称されますが、

アイデンティティーというものは、
一筋縄にはいかないものですね・・。


さて、ハンガリー人(マジャール人)の祖先は、
ウラル山脈のふもとに暮らしていた
「アジア系の騎馬遊牧民族」です。

(つまり、私たちと同じ アジア系の人たち なのです)

東方から移動してきた騎馬民族が
この地 に定住したのが 896年頃 とされています。
(ハンガリー建国の年 にもなっています)

ちなみにハンガリー語(マジャール語)の「人名」は、
日本語 と同じように
姓・名 の順で書きます。

フランクル氏も、
ハンガリー式では「フランクル・ペーター」と云うらしいです。

また、子、丑、寅などの 十二支 も、
ハンガリーの人たちは知っているのだそう・・。


ハンガリーは 教育熱心な国 です。
       
(教育は その国の未来を占う重要な【要素】ですね)

上記のフランクル氏も 数学者 ですが、
この国からは、偉大な科学者 が多数輩出しています。

それは、なぜなのでしょう?

(誤解を恐れずにいえば)
【辺境からの独創】という言葉が キーワード になると思います。

ハンガリーの人々は、
ゼロ から 有 を創り出すことに長けているのです。

この国では19世紀末から20世紀にかけて、
とりわけ「科学」の分野で、
独創性を持った人物 が多数輩出しました。

放浪の数学者として知られる ポール・エルデシュ、
原水爆の開発に貢献した エドワード・テラー、
ビタミンCを発見した アルバート・セント・ジョルジィ、
非協力ゲーム理論で名を馳せた ジョン・ハサーニなど・・。

これらの「成果」にはちゃんと 理由 があります。

【教育の充実】なのです。


ギムナジュウム(高等学校)と呼ばれる
「才能」を発掘し、それを伸ばしていく
教育システムが 整っていたことが大きいと思います。

教師が生徒の「自主性」を重んじ、
学問そのものへの 熱意 を伝えているのです。

何より教師自身のレベルが高く、
(教師による)学問の研究 と 学生との対話 が
(ぶれることなく)一直線上 につながっているのが特徴です。


この教育の伝統は、今も受け継がれています。

1994年にノーベル化学賞を受賞した
ハンガリー人 ジョージ・オラー は、
いみじくも次のように語っています。


「21世紀が近づいている。
国の将来は、
若者の教育にどれほどのものを提供できるかにかかっている。

教育 は未来への最高の「投資」だ。 
非常に競争的な時代に突入しているからこそ、これが重要になっている。

(中略)

科学は国際的な事業で、一国だけでは発展させられるようなものではない。

しかし、自然資源に恵まれていない国では、
もっとも重要な資源が 人間そのもの なのだ・・」と。


まさに、
日本 のことを示唆していると思いませんか?


わたしは「ハンガリー株式インデックスファンド」
のような金融商品が出てくれば、ぜひ投資したいと思っています。


では皆さん、素敵な週末をお過ごしください



人生と資産運用に【適度なウォーミングアップ】を。

     〜 逆転の発想スクール 〜

    6/4・11日 in 大阪産業創造館
トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17

 あなたの「?」を「!」に変えてみせます(笑)



2006年05月24日(水) 5/27 【お試しコンサルティング in 東京】

こんにちは、カン・チュンド です。

(本日はちょっと宣伝です)

5/27(土)に 東京 にて
【出張・お試しコンサルティング】を実施いたします。

時間は 17時30分から 90分程度。
(サービス料金は 9,800円となります)

恐縮ですが 大井町、もしくは 品川 に
お越しいただける方に限定させていただきます・・。



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わたくし カン・チュンド を、
資産運用の戦略を立てる際の【アドバイザー】として
ご活用ください。


【お試しコンサルティング】の詳細・お申し込みは こちら です。

                        親 展



2006年05月23日(火) 時間軸 を引っ張って、できるだけ伸ばしてあげましょう(笑)


(気が付くと、日程が迫っていました ↓)

人生と資産運用に【適度なウォーミングアップ】を。

     〜 逆転の発想スクール 〜

     6/4・11日 in 大阪産業創造館
トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17


こんにちは、カン・チュンド です。

毎朝の通勤、ご苦労さまです。

(偶然ですが)今朝、電気屋さんの軒先のツバメの巣に、
4羽のヒナがいるのを発見しました!

(まだ、小指ぐらいの大きさ・・カワイイ)

普段はせわしない通勤途上でも、
例えば「あれ? ここにコンビニができるんだ」

という 発見 があったりしますよね。

それが【変化】というものです。


市場(マーケット)の数字、株価の変動 というものは、
たまに見ると何らかの 示唆 を与えてくれますが、

【毎日毎日見続けて、プラスになることなんて全然ない】
とわたしは思います。

なぜなら「時間のサイクル」が短すぎるからです。
(1日単位でしょ)

資産運用を行う者にとって、
これは 百害あって一利なし、です。

皆さん、何のためにお金を育てるのですか?
(目的・・)

その作業はどれくらい続くのですか?
(運用期間・・)


例えば「チャップリン」という映画 は、
チャップリンという人の一生を
(なんと)3時間くらいで見せてしまいます。

チャップリンは88歳まで生きましたから、
「1歳分」は(なんと)2分強 です(笑)


ここで【命題】

資産形成 を目的とする私たちが、
毎日の、あるいは毎時間の「情報」を逐一追いかけて、
何の意味があるのでしょうか?


「情報」を 時系列的 に入手する唯一の理由は、
本質的な【変化】を捉えるため。 

それだけです。


投資に関して、短い時間の単位で「情報」を送る側には、
「情報の送り手」として それなりの 思惑 があります。

特に テレビ というメディアは、
一日中なんらかの「情報」を流し続ける 宿命 を負わされています。


例えば、毎日のマーケット(いちば)の動きを、
冒頭の「通勤風景」で喩えるとこんな感じです。
     ↓

「はい、わたくしカンは本日7時43分に、
喫茶マイアミの前を 右45度の角度で曲がりました。 
喫茶マイアミには現在 5名のお客が入っています。

そして、コクミン薬局の隣の花屋さんは(昨日より5分遅く)
7時52分にシャッターを開けました。

カンは地下鉄の入り口に、7時58分に到着。
本日は、後ろから2両目の真ん中のドアから列車に乗りました・・」

みたいなことを、
さも「重大な情報」のように流し続けているのです。


皆さん、よろしいですか。

マス・メディア は、
 
たった1日の中でも、さまざまな「ドラマ」を作り出し、
それを演出する必要があるのです。

(それが彼ら/彼女らの 仕事 ですから・・)


ただ、皆さんは、
◆ メディア と同じ「時間軸」を持つ必要はないのですよ!
 (ここ、重要)

皆さんの お仕事(資産形成)は、
マス・メディアの お仕事 とは、まったく違うわけですから・・。


アメリカでは CNBC、ブルームバーグなどの
「24時間マーケット情報番組」が人気を集めています。

わたしも時々見ますが、彼らはなんとか
短い時間軸の「サーカス」を盛り上げようと懸命です。

実際、CNBC などが人気を博し始めて、
投資家の「短期売買志向」が強まった、
というデータが出ています。


んー、ちょっと 視点 を変えてみましょう。

例えば、それが 資産運用 ではなく、
皆さんの お仕事【職業】ならどうでしょうか?

ある事業、もしくはプロジェクトを組む場合、
そのニーズ・採算等を占うために、

1年後、3年後、5年後という「時間軸」を持ちますよね?

例えば、5年後の 事業成長 を予測して、
ライバル企業との「比較」を行なったりもします。

設備投資 もそうです。
何年も先の 生産個数、売上高、コスト等 をはじき出して、
この投資が 本当に見合うものなのかどうかを判断します。


あるいは 人事部 におられる方。

ヒトという 資産 を、
やはり「長期の時間軸」で捉えられますよね。


なぜ、金融商品を購入する場合に、
3年、5年、10年という
「時間スパン」が持てないのでしょうか・・?

資産運用 とは、
◆ 皆さん自身が主人公の、
  ひとつの壮大な事業、プロジェクト なのです。


「時間軸」を どれくらいの長さで持てるか?

この一点で、
資産形成の優劣 は半ば決まってくると思います。


(ちなみに)かの ウォーレン・バフェット氏 は、

「明日から5年間マーケットが閉まっても、わたしは一向に構わない」
と言っています。



2006年05月19日(金) 「映画」でオプション取引?


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしの好きな俳優に アンソニー・クイン がいます。

彼がロードムービーの傑作、
フェデリコ・フェリーニ の「道」に出演した時のこと。

(1954年 イタリア映画。この作品は彼の出世作でもあります)

主演である アンソニー・クイン の ギャランティー(出演料)は、
映画の興行収入の 25% というものでした。

ここからふたつのことが「推測」できます。

1. フェリーニとクインの 信頼関係
2. この映画が当たる可能性は、すごく未知数(笑)
  (だって興行収入の 25% ですよ!)

フェリーニの映画は当時、
(一般の観客には)難解で分かりにくいとされており、
芸術的な評価はともかく、興行的には???でした。

アンソニー・クイン の エージェント(代理人)は、
試写 が終わったあと「この映画は、最低だ!」と呟き、

「ギャランティー(出演料)の 権利 を売ってしまおう」
と クイン に持ちかけます。

そして「ある人物」が
(この人物が、どんな人なのかよくわからないのですが)、

15,000ドル でクインの権利、つまり
【興行収入の 25% を受け取る権利】を買いましょう、
と申し出ました。

ここに「契約」が成立します。


上記の ある人物 は(今日の概念でいえば)
れっきとした 投資家 であり、

権利の売買 ということで言えば(上記の例は)
立派な オプション取引 です。

(ところで)結果 はどうだったかというと、

「道」は世界中で大ヒットします(笑)


「ある人物」は、自分が期待できる
収益(リターン)と リスクの大きさ を天秤にかけて、

15,000ドルという 数字 をはじき出したわけです。

もちろん、フェリーニの「道」は、
そんなエピソードとは関係なく 多くの人々に愛されています。


(日本では実感しにくいかもしれませんが、)

芸術・エンターテイメントも「立派な産業」です。

特に 映画 は巨大な産業です。

アメリカにおいては主要な「輸出産業」であり、
お隣の韓国では 国を挙げて 映画制作 をバックアップしています。

そこには 巨額のお金 が絡んできます・・。
(もちろん 収益 が期待できるからです)

そして、投資としての「資金提供」と
事業(映画作り)=「資金調達」の【橋渡し】を行うのが、
金融サービス の役割なのです。

(最近では個人でも投資できる
映画ファンド」が普及しつつありますね・・)


ただ、わたしは(個人的には)
ビジネスとしての「映画」に関わりたいとは思いません。

人生の楽しみ がひとつなくなるような気がするからです(笑)


では皆さん、素敵な週末をお過ごしください。



〜人生と資産運用に「適度なウォーミングアップ」を〜

       【逆転の発想スクール】

      5/27・28日 in 東京・大井町
 【トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17



2006年05月17日(水) 逆転の発想スクールです!


こんにちは、カン・チュンド です。

誠に恥ずかしい話ですが、
わたしはつい1時間ほど前まで、

「あの先生はホント 教師の鏡 ですね・・」

と 思っていました。

??

はい、教師の鏡 とは、
あの「鏡」だと思っていたのです(恥)


※(実は)正解は 教師の鑑(かがみ) なのです・・。

鑑(かがみ)には「手本」という意味があるのだそう。


上記は 言葉における【思い込み】ですが、
もしですよ、

もしそれが「投資」であればどうでしょうか?
あるいは「人生設計」ではどうなるのでしょうか?

(そんなこと、考えてみたことない?)


もしあなたが【思い込み】のイメージのまま、
「お金の行き場所」を決定する、
「人生のイベント」を(何気なく)消化してしまうと、

・間違いを 間違い と気付かないまま、
 60歳の誕生日を迎えることになりかねません・・。

 (考えてみれば恐ろしいこと・・)


◆(実は)弊所が開催している【勉強会】の目的は、
  勇気を持ってその「間違い」を自覚すること なのです。

(まさに【逆転の発想スクール】・・)


あなたにとっては「驚き」と、
やはり自分が思っていたことは合っていたんだ、
という「安心感」が得られるかと思います。


第7回参加者の T・Fさんは、
以下のようにコメントされています・・。

「いちど、勉強会 に出てみましょう。
短期売買はしない!住宅ローンは組まない!夫婦は共稼ぎ!など、
わたしが漠然と思っていたことが、実は正解だったんだと、
この方のセミナーで確信に至ることができました・・」

  
    〜 おかげさまで 21回目を迎えます 〜
     
    逆転の発想スクール in 東京  5/27・28日
  【トウシとの初恋 を成就させる 黄金ルール17】

〜 夜ぐっすり眠れる資産運用 を学んでみませんか? 〜

   
 【勉強会の内容です】    

・お金を殖やす 3つの要因 を覚えましょう
・なぜ、「仕事」をおろそかにするのですか?
・なぜ、夢 や 目標 を持たないのですか?
・手取り収入 が減るイメージが出来ていますか?
(→ 増税への道すじ・公的年金の縮小)
・人生の出費に 優先順位 を付けましょう


・毎月のフロー を大切にしていますか?
・お金にこうあって欲しいと「規定」していますか?
(私たちが お金 を教育してあげるのです・・)
・なぜ、保険料 に手をつけないのですか?
(生命保険とは 不利な賭け です)
・なぜ、マイホーム を聖域にするのですか?
(借金をして資産を買うのは 立派なアドベンチャーです)


・これが 最初のポートフォリオ です
・資産形成の舞台 は一体どこでしょう?
 野菜や魚が売っている 市場「いちば」です
・思い込み や 先入観 を退治しましょう
(直径20センチの思考に 陥っていませんか?)
・金融機関 は頼るところではなく、利用するところです
・投資の現場から 1メートル以上 離れましょう


・なぜ、「コスト」をのさばらすのですか?
・リスクは 魔物 ではありません。コントロールするものです
・親切にしてくれる訳をよ〜く考えましょう
(金融機関は お人よし団体 ではありません)
・マネー雑誌と証券会社の あやしい関係 とは?
・なぜ、日本円 にしがみつくのですか?
(安心して眠るために 国境 を跨ぎましょう・・)


・株価 は不規則に上がったり下がったりします
(売買のタイミングを計っても報われません)
・投資の仕方には2種類(単品 or パック商品)あります
(なぜ 個別銘柄 ではなく、投資信託 なのでしょうか?)
・株式 をメインディッシュに据えましょう
・「いちば」投資で 世界に釣り糸を垂らしてください
(インデックス運用がもっとも合理的な理由とは?)
・市場 は変化を続ける「生き物」なのです


・ニワトリ と タマゴ の不思議な関係とは?
・木を見るのではなく、森を捉えましょう
・相性がよい資産を併せて保有するのです
(資産形成のカギは 日本の庭園にあり?)
・債券・不動産は 脇役 として利用しましょう
・これが 発展形ポートフォリオ です
・ポートフォリオゲーム を楽しもう!
 ファンドに 倒産リスク はない?

(もちろん【黄金ルール17】は 勉強会の中で発表いたします)


日時: 5月27日(土)28日(日)13:30 〜 17:00
                  (2日間 計7時間)
場所: 東京・大井町「きゅりあん」4F 研修室    
参加費:おひとり様 12,000円(税込)
              
案内人:カン・チュンド(姜 忠道)
     CFP ファイナンシャルプランナー

主催: 晋陽FP事務所 Invest Your Future


     <トウシとの初恋 5大特典 >

 プレミア資料【投資に役立つ統計データ10選】を進呈
 【あなたとお金の新密度を測る39の質問】を進呈
 【長期投資に成功するためのシンプルな法則集】を進呈
 【道具として最適なインデックス・ファンド7選】を進呈
 【生命保険の見直し読本】を進呈
 

 
 セミナーの詳細 & お申込みは【こちら】からどうぞ。

     
  トウシと「最高の状態」で出会って、
  トウシとの初恋 を成就させてください・・(笑)


 【知的人生設計入門】に参加された皆さんの 声、声 です。
 (けっこうたくさんあります)


 勉強会の【スナップ写真】です(← こちらも盛りだくさん)
 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 皆さまの参加を 心よりお待ちしております...☆

 (あっ、大阪開催は 6/4,11日 です。
           関西圏の方もお申込みください!)


 晋陽FP事務所代表 カン・チュンド



2006年05月16日(火) IT革命と鉄道産業


こんにちは、カン・チュンド です。

情報通信技術 とは、
20世紀から数世紀に渡る、壮大な【技術革新】です。

映画「マトリックス」のように、
コンピュータが人類を支配する世の中は願い下げですが、

人間が(人間の作り出した)叡智 を
節度をもって利用する限り、
ITは人々に多大な 恩恵 をもたらすでしょう。

(わたしはこの点、楽観主義なのです・・)


今から130年以上前の 明治5年(1873年)
品川 〜 横浜間 に、日本で最初の「鉄道」が開通しました。

(1日6往復で、品川から横浜を35分で走っていたのだそう・・)

蒸気機関車 を発明したのは、
日本人ではありません。( → イギリス人です)

鉄道敷設技術 も 当時の日本にはありませんでした。
(したがってイギリスの協力を仰ぎました)

もう少し 時代 を溯ってみると・・。

世界初の「鉄道」が走ったのは 1825年 です。

イギリスのストックトンとダーリントンという町を
つなぐ蒸気機関車で、産業革命の原動力となる
「石炭の輸送」を目的に建設されました。

鉄道 とは(もちろん)
数世紀にまたがる 壮大な【技術革新】です。

1850年代になると、
アメリカの『大陸横断鉄道工事』が本格化します。

それに伴い、鉄道関連の【株式】は急騰しました。
(これが世に云う 鉄道バブル です)


余談になりますが、当時のイギリスは
超リッチ(国内資本が過剰)状態で、

「新興市場」としての アメリカ に
果敢に投資していたのです・・。

その後、何十年にも渡って
「投機的なブーム」と「破裂」が繰り返されました。

(んー、まさに株式市場の本質・・)


そして(日本に戻りますが、)

鉄道という【技術革新】のひとつの成果である
「新幹線」が開業したのが 昭和39年(1964年)です。

鉄道 が人々の生活の中に入り込み、
多大な恩恵をもたらすまで、
実に 長い年月 を要したのですね・・。

ん? 何が言いたいのかって?

IT(情報技術)も同じだ、ということです。


今日のIT(情報技術)の
「骨格」を造り出したのは アメリカ人 です。

インテル や マイクロソフト や
シスコシステムズ などの企業が、

ある特定の製品・サービスに特化し、
世界シェアを押さえています。

アメリカにしろ、イギリスにしろ、
アングロサクソンという人種は

「新しい概念を発想し・具現化する」
ということに長けているのかもしれません。

< ゼロ から 1 を造り出す、ということ >


しかしながら、インターネットという「社会」は
まだまだリアルではありません。

絵 でいえば、さまざまな人が、さまざまな色で
(好き勝手に?)絵を描きなぐっているような状態です。

ネット上の「空間」は、
まだまだ 消費者 にとって真にフレンドリーではないのです。

(65歳のAさんにとっては、まだまだ「取っつきにくい」のでは?)

ネット上から発せられた 商品・サービス に対して、
消費者は まだ真の「利便性・信頼性」を
感じていないのではないでしょうか?

(要は【工夫】が必要なのです)

< 1 から 5、6 を造る、ということですね・・>

( ↑ この点、日本人が得意とするところではないでしょうか?)


こちらからお願いしてもらいに行く「サービス」ではなく、

朝起きたときに(何気なく)そこ在る「付加価値」であることが、
IT革命 第2ラウンドの ポイント だと思います。


〜人生と資産運用に「適度なウォーミングアップ」を〜

       【逆転の発想スクール】

      5/27・28日 in 東京・大井町
トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17




2006年05月12日(金) あなたのお金が 世界を旅します


(今日は宣伝から・・)

一言でいうと【逆転の発想スクール】です(笑)

     5/27・28日 in 東京・大井町
トウシとの初恋 を成就させる黄金ルール17


こんにちは、カン・チュンド です。

雨の日も、風の日も、
あなたのお金は あなたのそばで息づいています。
(あなたが意識する、しないに関わらず・・)

例えば、
あなたは今日、自分の財布の中に、
お金がいくら入っているか言えますか?

「・・・・」


(あなたのお財布 は
あなたの資産 と置き換えることができますね)

(ところで)あなたが お金を手にしない日は
ないですよね?

毎日お金とつき合っているのに、
(もしかしたら)真剣にお金のことを
考えたことがない??

お金は「空気」と同じように、
無くならないと その有り難みが分からないのでしょうか?


どうです、
たまには 声を掛けてあげてはいかがですか?
「こんにちは」と。

えっ、あなたのお金に ですよ(笑)


この世の中で、
あなたのお金のことを
あなた以上に心配してあげられる人はいません。

あなたは 自分のお金のことを
もっと真剣に考えてあげるべきです。
ケアしてあげるべきなのです・・。

いいですか、

あなたが 自分のお金に対して、
「こうあって欲しい」と規定してあげないと、

あなたのお金は 夢遊病者 のように、
ただふらふらしているだけの存在になってしまいます。

あなたのお金は 息を潜めて考えています。
「ワタシは どんなふうに遣われるのだろう・・」と。

< それを決めるのは あなた自身なのです >


あなたのお金がもし、デパート地下の、
カスタードクリームがたっぷり入った
焼きたてのパンを買うために遣われるとしたら、

あなたのお金は
「まあ、しょうがないか」と思うかもしれません(笑)

その時、
あなたのお金は あなたのもとを離れるのです。
(もう二度と 帰ってはきません・・)

あるいは、
預金通帳の印字として認識されるお金は、
ずっとあなたのそばにいる存在なのかもしれません。

「ふむ。これで安心だ・・」
とあなたは思うでしょうが、

「でも、ちょっと窮屈だな・・」
とあなたのお金は思っているかもしれません。


資産運用のやり方については、
実にいろいろな人が いろいろな方法論を語っていますが、

お金の立場に立って考えてみると、

あなたのお金 ⇒ ある【資産】のカタチに姿を変え、
その【資産】として成長し、また お金の姿 となって
あなたのもとに帰ってくること。

それが 運用 なのです(笑)

帰ってくる、というところがポイントですよ・・)

あなたのお金は 長い長い 旅 をします。
海を越え 世界中 を旅します。


(具体的にイメージしていただくために、)

アメリカの株式 になったり、
ドイツの債券 になったり、
オーストラリアの不動産 になったり、
商品(コモディティ)になったり、
ゴーギャンの画 になったりするのです(笑)


結局 投資 とは、
あなたのお金の可能性 を
最大限に 引き出してあげることなのです。

そして、お金の巡りを
(世界的に)豊かにするために
投資 という作業は存在します。


そうです、
投資には ロマン があるのですよ・・。


では、素敵な週末をお過ごしください・・☆



2006年05月09日(火) コーラと兵器と空港と・・


こんにちは、カン・チュンド です。

わたしが15年前にインドに行った時、
コカ・コーラ はどこにもありませんでした。

(何らかの理由で撤退したあとでした。
しかし ペプシ はありました・・)

今ではたくさんのインド人が
コカ・コーラ を飲んでいます。
また マクドナルド にも足を運んでいます。

(ちなみに)インドのマクドナルド には、
牛肉・豚肉のメニューは一切ありません【こちら

また【こちら】を見ていただくと、

牛肉の代わりにチキンを用いた
「チキンマハラジャマック」や、

ベジタリアン用の「マックベジ」といった
インド独特のメニューが並んでいるのがわかります。

現地の【文化】を尊重しながらも、
あのインドという国に「Mのマーク」は見事に入りこんでおり、
これこそ 文明の力 と云えるのではないでしょうか・・。

そして(もちろん)
コカ・コーラ も 文明の象徴 ですね。

< 正確に言いますと(両者とも)アメリカ文明の象徴 です >


そのアメリカでは、コカ・コーラの一人あたりの
年間消費量が 約300本 にもなるらしいです。
(1日に 0.82本の計算・・)

一方、アメリカを除いた世界平均は 約35本 です。

「えっ、他の国の文明の発達度は、まだその程度なのか?」と、
アメリカ型資本主義なら、考えるかもしれませんね(笑)

文明の象徴と云えば、
インテル や、マイクロソフト もそうでしょう。

ジーンズ もそうですし、クルマ も エアコン も、
旅客機 も 空港の設計そのもの も、
株式市場 から 企業会計 に至るまで、

◆ 文明とは【世界中で通用する普遍的な商品・しくみ】
  と定義することができます。


わたしが尊敬する作家 司馬遼太郎氏は、その著書
人間の集団について 〜ベトナムから考える〜」の中で、

兵器もまた、文明なのである。 

と語っています。


その人が属している社会が、
どのような発展段階にあろうと、
あるいはいかなる 文化 を保有していようと、

兵器 という【文明】を目の前に、
期待できる「効果」とその「威力」は
まさしく 普遍的 なのです。

この事実を、内戦当時の南ベトナムを闊歩しながら
確認した司馬氏の驚嘆は いかほどのものだったでしょう・・。

(ちなみに)あの コカ・コーラ の
さわやかさも、まさしく 普遍的 です。



さて、経済を専門にしている者は、

【文明】の発展こそが、経済の発展 である。
という「単純なイコール」を結びがちです。

しかし、人間が最終的に「拠り所」にしているのは、
固有の文化、あるいはその文化を感じさせてくれる
【空間】ではないかと、わたしは思うのです。

人間は(実は)ふたつの 安心感 を持っています。

・皆と同じモノを経験している、
 つまり【文明】を共有している安心感

・皆とは違った、独自の様式、
 つまり【文化】を体感している安心感

そのどちらも失いたくないというのが、
「現代人の本音」なのかもしれませんね・・(笑)


例えば日本の場合は、どうでしょう?

日本人は【文明】という利器を取り入れながら、
それを巧みにアレンジし、
その中で独自の【文化】を堅持してきました。

はっきり言ってこのことを日本人は
もっと誇るべきです。


文明を受け入れつつも、自分のカルチャーを守る、
ということは(うまくは言えませんが)

未来の 不確定要素 に対する、
一種の【防衛反応】のような気がしてなりません。

【文化】とは、その存在自体が
(時には)疎ましく思ってしまうものです。

(だいたい様式そのものが、合理的でない場合が多い・・)

しかし、人間という「生き物」の安定のためには、
一見 無駄 に見えるもの、非効率 なものも
必要なのではないでしょうか?


ちなみに、日本におけるコカ・コーラの
一人あたりの年間消費量は約130本で、

わたしはこれ以上伸びない
(減っていく)と予想しますが 皆さん、いかがでしょうか?

(そういえば、わたしは
 もう何年も コカ・コーラ を飲んでいません・・)



      おかげさまで 21回目を迎えます。

 〜夜ぐっすり眠れる資産運用を学んでみませんか?〜

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2006年05月01日(月) 利己的な動機とは?


こんにちは、カン・チュンド です。

G・W期間中、時間があるという方は
「利己的」という言葉を 辞書 で引いてみてください。

おそらく「自分の利益だけを追求しようとするさま」
云々と出てくるはずです。

(つまり、ネガティブなイメージ・・)

しかし、
わたしはこの「利己的」という言葉が嫌いではありません。 

自分の 利益 を追求する = 生きることに執着する ことは、
人間として(というより 生物 として)
当然 のことではないでしょうか。 


(例えば)弊所は
マンションの一室 を借りて事業を営んでいます。

(当然)わたしのお客様は 共用部分 である
マンションの エントランス に入られて、
エレベーターに乗り、事務所 に来られます。 

(平日はそうでもないのですが)
土曜、日曜になると管理人さんがおられないので、

(エレベーターの周辺に)
チラシ や その他のごみ が落ちていることがあります。

(そうです、土、日も仕事をするのです・・笑)


わたしは(ためらうことなく)
チラシ や ごみ を拾います。

しかしそれは「マンションの美化のため」
という思いからではなく、

(恥ずかしながら)第一に、
弊所に来られる お客様 に「悪い印象」を持たれたくないから、

という 気持ち があるからなのです。
(まさに 利己的な動機 です・・) 

しかし、

わたしのこの【利己的な行動】は(結果としてですが)
「マンションの美化」に貢献しています。  

上記のようなことは
「経済活動」においても見受けられます。

年収を上げたい、最新型のマッサージ機が欲しい、
高い利回りを得たい、クルマを買い換えたい、

息子を私立の中学校に入れたい、
あるいは老後の生活費を工面したい、

という個人の【利己的な動機】が
経済という 巨大な 回転装置 を動かす
「原動力」となっているのです。 

< そもそも 人間の健全な 欲 がなければ、経済は成り立ちません・・ >


例えば、ビジネスにおいて
「自社の利益を追求する」とはどういうことでしょうか?

販路 を増やす、中間経費 をカットする、
マーケティング に力を入れる?

(それらも大切ですが、)

自社の 利益 を追求するとは
(巡り巡って)「消費者」のことを真に考える
ということなのです。

「消費者」に満足してもらえる
モノ・サービス を提供しなければ(所詮)
利益 はついて来ないのですから・・。

利己的 →「独りよがりの世界」にならないところが、
経済のおもしろいところ ではないでしょうか・・。


共産主義の欠点 は、
人間の 欲 や、利己的 な面を直視せず、

現実の困難さ を克服するために、
わざと「高いところ」に 理想 を
作ってしまった点 にあると思います。

◆ 人には 欲 があり、その 欲 は「進化」するのです・・。


例えば、
あくせく働かず「生きがい」を求めながら生活したい、

毎日を 健康 に過ごしたい、
地球の反対側に住む 一児童の役に立ちたい、

終の棲み家に「こだわり」を持ちたい、
自分が生きてきた足跡を 文章や画像の形で残したい、

有機野菜 を食べたい、
アジアの少数民族のことを知りたい
割り箸は使わず、自分の箸を持ちたい、

クルマは持たず 自転車 に乗りたい
(環境問題を考えて・・)

というように、

人間の 欲 は よりメンタルなもの、
ソフトなものへと「変化」してきています。

(そうです、そこに ビジネスチャンス が存在するです・・)


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