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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
スーパーに買出しに行く。お目当てはネスカフェの無糖コーヒー750ml98円を1ダース買うこと。私はコーヒーはいつも1ダース単位で買っているのだが、この商品は初めて。カロリー0と表示されており味も心配。よってまとめて買をやめて1本だけにしたのだ。が、ネスカフェのカロリー0は予想に反して美味かった。だから今日買いに行ったのだが本日在庫なし。良い商品を上手に買うのは誠に難しい。
出張中に靴下が破れたのでホームセンタに立ち寄ったら、なんと「4足480円」で販売していた。これだけ安いと品質を疑いたくなるが、デザインもまあまあだし買ってみた。しかし、安物だとすぐわかった。履き心地がよくないのだ。特につま先と踵。そこの編み込みで手を抜いているのだろう。靴の中ですべる感じがある。クッション効果がない。これからは安物買いの銭失いにならないよう気をつけよう。
年末も押し迫る中、某金融機関へ来年の幹部研修のプレゼンテーションに行く。この商品は今期ある金融機関で実施し、高い成果を上げたものだった。その噂が届いているのか、説明を受ける側も年末のせいか大勢揃ってくれて有難い。売れる保証はないが、売り手にとってお役に立てる確信が持てるプレゼンテーションは実に楽しく愉快なもの。この人たちの未来に役に立つ仕事ができたらいいな、と思う。
ある大手企業の総務の担当者に、社員の転勤時の引越しなどでどの業者を利用しているのかを聞いた。同社では社員が会社が提示したリストから引越し業者を選択する。選らばれる上位は業界のビッグ3と同じ。が、4位には聞いたことのない中小の引越し業者が入っていた。同社は上位企業がよくやる「連絡ミス」がなく、引越し後の地域の案内をしたりまめな対応で評判がいいという。同社に中小企業の生きる道が見える。
茂木健一郎氏の『龍馬脳のススメ』の中に、「一番大事なこと。それは心の中に『北極星』を持つこと」とあった。いつも定位置にあって、どこに居ようがそこに向かえばどんな旅人も目的地にたどり着くことができる。同書の中では北極星を「ビジョンの座標ポイント」と表現していた。「誰にどうなって欲しいのか」「自分の仮想敵は何なのか」それが胸にドスンと落ちれば、環境がどう変わろうが怖くはない。
やり手の女性経営者からクリスマスカードを頂いた。そこには直筆で「指針が欲しいですね」と記されていた。もちろん新聞でもTVでもさまざまな指針が描かれている。が、いずれも評論家的過ぎて、当事者の感覚に乏しいものばかり。同じくコンサルタントが何を語っても、同じように評論家的に聞こえてしまうのだろう。指針を語れる人は、指針に従って歩んでいる人でなければならない。カードの経営者もそういう人の示す指針を望んでいるはずだ。
クリスマスイブにブランド物のセレクトショップに行く。当方は市場調査が目的だが、カップルの来場が目立つ。中にはどこかの工場から油まみれの作業着のまま零点していた人がいた。彼の横にお洒落した彼女。欲しい商品は最初から決まっていたのか、レジ前で楽しそうに会計をしていた。こんな現場感覚のまま立ち寄れて二人がハッピーになれる店はいいなあ…見ていて微笑ましくなった。
経営者セミナーなどでアンケートを実施する。皆さん「参考になった」「大変参考になった」などに○を付ける。講師はそれで評価されるが、そんな評価は錯覚でしかない。受講生はいい話を聞いて成長した気になっているに過ぎない。一番肝心なのは、「行動し、良い結果が出ること」。それ以外で成長も学びもあり得ないのだ。セミナー終了後「速く現場に帰って実践したい」。そう思わせて一流の講師だ。
20代の塾を経営者に話を聞いた。彼の塾は進学塾ではない。高校生に「問題意識」を持たせる塾である。設立の動機は、「以前は進学塾を経営していた。が、無理やり教え込んでも生徒はすぐに忘れてしまう。だから、もっと理解するとか腑に落ちるまで考えるとか、学ぶことが好きになるキッカケや楽しさを伝えるプログラムを提供したい」という。こんなホンモノの教育をしようとしている青年がいることに驚愕した。
名古屋市の北見賃金研究所の北見先生の『ズバリ!実在賃金』の講演CDを聞いた。リーマンショック前と後では、40歳の平均年収が約40万円下がっていた。40歳の管理職では約80万円の減給である。先生によると30歳で月給30万、50歳管理職年収700万の水準は今では高すぎるという。小泉改革以来、非正規社員を増やしたことで給与を抑制してきたこの国は、正社員の給与も抑制する方向に動いている。既に始まっている消費傾向の変化は今後も加速的に進むはずだ。
ある経営者と話していて「デフレから脱出できないですよ」と告げたらとても驚かれた。が、今年のベストセラー『デフレの正体』を読んでそのことを確信した。同書はデフレは「生産年齢人口の減少」が原因だという。そして自動車や建設など、わが国値崩れするほどの過剰生産している産業に依存するのを止め、アジア諸国にブランド品を高付加価値品を売れという。わが意を得たりの想いだった。
乳がんで乳房を摘出した女性のために再生乳房を提供している企業に勤める20代の女性社員に、なぜその会社を選んだのかを聞いた。彼女はこういった。「笑えない人がいる。その原因、理由を解決する仕事がしたい」。この発言にドキッとした。誰もが幸せそうに見える時代。どこに問題があるか見えている人は少ない。が、彼女の場合、仮想敵が明確でそれを行動に移せている。彼女は今後も軸のある人生を送ることができるだろう。
ベンチャー経営者の元で働いている20代の男性社員の話を聞いた。彼は元上場企業社員。が、今の社長に出会ったとき「この人についていって一人前になったら、たとえ会社が倒産しても自分は独り立ちできるだろう」と思い転職したという。これを聞いて単に「この人に付いて行こう!」より一歩先のレベルで考えていることに驚いた。経営者の考える人材育成は、最終的に「独り立ち」を前提とした水準でないといけないのだ。
某チェーン店の社長が語る渥美先生の言葉。「とにかく真似ろ。いい点も悪い点も一緒に真似ろ。それで、問題が発生したらひとつひとつ潰せ。そうしたら自分のものになる」。さらに「あるべき姿を数字で描け。その数字を実現するための無駄を見ろ!」。その人の元で学んだ経営者が胸に刻み、寄る辺としてきたこれらの言葉には、稀代の名コンサルタントが伝えたかった本質がここにある。
今年、流通コンサルタントの重鎮だった渥美俊一先生が他界去れた。某チェーン店の社長が渥美先生の勉強会に参加したときの話をしてくれた。入会したときに「一生を懸ける生きがいをもって死ぬ(80歳)までやると書け!」と言われ、誓書を書かされたという。「やりがい」ではなく「生きがい」を求める。一流人を輩出する塾は、入塾の段階から求める気合が違うものだ。
静岡の松坂屋で「現代盆栽展」が開かれている。「観賞用」の盆栽で、机上に飾れる可愛い大きさの可愛いものが多い。主催は「らち樹園」さん。同社はこれをキットで販売(陶器部分は清水市の陶芸家の作品)し、盆栽教室を開いて作る楽しみも提供している。盆栽は年寄りの趣味〜縁側や庭に飾るものとの認識があったが、同社はそれを日本文HOBYにしてしまった。その新しい着想に拍手を送りたい。
ある経営者から上海の展示会に出展したときの話を聞いた。上海に出店したのは、中小企業庁の「海外進出支援事業」に応募し認定されたため。つまり国のお金で出展してきたのだが、社長はこのような「応募」が好きだという。なぜなら、応募すると審査員に「会社の過去・現在・未来」を提出する。その過程で改めて「自社の理念や経営計画書など会社の問題を見つけることができるからだ。
『稼ぐチームのつくり方』のセミナー時に、「なぜ販売計画は徹底されないのか」の簡単なアンケートをとった。近年の営業部門の業績不振の多くは、徹底すべきが徹底できていないことに起因するからだ。そして、その主要因のひとつに「部門間の連携が取れていないこと」があった。要は部門間のコミュニケーションが問題なのだ。これを解消するにはコミュニケーションの活性化程度ではダメ。計画立案の仕方から見直す必要がある。
こんな年の瀬だが、今月は2回営業セミナーを開催した。テーマは『営業マネージャ研修を建て直す』と『稼ぐチームのつくり方』。昔の常識に照らせば営業マンは挨拶回りに忙しい時期。とても勉強している余裕などないはずだが、『営業マネージャ研修を建て直す』も『稼ぐチームのつくり方』も満員御礼。講義していても「今のやり方を変えたい!」危機意識がアリアリで気持ちよかった。
昨日の友人の会社にとって「お菓子の家」は主力商品ではなく『くいつき商品』だ。この商品で展示会で「なんだろう?」と人目を引く。そこで、同社主力が一番売りたい「クッキーの上に模様を描くアイシングの技術」を紹介する。アイシングとは「お菓子の家」の焼き菓子の張り合わせに用いられているクリームのこと。これを用いてクッキーの上に自在に模様が描けるのだ。主な顧客には、誰もが知っている外食チェーンがズラリ。『くいつき商品』である「お菓子の家」が上場企業の皆さんの創造力をかき立てるのだ。
友人が経営する会社が三越に出店。NHKニュースでも取り上げられた。同社のメイン商品は「お菓子の家」。硬い焼き菓子でできた家の屋根や壁を、砂糖などで作ったクリームで張り合わせて作るものだ。これらが組み立てキットになっていて、親子で作る面白さがある。NHKは外に対するお金をケチりながら、中を充実させる「家中消費」の象徴として紹介。給料減額でクリスマスも「家中」に向かっているようだ。
『坂の上の雲』で、東郷平八郎が英国旗を掲げた清国の兵士輸送船を撃沈するシーンがある。英国旗であることに砲撃をためらう幹部たちに対し、東郷は「明らかに国際ルール違反」として攻撃命令を下した。彼の判断基準は「国際法上多正しいか否か」であった。当時の日本海軍は世界に認められるためモラル面で高い水準であろうとした。感情優先で考えすぎてなめられた今の弱腰政府には見習って欲しい。
K総経理からの3つ目の質問への私の答え。
昨日に引き続き、K総経理に対する2つ目の質問への私の答え。
さて、K総経理からの質問への私の答えだが、備忘録的に記載しておきたい。
元部下で、今は天津で独立しコンサルティング会社を経営しているK総経理が訪ねてくれた。彼は今回、6人の部下全員を連れて来日した。彼は部下の前で私に次の3つの質問をした。(1)コンサルタントのプロとしての条件を3つ挙げてください (2)自分がカフェ親父になるには?(3)コンサルタントとして一流になる上で、他業界にないスキルは何か? 元部下とはいえさすがに異国で戦うひとかどの経営者。その意識の高さに驚いた。
自宅の古いPC等を処分したくて、既知の産廃業者に依頼した。隣町なので集荷はできず、当方より持ち込んだ。すると、社員さんがとても気持ちのいい挨拶してくれて、パパッと算定し、とても快く引き取ってくれた。「悪徳回収業者が多いから注意せよ」とTVで報道していたが、なんともいえぬ安心感と爽快感を覚えた。この規律を作るのは並大抵でなかっただろう…この社員の影にある社長の努力に舌を巻いた。
5年前、ある大手企業の技術部門の研修プログラムを開発し、講師を指導する仕事をした。そのとき育成した講師と久しぶりに再会。聞くとこの研修は、彼が熱血教官となり、毎年定期的に行われているという。しかも受講者は技術者から営業マンにまで拡大。彼の熱心な講義は、同社の現場社員の意識改革やスキルアップに貢献している…その事実を知り、素直に嬉しくなった。
健康食品販売会社の社長と話す。同社はほぼ個人経営の小さな会社だが、業績は好調。社長には2人の息子さんがいるが、その2人共が社長の後を継ぎたいという。一般企業に就職し敷かれた階段を上る…そんな人生に夢や希望を描けなくなっているのだろう。「社長は社員の憧れでなければならない。だから私はベンツに乗る」は社長の弁。聞いていてこちらも嬉しくなったが、意気揚々の人が日本を明るくする。
会計事務所の若い課長のデビュー講演会に参加する。彼は企業の生き残り策を「絞り込み」とし、以下の9つのキーワードを挙げた。〔1〕商品機能は単純に〔2〕価格は安価か高価か〔3〕商品点数は少なく〔4〕市場は隙間を狙い〔5〕販売地域は狭く〔6〕販路は特化し〔7〕ターゲットは明確に〔8〕在庫は希少化し〔9〕サービスは高付加価値化する。シンプルできれいにまとめられ、とても参考になった。
TKCが作成した中小企業の映画を観た。窮地に立った社長が実抜計画を作成し、銀行と会計士と共にV字回復する物語だ。映画の中で、経営計画を作った社長はこうつぶやく。「この経営計画は私だけのものではない。従業員のものだ。従業員の生活がかかっている社員全員の魂が入った経営計画なのだ」。これを銀行員が「いよいよ具体的な行動に移すのですね」と興奮気味に受ける。こちらまで胸が熱くなった。
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