V字経営研究所・酒井英之の4行日記
DiaryINDEXpastwill


2008年06月30日(月) 自分の時間は何時から何時までですか?

某社の労組委員長が新入社員に尋ねた。「君の勤務時間は月曜から金曜の8:30〜17:00だ。土日曜は休みだ。さて、君の時間は何時から何時までだ?」。これに対しほとんどの新人は17:00以降と土日曜だと答える。が、これは間違い。正解は「全部」。勤務時間であろうとなかろうと自分の時間であることには変わりはない。仕事でも自分が創意工夫を施していけば、楽しく意義のある自分の時間になるのだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月29日(日) 最近の高級車って何だろう?

息子が尋ねる。「BMWとアルファードはどっちが高級車?」。私が答える。「どっちも同じくらい高級だよ」「でもね、どちらもよくガソリン食うからね。だから今は高級車とは言わないかもねえ…」「ガソリンを食わない燃費の良い車はいいねえ。ハイブリッドカーもそうだけど、もっと小型でガソリンを食わない軽とかヴィッツの方がよっぽど高級車じゃないかなあ…」。原油高でクルマの評価も変わるのだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月28日(土) 2005年に株で儲けた団塊の世代の、その後。

エコノミストとしばし対談。彼曰く「2005年は、株で誰もが儲かった。それを『自分の知識・勘は凄い!と自惚れ、運用の腕がある』と錯覚した人が実に多い。特に団塊の世代で錯覚した人はこのときの自信を元に、退職金で手に入った小金を使い、引退後の今は運用を始めているであろう。そして皆、甘いまま判断して失敗する」と断言した。酷なようだがこれが現実。庶民にトレーダの真似はできない。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月27日(金) 他人の仕事は外からは見えない。しかし…

人間の仕事の中身は外から見ていてもなかなか分からない。しかし、やる気の状態はよくわかる。そのため、やる気がある人の周囲にいると周囲のやる気は自ずと高まり、やる気のない人の近くに居るとやる気が失われる。よって周囲の人に不快感を与えないよう、チームメンバー全員が常にやる気ある状態にしておく必要があり、そうでない場合はその人の意識を変えるか排除する必要がある。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月26日(木) 事業経営で苦しいときに支えてくれるもの

昨日の新規事業の共通点で感心したことがある。それは「苦しいときに支えは何か?」に各社の共通した答えが「お客様」と「従業員」だったこと。いくら金儲けが上手でも、従業員に隠し事をさせたりお客様を騙したりするようでは繁栄しない。昨今の偽装問題の発覚は殆どが内部告発だが、いかに従業員が支持できない事業だったかよくわかる。従業員やお客様から支持されてこそ事業は成長するのだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月25日(水) 各社に共通する新規事業成功物語(セオリー)

新規事業のセミナーに集まった約30名の受講生に、自社の新規事業の成功物語を調べさせた。そして、業種も規模も時代背景も違う新規事業の物語での共通項を探させた。すると、成功までに主に二度躓いていることが分かった。最初の躓きは、創業後間もなく。ヒトモノカネ等の経営資源の不足で起きる。そして二度目の躓きは、軌道に乗ってからQCDSの躓きで起る。こうしたことに自社を題材に気付いて貰った効果は大きい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月24日(火) 面白い自己紹介ができる先生・できない先生

子供の行く小学校のPTA会報誌に全先生のプロフィールが載っていた。そこには先生への質問として「動物に例えると何ですか?」があった。その答えは人によって「ぞう」「サル」「カメ」「ねこ」といった超平凡なものから、「くいしんぼうのキリン」「夏に氷に抱きつく白クマ」「高所恐怖症のねずみ」「気まぐれな猫」という工夫した表現のものもあった。同じ問いなのにこの差はいったい…?こんなところに生徒への配慮の差が出ている。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月23日(月) 人口減少エリアでの成長モデル

カゴメの北海道支店の話を聞く。北海道の市場経済は人口がも減少。小売企業も次々廃業したという。そんな中、カゴメは売上げを着実に伸ばした。その秘訣は本社に頼らない地域密着型の商品開発だ。特に当たったのが、ラム肉にケチャップを混ぜて焼くラムチャップ用のソース。実演販売したところ好評で、商品化したという。縮小市場での成長に、この国の近未来のマーケティングの姿を見た思いだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月22日(日) 辞めた人間に優しく声を掛けてくれる会社

札幌ドームを視察したとき、以前勤めていたブラザー工業の安井義博会長と一緒だった。眺めの良い場所に来たとき、会長の方から「酒井、一緒に写真を撮ろう」と声を掛けてくださった。そして、同期で今会長の秘書室長を務めている有人にシャッターを切ってもらった。20年近く前に辞めた人間に今も社員同然に暖かい声を掛けてくださる。その心根に感動した。大きい人だなあ。ありがとうございます。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月21日(土) 方針をスローガン化したら魂を吹きこもう

カゴメが90年代に立ち直ったときの話を聞く。社長は3つの経営革新課題「新しい需要創造力」「持続的利益獲得力」「自主活動あふれる社風」を掲げ、これをひとり一人が自分のものして取り組んでくださいと伝えた。すると、ひとりの管理職がこれを自分の職場で唱和することにした。これを聞いた工場長が「唱和して満足するな。これについて考えて行動することが大切だ!」と叱ったという。盲目に唱和しても何もかわらない。方針は実行してなんぼだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月20日(金) 職場は結果ではなくプロセスから作られる

16日の副委員長の組合では夏に大々的な夏休みを開催していた。そのDVDを見せていただいたが、8月の一日の夕方から夜に変えて、すべて組合員の手作りで行なわれる。浴衣コンテンストやダンス大会があり、最後はソーラン踊りで終わるという参加型のイベント。副委員長は「雨で実行できなくてもかまわない。職場はプロセスから作られるのだから、準備できた時点で目的は果たしている」。そういって今年の準備に入っていった。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月19日(木) 人の表情が撮れないと広報誌は作れない

16日の副委員長の労組発行の機関紙を見せてもらった。ものすごく写真が豊富でかつ上手いので同労組の楽しさが伝わってきた。聞くと、「人の良い表情が撮れないと組合広報誌は作れない」との合言葉で、カメラは1眼レフを揃え執行部員が練習したのだという。昨日紹介した合宿討議にもカメラ担当がいて、参加者が悩んだり、気付いてハッとしたりした表情を捉え、臨場感が伝わってきた。この合言葉は名言だ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月18日(水) 労組が仕掛ける工場長と班長の合宿討論会

16日の副委員長の労組は、職場改善のため工場長と現場の班長が一緒に合宿し、とことん話し合う機会を作っていた。通常なら工場長にはなかなか物が言えないし、言ったところで工場長は部下の意見・進言を遮って、自説を述べようとする。そこで労組がその場に立会い、「工場長、今日はそれを聞きに来たのでしょ。だから聞きましょう」「そうはいっても工場長。ここからが大事です」など繋いでしまう。すると、風通しの良い風土ができるだけでなく、一体感が醸成される。こんな熱心な労組は滅多にない。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月17日(火) 寸劇で一度は学んでおきたい金融知識。

昨日の副委員長の労組では、組合員融資が新入組合員のために寸劇を開催していた。寸劇のテーマはローン。うっかり高金利ものに手を出すと多重債務に陥る、その怖さと賢いお金の借り方を指南したものである。熱心な演技と聴衆の真剣さに感心したが、こうした試みが他の労組でも行なわれたら多くの人が救われるだろう。金融知識は必須だが覚えにくい。劇を通して学ぶのが一番良いと思う。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月16日(月) 自分の時間はどこからどこまでだと思う?

某労組の副委員長と話す。彼は新入組合員セミナーこんな問いかけをするという。「17時までの勤務時間と17時以降時間。月〜金曜までと土日。さて、あなたの時間はどこからどこまで?」。この問に多くの人は「17時以降っと土日」と答える。が、それは間違い。勤務時間も全部が自分の時間なのだ。自分を成長させられる時間だし、社会に貢献できる時間でもある。彼はその考えで仕事に臨んで欲しいのだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月15日(日) ボランティアの世界でもいやらしい徒弟制度

少年野球の審判の講習会があった。塁審くらい務まればいいなあ?と思って参加したら、主審も覚える本格的なものだった。それでも結構面白くて、だんだん審判のボランティアもいいなあ…と思えて来たが、6人いた先生の審判達を見ていてすっかり冷めてしまった。あまりにも厳しい徒弟制度だったからだ。ボランティアの世界でも上下関係に縛られるなんて真っ平御免。当面は静かに塁審に徹しよう。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月14日(土) なぜ新入社員は挨拶ができないのか

ある大会社の社長が嘆いていた。彼は新入社員が自分に挨拶しないことが不思議でならず。、新人たちに「自分から挨拶する者は?」と尋ねた。すると、半数しか手が挙がらなかった。そこで残り半数に理由を聞くと「挨拶は目上の人から目下の人にするものではないのですか?」。家では親の方が先に「おはよう」と声を掛けた。学校では先生が先に「おはよう」と言ってくれた。だから会社では上司から「おはよう」というのが正しい…こんな理論を言われて社長はびっくりしたという。世の中変われば変わるものだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月13日(金) ウォーキング中に気持ちよく挨拶を交わすコツ

毎朝のウォーキングを始めて1年以上になる。最近は誰とでもすれ違うときに気持ちよく挨拶を交わせるようになった。コツは、目をあわすこと。相手はうつむき加減に歩いて来るので、じっと見る。そして相手が顔を上げて目があった瞬間にこっちから挨拶をするのだ。そうすると、相手も返しやすいのか、気持ちの良い挨拶が100%返ってくる。相手がしないから自分もしないのは一番ダメ。こっちからすることだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月12日(木) 札幌ドームで子供ごころにスイッチオン

札幌ドームを視察。今回は最上階の展望室に登ることができた。随分長いエスカレータを登っていく、ドーム内とドーム外の両方を楽しむことができる屋根から吊り下げただけの空間だ。建築構造的にも機能的にも不必要な空間なのだろうが、こういう「遊び心」があると、子供心に日が付いてうきうきワクワクしてくる。閉塞感一杯の時代に夢を育むのは遊び心。設計者が楽しんでいる顔が浮かぶようだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月11日(水) 秋葉原事件とお寺の弱体化について考える

秋葉原で想像を絶する悲惨な事件が起きた。『ソトコト』の小黒編集長は、このような事件が起きた一端に、お寺が弱くなったことがあるという。確かにかつて、精神的に苦しむ人は寺を訪ね、和尚に話を聞いたり説教されたりして立ち直ったものだ。ところが今、お寺は人生相談所ではなくなった。悩みを抱えた人たちは自暴自棄に罪を犯したり自殺したりする。お寺には相談できる場所として復権して欲しい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月10日(火) 倉本總氏の富良野「自然塾」で感じたこと

富良野の倉本總氏が運営する「自然塾」を訪問した。元ゴルフ場を潰して作った施設内では、目隠しして森の中を歩いて自然を感じたり、地球の歴史40億年を400Mに置き換えて表現した模型を見たり、植林をして地球について考えた。環境問題対策はひとり一人がでいることを見つけて取り組むことは大切だが、職域や地域の皆と一緒にできることはないのか。それが簡単に見つからないのが苦しい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月09日(月) 「よさこいソーラン祭り」に感動した記録(3)

「よさこいソーラン祭り」の最後に、実行の運営委員を務めた学生が舞台に上がって挨拶をした。彼らはトツトツと運営の苦労話を語って、泣き出した。舞台の裏話をしたわけだが、こいつはいただけなかった。そういう部分は秘匿するからこそ価値があるし、観客には察しがついているので興冷めである。世の中のいろんな裏話がネットやTV、雑誌等でオープンになりすぎて、その当たりの境い目がわからなっているのかな?と感じた。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月08日(日) 「よさこいソーラン祭り」に感動した記録(2)

「よさこいソーラン祭り」の面白さのひとつが、4.分30秒の演舞に必ず『ソーラン節』の一節を入れること。どのチームも聴き慣れたソーラン節にアレンジを施し盛り込む。聞いていてこんなにもいろんなアレンジの仕方があるのかと感心する。郷土を代表する唄が、何百通りのもアレンジしてひとり一人に染み込んでいく姿はなんと美しいのだろう。自分の原点を描ける唄を持つ人が本当に羨ましい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月07日(土) 「よさこいソーラン祭り」に感動した記録(1)

札幌で「よさこいソーラン祭り」を見た。団体になって踊り狂う人たちに、何かに自分をぶつけて自分を燃焼させたいのだな…と感じた。ぶつける対象=情熱を燃やす対象が未来ではなく、『今』に向いているのがこの祭りのエネルギー源であろう。将来が見えない不安、地球環境とか少子化とか悪くなっていく不安。先の閉塞感を今の燃焼で忘れ、希望を見出そうとする。その姿の美しさに感動した。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月06日(金) 職人として大成した人が歩む3つの道

芸術家や職人、スポーツ選手として大成した人は、その後は同じパターンを辿ると聞いた。現場の第一線を引いた後は「プロデューサ」になる。次の人材を晴れ部舞台に押し上げる役割だ。その次には「人材育成の担い手」になる。学校の教師や校長のような役割だ。私もコンサルタント暦は16年。大成したわけではないが、そろそろ職人からプロデューサに移行する時期。部下をHEROにする役目を担いつつある。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月05日(木) 社風が決定される3つの要因

最近、社風が何によって決まるのかを考えている。主な要素はどうやら3つだ。第1はその会社のHERO像。どんな人が評価されるかで、モデル=あるべき姿が描かれる。第二は語り継がれる屈辱。これは絶対に避けたいアンチモデルになる。そして第三が権限委譲の度合い。これによって、理想に向かうためのリスクの許容度=変化への挑戦度合いがわかる。社風は意図的に変えられるものではないが、変える時は、この3つを意識せねばならない。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月04日(水) ワンマン社長が誕生する3つのメカニズム

なぜワンマン社長が誕生するのか、ワンマン会社に転籍してきた元官僚から質問された。理由は簡単。会社の付加価値の根幹を社長が握っているからワンマンになるのである。根幹とは、主に「人脈」「技術」「設備(拠点設営)」。このいずれかで社員に比べ卓越したものを社長が持っている場合ワンマンとなる。この3つのどれかに卓越し、かつ数字かマネジメントに秀でていたら立派な社長なのだ。逆に二世はこのいずれかで卓越しないと「なぜあの人が社長なの?」と言われてしまうだろう。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月03日(火) 甘い言葉を白けた気持ちで聴ける基礎知識

漫画『クロサギ』を愛読している。その表紙のコピーにつくづく感心する。曰く「埋もれた財宝話だって?これからあんたの財産が埋められるんだよ」「何度でもチャンスはある…そう、騙されるチャンスはね」「おれが軽蔑するのは、”信じてる”って言うやつだ」「迷信を笑うくせに詐欺は信じるのだな」「監督官庁のお偉いさんがサラ金に天下りする時代だ、騙した者勝ちってことだな」。
詐欺は一種の手品であり、手品と同様にタネがわかると一気に白けたものになる。読んだ人は裏を知り、甘い言葉を白けて聴くことができる。そこに本書の価値がある。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月02日(月) 人を採用する時に語りかけるべきメッセージ

人材がなかなか採れない…そのような会社は募集時のメッセージを見直すといいだろう。大事なことは、「当社にくれば、君は××になれる」「当社にくれば、君は○○できる」の××、○○を埋めて伝えることである。そして○○できる・××になれるための「教育プログラム」が用意されていることを伝えると人気は高まる。つまり「わが社のHERO像」を提示し憧れを作ることが人を採る秘訣なのだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2008年06月01日(日) 誰かが見ていないからこそやるべきこと。

クライアントの女性社員にインタビューした。同社で社長が在社しているときとそうでないときでは仲間の態度が変わるという。よくある現象だが、彼女は「見ていないからやらない、はダメでしょう。そういうときだからこそしっかりやらないと」と考えるという。平社員なのに骨太な人だな…と感心していたら、彼女は同社の経営改革を考えるメンバーに選らばれた。見ている人は見ているものだ。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


酒井英之 |MAILHomePage
My追加