|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
担任だった先生の引退を期に20年ぶりに同窓会があった。誰だ誰だかわからない者と、そのまんまの者がいた。私の学区は工業・商業地域で、工場の移転、商店街の衰退、鉄道高架などで人が入替わり、当時と同じ土地に今も住んでいる者は稀である。故郷はあってもよしみの友が居ない…それを寂しく思っていたが、今日は皆が帰ってきた。故郷は懐かしい人がいて初めて蘇えるのだ。
03/4/25の日記で紹介した拙著が書店に並びはじめました。この日記に紹介してきた事例約90編をより詳細にまとめたもので、社員をその気にさせるのが抜群にうまい会社のあの手この手を紹介。タイトルは『なぜ社員の意識は変わらないのか』。紀伊国屋やYahoo!ブックスショッピング 等のサイトでもご覧頂けます。4/25以降、直接お問い合わせを頂いた皆様、本当にありがとうございました。
「桶狭間古戦場まつり」のポスターを見る。桶狭間といえば「信長」だが、まつりのプログラムは「戦人塚供養祭」「善元公墓前祭」「善元公霊前祭」など、この戦争で命を落とした人の霊を慰めることがメインで驚いた。外部の者にとって戦争とは勝敗のみに関心があるもの。が、地元の人には、そんな勝ち負けよりも当地で戦争があり、多くの人が「ここで」死んだことの方がよほど重要なのだ。
5・6月が需要期のS社。山場を迎えた今月の会議では、我々海軍は…作戦を無事終わりました…陸軍はゲリラに手を焼いています…などマーケティングを戦争に喩えた言葉が飛び交った。残り一ヶ月を「30日間闘争」と命名。この期間だけは日頃後方にいる技術者も前線に立ち、市場にハイレベルな情報を提供する。壁には全国各地の勝敗が一目で分る星取表。いよいよ総力戦だ。(参照:03/4/16の日記)
「当社の興亡この一戦に有り!」。大袈裟なようだが、どの会社にも長い歴史のうちには関ヶ原のような「決戦の日」がある。その日まで後100日を切った某社では、これからを「100日間闘争」と命名。社員一人一人がスローガンを創り、この100日間で為すべきことを詳細に掲示。飛び交うメールの最後には「Xデーまで後○○日」の文字。これまでのハラハラがワクワクに変わってきた。(参照:02/9/11の日記)
30歳後半のキャリア女性に聞きました「ビジネスウエアをどこで買うの?」。�ヽこ綾伉セ�に海外で ��横浜の海外ブランド店 �C棒�紳士服の展示会でオーダー �ぅ潺轡鵑納�分で作る。共通しているのは、国産の市販品は若い人を意識して小さすぎ。自分に合うサイズのものはオバサン臭くて良いものが身近にない。アパレル各社はキャリア女性という新市場に対応できていないのだ。
日経に大卒初任給600万円の話が載っていた。退職金を織り込んだ金額らしいが、おぢさんには許せない高さである。�,�ぢさんが600万になるまでどれほど苦労したと思っているのか! �△い�なり600万も払える会社にしたのは誰の功績か! �E喘罎納�める人材を増やすだけじゃないか! おぢさんのこんな叫びが届かないほど世間はドライに動いている…そこが口惜しい。
出版したりTVでコメントしていて実感することが「削ぎ落とし」の効用だ。本当は書きたい、話したい内容が一杯あるのだが、限られた紙面、時間の制約からカットする。惜しい気持ちをこらえてこだわりの部分をカットすると、一定のテンポ、流れが生まれてシャープな作品となる。くどくどよりもテンポ、贅肉よりリズミカル。情報過多の時代に受け容れられる要素なのだ。
出会い系サイト殺人が後を絶たない。「腹が空いたからコンビニで弁当を買う」と同じ感覚で「寂しいから誰かと会う」「暇だから誰かと会う」。時間消費を容易にすることでが出会い系の便利なところ。ところが、コンビニの商品は間違いがないように誰かが検品したものであるのに対し、出会い系で会う人には検品無し。相手が信用できる人かどうか自分の眼力で見極める必要がある。
「おとなのOFF」のような雑誌が流行だ。あえて平仮名で「おとな」と書くのは分別のある「大人」と違い、子供っぽいところを残す意味らしい。これらの雑誌は「不倫のススメ」がコンセプトのようだが、エンピツ日記の「不倫」ジャンルを見る限り、失楽園のような幽玄で幻想的な不倫は全く見当たらず、近くのラブホで過ごすのが現実のようだ。雑誌を買うことで幻想を買う時代なのだ。
某大企業で聞いた話。ある人が役員候補に上がりながら役員になれなかった。その原因は「ゴルフがセコイから」。どうやらグリーン上でマークするときボールを10cm動かす…ボールを置くときにも+10cm動かす…1mぐらいのパットでもOKを求める…など。それで反感を買ったというが…落ちた理由が実績でも能力でもなくゴルフとは。嘘でもそんなふうに噂されたくないものだ。
管理者の簡単な動機づけ方。まず自分が異動するときを空想する。そのとき部下一同から「××部長(課長)殿 ○○だから貴方の下で私たち部下一同は幸せでした」の感謝状を貰うとする。その「○○に何と書かれたい?」を問うのである。そして「それは明日転勤しても貰えるか?」「→貰えない?では何が足りないと思う?」「→わかっているならやりなさい」と問い詰める。お試しあれ。
昨年まで赤い台紙に「6629」と書いたシールを全社員の名刺に貼り付けていたK社。車にも同じステッカーを貼った。この「6629」とは借入金を66億円から29億円まで減らすぞ!という意味。赤色は危険を意味している。現在は「5329」。台紙は注意を表す黄色だ。社長は「来期は《4129》だ。台紙は安全地帯の青にする」と語る。借金減が目標とは、売上増を目標にするより何とも楽しい。
レストランで食事をしていたら隣の婆が動かなくなった。仲間の2人の爺婆はおろおろしているが、店員も周囲の人も無視している。見兼ねておばさんを肩に担ぎ駐車場まで連れて行くことに。駐車場に止まっていた車はジャガーだった。金持ちの爺婆が飲んだくれて飲み潰れただけ。店員に聞くといつものことだという。80kgの巨体を担いだせいで腰は痛いし、何とも後味の悪いおせっかいだった。
地雷被害者のために、アフガニスタンに400台の車椅子を届けたNGOの小倉さん。単に商品を送っただけでなく、修理の仕方を教えている点が凄い。日本のODAは、最新機械ばかり送るから最初は喜ばれるが、一旦壊れてしまうと修理の仕方がわからず捨てられてしまう。モノだけでなく修理方法を教えるのは技術を移転すること。技術を移転することは産業=雇用を創ることである。
那覇の盛り場に若い男女が溢れ、客引きの仕事をしている。いろんな知識・技能を修得できる吸収力があり、体力的にもエネルギーが溢れるこの時期に、何とも惜しい時間の使い方だ。どこかの任侠が彼らを集め「お前たち、理想の社会を作らないか?」と持ちかけたら、どれだけ眼を輝かすことだろう…。若者に夢を見させてやれない今の日本。その一員として自分の無力を痛切に感じる。
出張で沖縄へ。蒸し暑かったが、この国にくるとなぜか肩凝りが消える。この癒しの空気はどこから来るのだろう?倉本總によれば、旅行はその国を第六感まで含めた全感覚で味わうものだという。何か癒されるものを見たわけでも聞いたわけでも食べたわけでもない。潮風に触れたわけでも、潮の臭いをかいだわけでもない。けど確実に癒される。琉球は、第六感に働きかけてくる国だ。
某社のある支店が朝礼のたびにロールプレイングをはじめた。営業マンがよどみなくお客様の質問に答えらえるようにするためである。実施している支店長は「野球選手でもサッカー選手でも練習してから試合に臨む。なのに当社の営業マンは全然練習せずにお客様と接する。これで成約率が上がるはずがない。だからやっている」と語る。言われて納得。私も早速取り入れることにした。
某社で課長になって欲しい人材がいた。この会社は「管理職とは…」の定義を明確にしている。ところが彼は固辞した。自分はその定義に合う人物ではない…という。そこで社長は「最初からすべて満たさなくても良い。徐々に定義に相応しい人材になればよい」と諭した。その結果彼は課長になることを受け入れた。定義があるからこそ人は真剣に悩み、覚悟する。定義がなければ気付きもないのだ。
セクハラが叫ばれて久しい。定義はいろいろあるのだろうが、私は身体(性)的特徴を「商品」のように観ることだと思っている。胸や、お尻や、美人かどうかなどの身体的な特徴を題材に、さも商品の特徴をスーパーマーケットで吟味するかの眼で捉え、消費対象としての適・不適を判断する。そこには人の内面に対する洞察は全くない。時折そんな眼で他人を見ている自分。情けない限りだ。
コンサルの商品で最も高く売れるのが評価表である。「判定を下せる仕組み」のことだ。何らかの判定を下すのであるから、万人が納得するロジカルなものでなくてはならない。そうしたものが作れるということは理論にも、実践にも優れていることの証明である。もしあなたの会社に「評価/測定/検査」で付加価値を得ている仕事があるならば、それを多数売る事業を考えるべきである。
集中とリラックスは交互にやってくるという。イチローはバッターボックスで右手を大きく振り回すときにリラックスし、構えて集中する。落合もギュッとバットを絞るようにして集中とリラックスを繰り返した。仕事にも集中とリラックスを適宜繰り返すのが望ましい。集中しすぎてアヘアヘになるのは避けたい。そのために、どんなに忙しくても休みだけは確保したい。
週に一回、新聞に連載を書くのは孤独な作業であり、結構辛い。これに対し、TVで皆で作りあげる仕事だ。ニュース番組のコメンテータをしながら、一番感じるのが「皆で創り上げる仕事って楽しいなあ…」ということ。それぞれの技を持ったプロが力を合わせる世界。個人技に頼ることが多いコンサルタントにとって、TVは忘れていた仕事の醍醐味を思い出させてくれる機会である。
酒類卸問屋が外食FCに加盟し、初めての店がオープンした。外食への進出は、地域密着市場の飲食に関するデータを蓄積するためである。そのレセプションで行われたのが、同社の歴史を振り返るVTRの放映。90余年の変遷と、ついに外食産業進出に至った必然性を示されている。集まった人に歴史を披露することは同社の文化を共有すること。その効果の大きさは、これからわかる。
「メルマガを発信して、常にお客様と繋がり続けなさい」。そんな私のアドバイスを素直に聞いて、時折「季節のご挨拶」なるメルマガを送ってくる二世。内容はイマイチだが、文章が丁寧で貰うたびに彼のことを思い出す。そして、メルマガをもらっていることだし、次の本が出たら彼に送ってあげよう、と思う…こうして彼は私の本をタダでゲットする。やはり、メルマガは効果絶大なのだ。
その昔、コンサルタントの先達に「ノウハウはどんどん公開しろ。出し惜しむな。発信して返信を待つ。これが一番情報を集める方法だ」と言われた。以来、折ある毎にノウハウを公開。そのせいか、最近経営者からいろんな情報をもらう。どこかで聞いた良い話であったり、有益な話が載った雑誌であったり。「経営者にはこんな情報が必要なんだ」。それを教えてもらえるのは本当に有難い。
郡上にある「恐竜館」に行く。ここには等身大の恐竜の、動く模型が30体以上展示されているのだ。都心で「大恐竜展」などが開かれるときには、ここから模型が出品される。社長はTV「誰でもピカソ」に出展したこともあるらしい。こんな田舎で、子供も大人も喜ぶ芸術を見られるのは至福だ。好きなことがハッキリしている人はどこにいても輝いていてカッコイイ。
謎の白い一団が近くを通った。宗教団体らしいが、団体で暮らし、白で固める必要があるのか理解に苦しむ。オウム以来、怪しい集団に対する住民の危機感は強い。「ほかっといてくれ」と言われても、自分たちが何者で、今ここで何をしようとしているのかを明らかでない以上、受け容れることは難しい。まず自分の「謎」の部分を消す。それがない以上NOと言われても仕方がないだろう。
30年ぶりに潮干狩りを楽しむ。混雑を避けて予定より早く海岸に着く海岸を掘りはじめたもののちっとも貝が出てこない。もうだめだ、来るんじゃなかったと諦めていると、そのうち潮が引き出し、何時の間にか潮が無くなって一面砂浜になった。こうなると手で掘るだけでアサリが大判小判のようにザクザク。自然相手の遊びは時間通りに素直に動かないと話にならないのだ。
将来、ベトナムやミャンマーの市場開拓をしようと考えている某社。市場調査のために、人を現地に送ることに決めた。送られた人の責務は「商売の種を探すこと」。人件費相当1000万。家賃・経費1000万。合計2,000万なら調査費として安く、シンクタンクレポートより費用対効果が高い。「商道とは人脈だ」と言う。レポートでは築けない人脈が、駐在員なら作れるのである。
5./1より健康増進法が施行された。私のような愛煙家には辛い法律だが、煙を嫌う人がいる以上仕方のないことだろう。禁煙ではなく分煙が望ましいが、空気清浄器を売るメーカーは、分煙のための機械ではなく『分煙室』そのものを提案して欲しい。愛煙家にとって空気清浄器はその部屋にいつもいる友達だ。せめて「吸い込み君」などのペットネームを付けてみてはどうか。
|