もう涙なんて忘れてしまった
過ぎ去ってしまえば どれも同じようなもの
2007年09月29日(土) |
どうしてあの手紙を出せなかったのか |
この部屋を 探せばきっと見つかる あの日の手紙
読み返すのは怖いから 行方知れずのままにしておく
ただあなたの手に渡らなかったという その事実だけ 永遠の記憶
2007年09月28日(金) |
私たちを言葉から目覚めさせた人 |
リアルなつぶやきが今も耳に残る
それでも綴らずにはいられない
もうあなたはいないけど
2007年09月27日(木) |
形ある思い出が増えていくのが怖い |
またひとつ
増やしたのは自分
ほんのちょっと目があった
ああ、今きっと同じことを考えていたのね
それをわかってくれる人がちゃんといるから わたしはこのままでいいのです
金額やブランドや大きさに価値なんて持たないことを みんなちゃんと知ってる人たちばかりだから
説明なんてしたことなくても そこはフィーリングで アイコンタクトで 暗黙の了解で
ってことで
ふとした瞬間にすれ違う 見ず知らずの恋心
今日すれ違ったたくさんの恋人たちよ あたしも恋をしています
2007年09月21日(金) |
このままではいけない |
このままではいけない
まだ何もしていないから
2007年09月20日(木) |
何かに雲ってしまわぬように |
きみの心が 何かに雲ってしまわぬように
あたしは全力でなんとかするからね
2007年09月19日(水) |
まっすぐな視線とまっすぐな手のひら |
大切な言葉を とても大切に言うから
いつもその視線に真剣に向き合いたいと思う
2007年09月18日(火) |
あの日の真夜中のコンビにで |
あの日の真夜中のコンビにで あたためてもらったおにぎり こんな時間に食べたら大変なことになるよと騒いだ なんてことのない言葉で大爆笑した
楽しいことだけを選んできた そして残ったものを二人の間に置いて いつも半分こしていた
あの真夜中のおにぎりも
2007年09月17日(月) |
便利なようで不便な生き物 |
便利なようで 不便な生き物で かわいいようで かわいくなくて かしこいようで そうでもない
装うことにばかり長けてごめんね
2007年09月16日(日) |
何も言わないままで視線をそらす |
言葉が見つからなくて 視線をそらす
そのほんのわずかなスキマのせいで
気まずいふたり
2007年09月15日(土) |
きみのためのいくつもの嘘 |
泣いてないよ 大丈夫
2007年09月14日(金) |
もう手に入らないというだけのこと |
今もなおこうして続いていても
あのまったくの偶然みたいな二人は
戻らない
あの時の気持ちは
もう手に入らない
何もかも 今だから 懐かしく思うのね
すべてが過ぎ去ってしまったから こうして 懐かしく思えるのね
2007年09月12日(水) |
振り返らなければよかった |
さよならと手を振ったそのあとで
振り返らなければよかった
あなたの背中は
まるで見知らぬ人のようで
そのままどんどん遠ざかる
2007年09月11日(火) |
幸せは怖いからたまにでいい |
やっぱり幸せには慣れない ずっと続くと怖いだけ いつか終わることしか考えられなくなるのだもの
少しでいい ほんのわずかで
2007年09月10日(月) |
みんな少しずつ誤解しているわ |
みんな少しずつ誤解しているわ
全部じゃなくて少しずつ
わかっていない部分がちょっとずつ
たったそれだけでも
こんなに大変
何もかもわかっていない人と対面するより
ずっと大変
もう何もわからないの 今となっては真実なんて何も だからそんな目で見ないで 私を困らせても始まらないでしょう
私の心を震わせる
疲れた溜め息
二人でいてなお 疲れた溜め息
2007年09月07日(金) |
上手にそれとなく騙してね |
嘘は嫌いよ
嘘だってバレることが嫌いよ
何も予感させないで
上手にそれとなく騙してね
どんな些細な約束も
嘘になるならいらないわ
ゆっくりとおだやかに上下する
あなたの呼吸と
あなたの鼓動と
やわらかな眠り
2007年09月03日(月) |
珍しい横顔にはっとなる |
そんな顔で視線をそらさないで
あなたの思考が読めなくて
不安にはっとなる
今日はどうしようもない夜だなと思うとき
あなたはいつも必ず遠い
もうダメかもしれないと思うとき
あなたはいつも必ず遠い
遠ざけているのはあたしかもしれないけれど
2007年09月01日(土) |
へたな冗談で泣かせないで |
きみの優しさが 目に沁みる
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