2005年06月30日(木) |
何も選ばないでからっぽのまま |
セレクトしない自由
カラの器に空気をためこんで
その器をかかえているだけの
自由
2005年06月29日(水) |
どうしてこんなに好きなんだろう |
一緒にいればただ並んで歩いたり 向かい合って座るだけなのに
今はひとり どうしてこんなに好きなんだろう
2005年06月19日(日) |
眠りに落ちる直前まで手を握ってて |
手と手がつながって そこではじめて 楽に呼吸ができるような気さえする
2005年06月18日(土) |
最後のキスでいいから |
これが最後になってしまってもいいから
キスをしましょう
ねぇ やさしく触れて
2005年06月17日(金) |
きみを失ったままでまだ僕はいるよ |
半分にちぎれた切り口が まだ痛い すこし痛い
チクチクと 風が吹くたびに痛い
空も風も公園も並木も まだぼくに冷たい
2005年06月16日(木) |
なんてことのない日常が淡々と繰り返されていく |
さよならの後も
なんてことのない日常が
淡々と繰り返されていく
2005年06月15日(水) |
夜の足音をききながら |
ベッドにもぐりこんで ぎゅっと目をつぶる 早く意識が奈落に落ちてしまえばいい
はやく はやく
夜の足音をききながら ひとりをかみしめるのはせつなくて
2005年06月14日(火) |
通り過ぎていった思い出を見送ろう |
何かのきっかけで 不意に浮上する思い出が 目の前をふんわりゆきすぎる
その懐かしい香りの余韻の中で 思い出を見送ろう
決して追いかけたりせず
2005年06月10日(金) |
いつも同じとは限らない |
いつも同じとは限らない
期待なら
あざやかに裏切っておくれよハニー
2005年06月09日(木) |
目の前できみが背中を向けても |
目の前できみが背中を向けても 結局何もしないんだ
ああ、やっぱりって
すぐに諦めて 溜め息をついて
どこにも一生懸命にならない
そうすれば何かが楽なのだと カンチガイして生きてきた
2005年06月08日(水) |
きみのことなんか関係ないことにして生きていけばいいさ |
そんなことを言ってばかりなら もう知らない
きみのことなんかもう知らない
関係ないことにして なかったことにして しらんぷりして生きていくからね
と 背中をむけて 角を曲がって様子をみる
ようなケンカ
2005年06月07日(火) |
ねむそうなやせっぽっちの天使 |
やる気出してよ
おいらの天使
2005年06月06日(月) |
もしもこのてのひらが電話だったら |
もしもこのてのひらが電話だったら
もしもこのてのひらが
きみにつながっていたら
何を取り違えたの?
あなたともあろう人が
2005年06月04日(土) |
本当のことなんて知っても意味がないわ |
何が本当なのかを
選び出すのも
すくあげるのも
認めるのも
結局あたし
2005年06月03日(金) |
目の前のことだけでせいいっぱい |
ちっぽけな石につまづいて よけいなイライラをしょいこむ 何かあわてふためいて 同じところでジタバタしてるような 見苦しい雰囲気で眉間にシワ
白鳥のように優雅にはいかなくて
2005年06月02日(木) |
もっともっとわかりやすく生きられたらいいのに |
ひねくれもので
ごめんね
なにもわかってないフリができないの
きみの「せっかく」を
ないがしろにして
ごめんね
2005年06月01日(水) |
何かを伝えたかったはずなのに |
何かを伝えたかったはずなのに
言葉がみつからなくて
そっとしりごみ
きみを呼び止めたあとの
空気のきまずさを
どんな笑顔で補おう
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