2001年10月31日(水) |
バリアをはった月 あの神々しさには届かない |
みあげたら まわりにけがれをよせつけない月 まるく ひかり そそぐ ひかり
じんわりとした腐食 徐々に徐々に色を変えて 気がついたら手遅れなんだ あたしの胸 この心臓も 取り出して比べてみれば あなたとは違うことがすぐにわかる 考えている場所は頭なのに 腐ってゆくのはなぜか胸 あたしの胸が腐ってゆく
2001年10月29日(月) |
あまいあまい二人の何か 二人の間にある何かは何? |
それを恋と名づけましょう あまいあまいあいまいな 二人の何か
2001年10月28日(日) |
あぁ、結局二人とも、同じことを言っていたのね |
いろいろな言葉を並べて 伝え合って 自分のことばかりになってしまうと 時には相手のことばかり言いつらねて そんなふうにして似たようなことを繰り返していたのね おだやかに思いやれたら もっともっと笑えたでしょうか それでも今になって思えば 結局二人とも 同じことを言っていたのね
2001年10月27日(土) |
あっかんべーと舌をだす 女王様の踏み台になりやがれ! |
あぁ、もうこうしちゃいられないわ 女だもん もっともっとスゴイことできちゃう ここで手に入れた強さを 武器にしないでどうするの
2001年10月26日(金) |
聞いてないことにするから 最初からもう一度お願い |
なんとかしてそれを どうにかしてそれを 最初の場所からもう1度始めることができる? 私にはそういう実験みたいに思えたよ
2001年10月25日(木) |
それをどうして最初に言ってくれないの? それならこんな話しなくてすんだ |
それを どうして最初に 言ってくれなかったの?
それならこんな 話しなくてすんだ
すんだ すんだのに
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
自分でムリヤリその高さまで引っ張り上げることに 疲れました
疲れたって言葉を使うけれど 疲れてない時もある 今は疲れたって言ってなかったけど 疲れてることに気づいた
2001年10月24日(水) |
自分の声が自分の耳にさえ届かない |
響いてこないのは どうしてだろう こんなに叫んでも 叫んでも ぼやけた感じでしか空気を伝わっていかなくて あそこまで届いてない あなたまで届いてない 私の耳にすら曖昧なのに
2001年10月23日(火) |
私が見つけたものだから ひとりじめしよう |
これひとつだけだから わたしだけのものにしていい? これひとつきりだから ほかのものはみんなでつかっていいよ だからこれひとつだけ わたしのものにしてもいい? なまえをきざみこんでいい?
潔くても罪は罪 穢れなくとも罰は罰
2001年10月21日(日) |
私に残された膨大な時間の使い道に困り果てる |
たとえばこれから生きて行くことを考えている たとえば予定のない日曜日 たとえばそんなことを思い始めれば たとえば今日という日でさえ 終わりは遠い
2001年10月20日(土) |
時間が絶えず流れていくって こういうことなんだね |
もう決して逢うことのできない人が できました
2001年10月19日(金) |
ただのわがままと笑いなさいよ ダダをこねてるだけだよと |
自分でも思っていたんだ そうだってわかっていたんだ 認めたくないのは 小さな小さな 意地だったんだ 意地っ張りと呼ばないで わかっていたんだ 思っていたんだ 本当だよ 本当に本当だってば
2001年10月18日(木) |
仕方のないことばかり やりきれないことばかり 夜に流して |
この空の気を夜に流して この流れにそっとゆだねて 仕方のないことは どうしたって仕方がないし やりきれないことも どうしたってやりきれない だからもうこのてのひらから そっと夜に流してしまいましょう
2001年10月17日(水) |
たいくつを脱ぎ捨てよう 風はいつもここから吹いている |
わたし こんなに大きく両手をひろげて 叫ぶことだってできます どんなことも変えていくのは 自分だって思っている 自分の全てを変えていくのは 自分だって思っている 周りの何もかもが変わらなくても 風はいつもここから吹いている ここから巻き起こる風は わたしに似て
2001年10月16日(火) |
愛着を踏みにじる そういう行為 |
それまで一緒にすごした時間を 一緒に盗まないで
2001年10月15日(月) |
最後に残った気持ちこそ大切にしようよ |
こんなことになったって このてのひらから 全てがなくなるわけじゃないんだ そういうことがわかっただけでも とりあえずいいことにしないとね たとえば私が受け取るものがなくなったとしても 私が発信していくものは残っていたり 私が歩き出せなかったとしても 歩み寄ってくれる気持ちがあったり そういうふうに 天秤みたいに きちんとつりあいがとれてるみたいにして なんとかなっていくんだ 決して無にはならないっていうことなんだ 最後に残っているものまでも 自分からなかったことにする必要なんてないんだ
2001年10月14日(日) |
夜から逃げ出そう この夜から |
泣いてた夜にさようなら 泣いてた夜にさようなら
月がこんなに明るくて 星がセンチメンタルを誘うから
泣いてた夜にさようなら
2001年10月12日(金) |
あんまり美化しないでよ 思い出が輝くわけないじゃない |
キレイなことばかりじゃないんだよ ひどい言葉もたくさんあって 全部使わないようにするわけにはいかない 私の心に落とされたものは フタをしてしまっておくには あまりにも大きくて はみ出てはみ出て ほらこんなことになってるの キラキラしているものはもうないの? わたしね 今までと違うものになりたかったの 今までと一緒で、同じくくりの中にくくられるような そういう存在にはなりたくなくて 必死に必死にがんばっていたの 今までと違うと思ってくれる そういう存在になりたかった
2001年10月11日(木) |
もう少しフマジメにダラシナク生きていくことに決めたよ |
いいこちゃんでいることに 疲れたの。 誰かに非難されて 誰かに怒られて 誰かにたしなめられて 誰かに笑われて そんなふうになっても ぜんぜんかまわないから フマジメに ダラシナク 生きて行く それで、自分の心に傷が増えないのならば
2001年10月10日(水) |
泣かずに眠るのは久しぶり |
時間ってこんなにすごいものだったんだ 時間って いつも動いていて 決して止まらなくて それがイヤだなあと思うこともあったけれど 一度たりとも、一秒たりとも止まらないってことは こんなにすごいことだったんだ
流れていてくれてよかった
2001年10月09日(火) |
痛い 痛いのはわかるのに 痛いのはどこなのか |
痛い 痛い とても痛いのに ここが痛いとしめせない こんなに痛くて もう一歩だって歩き出せない なのに なのに 手当てする場所もわからない
2001年10月08日(月) |
こんなに離れていても わたしたちはともだち |
ひとりじゃないよと言われて だからどうしたの? ひとりじゃないからどうなるの? 自分の極限ってこんなものか そんなふうに考えながら 涙を流していたの
でも気づいてよかった ひとりじゃないことがどういうことか それがどういうことで 私に何をもたらすか
2001年10月07日(日) |
もう泣かなくてすむように この目を潰してしまいたい |
ほら まだこんなに温かい でもね これがだんだんとぬるくなって つめたくなって かたくなっていくのよ 今はこんなに温かいけれど 流れ出した血液の上に それはもう偽りの姿なの
何も響かないって どんなにおそろしいことなのか それがわかった
それがわかっただけでもよかった という強がり
2001年10月04日(木) |
あたし あなたに憧れていたの |
いつもおんなじことを考えて 同じ場所で笑って 同じ歌を同じ瞬間に口ずさむ みんなに似ているといわれて 嬉しくて 浮かれて はしゃいでいたけど でも決定的に違う何かのために あたし あなたに憧れていたの
2001年10月03日(水) |
否定しないんだね それは良心から? |
まさか まさか まさか 良心から?
まさかでしょう だったら 許さないよ
2001年10月02日(火) |
高いところから落として粉々になって飛び散ったみたいな心 |
ほら、そんなことになったりしたら かき集めて拾う気にもならないでしょう?
2001年10月01日(月) |
まるで風が強く吹き抜けたみたいよ |
あなたと過ごした時間は 驚くほどあっという間で それはもう すがすがしささえ感じるくらい さえぎるもののない青空を 吹きぬけていく風のような恋でした
くりかえす日常はその時へ続く階段 今日のこの気持ちは今日だけのもの
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