バンドと彼とあたしは
無期限に、活動停止。
さっき、別れました。
あたしと彼と音楽と
ずっと一緒だった数年は
瞬間で消えました。
哀しいけれど 大丈夫。
ありがと。ありがと。
あたしの活動は停止です。
あのね、昔お世話になった人がね
「自分で想像出来ない事は、実現出来ないんだよ」
と教えてくれたの。
だから、ずっとずっと
彼が音楽で成功して、あたしはその傍らで
いつでも微笑んでいる様を想像してたの。
彼が大きなステージで
愉しそうに頑張ってる姿を想像してたの。
大袈裟。
って言う位にね。
だけど、どんなに夢見ても
どんなに想像してもね
いっこも叶わなかったよ。
神様は冷酷で悪戯好きだ。
彼が、結果を出すまで あと少し。
この夏が終る頃には、彼のバンドも無くなって
彼の行き方やあたしの生活も
みるみる変わって行くんだろうな。
どんな結果も
今なら全部受け止められる気がする。
何だかとても穏やかな自分。
2002年07月18日(木) |
あたしの今後と彼のこれから。 |
仕事場の主任が、呑みに連れて行ってくれた。
手首と腰を痛めたあたしを、気遣ってくれてるんだと思う。 「潰れてく子を見たく無いけど、あたしも頼らないとやっていけないんだ」 と愚痴を零していた。 最近、身体を壊したり、精神を病んだりして 職場から離れる職員が多かった。 片腕だったKが、手術の為に職場から離れたのが 一番応えてるみたい。 Kは、多分現場には戻って来れない。 リハビリの最終目標が「1本杖歩行」だったから。
凹んでる主任が痛々しかった。
だあーいじょうぶ! 任せて!主任!!あたしゃ、そんなにヤワじゃないっす! 身体も精神も強いわよ!何でも仕事振って!
そう言ったら、少し笑ってくれた。
でも、実際はあたしの手首と腰は、限界なんだけど(涙)
そして、彼がバンドを辞めてしまう事や ラストのステージがある事を言ったら 忙しい時期なのに、快く休みをくれた。
それでも、「オトコ替えなよ」と言われた。
身体の痛みより、もっと重くて痛いコトバでした。
2002年07月15日(月) |
ああ、もう、ほんとに |
残り数本のライブをこなしている彼に電話を入れてみた。
『ナニ??』
「いや、何でも無いんだけど…ライブどうだったかな。と」
『…え〜別にどーもこーもねえな』
「なあんだ」
『なあんだって、お前、「やー!!すげえ良かったよ!」とか期待してたのか??そんな気分かよ』
「ちげーよ。まあまあだったかなとか、普通。とかあるじゃんか」
『ああ。そうか。…これから打ち上げなんだわ。落ち着いたら電話するわ』
(`Д´)
なんかむかつく。
あれから、彼からの連絡は無い。
最後のライブに向けた数本のステージの為に
これからの自分の為に頑張ってるんだと思いたい。
「またメールしてな」
って云われたから、毎日の様に他愛もないメエルを送ってる。
例えば、仕事の事とか雨に当たった事とか
その日食べたものだとか、思った事だとか
ペットの可愛いお話だとか。
こんなマメにしてるの、初めてかもね。
付き合い初めですら、こんな事しなかったと思う。
何だか、ピュアっぽいな。って
ただそう思っただけ。
彼から電話が入った。 本当は、今日逢う予定だった。 昨日の段階で、何の連絡も無かったから 落ち着いてないのなら、逢うのは 最後のライブが終ってからでも良いよ。と 夕べ連絡したからかもしれない。
今日、ご免な。
と
俺、どーしたら良い?
が久し振りに聞いた声だった。
行き詰まってる。 今回のバンドを辞める事に対して 納得出来てない証拠。
1時間位他愛も無い話や、彼の考えを ゆっくりと聞いた。
やっぱり逢うのは、ラストステージが終ってから。 と言う事になった。
彼に後悔はして貰いたくないから。
「何も出来なくて、ごめんね」
そう言ったら
是は、自分で解決しないといけない問題でしょ? お前がどうこう云う事じゃないでしょ? 良いんだよ。
って云ってくれた。
またメールでもくれな。
そう言って電話は切れた。
バンド馬鹿な彼が 音楽を捨てられるんでしょうか。 ゆっくりと、結果を出して欲しいものです。
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