みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2006年06月30日(金) 明石遠征

 明石で、明徳義塾中で4度の全中制覇を果たした狭間善徳先生にお会いしてきました。現在、狭間先生は明石商業高校のコーチと、明石市スポーツアドバイザーを務めています。

 色々とお話を伺いましたが、最初からなかなかうまくはいかないようで…。明徳義塾中との意識の差、学校の雰囲気の差などに戸惑いを感じている様子でした。
 それでも、そんな状況を打破しようと、ほぼ毎日のように地域の中学校を回ったり、卒業生を受け入れてもらうために、近畿地区の大学に挨拶をしに行ったりと、精力的に動き回っているようです。
 
 いずれはコーチから監督に上がるとのこと。高校でどのようなチーム作りをするか、今から非常に楽しみです。

そして翌日は、岩岡中へ取材。じつは岩岡中と明石商は車で10分ほどの距離にあり、狭間先生もちょくちょくと岩岡中に遊びにくるとか。 
 じつは、岩岡中の山内先生は春に大きな手術をして、6月1日から現場に復帰したばかり。まだ、お腹が痛むことがあるそうですが、手をお腹で抑えながらも、選手に大きな声をあげていました。くれぐれも、お体には気をつけてください!

 岩岡中のアップはいつ見ても素晴らしいです。声がよく出ていて、非常に統率が取れている。見ているだけで、感動します。




2006年06月20日(火) 全日本少年(途中経過4) 上溝、三田、彦根クラブが優勝!

 全日本少年の出場チームが続々と決まっています。

 17日には神奈川代表決定戦が行われ、上溝中が8−1で湯河原ベースボールクラブに勝利。前年度の覇者が、2年連続出場を決めました。公立中学校が、2年続けて全国出場なんてすごすぎです。
 水野先生は「正直、ここまで来られるとは思っていなかった」とのこと。確かに、チーム力を見ると、走攻守ともに昨年よりはやや落ちてしまうかも…。それでも、ゲーム運びのうまさ、進塁打や片側リードで投手を揺さぶるなど、細かな野球を見せての全国切符でした。

 試合後、上溝中の選手たちは新横浜へ。じつは3年生は修学旅行の真っ只中。しかし、試合があるために、野球部員は遅れての合流となったのでした。選手の中には「修学旅行よりも野球の方が大事」なんて声も。そうじゃなきゃ、2年続けて全国には出られないですよね…。

 ちなみにこの試合は新軟球で行われました。いやいや、打球が飛びます。インパクトでの弾きが全然違いますね。湯河原の4番クンは、1打席目にフェンス直撃打、2打席目にレフトオーバーのホームラン。度肝を抜かれました。


 18日には近畿地区でも代表が決まりました。
 彦根クラブ(彦根市選抜)が、京都・洛星中、大阪のクラブチーム(チーム名不明…)を破って、出場権獲得。全日本は3年連続の出場となります。
 もう1枠は、兵庫の私立三田学園中。過去に全日本に出たこともあるチームです。和歌山の日高オールスターズを逆転でくだし、初の全日本出場を決めました。

 というわけで、ここまでの出場チームは、

■神奈川 相模原市立上溝中
■横浜市 桐蔭学園中
■東海  掛川市立東中(静岡)
■近畿  彦根クラブ(滋賀)
      三田学園中(兵庫)
■四国  明徳義塾中(高知)
■沖縄  東風平町立東風平中(沖縄)


 なお、九州大会は7月上旬に行われます。出場チームは、

■長崎  南島原市立有家中
■佐賀  神埼町立神埼中
■福岡  北九州市立広徳中
■大分  明豊中
■宮崎  延岡市立西階中
■熊本  富合町立富合中
■鹿児島 伊集院町立伊集院北中

 明豊中は練習試合で明徳義塾中にも勝っており、かなりの好チームとのウワサです。。



2006年06月11日(日) 全日本少年(途中経過3) 桐蔭、掛川東が優勝!

 横浜市大会の決勝戦が6月10日に行われ、桐蔭学園中が優勝。2年連続の全日本少年出場を決めました。

 飯島中学 00010000|1
 桐蔭学園 00010001|2

 4回表に飯島中が先制点を取ったときは、「このまま、1−0で終わるか?」と思いましたが、さすがは桐蔭。直後の4回裏に2アウト二塁からタイムリーで追いつくと、延長8回裏には相手守備陣のミスに乗じてサヨナラ勝ち。
 大会前から大本命と言われていた桐蔭が結局、昨秋の市大会、今春の市大会、県大会と3大会連続制覇。「全国では明徳に勝って、全国制覇をしたい」とは主将・石田の言葉です。明徳義塾中の佐藤先生も、5月にお会いしたときは「今年の桐蔭はどう?」とチーム状況を気にしていました。2チームは全国では優勝候補に挙がることは間違いなし。まずはトーナメントでどこに入るかに注目です。

 また、東海大会も行われ、決勝で掛川東中(静岡)が3対0で長岡中(三重)を破り優勝。全日本少年出場を決めました。
(東海大会は静岡の優勝率が非常に高い気がするが、気のせいか…)



2006年06月09日(金) 『中学野球小僧』本日発売! 創刊2周年です

 本日、『中学野球小僧7月号』が発売されました。
 祝・創刊2周年! ということで、現役プロ野球選手50名に一斉アンケートを実施。「プロ野球選手は中学時代に何をやっていたか」を探ってきました。
 たまに、「字を書くのが久しぶり…」と、ボールペンを持つ手が全く進まない選手もいましたが…。

「プロの卵」として、センバツで活躍した横浜高校の福田永将、高濱卓也、早実の斎藤佑樹、岐阜城北の尾藤竜一のインタビューもあります。それぞれ4ページずつ。中々のボリュームです。尾藤がスノーボードや釣りが大好きということが判明しました(笑)。

 特集2の「中学野球テクニカル」には、センバツで優勝した横浜高校の小倉清一郎部長が登場。テーマはトーナメント必勝法です!
 慶応義塾の上田誠監督には、梅雨・夏を戦いぬくためのコンディショニング法を教えてもらいました。かなりマニアックです。
 そのほか、ご自身のブログが人気のハートフィル治療院の満木月風さんの「野球ヒジの治療方法」など、今回も非常に濃い〜内容になっております。
 *満木さんのブログはこちら
http://blog.kamagaya-nanbu.com/

ちなみに表紙は中学時代の松●クン。
今年のオフには松坂、イチロー、松井秀喜…、『中学野球小僧』に出て欲しいなぁ…。


〜〜〜〜『中学野球小僧7月号』〜〜〜〜

特集1 プロ野球選手は中学時代、何をやっていたか?
現役プロ選手50名に一斉アンケート!
プロ誕生の秘密にたっぷり迫りました!

松坂大輔(西武)の中学時代
監督と母が明かす怪物投手の成長

『中学野球小僧』が質問状を片手に直撃取材!
「コレをやっていたからプロになれた!」


12球団注目の若手が明かす中学時代
★柳田将利(千葉ロッテマリーンズ/投手)
★寺原隼人(福岡ソフトバンクホークス/投手)
★炭谷銀仁朗(西武ライオンズ/捕手)
★平野佳寿(オリックス・バファローズ/投手)
★鵜久森淳志(北海道日本ハムファイターズ/外野手)
★片山博視(東北楽天ゴールデンイーグルス/投手)
★高橋勇丞(阪神タイガース/外野手)
★堂上剛裕(中日ドラゴンズ/内野手)
★吉村裕基(横浜ベイスターズ/外野手)
★川端慎吾(東京ヤクルトスワローズ/内野手)
★辻内崇伸(読売ジャイアンツ/投手)
★佐藤剛士(広島東洋カープ/投手)

まだまだ続くアンケート!
活躍が期待されるプロ選手38名の中学時代


キミの地元の「先輩」がいるかも!
▼千葉ロッテマリーンズ…内竜也/三島輝史/藤井宏海/青松敬鎔/早坂圭介
▼福岡ソフトバンクホークス…岡本劼能/田之上慶三郎/江川智晃/城所龍磨
▼西武ライオンズ…中村剛也/栗山巧
▼オリックス・バファローズ…柴田亮輔/岡田貴弘
▼北海道日本ハムファイターズ…須永英輝/小山桂司/尾崎匡哉
▼東北楽天ゴールデンイーグルス…渡邉恒樹/銀次/大廣翔治/鷹野史寿
▼阪神タイガース…若竹竜士/玉置隆/前田大和
▼横浜ベイスターズ…山口俊/秦裕二/石川雄洋/桑原義行
▼東京ヤクルトスワローズ…川本良平/水野祐希/丸山泰嗣/大塚淳
▼読売ジャイアンツ…加登脇卓真/木村正太/佐藤弘祐/長田昌浩
▼広島東洋カープ…斉藤悠葵/金城宰之左/鈴木将光

【プロの卵編1】延長引き分け再試合を投げぬいたエース
斎藤佑樹(東京・早稲田実業学校3年)

【プロの卵編2】センバツベスト4へと導いたサウスポー
尾藤竜一(岐阜・岐阜城北高校3年)

【プロの卵編3】センバツ優勝チームを支えたキャプテン
福田永将(神奈川・横浜高校3年)

【プロの卵編4】センバツ優勝チームのショートストップ
高濱卓也(神奈川・横浜高校2年)

ザ・プロフェッショナル 努力の人・王貞治物語
旧知の記者が明かすスーパースターの真実


特集2 中学野球テクニカル【夏の大会直前版】
勝負の夏を制するポイントを全国の「達人」が教えます!

【高校野球編1】小倉清一郎(神奈川・横浜高校硬式野球部部長)
センバツ優勝チームを支える高校野球部長
 横浜高校の頭脳が明かすトーナメント必勝の鉄則
  勝利に不可欠な戦略・戦術・データ分析

【高校野球編2】上田誠(神奈川・慶應義塾高校硬式野球部監督)
コンディショニング・マニアの高校野球監督
 伝統校が実践する最新コンディショニングマニュアル
  夏の大会をベストで戦うための雨&暑さ徹底対策集

【打撃編1】奥山誠(東京・羽村市立羽村第三中学校監督)
バッティングは楽しく豪快に飛ばそう!
「押し込み打法」で全打席ホームランを狙え
  バッティングのメカニズムが身につく練習メニュー付き

【打撃編2】中丸敬治&大石光磨(神奈川・青葉緑東シニア監督&特別打撃コーチ)
試合で打つためのスーパー打撃術
 バッティングとは「打てる球を打つこと」だ
  シンプルな思考と練習でバットを振りまくれ!

【投手編】梅田靖洋(神奈川・横浜市立上の宮中学校元監督)
体の仕組みを知ってグレードアップ
 骨盤の回転でピッチングが変わる!
  背骨と骨盤を意識して腕の振りを鋭くしよう

【ルール編】粟村哲志(リトルシニア関東連盟審判部副技術委員長)
現役審判員が中学球児に直接指導
 チーム必携! 実戦で役立つボーク完全解説
  ルールを把握してグラウンドに立とう!

【守備編1】駒田徳広(野球解説者)
ゴールデングラブ賞10度の技を一挙公開!
 名手・駒田徳広(元横浜)のファースト徹底講座
  「ファーストがしっかり動くと、二遊間はさらに生きます」

【守備編2】小野寺信介(東京・修徳学園中学校監督)
飛ぶバットと飛ぶボールに勝つ!
 攻撃型中学野球に対応 勝利を呼ぶ外野守備
  全ポジション共通のキャッチボールメニュー付き

【偵察編】安倍昌彦(流しのブルペンキャッチャー)
会場入りから投球練習のチェックまで
 「準備」と「観察」で初対決に勝つ!
  相手の力量を知るクイック偵察法

【コンディショニング編】立花龍司(東北楽天ゴールデンイーグルス・コンディショニングディレクター)
中学野球小僧コンディショニング
 梅雨時〜夏場を乗り切るポイント集
  読者からの質問にズバリ答えるQ&A付き

【体のケア編】満木月風(千葉・ハートフィル治療院院長)
野球ヒジは骨盤で治す!
 自分でできるヒジ痛クイック治療法
  痛みを取り去る「足組法・足踏法・指撫法」

【心作り編】西貝雅裕(大阪・太成学院大学中学校)
中学球児のためのスポーツメンタルトレーニング講座
 ピンチは「思考・呼吸・ルーティン」で乗り切れ!
  試合で最高の力を発揮するコツ教えます

【ノンフィクション編】Kボールを使ったユニークな強化策
 47都道府県で唯一の全中未勝利・岩手県の挑戦
  「本気」の取り組みで全国制覇を目指せ!

野球上達のための川相塾 第8回[バッティング基礎編]
トップを決めて頂点(トップ)を目指せ!
 野球初心者でもわかりやすい打撃のイロハ
  塾長・川相昌弘(中日ドラゴンズ)

取材協力チーム紹介

中学球児のための映画『バッテリー』情報!

中学野球大会&イベントレポート
第12回日本リトルシニア野球全国選抜大会
リトルシニア各連盟春季大会
第36回日本少年野球春季大会<ボーイズリーグ>
第9回関東ボーイズリーグ大会
中学硬式リーグ情報(ポニー/ブロンコ/ヤング/フレッシュ/サン/ジャパン)




2006年06月07日(水) 全日本少年(途中経過2)

 石川県大会の決勝が6月4日に行われ、星稜中が珠洲市立緑丘中を破り優勝。北信越大会出場を決めました。
(なお、本日の全日本大学選手権で先発した阪南大の彦田投手は緑丘中のOB。現在顧問を務める山岸先生の教え子です。今日は本来の投球はできませんでしたが…)

 これで、北信越地区は全出場チームが決定。

<石川> 星稜中クラブ
<長野> 川上中クラブ
<福井> 福井市選抜A(北信越大会ではチーム名変更もあり)
<富山> 桜井中クラブ
<新潟> 吉田中クラブ

 以上5チームによって、7月1日から2日間、富山県で北信越大会が開催。優勝チームが、全日本少年出場となります。


 また、東海地区でも全出場チームが決定。

<岐阜> 登龍中クラブ(優勝した池田中は中部日本大会の出場権を選択)
<愛知> 名古屋HBCクラブ(元中日・河村保彦氏が会長を務める軟式クラブ)
<三重> 長岡中クラブ
<静岡> 掛川東中クラブ

 東海大会は6月10日、三重県で行われます。



2006年06月06日(火) 大学選手権開幕

 本日から大学選手権開幕。

 この日、一番印象に残ったのは上武大の6番ライト目黒聡(右投/左打)。東海大相模出身の2年生だ。
 4打席すべてで出塁し、先頭打者で迎えた9回裏にはファウルで粘ったあとの8球目をセンターに弾き返し、サヨナラ勝ちのきっかけを作った(上武大3対2龍谷大)。次打者のワイルドピッチのときには、50メートル5秒8の俊足を生かし、一塁から一気に三塁へ。キャッチャーがボールを後ろに逸らした瞬間から、「三塁にいける!」と決めた走塁は見事。二塁ベースを回るときに三塁コーチャーを全く見ず、自分の判断で狙ったのが素晴らしい!
 
 今日の打撃成績は、ショートエラー、四球、四球、センター前ヒット。
じつは、この4打席で合わせて29球ものボールをピッチャーに投げさせている。空振りしたのは、4打席目にセーフティーバントを試みたときだけだ。あとは追い込まれても、バットを短く持ち、ストレートだろうが、フォークだろうが、がむしゃらに食らいつき、ファウル、ファウルで投手を心理的に追い詰めていく。簡単にアウトにならない男だ。

 試合後、目黒は「初めての神宮で最初は緊張したけど、自分の仕事を果たすことができました」と満足そうな表情。「自分の仕事は何?」と聞くと、「どんな形でもいいので出塁して、後ろに繋ぐことです」。今日の目黒は、まさにその言葉どおりのプレーを見せていた。

 大会プログラムを見ると、「身長165センチ」と書かれているが、グラウンドではもっと小さく見える。身長を聞いてみると、「163センチぐらい。いや、164センチ、5センチ…」と独り言のように呟いていた。たぶん、ほんとは163センチのはずだ(笑)。
 体が小さくて、足が速くて、外野で…となれば、パッと思い浮かぶのが阪神の赤星。本人も「赤星選手のようなプレースタイルが目標」と口にする。いきなり、プロ云々の選手ではないけれど、スタンドから見ていて、がむしゃらさが伝わってくる、気持ちのいい選手である。

 なお、東海大相模時代は主に2番センターでスタメン出場。最後の夏は3回戦で、平塚学園に延長戦の末、惜敗している。当時のエースは堀内久大、1番を打っていたのが岩崎恭平。ともに東海大へ進み、岩崎は大学選手権でベンチ入りを果たしている。
 
 東海大相模といえば、進路先として東海大や国際武道大のイメージが強いが…。なぜ、目黒は上武大へ? そんなことを尋ねると、「ほかの大学に進んで、東海大とか強い大学を倒したいからです」。
明日対戦する国際武道大には東海大相模の先輩もいる。どのような戦いになるか、非常に楽しみだ。


 第1試合に登場した東北学院大。プロ注目の岸のあとに出てきた、2番手の長谷川貴志の投球フォームに一目惚れ! 山田久志かと思うようなアンダースローだった。といっても、長谷川は地面スレスレというほど、低い出所ではないが。グラブを頭の後ろで振りかぶる動作、左足を上げて、下ろして、テイクバックに入る動作…、それが山田久志とよく似ていた。
 もっと見てみたいピッチャーだったが、対左打者、ランナーが出てからの投球に課題を残し、痛恨の逆転負け…。

 アンダースローやサイドスローを見ると、いつも「いつからアンダー? いつからサイド?」と知りたくなります。で、「どうしてアンダーにしたの?」と。「監督に言われたから」がほとんど。そして、転向するのは高校時代が多いように思う。
 が、最近は少年野球でも渡辺俊介の影響かアンダースローが多いとのウワサ。中学野球でもたまにいるが。小さい頃から、アンダースローやサイドスローにすると、「体のバランスが悪くなる」と国学院大の竹田監督が話していたが……?!



2006年06月03日(土) 桐蔭学園中、神奈川大会優勝!

 本日、茅ヶ崎球場で春季神奈川大会準決勝・決勝が行われ、桐蔭学園中が上溝中を5−4で破り優勝しました。

■準決勝
飯島中 00000|0
上溝中 40003|7
(7回コールド)

 上溝中が初回から見事な集中打を見せ快勝。投手陣は継投で2安打完封。
 飯島中は修学旅行が影響してか…、本来のプレーができず。

桐蔭学園中学 0000003|3
慶応湘南藤沢 0000000|0

 桐蔭のエースがノーヒットノーラン。慶応も互角の展開を見せるが、最終回に守備のミスが絡み、3失点。涙にくれる選手の姿が印象的だった。決勝点は7回表、走者一、二塁からのエンドラン。カウントは今後の試合もあるので書きませんが…、大川先生の采配と、期待に応えた背番号3番クンのバッティングが見事! ちなみに慶応も修学旅行明け。

■決勝
上溝中学 3000010|4
桐蔭学園 000230/|5

 5回裏、2アウト二塁で3番が敬遠され、4番勝負。奮起した4番が走者一掃の三塁打を放ち、逆転勝利。

 この結果、準優勝した上溝中が神奈川県クラブチームのチャンピオンと全日本少年の出場権をかけた代表決定戦に進出。
 10日には横浜市大会決勝戦、飯島中vs桐蔭学園中が行われます。勝ったほうが、全日本少年出場。飯島中が1週間でどのように心と体を立て直してくるか、注目です。桐蔭学園中も県大会を制したあとだけに、気持ちの持って行き方が難しいかも。週末がまた雨予報というのも、大問題!


 4月〜6月に行われる春季大会。多くの学校で、頭を悩ませているのが修学旅行の日程。試合が雨で順延となれば、修学旅行と重なることもある。今回の飯島中は、野球部の生徒だけ、修学旅行を途中で切り上げてきて試合に臨んだ。高校野球なら、野球部は修学旅行に行かない…なんてことも有り得るが、中学ではムリな話。「修学旅行がある中で、いかに勝つか!」が春のテーマと言ってもいい。夜遅くまで遊んで体調を崩して、試合に響いた…なんて話はよく聞くけど…。
 修学旅行からすぐに帰ってきて、優勝したチームもある。宿泊先で、キャッチボールや素振りは欠かさずにやったとか。


 最後に…、上溝中野球部から、初の東大野球部員が出たそうです。水野先生が非常に喜んでいました。上溝中から県立相模原高校に進み、一浪の末に東大合格を果たした西村育人投手。春の新人戦では早速、神宮デビュー! ちなみに東林中〜慶應義塾高の忠本孝英投手も慶応大で神宮デビューを飾っていました。

 もうひとつ。お笑いの「バナナマン」の日村勇紀(気持ち悪い方)も上溝中出身と判明(笑)。野球部じゃないですけどね。


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