みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2005年03月13日(日) 極太バット登場←アリですか?

 従来の常識を打ち破るバットが登場。その名もSSKの「グラウディ(GROWDY)」です。

http://shop.webleague.net/shop/bbmsports/syohin.php?shid=54121

 ↑ご覧の通り、「あり得ない!」と思わず叫びたくなるようなカタチをしています。アリデスカ?? はい、アリです、公式戦でも使えるようです。

 でも、このバットを持って試合に出るのは結構勇気がいるかも。相手ベンチから、野次られる率は高くなるかもしれません…。
 4番バッターがこの極太バットで打席に立つと、「鬼に金棒」でしょうね。しかし…、アリデスカ、ほんとに…。

 高校野球に進んだときに、困らなければいいですが…。



2005年03月11日(金) 上溝中へ

 全中2度出場を誇る相模原市立上溝中へ。約2時間半に渡って、顧問の水野澄雄先生から走塁の話をたっぷりと聞いてきました。

 いやぁ、細かいですね、指導が。一塁ランナーのリードの仕方、二次リードの取り方、二塁ランナーのリードの仕方、ベースの踏み方など、すべての動きを細かく指導していました。たとえば、一塁ランナーのリードであれば、「右足→左足→右足→バックステップ→微調整」といった感じです。
 
 ほかにも走者二三塁で、三塁ランナーが挟まれたときに、二塁ランナーはどう動くか。こういった動きを「上溝中学校の掟」として、チーム全員に意思統一しているそうです。仮に三塁ランナーが三本間に挟まれている間に、二塁ランナーが三塁ベースを踏んだ場合、ベースを踏むときの姿勢まで指導しているそうで、ビックリしました…。

 で、最近疑問といいますか、取材に行く先々で「これってどうなんですか?」と聞きまくっているのが、盗塁のときのランナーのスタート。左足をクロスしてスタートするチームと、右足で少し踏んでからスタートするチームがありますよね。イチローは右足からスタートしているそうですが…、プロのチームなんかはどうなんでしょうね。中学校の指導者に聞くと、「左足から」という方が多い気がします。

 試合を見ていて、最近変わってきたかなと思うのが、三塁ランナーの二次リードの取り方。今日、水野先生も話していましたが、シャッフルしたあと、つま先をホームに向けて、体をキャッチャーに正対させるチームが多いですよね。昔は体はダイヤモンドに向いていて、顔だけがホームを向いていたように思います。

 あとはリードの位置。いまは高校野球でもそうですが、三塁ランナーのつま先がちょうど白線に乗っかるぐらいの位置でリードしているような気がします。昔は(昔って何年前かは不明ですが)、もう少し白線から離れていたような…。

 今回センバツに出るチームでは、名電の三塁ランナーのリードオフがうまいなと思いました。神宮大会を見ていて。とくに主将の柴田のリードです。
 彼は最初は白線から離れたところでリードして、ピッチャーのモーションに合わせて、動きながら白線寄りにリードの位置を変え、シャッフルして、最後は打者のインパクトと自分の右足をあわせる。で、戻るときは、必ず少しフェアゾーンに入りながら戻っています(当然、この方がキャッチャーが三塁へ投げづらくなる)。

 こんな動きは絶対、NHKでは映らないので…。見に行きたいなぁ、センバツと思うのでした。しかし、抽選会、もっと早くやってくれませんかね…予定が立てられないんですけど。3月はじめ頃に抽選をすれば、学校の応援ツアーももっと組みやすくなると思うんですが。



2005年03月10日(木) 神様のようなICレコーダー?!

 このICレコーダー、使ったことある方いらっしゃいますか?
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0117/pana.htm

 知り合いのライターさんに教えてもらったのですが、何と「音声認識機能」がついており、日本語の音声をパソコン上で勝手に文字に変換してくれるそうだ。つまり、時間をかけて、テープ起こしをしなくても、ICレコーダーをパソコンに繋げば…、勝手に文字に起こしてくれる。すごすぎる!!

 でも、ほんとにそんなことできるの?
 そのライターさんも「周りで買った人いないんですよ。どれぐらい、正確に起こせるのかは不明」とのこと。それでも、半分ぐらいでもいいから、サラリと起こしてくれたら、仕事の能率が高まることは間違いない。

 一番高いので3万前後するが、勝手にテープ起こしをやってくれるのであれば、3万なんて安いものだ。

 あ、でも…、ニュースリリースを見ると、「自分の音声を」文字に変換できる、と書いてある。むむ…、自分以外の人の音声はダメなのか。それでは意味がないんだけど…。

http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050117-1/jn050117-1.html



2005年03月09日(水) 英語を勉強せねばと思ったのはこれで何度目だろう

 羽黒高校がキャンプを張る長生の森公園野球場(千葉県茂原)に行ってきました。我がJ−フォン(まだボーダフォンではない)の携帯は球場周辺で「圏外」となり…、少々びびりました…。
 長生の森は交通の便は非常に悪そうでしたが、素晴らしい球場でした。平成14年7月にオープンしたそうです。テニスコートやサッカー場などもあり。

 羽黒高校の横田謙人監督への取材。小学校の頃からアメリカで過ごした横田監督は、アメリカなまりの日本語。ときどき、間違いなくネイティブの発音で英語(といっても単語)が入り混じるので、何度か「すいません、もう一度お願いします」と聞いてしまった。
 
「Dream」を「ジュリーム」と発音していて、理解するのに2秒ほどかかった。「Pre」も「プリ」だったし…。ずっと「プレ」だと思っていましたよ。英語の勉強になりました。
「キャッチボール」も日本が作った言葉で、アメリカでは「Catch」と言うそうです。いやいや、無知すぎて情けなかったですね。

 まさにその単語通り! と思ったのが、スクイズ。アメリカでは「Suicide Squeeze」らしいです。「Suicide」とは「自殺」の意味。それだけリスクの高い作戦ということですね。


 取材中、「甲子園で注目してみてください!」と横田監督がイチ押しだったのがキャッチャー押切卓也のスローイングだ。
「ヒザを着いたまま送球します。速く投げるにはこの方がいい。日本は『こうしなければいけない』というカタチにこだわることが多い気がします」
 ヒザを着けた状態で、一塁にサイドからヒョイと送球することもあるそうなので、甲子園で楽しみにしてみたい。



2005年03月07日(月) ブラジルは軟式らしい

 今日は日体大健志台グラウンドに行ってきました。
 13時から、JR東日本東北とのOP戦。日体大にとっては今年初ゲームだったようです。紅白戦が雨で中止続きだったとのこと。

 試合は、JR東日本東北が9−1(9−3だったかも)で勝利。なお、日体大の出場メンバーは以下の通り。

<日体大>
(9)梶原誠人(岡山東商2)
(4)山田真司(海星3)
 4 中田安優(高陽東3)
(3)黒木豪(横浜2)
 3 坂下慎太郎(金沢3)
(7)長畑紘介(日南学園4)
(D)亀浦俊一(豊田大谷2)
HD 金崎裕哉(日体荏原4)
(6)小山敬史(田辺1)
 6 清野祐(津川3)
(5)河畑成英(比叡山4)
(2)久保穣(桐蔭学園4)
(8)西岡行人(諫早4)
 8 西元宗記(西稜4)

P 下野輝章(東福岡4)―小野哲平(高松商3)―隠塚智洋(浮羽4)
―湊倫也(北陽2)―小笠原ユキオ(日章学園2)

 JRは、摂津正(秋田経法大付)が先発。名前だけは聞いていたが、初めて見た。しかも、6回に交代するまで、摂津だと分からなかった…。6回1失点で結果はまずまずだったが、変化球が高目に浮く場面が目立っていた。
 JRで光っていたのが、昨秋まで日体大の主将を務めていたルーキー大西。7番ショートでスタメン出場を果たしていた。第1打席こそ、下野のカーブに見逃し三振に終わったが、第2打席で三塁打、3打席目以降も安打を重ね、4打数3安打の大当たり。

 日体大は4番手の湊が◎。昨季のリーグ戦でもちょこちょこと投げていた。今日は8回1イニングの登板だったが、3人の打者を完璧に封じた。そのうち、フォーク(おそらく)で2三振。180センチ以上の上背があるので角度十分。ヒョロヒョロとした体型なので、体ができてくれば楽しみな存在だ。

 エース小笠原は打たれました、最終回。いきなりの二連打で失点、さらにタイムリーで失点。「どれだけ投げられるか試してみたかった」とのこと。
 
 日体大は明日から和歌山キャンプです。

 試合後、その小笠原に取材。事前の情報では「片言の日本語」と聞いていたが、日本語は全く問題なし。饒舌とまではいきませんが、自分の考えを丁寧に話してくれました。

 で、タイトルの通り、5歳から野球を始めて、12歳までは軟式だったそうです。「ブラジルは12歳まで軟式です」といっていた。本当かな…。まぁ、軟式といっても、おそらく、Kボールのようなローバウンドのものだと思いますが。

 また12歳のときに、「ブラジル代表として茨城の世界大会に出場した」と言っていました。もちろん、軟式の大会なのですが、どういった大会かご存知の方いますか…? 
 一瞬、マクドナルド杯かと思ったんですが、「メキシコやアメリカも出ていた」と話していたので、違いますよね…。多分、江戸川区で毎年開催されている、「少年軟式野球世界大会」と勘違いしているとも思うのですが…。



2005年03月05日(土) トリプルゼット

 またまた「飛ぶバット」が発売されます。
 その名もゼットから発売される「トリプルゼット」(TRIPLE Z)。

http://prostatus.jp/new/i_goods.htm
(バット→軟式用をクリック)


 3月発売予定だそうですが…、詳細は不明。

 しかし…、
■ビヨンドマックス(ミズノ)
■H−ZONE(ローリングス)
■トリプルゼット(ゼット)

 各社ともに名前に工夫を(?)凝らしていますね。「H−ZONE」は中学校の先生に、あんまり評判がよくなかったですね←バットの質ではなく、名前が。



2005年03月04日(金) 東亜大学へ

 生まれて初めて山口県に行ってきました。東亜大・竹林俊行投手の取材です。
 一昨年、神宮大会で見たときから、「どんなピッチング理論」を持っているか、絶対に話を聞きたい! と思っていた投手。ストレートは130キロちょっとで、残りの持ち球はスライダーとチェンジアップのみ。それでも、神宮大会2連覇。取材に行く前に、大学2年春に投手に転向した以降の成績を調べると、何と公式戦32勝1敗…。あり得ないですよ。

 1時間半近く取材した中で、竹林の持つピッチャーとしてのポリシーがいくつも話しに出てきました。やはり一番重要視しているのは「キレ」とのこと。
 また、一番興味深かったのが、ストレートの握り。フォーシームの握りを見せてくれましたが、人差し指と中指がピタリとくっついていた。「人差し指と中指の間は、指一本空ける」というのが多くの指導者がいう基本だが、竹林は違った。
「くっつけた方が、ボールが微妙に揺れる」という。中野泰造部長に教えてもらったそうだ。二本の指の間をあけると、ボールをリリースするときに安定するが、くっつけてしまうと、大げさにいえば、指一本でリリースするのと同じことになる。それだけ、不安定に。ただ、その分、一球ごとにリリースの感覚も変わり「シュートしたり、勝手にカットボールになったりする」という。

 130キロそこそこのストレートが打たれない理由はこんなところにありそうだ。

 東亜大の取材を終えたあとは、新幹線に乗り、新山口へ。そして、在来線に乗り、「大歳」駅へ(何と、自分の名字と同じ呼び方をする駅! 地味に感動)。ちなみに大歳駅で降りたのは、3人だけだった…。
 原田孝治先生にお会いするため山口市立鴻南中へ。珠洲市立緑丘中(石川)の山岸昭彦先生に「熱い指導者!」とのことで紹介して頂きました。原田先生は現在山口県中体連野球専門部の委員長。そして、中国地区のブロック長も務めておられる方。5年ほど前には山口クラブのコーチとして全日本出場、昨夏は鴻南中で県大会優勝、中国大会ベスト4に入った。

 グラウンドで練習を見て、びっくり。人数が多すぎる! 
聞けば、1年生と2年生だけで約60人いるそうだ。3年生がいた昨夏は90人を超えていたそう。すごすぎます。学校自体がマンモス校で、1学年8クラス。山口県で二番目に大きい中学校とのこと。それを聞いて納得したが、放課後は基本的にダイヤモンド周辺までしか使用できない。グラウンドが人で溢れかえっていました。
 でも、よく考えたら、自分の中学時代は1学年9クラス。マンモス校なんていわれたこともなかったし…。いまは「8クラス」と聞くだけでびっくりする。少子化を感じます…。

 夜は原田先生と外部コーチ(保護者)の方と3人で食事。中学野球に対する熱い思いをひしひしと感じました。どうもありがとうございました!

 そういえば…、下関に行くために、交通ルートを調べていたら、「福岡空港からでも行ける」ということを初めて知った…。竹林も「奈良から九州に来て…」という発言あり。思わず、「ここって、中国地方でしょう!」と突っ込んだが、「いや、もう半分以上、九州ですよ」と。確かに、地理的にはほとんど九州だった…。
 取材の翌日は、九州共立大とOP戦の予定。泊まりかと思ったら、「日帰りでいけますよ。広島とか行くより全然近いです」。
 山口、というか下関は、「ほとんど九州」ということを知った初の山口取材でした。


 < 過去  INDEX  未来 >


みのる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加