2009年12月27日(日) |
のだめカンタービレ(前編) |
冒頭の指揮シーンがウィーンの楽友協会のコンサートホールなんじゃないかなあと思ったんですが、違いましたか? 見覚えあるような気がするんだけどなあ。ニューイヤーコンサートの模様は今年はバイトのせいで観られないので確認できないんです。
チェコとスロヴァキアとパリとパリとパリですね。 モン・サン・ミシェルまで撮影してあって、贅沢です。教会や街並みが楽しくて仕方ありません。
初っ端からベト7で、大画面でオーケストラとクラシック音楽を楽しめるというのは非常に有り難い映画です。原作はあまり好きじゃないけど、ドラマは大好きです。人気出たおかげで映画まで作ってくれたおかげで、ヨーロッパのコンサートホールの映像が見られて私はとてもうれしいです。
内容に関しては、前回の指揮者コンクールの後からそのまんま続いてますね。 マルレ・オケの常任指揮者になって、オケを立て直すのに苦労する千秋の話です。 ぼろぼろの演奏会のシーンなので仕方ないんですが、ボレロがばったばたなのが非常に残念でなりません。どうせならちゃんとしたのを聴きたかった。個人の演奏能力が丸わかりになる曲っていう理由であれなんでしょうけど、わかっちゃいるんですけど、好きな曲だけに勿体なくて仕様がなくて。
原作を読んであるので今後の進行具合とかもわかっているんですが、オーケストラも素晴らしい演奏をするのはよくわかっているんですが、それでも、立て直してからの最初の定期演奏会でのマルレ・オケの演奏で泣けました。 大画面で観てるというところに効果があるんだろうなあ。 「1812年」は玉木も指揮がんばってるし、演奏は素晴らしいしで、よかったですねえ。 二曲目のバッハのピアノ協奏曲については、弾き振りなんだけども、ピアノは動きだけだってわかってるのであまりそれほど感動はしなかった。指揮については指導もあってがんばってるなあと思うんだけど、ピアノ演奏の動きについては今ひとつかなあと思ってしまったので。
のだめの妄想の産物、変態の森はバージョンアップしてました。 映画なので奮発したんでしょうねえ。CG駆使して、かなり凄いことになってました、のだめの妄想。
映画は前後編でも時間がないので、千秋と父親との確執についてはカットされているみたいです。ので、千秋が指揮中に父親が現れて、指揮がとんじゃったってエピソードとか、のだめが行方を晦ましてしまった後、父親と飲んだくれたっていうエピソードも無いのかなあと思ってます。
後編はミルヒーとの共演がメインだろうな。 二台のピアノでの千秋とのだめの演奏シーンがあるみたいなので、予想よりは原作に忠実に作ってあるんじゃないかと思ってます。 ただ、原作より恋愛要素が強いのかなあ? 千秋がいろんなところを走ってる画が予告にあったので。 前編でも、ヨーロッパ編二時間ドラマ前後編のときより二人のスキンシップが増えてると感じたし。
黒木くんのオーボエの演奏の吹き替えは茂木さんなんだろうか?
漸く、吉瀬が出ていることに気付いた。
千秋に飛びついた時ののだめの足の開き具合が素晴らしいと思った。
結論。 前編の終わりがのだめマネキンでいいんだろうか(笑)
実際に起こった結婚詐欺事件を元に作ったという映画です。 堺雅人が主演なんですが、結構マイナな作品なので、私の周りでは知っている人はほとんどいませんでした。
ジョナサン=エリザベス=クヒオ という偽名、つけっ鼻、片言の日本語で話し、米軍の制服姿で颯爽と現れる堺がとても素敵でした(笑)
父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ。 婚約すれば軍から5000万の結婚支度金がおりるっていういかにも怪しげな話を信じる女性とは一体どんな女か。 なんでそんなのに引っかかったのか非常に謎だけど。
その引っかかっちゃった女性を演じていたのは松雪泰子。この人、本当に美しいなあと思うんです。演技も安心して観ていられる女優さんだし。
共演した皆さん、堺のつけっぱなが気になったみたいですね。パンフレットのインタビューで、皆が聞かれてます。 あのつけっ鼻、観ているうちに慣れちゃって、私はあまり気にならなくなってましたけど。
個人的ツボは、途中で登場した新井浩文。 この人、存在を忘れた頃にスクリーンで観るなあと思う。 そんなに目立つ人ではないんだけど、結構好きな俳優さんです。 今作では、松雪の演じる女性の弟役でした。株で失敗しては姉に金を工面してもらう駄目男っぽい(笑) この半分ちんぴらなこの弟にクヒオ大佐が偽物だと気づかれ、脅され、金を請求されてピンチに陥るという。
案外情けないクヒオ大佐を演じる堺雅人が楽しめます。
松雪と堺の濡れ場シーンは、もうちょっとリアリティがほしかったなあと私は思いました。そこを求めるなと友人には諌められたが。 前半はよかったんだけど、覆いかぶさってからがいまいち。もぞもぞしてるだけだったからなあ。
冒頭には内野さんも出てます。あの電話の向こうに話し相手はいないんだよなあと考えちゃうんですが。 すっとぼけた感じがとても良かったです。
結論。 滑稽、という単語が似合う映画です。
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