死というもの - 2009年01月06日(火) 大学の先輩(正確には短大の先輩)が3日に交通事故で亡くなりました。 こういうのもなんですが、私はその人の事が大嫌いでした。…嫌いです。 実際に喋った事とかがあった訳でもありませんが、嫌いだったんです。 嫌いだってことも公言していたし、隠すつもりもなかったです。 先輩方からもあまり好かれているわけでもなく、むしろやっかいさん扱いされてた人で、「なるべくなら関わり合いたくない人」類の人でした。 「私、アノ人のこと嫌い」と言えば、「アイツを好きなヤツなんていないよ」って返ってくるような人でした。 そんな人が死にました。 あれだけ悪口も陰口も言ってた人たちが、揃って告別式に参加するとか香典を用意しなきゃとか言い出した時には、正直ちょっと引きました。 嫌いだといって、死ねばいいのにと言ってた人たちが、本当に死んだら涙するものなのかと… 気持ち悪かったのです。 人が嫌われるにはそれなりの理由があります。 嫌な気持ちにされたり、場の空気をめちゃくちゃにされたり、やってた事を全部無駄にさせられたり… そうやって嫌われたのだろうに、死んだらそれで全て許すのかと。 むしろ「死」んだら許す程度の「嫌い」だったのか… 私には理解出来ないのです。 嫌いな人間の告別式に参加する人が。 私は、死んだからって絶対に許しはしないし、死んだからってその人の評価は変わらない。 対面とか、そういうめんどくさい事全部とっぱらったって、嫌いな人の葬儀になんて行かない。 だから、行こうと思う人の気持ちは理解出来ない。 気持ち悪い。 正直嫌な人たちだと思った。 まぁ、だからなんだって感じなんだけども。 私には関係のないことなんだけども。 でも、「人間」というものに、少し絶望した。 本当に気持ち悪い生き物だと思った。 そんな夜だった。 -
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