ちーちゃんままの日記

2010年09月28日(火) 二人っきり

子の年齢:6歳8ヶ月

秋分の次の寒い日に、ハムスターのちーが死んでしまった。
死んでしまった、と言うより世話が悪くて死なせてしまったらしい。
駆け込んだ獣医でいろいろ注意された。

夏の間中クーラーをかけて、大事に世話していたつもりだったのに。

本当に本当に悲しくて、ちーちゃんと抱き合って泣いた。

悲しさを紛らわせる為に、衣更えをしたら、ホコリに弱い体質のため、くしゃみが止まらなくなってしまう。
折から始まった、不妊治療のためのホルモン剤が体に合わず、寝込んでしまった。

婦人科に相談したところ「今回は見合わせましょう。」とのこと。
出産予定日まで皮算用していたのに・・・。

ハムスターにも死なれ、不妊治療にも失敗↓

またちーちゃんと二人きりになっちゃった。



2010年09月20日(月) 富士サファリ

子の年齢:6歳8ヶ月

ちーちゃんのお友達一家が何度か足を運んでいるので、生まれて初めて行って来ました、サファリパーク。
HPを見ると、ウォーキングツアーだとか、サファリバスだとか、いろんなツアーがあってWEB予約もできるんだけど。
前のツアー終わらないうちに次のツアーの集合時刻になるのが心配で、結局チーターランだけを事前に予約。

開演前に到着しても、サファリバスのチケット売り場には長蛇の列がついていた。
チーターランが10時の予約だったので、欲しいのは午後イチのバスチケットだったため、30分ぐらい並んで問題なくチケットも手に入った。

さて、チーターくんが全力疾走するかどうかは、気分次第なんだそうだ。
しかしこの日のチーターくんは、やる気まんまんだった。

担当者のレンジャーカーを見ると、決勝前のオリンピック選手みたいに、脚を伸ばしてそわそわ歩いている。

時速100kmぐらいでおもちゃを引っ張り、それをチーターが追い掛ける。始まると本当に一瞬だ。

サファリバスまで間があったので、カンガルーに餌をやりに行った。

カンガルーって案外グータラな生き物だった。
近距離を移動するときは、短い前足で後ろ足をひきずるようにして歩く。

全身が硬く締まっていて、まるで棍棒のようだった。
ラクダのように大きな目を伏し目勝ちにしているが、不思議なほどふてぶてしい。
「またこのエサかよ、もう飽きたな〜。食べてやってもいいけど・・・。」
って言いそうに見える。

ケニア風のレストランでお昼を食べてから、サファリバスに載った。
クマとライオンとラクダに餌をやれるのだが、ライオンは暑さで喰いが悪いという説明だった。
確かにクマはバスを見つけるとすぐに集まってきたが、ライオンは面倒そうだった。
猛獣ゾーンはチーターランでも通ったのだが、ポジションが変わっていない。
個体ごとにお気に入りの場所があるんだろう。

草食動物のコーナーに行くと、数匹のキリンが道路を塞いでいた。
駆けつけたレンジャーカーの屋根の草をむしゃむしゃ。
道路にウンチをぼとぼと。
やりたい放題である。

キリンってもっと臆病な動物だと思っていたんだけど・・・?

動物の意外な姿を沢山見られたサファリツアーでした。



2010年09月18日(土) 授業参観

子の年齢:6歳8ヶ月

土曜日は小学校の参観日だった。
最近の小学校は親が参加する行事が多いなぁ、と重いながら、パパも帰って来てくれて、2人で授業参観を見に行く。

今日の参観授業は、なんと「道徳」。
道徳かぁ、タテマエを錦の御旗で教える科目は、ママはニガテだなぁ。
ちーちゃんはどうなんだろう。

さて、当日、
教室に行くとちーちゃんがにこにこ寄って来て、廊下でクネクネ。

教室に入ると、国語で習っている「くじらぐも」の形の大きな綿が上に貼ってあった。
反対側には教科書の超拡大コピーで、生徒の感想とか、音読するときの工夫が書き込んである。
楽しく学べる工夫がすごい。
拡大コピーなので、先生がエネルギー使い切っちゃうこともないし。

1年生の道徳の授業は、国語の授業と大差なかった。
ちーちゃんは興味がないのか、そわそわキョロキョロ。体を真横に向けたり、指をしゃぶったり。
でも先生が質問すると必ず手を挙、当てられてないのに喋ってしまう。

そのうち離席しちゃうんじゃないかとハラハラして見ていると、今日の授業のテーマに関わってくる質問になった。

「車のタイヤでつるが切れてしまった時、かぼちゃさんはどんな気持ちだったでしょう?」

本文には「かぼちゃさんは泣きました」としか書いてない。
大勢の子が手を挙げ、「痛かった」「悲しかった」などの意見が出た。

「違う意見の人いますか?」

そこで手を挙げていたのは、ちーちゃんとDさんの二人だけ。
ちーちゃんがDさんのことを好きだということは、クラスで知らない人がいない。

ママはわくわくした。
ちーちゃんは何って言うんだろう?
今度はちゃんと当てられた。

「ハチさんとチョウさんの言うことを聞いて、違うところにつるを伸ばせばよかった、という気持ち」

おお!
そうだ、その通り!
余計なことばかりしてたのに、いつ考えてたんだ?

Dさんは、ちーちゃんとは少し違った意見で、
「ハチさんとチョウさんの言うことを聞いて、つるを伸ばすのを止めればよかった、という気持ち。」

好きな女の子と成績を争うんなら、勉強も楽しくていいじゃんねー。



2010年09月16日(木) 記憶力

子の年齢:6歳8ヶ月

自分の記憶力のなさに愕然とすることがよくある。
手帳に確かに書いてあるのだが、内容が思い出せない、とか。
夢中で読んだ本の内容が思い出せない、とか。

脳という限られた資源の有効活用をしているんだろう、とは思うが、いざ思い出す必要性に駆られた時、時間が無駄になることが哀しい。

だが、記憶力と幸福感は比例しないと思う。

昨日の「ザ・ベストハウス」に出てきたサヴァンのピアニスト。
どんな曲でも一度聞くと暗譜してしまう。
生まれつきの盲+自閉症スペクトラム重複で、実の親に見放され、よい保護者に恵まれて才能を開花した。

茂木健一郎がその人に質問するのだが、人として尊重している様子がよくわかる。

「ピアノ好き?」
「ピアノ好きだよ」
「キミは天才?」
「ボクは天才だよ!」
(会話が殆どエコラリア(オウム返し)になる)

「何年ぐらいピアノ弾いてるの?」
「1,2年ぐらいかな?」

「アダム(保護者)は好き?」
「アダムが好きだよ!」
「アダムとはどのぐらい一緒にいるの?」
「100年ぐらいかな?」

ピアノは2年だがアダムとは100年一緒にいる。
本当は10年以上ピアノを続けているのだが、ピアノよりアダムが大事なのだな、と感じさせる答えだった。
(アダムと知り合うまでは会話そのものができなかったらしい)

記憶力よりもコミュニケーションなんだよね。
承認欲求が満たされないと、人としての尊厳が守られているとは言えないのだ。
自閉症スペクトラムであればなおさら。

今まで日本テレビで見ていた茂木健一郎は胡散臭かったが。本当はいい人だな〜(フジテレビで見ると)。



2010年09月12日(日) 母子分離

母子分離

子の年齢:6歳8ヶ月

 日曜日は変な天気だった。勢いよく雨が降ったり、雨が上がるとやたら暑かったり。
 そういう訳でちーちゃんは一日家で遊ぶことに決めたらしい。

 それもいつもみたいに、遊んで遊んで、ってつきまとうのではなく、一人でつまーっとプラレールしたり、レゴブロックしたり。

 図書館に本を借りに行こう、って言っても、お買い物に行くけど一緒に行く?って言っても。
 今までみたいに、出がけに慌てて車に乗り込んだりもしない。
 お買い物の途中で電話をかけてきたりもしない。

 ウチに帰っても「お帰り!」って言ってひたすらレゴブロックを作っている。

 「美容院に行ってもいい?2時間ぐらい帰ってこないけど?」
 「いいよ。」

 これは助かる。久しぶりにのんびり美容院に行く。
 待ち時間に女性週刊誌を見ると、愛子様と雅子様の間に微妙な距離が、だって。
 愛子さまはちーちゃんより1つ上だったかな?
 ウチのちーちゃんでさえ近頃「ママに話すとすぐ大袈裟なことになる・・・ブツブツ。」って言うぐらいなのだ。

 2年生の女の子が母親を煩く感じない筈がない。母子分離はお互いにいいことなんだよ!
 
 テーブルクロスを交換したり、美容院に行ったり、我慢してたことみんなできて、とてもいい気持ち。

 「ああ、美容院はやっぱりいいわ〜。ちーちゃんにもっとやさしくしよう!と思った。」
 「よかったね!」

 なんだかとってもいい感じ〜。
 
 これでコウノトリさんが来てくれれば最高なのになぁ。 



2010年09月01日(水) 新学期

子の年齢:6歳8ヶ月

あっという間に新学期が来た。
週休2日制のあおりで、始業式は8月31日だ。
朝起きるのは大丈夫だったけど、持物の準備・・・。

筆箱と連絡帳と連絡袋がどこにもない。

えええ?どうすんの?
先週の登校日に学校に忘れてきたのだろう。

「学校に忘れて来たんじゃないの?」
「わからん。」

おい、しっかりしろ!

結局全部学校にあった。
その翌朝ママが旗当番で慌てて家を出ようとすると、ちーちゃんが時間割を始めた。

あっそうか、今日から授業があるのか。
自発的に時間割を始めたのはエライ!
でも集団登校の集合時刻になってから始めるのでは遅いんだよ。

やっぱり新学期はバタバタだー。


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