ちーちゃんままの日記

2009年11月24日(火) 衣裳のこと

子の年齢:5歳10ヶ月

今年の発表会の劇は「浦島太郎」に決まったそうだ。
どういう訳かちーちゃんは海の生き物の絵を描くのが大好きなので、浦島太郎のセット作りはやる気マンマンだろうと思う。

そのうちに、衣裳準備の依頼がきた。
担任の熱血先生いわく「子供たちのイメージを大切にしたいので、こちらから指定しません」
はぁ?子供たちのイメージって言われても。何もイメージしてない子がいるかもしれないのに・・・。

どうしようか?紺色のトレーナーに水色のフェルトでうろこ縫いつけるとか?
「ウロコ?サカナだよ?」
魚は普通ウロコあるんだけど・・・。
ウロコのない魚になりたいの?じゃあタコとか?

「ふざけんで!」

いや、こちとら大真面目ですよ。

では、本人のイメージを大切に布屋さんで選ばせることにした。
青のラメラメで、ちくちくせず、布の流れがきれいなのがあった。

「これ!」
メートル\2,100-もする!50cmにしとこ。

その布を縦半分に切って、左右の上を15cmぐらい縫い、下半分を縫って首と腕が出るようにした。

じゃじゃーん、見事なベラの出来上がり!

保育園でも大好評だったらしく、本人大満足である。
本番が楽しみだなぁ。



2009年11月23日(月) 200円

子の年齢:5歳10ヶ月

その日はお通夜があったので、ちーちゃんに200円渡しておいた。
「このお金でばーちゃんとお風呂に行って、アイスクリーム食べなさい」

幼児の入浴料は69円、アイスクリームは120円なので、合計180円である。

ところが父が飲酒していたため、結局二人で銭湯に行くことになった。
その200円はそのまま。

するとちーちゃんは、200円で本当にお風呂に入って、アイスクリームが食べられるのか不安でたまらなくなった。
「ねー、100円2枚しかないがに、アイスクリーム買えんよ。」
「買えるちゃよ。」
「だって2個しかないよ。」
「いいからやってみられ。」
「何でけ?教えてよ。」
「やってみればわかるから。」
「イヤだ。」
「じゃあ、お風呂に入らんが?」
「入るけど。」

「どっちみち券買わんな入れんやろ」
「イヤだ!」

ちーちゃんは銭湯の玄関で、どたーとひっくりかえった。
はああ、久しぶりに見たな。来年小学生なのに、もう勝手にしてくれ。

放置して女湯に入ろうとすると、追いかけてきて泣く。

「券買わんと入れんよ。」

しぶしぶ200円を入れて、60円の入浴券を買う。

「おつりは?」
「おつりない。」
「ないわけないでしょ!」

じゃらじゃら出てきたおつりを、手のひらに載せて

「数えてごらん」
「イヤだ。」
「数えてごらん!」
「イヤだ」

またも自販機の前で、どたー、とひっくりかえった。
もうイヤだこんな5歳。

なんとか女湯まで連れて行って、お金を見せた。
「100円が1枚と10円が4枚。アイスクリームはいくらですか?」
「100円1枚と10円2枚。」
「じゃあアイスクリーム買えますか?」
「買える!」

ちーちゃんは途端に嬉しそうな顔になった。

今まで10円10枚で100円って解ってなかったんだな〜。
でもこれで本当に解ったのかな?



2009年11月18日(水) ママ、泣かないで・・・、と言うとき

子の年齢:5歳10ヶ月

ちーちゃんが1歳になる前「ラ・レーチェ・リーグ」というお母さんミーティングに行っていた。
主として母乳育児について話す会なんだけど、小さい赤ちゃんや兄弟児連れのお母さんが集まってくるので、話題は自然とおもちゃやしつけの話になる。

赤ちゃんが悪いことをやめないとき、どうするか、という話になったことがあった。
リーダーの人は、そういう時は赤ちゃんのレベルで困っていることを示す、つまり「泣きまねをする」とよい、とのことだった。

以来、ちーちゃんに怒鳴られたり、たたかれたり、物を壊されたりする都度泣きまねをしてきた。

が、最近どうも、このやり方ではマズイ、と思うようになってきた。

というのも、ウチは半ば母子家庭なので、ちーちゃんにとって頼れる大人はママだけなのだ。
しかし、ママはちーちゃんに怒鳴られたらすぐ泣くような弱い大人である。
ママを泣かせないようにしなくちゃ、って必要以上に頑張らせてしまっているかも。

ママは大丈夫だから、安心して大人になってね。



2009年11月17日(火) 表現力の限界

子の年齢:5歳10ヶ月

ちーちゃんはわりと表現力があると思う。
例えばパパのお友達の結婚式のときのこと。ちーちゃんは何度かパパに連れられてそのお友達に会ったことがあるらしい。
「今日は誰の結婚式か知ってる?」
「知っとるよ。よく飛ぶ飛行機作ってくれた人でしょ!」

ちーちゃんの頭の中で、そのお友達にまつわる記憶を要約して出てきた表現が「よく飛ぶ飛行機を作ってくれる人」なのだ。
その結婚式に参列した後感想を聞いたところ、ちーちゃんはこう言った。

「○○っちょ、カッコよすぎて誰か分からんだ。」

その次の日、保育園のホワイトボードにインフルエンザの発症者が8人、と書いてあった。
「8人って誰のことかわかる?}
「Sくん治ったところだって。」
「(そうじゃないだろ!)じゃあ、誰が休んでるの?」
「・・・。」
「じゃあ、人数少なかった?」
「うん、だって給食のときお茶が3コだった。」

えっ?お茶が3コ?お茶の入ったヤカンの数が4コから3コに減ったとか?
「ヤカンなんて言ってないだろ、この バカ!」
わかんねーよ。
だって1クラス20人ぐらいで3クラスあるはずなのに、お茶が3人分しかなかったはずはないのだ。

「お茶を4こづつお盆に載せて運ぶ回数が3回だった?」
「なん、お盆がナンタラカンタラ」
どうやらお盆というキーワードで話が変わってしまったようで、今度はお盆をテーマに、人数が少なかった様子を説明しようとしているらしい。

3人のお当番が分担して給食の準備をしようとしたが、ナントカがカントカで5つしかなかったので、どうしようかな〜って話をしていた、とかなんとか。
意味がわからん上に話が長い。
わからん、と言うと怒鳴られるし・・・。

「いっぱい休んでたんだね〜、わかったよ〜。(汗)」



2009年11月12日(木) ちーちゃん熱を出す

子の年齢:5歳10ヶ月

 「熱を出す」とタイトルを書いて、先日のピアノ発表会のことを書き忘れていたことに気づいた。
 何とか成功裏に終わりました。
 当日は、ウチの両親がボケて来なかった以外は、パパのところの難聴のおじいちゃんも、保育園の担任の先生も来て下さって。
 ちーちゃんは、心配していたステージ上のハプニング!はなく、ただ、演奏ちょっとアガっちゃったのか、トチっていた・・・。
 でも、パニくらずにちゃんと最後まで弾いてたよ。
 ちーちゃんとしては、等身大の実力を十分に発揮していたと思う。

 他の生徒さんの演奏がスゴくて、ちーちゃんの演奏が見劣りしてしまうのだ・・・。
 多分ちーちゃん自身、自分がステージに立って始めて、力量の差に気づいたんじゃないかな。

 力量の差、と言ってしまうと他者責任のようだが、要は練習量の差。

 そして、なんとかピアノの発表会が終わった翌日、見に来てくれていた保育園の先生がインフルエンザになった。
 ちーちゃんの感染も秒読み開始か?
 と思っていた木曜の朝 37.4℃の熱が出た。
 
 これは夕方までに上がるかも?
 1時間おきに検温したが、熱は上がったり下がったり。本人は元気で、外で遊びたいと言い出す始末である。

 こんな状態で急いで病院に行っても、明日また来い、と言われるのがオチである。
 夕方まで粘って、最初に熱が出てから約10時間後に受診したが、結局のところ、今日はインフルエンザの検査はしない、と言われてしまった。

 インフルエンザではないかもしれないが、熱は下がらない。
 保育園にも行けない。
 全く困ったもんである。

 時間がたっぷりあるので、かねてからあたためていた「かけざん」のドリル(自作)をやらせるべく、概念の説明をしてみた。
 というのもちーちゃん、一桁の足し算は繰り上がりあってもできるし、一桁の引き算も、ドッツ(数を表す黒丸)付きならできるようになった。
 小学校上がる前に、掛算九九の2の段までは暗記させたい、と思っているのダ。
 さて、今日のおやつの「お子様せんべい」は1袋に2枚入っている。
 「2袋ではせんべいの数は何枚?」
 「4枚!」
 「じゃあ、3袋あったら?」
 「えーと、6枚」
 「何でわかったの?」
 「4たす2は6だから。」
 「2を3回足したんだよね?それを2かける3と言います」
 「・・・。」
 
 次にビー球を3個づつ袋に入れてみた。
 「3個づつビー球が入った袋が二つ。ビー球は全部で何個?」
 「6個!」
 「じゃあ、もう1袋で何個?」
 「えーと・・・、9、個?」
 「そうだね。何でわかった?」
 「6たす3は9だから。」
 「3たす3たす3をしたんだよね?3を3回足した。それを3かける3と言うんだよ。」
 「ふ・・・ん。」
 
 わかったかな?わかんなかったかな?
 でも拒絶反応は無かったから、今日はこのへんで。


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