子の年齢:4歳10ヶ月
水泳教室の連絡帳が返ってきた。 2ヶ月に1回奇数月にレベルテストがあって、その結果を書いたノートが保護者に渡されるのだ。 ちーちゃんは落ち着きがなくて、準備体操なんかもちゃんとできた験しがなくて、付き添いとしては赤面することばかりだが、連絡帳はすばらしかった。いわく、 「肺活力はとびぬけてすごいです。いつまでももぐったり浮いたりしていられます。」
そういわれてみれば、潜りっこしているときは上から見ていてはらはらする。 ちょっと先生、ウチの子浮いてきません! ちーちゃんだけ他の子の2倍ぐらい潜っているので、溺死したのではないかと思うのだ。
浮いてきたちーちゃんはすました顔をしている。すごく頑張って息をこらえているわけではなさそう。 エラでもあるのか・・・? そういえば、映画『グラン・ブルー』の中でジャック・マイヨールの脈拍がイルカみたいになる、とかいう描写があったな。 ちーちゃんもイルカ人間に近いかも。 親に似ない子のことを鬼っ子っていうけど。ちーちゃんはイルカっ子かな?
子の年齢:4歳10ヶ月
書店のカウンターに「ミリオンブック」というお勧め絵本のリーフレットがあった。 家に持ち帰ってみてみると、半分ぐらいは家にあったり図書館で借りたりした本だった。 まだ読んでない本で、ちーちゃんが好きそうな本はないかな? 絵より字の方が多い童話が何冊か紹介されていた。 くまの子ウーフとかくるまの色は空の色とか、はれときどきぶた、とか。 なつかし〜。 はれときどきぶた、はナンセンス童話のはしりで、小学生の時初めて読んで衝撃を受けた。 「『はれぶた』は面白かったよ。空からぶたが降ってくるんだ。」 とちーちゃんに言うと、「買いた〜い〜」と言う。 う〜ん、でも対象年齢6歳〜になってる。絵が少ないし、途中で嫌にならないかな? 図書館で借りることにした。 30年前の本で、最近読む人が少ないらしく、書庫に入っていた。 ちーちゃんは早く中が見たくて、貸し出し手続きの間もページをぺらぺら。 「家についたらすぐ読んで。」 「ご飯の支度できんねかー。」 「うー、読みたい。」
運良くばーちゃんが来たのでばーちゃんに読んでもらうことにした。 ばーちゃんも初めて読んだらしく、読みながら爆笑している。 最初のうちは主人公の説明が多いので、聞いているのかいないのか、という感じだったが、話が佳境に入ってくると、「トイレ行くから読まんといて〜」と言う程に。 天気予報で「今日の天気は晴れ、午後からときどきところによってぶたが降るでしょう」と言うシーンはみんなで大爆笑だった。 いつの間にか、こういうのもちゃんと解るようになったんだね。成長したね。
子の年齢:4歳10ヶ月
なんだかんだと、ちーちゃんがピアノを習い始めてそろそろ2年になる。 練習用に使っていたおもちゃのキーボードがだんだん体に合わなくなってきた(キーのピッチが合わない)。 というわけで、秋のセールに合わせて電子ピアノを購入した。
店頭で生ピアノと合わせて試し弾き。 あ〜やっぱり生ピアノはいい音がする。でも調律しなきゃなんないし、アパートの2階に入れるの大変だし。 比較対象がなければ、電子ピアノでもわかんないよ。
と思っていたが、いざ搬入され、組み上げられ(電子ピアノは部品で配達される)、キーを押してみると、むむむっ、微妙に空気の震え方が違うことがシロウトでも判ってしまった。 ピアノは実は打楽器で、アップライトピアノは後ろの板を共鳴させて音を出している。電子ピアノのスピーカーから出る音と違うのはアタリマエ。 「やっぱりホンモノにすればよかったかね」 と楽譜が読めないパパがポツリ。
パパはちーちゃんと一緒にピアノの練習をして、1曲演奏できるようになるんだそうだ。
メーカーのパンフレットではないが、ピアノがあると本当に家族で囲む。 譜面も出しっぱなしにできるので、思いついたときにさっと練習してさっとおしまいに出来る。
もっと早く買ってれば今年の発表会に出られたかもね?
子の年齢:4歳10ヶ月
欠点をなおそうとして全体をだめにしてしまうこと、物事の本来をとりちがえるたとえ。
心配していた七五三。 いざやってみると、天気は悪いし、草履は歩きにくいし、のりとは長いし、子供には大変なことが沢山あった。 だからこそのイニシエーションなのかもしれないけど。
ちーちゃんには数日前から何度も言い聞かせてきた。 写真館の機材を勝手に触らないこと、知らない人に話しかけないこと、床に寝そべらないこと、大声を出さないこと。 ちーちゃんはいつになく真剣な顔で、つつがなく半日の行事をこなした。
やればできるね。 言わなくても出来て当然、って考え方はやめよう。 親に出来ることはきっと、節目を踏み外さないよう諭すことだけ。 気になることは沢山あるけど、ゴールは自立。 自立への行程がブレないことだけを考えて、サポートすればいいのかな。
子の年齢:4歳10ヶ月
テレビのニュースを見ていたら、元厚生次官殺害事件の捜査が報道されていた。 血痕のついた犯人の足跡が小路に入って引き返し、歩幅大きく去って行ったようだ・・・。といった報道で、推理小説のようで面白いのだが、ちーちゃんはそれを見て「コワイ・・・」と抱きついてきた。 「え、何が怖いの?」 「ケーサツこわい」 「何で?」 「ちーちゃん悪い子だからタイホされる。」
かわいそうに・・・。 本人には理解できない理由でいつも怒られるので、そんなつもりがなくてもいつか逮捕されるのではないかと思っているのだ。
「かわいそうに・・・。大丈夫、ママのいうこときいてれば!」 「ママのいうこときいてないからタイホされる。」 「大丈夫、ちーちゃんは優しい子だから逮捕されない。ケーサツはこわくない。」
子の年齢:4歳10ヶ月
朝食にご飯とお味噌汁を出すと、ご飯だけ食べる。 二人分しか作ってないのに一人が残すと作る気がなくなるので、味噌汁は作らず、ご飯と目玉焼きだけにした。
ちーちゃんは目玉焼きとご飯を食べて「おかずが少ないからお腹が空く」と言う。
朝から何を作れと言うのか? 作ったら本当に食べるのか?
今朝は再び野菜たっぷりのお味噌汁に戻した。 見た瞬間「これ、や〜だ。マズいもん。」 「保育園のクッキングでお味噌汁食べたでしょ。」 「ちょっとだけだったもん。」 「じゃあちょっとでいいから食べなさい。」 味噌汁を食べるのか食べないのかはっきりしないが、とりあえずご飯を一口食べて「ヘンな味がする」と吐きだす。 炊きたてのごはんなのだが、今朝は混ぜるのを忘れていたので、釜返っただけなのだ。
もう耐えられない。 「毒を食べさせてるんじゃないんだから、親と同じものが食べられないんだったら出て行きなさい。もうアンタの世話はできないわ。」 「いやだ、ママがいい。ママがいいの〜。」
朝食ごときで朝から号泣だ。疲れるな〜。
さて、脅して味噌汁を飲ませたが「おいしい・・・。」 「明日も飲む?」 「うん」 「『明日も作って』は?」 「明日も作って。」
3歩進んで2歩さがる毎日だな〜。
2008年11月02日(日) |
ハロウィンのディズニーランド |
子の年齢:4歳9ヶ月
夏から計画していたディズニーランド旅行の日が来た。 家族旅行でも現地集合なので、朝の一顰で東京に行って、舞浜辺りで待ち合わせだ。乗り遅れたら大変なことになる。ドキドキ。 本当はハロウィンを避けてスケジュールしていたのだが、飛行機の予約の関係で、ハロウィンの当日に出発することになってしまった。
どんなに混雑するだろうと思いながらパパを待っていると、全身仮装した人が次から次へと登場する。 スティッチの着ぐるみを着た人、カリブの海賊の扮装をした人、赤毛のアリエル、パフスリーブの白雪姫、エプロンをしたアリスとウサギ、シンドバッドとシェーラなどなど。 本当に緻密に返送しているので、とてもシロウトとは思えない。思わず一緒に写真を撮りたくなる。
そして、アトラクションの混雑はといえば、ガラガラではないものの、ほとんどが30分前後待てば乗れるのだった。ハロウィンといえど平日。 3日目の日曜は、何に並んでいるのかわからないほど混んでいた。
ちーちゃんは暗いところが怖いらしく、ウエスタンリバー鉄道がトンネルに入って、動く恐竜の模型の横を通る時に泣き叫んだ。 雷まで鳴っている。大人に取ってはなんてことないつまらないアトラクションなのだが、ちーちゃんには辛いらしい。 考えてみると、カリブの海賊にせよ、スペースマウンテンにせよ、ディズニーランドのアトラクションはトンネルに入るのが多い。 ミクロのアドベンチャーでも、なぜか3Dメガネを外す。楽しいのはカヌーとか、サーキットとか他の遊園地にもあるようなアトラクションばかり。 ちーちゃん的にはサンリオビューロランドで充分だったかも。 でもパパはTDR初体験だし、ママはディズニー・シー初体験だし、そこそこ満足できる旅でした。 何より病人が出なかったのが一番収穫だったと、パパはしみじみ語っていました(汗)。
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