子の年齢:3歳
救急搬送から一夜明けて、かかりつけの病院で診察してもらうことにした。 翌朝起きたらまた頭痛がしたのだ。
病院で、症状の説明をした。 お腹がぐるぐる動く感じがあるが、あまり便が出ない。食欲がない。頭痛と吐き気がする。背中が痛い。 よくある症状なのだが、これまでは肩凝りと便秘が原因だった。 お腹が空になれば治っていたのだが、今回はお腹が空になっても治らない。 「消化器がうまく動いていないようですね。機能性胃腸障害ですね。よくある病気です。」
ストレスや疲労が原因で、食道の動きが鈍く、食べたものが胃に運ばれないといった病気なんだそうだ。 言われてみれば、食事から数時間後に、未消化の食べ物を吐いたことがある。
やっぱり疲れてるんだ。 クリスマス、お正月、ちーちゃんの誕生日、誕生日から朝の出勤時間が30分早くなる。 クリスマスプレゼントの手配にツリーの片付け、名古屋行きの準備、バースデーケーキの手配と休む暇がなかった疲れが出たのだ。 正々堂々休ませてもらうわ。 救急車まで乗ったんだ。もう怖いものはな〜い。 もう朝食の味噌汁はやめ。 朝はさっぱりトーストにさせていただく。 「生まれてこの方パン食なんかしたことない。」 「あ、そうですか。」偉そうなこと言うな〜、他のものが食べたければ、自分で勝手に用意しな!
子の年齢:3歳
自分ではどれだけ疲れているか気づかないものである。 自分が気づかないのだから、ましてや家族が気づくはずもない。
頭が痛いな〜、と思いながら、スキー場近くの保養所へ。 体調不良を訴えても、夫は行く気満々だ。 ちょっとめまいもするし、吐き気もするし、スキー場では寒気もする。 吐き気がする、と言うと夫は「え〜。」 え〜と言われても、一番辛いのは私なのに。
ちーちゃんとそり遊びをして、レストハウスに行くと、タバコの臭いで頭痛がいっそうひどくなる。 3時ごろにホテルにチェックインして、体を温めるために温泉につかることにした。 歩いているうちに吐き気がひどくなり、浴場について最初にしたことは、トイレで吐くこと。
部屋に戻ると寒気がひどくなり、布団を取り出して横になるが、どんな姿勢をとっても楽にならない。 頭は痛いし、寒気もするし、のども渇くし一体どうなるんだろう。もはや立ち上がる気力もない。
夫はまだ、しばらく休めば夕食が食べられるほど元気になるだろう、と思っているようで、ちーちゃんを別室に連れて行って遊ばせている。 このまま一晩寝ていても治る気がしない。帰り道のドライブにも耐えられそうにない。 「今すぐ病院に行きたい。」 夫はそこで驚いて、フロントに救急病院の場所を訊きに行った。 フロントでは、近くに救急病院はないので救急車を呼んだらどうか、ということになった。
と言うわけで、一刻を争う病状ではないのだが、救急車がやってきた。 「ぴーぽーぴーぽー」 自分のために来た救急車のサイレンを聞くのは妙なものだ。 「あ、来た、智ちゃん、ママあれに乗っていくから。」 「パパおらん、うえーん」 その時パパは、荷造りのために車に行っていた。 「パパ来るからね。パパと一緒に車で来て。」 サイレンが止まったが、救急隊員より先に夫がやってきた。 「救急車の人、なんか下でモタモタしとるわ」 ほどなくノックの音がして、オレンジ色の服を着た救急隊員の方々がやってきた。 帽子とマスクを取ってしゃがみ、まず、ちーちゃんに話しかける。 「こんにちは、何歳かな?」 後で聞いたところによれば、小さい子供は、救急隊員を見て泣くのだそうだ。 「3さい」と返事をしていたような気がする。 今度はこちらに、名前、年齢生年月日などを尋ね、緊急無線に報告する。 「36歳女性を収容します、意識は清明です。」 ストレッチャーに乗せられて、車に運ばれる。 スキー場から平地の病院に行くので、道は下り坂だ。吐き気のするわたしに、寝たまま道を下るのはとても辛いことだった。 飲んだばかりの水を全部吐く。 落ち着くと、検温や問診をされる。食事の時刻と回数、これまでの経過など。
さて、病院について、病院のストレッチャーに移されると、医者は、一刻を争う病状ではないことをすぐに見て取った。 「鎮痛薬は1日3回飲んでもいいんだ。」 救急隊員が、車内で吐いた吐しゃ物を示しても、「そんなもん要らん」 すみません、救急隊員さん、親切にしてくれて本当にありがとう。
さて、病院で、鎮痛座薬と点滴を受けたら、うそのように元気になった。
ちーちゃんはパパがそばにいたので何も怖くなかったらしい。 「ママ、頭痛くなったらまた救急車に乗られ。」 と真剣に言っていた。
2007年01月17日(水) |
大きいから泣かないよ |
子の年齢:3歳
ちーちゃんは未だにおむつをはいている。 同じクラスの子はだいたい、起きている時はパンツなのだが、ちーちゃんはなかなかオムツが取れない。 家が寒くてトイレが遠いというのもひとつの原因かもしれない。 ビッグサイズのオムツをはいているのだが、ちょっと小さいような気がして、試しに「ビッグより大きいサイズ」というのをはかせることにした。 そして今朝、小児科に行ったら、入り口に入った途端に子供の泣き声がした。 「誰か泣いとる」 しばらくして、中から泣き顔の1歳児が出てきたのを見て、 「泣いとったん、この人だ。」 と指をさす。 「そんなこと言わないの。」 その子のお母さんが、 「本当だね、恥ずかしいね〜。」 と返事をしたので、ちーちゃんは更に話しかけた。 「あのね〜、智ちゃんね〜泣かんがんぜ〜。大きいから。」 と言ってしきりとズボンを脱ごうとする。 「大きいオムツはいとるから、泣かんが〜。」 「それは恥ずかしいから言わんでいい!」
子の年齢:3歳
近頃ちーちゃんがよく謝る。 「ママ、スパゲティ、あそこにばらばらってしてごめんなさい。」 日曜日にスパゲティを茹でるのを手伝うと言って、引っ張った拍子に床にこぼしたことがあったのだが、そんな昔のことまで思い出して謝る。 「え?ママそんなこと忘れてたわ。」 「『いいよ』、は?」 「いいよ。」
なんだか、しゅん、としている。 「最近ママがいじわるだから、ごめんなさいすれば優しくなるかな、と思ったの?」 「うん。」 別に意地悪したつもりはないのだが、誕生日以来就業時間が朝30分、夜30分長くなったので、とにかく時間がない。 時間がないのでせかせかしているだけだと思うのだが、ちーちゃんには、ママがちーちゃんのことを怒っている、と映ったらしい。 「ママこそごめんね、時間がないだけなの。」
2007年01月12日(金) |
お留守番はかわいそう! |
子の年齢:3歳
今日は仕事の後飲み会があるので、ちーちゃんの送迎をお義父さんにお願いした。保育園は職場の近くなので、往路は3人乗り合わせて行く。 前日の夜、「明日、じーちゃんとママと3人で保育園に行くからね」と説明したら、「じーちゃんと、ばーちゃんと、ママと保育園に行く」と言う。 ばーちゃん?
お義母さんとは、寒くなってから食事以外顔を合わせていないので、保育園にまで一緒に行きたがるとは考えにくい。 ばーちゃん違いでウチの母のことを言っているのかな? 「どのばーちゃんのこと?」としつこく訊くと、当惑して、 「智ちゃんわからんよー」 と怒る。
さて、朝になって出発しようとすると、ちーちゃんはやはりお義母さんを呼びに行った。
肺梗塞で倒れてから、冬の外出を禁止されているのだそうで、11月以降家にこもりきりだ。部屋から出てくるのは食事とトイレぐらい。 そんなお義母さんにちーちゃんはしつこく、「一緒に行こう」と誘う。
「ばーちゃんは調子悪いからお外に出られないよ。」 となだめすかしてなんとか車に乗せると、こう言った。 「じゃあどうしてじーちゃん一緒に来んが?ばーちゃん一人でかわいそうでしょ。」
ばーちゃんを一人にできないと思って、しつこくしつこく誘っていたのだ。思わずほろりとさせられた。
子の年齢:3歳
おとといはちーちゃんの誕生日だった。 誕生日も3回目になるとあっさりしたもので、メニューはカレーライスとケーキ。 今回は手作りケーキなので、わたしがデコレーションに悪戦苦闘している間に、パパがカレーを作ってくれた。 スポンジを焼くのは得意だが、デコレーションするのは初めて。 生クリーム200mlでは足りないらしく、ところどころ茶色いケーキになってしまった。
作った本人以外はあまり気にならないらしく、皆ケーキを喜んでくれた。 去年の誕生日はろうそくを吹き消すのを手伝ったものだが、今年は心得たもので、ちーちゃんは一息で吹き消した。
ちーちゃんが生まれた頃、3歳をひとつのメルクマールとして設定していたことを思い出した。 毎日毎日考える余裕もなく、同じことを繰り返してきたようだが、ちーちゃんはちゃんと成長している。 母親のキャリアを3年積んだんだな。ちょっとした達成感。
パパはどちらかというと、家族になって4年だな、という感慨にふけっているようだ。
子の年齢:2歳11ヶ月
テレビキャラクター夢ドームにお年玉を持って出かけ、ちーちゃんはビニールの犬のおもちゃを買った。 足にタイヤ、首に紐のついたお散歩ワンちゃんだ。
家の前をよく犬の散歩が通るので、真似をしたいらしい。 さて、このお散歩ワンちゃんを引いて歩いて、縁側から庭に残った雪を見て「ほら、雪だよ。かわいいね」と放しかけている。 かわいい?雪が?おかしくてたまらない。
次の日の夜、このワンちゃんと一緒にお風呂に入るという。 いつものミニカーや仮面ライダーより数倍大きく邪魔なので、 「ダメ。外で待たせておくの。」 と言ったら泣き出した。 なぐさめるつもりで、 「智ちゃん、ワンワン可愛がってるね〜、名前つけなくちゃ。」 と言ったら きょとん、とする。 「だって、いつもウチの前を通る茶色いワンワンは『はな』ちゃんって名前だし、おじちゃんとこの黒いワンワンは『メイ』って名前だし、みんな名前があるんだよ。」 多少は理解したようだが、どうやって名前をつけたらいいか分からないらしい。 「じゃあ、ママが名前を付けてもいい?タイヤでごろごろ転がってるから『ゴロちゃん』は?」 「うん、ゴロちゃん。」 ということで名前は「ゴロちゃん」に決定。
たまたま電話がかかってきたパパに早速報告している。 「ゴロちゃんだよ〜。」 見えてないっての! そして夜はゴロちゃんと添い寝。
朝になると、保育園に連れて行くという。 「だって、泣くよ。」 「保育園には連れて行けないから、じいちゃんに『ちゃんとお水あげてね』ってお願いしておきなさい。」 と言うと、 「うん。じーちゃん、ゴロちゃんにお水あげてね。」 と言う。 「はいはい、水もエサもあげるよ。」 と言われてやっと納得して保育園に行くのだった。
2007年01月04日(木) |
テレビキャラクター夢ドーム |
子の年齢:2歳11ヶ月
新年、明けましておめでとうございます。 日記を読んでくださってありがとうございます。
さて、私たちは年末年始とパパの住んでいる名古屋で過ごしました。
元旦に普段着で全日空ホテルで寿司を食べ、ロビーで盛装した幼児にじろじろ見られました。 親の影響はすごい、と改めて考えさせられました。
それから熱田神宮に初詣に出かけ、参拝に入場制限されてオドロキ。賽銭を投げるのが精一杯で拍手どころではありません。 賽銭の取られ損な気がしました。 明けて2日 ナゴヤドームでヒーローショーを兼ねた、縁日みたいなのがあって、生で高橋光臣さんと出会正幸さん(二人とも轟轟戦隊ボウケンジャーの出演者)を見ることができました。 人が多くて遠くからしか見えなかったけど、歯が白い。口がデカいのか出っ歯なのか、ミツさんの白い歯がとてもまぶしかったです。 球場一杯に、機関車トーマスやら、ピカチュウやら、ガチャガチャスペースやら、歴代ヒーローの等身大の人形やらが置いてあって、おまけにディスにーランドのミッキーみたいにボウケンジャーが歩いてきたりもする
、正に子供の初夢を具現化したような場所でした。
大人のわたしもワクワクでしたが、人が多くて全部見ることはできず。 そして初夢も何も見ず。 帰郷した夜の夢は、真っ暗なグランドを一人で帰宅し、気づいたら「キャー」と叫んでいる、というものでした。
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