ちーちゃんままの日記

2006年07月26日(水)

 ラヂオ体操

子の年齢:2歳6ヶ月

 夏休みが始まって初めて朝雨が降らなかった8土日を除く)。今年初めてのラヂオ体操に、ちーちゃんと行って来た。

 この町内には公園というものがない。
 スーパー農道の高架のとっつきに、行き止まり道路があって、ごみの集積もラヂオ体操もそこで行われる。

 ラヂオ体操の音源であるラジカセは、道路の土台部分のセメントのでっぱりに乗せられる。
 大型トラックが通るたびに、放送がかき消されそうだ。
 こんな草も生えないアスファルトだけのところで、ダンプカーのうなりと排ガスを浴びながらラヂオ体操なんて、夏休みの印象が根底から変わってしまいそうだ。
 ラヂオ体操といえば朝露とブランコじゃないのか?

 そもそも、保育園には夏休みがないのにラヂオ体操に来た理由は、ちーちゃんの友達探しだったわけだが、あまり年の近い子もいないようだ。
 そして当のちーちゃんといえば、何が気に入らないのか、ママの脚にまとわりついたまま。

 うーん。
 早くも挫折の気配。



2006年07月25日(火) ママの帰りが遅い時

子の年齢:2歳6ヶ月

 今週は月曜から木曜まで帰りが遅くなる。
 昨日は同期の結婚お祝い会で、家に着いたのは10時だった。玄関をあけると、ちーちゃんがわんわん泣いていた。
 何で泣いているのか自分でもよく分かってないような、いつの間にか大声で泣いてた、みたいな声だった。
 時間も遅いし、すぐに寝かせてやろう、と思うのだが、眠気よりも1日1回ママと遊ぶことの方が優先らしく、もう11時になるというのに、風船でキャッチボールしたり、絵本をめくったりを止めない。
 こちらが先に眠くなって、布団に倒れこむと、また、「うわーん」が始まるのだ。

 それが初日。これが木曜まで続くのか。
 今日は8時までだけど。やっぱりツラい。
 毎日夕方に保育園に行って、ちーちゃんを抱きかかえて、子供らしい肌の匂いを嗅がないと、なんだかせつない。
 ママがこんなだから、ちーちゃんはもっとせつないだろうな。
 でも、ガマンガマン。いつかは来る日のことだから。



2006年07月20日(木) 分離不安とトイレトレーニング

子の年齢:2歳6ヶ月

 近頃、保育園でお別れするときの後追いがひどい。
 月曜だけならともかく、水曜の朝は大丈夫だったのに、木曜日の今日再び、出て行くママを追いかけて教室から出てきた。
 同じクラスでこんなに朝の別れができない子はいない。

 登園拒否なんだろうか?と思ったが、いつも迎えに行く頃にはケロっと遊んでいて、他の子のおもちゃを奪い取っていたりするので、保育園が嫌だというのではなさそうだ。
 自分でも泣いているのが恥ずかしいらしく、泣かずにバイバイできたときは先生に自慢する。

 保育園が嫌なのでなければ、分離不安というヤツだろうか。
 いろいろ調べてみると、トイレトレーニングと分離不安を結び付けて書いてあるような記事もある。
 そういえば、ちーちゃんは近頃、ウンチが出そうになったら、「ウンチ出る」と言うのだが、「トイレ行こう」と言うと、すごく抵抗する。

 もしかしたら、ちーちゃんの中で、トイレができるようになることと、ママが構ってくれなくなることが結び付けられているのだろうか。
 
 ちーちゃんがだんだん手がかからなくなってきたので、自立を促すためにもあまり構わないようにしているのだが、それがストレスでトイレに行くのを嫌がるのだろうか?
 とにかくちーちゃんはママの心理的な変化を敏感に感じ取って、彼なりの対策を講じているようだ。



2006年07月17日(月) ともちゃんもはさみ

子の年齢:2歳6ヶ月

 舅が収穫したジャガイモを実家に分けてくれたので、ついでに1泊することにした。
 近くだから日帰りできるのだが、早い夕食までに帰宅するのがおっくうだ。
 いつものように、着替えやお風呂セットなどを用意していると、ちーちゃんも荷物をまとめ始めた。
 小さめのダンボールに、新幹線やら、レールやらお気に入りのおもちゃを詰めている。
 
 一丁前だ。そろそろリュックを買ってやらなくては。

 さて、いつものように珍しさで父母に遊んでもらって、ご飯も食べて、寝て起きた。
 翌朝は祖母(ちーちゃんの曾祖母)の月命日だった。
 母が雨の中畑に花を取りに行くと言うと、
 「ともちゃんも。」
 といって聞かない。
 根負けして連れて行くことにすると、母が生花はさみを持っているのを見て、
 「ともちゃんもはさみ!。」
 と、例の段ボール箱から黄色いはさみを取り出した。
 ちーちゃん要に買ってあげた安全はさみだ。

 そんなもので花を切るんですかい?

 雨に濡れながら、花の穂先をつぶし切って満足げなちーちゃんでした。



2006年07月14日(金) 小さいオバケ

 子の年齢:2歳6ヶ月

 ちーちゃんはオバケには2種類あると思っているらしい。
 大きくて怖いオバケと、小さくてかわいいオバケ。
 日が暮れて、オバケが出るよ、とおどかすと、
 「ちがうよ、ちぃーっちゃいオバケだよ」と裏声で主張する。
 怖くないから大丈夫、と自分を安心させているのか、へりくつを言っているのか。

 幼稚園バッグにラジオ体操のカードが2枚入っていた。
 いつも朝食を食べている時間だが、朝食を遅らせてラジオ体操に行ってみようか。
 ちーちゃんは喜ぶだろうな。
 近所の子供と顔見知りになれるかもしれない。
 
 最近仲間遊びが好きになってきたようで、たまに夫の友達の家(子供が3人)に行くと、また行きたがる。
 住居が安定していないうらみがあるので、なんとか友達をつくってやりたい。



2006年07月12日(水) 放火

 子の年齢:2歳6ヶ月

 この頃子供の放火事件が多いので思い出したのだが、私も20才前後に自宅に火をつけてやろう、と思ったことが何度もある。
 進路やボーイフレンドについてひどく怒られて、私がどんなに腹を立てたか、親に見せてやらなくては、と思った。
 台所の床にサラダ油をまいて、マッチをおとしてやろう、とか、具体的な手段についても考えた気がする。

 なぜかいつも父親が留守の夜だった。

 過保護に育てられたのは事実なので、火をつけてやろう、と思ったのは甘えなのかもしれない。
 ただ、火をつけたやる、と考えること事態は、それほど異常ではないと思うのだ。

 考えるだけで止めるか、本当にやってしまうか。

 自分が考えるだけで止められたのは、近所の評判が怖かったからだと思う。
 ひどい火事になるだろうとか、怪我人死人が出るだろう、なんてことは考えていなかったから、ただ、評判を落とすのが怖かった。
 評判を落としたら残りの人生が辛くなるだろう、と子供なりに考えていて。

 そしてそれは現実だ。
 私でも身に着けられたその感覚が、犯人たちにはなかったのはなぜだろう。



2006年07月03日(月) 「おつかれさまでした〜」

 子の年齢:2歳5ヶ月

 保育園では毎月お誕生会がある。
 その月に生まれたお友達を囲んで、みんなでお誕生日の歌を歌い、花束をわたし、ケーキを食べる。
 1歳の頃からやっているはずだが、近頃ようやく意味が解るようになったらしい。そして、その催しが楽しみになったのか、家でも歌ってくれた。

 「たん、たん、たん、たん、たんじょうび、ママのママのたんじょうび、おめでと〜。」
 「ママの誕生日はまだだよ、先週パパの誕生日だったよ。」
 
 すると、ちーちゃんはパパの誕生日の歌を歌った。
 「たん、たん、たん、たん、たんじょうび、パパのパパのたんじょうび、おめでと〜。」
 そして、次々に家族の誕生日(ちーちゃんの誕生日も含む)の歌を歌うと、最後にこういった。
 「おつかれさまでした〜」

 一体どこで習ってきたのか。

 昨日母の誕生日だったのだが、いろいろ偶然が重なって、父母とちーちゃんと4人で会社の保養所に1泊することになった。
 そこでもち−ちゃんはこの歌を披露してくれた。
 「たん、たん、たん、たん、たんじょうび、ばあちゃんのばあちゃんのたんじょうび、おめでと〜。」
 歌の最後に「おめでと〜」と言いながら、ばあちゃんに向かって拍手する 。
 ついこの間まで、げっぷができなかったり、首が据わらなかったり、歩くのが遅かったりしていたちーちゃんが、「ばーちゃん、おたんじょうびおめでと〜」と言うのだから、嬉しくない筈がなくて、それはそれは大変な喜びようだった。


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