子の年齢;2歳1ヶ月
貧乏性なので、洋服を捨てるときは、ボタンとホックとファスナーを取り外してから捨てる。 洋服を手作りするときは、なるべくそこからボタンを使うのだが、作るより捨てる量の方が圧倒的に多いので、ボタンはどんどん増えて、コーヒーの空き瓶からあふれる程になった。
さて、そんなボタンの瓶が実家にもあって、押入れの下の段にしまってある。 ちーちゃんはこれと「じぇんじぇん(小銭のこと)」が大好きだ。 集めてみたり、まきちらしてみたり。瓶に戻してマラカスみたいに振ったり。 成長して色なども分かるようになったので、ひとりで「これは?青色。これは?赤色」などと言っているのだが、デタラメ。 これは、と思うボタンを取り上げて、いっちょまえに「これ、カッコイイねー。」「これ、キレイだねー」などと言うが、いつもヘンテコなボタンばかり。 キレイとかカッコイイという意味がわかっていないらしい。
一人でボタンと10分ぐらい遊んでいる。何でもおもちゃになるのね。
子の年齢;2歳1ヶ月
通勤途上の車の中で、すれ違う車の色を言い合っている。 これが結構面白いらしく、「これは?これは?」と催促される。 それにしても道路には沢山車があって、「赤い車だね〜。」と言われてもどの車のことなのか、いい間違いなのか分からない。 ちょうど横に来た対向車なのか、左右に抜けていく車なのか、路上駐車されている車なのか、家々の駐車場に停められている車なのか。
「これは?」と聞かれて答えに窮する車がある。 ゴミ収集車のようにツートンカラーの車。シャンパンゴールドやワインレッドの車。 また光の具合によっても色は違って見える。夕方になるとネイビーブルーと黒は識別しにくくなる。 それにしても、消防車の赤も、サビのような赤も赤は赤という風に、知らず知らずのうちに汎化している自分に、改めて気づいて驚いた。
子の年齢;2歳1ヶ月
単身赴任のパパが、Yahooメッセンジャーで使えるテレビ電話用のカメラを買ってきた。 そんなに高価ではないらしい。
いろいろがんばって調べたらしい。戻ってきたときにわたしのパソコンにセッティングして行った。 送受信状態が不安定でコマ落ちしたような画像だが、一緒に暮らしているような気分を味わえて楽しい。
ちーちゃんはパパの画像を指さして 「パーパー♪」と喜んでいた。 その後なぜかにらめっこに・・・。
パソコンのディスプレイに、にらめっこしているパパの顔とちーちゃんの顔が映っている。 ちーちゃん、ほっぺにくぼみつけるのはにらめっこじゃないよ・・・。
とってもほほえましいデジタルツールの活用法なのでした。
子の年齢;2歳1ヶ月
また、歯が生えてきたらしく、ヨダレがすごい(一番奥の歯)。 服のえりがベタベタになって寒いので、前掛けをさせるが、新生児みたいな前掛けも不釣合いなので、バンダナタイプのまえかけを購入。
パパがお風呂で遊べるマグネットのトーマスを4つ買ってきた。水鉄砲にもなるし連結もできる。 別々に湯船に浮かべると、磁力で自然に近づいていって、やがてくっつく。それが楽しい。 あんまり楽しいのでちーちゃんはお風呂から出てこない。
夫の二番目の義兄さんが、甥の成人祝いの返しと一緒におもちゃを持ってきてくれた。 夫がそれを組み立てていると、ちーちゃんがおもちゃ箱から「ぺったんワールド」の新幹線を出して、義兄さんの前に並べる。 「おじちゃんの!」 どうやらちーちゃんはわたしの弟と義兄さんを混同しているようだ。「ぺったんワールド」の新幹線は弟に貰ったものなのだ。 随分前のことなのに、ちゃんと覚えていたんだね。 こんな感じで、食事の後片付けをしていると、「じーちゃんの(茶碗))!」「ママの(お箸)」と次から次へと言い当てる。 パパがうっかりじーちゃんのマグでコーヒーを飲んでいると、「じーちゃんの!」と怒りつけられる始末だ。
赤ちゃんが言語を獲得していく様子を見ていると、言葉というのは内言と外言の結びつきに過ぎない、という気がしてくる。 現段階でちーちゃんの中にあるのは、人間普遍の概念や認識であって、それに名前をつける作業(彼の場合は日本語で)が言語の獲得なのだ、という気がしてくる。 勿論ある程度の言語を獲得していけば、言語によって概念を獲得する、ということも発生してくる。その時初めて、母語による束縛を受けるんだろうと思う。
子供を育てるというのは言語学的見地からも、実に実に興味深い。 でも違った偏向のある親だったら、また違った観点から、おもしろ〜い、と思ったりするのかな? わたしは毎日子供の言語発達が面白くて、そればかり気にかけている。
子の年齢;2歳1ヶ月
いかに手早く夕食を調理するか、日々頭を悩ませているところだが、最近ひとつ気づいたことがある。 調味料を調合しておくと意外とラクできる。 煮込み料理なら煮汁、あんかけ料理ならあん、などを作っておくと、帰ってきてから食材を切って加熱するだけで済む。 朝食の準備と一緒にできれば、計量スプーンを一緒に片付けられてなおよし。
ホワイトソースも冷凍がきくので、時間が有るときに沢山作って、1回分づつ冷凍しておけば、あとは何にでもかけて焼いてしまえばグラタンになる。 ジャーマンポテトでもいいし、夏野菜をカットしただけでもいいし、マカロニと鶏肉でもいいし。 上にかけるチーズだけは一手間かけておろしたて(大根用のおろしがねでも大丈夫)にすると、驚く程味が変わる。
ホワイトソースというとフライパンが焦げ付いて大変なイメージがあるが、フライパンなど使わなくてもできることがわかった。 レンジでバターを溶かして、そこに同量の小麦粉をふるいいれ、ダマにならないように混ぜて、牛乳でのばし、塩コショウで味付けすれば出来上がり。
※塊のパルメザンチーズは大きなスーパーならどこでも売っている 玉葱炒めやふかし南瓜もレンジでできる。玉葱1/2につき500Wで2分半(ラップをかける) 南瓜は種を取り除いて切らずにラップし、500Wで5分ぐらいかな?あとはカットして煮汁に入れて軽く煮る。
子の年齢;2歳1ヶ月
このところ名古屋と富山を行ったり来たりしているトレイン・セットな夫が帰ってきた。豪雪による遅れなどもあって、電車内滞在時間累計の長い日々。 不在の時間を埋め合わせようとするかのように、あれやこれやと口うるさい。しかし、見かけどおり尻が重く、自分は座ったら動かない。寝たら寝っぱなし。 普段は人に任せっきりのくせに、たまに帰ってきて指図すんの? ついイライラして云ってしまった。
「あんたが居らんでも、うまく回っとるがんだから、口出しせんといて!」 キツー。
あれこれ口うるさいのは、家族気分を味わうための演出だったのかも・・・。 その場その場のデジタルな状況判断で、人を断罪してはいけないなー、と思いました。
子の年齢:2歳
節分で保育園に鬼が来たらしい(本当は誰かのおじいちゃん)。 2歳児にはこわいものらしく、みんな泣いたそうだ。
それ以来何かというと、「オニさん、こわいこわい、食べるぞー。」 などと独り言を言う。 「こわいこわい」と言いながら目が笑っているので、本当に怖がっているのかどうか分からない。
朝食のときに私の椅子に移動してきて、どつくので、 「あ、ママにどちんした。鬼さんに言いつけてやる。」 「オニさん?こわいこわい。」 「そうだよ、怖いよ。意地悪したら鬼さんに言いつけるよ、わかった?」 「わかった。」
これはウマイことをした。 これからは、「アア(カラスのこと、危ないものを隠す時に責任転嫁する)」のかわりに「鬼さん」に働いてもらおう。
2006年02月03日(金) |
ボタンホーラー万歳! |
子の年齢:2歳
冬のパジャマをようやく仕上げた。 使っていない2階を裁縫室にして、いろいろ縫っていたのだが、12月初旬からの寒さで部屋に入れなくなった。ズボンだけ先に作って、せっせと履いている(上はトレーナー)。 今回の型紙も気に入らない。盾にも横にもゆとりありすぎ。冬のパジャマは特に、袖口やすそ口がすーすーしてしまうので、ゆとりが少ない方がよい。 パジャマはどうしてもズボンの膝からダメになるので、布を余分に買って2パンツパジャマにしたいものだといつも思っているのだが、断ちあわせが悪いのか、いつも中途半端に布が余るだけになってしまう。 裾をあげて、見返しの端を縫い付けて、あとはボタンホールとボタン付けだけになる。 ジャーン、新兵器登場! 使っているミシンが直線縫い専用なので、今までボタンホールは手で開けていたが、時間がかかる上に仕上がりも汚なかった。 今日からはベビーロックのボタンホールアタッチメントを使うのだ。
早速試し縫いだ。 押さえの端を前端にあわせて下ろし、後は踏むだけ。アタッチメントにサイズ指定するので、折り返しも自動だ。 家庭用ミシンのボタンホール機能なんか比べ物にならん。おまけに丈夫でキレイ。
わーい、どんどん穴を開けるぞー。 捨てる服から集めたボタンが日の目を見る時が来た!ボタンホーラー万歳!
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