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殺してやる。



あの女、マジ殺す。

嘘。
どうせ言葉だけだ。

彼の言葉も。



1年半前の話を、彼は忘れただろうか。










僕が信じられないのは、
彼が嘘をつくからだよ。

どうしてそれを学習できないんだろう。
そしてどうして彼を、殺せないんだろう。
2007年06月26日(火)

本当は


もう「僕」なのか、「私」なのか、
分からなくなってきている。

それが不安で、どちらかが失われていくのが不安で、
僕は彼の前で主張した。
「僕は君のために私を演じている」と。

馬鹿な話だ。

可愛らしく振舞うたびに、
ほんのひとかけらの違和感と、
お褒めに預かる高揚感に僕はまた僕を見失う。
『貴方には、救いがないじゃない』
カウンセラーがそう僕に語りかけた。

僕は自分が男であると主張するのに、
恋愛対象が男女両方であると言う事実。
そして、現在の恋人が男であるという事実。

心の中がぽっかりと空いていて、
永遠に埋まらないよ、と嘆いてる。
誰といたって楽しくない。
そもそも、楽しいことすら幻想だったのかも知れない。

憂うつ。

ゆっくり、休みたい。
でも、僕にとって強迫観念がそうはさせてくれない。

休んだら置いていかれる。
休んだら悪口言われる。
休んだら仲間に入れてもらえない。
休んだら彼が他の女の子と遊んでしまう。
休んだらもう話についていけない。
休んだら。。。。。



休まなくても、起こる時は起こる事象なのに、
いざ休もうとするとそれが気になって気になって吐き気を催す。
今立ち上がらなければ、もう2度と立ち上がれない、くらいの心で。



傷ついたかな。
彼は傷ついたかな。
僕なら傷つく。
だのに、僕は彼に、その言葉で刺した。

事実なんて、いらないのに。
2007年06月16日(土)

逃げればいぃよ



僕の右手が彼を掴んで、
彼が僕の右手を掴む。
彼は笑って理由を問うから、
僕は睨んで話題をそらす。

紅い血が、溢れる。
僕は自分が少女だったことを思い出す。
流れて流れて、彼はその溢れる血に、侵される。

僕は気付く。
僕は彼に犯されてるんじゃない。
僕が彼を食しているんだ。
流れ出た血は僕と彼のもの。

僕は彼を愛してる。
皮膚の一欠片だって、
彼を構成した一部分。



それは歪んだ愛情表現で、
彼は僕に爪をたてる。噛みつく。
だから僕はその指を、食べてしまいたいくらいしゃぶりつくすのさ。

2007年06月05日(火)

これなんて病気?



本を読むことが出来なくて、
何度も同じところを読み返しています。
もう何度も読んで分かったはずの文章が、
先に進むたびに思い出せなくなっていって、
また最初からやり直し。

どんな問いも彼の前では無力で、
彼が発する言葉が、最大の拘束力を持つ。
それに救われる。
私の向上心のなさも、それで±0だ。
今までの悲しみも喜びも全て、彼の計画通りだったのだと思いたい。
そこまで頭良かったら、ちょっと怖いけど。

私が私として形成してきたのをやめ始めているのかもしれない。

誰かになるわけでもなく、
私が私であろうとするわけでなく。

外殻がふやけて中身の重さとアンバランス。
他の誰かになれるわけでもないのに、
いろんなものを吸収して、「誰か」を探してる。

重ねた唇が呟く。
「もう僕を許していい?」

2007年06月04日(月)

「「「「空、青いよ。雲、白いよ。「「「「 / 空月遥

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