日々あんだら
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2005年12月31日(土) 年末のご挨拶





えー、去年年賀状をいただいた方、今年欲しいと言っていただいた方、その他少々、今日年賀状を発送しました。
きっと到着は3日くらいになると思います。
北海道とか佐渡の人はもっと遅れるかもしれません。
どうもすんません。

で、今年の年賀状は個展のDMなんですが、先にお断りしておきます。


センス、全くないです。
こんなにセンスの無いDM、作ろうと思っても作られへんぞ、というくらいの出来です。



1ヶ月前の自分が、なんでこのデザインで行こうと思ったのか、どうしても理解できません。
印刷所から届いた荷を一旦ほどいて、そのまま封印してしまったくらい。
しばらく寝かしてたらマシになるかなぁ…と。
…ならへんかったけど。。。

で、今日実家でコツコツと宛名書きしていたところに妹が帰省して来たのでそれを見せてみました。

「これ、DM。センス無いけど…」
「…(しばし絶句)…どしたん、これ?」
「言うなっ!」
「モモさんにお願いするって言うてなかったっけ?」
「いや、発注とかはお願いしたけど、デザインはおれやねん」
「…よっぽど疲れとったんやなぁ。裏はすっきりしてるのに」
「…そっちのデザインはモモさん」
「…全部頼めば良かったのに。。。」

一瞬送るのをやめようかと思ったけど、済んでしまったことは仕方ないので送りました!!!!(自棄)
そんなDMですが、写真はいいので(多分)是非引かずに見に来てください。
DM見てチケットキャンセルとかしないでね〜。(涙)



10分くらいたってから、妹がポツリと言いました。
「あれ…ホンマどうしたん?」

言うなっ!!!(号泣)


嗚呼、街であれを手に取った人が、行ってみようという気になるかなぁ…ならないだろうなぁ…

あ、そんなDMですが、欲しいと言ってくれる方がいたらいつでも送ります。
どんなDMや?と興味のある方、どうぞ。(涙)



そんなこんなですが、今年も1年間ありがとうございました。
遊びに来てくれるみなさんのおかげで今年もあんだらを続けて来ることができました。
来年もよろしくお願いします。m(_ _)m

皆様、良いお年をお迎えください。^^


2005年12月30日(金) 期間限定




毎度毎度のことですが、実家に帰って来るとにわか風景カメラマンになるhideですこんばんは。
普段はほとんど撮らへんねんけどな。
やっぱり小豆島の景色が綺麗なのと、「今しか見れない、撮れない」せいだと思うんだけど。

今日もお昼を食べて一眠りした後(牛になるぞ!)、オカンの車を奪って島の中を回って来ました。
だいたい自分の好きなポイントって決まってるんだけど、毎年同じ場所に行ってても空と海の表情は毎回変わるので飽きることはない。
車を走らせながら空を見上げて、今日は青空は諦めて夕焼けに賭けることにする。


んじゃ先にお土産買いに行くかーと40分くらい車を走らせて行ったお店が閉まってたり、野良猫が5匹の野良犬に囲まれて追い詰められて行くのを見つけて助けたいと思いつつ、ヘタレな僕は遠くから見ていることしかできず、あわやというところで近所のおっちゃんが走って来て野良犬を追っ払うのを見て胸を撫で下ろしたり(だって野良犬、すごい迫力やったんやもん…)、初日の出をいつも見るポイントがマニアックで毎回道に迷うので下見をしたりしつつ、「そろそろやな」と車を走らせて夕日が一番綺麗に見えるポイントへ。


着いた時には既に日が沈んだ後だったんだけど、その後20分くらい夕焼けに染まる空と海を撮りまくりました。
昨日落として壊したM-ROKKOR28mmも手で押さえながら撮影してみたり。(撮れてると思うけど…)
そのうち波打ち際に寄せる波を空と絡めて撮りたくなって、α-7Dを手に波打ち際に寄ってって、
ノーファインダーで撮ってダッシュで逃げる!!の繰り返し。
冬の夕暮れに「うわっ!」「ひえぇぇっ!!」と悲鳴をあげて波打ち際を走る29歳。
怪しすぎ…周りに人はいなかったとは言え。


でも予想通り今日の夕焼けはすごく綺麗で、何枚かいいのが撮れた気がします。
『ROOTS』展に使えるかなー。どうかなー。


で、今気付いたんだけど、何のために防水機能のあるOptio WPを買ったんだ、と。
そこで使わずにどこで使うねん、おれ!!


明日リベンジしようと思います。(キラン)



で、年賀状はまだできていません。
今から書くかー!


2005年12月29日(木) 一家団欒の会話




年末年始の休暇、ということで部屋の片付けもせずに帰ってきました。
hideですこんばんは。

昨夜4時過ぎまで起きていて予定より1時間くらい起きるのが遅くなってしまったり、
船が家から見て島の反対側の港に着く船に乗ったので、弟にへいこらして迎えに来てもらったり、
家に着いてすぐに大好きな場所へ出かけて、冷たく張り詰めた空気の中で1時間くらいたたずんだり、
そこでかじかんだ手からレンズがダイブして、お正月明けたらまた修理に出さないといけなくなったり。


そんなこんなで迎えた夕食の時の話。

今日のメニューは僕と上の弟が帰って来てるので、かつまだ2人しか帰って来てないので、
ちょっと豪勢な肉を使ったしゃぶしゃぶ♪
(実家には早く帰って来て遅くまでいる方がなにかと得をする、ということに下の2人は気がついていない)

で、しゃぶしゃぶを食べつつ、家族で懐メロ特集みたいなTV番組を見ていた時の親父とオカンとばーちゃんの会話。

父「おお、この歌、ワシが大学1年の時によう流行りょったわ」
母「あんたが大学1年の時やったら私が高校1年の時やろ?嘘やわー」
父「ほうかー」
母「あの頃は『ヒデとロザンナ』が流行っとったわ」
父「おお、『ヒデとロザンナ』な」
ば「ロザンナって今何しょんな?」
母「時々TVに出てきよるがな」
ば「ほうなー。ヒデは死んだんやろ?」
父「ヒデは死んだ」
母「ヒデは死んだな」
ば「ヒデは死んだんやな」
僕「…ごめん。もうそろそろやめてもらえんかな。(涙)」

赤の他人の話とわかっていても「ヒデは死んだ」って連呼されるのはいい気分じゃありません。
てか、あんたらも息子(孫)の名前を呼びながら「死んだ」「死んだ」って連呼するな!!

TVは場面が変わって別の人が歌っている。

父「こいつも最近見んなー」
ば「死んだんな?」
母「死んどらんで。見んようになったらすぐ死んだことにするんやから。(笑)」
ば「あら?そーかいな。(笑)」

和やかに笑う一同。
思い出し笑いをしながらオカンが続ける。

母「そういやウチのお客さんで最近ずーっと来てなかった人がおってな…」
僕「うん」
母「で、ばーちゃんに聞いたら『あの人ならこないだ亡くなったで』て言われて、
  ウチの中では死んだことになっとったんや」
僕「ふんふん」(←だんだんオチがわかってきた)
母「そしたらそのお客さんがひょっこり『こんにちはー』言うて入って来て!」
ば「おほほほほ…」
母「みんなびっくりして顔引きつっとったがな。(笑)」


ウチのばーちゃん、しばらく顔を見なかったら死んじゃったことにしてしまうみたいです。
葬式上げらないようにちょくちょく帰って来ようと心に決めたhideなのでしたー。(今日のわんこ風に)


2005年12月28日(水) 納め




レンズに向かって突進してきました。(笑)



今日は仕事納め。
なぜかそんな日に東京まで日帰り出張で行って、帰省ラッシュにもまれながら帰ってきました。(涙)

仕事が終わってから巣バコに行って、今年の中崎町納め。
そこで胃痛をおしてカレーを注文。今年のカレー納め。


とりあえず今年最後のことは全部「納め」にしとけという今日この頃。(笑)



ま、そういうことで、明日目が覚めたら実家に帰ります。
年末の大掃除はここ数年していません。
年賀状は実家に帰ってから書きます。
さっき帰省の荷物をまとめたら、半分はカメラ関係でした。

そんな年末。
みなさま、良いお年をお迎えください。(ペコリ)


2005年12月26日(月) 今ならもう1枚お付けして、お値段据え置き!





時々人から「え?hideさんてコンタクトなん?」って驚かれるんだけど、
僕は結構目が悪くて2weekの使い捨てコンタクトレンズを常用している。
右0.3、左0.4くらいかな?
0.0…な視力の人には「そんなん目が悪いって言わへんわ」と何故か自慢げに言われるんだけど、
僕も裸眼では人の顔を判別するのに苦労するくらいは悪い。
お客のところに言って、ガン飛ばすみたいに顔を見るのは、不良営業マンの僕と言えどもさすがにやばい。
ましてやMFでピント合わせなんてとても無理。(←こっちの方が重要。笑)


ということでコンタクト愛用者なのだった。


さて、この使い捨てコンタクト、結構高くて両目半年分で6000円くらいになる。
で、貧乏性の僕としては1ヶ月くらい使ってたりする。(おいおい)

そんな感じで使い倒したコンタクトがそろそろ限界を迎えたので、
今朝、新しいコンタクトをおろすことにした。

まずはパッケージを開けて左目から付ける。
一発でピッタリくっついた感触があったので、2〜3回瞬きをして鏡を見る。




あれ?



コンタクトレンズはぴったり付いているはずなのに、目の前が妙にぼやけている。
もう2〜3回瞬きをしてみるが、変わらず。



あれれ?



1回取り出して様子をみてみることに。
手の平の上にとって、すすぎ液で洗いながらよーく見る。


ん?縁のところが二重になってないか?


指でつまんでちょっとこすってみると、なんとコンタクトレンズが2枚に剥がれた!
なんじゃこりゃーーー!!!

そう、なんとそれは、同じ度数のコンタクトレンズが2枚重ねになって入っていたのである。
パッケージ工程での手違いか?
なんにせよラッキー♪これで左目のを1回落としても大丈夫!

と呑気な僕。
とりあえず余ったレンズは普段使ってないケースに入れて、保存液で満たす。
そして残った右目に新しいレンズを挿入!!













…あれ?




またもやぴったり付いてるはずの右目がしっかりぼやけている。
も、もしや!!
と思って右目のレンズを外し、慎重に指でこすってみる。


わー!!2枚に剥がれたーーー!!!



そう、なんと右目のレンズも2枚重ねだったのである。
ちなみに僕は右と左の度数が違うので別々に買ってるし、もちろんレンズのロットも全然違う。
もはやこれは「パッケージ工程での不具合」とか言うレベルではない。
ミスの確率が何千分の1か何万分の1かわからないが、それが左右同時に出るなんて、天文学的確率。

もしくは…




「サンタさんからのプレゼントか?」




12月26日の朝7時半に洗面所で呟く29歳独身男なのであった…




んなわけあるかい。


2005年12月25日(日) 地味〜に2周年




ふと気付くと12/25です。
僕にとってこの日は、クリスマスというよりも、「サイトオープン日」なのです。


おお、もう2年も経ったのか!


ということで、最近更新も滞り気味だし日記も適当なんですが、
こういう節目の日になるとちょっと感慨深かったりします。

最近仕事がバタバタしてるのと個展の準備に手をかけてるのとで、
ネット上での活動が地味〜になってますが、これからもよろしくお願いします。m(_ _)m



ちなみにそんな2周年の今日は、お昼前まで朝寝を楽しみ、昼と夜に食事に出かけた他は、
ずーっと部屋にこもってやっと友達から借りてきた「模倣犯」を読んでました。
1日で4巻まで読みきっちゃいましたよ…明日には読み終わりそうですよ…



てか、こんなクリスマスてどうなんだ?



そんなことに小さな疑問を感じるhide29歳独身の冬でした…
や、でもぽかぽか日の当たるベッドに寝転んで本を読んでるのは気持ちよかったです。^^





…お陰で年賀状まだ手をつけてないですけどね。。。(滝汗)


2005年12月24日(土) 21日の日記で言いたかったこと。




数日前に書いた「フィルムやCCDやカメラやレンズなんて、単なる通過点にしか過ぎない。」という言葉。
なんか自分の言いたいことを表してるわけじゃないなーと思って悩んでたんだけど。
これだけだと、自分の言いたかったことを誤解されて受け取られてるだろうなぁ、と。

「単なる通過点」というのも、僕の気持ちの中では嘘ではないと思ってるんだけど、
かと言って「じゃあお前はどんなカメラでもいいのか?」と言われると決してそうじゃないし。


つまりは、自分がそのカメラに、レンズに、フィルムに、どれだけ気持ちを乗せることができるのか、
ということなんだと思う。
どんなにいいカメラでも「肌に合わないカメラ」というものは確かにあるし、
どんなに評価の高いレンズでも「好きじゃない写り」というのも存在する。


結局、その機材が自分の思いをどれだけ受け止めてくれるか、自分が「こう撮りたい」という意思をどれだけ反映できるか、ということなんだと思う。
簡単に言うと「このカメラで撮るのは気持ちがいい」とか「このレンズで撮ると好きな写真が多い」とか、そういうこと。
1台30万円のライカでも、レンズ付きで4200円だったSRT101でも(笑)、その人に合う機材だったらそれでいいと思う。
(僕なんかライカなんか持たされたら怖くてビクビクしながら撮ってそうだ。笑)


フィルムかデジタルか、という問題も同じことだと思う。
その人が「こう撮りたい」というイメージを具現化できるものならば、
フィルムでもデジタルでも、もしくはポラでもなんでもいいんだと思う。
「デジタルはフィルムを超えたのか」とか、んなことはどうでもいい。
撮る人それぞれが自分に、その時の気持ちや状況にぴったり合う方を使えばいいんだと思う。
そして、そんなことを全く気にしない人は、その辺にあるカメラを使えばいいんだと思う。



こないだの日記の最後に書きたかったことは、つまりそういうことです。
ああ、スッキリした。^^
ではクリスマスパーティーに行ってきます。(笑)


2005年12月23日(金) くりすますぱーちー(その1)


ちょいエロ。(笑)


今日は先日結婚した友人の家に、新居のお披露目兼クリスマスパーティーに行って来ました。

「一人1品持ち寄り」と「プレゼント交換1000円程度」が用意するもの。
主催者に「ケンタッキーのチキンにしようかなぁ」とメールしたら「Yちゃんとかぶるから他のにして!」と変更命令。
んじゃ、スープでも持ってくか。と思ってたら、他のメンバーからメールが来ました。

「Yちゃんはモスチキンで。hideさん(仮)はケンタッキーで」

なんでそんなにチキンがいるねん!!(笑)
「食べ比べするわけじゃないし、おれは他のにするよ」と返信すると、
「食べ比べたいの〜!!」とさらに返信。
はいはい。(笑)


というわけで、途中でフライドチキンを買って行きましたよ。
わざわざ電話注文までして。


で、待ち合わせの駅でみんなと集合。
みんななに持って来たん〜?
「フライドチキン〜」
「ピザを届けてもらうように注文した」
「ミートロール」(だったっけ?)
「あ、ウチで奥さんがパスタ茹でてるわ」
そして遅刻してきたやつも、持って来たのはカツサンド。

…全員メインデッシュかよ!!みんなどれだけ自分が主役やねん!!
てか、そんなに食べきれるわけないやん!!(笑)
だーかーらースープにしようと思ってたのに。

そんな中で1人だけサラダを持って来てた人がいました。ナイス!!


で、結局途中でスープを買って、2人の愛の巣へ。
11人が集まって、テーブルが2つ出てたんだけど、
やっぱりメインデッシュばっかりで机に乗るかどうかギリギリくらい。^^;

こういうホームパーティーって最近あんまりなかったなぁ。
小学生の頃のお誕生会とか、そんなの以来だったような気さえする。(笑)
みんなが持ち寄ったものを片っ端から食い倒して、余ったのはタッパーに入れて持って帰ってきました。
残りは明日のお昼ご飯。(笑)

この連中はそろそろ、僕がカメラ構えようがフラッシュをビカビカ光らせようが、
あんまり構わなくなってきたのがいい感じ。(笑)
まあ元々このメンバーと合ったのが、彼女たちのアカペラグループの「専属カメラマン」としてやったから、
僕が写真撮ってるのに抵抗は少ないんやろうけど。^^;


ダイニングでワイワイ言いながらみんなが持ち寄ったものを片っ端から食べて、
ふいに沈黙が訪れるたびに、一番年下のTくんを責めて(笑)、
部屋が狭かったのでめっちゃ小さい輪になってプレゼント交換をして、
その家にあったプリンターで、今日撮ったばかりの写真をガンガンプリントアウトして配って(人んちの電気とインクで。^m^)。
もちろん彼女たちのアカペラもしっかり聞かせてもらって。


そろそろお開きかなぁ…という時に「今度カラオケ行こうやー。平井堅を2曲ばかりマスターしたから」と
僕がボソッと言ってしまったばっかりに…


じゃあ、今から行こうか。


ま、マジですか?
ごめん、昨日寝てなくてヘロヘロなんやけど。
てか、「マスターした」ってのは言いすぎで、実はまだ練習中なんやけど…
(一緒にカラオケ行くのは早くても来年になるだろうと思ったのでちょっと嘘つきました。^^;)


で、ホントに行って2時間ばかり歌ってきました。
もちろんその間もカメラはガシャガシャ、フラッシュはビカビカ。(笑)
平井堅はなんとかうやむやにしようと思ってたんだけど、そうはいかず。
もうヤケになって歌って来ましたさ。


堅、お前声高いよ!難し過ぎるよ!!


…もっと練習します。(涙)






そんな風に始まったクリスマス3連休。
一人身ですが予定は埋まってます。
24日は別の友人宅で午後6時から翌朝6時まで、12時間耐久クリスマスパーティー。
29歳の男女3人で「崖っぷちだけど楽しいぞ会 on クリスマスイヴ」。(笑)
そして僕の受け持ちは明日もモスチキン。(笑)

25日は1日家にこもって年賀状作ります。まだ何にもやってない〜!!


1人で過ごすクリスマスなんていつものことなんだけど、今年はきっと凹んでるんだろうなぁと思っていた。
でもなんだかんだと誘ってくれる友達がいて助かってます。
やっぱり持つべきものは友達だ!(笑)


2005年12月22日(木) 舌の根も乾かぬ間に、マニアック話。


α-7D+AF50mmF1.4NEW



昨日の日記を読み返してみると、勢いの余り墓穴を掘るようなことを書いてしまっていることに気付く。


例えば、
>…結局はいい写真が撮れるかどうかが一番重要なんじゃないか…
とか。
こんなこと、いい写真が撮れる人しか言うたらアカンよね。^^;;;


他にも、
>フィルムやCCDやカメラやレンズなんて、単なる通過点にしか過ぎない。
とまで言い切っちゃった。
ハイそこ、言い切っちゃいましたよ。(汗)


「んじゃお前、なんでこんなにいっぱいカメラやレンズを持ってんねん!!」
って突っ込まれても反論できないですよ!!
しかも同じような焦点距離のレンズもたくさん持ってますよっ!!(汗)



それが写真やカメラの奥深いところなんですよ、ねーさん。(って誰?)
高いレンズ、いいカメラを使っているからと言って、いい写真が撮れるわけではない。
1本数十万のレンズを使ってめっちゃつまらない写真を撮ってる人だっているだろうし、
1本数千円のレンズでものっそいい写真を撮ってる人だっている。

でも、レンズが変わると写りが変わる。
その写りに対する好き嫌いは(人によっては)確実にあるのである。
だから人は(僕は)たくさんのレンズを集めてしまうのだ!!

例えて言うと、いくらカレーが好きですごくおいしいお店があるからって、
そのお店のカレーばっか食べてたら飽きるでしょ?
違うお店のカレーも食べたくなるでしょ?
ほら、同じレンズやカメラばっかじゃ飽きるでしょ?(笑)
(これはラーメンでもワインでもケーキでもなんでもOKです。^^;)



いい写真を撮ることにレンズはあまり関係なくても、レンズにこだわるのは別にいいのだ!



…我ながら言い訳くさいな。




ということで、昨日言った舌の根も乾かぬ間に、ミノルタAF用レンズの個人的感想なのである。
(全てα-7Dで使用した場合の感想です)

AF17-35mmF2.8-4(D)
α-7D用広角レンズとして購入したズームレンズ。
α-7Dに付けると25.5〜52.5mm相当となって、まあ普通の広角〜標準のレンズとなる。
広角側では画面の周辺部でかなり歪むかな。人の顔を持ってくと辛い。
望遠側ではその傾向も結構薄れるみたいだけど。

持ってるレンズの中で唯一デジタルでの使用を考えて作られたレンズなので、
線は絞り開放からシャープにしっかりと出る。
モニターでピクセル等倍に拡大して見ると、一番綺麗な線。
だけどモニターサイズに縮小して見ると、ちょっとはっきりしすぎじゃない?と思う。

ここまで線が細かくなくていいです。
数値性能的にはきっといいレンズなんだろうけど、もうちょっと柔らかい方が好みだな。
変な言い方だけど、このレンズで撮るととてもデジタル臭い写真になります。(特に広角側)
中身はほとんどタムロン製なので当然かも知れないけど、全然ミノルタらしさの無いレンズだと思います。

あ、あとピントリングがスカスカすぎて気持ち悪いのと、ズーム比の割にでかくて重いのがちょっと不満。^^;


AF24-105mmF3.5-4.5(D)
銀塩のα-7に標準ズームとしてついていたレンズ。α-7Dにつけると36-157.5mm相当。
一番使いやすい画角だし、コンパクトなので使用頻度は高い。
画質は可もなく不可もなく、かなぁ。値段考えたらよく出来てるレンズだと思います。
線がちょっと緩いような気がするけど。
あと、望遠側の絞り開放近くだと、背景のボケが汚い二線ボケになりやすいです。

これのピントリングはゴリゴリしてて使いづらい。


AF28mmF2NEW
銀塩では広角レンズだけど、デジタルにつけると42mm相当でちょっと広めの標準レンズになります。
好きな画角だし大口径なのでα-7Dの標準レンズ用に買ったんだけど、実はあまり好きな画質ではない。

・色乗りはどちらかというとコッテリしている。
・線が緩くて絞り開放では使えない。ある程度絞ってもまだ緩いような気がする。
・開放近くで後ボケが渦を巻くように現れる。点光源なんか撮るとはっきりわかります。

ここまではまだいい。我慢できるし「レンズの味」の範囲内。
とどめは、フレアに超弱いこと。

…普段使わない「超」とか使っちまったよ。(笑)
ホント弱いです。
持ってる中でこれより逆光に弱いレンズは、AUTOCORDについたロッコール75mmしかありません。(50年前のレンズ)
いや、もしかしたらそれより弱いかも。

どれだけ弱いかというと、曇り空バックでも画面全体に真っ白な霞のようなフレアが出ます。

…orz

現在、来春発売予定という話の35mmF1.4G(D)を買うかどうか本気で検討中。(推定価格12〜15万円)



AF50mmF1.4NEW
なにを隠そう、最近一番使用頻度の高いレンズがこれ。
α-7Dに付けると75mm相当と中望遠レンズになっちゃうけど、
このあたりの画角って、ホントにポートレート撮るにはちょうどいいんです。

最近は遊びながら友達を撮ることが多いので、自然と出番も増えてます。

でももちろんそれだけじゃなくて、すごくいいレンズだと思う。
・線の調子は固すぎず緩すぎず、適度に柔らかくていい。
・ボケ綺麗。
・逆光にも、普通に強い。
・色合いとかコントラストとかが「ミノルタ!!」という感じ。

ということで愛用しています。
あえて不満点を挙げるなら、
・ピントリングが細すぎて使いづらい。(MFでしか使ってません)
・絞り開放(f1.4)だとちょっとボワンボワンかな。f2くらい絞ると使えると思います。

やっぱ50mmクラスのレンズって、どこのメーカーでも昔から中心として作って来たレンズ。
その底力を感じさせてくれる1本です。


AF100mmF2.8MACRO NEW
知ってる人は知ってると思うけど、ミノルタの100mmマクロはものすごく評判がいい。
キヤノンの100mmマクロとか、タムロンの90mmマクロとか、他にも評判のいい中望遠マクロはあるけど、
それらのレンズを使っている人たちからも「ミノルタの100mmはいい」という声が聞こえてくるほど。

そりゃ買わないといかんでしょ?と言うことで買っちゃいました。^^;(1世代前のだけど)

これも古いレンズなので絞り開放ではちょっと線が滲むような感じになるけど、F3.5まで絞れば十分使えます。
このレンズも柔らかさとシャープさのバランスがよくて、コントラストがそんなにきつくない。
そしてもちろんボケが綺麗。
マクロとしてはもちろん、ポートレート用レンズとしても十分なポテンシャルを持ってると思います。

あと、ピントを合わせている時に、ファインダーのボケの中からフワっと浮かび上がってくるように被写体が現れる様子がめちゃくちゃ美しい。
そりゃもうシャッター切っちゃうでしょ?
このレンズをつけると撮影枚数が増えてしまいます。(笑)

ただ…α-7Dにつけて150mm相当になっちゃうのはちょっときつい。
この画質で100mm相当くらいのレンズ、出ないかなぁ…

というか、50mmと100mmのために銀塩のαを1台買おうかと思っている今日この頃。
中古のやっすいのでいいから。数千円でないかなぁ。(笑)


AF100-300mmF4.5-5.6NEW
これも旧型。α-7Dにつけると150〜450mm相当となり、超望遠の世界に片足を踏み入れられます。
高知でよさこいを撮るという目的だけで購入。価格は8400円。(笑)

1世代旧型だけあって、やっぱりこれも絞り開放ではきつい。
線が滲んでしまう。(ピントが合ってるところにも、合っていないように見える)
実用になるのはf8くらいからかな。

実質、開放F8の超望遠…使いづらいことこのうえない。^^;

でも、α-7Dには手ブレ補正がついているので、晴天昼間ならなんの問題もなく使えるし、
円形絞りを採用しているので、f8まで絞ってもボケは綺麗だったと思います。


…あまり使いこんでないので、この程度しかわからん。(笑)



ということで、久々に炸裂したhideのマニアック話でした。
たまにはやらんかったら調子がでえへん。(笑)


2005年12月21日(水) いいカメラなんですよ、ホント。


こういう色が出せるカメラだとは、最近まで知らなかった。(α-7D)



ふと気付いてみると、α-7Dを買ってからいつの間にか丸1年が過ぎていた。
こないだumieに行った日がちょうど1周年の記念日だった。
この1年間にこのカメラのシャッターを切ったのは、25344回。すっかり僕のメイン機の位置に納まっている。


先日、東京でコブラさんや下山さんと飲んだ時、コブラさんから
「hideさんがα-7Dをボロクソにけなした日記を読むのが好きだ」と言われた。(笑)
確かに最初の頃、立て続けに不良品としか思えないような個体を掴まされて、すっかり頭に来ていたが、
誤解のないように言っておけば、基本的にはいいカメラだと思っている。
そうでなかったら1年間も使い続けているはずがない。
コブさんはわかってくれていたようだけど、いろいろと厳しいことを書いて来たのは、
愛情の裏返しなのである。




…いや、ホンマに。




もちろんAFでピントが甘いとか、多分割測光にすると場面によってはAEが不安定になる、
といった欠点は相変わらずである。
(でも、カメラ屋のデモ機などをいじった感じでは、AFは違うカメラかと思うくらいきちんと動いているようだ。
 最近のロットではその辺が改善されてるのかな?AEは試してないから知らんけど。)

そういう欠点は欠点としておいといて、「じゃあなにがいいんだ?」と言われれば、主にその生み出す画像なのである。
(※1.ここから先は完全に僕の主観です。)
(※2.他のデジタル一眼レフをきちんと使ったことはないので、比較論ではありません)


最近ご存知の通り、現在2月中旬の個展に向けて、出展作品をプリントして行っているところなのだが、
先日やっとA3ノビ用の保護シートが届いたので、いよいよA3ノビで出す作品もプリントしてみた。
1枚は35mm判の一眼レフにISO400のカラーネガで撮り、フィルムスキャナーで読み込んだ写真。約1000万画素TIFF。
1枚はα-7DをISO250の設定で撮り、RAWから展開した610万画素TIFF。

この2枚をA3ノビサイズで出力してみてびっくりした。
フィルムからスキャンした方の写真は粒状感がモロに出て、ザラッザラなのである。
ちょっと近くで見たら、点描画みたい。^^;
一方α-7Dで撮った写真は綺麗なのである。600万画素でも十分A3ノビまでいけるやん!って思ってしまった。

そりゃもちろん、顔を近づけて見れば、解像感は少し足りない。
1000万画素オーバーのデジタル一眼レフで撮った写真と比べてみれば、雲泥の差かもしれない。
けど1mくらい離れて見たら十分綺麗なのである。
そして、L判ならともかく、A3ノビの写真なんてものは顔を近づけて見るものではなく、
1歩離れた場所から眺めるものなのである。


これはちょっと意外だった。
単純な画素数で言ってもフィルムからのデータの方が多かったし、
そもそも600万画素クラスのCCDなんかより、35mmフィルムの方が情報が豊富、
というのが定説でもあったし。

「35mmフィルムからA3ノビまで拡大するのが無茶だ」という意見もあるだろう。(拡大率約185倍)
しかし、α-7DのCCDは35mmフィルムより小さいのである。A3ノビに拡大したら、拡大率は約430倍だ。
それでここまで綺麗にプリントできるのはすごいなぁ…と単純に感心してしまった。


※もちろんプロラボにフィルムを持って行って丁寧に焼いてもらったら結果は変わるかもしれません。
 あくまでウチの安物かつ旧型のスキャナーで読み込んで、
 家庭用インクジェットプリンターでプリントした時の話です。
 ちなみにハイライト部のトーンは、やっぱりフィルムからのデータの方が綺麗。
 中間部のトーンだと、デジタルの方が場合によっては綺麗なこともあるように思います。





あ、あと、青空の色。
「青空の色はポジで撮るのが一番綺麗」という持論は変わらない。
でも、α-7Dでも結構綺麗に撮れることに気がついた。

α-7Dには「ナチュラル」「ナチュラル+」「adobe」の3つのカラーモードがあるが、
「ナチュラル+」の彩度の高い画が性に合わなくて、いつも「ナチュラル」で使っている。
(さらにコントラスト-2、彩度-1)
この設定で空を撮ると、イマイチ綺麗じゃないのだ。というか、色が浅い。
ポジで撮るような深い青が出ない。
かと言って、彩度やコントラストを上げても、「ナチュラル+」に変えても、色が派手で不自然になるだけで、
やっぱり深い青は出ないのだった。
正直、青空の色だけは昔使っていたデジカメのDiMAGE 7Hiの方が好きだった。

ところが、である。
付け替えるのが面倒で(をい)、しばらくずーっと使ってなかったPLフィルターを使ってみたら驚いた。
(カラー設定はそのままで)

ふか〜〜〜い!!

空の色が深いのである。
イメージしてたのに近い色が出てるのである!
もちろんPLフィルターを使ったら空気中の水分の乱反射をカットできて、空本来の深い色を出せるようになる。
それはどんなフィルムでも、デジタルでも同じである。
でもなぜかこのカメラでは、その変化が急激なのだった。
分かりやすい言い方をすると、PLフィルターをつけずに撮った空の色では、DiMAGE 7Hiの方が綺麗だが、
どちらにもPLフィルターをつけて撮ると、α-7Dの方が綺麗なのである。

なんじゃそりゃ。どういう理屈やねん。(笑)

とにかく、自称『空ふぉとぐらふぁー』な僕にとって、思いがけない嬉しい発見だった。
このカメラで気に入る青空を撮るのは半分諦めてたからねー。
今後は面倒臭がらずに、空を撮る時にはPLフィルターを使おうと思います。

(※もちろんポジで撮った空の方が好きですけどね)




最近、やっとデジタルで撮ることの違和感みたいなものが消えてきた。(笑)
やっぱりフィルムの方が好きではあるけれど、デジタルも悪くはない。
フィルムにはフィルムのいいところ、デジタルにはデジタルのいいところがある。
その時々の状況や気分に合わせて、フィルムとデジタルを使い分ければいいのだ。
「フィルムだ」「デジタルだ」という前に、結局はいい写真が撮れるかどうかが一番重要なんじゃないかと、
当たり前のことなんだけど、最近そう実感している。
フィルムやCCDやカメラやレンズなんて、単なる通過点にしか過ぎない。



…ま、後は好き嫌いだけやね。(笑)


2005年12月20日(火) ウォームビズ





今年の冬はここまで12月としては記録的な寒さを記録しているようで…
でもそこは『地球に優しい男』hide。
ここまで一度も部屋の暖房を入れたことがない。


いや、別に痩せ我慢してるわけじゃないねんけど。
そもそも暖房が嫌い(喉が痛くなる)な上に、最近スキャンやらプリントやらを延々とやっているので、
下手に暖房を入れようものなら、溜まりに溜まった部屋の埃が舞い上がって大変なことになるのだ。
(てか、掃除しろ)

しかも、ノートパソコンだけならそれを抱えてコタツに移動できるけど、
今はスキャナーやプリンターにしっかりと接続されているのでそれもできず…

ということで、帰って来たらとりあえずスーツとシャツを脱いで、Tシャツとトレーナー(中3から使用。袖口が擦り切れて指が3本くらい入る穴がある)とフリース(高2から使用。同じく袖口がボロボロ)とジャージ(高3から使用。なぜか弟のお下がり)で完全武装。
「お前どれだけ物持ちええねん」と呟きながら寒さに耐えて、プリントしたり日記を書いたりしてるわけです。
どーせ誰に見られるわけでもないしね。^^;



まあ元々暑さにゃ弱いが寒さにゃ滅法強いこの不肖hide、この状態もそんなに苦痛ではないんだけど…
唯一辛いのが足元。(なんせ裸足なので)
長時間耐えていると冷たいのを通り越してだんだん痛くなってくる。
これ、ほっといたら凍傷になるんじゃないか…ってくらい。
(んなもん、部屋でなるか)


ということで、現在足元対策を検討中のhideでした。
毛糸の靴下でも買ってくるかー。ど派手なピンクとかのやつ。
どーせ誰に見られるわけでもないしね。(笑)



ちなみにワタクシ、夏場は『地球に厳しい男』になります。
エアコンフル稼働!


2005年12月19日(月) ポラ写真アップ





忘れた頃にやってくる、あんだらのポラ写真です。(本人も忘れてた。汗)
前にポラ写真アップしてから1年4ヶ月も経ってます。

夏にフラットべッドスキャナを入手したのと、
最近、いろんなところでステキなポラ作品に触れる機会が多かったのとで、
どーしてもアップしたくなってしまいました。^^;


その刺激を受けた人たちの作品と比べたらショボショボで申し訳ないんですが、
良かったら見てやってください。
「ポラはその人のセンスがモロに出る」というのはポラ男チャボンの言葉だけど、
その意味が身に沁みる冬の夜です…
もっといっぱい撮ってセンスを磨きます。(涙)



あ、後から1〜2枚くらいは増えるかも。^^;


2005年12月18日(日) 極寒の高松にて。




今日は高松にて、初めましてなくみさんと、お久しぶりですなkazuさん・アカネさんとお茶して来ました。

寒かったけど。
徳島組2人の到着が雪で大幅に遅れちゃったけど。
2人を待つ間、突堤の先の灯台のところまでくみさんとお散歩に行ったら、風で波しぶきが飛んで来て大変だったけど。
(波と波の合間を計って、ダッシュで駆け抜けたり…)


でもすごく楽しい1日でした。
くみさんは、初めて知り合ったのがいつだったのか忘れてしまったくらい、前からのお友達で。
ニアミスを何度か繰り返してやっとお会いすることができたんだけど、
イメージ通りの人で全然初めましてな気がしませんでした。^^
もんのすごい写真を1枚撮ってしまいましたが、それは封印の方向で。(笑)

kazuさんは、相変わらずの芸人キャラで…
えーと、あのことを言ったり写真をアップしたりすると本気で怒られそうだから置いといて…(笑)
ホント会うのは久しぶりだし、こないだ会った時にはkazuさんよりkazuさんちのぼんちゃんひめちゃんと遊んでた時間の方が長かったし…なのに、妙に掛け合いがぴったりで面白かったです。
くみさんにも「姉弟みたい」って言われちゃいましたしね。^^

アカネさんも相変わらずパワフル。
今日は狂ったようにアカネさんの写真を撮り続けてたような気がします。^^
あの写真、なかなかいい感じなので、個展に使わせてもらいますよ!


で、僕はと言うと…
3人からそれぞれステキなお土産をいただきつつ、気付きました。
嗚呼、お土産用意するの忘れてた…(遠い目)

個展の時には何か用意しときたいと思います。^^;



この4日間で大阪→東京→大阪→小豆島→高松って移動はちょっときつかったけど、それ以上に充実感がありました。
ホントありがとうございました!!^^


やっぱりお友達と会って遊ぶのは楽しいな。
みんな、もっと遊んでくれ〜♪


2005年12月17日(土) 一時帰省




今日お昼過ぎに部屋を出て、実家に帰って来た。
明日高松でおねーさま方と遊ぶんだけど、明日の朝出発では高速バスが雪で止まってしまう可能性があるので、
今日は実家で1泊して、明日船で高松に向かうつもり。


姫路の飾磨港から小豆島行きのフェリーに乗る。
いつも海から離れたところ(距離的にはそんなに離れてないけど、海の見えないところ)で暮らしているせいか、
いつも海を見ると落ち着くと同時にワクワクしてくる。

今日の瀬戸内は荒れ模様。
風のせいで波が立って船がグワングワン揺れるし、
時々大きい波にぶつかった時には「ドンッ」という音とともに船体がきしむ。
不安そうに外を眺めるおっちゃんおばちゃんとは対象的に、メチャメチャテンションが上がる僕。

だって、こんな日は滅多にないんですものっ!
絶対フォトジェニックに違いない!!
この程度の揺れ、4年間(高校3年+浪人1年)船通学したおれにとっては全然たいしたことないもんね〜!


とカメラを抱えて車両甲板から客室に向かう階段の踊り場から海を狂ったように撮る僕。
グワングワン揺れる船から身を乗り出して、飛んでくる飛沫に濡れながらシャッターを切り続ける男…

…周りに人がいなかったからいいけど、もし居たらホントに変な人だったに違いない。^^;


西の方に向かう船だったので、太陽がずーっと進行方向にあって、
船が波を乗り越える度に舞い上がり、飛び散る飛沫が霧のように漂って、
眺めてるだけでも美しい光景でした。

2〜3カット撮る内にレンズが潮まみれになってしまうし、
顔はベトベトするし髪はゴワゴワになっちゃったけど。
寝る前にはきちんとカメラを拭いておこう。^^;
(ちなみに40分間で200枚くらい撮りました。爆)





実家から一番遠い港に着く船に乗ったので、バスに乗って家に着く頃にはもう真っ暗。
久しぶりに故郷の夜空を見上げて、夜空の色は赤でも灰色でも漆黒でもなく、深い濃紺だということを思い出した。

星が見えないなーと思って振り向くと、ほんの少しだけ欠けた明るい月が昇ってくるところだった。
そかー、それで星が見えないんやなー。

2週間後に帰ってくる頃には、満天の星空が見れそうです。^^
星が綺麗に見えるお気に入りの場所が何箇所かあるんだけど、どこで見ようかなぁ。
(どこに行っても発狂しそうなくらい寒いけど。笑)


2005年12月16日(金) 12月も後半になって




ずっと11月のままだったカレンダーを12月に変えました。
毎月すぐにはめくらないことで有名な僕ですが(どこでや?)
さすがに後半までずれ込んだのは初めてやなー。(笑)


ま、12月なんてそんなもんです。


日曜の朝、高速バスで高松まで帰るつもりだったのが、
雪が積もりそうとのことなので今日の内に一旦実家まで帰ります。
仕事上、年末の挨拶回りもしないといけないんやけど、
福井県のお客のところをレンタカーで回るのはかなりの恐怖です…
(かと言って電車の本数は少ないし、タクシーで回ったらえらいことになる)


雪のバカヤローーーー!
降るならどこにも行かなくていい日に降れっちゅうねん!!



個展のDM、完成しました。
こ、濃いよ。人肌が油絵みたいにベットリだよ。(涙)

でもそれに挫けずに配ろうと思います。


もらってくれる人、募集中!ヽ(´▽`)/
応募してくれる人で喪中の方は教えてください。(←年賀状として送るつもりらしいよ。笑)


2005年12月14日(水) 無心





1日2〜3枚ずつですが、個展用の作品のプリントが進んでいます。
今までサイトにアップしてきた写真を見てもらえばわかると思うんやけど、
実は写真の色を合わせるのがすごく苦手で、いつもバラバラ。

でも、今回は慎重に調整してます。
せっかくみんなに直接見てもらう機会があるんだから。
貴重な時間を割いて、人によっては遠くからお金出して見に来てくれる人がいるんだから。
自分のイメージに近い色になるまで、調整→スキャン→L判でプリント→調整→スキャン→…の繰り返し。
今まで触ったこともないようなパラメーターまでいじって少しずつ詰めてます。
で、時には10枚、15枚と試し刷りをした後、「…これでいっか」と満足(妥協)して、やっと本刷り。

ここまでやっても100%自分のイメージしている色って出ないもんですねー。
後から見返したらやっぱり満足行かなくて、せっかく四つ切にプリントしたのに破り捨てたり。^^;
(ここまでやっても、ギャラリーの照明と僕の部屋の照明が全然違うので、
向こうで見たらダメダメだったりしそうで怖い。笑)

そんなこんなで、帰宅してからの時間はいつも一瞬で過ぎて行ってます。
スキャナーやプリンターが動いてる間には、人から借りた本を読んで。


写真と読書。
今、この2つに没頭してる時だけは他のことを考えず、無心でいられるような気がします。
逆にこの2つ以外のことをしてる時には雑念だらけ。
実はかなりローな状態です。^^;
この2つがあるから、なんとか保ててるのかもしれないな。



空元気を張る元気すらなくなったよ。。。


2005年12月13日(火) 個展情報(その3)





3ヶ月ぶりの個展情報です。
(→情報その1) (→情報その2)

で、今日は今まで謎に包まれていた(一部でバレバレだった)タイトルとテーマを公開!!
(↑「!!」を付けるほどのことではない)


・タイトル:『優しい鼓動』
・テーマ:笑顔



ギャラリーの壁を、僕の友人たちの笑顔で埋め尽くすつもりです。
来てくれた人たちがちょっとでも優しい気持ちになって帰ってくれたらなぁ、と思っています。



で、自分でこういうことを書くのもやらしいと思うけど、続けて書きます。(笑)

個展、2/14(火)〜2/19(日)の日程で開催する予定になってますが、
JALの「バーゲンフェア」、ANAの「超割」、ともにこの日程にかぶってます。
この週に来ると読んで日程を設定した甲斐があった…グッジョブおれ!!


ということで、遠方の方も是非是非お越しください。
DMはもうすぐできる予定なので、住所を知ってる人には強制的に送りつけます。(笑)
欲しい人が居たら手を挙げてくださいねー!


作品はすでに半分くらいプリントし終わってるんだけど、なかなかいい感じです。
自分ですごく楽しくて、ニコニコしながら作業してます。
正直、今までの展示では煮え切らなかった何かを出せそうな気がしています。
できるだけたくさんの人に見てもらえたら嬉しいです。


JALバーゲンフェア、ANA超割、ともに今週金曜からの発売になります。
来ていただける方は是非!
ご希望の方には「大阪オススメスポット」もメールしますよ。(笑)
僕の在廊予定日は18日(土)と19日(日)です。
(その他の日も、仕事を早く切り上げられたらギャラリーに行きます。)


JALバーゲンフェア
期間:2006年2月17〜26日(発売日2005年12月16〜25日)
http://www.jal.co.jp/dom/waribiki/bargainfare.html

ANA超割
期間:2006年2月17〜26日(発売日2005年12月16〜25日)
http://www.ana.co.jp/sales/dms/sales_guide/bargen_fr.html


2005年12月12日(月) シワとインク





今日の出張の帰り、暗い電車の窓に映る自分の顔が険しくてびっくりした。
トイレに行った時に鏡で見たら、自分で思ってるより顔のシワが増えていてまたまたびっくりした。

でも良く見たら、眉間のシワより目尻の笑いジワの方がたくさんあって、
今まで生きてきた中では笑ってた方が多いんだな、と思ったらちょっとホッとした。




新しいプリンターを買ってから、ガンガン使っている。
個展の準備はもちろん、撮った写真もプリントして配ったり、名刺を刷ってみたり。
何かを送る時のメッセージカードも、ポスカをプリントしてみたり。
もちろん紙とインクはガンガン減って、財政をそれなりに圧迫している。

今日入れ替えしてた時に、マゼンダよりシアン、レッドよりブルーの減りが早いことに気がついた。
きっと空ばかりプリントしてるせいだと思う。
それはそれで悪くない。





個展用の作品を少し前からちょっとずつプリントして行っている。
なかなか思い通りの色に出なくてイライラするんだけど(お財布的に)、
でも上手く行った時には1人で「おおっ!!」と叫んで喜んでいる。(笑)

大きくプリントした時に、小さいプリントより明らかに良くなる写真と、明らかに悪くなる写真とがある。
この差はなんなんだろう?
パソコンのモニターで拡大してみても、その違いはわからないんだけれども。


2005年12月10日(土) 笑顔




駅で後ろから声をかけられた時はびっくりしたけど、普段着に戻った2人に会えてよかった。
あの改札前で、今日初めて本当の笑顔を見れたような気がする。

その笑顔を見てちょっとホッとした。
今日1日、よそ行きの格好とこわばった笑顔しか見てなかったから。
2人で並んで、そんな顔で笑えるなら大丈夫って安心した。
ほんの10分くらいだけど、立ち話できてよかった。


まだ独身の僕が言うのも変なんだけど、今日はゴールではなくて、あなたたちにとってのスタートだと思う。
これからいろんなことが起こるだろう。
でも今日のような普段着の笑顔で乗り越えて行って欲しいなと、バカ話をして笑いながら思っていた。


これからも時々はランチしたりお茶したりしよう。
子供が生まれて大きくなったら、お父さんとお母さんが結婚式でどれだけ緊張していたか語ってあげよう。
復讐されないように、自分の結婚式の時には絶対フライングしないように気をつけるわ。(笑)
その前に、新婚旅行から戻って来たら遠慮なく新居に遊びに行きます。カラオケも行きたいな。^^




おめでとう。


お幸せに。


2005年12月08日(木) ノンストップ





止まりません。
ページをめくる手を止めることができません。


「なんか面白い本ないですかー?」というかわいい後輩(=僕)のお願いに、優しい先輩が横浜から社内メールで送ってくれた2冊のハードカバー。


ダン・ブラウン『天使と悪魔』(上下巻)


面白すぎ!

正直この翻訳はあまり好きではないけど、物語のおもしろさがそんなものを吹き飛ばして余りあります。
テンポの早い展開。
読み進むにつれて次々に明らかになっていく謎。
今読んでいる1行が、次の1行の足がかりになり、その1行がまたその次の1行の足がかりに…


読み始めたら止まりません。
昔十和田湖畔のキャンプ場の駐車場で、眠気で気分が悪くなるまで読むのを止められなかった宮部みゆきの『火車』以来の感覚。
(青森まで行ってなにやってるんだか…)


ということで、日記を書く時間ももったいないので今から続きを読みます。
しばらくメールの返事がなくても気を悪くしないでくださいね。^^;


2005年12月07日(水) 物欲を抑えるもの。


白の部屋



今日、久しぶりに髪を切った。
来週末高松であの人と何年越しかの初めましてだし、
その前に今週末は後輩の結婚式だし、
その前に明日は母校に行って後輩たちを騙くらかしてこないといけない。(笑)

なんだかんだでバタバタしてる間に2ヶ月くらい切ってなかったので、
頭が急に軽くなってなんかへんな感じ。^^;


で、そんなことはどうでもよくて。(ええんかい!)

いつも僕が行くヘアサロン(と散髪屋の中間くらいのお店)のすぐ近くに中古カメラ屋があるのだ。
それが大問題。

僕がそこへ通うようになった1年くらい前からずっと、そのカメラ屋にヘキサーシルバーが置いてある。
お値段39,000円。まあそんなもんだな。

そのヘキサーシルバーが、髪を切っている間、気になって気になって仕方ないのだ。
「髪切り終わったらカメラ屋行って買って帰ろう」と毎回思ってしまう。
このカメラについている35mmF2のレンズ、どの本やサイトを見てもけなしているのを見たことがない。
あの内田ユキオさんも昔使っていた(旧モデルの方だけど)というのも僕にとってはポイントが高い。
コンパクトカメラというには大振りなボディだが、かえってホールディングしやすそうだ。
今メインコンパクトのRollei35sが距離目測なのでピントが確実に合うコンパクトを1台持っていてもいい。
最近メインがデジタルなので、カバンの隅に入れておける信頼のおける写りのいいフィルムカメラが欲しい。

ということで、いつもヘキサーシルバーを買ってしまおうかといつも1時間くらい葛藤しているのだった。



では、なんで買わないのかというと、もちろん「金が無い」というのもある。
「これ以上カメラ増やしてどうするんだ」という常識が働いているせいもある。
でも「CLEでええやん」というのが一番の理由なのだった。

ヘキサーシルバーはレンズ固定式のコンパクトカメラ。
CLEはレンズ交換式のレンジファインダーカメラ。

でも、ヘキサーシルバーの大きさは 137.5×76.5×67.5mm、重さは495g。
CLEの大きさは40mmF2を付けた状態で125.2×77.5×59.5mm、重さは480g。
こうしてみるとレンズも含めて、ほとんど同じスペックなのだ。
しかもCLEはレンズが外せるのでビジネスバッグとかに入れる時も便利。
場合によっては28mmや90mmのレンズも使える。
そしてどのレンズも写りはすこぶるいい。

そう考えたらヘキサーシリーズって僕にとってはいらんカメラやなぁ、という結論に達するのだった。
もちろんAFがついているんだけど、僕にとって「AFがついている」ということはメリットではなくむしろデメリット。
下手なAFよりレンジファインダーの方が早く正確にピントを合わせられる。



ということで、僕はCLEのおかげで無駄な買い物をしないで済んでいるのだった。
いい写真が撮れるだけじゃなくて、物欲まで抑えてくれるなんて、あの時無理して買って本当に良かった。
たまには僕もいい買い物をする。




ただし、CLE一式(ボディ+レンズ3本+フラッシュ)でヘキサーシルバーの5倍ほどのお金がかかっているのは
気にしちゃいけないのだ。(爆)


2005年12月06日(火) コーヒーの話


緑の部屋



ウチのオカンは、成長期の子供に刺激物を摂らせるのは良くないと頑なに信じていた人で、
小学生くらいまでワサビも辛子もコーヒーも禁止されていた。
そういう風に禁止されるとかえって食べたくなってしまうのが人間というもの。
夕食に刺身が出た時に両親や祖父母が醤油にワサビを溶くのを、
そして食後にコーヒーを飲んでいるのを羨ましく見ていたものだった。
そう、僕にとってこれらは『大人の食べ物(飲み物)』の象徴だったのだ!
(で、母親の目を盗んでワサビを舐めたりね。笑)


その大人の象徴であるコーヒーを飲むことを許可されたのは中2の冬だった。
「コーヒー飲んでみる?」というオカンの言葉に、大人の階段を昇ったような高揚感を覚えたものだ。(笑)

当時からコーヒー好きだったオカンは「コーヒーはブラックに限る」「インスタントコーヒーはまずい」と常々言っていて、いつもコーヒーメーカーを使っていれていた。
(自分でドリップまではしない中途半端なこだわりっぷりが僕の親だ。笑)

両親と、僕の前に置かれるコーヒーカップ。
弟たちの前には、昨日までの僕と同じココアやレモンティー(粉末のやつ)が入ったマグカップ。
ああ、おれって大人。。。(陶酔)

うっとりしたまま砂糖を入れようとした僕にオカンは言った。
「あんたなぁ、コーヒーはブラックがいっちゃんおいしいんで」
そうだ。ブラックコーヒーを飲んでこそ大人の男なんだ!!

僕は何も入れずにコーヒーカップを手に取った。
そして、その香りを吸い込みながら口を付ける。


ズズッ。







「!!!!!!!!」



その時の衝撃をなんと表現すればいいだろう。
生まれて初めて口にしたブラックコーヒーは、濃くて苦くて、本当に泥水みたいに思えた。
なんじゃこりゃ!!
こんなもんを美味そうに飲むなんて、アホちゃうん!???


ものすごい顔をして(多分)目を上げると、1mほど向こうにオカンの顔があった。
「ふん。あんたにはまだ早いな」
その目がそう語っている。そう悟った瞬間、


「まあまあやな」


僕は平気な顔をしてそう呟いたのだった。
そう、おれはう大人やねん。今さら「砂糖とミルク入れる」とか言えるかっ!
…昔から意地っ張りな僕。(笑)


次の日も、その次の日も僕は食後のコーヒーを飲み続けた。もちろんブラックで。
後に引けるわけがない。引いたら負けなのだ。
そうこうしているうちに数ヶ月たつと、普通に飲めるようになり、
さらにその数ヶ月後にはコーヒーが大好きになっていたのだった。
「やっぱコーヒーはブラックじゃないと」などと口にする中学生。
…今思うとメッチャやなやつやな。。。



ちなみに今でもコーヒーはブラックしか飲まない。
たまにキャラメルマキアートなどを注文することはあるけれども。
普通のブレンドやアメリカンを注文して砂糖やミルクを入れることはまずない。
刺身醤油にはワサビを入れるように、ラーメンにはコショウをふりかけるように、
コーヒーにはなにも入れないのが普通になってしまったので。
最近、パラボラやR cafeでコーヒーを注文しても、スプーンすらつかずに出してくれるようになって、
ちょっとそういうのって嬉しかったりする。^^

とはいえ、そんなに味にうるさいわけでもない。
時間を置きすぎて酸っぱくなってしまったコーヒーはさすがにまずいと思うけど、
それ以外はそんなにまずいと思うコーヒーに当たったことはない。
(そもそもそんなに微妙な味の違いがわかるほど敏感な舌も持ってない)
ただ、インスタントコーヒーだけは飲めない。
あれ、砂糖やミルクを入れると普通のコーヒーとそんなに差は感じなくなるんだけど、
ブラックだとすごく嫌な後味なのである。
「インスタントは飲めないから」って言ってるのも、別に気取ってるわけではないんですってば!!
(↑昔誤解されたらしい)



ちなみに今使っているコーヒーメーカーは、実家の会社に昔から勤めていたおばちゃんが
僕の大学合格のお祝いに贈ってくれたものである。
実はいろいろもらったお祝いの中で一番嬉しかったものだった。
だって自分の部屋に自分専用のコーヒーメーカーがあるのだ。
大人の男である。(19歳にもなって相変わらずバカ)


学生時代にはこのコーヒーメーカーが大活躍だった。
昔は出不精だったので(今からは信じられへんけど)1日中部屋にいることが珍しくなかったし、
そういう時には1日10杯くらいは普通に飲んでいたものだった。


今でも1日に2〜5杯くらいは飲んでいる。もちろんあのコーヒーメーカーも現役だ。
仕事をしていて煮詰まった時や、疲れた時、部屋に帰って来てホッとしたい時。
そういう時はコーヒーの香りを嗅いで落ち着くことにしている。
今日も客先を回って帰ってくる途中、自分の顔が険しくなっているのに気付いたので、
スタバに寄ってコーヒーを1杯分、15分だけ休憩して帰った。
それだけで自分の顔が少し柔らかくなったのがわかった。
どんな時でもコーヒーの香りは僕の心をほんの少しだけ柔らかく、軽くしてくれる。




ところでこないだ実家に帰ると、オカンがコーヒーにミルクだけ入れて飲むようになっていた。
そして、「オカンも歳撮ったなぁ」と思いながら、相変わらずブラックで飲んでいる僕に向かって一言。


「あんたなぁ、ブラックは体に悪いんで」


誰のせいやと思ってんねん!!!


2005年12月05日(月) フラフラ


黄色の部屋



今日は出張者と飲みに行っていたのでフラフラです。
ああ、あかん…瞼が重いぃぃぃぃぃ…

というわけでおやすみなさい。
明日の会議、寝てしまいそうやな。。。


明日はコートを忘れずに着て行こう。


2005年12月04日(日) デート


借金も払い終わってないのにすでにガタガタ。(笑)



今日は現役女子大生と半日デート。






…って妹ですけどね。血の繋がった。(笑)





待ち合わせは11時半。いつもの阪急ビッグマン上。(前は混んでるので)
前日、遅刻常習犯の妹に「明日遅刻したらお前の奢りな」とメールすると、「10時に起こして」とレスが。
…しゃーないなぁ。(苦笑)

で、リクエスト通りきっちり10時に起こし、僕は11時25分に待ち合わせ場所に到着。
なんでだろう。やつが時間通りに来そうな気が全然しない。

11時31分。携帯にメールが入る。
「ちゃりのおっちゃんに説教たれられたから20分くらい遅れる」
なんじゃそら!

軽く怒りを覚えながら紀伊国屋書店に行って、写真集を2冊も買ってしまう。
ああ、大散財…(涙)


きっちり20分遅れで妹が登場。
彼女が小学校卒業と同時に僕も実家を出て大阪で暮らし始めたからかもしれないけど、
未だに僕の中で妹は小学生のイメージが強い。
なので会うたびに「うおっ、でかくなった!!」とびっくりする。(笑)


まずはパラボラ。
2Fのソファー席に陣取って注文を待つ間、さっき衝動買いした2冊の写真集を2人でパラパラと見る。
蜷川実花「floating yesterday」と川内倫子「Cui Cui」。
色味が両極端な2人の写真のギャップにのけぞる僕たち。
特に「Cui Cui」→「floating yesterday」と見ると、その印象はさらに強烈になります。(笑)


パラボラでゆっくり2時間かけてご飯と食後のお茶とデザートをいただく。
新メニューのかぼちゃプリンと抹茶ババロア、どちらもすんごくおいしいです。
僕はかぼちゃプリン派、妹は抹茶ババロア派。
あまりにゆっくりしすぎて2人とも寝そうになったので(くつろぎすぎ)お店を出る。
もちろん食事代は妹持ち。かわいそうなのでお茶とデザート分は僕が出してあげる。


その後、近所の「ONE PLUS 1 Gallery」でやっている青柳さんの写真展を見に行く。
天気が悪いせいか他にお客さんもいなかったのでゆっくり見る。
ネット上でも全く交流したことはないんやけど、青柳さんって僕と同い年やねんなぁ…
同い年かぁ…すごい差があるなぁ…(苦笑)

そしてここでも僕と妹の好きな写真は結構かぶっていた。
やっぱり感覚が近い。
(モモさんの個展も一緒に見に行って、好きな写真がかぶってたんやった。そういえば)


そこで唐突に「兄ちゃんってどんな人が好みなん?」と聞かれた。
普段そういう風に聞かれると「よく笑う人」とか「笑顔がかわいい人」とか「雰囲気がいい人」とか答えるんだけど…
ふと思って自分の中で一番正確な表現で答えてみる。

「"白"っぽい人かな」

「ああ」

やっぱり通じた。(笑)
僕も妹も文字や言葉や人に色のイメージがくっついて来るのでこの表現できちんと通じたみたい。
他の人に説明する時には通じないので、わざわざ上のような言葉で説明しているのだ。

「前の彼女は?」
「白に明るい黄色か明るいピンクが混じってるような感じ」
「ふーん…でもあたしの感じる"白"と兄ちゃんの"白"って違うかもしれんしなー」

というので、そこに展示してあった写真の女の子で判定してみる。(青柳さん、ごめんなさい)

「この子とこの子、どっちが"白"?」「こっち」「じゃあ、この子とこの子は?」「うーん…こっちかなぁ」
「大丈夫。おれと一緒やわ。(笑)」

人や言葉に色を感じる人は他にもいるみたいだけど、その色は人によってまちまちだそうです。
なので僕とこの会話が成立するのは多分妹だけだと思います。(笑)


ギャラリーを出てJAM POTでお買い物。
給料&ボーナスが出たばかり。しかもフランスで仕入れて来た雑貨が登場、となれば財布のひもも緩むってもの。
嗚呼、またいっぱい買っちゃった。。
途中お客さんが途切れた時があったので、あんこさんと妹とある相談→即決定。
わー、ちょっとダイタン〜と思いつつ結構楽しみだったり。
詳しい内容はまだ秘密ですけどね。^^


その後、R cafeへ。まるっきり僕1人の時の散歩コース。
そういえば妹はRへ連れてったことがなかった。
お店に入ってゆみさんとうーさんに紹介する。

ゆ「わー、似てますねー♪」
妹「え…」(硬直)
僕「嫌なんかい!」
ゆ「あ、でもかわいい」
僕「『でも』ってなんなんですか!!」

Rの1Fソファー席に座ってお茶とケーキを食べている内に、さっきまで止んでた雨がいきなり降り出した。
そして、輝く稲妻、鳴り響く雷鳴。


おーい、めっちゃ嵐やん!


ということで出るに出られなくなったので雷雨が収まるまでRで雨宿り。
1Fで手持ち無沙汰になったらやることは1つしかない。

「おい、オセロやろうぜ」


そして始まったオセロ対決。
1本目は僕の圧倒的有利で進みながら、最後の最後で妹が大反撃に出る。
やばい、メッチャ微妙な状況!と思ってカウントしてみると…
「あれ?これ一緒(の数)じゃない?」
「うわ、引き分けや!」

オセロで引き分け、人生2回目です。
ちなみ1回目はゆみさんとここRで対決した時です。
…なにかあるのか、R cafe。(笑)


それではすっきりしないし、雨もあられっぽくなりつつまだ降ってるので2本目へ。
いつまでも小さい妹と思っていたら自分がやられる。
こいつは強敵なんだ、と気合を入れて臨む。
戦況は中盤まで妹優勢で進む。「置くとこ無いやん」と頭を抱える僕。
「これで兄ちゃんに勝ったら、今度から特技のとこに『オセロ』って書くわ」と得意げなやつ。
しかし、その慢心が命取りだった。
途中で少なくとも2度置くところをミスした妹を、僕が怒涛の大反撃で追い落とす。
最終的には僕の圧勝だった。


そして泣きの3本目突入。
その時点すでに雨は上がっていた。
大雨のために暇なゆみさん・うーさんが後ろで「うーん…」とか「うわー」とか言いつつ見つめる中戦局は進む。
うーさんから「なにか心がけてることはあるんですか?」と聞かれたので、
「ここに置いて欲しいってところに置かせるために、餌をまいて誘導したりしますねー」と答える。
それを聞いた妹が、その後深読みし始めて、明らかに僕がミスで置いたところに対して攻めてこなくなった。
実はさっきの答えは元々それが狙いの心理戦だったり。

…妹だろうと全力で叩き潰します。

結果、3本目も圧勝。妹激凹み。
「あ、雨止んでる」
やっと気付く妹。3本目始める前から上がってたぞー。(笑)


そんな感じでRを出たのは7時すぎ。
ヨドバシでカメラケース(T3がすでにボッコボコだった。涙)とフィルムを買ってバイバイ。


帰って来て今日撮った妹の写真を四つ切にプリントしてみた。
め、メッチャええ感じ!
個展に出す作品、やっと1枚目ができました。(笑)←兄バカ


正月に帰省したら、一緒に「小豆島の穴場絶景ポイント(by hide)」を巡る予定です。^^


2005年12月03日(土) んで、カップルフォト。





肩が凝りすぎて頭痛がします。hideですこんばんは。
タイトル考えるのも面倒くさいです。

今日のカメラバッグは量ってないけど間違いなく10kgはあったなぁ。
それを担いで朝9時から12時間歩き回り…右肩に限界が…(涙)



ということで、昨日予告した通り、お友達夫妻のカップルフォトを撮ってきました。
珍しく(?)晴れた空の下、青空の力も借りまくって、爽やかなラブラブ写真をなんとか撮れました。
帰って来てパソコンのモニターで見たけど、きっと2人にも満足してもらえるはず!^^

最近、自分で見て「いいな」と思える写真の率が増えてきてちょっと嬉しい。
これが2人にも喜んでもらえるだろうと想像するともっと嬉しい。
ちょっと前まで写真を撮る意義がわからなくなってたことがあって、
「このままじゃ止めてしまうかもなー」と他人事のように思ってたんだけど、
この分ならもう少しはガンガン撮ってそうです。(笑)


しかしカップルフォトを撮るのって楽しいな。
「自分たちも撮って!」という人がいたらいつでも言ってください!ヽ(´▽`)/
(ただし恥や照れを捨てられる人限定。笑)



なんか最近頼まれてカップルフォトを撮ってばっかりのような…来週は後輩の結婚式やし。
そんなこんなで個展の準備は全く進んでません。(ちょい焦り)


2005年12月02日(金) カップルフォト


これは知らんカップル。(笑)



明日は某カップルの写真撮影です。
最近人に頼まれて撮る機会が増えて来たけど、やっぱり緊張する。
指示を出して人を撮るのが得意でないので、どうしたらいいのかわからずにオタオタするのが目に見えてるんやもん。

しかも今回は結婚式のスライドで上映する用の写真ですよ。
初めは2人で撮る予定だったのが、お仕事の都合で来れなくなって、結局僕一人ですよ。
ぷ、ぷ、ぷ、プレッシャー…



とにかく2人にはラブラブしてもらおう。
それをこっそり遠くから隠し撮りしよう。
明日は黒子だ。黒子に徹するんだ!!



とりあえず晴れてくれますように…
(腕が無い分を青空でカバーしてもらうつもりらしいよ。)


2005年12月01日(木) 正しいこと




会社の飲み会で2軒目に連れてかれた場末のスナック。
そこのトイレにはいろんな格言が所狭しと貼ってある。

その中の1枚をぼんやりと読んでみた。
「酒はほどほどに」とか「高望みはしすぎるな」とか、月並みな言葉が並ぶ中、
1つだけ目が止まった言葉があった。




「正しいことはひかえめに言え」




昔、友人Aが友人Bに説教しているところに一緒にいたことがある。
いや、Aには「説教」ってつもりはなかったんだと思う。
ただ、Bが間違った方向に行こうとしてるのを止めようとしてただけだったんだろう。

その場にいる誰もがAの言葉が正しいとわかっていた。
多分、Bが一番よくわかっていた。
でも、間違っているとわかっていてもどうしようもないことだってある。
人間なんて、理性と感情がケンカしたら大抵感情が勝ってしまう生き物だ。
今なら僕にもそれが理解できるから、Aを止められたかもしれない。

Aの言葉は絶対的に正しくて、そして容赦がなかった。
正しいから誰も反論できなかったし、正しい分深くBに突き刺さっていた。

「そんなこと言うたってしゃーないやん。そっとしといたったらええのに」
そう思いながら、黙って聞いていた。
(そういうまっすぐなところが好きで、Aも僕にとって大切な友達の一人なんだけど。)




他人の行動を見るとそういうことがよーくわかるんだけど、
自分のことになると全然わからなくなるのは、他のいろんなことと一緒。
僕もふと気付くとそういうことをたくさんしている。

友人を何人か泣かしてきた。

「ひでの言葉は痛いんだよ」そう言われたこともある。

つい先日も、正にBと同じような方向に行きそうに見えた別の友人に、
あの日のAと同じようなことを同じような調子で言ってしまった。
その後3時間、その友人はずーっと沈んでて、言い過ぎたと後悔したけどどうしようもなかった。




「正しいことはひかえめに言え」




頭ではわかってたつもりでも、きちんとした形にできなかったことが、
そんな場末のスナックのトイレで、明確な言葉として与えられるとは思ってもいなかった。
いい大人だったら、よっぽどの馬鹿でなければ、自分のしていることが正しいか間違ってるかなんてことは
自分が一番よくわかってるんだから。
だからひかえめに言うだけで十分伝わるはずだし、ひかえめに言ってもわからない人に強く言っても同じこと。
わかっている人に強く言うのは、相手を傷つけるだけ。


そのことがもう少し早くわかってたら、傷つけないで済んだ人が何人もいたのにな。




やっぱ真夜中は思考が暗い方向に行くなぁ。
後悔しまくり。

寝よ。^^;


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