日々あんだら
DiaryINDEX|past|will
岡山県は犬島に写真合宿に行って来ます。 メンツはウーロン部-ほかさん+okazuちゃん。 最初はいろんな人に声かけてたみたいやけど、残ったのはこの8人。 okazuちゃんもウーロン部の準メンバーみたいなもんやし、ほぼいつものメンツですなー。(笑)
犬島ってどんなところか知らないんですけどね。 セカチューの舞台にもなってたん?昨日やってたけど見てないなー。 全く下調べもしないまま、なんの先入観もないまま、行って来ます。
なにやらフリスビーとかUNOとかシャボン玉とかバケヤシキゲームとか用意されてるらしいですよ。 メミピャンは「週末喫茶」のDMの日付が間違ってたので、徹夜で手書き修正するらしいですよ。 夜は砂浜でロマンチック話に花を咲かせるようですよ。 でもhideさんはもうネタ切れらしいですよ。(笑)
ということで。 明日は4時半起き&岡山までドライバーなのでそろそろ寝ることにします。 モモーニングコール(笑)よろしく。
のポスター(?)を刷りました。1枚だけ。 『空と僕』展の僕の展示スペースが空いてるので。 「来年のことを話すと鬼が笑う」って言いますけど。 同じONE PLUS 1 Galleryでやるんだし。 あんこさんの許可ももらったし。
明日の晩にギャラリーに行ってこっそり貼って来ようと思います。 ネット上での公開はまだ。 空僕を見に来てくれた方々にだけ。
空僕が終わったら、ぼちぼち個展の準備を始めよう。 てか、写真が全然足りひんねんけどな…
2005年09月28日(水) |
Slow camera, Slow photo. |
祝!脱雨男雨女。(笑)
こないだ伊勢に行った時の写真がやっと上がって来た。 先週の金曜日に撮った写真。受け取ったのは水曜日。 最近デジタル一眼に慣れていた身には、びっくりするくらいのゆったりペース。
伊勢には二眼レフのオートコードと、コンパクトカメラのローライ35Sだけ持って行った。 「たまには写真はそんなに撮らずに、ゆっくりおしゃべりしようよ」ってアキちゃんに言われたせいもあるけど、 そもそもガツガツ撮るのに少し疲れて来ていたこともあった。
オートコードは撮るのに手間がかかるカメラだ。 「あ、撮りたいな」と思うものを見つけたとして、
1.単体露出計を取り出して露出を測る。 2.その値を見て、絞りとシャッタースピードを決める。 3.ファインダーのカバーを開ける。 4.ルーペを引き出してピントを合わせる。 5.ルーペを畳んでフレーミングを決める。 6.巻き上げる。 7.シャッターを押す。
これだけの手順をかけてやっと写真を撮ることができる。 咄嗟のシャッターチャンスには絶対間に合わない。 一眼レフのように、フレーミングとピント合わせが同時にできるカメラではない。 もちろん連写も効かない。 左右逆像なので、フレーミングも戸惑う。 レンズ交換できない標準くらいの画角なので、空を撮るには物足りない。 1mまでしか寄れないので、それ以上寄るにはクローズアップレンズをいちいち付けないといけない。 そしてそれを付けると、ファインダーがメチャクチャ暗くなり、日陰でのピント合わせは山勘になる。 たった12枚撮っただけで、面倒なフィルム交換の儀式をしなくてはならない。 35mm判みたいに手早く交換できるわけではないし、ましてやデジタルのように1枚のカードに80枚も撮れるものでもない。
なんせ50年前のカメラ。今のカメラに比べて手間がかかったり不便であるのは仕方がない。
でも。 最近はこのカメラで撮るのが一番好きだったりする。 1つ1つの手順をきちんとこなして被写体に向き合う時間が好きなのだ。
デジタル一眼で撮っている時には、「あ」と思ったらすぐカメラを構えている。 フレーミングとピント合わせと露出補正を素早くして、シャッターを切る。 すぐに背面液晶で構図と露出とピントの確認。 失敗していたらすぐに修正してもう1枚。 もちろん被写体によっては待っていてくれないので、確認→修正は素早くしないといけない。
…正直、最近ちょっとお疲れ気味だったりする。(笑)
もちろん背面液晶で結果をすぐに確認できるのはデジタルの最大の利点の1つであることは間違いないし、 そのおかげで失敗する確率は極めて低くなる。 最近だと撮ったままで露出などを修正せずにサイトにアップしても問題ない写真がほとんどだ。
そもそも、背面液晶が気になるなら見ずに撮ればええやん、と思われそうだが、それはそれ。 確認できるのならば確認したくなるのが人間というものなのである。(笑)
オートコードは言うまでもなく、その対極にあるカメラだ。 撮る前に自分の頭を使っていろいろ考えて、後は撮った瞬間の「感触」を頼りにするしかない。 カメラは何も手助けしてくれない…どころか、シャッタースピードが微妙に狂っているので、 頭の中でその分を計算に入れて露出を決めなくてはならない。(爆) そして「あ、今のはきっといいのが撮れた!」と思っても、現像を見ていたら失敗だということもたくさんある。 もちろん、失敗に気付いてから撮り直すなんて不可能だ。
でも。 このカメラで写真を撮っている時の、ゆっくり流れる時間が好きなのだ。 デジタル一眼で撮っている時のように、なにかに追われているような感覚は皆無なのである。
最近、デジタル一眼とこのオートコードを一緒に持って歩くことが多い。 「デジタル一眼持ってるから、もう1台はわざわざ35mm判にしなくてもいいから」だと考えていたのだが、 もしかしたらデジタル一眼で撮ることに疲れた時に、一息入れるために持ち歩いているのかもしれない。
今週末の犬島合宿、もちろん楽しみで楽しみで仕方ないんだけど、 実は最初に誘われた時、行くかどうかかなり迷った。 ガツガツ撮ることに疲れていたのが最大の理由だと思う。 疲れていても嫌気がさしていても、例えばデジタル一眼を持って行けばガツガツ撮ってしまうのが僕なのだ。
でも。 「まあ、オートコードでもぶら下げて、のんびり撮ればええやん」 「ファインダーごしに見る時間を短くして、その分自分の目で直接見て回ればええやん」 そう思ったら気が楽になった。みんなとワイワイ騒ぎたい気持ちは元々強かった。 それで参加を決めた。
いつもの赤子が入りそうなカメラバッグ(笑)は置いといて、 一番小さいやつにオートコードとローライ35Sだけ詰め込んで行こう。 身も心も軽くゆるくして歩き回ってやろう。 そう思った。
昨日チャボンとモモさんに言われて、いつもの装備で行こうかなぁって揺れてたけど、 今日伊勢の写真を受け取って、その時の空気を思い出したら「やっぱりこっちだな」と思ってしまった。 撮ってすぐに見れるカメラは、今は持ち歩きたくない。
みんなごめん。 「みんなでポラ撮ろう」って誘ってもらったのは嬉しいけど。 みんながそれを楽しみにしてるのもわかってるけど。
やっぱオートコードとローライ35Sだけで行きます。 ワガママ言ってごめんなさい。m(_ _)m
2005年09月27日(火) |
『空と僕』展 搬入完了 |
明日から、ONE PLUS 1 Galleryで開催される『空と僕』展、無事搬入完了しました。^^
就業時間が終わり、微妙に残った仕事は明日に回し、「今晩は暇か?」というおっちゃんのお誘いも振り切り、 梅田のコインロッカーへ押し込んだ写真を取り出してギャラリーへ。
・1Fのチャボンの隣の壁を展示場所に選ぶ。 ・が、チャボンの展示物が床の上に散乱していて作業できない。 ・写真のパネルをカッターで切り刻むチャボン。 ・勢い余って自分の指まで切り刻むチャボン。 ・スーツの左ポケットに、今日タクシーに乗った時にもらったティッシュが入っていたので渡す。 ・保険証ケースにいつ入れた忘れた絆創膏が入っていたので渡す。 ・2Fから降りてきたモモさんに「女の子みたいやな」と言われる。 ・「チャボンが準備してるから、おれができひんねん」と愚痴ると「ナナメナナイロの時の私と一緒やな」と言われる。 ・その節はご迷惑をおかけしました。m(_ _)m ・モモさんと一緒にチャボンを手伝う。 ・ふと気付くとあんこさんまで手伝っている。 ・チャボン、手が込んでるなぁ…今回もアイディア賞狙いですか?(笑)
・いよいよ自分のをやろうとした時に、ねじ込みフックがないことに気付く。 ・「コンビニまで買いに行ってきまーす!」と外に出ようとすると大雨。 ・「あんこさーん…傘貸してください」とお願いすると、 「いい大人がっ!!」「ウチのhideがホンマすいません」とチャボンとモモさん。 ・ギャラリーを出る時に振り向いて「コンビニ行くけど?」と言うと、 「傘買って来てー!」「傘買って来てー!」と手を挙げるチャボンとモモさん。 ・いい大人がっ!! ・1軒目のコンビニには押しピンしかない。肉まんだけ買って出る。 ・2軒目のコンビニにも押しピンしかない。カレーまんだけ買って出る。 ・仕方ないのでロフトまで歩いてフック購入。 ・帰りのコンビニで2人のために傘購入。 ・そしてメミさんの作品が届かない。みんなで大騒ぎ。 ・「JAM POT宛」で送っているのだが、JAM POTには「荷物はギャラリーに持ってきてください」と張り紙をしているはず。 ・すったもんだの末、あんこさんが郵便局に電話をかける。 ・向こうのおじさんが「JAM POT」を聞き取ってくれない。 ・「いや、人の名前じゃなくてお店の名前なんです」とあんこさんが説明しても通じず。 ・ついに出た「食べるJAMに、お茶のPOTです」というあんこさんの説明に一同爆笑。 ・数十分後に荷物到着。 ・作品より、今度やる週末カフェのDMの方が面積、体積、重量とも大きい。(笑) ・今日もMVPはメミピャン。
・僕もやっと作業に取り掛かる。が、木が固すぎてフックがねじ込めない。 ・腕が痛い〜と泣き言を言いながら、やっとねじ込んだ。 ・「モモさーん、これ水平合ってる?」「ジュンコさーん、ちょっとこの額押さえといてもらえません?」 と人遣いの荒い僕。 ・ジュンコさんに「カノさんみたい」と笑うチャボン。 ・その節はみなさんに大変お世話になりました。m(_ _)m ・やっと展示して思う。おれの飾り方ってセンス無さが噴出してるなぁ… ・両隣がすごく工夫して展示してるだけに余計…
・みんなの展示が終わったところで、チャボン・モモさん・ジュンコさんと是空でお好み焼き。 ・そっちでも色々あったけど、今日はもう疲れたから割愛。
・家に帰って見ると、スーツの左ポケットから「テレクラ リ○リ○ハウス」のティッシュが出てきた。 ・悪さしたのは誰だ?(笑) ※そんなの受け取った記憶もありません。
ということで、明日から10月10日まで中崎町のONE PLUS 1 Galleryで開催されています。 定休日は火曜日。
日曜日には何人かの参加者のオリジナルポストカード販売もしています。(今のところ日曜日のみ) 僕も調子に乗って出品してみましたので、良かったら是非。
2005年09月26日(月) |
物欲と食欲の日(その2・主に物欲…と思ったらやっぱり食欲編) |
(昨日の続き) でもとりあえずカメラ屋さんに持ってって見てもらうことにする。 駅に向かう道すがら、 「あー、もうちょっと早かったら50mmF1.4があったのに」とおんさんが悔しがる。 最近(Aria資金に)色んなカメラやレンズを処分したらしいが、その中にペンタックスの50mmが入ってたらしいのだ。 悔しがるゆりさん。 「これを期に35mmに買い換えたら?」と煽る僕。 「今度おんさんやサムさんやみうさんたちと35mm対決するんやけどさー、ゆりさんも参加しようよ」 目の前に餌をぶら下げる。 迷っている人がいると煽ってしまうのは、すでに僕の脊椎反射だ。
バスの中でも煽りは続く。次の標的はおんさんだ。 なにかの拍子に二眼レフの話になって、さぁ来た!!とばかりに煽り開始。 「二眼レフ、いいよー」←だいたいこの台詞から煽りが始まる。 「渋いし」 「持って歩いてたら『かっこいいですね』って声かけられるし」 「逆に知らない人は見ても写真撮ってるって思わへんから、スナップではすごい自然に撮れるし」 「ポートレートでもうつむいて構えるから相手にプレッシャー与えへんし」 「ローライもいいけどやっぱり高いなぁ。国産やったらやっぱオートコードがオススメやろ」 そして最後はミノルタを推して締めくくるのであった。(笑)
おんさん、揺れ始めています。
そうしてとどめ。 「2人で二眼レフ持って散歩しようぜー。(ニヤリ)」
おんさん、かなり揺れてます。(笑)
こうして我々は、お寺も神社も見ずに京都を後にしたのだった。 今日の京都は、カレーとカツサンドとチーズケーキだ。(断言) 河原町から梅田に向かう阪急の中でも、僕は延々と喋りっぱなし。 正直に白状しよう。 喋ってなかったら寝てしまいそうだったのだ。
いや、ホント遊び疲れでごめんなさい。^^;
梅田に着くころには、軽く喉が痛かった。 おれ、喋りすぎ。。。
さっそくカメラのO林に向かう。 ゆりさんがレンズを見てもらってる間、おんさんを二眼コーナーに連れて行く。 …ここ、二眼は品薄気味やなぁ。。
二眼コーナーの虜になったおんさんをそこに残し、ゆりさんの方に行ってみる。 やっぱり保証は効かないらしい。 「これだと…5000〜8000円くらいやねぇ。部品交換があればもっとかかると思うけと」 とお店のおじさんの談。 ゆりさんのレンズは50mmF1.7である。それだったら…別の買った方が安いし早いんちゃうの?
お店のおじさんもさかんにそれを勧めていたが(だって修理だとほとんどお店の利益にならない)、 そのお店には50mmF1.7はなかった。 ぬーん…35mmもない。(違う)
「修理のことを詳しく聞きたかったら、阪神百貨店の修理コーナー行ってみたら」というおじさんのアドバイスで そっちに向かうことに…
のつもりが、途中のカメラプラネットにも寄ってみる。 ここにもペンタの35mmはなかった。(だから違う) 優さんが探しているRollei35Sのブラックが手ごろな値段であったが、触ってみたらどうもおかしい。 どこが、とは言えないが僕のと持った感じが違いすぎる。 なんか…怪しいな。やめとこ。 おんさんはやはり二眼コーナーの前に。くくくくく。^m^ そして僕ははじめて見たペトリハーフに少し心を動かされているのである。(現在形)
そのあと阪神の修理コーナーへ。 ん?そういえばあそこには…確かあれが…(ニヤリ)
阪神百貨店8F、催事場広場の奥にポツンとある修理コーナーに行き、ゆりさんがレンズの症状を説明しはじめる。 話を聞きながら症状を確認する店員さん。 僕はそっちを見るふりをしながら背後のおんさんの気配を伺う。
「あっ!」
小さく叫び声をあげるおんさん。 キタ。(ニヤリ)
「あそこに、オートコードがある…」
そう、ここは修理カウンターの後ろに棚があって、そこに少しだが中古カメラを並べているのであった。 そしてそこにオートコードがあることは、3週間ほど前に来た時に確認済みなのである。(笑)
取り出してもらってまず僕がチェックしてみる。 「ミラー交換」とあるが、その時前面の革も張り替えたらしい。 でも側面や背面の革も(僕のオートコードに比べればずっと)綺麗である。 ミラー交換済みのためか、ファインダーも見やすい。 シャッターは1秒がちょっと長いような気もするが、まあ50年前のカメラだからこの程度は仕方がない。 裏蓋を開けてバルブにして見てみると、少し曇りがあるが、まあ撮影にはさほど影響はないだろう。 まあまあの状態。 そう判断しておんさんに渡す。 おんさん、初めて見るオートコードのファインダー(暗い)にびっくりしながらも、 ルーペを出してピントを合わせてシャッターを押す…
…
…あれ?
巻き上げてなかった。(笑)
巻き上げなおして再挑戦。 シャッターを押す。 「シャッ」という小さな音が響く。
「こ、これ、いいっすね!!」
…墜ちたな。(ニヤリ)
ちなみにゆりさんは、同じ棚で発見したPEN-FTに興味深々。 「めっちゃええ音するで。これは音にやられる」との僕の言葉に、PEN-FTを取り出してもらいシャッターを押す。 「ジャキッ」という力強い音。
「こ、これ、いいですね!!」
反応がおんさんと一緒である。(笑)
結局そこでもゆりさんのレンズの診断結果は同じだった。 とりあえず東京に持って帰ってあちらで修理に出すかどうか決めることに。 「新しいレンズ探すなら中野のフジヤカメラがええでー」と教えておいた。 品揃えも価格も多分トップレベル。
そして晩御飯は天満のお寿司屋さん、「穴場」に決定。 「今日は食べすぎ」ということで、梅田から30分歩いて行くことにする。 天5商店街をドンつきまで歩く。 「ここですか?」と商店街の終わりにある寿司屋を指差すおんさん。 「違う、もっと怪しい」と否定する僕。 「ここでも十分怪しいですよ…?」と失礼な発言をするおんさん。 (その前に僕の発言が十分失礼だ)
商店街を抜けて路地に入るとおんさんが不安そうに言った。 「ど、どこに連れて行くつもりなんですか!?」 だから『怪しい』言うたやん。(笑)
狭い路地をクネクネと曲がって、ピンク色とか金色の看板が立ち並ぶ一角にその寿司屋はあった。 本当に「穴場」という店名なのである。
「な、もっと怪しいって言うたやろ?」 勝ち誇る僕におんさんは無言でうなづくのであった。
ここ、本当に怪しい一角にあって、お店も場末感たっぷりで、 初めてのデートで彼女を連れて来ようものなら置いて帰られそうなところなのだが、 お寿司は安くて美味いのである。 それが一番なのだ。
席についてみんなタガが外れたように注文する。 さっきまで「今日は食べすぎ」「お腹が減ってない」「ダイエットが…」と言ってたゆりさんもガンガン頼む。 飲み物は3人ともウーロン茶である。(笑)
やってきたお寿司と荒汁を貪るように食べながら、3人でまたいろいろ語る。 ここでの会話は3人ともオフレコなので割愛するけど、 まあ僕がいらんこと言うておんさんの心にさざなみを立てたとだけは言っておく。 あ、あとゆりさんがものっそ上から僕とおんさんを見ていたのも事実である。 こんなに勝ち組と負け組がきっちり分かれた夜があっただろうか。
ちなみにこの日は調子に乗って追加注文で頼みすぎた。(僕が) 「おんさん…なんか食って」 「え?僕もう食べましたよ」 「いや、おれ限界…」 ひさしぶりに弱音を吐く僕。正直、2回ほど喉までリバースして来ていた。 「ホラ、鰯も残ってますよ」と余裕をかますゆりさんに 「それ注文したの、ゆりさんやで」とそっちを見ずに指摘する。 (鰯なんて見たらまた波が戻ってくるじゃないか。爆) 絶句しつつも箸を伸ばすゆりさん。がんばって1カン食べる。 皿の上に残ったのは、鰯(ゆりさん注文)とヒラメ(hide注文)の2カンだけだ。 3人の静かなにらみ合いが続く。うぷ。
「も、もういいです…」と呟くか弱いゆりさん。 「じゃあ、それは僕が食べますよ」とたのもしいおんさん。 「おれ、もう無理」とさらにか弱い僕。 「じゃあ、ヒラメは私が…」と箸を伸ばすゆりさん。
あれ?(笑) ゆりさんは鰯がダメだっただけらしかった。 「ゆりさんを助けるつもりやったのに…」とナイトになり損ねたおんさんが呟いた。 鰯を食べながら。
ちなみにお会計、1人頭3500円でした。 吐きそうになるまでお寿司食ってこの値段。ステキ♪
こうして食欲と物欲にまみれた11時間は幕を閉じたのであった。 一昨日は怖くて体重計乗ってないぜー♪ …や、明日から頑張ります。(昨日からじゃないのか!?)
2005年09月25日(日) |
物欲と食欲の日(その1・主に食欲編) |
絶品。
すんません。 昨日は読みかけの本を読むのに夢中で、日記もBBSもほったらかしでした。m(_ _)m
昔から本に集中してたら呼ばれても返事もしない子供だったんだよなぁ…(遠い目)
最近読書欲再燃気味なのです。 オススメな本(できれば文庫)があれば教えてください♪
3連休の中日、ゆりさんとおんさんと一緒に京都へ。 2人とも仕事がすごく忙しいらしく、ゆりさんは前日まで3日徹夜したうえこの日の1便で帰省。 おんさんは午前中は出て来れないので昼から合流。
…のほほんと3連休を過ごしててごめんなさい。^^;
ゆりさんとの待ち合わせに間に合うように家を出たら、思ってた以上に涼しかったのでびっくりする。 「寒っ」と思わず呟く。
ゆりさんとの待ち合わせはいつもヨドバシの南東側の出入り口。 そこに行く前に前日の伊勢で撮って来たフィルムをB1のDPEコーナーに出す。 その後待ち合わせ場所に向かおうとエスカレーターを上がっていると、 ちょうど前を横切ったゆりさんと目が合った。(笑)
「ひさしぶり〜」と挨拶して歩き出す。 お昼はカレーにしようと話をしてたんだけど、「インド風のサラサラカレーと 正統派の日本風カレーとどっちがいいです?」と聞かれる。 今日の気分は…「日本風!」「じゃあ阪急で行きましょう」
四条河原町に着いて、街中よりも鴨川沿いを歩こうということで、河原に降りる。 夜来ると有名な「等間隔のカップル」が見れるんだけど、この時間はチラホラ。 この日は結構涼しくて、台風の影響からか風もあったので、髪はぐちゃぐちゃになるものの気持ちいい。 いやー、やっぱ川沿いの風は気持ちいいなぁ。
と。 「やっぱこっちは暑いですねー…」と呟くゆりさん。 「え?今日めっちゃ涼しいけど?数日前までは暑かったよー」 「え?そうなんですか?これで?」 「…もうすっかり東京に染まってもうたんやなぁ」 遠い目をして呟く僕。必死で否定するゆりさん。 大阪人にとって「東京に染まった」と言われるのは屈辱なのだ。(笑)
20〜30分も歩いてやっと目指すお店『はふう』に到着。 和牛専門のステーキ屋さんらしい。 和牛専門店のカレー…う、美味そう。(涎)
他にもステーキ定食とかハンバーグ定食とかステーキ丼とか、気を引くメニューは色々あるが、 今日はカレーと決めているのにカレー以外のものを頼むわけがない!! 今日はカレーだ!!カレーを喰らうのだ!!
ということで2人でカレーを注文。 しかし…「ここのカツサンドがすごくおいしいんですよー」とのゆりさんの言葉に心が動く。 そしてカウンターに座ったのもまずかった。 目の前でコックさんが作ってるのだ。カツサンドを。 な、何?あの分厚さは!切った時のあの断面の色は!!
揺れ動く男心。。。 あれは絶対美味い。美味くないわけがない。 悩みに悩んで、ゆりさんと協議のうえ、テイクアウトして後から合流したおんさんと3人で食べることにした。(笑)
やって来たカレーは一言で言うと絶品だった。 ご飯は少し少な目かなーと思ったが、ルーの入った壷のフタを開けるとカレーのいい匂いが鼻腔を刺激する。 「まずはお肉だけで食べてみてください」 そうゆりさんに言われ、経験者の助言に素直に従う僕。 ルーの中に入っている具の肉を一つ取って口に放り込む。
「!!!」
なんちゅー肉やねん!! 決して脂肪は多くない。さっぱりとした赤身の部分か。 でも柔らかい。とは言っても「とろけるような柔らかさ」ではない。 口の中に入れ、歯で噛み切ると肉の繊維の感触は残したまま、ハラハラとほどけて行くのだ。
うわー、どんな肉をどんな風に調理したこんななんねん!!
ルーも辛すぎずマイルドすぎず、食べた後数秒間だけ辛さが舌の上に残る、絶妙な辛さ。 う、美味い。
「これ、今度ヨウスケさんが大阪に来たらここまで連れて来えへんとなー」 「ですよねー」 カレー王子にこれを食べさせたい。(でもきっと2皿は食べるな。笑)
カレーを堪能したあと、お土産のカツサンドを受け取ってお店を出た。 あの絶品カレーを食べたことで、このカツサンドへの期待もさらに膨らむ。
おんさんが京都に着くまでもう少し時間があったので、2人で写真を撮りながら路地をぼちぼち歩く。 なんか色々話しながら歩いてたような気もするけど、2日も経った今では思い出せない。(コラ)
で、大通りに出て四条河原町の辺りに差し掛かった時に、おんさんから「着きました」メール。 うをっ!予定より30分も早いやん!! 急いで2人でバスに乗り京都駅へ向かう。
京都駅にバスが着く。 おんさんに電話で「バス乗り場。京都タワーの正面らへん」と知らせる。 2人で京都タワーを見上げて撮っていると…「めっちゃわかりやすいです」と笑いながらおんさん登場。
「出町柳に行こう」ということになって、3人でバスに乗り込む。 さっき僕とゆりさんが乗って来たのと同じバス。降りなくてよかったんやん。(笑)
バスが出ると同時におんさんが最近入手したという「珍レンズ」を出す。 えーと、確かノクトン50mmF1.8。前玉が凸レンズじゃなくて凹レンズ。 なにこれ?こんなの初めて見たー!!(笑)
それをきっかけにバスの中で始まるディープカメラトーク。(爆)
おん「Ariaってあるじゃないですかー」 hide「ああ、あれ、ピント合わせづらいよねー。(笑)」 おん「こないだ買ったんですよ…」 hide「…ごめん。(汗)」 おん「で、レンズ4本付きで○万円で買いまして…」 hide「うわっ、やすっ!!」 おん「でしょー?で、45mmと85mmを売り飛ばして…」 hide「なんで!?85mmてツァイス of ツァイスやん!」
なんせそれを使いたくてコンタックス買う人もいるくらいの名レンズ。
おん「だって使いませんし…」 hide「人撮るのにちょうどいいのに…」 おん「それ売らないと破産しそうやったし…」 hide「…めっさ自転車操業やねんな。(笑)」
他人を見ている気がしない。 ウチの高校の卒業生はこんなんばっかですか?(爆)
おん「ちなみにAさんに相談したら『S2を買え』ってめちゃくちゃ煽られました」 hide「さすが一時期おれと煽り合いしてただけのことはあるなぁ…(苦笑)」
Aさん、自分が持ってるからって…あれ1台、7〜9万くらいしたんじゃなかろうか?(ボディのみで) さすがカメラ物欲協会会長。僕でも敵いません。 (と思っていたのが後からひっくり返るのである)
そうこうしているうちに出町柳のバス停に到着。 河原に降りて、例のカツサンドを食べることに。 「川の向こうにカフェもありますよー」とのゆりさんの言葉に 「じゃあここを渡って行こうか」と僕が指差したのは川を横切る飛び石。 (※川幅は20〜30mはあります)
「無理ですよ!私こういうのダメなんですよ!!」というゆりさんの訴えは黙殺。 「ほら、遅い人から前に行ってー」とゆりさんを押し出す。 続いておんさん、最後に僕の順番で川を渡る。
川の上を吹き渡ってくる風が涼しい。 空は秋らしく高い。 川の中に入って遊ぶたくさんの親子連れ。
いい気持ちやなぁ…と浸りながら振り返ると、岸の柳と青空のコントラストが美しい。
シャキーン。(シャッター音)
水面のきらめきが涼しげやなぁ。
シャキーン。(シャッター音)
あの親子連れの背中、いいなぁ。
シャキーン。(シャ…もうええっちゅうねん!)
ふと気がつくと、2人の背中ははるか彼方にあった。 「hideさん、遅いわ」 ゆりさんの視線が痛い。^^;
無事向こう岸に渡り日陰に入ってとうとう本日のメインイベントである。 包みを取り出すゆりさん。「カツサンド」としか聞いていないおんさん。 まずは僕とゆりさんが中身をコッソリ見る。
おぉー!!!(心の中で) これはスゴイ。これが美味くないわけがない。(2回目)
続いておんさんに見せる。 一瞬、「ん?」とばかりに前のめりになったおんさんが、次の瞬間「ぬおっ!」とばかりにのけぞる。(笑) そこには、パンと野菜とカツの衣の厚さを足しても、まだそれより厚いんじゃないかという牛肉が並んでいた。 もはやこれはサンドイッチではない。肉料理である。 そしてその中心部はほのかな赤みを残していた。ミディアムレアだ。 これが美味くないわけがない。(3回目)
まずはおんさんが取って口に運ぶ。断面積のほとんどが肉である。 一口噛み切る。何かを探るような表情をしたままモグモグモグ、と3回噛んだ瞬間…
あ、またのけぞった。(笑)
おんさん絶句である。 口元を手で押さえたまま、どうしていいかわからずにとりあえず爆笑しているのである。
美味すぎて爆笑てどないやねん、と思いながら僕もカメラを置いてカツサンドを手に取る。 一口噛み切る。モグモグモグ、と3回噛んだ瞬間…
ぬおっ!!
僕ものけぞった。(笑) な、なんじゃこりゃー!!
そして爆笑である。
人を爆笑させる食べ物(?)は社会の授業で習った「うこん」だけだと思っていたが(小学生限定)、 はふうのカツサンドにも人を爆笑させる力があった。
買ってから約1時間半くらいが過ぎている。 なのにパンも肉も、まだほんのり温かい。 柔らかいパンの中に、しんなりとしたせんキャベツと、薄い衣に包まれた分厚い肉が挟まれている。 そして恐らくは、作った直後より今の方がパンとキャベツと衣と肉が、ちょうどいい塩梅になじんでいるのである。 その肉(豚肉ではなく、もちろん和牛である)は柔らかいのに存在感がしっかりあるのである。 そしてたっぷり塗られたケチャップとマヨネーズの味に全く負けないくらい、味がしっかりしている。 衣が薄くて肉が分厚いせいか、全然「カツ」な気がしない。 これはむしろ「ステーキサンド」と言った方がしっくりくる。
…我が人生の中で最高のカツサンド、否、ステーキサンドであった。(感涙)
3人で夢中で貪り食って、ふと僕は思った。 このカツサンド、3切れで1580円である。(それでも高っ!!) なら、あのメニューの一番下にあった5000円の極上和牛カツサンドの味はいかがなものなのか。 誰か教えてくれ。 いや、教えてくれなくてもいいから奢ってくれ。 むしろ奢ってくれもしないのに美味さだけ語られたら、左ボディーから返しの右フックをお見舞いする。
この日、僕に新たな野望が生まれた。 いつかはふうの極上和牛カツサンドを食す。それまでは死ねない。
ひと時の極楽から現実に戻ってきた僕らは、「さて、どうしよう?」ということになった。 うーん…もう3時回ってるしなぁ。あまり遠出をする気分でもない。 とりあえず、「カツサンド食ったら喉がかわいた」ということでカフェでお茶することに。
おいしそうなケーキのディスプレイに惹かれて、ほど近い場所にあったカフェに入る。 「ダイエットしてないの?」という姉の声が遠くから聞こえて来たような気がしたが、 きっと気のせいだと思うことにする。 3人でウインドゥに張り付くようにして悩み、僕はチーズケーキ、 ゆりさんがガトーショコラ、おんさんがシフォンケーキを注文。
僕は知る人ぞ知るチーズケーキ好きである。 最近いろんなケーキを食べるようになってきたのだが、昔はチーズケーキがあればそれしか食べない子供だった。 レアよりもベイクドの方がいい。
やってきたチーズケーキを食べる。予想通りんまい! チーズの味は濃厚なんだけど、後味はそんなにしつこくない。こういうチーズケーキが好きやねんな。(笑) 他の2人のも回しながら食べる。 おんさんのシフォンもフワフワしてて美味いけどもっと美味いの食べたことがある。 ゆりさんのガトーショコラもチョコの味が濃厚だけど、ちょっと後に引くなぁ…
やっぱチーズケーキが一番だな。うん。(自己満足)
ここでの話題もカメラ中心。僕がひたすら喋る。 決して無口というわけではない(多分)ゆりさんとおんさんがほとんど喋る間もないくらいに。
正直に白状しよう。
喋ってなかったら寝てしまいそうだったのだ。(爆)
だって、前2日続けて3時間くらいしか寝てなかったんだもーん。 (※ゆりさんとおんさんはもっと寝不足でした。しかも仕事で。…すまん。汗)
延々喋り続けて、ケーキと一緒に注文したジンジャーエールが無くなっても喋り続けて、 そろそろ喉が渇いてきたなぁ…となった時にゆりさんがポツリと言った。
「あの、このレンズ、さっきhideさんが触ってからおかしいんですけど…」
…へ?
借りてみると、ピントリングが2mより近いところでしか回転していない。 何度回しても2mピッタリのところで止まるのである。 えーと、おれ、さっきは隣のゆりさんにピントを合わせただけやから、 せいぜい1mくらいのところまでしか回してないよな? 軽く焦った頭の中で、それでも冷静に考える。 おれのせいじゃないよな?うん。 ちょっと落ち着く。
ボディの方に問題があるのかもしれないので外して回してみるが結果は同じ。 やっぱりレンズの中でなにかが引っかかっているらしい。
「とりあえずO林(買ったお店)に持ってくかー」 「保証はまだ効いてるんですか?」 「えーと、ちょうど1年くらい?」
ゆりさんの声に記憶をさかのぼってみる。 ゆりさんがこれを買ったのは、僕が初めて会った日だったから…確かあれはモモさんの個展の頃で… ヨウスケさんと3人で遊んでたのは土曜日やったから…あれ?
「今日が9/24やろ?去年の9/25やな」
そう、ちょうど僕とゆりさんが出会って丸1年だったのだった。
「じゃあ保証効くの今日までやん!!」 「うわー、ギリギリセーフ!!」
盛り上がる僕たちにゆりさんは冷静に言った。
「あ、でもこれ、委託品です」
…ダメやん。(凹)
(以下次号)
2005年09月23日(金) |
伊勢の夏はお絵かきしりとりに終わる。 |
今日の写真はまだなので、昔の写真で。(笑)
今日は伊勢へ。 夏季限定(9月末まで)の赤福氷を食すために。 そして半年ぶりに伊勢の妹に会うために。
昨夜、興奮のためになかなか寝付けず、しかも朝は予定よりも30分早く目が覚めてしまう。 遠足前夜の小学生か?(笑)←29歳
目が覚めてしまったら即動き出すのが休日の僕。 ウダウダ寝てても仕方がないので手早く身支度を済ます。 TVの天気予報では「今日の近畿地方は、日本海側と紀伊半島の南西部を除いて概ね晴れのお天気でしょう」とおねーさんがにこやかに喋っている。
…紀伊半島の南西部。(涙)
去年、「雨男」「雨女」の称号を欲しいままにした我々、若干の改善は見られますが、 まだ「晴男」「晴女」までは行ってないみたい。(笑)
気を取り直し、昨夜のうちに用意しておいたカメラバッグを肩にかけていざ出発。 今日はそんなにガツガツ撮るつもりはないので、オートコードとRollei35Sのみ。 カメラバッグも小型のやつです。^^
予定より1本早い地下鉄に乗り、難波まで。 そこから奇跡のようにスムースな乗換えで、目の前に停まっていた特急列車に飛び乗る。 で、時刻を調べると…
『30分早く着きそう。間に合わないなら適当に時間潰しとくけど』とメールすると 『化粧頑張ります』との返事。
いや、別に頑張らんでもええけど…^^;
持ってった文庫本に夢中になって、結局電車の中でも眠らず、気付いたら伊勢。 危うく乗り過ごすところで、荷物もまとめないで慌てて飛び出した。
駅まで迎えに来てくれたharu。号(←やっぱこういうのは「haru。」の方がしっくりくる。笑)に乗り込み、 まずはモーニングを食べに行く。 …一応、家出るまえにトーストは食べてきたんだけどなぁ。
そうは思ったものの、僕が早く着きすぎたせいでアキちゃんがご飯食べられなかったんだし、 僕も付き合うことにする。
この判断が後々僕を救うことになろうとは…
アキちゃん行きつけのカフェへ。 ここは去年の年末に来た時、しんさん(cojicojiさん)と3人でランチを食べたお店。 モーニングを注文した後、アキちゃんがTOPCONの一眼レフを取り出す。 友達からもらったらしいけど使い方がわからないらしい。 「hide兄やったらわかるやろ?」ってそんなに期待に満ちた目で見られても、 おれ、カメラ屋さんじゃないですからっ!!
結局モーニングの後のコーヒーを飲み終わっても謎は解明できず。持ち越しに。
カフェを出て、時に10時半。 時間あるなー、ということで、少し遠いけど広くて綺麗な砂浜があるというので、そちらに向かうことに。 片道1時間半のドライブ。 途中で無性にパピコが食べたくなり、コンビニで買う。 パピコをチューチュー吸いながら走るうち、だんだん空が明るくなってきた。 「ちょっとちょっと、晴れて来ましたよ!おにーさん」 「ちょっとちょっと、どうします?おねーさん」 脱『雨男』『雨女』なるか!!
しばらく走った後、「え?こんな道の向こうに海があるの?」という峠道を越えたところの駐車場に到着。 砂浜まではすぐだった。
「うおー!!」 青い海、白い砂浜、そして…
青い空!!
そこには水彩画のように爽やかな青空が広がっているのだった。 Viva!晴れ男&晴れ女!!(笑)
2人でしばらく写真を撮ったあと、砂浜を散歩していると、アキちゃんが棒を探し始めた。 砂浜に来るといつも落書きをせずにはいられないらしい。 手頃な棒を探してさまよっていると…
「なに?あの『使ってください』みたいな棒は!(笑)」
彼女の指差す先には、直径1cm、長さ40cmほどの手頃な棒が砂の上に突き立てられていたのだった。
さっそく落書きを始めるアキちゃん。 今日は『藤子不二雄』特集らしい。(笑) パーマン、ドラえもん、オバQ、O次郎、怪物くん… O次郎と怪物くんは似てなかった。 特に怪物君…なんか『笑うセールスマン』のエキストラに出てきそうな顔なんですけど。(笑)
そうしているうちになんとなく始まりました。 本日のメインイベント、砂浜お絵かきしりとり大会!(多分この時12時頃) 『しりとり』の『り』から始まって、『りんご』→『ごま』→…と交互に絵を描きながらしりとりをしていく。
…と、「次は『き』な」の僕の言葉にアキちゃんはしばらく悩み、おもむろに首の長い動物の絵を描き始める。
「アキちゃん、それ、アウトやで(ニヤリ)」
ピクっ。 アキちゃんの手が一瞬止まり…
「まだ続きがあんねん(汗)」
そう言ってキリンの絵の横に瓶とグラスの絵を描き足す。 そ、それはまさか…
「『キリンビィル』!!」
あ、ありなんか、それは?(笑) …まあ、いっか。(←妹には甘い兄)
お絵かきしりとりは続く。 「じゃあ次は『れ』!」 「『れ』かー、そしたら…」 僕は筒状の絵を描き、その断面に穴を開けていく…
はっ!!
「それは〜…(笑)」 「いや、ちょっと待って!!」 手を止めて考え、その隣に細長い棒を描き加える。
「これで…『レンコンとゴボウ』!!」
わ、我ながら苦しいっ!! 「…まあさっき大目に見てもらったからええわ」 お情けをいただきました。^^;
そんな感じでお絵かきしりとりは延々と続く。 「じゃあ次は『す』!」 「『す』かー…」 悩んだアキちゃんは何かの顔を描き始める。そ、その顔は…眉毛の垂れ下がり具合はまさか…
「『すもも』!!」
それは茶々さんがアキちゃんに贈った編みネコの『すもも』の顔だった。 爆笑してOKを出す僕。
そのあと、『や』で回ってきた時に『やまと』(茶々さんが僕に贈ってくれた編みネコ)を描いたことは 言うまでもありません。 ちなみに顔は『すもも』と同じでした。姉弟だけにこの2匹の顔は似てます。(笑)
そんなこんなでなかなか終わらないお絵かきしりとり。 しかし、うかつにも僕はやってしまった。
「『広辞苑』!!」 「あっ!!(笑)」 「…あーっ!!(悲鳴)」
一瞬『広辞苑のケース』とかにしようかと思ったけど、 ふと我に返ると空腹感が限界に来てたので負けてあげることにしました。(笑)
せっかくなので記念撮影…とアキちゃんが最初の『りんご』のところまで行って『広辞苑』の方から撮ることに。 が… 走れど走れどアキちゃんが向こうの端につかない。 夢中になっている間に2人の描いた絵は100m近くにもなっていたのでした。(爆)
「このお絵かきしりとり、後から来た人が辿って行ってくれんかなぁ…」 「それ、めっちゃおもしろいなぁ」 「でも間違いなく『すもも』と『やまと』で詰まるよね。(笑)」
空腹は限界を超えていた。 朝、伊勢についてからモーニングを食べてなかったらお絵かきしりとりの最中に倒れていたかもしれない。(笑) さっそくharu。号に乗り、伊勢まで戻ってお昼を取ることに。
いつもは「まるでBGMのようにシャッター音が聞こえる」(アキちゃん談)くらい常に写真を撮っている僕だが、 今日は二眼レフとコンパクト。 あまりバシャバシャ撮るカメラでもないので、移動中はバッグの中に片付けてゆっくりおしゃべり。 うーん、言われてみれば、いつもカメラを構えててゆっくり喋ったことないかもなぁ。 カメラや写真のこと、どうでもいい馬鹿話、彼女の恋人さんのことなんかを話ながらのんびりドライブ。 しかし、周囲の光がなんか柔らかくなって来たなぁ、と思って時計を見ると…
「うわっ、もう2時半!!」 「うそっ!まだ1時くらいやと思ってた!!」
どうやらお絵かきしりとりでかなりの時間を消費してしまったらしい。 確か始めたのが12時くらいやったから…一体何時間やっててん?(汗)
伊勢のなんかいい雰囲気の洋食屋さんでウニソースのオムレツ定食とシーフードオムライス定食を食べた後、 当初の目的である赤福氷を食べるために「おかげ横丁」に。(危うく忘れて帰るところだった…^^;) 去年の12月以来のおかげ横丁。すでになんか懐かしい。 「あ、このお店入ったよね?」 「ここ、太鼓してたところや!」 「あの角っこで射的したよなー」「必死やったよね。(笑)」 とか言いつつ、とうとう念願の赤福氷に。 これは抹茶氷の中に、白玉餅とこしアンが入っているというもの。 赤福好きにはたまりません。^^ 冷静に考えたら、「白玉宇治金時」と構成はほぼ一緒なんだけど、いいんです。 夏にしか食べられない赤福なんです!!(笑)
アキちゃんは、既にこの夏5回くらい食べているらしく、「甘夏氷」を注文。 そっちも少しもらったけど、おいしかったー。
空はすっかり秋の空だったんだけど、まだまだ暑く、カキ氷にちょうどいい1日でした。^^
今日は久しぶりに1日中思いっ切り笑っていた日。 一方的に押しかけて行ったのに、たくさん案内してくれたアキちゃんに感謝! この恩は個展の時に返します。(笑)
「いつものように、詳しくは『hide兄の日記参照』ってことですが何か?(笑」
ってアキちゃんちの日記に書かれたからって。 昨日は3時間しか寝てないのに。 明日京都に遊びに行くのに。
3:30AMまでかけてこの日記かいた僕ってすごくいいやつ。
…BBSのレスは明日にさせてください。(涙)
生まれてから今まで、言葉を口に出した後に後悔したことが何千回あるだろう。 そのたびにこれからは気をつけようと思うのに、今日また言ってしまった。(メールだけど) 大切な友達を傷つけてしまった。
言っても仕方がないとわかっていたのに。 相手を傷つけるだけだとわかっていたのに。
甘口の言葉だけを投げるのが友達だとは思っていない。 口に苦い言葉も時には必要だと思っている。それが良薬になるのならば。
でも今日の言葉はただの毒だった。
言葉を出す前に、その言葉によって相手がどう思うのか、考えてから口にすること。 小学生の頃から言われていたことが、三十路目前の今になってもできていない。 本当にガキだな。
ただでさえ傷ついている人をさらに傷つけてしまったこと。 信頼して相談してくれていたのに、そこに自ら溝を作ってしまったこと。
どんな言葉をどれだけ並べても償えない。
PCの中に溜まった写真を整理していたら、ちょっと懐かしい写真が出てきた。
今日、先日買ったプリンターが届いた。 さっそく空僕用の写真を試し刷り!!
こないだ修理から帰ってきたばかりのフィルムスキャナでポジをスキャンしようとしたら直ってなくて、 すぐヨ○バシに電話して再修理の引き取りと代替機の配達に来てもらう。 おれ、ネゴ頑張った!! (普通代替機はないそうです。届いたのを見たら新品でした)
スキャナの交渉に約30分。 プリンターのセッティングとドライバソフトのインストールに約1時間。 そうしてるうちに届いた代替スキャナのセッティングとソフトインストールに約30分。
…ここまで2時間か。長かった。。。(汗)
やっと何枚かスキャン。 僕が使ってるやつの後継機で新しい型なのでスキャンがすこぶる早い! うわ…やばっ。(ちょっと欲しくなったらしい。笑)
張り切って16bitTIFFとかで読み込んで、プリンターのドライバソフトを立ち上げ。 良くわからないままにいろいろいじってみる。 だいたいは説明書なしにもわかったんだけど、フチなしプリントする方法は説明書を読んでもわからない。
うーん…
あーでもない、こーでもない…
ぬーん…
(10分経過)
まいっか!!
開き直りました。(笑) どうせ3mmくらいの余白、額に入れたら隠れる隠れる♪
最初の写真は空僕に使うつもりの、こないだ撮らせてもらった妹の写真。 いきなりA3ノビとかをセットして(というかそれしか用紙を買ってない。爆)、印刷開始!
2分半後、出てきた大判プリントを見て感動…
ん?
なんじゃこりゃー!!
そのプリントの真ん中、太陽の光が差し込む雲の切れ間、一番明るいところに、 小バエの死骸ががっちり付いていたのであった。。。
てかお前、どこから来た!? (※ウチの部屋にはそんなのいませんってば!!)
しかし、写真1枚だけ出展というのはちょっと無謀だった気が… 悪くはないけど、1枚で勝負できるほどのパンチ力はないなぁ。 2枚出しで行きます。
てことでTちゃん、井の頭公園で撮った写真、使うでー。(私信)
この人は"zasshu"
今レンタルしているサーバーの容量がいっぱいになった。 まさか2年もたたずに100MBが埋まることになるとは思いもしなかった。 次は妹フォトをアップしようかと思ってるのに、なんにもできへんやんかー!^^;
引っ越すのは嫌なので(TOPのURLは変えたくない)、もう一つ安いのを借りて、 写真のページだけそちらに移そうと思っている。
やっぱロリポですか???
今さらながらアクセス解析なるものをやっと入れてみた。 どんなところから見に来てくれてるのかわかって面白い。
今日は現時点で日記よりTOPの方がカウンター回ってます。 珍しい… (※普段はTOPより日記の方がたくさん回る。うちは日記サイトなのか?笑)
エプソンのプリンターを買った。とうとう買ってしまった。 勢いって怖い。
まあ、きちんと頭の中には計算があって、冬の個展の作品を全部お店でプリントしてもらうより、 自分でプリントした方がプリンター代を含めても安く上がるのだ。
となれば早めに買って綺麗にプリントできるように練習しておいた方がいい。 ということで、早速空僕から投入予定です。
そういえば空僕の紹介文、まだあんこさんに送ってない。 締め切りは昨日だったんだけど、すーっかり忘れてました。(あんこさんから催促のメールが来た)
朝シホちから「紹介文送ってない!」という焦りまくりのメールが来て、仲間がいるーと安心していたら、 彼女はすでに送っちゃったらしい。
うわー、こんな日に限って職場が引越しでバタバタやったんですぅ。。。 今から考えて、日付変わるまでには必ず送ります…ごめんなさい。
ということで、職場の席替えがあり、課長の隣の席になってしまった。 しかも背後に支社長と部長の席があり、パソコンのモニターが覗ける位置。
…私用メール、しづらいったらありゃしない。 ずーっとこの席なのかなぁ…やだなぁ…(遠い目)
秋もガッツリ遊ぶぞ。ヽ(´▽`)/
とか言わないで欲しいんだけど、今日『いま、会いにゆきます』の映画をDVDで観ました。^^;
やっぱり竹内結子はかわいい。獅童よりも先に僕が会っていれば…今頃…
どうにもなってないよな、やっぱ。
久しぶりに映画を観てポロポロ泣いた。 自分にそういう涙が残っていたのがちょっと意外で、気持ちよかった日。
旅先からの葉書で。 たった1通のメールで。 何気ない一言で。 ほんの一瞬の笑顔で。 その眼差しで。 1口のおいしいカレーで。 スイーツの上品な甘さで。 ドリップしたてのコーヒーの香りで。 芝生の上を吹き渡る晩夏の風で。 思いっきり歌って笑った3時間で。
心が少しずつ軽くなって行くのを感じる。
今日はそんな1日。
本人たちは全然気付いてないだろうけどね。 僕もいつか意識せずに返せればいいな。
お財布もだいぶ軽くなりました。(涙)
約1年ぶりのあの場所へ、1人で行ってみた。
今日はお昼過ぎに出て神戸・元町をブラブラ。
フォトジェニックなあの場所で2時間くらい時間を潰したり、 南京町で一番行列ができるあのお店で豚まんを食べたりした後、 友達がバイトしているオサレなBARへ行く。 ここに行くのは2回目。
「フランス人に教わったカレー」を食べつつ、そういや今日の昼もカレーだったな、とか 明日もあきカフェに行ってチャボンカレーを食べるんやった…とか思い出す。 ま、カレーなのでOK。なんなら明日の夜もカレーでもいい。
友人は同じ高校で浪人クラスの同級生。大阪と神戸の大学に進学したので、大学時代も時々遊んでいた。 最近、高校からの友達と遊ぶことが多いなぁ。 そして彼女らがすでに「10年来の友人」になっていることに気付いて愕然とする。
今日は3連休の初日ということもあって、お店は大混雑。 忙しそうにバタバタと働く友達を見ながら、でも楽しそうやなぁと思う。 お客さんに向ける笑顔が作り笑いには見えない。 洗い物をしながらも楽しそうにしている。 10年前に比べると笑い皺が増えたけど(こんなこと言ってたら叱られる?)、 それはこの10年間、彼女が笑って過ごしてきたって証拠だろう。 昔よりいい笑顔になったなーとしみじみ思う。
同級生の消息とか、今度同級生同士で結婚するカップルの噂話とかしてるうちに彼女がポロリと言った。
「私もなー、一眼レフ持ってんねん」 「へー、なに?」 「MZ-5」
おお、あやちゃんと一緒やん。 そう思っていたら彼女は続けた。
「スメ8も持ってるし」 「マジで?」 「二眼レフも持ってんねん」 「なんでやねん!!何持ってんの?」 「う〜ん…忘れた」 「ミノルタ?リコー?ヤシカ?マミヤ?ローライ?」 「どれも違うなぁ…」 「フレクサレット?」 「あ、それっぽい」
フサフサ君ですかー!(笑)
「1台は友達からもらってなー、もう1台はフリマで見つけて」 「2台も持ってんのかい!!」
やつ、かなりマニアックなラインナップです。(笑) 今度写真見せてもらう約束して、僕もあんだらのURLを教えておきましたー。 (見てるかなー、ドキドキ)
そんなこんなでこの忙しい週末にカウンター前に4時間も居座って帰ってきました。 最近ちょっとお疲れ気味なんだけど、こうやって友達と笑ってるうちにだんだん軽くなって来てるのがわかる。 今度はもっと空いてる平日の夜に行きます。^^
明日はあきカフェに出没予定です。
2005年09月16日(金) |
撮りたい人はみんな撮るんだ。 |
写真を本格的に(と言うてもてええんか?)始めたのは3年前くらいなんだけど、 その前から使い捨てカメラは常にカバンの中に入っていた。 急に誘われて飲みに行った居酒屋とか、真夜中にみんなでフラリと行った山頂の駐車場でとか、 友達が部屋でグダーってしてるところとか、そういうのをパシャパシャ撮っていたような気がする。 卒業の数ヶ月前からは、大学で友達を見かけるたびに呼び止めて、一緒に写真を撮っていた。 もう二度と会えないかもしれない彼らを、せめて写真にだけは残しておきたかった。 当時の僕にとって、カメラは「表現の道具」では決してなかったが、 「記録の道具」として親しんでいたことは間違いない。
しかし、カメラをやってる人なら誰でも感じたことはあるだろうと思うけど、 家族にカメラを向けるのはなぜか気恥ずかしく、ほとんど撮ったことはなかった。 旅行に行った先での記念写真ならともかく、家でご飯を食べているところなど、 家族の方も撮られるのを嫌がるものだ。 なので、僕が今まで撮ったフィルム(使い捨てカメラのものも全部手元に持っている)に 家族の姿はほとんど写っていない。
写真を「表現」として始めた次の年の春、そろそろ祖父が危なそうだと実家の母親から聞かされた。 祖父はその数年前から3日に1度、人工透析を受けていた。ウチの家系は腎臓が悪い。
ある日、いつも通り透析に行った祖父は病院で倒れてしまい、少し入院することになった。 少しのはず入院は、しかしいつまで経っても退院にはならなかった。 1週間が2週間になり、それが1ヶ月、2ヶ月と延びた。 祖父の体の中に、悪性の腫瘍が巣食っているのが見つかった。 手術で取り除くことも、抗がん剤で対抗することも、祖父の残った体力では選択肢にはなりえなかった。
入院が3ヶ月になろうとしていたある金曜日、仕事中の僕の携帯に母親から電話がかかってきた。 今週末、帰って来れないか?と低い声で言う。 祖父がかかっている先生が、会わせたい人間には会わせておくように、とおっしゃったらしい。 いよいよか、と思った。 しかし、80を越える年齢であっても僕より背の高い、あの頑強な祖父がそんな簡単にいなくなるなんて、 あまり実感が沸かなかった。 母親に様子を尋ねると、1日のほとんどを眠って過ごしているが、起きた時には変わらず元気そうらしい。
その翌日の土曜日にはどうしても外せない用事が入っていた。 当時所沢に住んでいた僕にとって、そう簡単に帰れる距離でもなかった。 「今週は帰れないけど、来週末には絶対帰るわ。大丈夫やろ?」 今にしてみれば呑気な台詞だが、本当に実感が沸いてなかったのだ。 「うん、まあ来週でも大丈夫やろ」 母の台詞も呑気だったので、僕は安心してその翌週に帰ることにした。 GWには帰らなかったので、久しぶりにじいちゃん孝行でもしてやるか。 その程度だった。
翌週、僕は飛行機で香川に向かって飛び立った。 前週に帰省した妹からは、元気だったと聞いていた。説教まで喰らったらしい。 膝の上にはいつも使っていたカメラバッグ。中には使い慣れたカメラが2台。 そんなに切迫感はなかったけど、いつでも帰れるわけではない僕にとって 最後に会える祖父かもしれないという思いはあった。 病室で茶飲み話でもして、何枚か写真を撮ろうと思っていた。 そう言えば小さい頃以来、じいちゃんと一緒の写真もないなぁ。ばあちゃんに撮ってもらうか。 じいちゃんとばあちゃんのツーショットも撮ってあげないとな。
実家に着き、遅めの昼食をとってから、付き添いをオカンと交代する祖母を乗せて病院に車を走らせた。 今朝は朝からずーっと寝ているらしい。 病院に着くまでの約30分、祖母との会話はあまり覚えていない。 多分説教臭い話だったので聞き流していたんだと思う。 後部座席にはもちろんカメラバッグを積んでいた。
病院に着く。 祖父は個室で眠っていた。 びっくりした。 たくさんのチューブにつながれ、寝息は常にゼィゼィと苦しそうだった。 正月に会った時にも、衰えて来ている祖父の姿を小さい頃の記憶の中の祖父と比べて愕然としたんだけど、 その正月の時の記憶と比べても、驚くほどやつれていた。
「最後に写真を」とか言える雰囲気ではなかった。 その時初めて僕は、自分の認識の甘さを自覚した。
でも正直に言うと、それでも撮りたかった。 どんな姿だろうが、自分の見る最後の祖父の姿を記憶だけではなく、フィルムにも焼き付けておきたかった。 だけど、周りにいる家族や親戚たちの目が気になって撮れなかった。 「こんなところで写真を撮るなんて、なんて不謹慎なんだ」 そう思われそうな気がした。 僕が道楽でカメラを始めたことは、みんな知っていた。
その夜、日付が翌日に変わって少し経った頃、祖父は結局一度も目を覚まさないまま、息を引き取った。 最後の記念写真は撮れなかった。
今でもそれを時々思い出しては後悔することがある。 僕の意思のこもった祖父の写真は1枚もない。 最後の日、周りから白い目で見られようとも、祖父の最後の姿をなぜ写真に収めなかったのか。 それ以前に、もっと元気だった時になぜ写真を撮っておかなかったのか。
祖父が亡くなった夜、朝まで1人で夜伽をしたけれど、さすがに亡くなった祖父の姿を撮る気はしなかった。 祖父と2人で数時間を過ごすのに耐えかねて、カメラを取って来たけれど、縁側から庭ばかりを撮っていた。 部屋の中にレンズを向けることはできなかった。
それ以来、帰省すると、僕は家の中でも常にカメラを持っている。 ご飯の時も、家族でTVを見ている時も。風呂とトイレ以外ずっと。(笑) 相変わらず家族を撮るのは気恥ずかしいし、みんなには鬱陶しがられている。 「飯食っとる時に撮るな」とよく文句を言われる。「落ち着かんわ」と。 風呂上りのオカンや祖母からは「化粧もしてないのに撮るな」と怒られる。 でももうあんな後悔はしたくないから、僕は隙を伺っては素早くカメラを構える。 彼らの迷惑なんか知ったこっちゃない。(笑)
家族だけでなく、友人たちもそうだ。 最近よく遊んでもらってる友人たちは僕がカメラを構える姿に慣れて来たらしく、 でっかいカメラ構えようが、でっかいシャッター音を響かせようがほとんど反応しないようになってきた。 こないだアップした写真に使わせてもらったある女の子なんか、「いつの間に撮ったん?」などと言って来た。 だんだんいい感じになってきている。(笑)
僕は撮りたいと思った人はみんな撮ることにしている。 なので、レンズを向けられても逃げないように。 逃げたら追っかけてってでも撮るからね。(笑)
2005年09月15日(木) |
お好み焼きとカラオケ |
書きたいネタはあるんだけど、今日は言葉が降りてこない。(笑) ぬ〜ん… (いつも空から降りてきた言葉を繋げて隙間を埋めて日記にしてるのだ。って言ってもこの程度だけど。笑)
今日は先輩のせいで「お好み焼きモード」のスイッチが入ってしまい、 何がなんでもライスお好み焼きが食べたくなった。 で、たまたま隣のJAM POTで会ったまゆみんさんを(ちょっと強引に)誘い、 是空で食べてきました。 久々に食べる是空のお好み焼き。そしてゲソ焼き。 やー、やっぱライスお好み焼きはモダン焼きなんかよりずっと旨いですよ。
まゆみんさんとゆっくりお話するのは初めてやったけど、 意外な一面を知ることができて面白かった。(笑) 10月中にみんなでカラオケ行きましょう! (ウーロン部のみんな、OK?結構すごいらしいよ。笑)
あまり僕らしくない写真だ、となんとなく思う。
今日一緒に出張した他部の課長から、「早く(本社に)戻って来い」と散々言われる。 こっちに来て1年と少し。普通は4〜5年はいるものだから、めちゃくちゃ早いタイミング。
僕が本社を出る頃から僕の担当していた仕事の状況が行き詰って来ていて、 やばそうやなぁと思いながら引き渡して大阪に来たんだけど、やっぱり徐々に綻びが出始めたらしい。 で、今のままでは人手が足りない、誰でもいいから即戦力になる人間を呼び戻せ、と。 どうせあいつは今の職場じゃ全然業績を上げてないんだから、いなくなってもいいだろう、と。
まあ確かに、大阪に来てから売り上げはほとんど立てていない。 昔の10分の1以下かもしれない。(やってる仕事が違うから一概に比べられないにしても) だからそういう声が上がるのも理解できるし、向こうの上からこっちの上司に話が来れば、 すんなりまとまるかもしれない。
でも、今は戻りたくないと思う。 今の職場で何を得たんだ?と聞かれても何も出て来ない。 最近、やっと大阪に根付いて来た気もする。 東京に戻ったら会いたい友達もたくさんいるけれど、 大阪にいるからこそ会える友達も負けないくらいたくさんいる。
一応、本人の同意なしには異動できないルールになっている。 でもそういう話が上の方でまとまった時に、抵抗して大阪に残ってなにができるんだろう? 本社が「欲しい」と言ってくれて、支社に「いらない」と言われた時に。 結局はサラリーマンなんてそんなもんだ。 かといって、会社を辞めて自分の手で稼いで暮らして行くような甲斐性も度胸もない。
東京を出る時に、「おれはこっちでやれることを全部やったのか?」という後悔が少しだけあった。 もし今大阪を出るとしたら、その後悔はもっと大きいだろう。 少なくとも仕事の上で、やらないといけないことをやらなかったことはないけれど、 全力を出し切った覚えもない。 「義務」はこなしているけれど、「+α」を付け加えたことはない。 いつも定時内に仕事を片付けてさっさと帰っているし、鬱病になるほど仕事をしたこともない。 (別に鬱病になりゃいいってもんでもないだろうけど)
もし、自分の人生が残り少ないとわかったらどうするだろうか、と考えてみる。 きっと自分にやれることは全て全力でやるに違いない。 じゃあ、自分の大阪での生活が残り少なかったら? 今まで力半分で片付けることができていた全てのことに全力で当たろう。 出張からの帰り、満席の特急にずーっと立ちっぱなしになりながら、そう考えていた。
まあ、まだ「2〜3人からそういう声があるよ」というだけで本格的に動いていることじゃないけれど。 でも、やれることは全てやろう。 行きたいところには全て行こう。 会いたい人にはみんな会っておこう。 「明日から本社に戻れ」と言われても後悔しないように。
ちなみに昔から「追い詰められないとなにもしない性格」ってよく言われる。(笑) (本社にいた頃は毎日追い詰められてたんだろうな。)
まあまだ「こいつはいらないから送り返せ」と言われる前に「あいつを呼び戻せ」と言われただけマシか。 いや、今の上司が心の中で思っていて、口に出していないだけかもしれないけど。(笑)
2005年09月12日(月) |
絵日記ではなく、写真日記。(笑) |
写真の見せ方にはいろいろあると思うけど、僕は写真に言葉をつけたことがあまりない。 写真と言葉がお互いを引き立て合うようにする自信がないのがその理由の一つ。 でもそれ以上に、言葉を付けることで写真を見てくれる人の受け取り方を限定してしまうのが嫌なのだ。
僕が写真に込めた思いは当然あるけれど、見てくれる人がどう受け取るかはそれぞれでいいと思っている。 今まで言葉を入れたのは、「zero」と「杉池を探せ!!」と「いちごみるく」くらい。 「杉池を探せ!!」と「いちごみるく」はそういうネタだからいいとして、(笑) 「zero」は自分の中でも思い入れが特に強い写真だったので言葉を入れたかった。
でも今回の『Summer Days』には1枚1枚に言葉を入れた。 これは「作品としての写真」というより、僕にとってこの夏の「絵日記」みたいなものなのだ。 いや、「写真日記」の方が合ってるか。(笑) この夏に僕が出会ったこと、感じたことを記録しておきたかった。 だからあえて言葉を入れた。それが見てくれる人の感じ方を限定してしまうことになるとしても。
何年か後に見返して、その時僕が見たもの・感じたもの・考えたことを鮮明に思い返せるように、 写真とキーワードだけを並べて。 その時、自分がどんな表情をしているのか、少し楽しみだったりする。
なお、「(70page)」と書きながら実際は69ページしかありません。(言わなきゃわからないのに。笑) 使用可否のお返事がまだ来てないので1枚だけ封印。 許可が出たらあとから追加しまーす。^^
2005年09月11日(日) |
『きょうのできごと』 |
今日はなんの予定もない日。 お昼ご飯を食べた後、映画のDVDを見ることに。
『きょうのできごと』
前に伊勢に行った時、アキちゃんが「もう1回観たい」と言っていた映画である。 あれから9ヶ月も経ってやっと観ることにした。(笑) コーヒーをたっぷり沸かしてパソコンの前に陣取る。
映画は、ある大学生カップルとその友人たちを軸に、その日に起きた事件が平行して進んでいく。 で、初めは全く無関係に思えたそれらの事件が、話が進んで行くにつれ繋がっていく。
どちらかと言うと淡々とした映画だった。 「おもしろい」というよりも「懐かしい」が強い。 彼らの様子を見ていて、「ああ、大学生の頃ってああいうことしてたなー」と。
友人の家に集まって、バカ話をしながら飲む。(僕はウーロン茶) 力尽きたやつからその場に倒れるようにして眠っていく。
バイトが終わってからバイト仲間と海を目指し、 午前2時に天橋立で雨に濡れて震えながら夜の海を見たこともあったなぁ。
夜中の12時に「ドライブに行こう!」「どっち行く?」「うーん…東と言うよりも西」ってな勢いで下道を突っ走り、 ふと気がつくと夜明けに姫路の飾磨港で海を眺めてたり。
車で5分のところまで友達の買い物のアッシーをしたんだけどたまたま定休日で、 そのままなんとなく171号を走って気がついたら京都だったり。 (京都大学でトイレだけ借りて、なにもせずに帰ってきた。笑)
そういう行き当たりばったりで何も考えずにバカができるのはあの頃の特権かもしれない。 体力と時間だけは無限(だと思っていた)にあった時代。 もう6年も前になるのかー。 今ではもちろん体力もついて行かないし、明日のことを考えてそういうこともできなくなっちゃったなぁ。
てなことを考えながら見てました。 主人公たちが夜明けの砂浜に集うラストシーンにデジャヴを感じてしまいました。 同じような経験をしたことのある、普遍的な大学生だった人なら同じ懐かしさを感じてくれるはず。(笑)
しかし…最近本当に高校〜大学の頃を思い出すことが多い。 今日のは映画のせいだとしてもなんでだろう? 今さらあの頃に戻りたいとは全然思わないんだけど。
さて、現実は堅実な社会人なので、明日に備えてお風呂に入ろうかと思います。(笑)
今日のお出かけのお供をどのカメラにするか悩む。 最近デジタルばかりだったので、ちょっと飽きたなぁ。 フィルムカメラにしよう。 カラーネガを入れて行こう。
フィルムを入れている紙袋を取り出してガサゴソと探す。 ポジやモノクロや、もしくはブローニーやポラはいっぱい出てくるけど、カラーネガはあんまりない。 うわー、最近使ってないしなぁ。切れてたかなぁ。 そう思っていたら1本のフィルムが見つかった。
コダック・ロイヤルゴールド200。 製造中止になってからしばらく経つフィルムだ。 ケースのフタとパトローネにマジックで「11」という数字が書かれていて、それを丸で囲んである。
ふーん。
そのフィルムをひさしぶりに取り出すCLEに詰め、キャップをしたままでシャッターを切る。 念のため13回シャッターを切ってからカメラバッグの中に入れ、部屋を出た。
そのフィルムは今日のうちに撮り終わった。 最初の11コマにいつのどんな写真が写っているのか、とても楽しみだ。
友達にもらったウルフルズの「9」。聞いてます。 まずは『暴れだす』をヘビロテです。 何度も聞いてるうちに覚えて口ずさみ始めました。 だんだん声が大きくなって行ってるのを自覚しています。 9月9日の日記なんか書いてますが、今はもう10日。午前0時20分頃です。 もうすぐ隣から苦情が来そうです。
今日珍しく残業なんぞしていたら、近所で交通事故が起こったんか!! というくらい大きな「ドーン!!!」という音がする。 「事故!?」と呟いた僕の声を聞いた前の席のおっちゃんがぼそりと呟く。 「雷やな。事故ならもっと金属音がする」
このおっちゃんはいつも渋い。
その言葉の通り、ガンガン雷が鳴り出す。ち、近いぞこれ! この不肖hide、言わずと知れた雷好きである。 自分の上に落ちてこない限り、雷はAnytime OKなのである。
そしてその雷に続くように土砂降りの雨が降り出した。 会社の中で仕事をしていても音が聞こえるくらいの土砂降り。 あまり知られていないが、この不肖hide、実は土砂降り好きなのである。 自分が濡れない場所にいる限り、土砂降りもAnytime welcomeなのである。
まあどうせもう少し仕事片付けないと帰れないんだし。 夕立はすぐ止むやろ。 しかし、こんな夕立が降るなんて、もうすぐ秋やねんなぁ…
そう考えつつ、友達にお気楽に「すごい雨〜」などとメールを打っていた時、ふと僕は思い出した。
ベランダに干しっぱなしの洗濯物たちのことを。。。
…しまった。(涙)
現在、再洗濯中です。 今から干すの面倒くせー。。。
昨日、20時くらいに仕事が終わって帰ろうかと思ったんだけど、 東京から出張してきた先輩が一人で仕事しているのが目に入った。 僕以外に知り合いがいないこの状況でほったらかしでは帰れんよなぁ… とは言え、黙って待ってたらいつまで仕事してるかわからないのでさり気なく声かけてみる。
「まだかかりそうですか?」 「うーん…もうちょっと」 「良かったらラーメンでも食べに行きません?」 「うん、いいねー。じゃあ9時目標に頑張るよ」
…あと1時間かよ。 声をかけたことをほんの少しだけ後悔する。
1時間後。 約束どおり仕事を終えた先輩と会社を出る。 ラーメン屋に向かいつつ「そういや今日はお客さんを迎えるんでしたっけ?」と何気なく聞いてみる。 「うん。オーストラリア人なんだけどね、ホテルに着くのが11時半らしいよ」
え?あと2時間半?
「…ラーメンでいいですか?」 「せっかくだから飲みに行こうか」
…どんどん計画が崩れる。
この先輩と知り合ったのは今年の初めくらいで付き合いも浅く、飲みに行くのも初めて。 でもお酒が好きらしく、普段は寡黙で無口なのにお酒が入るとどんどん会話にいきおいがつく。
「今いくつ?」 「こないだ29になりました」 「ああ、僕らが報告会してた日ね」 8月10日はみんな出勤日でした。 僕は夏休みをずらして取ってよさこい行ってたけどね。 休みの前後で課長にネチネチチクチク言われましたけどね。
「じゃあ、もうすぐだね」 「なにがすか?」 「20代の間はさー、勢いで酒が飲めるんだよ」 「へー」 「それが30になった途端に飲めなくなってさ」 「体が変わっちゃうんですねー。ま、僕は20代から飲めませんけど。(笑)」 「そのうえ飲み友達も結婚しちゃうしね」 「嗚呼、わかります」 「でも雰囲気のいいバーとかで飲むようになるとまた飲めるようになってきたんだよ」 「なるほど」 「20代は勢いで飲むけど、30代は雰囲気で飲むんだよ」 「く〜っ、かっこいいですねー。僕なんか口が裂けても言えません」 「行きつけのバーとかできてマスターや常連さんと喋りながら飲むのが楽しいねー」
そこでふと思いついて言ってみる。
「ま、僕は飲まないんでバーとかには行かないんですけど、いきつけのカフェは何軒かありますねー」 「へー、いいね、そういうの」 「会社帰りにふらっと立ち寄って晩御飯食べながらお店の人と喋ったりねー」 「いいねー。でもそういう店ができると婚期が遅れるよ」 「はうっ」
35歳独身男性のさり気ない、しかし妙に重みのある言葉が、まっすぐ僕の胸に突き刺さるのであった。
今日は会社を定時で上がったので、まっすぐ帰るのもつまらないしR cafeに寄る。 最近お気に入りのキャラメルミルク(HOT)やチョコレートケーキを頬張りつつ、 ユミさんやうーさんと喋る。 『空と僕』のDMが置いてないことに気付き、とりあえずカバンの中に入っていた8枚を置かせてもらう。 (誰か、補充頼む) そのうち晩御飯時が来たのでハヤシライスをオーダーし、 持ってきてもらったところで昼がカレーだったことを思い出す。 ユミさんのお友達で同郷出身の人が来たので、紹介してもらう。
で、帰り際に思い出してユミさんに行ってみた。 「こういう風に、帰りに一人で立ち寄れる店が増えたら婚期が遅れるらしいですよ」 「えーっ!!」
びっくりするような大声。心当たりがおおいにあるらしい。
「一人でお店入るの平気なんですけど… 帰りにいろんなところ寄って帰るから、部屋にいる時間メッチャ短いですよ」
そう言いながらショックを受けるユミさん。僕以上にこの言葉が突き刺さっているように見える。
「一人旅なんかしてる場合じゃないですよね…」
そう呟きつつ、8月に引き続いて11月に小豆島一人旅を決行するらしいですよ。(笑)
「行きつけ仲間」募集中です。^^
最近、学生時代のことばかり思い出してしまう。
…歳かな。(笑)
この写真もハービーさんのパクリやし。(笑)
この土日、東京に行ってきました。 格安チケット取ったら朝6時8分発のひかりしか乗れなくて眠い眠い。
土曜日の昼間は高校の同級生と吉祥寺をウロウロ。 この友人、先日おきくさんのアドバイスもあってD50を購入したばかり。 井の頭公園〜駅周辺を写真を撮りながら歩く。 井の頭公園って初めて行ったんやけど、すごくいいところでした。 武蔵野の森の面影が残ってて、池があって、広場があって、カフェがあって。 カメラ持った人や絵を描いている人がいっぱいいました。^^ すごく気持ちのいい日。
夜は別の同級生夫妻×2組と水道橋で焼肉三昧。 駅で待ち合わせて「今日はお腹の調子が悪いからなぁ…あんまり食欲がない」とボヤキながら 焼肉屋さんまで歩く。 ハイハイといった感じの友人2人と、心配そうな旦那2人。
連れて行ってもらったお店は松阪牛・近江牛の専門店。 脂が乗ってるんだけど、それが全然しつこくなく。自然な甘味で舌の上で淡雪のように溶ける。 くぅ〜!いくらでも食べれるっ!!
「さっきまで『食欲がない』って言うてなかった?」と冷たいツッコミを受けました。 ええ、どうせ肉を目の前にしたら食欲なんて復活するに決まってますよ。 明日腹痛で地獄を見てもいいから、今は天国を味わってやるっ!!
日曜日はかわいい妹と臨海地区へ。 お互い寝不足でフラフラだけど、幸いにして腹痛地獄は来なかった。(笑) 月島でもんじゃを食べてから辰巳〜新木場のあたりを、彼女をモデルにしながら撮り歩く。
「んじゃ、そこに立ってー」 「はーい」 「…」 「…」 「…(カシャ)」 「ちょっと、なんか言ってよ!どういう風にしてたらいいの?」 「え?普通にしとけばええで」 「そういうのが一番困るんだけど」 「指示とか出すん苦手やねん」 「ななころでもああしてこうしてって言ってくれたよ」 「えーと、じゃあそこで伸びして」 「…ななころのパクリじゃん」
ええ、僕の写真は多かれ少なかれ誰かのパクリですがなにか?(開き直った) ホント指示とか出すの苦手で。立ち位置だけ指示するから後は自由に動いてもらいたいんだけどなぁ。(笑) でもそんなこと言ってたらあかんのやろうなぁ。。。^^; ま、まだまだ修行が足りん。
この日は1週間前には雨の予報で。 それがだんだん降水確率が下がってきて、前夜の予報は曇りのち雨。 しかしそれは先週、旅行先の北海道を直撃するはずの台風の進路さえ変えてしまった超晴れ女。 歩いてるうちにだんだん晴れ間が覗いてきて、夕方には青空が広がっちゃいましたよ。(笑) 伝説は死なず。僕、彼女と遊んでて晴れ間が見れなかったのは未だ初対面の日だけです。^^
んでここぞとばかりに『空と僕』展用の写真も撮らせてもらいました。 上手く撮れてたらいいなー。現像上がって来るまでがドキドキです。 失敗してたら不参加でもいいですか?(ダメです)
2日間の合計睡眠時間が7時間。 合計歩数が約5万歩。 撮った写真はデジで約400枚。ブローニーで5本。35mmで1本半。 カメラ3台とレンズ4本を入れたバッグをたすき掛けにしていたら、まだ右腕が肩より上に上がりません。(涙)
僕は性格が悪いので、嫌いな人間の幸せを祈ったことなど一度もない。 むしろ地獄に落ちろとすら思ってしまう。
僕は見知らぬ人の幸せのためになにかをしたことがあるわけでもない。 どうせ無力な僕がなにかしたところで…と考えてしまう。
でも家族や友人、近しい人たちには幸せになって欲しいと願っている。 そのために僕にできることがあれば、全力でしようと思っている。
多分、その人のためだけにそうしているわけじゃない。 僕がその人の笑顔を見たいだけだと思う。
単なるワガママやね。(笑)
願わくば、僕の大切な人たちがいつも笑顔で過ごせますように。 いつも穏やかな優しい目でいられますように。
今日は仕事が終わってから高校の同級生と待ち合わせ。 彼女とは高校では同じクラスにはならなかったけど、浪人クラスで一緒になった。 浪人クラスの時は仲が悪くてほとんど口をきかなかったんだけど、 進んだ大学が一緒でそこで仲良くなった。(笑) (この浪人クラスもおもしろかったんだけど、その話はまたいつか)
大阪駅で待ち合わせして元町へ。 中華街をブラブラ食べ歩きしながらお互いメチャメチャ喋る。 ちょっとお茶した後、別の同級生がバイトするお店へ。 予め教えてもらっていた道案内に従って歩いて行くと、そこは前から気になってたお店。 外見もいい感じなんだけど、お店の中はもっといい雰囲気で。 マスターがすごく気さくで、友達が働いてる姿を笑いながら眺めて、 そこでも深ーい話をじっくりして、「もっとゆっくりして行きなよ」と惜しまれつつ帰ってきました。
今日友達と話しながら、彼女の言葉に人生の真理の一端を垣間見た気がした。 (それは僕に向けた言葉ではなく、自分のことを語っていた言葉だったんだけど) それを具体的な言葉にすることはまだできないけれど、それを体現するためにがんばって行こうと思う。 そう思ったら急に心が軽くなって、いきなり元気になった。 もちろんまた揺り返しはあると思うけど、上を向いて歩いて行ける。
僕だけ先に元気になってしまってと申し訳なく思う部分もあるけれど、 元気だからこそあの子が弱った時に支えてあげられる。 僕はもう大丈夫。いつでも遠慮なく寄りかかって来てください。(笑)
日本下戸協会名誉会長のhideですこんばんは。 …懐かしいこの書き出し。そう、昨日今日と2日連続であるこーるを体内に入れちゃいました!!
いや、大事件やねんて、これ。 無い時は1ヶ月一滴も飲まへんかったりするんやもん。。
まあ、昨日はお客と飲みに行ってたので仕方ないとして。(覚悟もしてたし) 今日の話。
今日は客先を回ってて会社に帰って来たのが6時過ぎ。 その時点でウチの部は全員残っていた。 客先から聞いてきた情報とか依頼をメールにまとめて送信した後、 設計の課長に電話して連絡。
その間、隣の席の課長代理が仕事をするでもなく、こちらをチラチラ見ながら座っている。 パソコンの画面にはなにも映っていない。
…(汗)
電話を切ったのが6時15分くらいだったか。 さて、今日の仕事も終わったし片付けて帰るか…とさり気なく、非常にさり気なく片付けを始める。 そして後はパソコンを落とすのみ、となった時、満を持して課長代理は言った。
「ちょっと寄って行こうかい」
…はい。(涙)
会社の隣のビルの地下にあるお店に入る。
「ほろ酔いセット2つ」
この「ほろ酔いセット」の内容は、 ・ビール(大)1杯 ・付け出し ・お刺身盛り合わせ(今日はイカとサーモン) ・オードブル これだけついて1050円(税込み)!
となかなかお得なセットらしいのですが…
大ジョッキ1杯って、致死量ですから!! ほろ酔いじゃ済みませんからーーーーっ!!!!
ということで、ジョッキ半分空けるのが精一杯でした。 食べ物の方は全部片付けて、追加で頼んだ秋刀魚の塩焼きとか 課長代理の食べられなかったサーモンの刺身とかまでいただきましたが。 残ったビールは課長代理の胃袋の中に吸い込まれていきました。
この時点ですでに耳が少し遠くなってます。声が聞き取りづれー。 いや、楽しいんですけどね、その人の話聞くのは。 僕の親父と同い年のおじさんなんですけど、裏表ないし話もおもしろいし。 でもなぁ…アルコールがなかったら良かったのになぁ…
で、「お前何杯飲んでん?」てくらい赤い顔して(実際は40分ほどしかいなかったのに)一緒に地下鉄に。 乗ったところでJAM POTに用事があったのを思い出し、挨拶をして梅田で途中下車。
この時点で7時すぎ。8時までやってるJAM POTまで歩いて10分くらいなので楽勝。
誰がどうみても酔い潰れたサラリーマンの風体でフラフラと梅田の街を歩く。 途中で喉が渇いてしかたなくなったのでジンジャーエールを買う。 それを飲みながらまたフラフラ歩く。
わー、おっさんやー!!(笑)
と自分の状況を見て内心笑えるくらい意識はしっかりしてるんだけど、 顔が真っ赤なのと頭がガンガンするのは抑えようがない。 だいたい、お酒を飲んで一旦ハイになってから落ちていくならまだいいんだけど、 僕の場合アルコールが入った瞬間から急降下。落ちる一方なのである。 一番テンションが高いのはノンアルコールの時。 ウーロン茶の方が安いし、お酒を飲むメリットがどう考えてもヒトカケラもないのである。 顔が真っ赤になって「頭痛い…」って呻き出して、それが過ぎると今度は真っ青になって寝てしまうのである。 ということで、僕にお酒を飲まさない方が僕自身も周りの人もきっと楽しいはず! おれには飲ますなっ!!
とか考えてるうちにJAM POTに入る。 夜なのに「こんにちはー」とか言うてる辺り、やっぱり酔っ払い。 そんな僕の顔を見た瞬間、あんこさんの表情が固まる。 「ど、どうしたんですか!?」 後から聞くところによると顔は真っ赤だし目は充血してるし、 『誰かとケンカして(しかも殴り合い)顔が腫れて赤くなって泣いているのか』と思ったらしい。(笑)
「さっきまで捕まって飲んでたんですよー」と状況を説明するが、時に7時20分。 普通酔い潰れてる時間帯ではない。
とにかく用事を済ませて早々に失礼することにした。 どう考えてもJAM POTに酔っ払いのサラリーマンは似合わない。(笑)
で、そのまま帰るのも面倒だったので、パラボラで酔い覚ましして帰ることに。 入った瞬間、今度はキミコさんに笑われる。 「酒の入った僕なんてレアキャラですよー。ウーロン部の連中も見たことないもん」 などと言いながら席に着くと、すぐに水が出てきた。早っ!!
「なんか酔い覚ましになるようなもん、ありますか?」と問うと、 「今日まだババロア残ってるで」と来た。 いや、正直思った。ババロアって酔い覚ましになるのか?と。 しかし「ババロア残ってる」と言われて断ることなど、パラボラマニアの名にかけて決してできない。
「じゃあ、ババロアと…アップルジュース」と言うと、 「アップル来ると思ってた」と言われた。 こないだのR cafeのうーさんと言い(※僕が注文する前に「タマゴミックスサンド注文しそう」と厨房で囁いてたらしい→正解)、最近中崎町のカフェの人たちに僕のパターンが読まれて来たような気がする…
で、ババロアとアップルジュースを交互にいただく。 …てか、やっぱ酒飲んだ時にババロアはまずかったかもしれない。 こんな状態でもおいしいのはおいしいんだけど、だんだん胃が重くなって来た気が…
そうしているとキミコさんが言った。 「いつもババロアが余ったら自分で食べようと思ってるんやけどねー」 「いつも売り切れます?」 「そうそう、今日も綺麗に出てしもたし…」 「って、『ババロアあるで』って言うてきたん、キミコさんじゃないですか!(笑)」
まあそういう会話をしつつ、頭はどんどん痛く、瞼はどんどん重くなって行く。
…
……
…………
ガタン!
でっかい音でびっくりして跳ね起きるとキミコさんが閉店準備で窓を閉めたのだった。
…て、あれ?おれ寝てた???
「2階のソファーで寝る人は時々いるけど、1階で寝たんはヒデくんが初めてやわ」と笑われた。
そしてトドメの一言。 「しかし酔い覚ましでババロア食べる人も初めて見たわー」 「勧めたん、キミコさんじゃないですか!!」
|