甘えた関係 | ||
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2002年11月25日(月) 月とスウィング |
夜、ベッドに横たわったまま、 「愛してる愛してる愛してる」 呟こうと唇を開いた。 部屋には誰もいなくて、ラジオが薄くついているだけ、きっちり灯っている電球が頭上に。 声がでなかった。 だす勇気がなかった。 ただ、かすれたような声が、一音、出たか、出なかったか。 伝えたい相手もいないくせに。 なんで呟こうだなんて思いついたんだろう。 時々、夜中ひとりで試みては、今のとこずっと失敗をしている。 今まで付き合った人は4人。 その全部が、別れたあとから思うと、相手のことが好きだったのかどうかわからなくて。 確かなことは、一緒にいるときの自分が好きで、その時間が好きで、だから、すぐ次がほしくなるということ、また選ぶのがめんどくさいから失わないように長続きをするよう注意を施すということ。 まだ一度も言ったことがない。 |
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