江草 乗の言いたい放題
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2013年09月30日(月) 維新ブームの終焉と日本の未来        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 自民、民主に代わる第三勢力として登場した橋下徹大阪市長は誰と組むべきだったのか。彼は石原慎太郎氏の太陽の党を連携相手にし、その結果「脱原発」という看板を下ろした。衆院選、参院選と続く流れの中で維新の党が衰退していったのは、内部に抱える矛盾みたいなもの、寄せ集めの烏合の衆であることが露呈していったからではないだろうか。もしもそのときに渡辺氏の「みんなの党」と組んでいれば、全く違った政治状況になったと思うのである。少なくとも参院選で自民党をこんなに一人勝ちさせることはなかっただろう。

 堺市長選挙は現職の竹山氏の勝利に終わった。竹山氏はもとは橋下氏の陣営にいたのに、堺市長になってから橋下氏を裏切ったわけである。一国一城の主となってから独立してしまったわけである。政治というのはやはりなんでもありの世界なんだと思うし、信義みたいなものを妙に意識してしまうオレから見ればかなりの違和感があるのだが、政治家は生き残るためにみんな必死なんだろう。

 大阪市に導入された公募制の区長や、公募制の校長が次々とトラブルを起こしている。公募制自体が悪いとは思わないし、きちっと仕事ができている人もいるわけでこれはシステムの問題ではなくてあくまで人の問題である。保護者に対してセクハラ行為のあった校長はさすがにどうかと思うし、それを懲戒解雇できないのもオレには納得できない状況である。

 そもそも維新ブームが起きたのは、民主党の政治があまりに悪かったからであり、その閉塞状況を打ち砕きたいという国民感情に合致していた。2012年12月の衆院選で維新が多くの議席を獲得できたのは、民主が大敗したからでもある。維新がそこからさらに勢力を伸ばすためには自民党が失政をやらかすことが必要であった。しかし、経済再生を掲げたアベノミクスは金融緩和を柱に円安・株高の流れを生み出し、失政どころか安倍晋三総理の評価はどんどん高まることとなった。そして東京五輪招致の成功というビッグニュースのおかげで消費税値上げという国民の反発が大きな政策も推進できそうなムードにこぎつけた。この時点で維新はもはやその存在意義を失ったのかも知れない。

 維新は「大胆な規制緩和」を軸にして経済再生を進めようとしていた。規制緩和ということは、既得権益の打破でもある。しかし、現在の自民党政権下で景気が良くなることは、既得権益者の利益をますます増やすことでもある。現に「国土強靱化」などという名目で公共事業費はこれからまた増えていくだろうし、田舎にゼニをばらまく仕組みも不変である。日本の農業がこれから壊滅するのはTPPのせいではなく、後継者不足である。減反政策や収入の保証の仕組みがある結果、働かなくてもゼニがもらえるという独特の構造があった。既得権益でしっかり守られてきたのは他でもない日本の農業である。安倍晋三がTPPを受け入れるのは、もはや日本の農業は終わったと理解してるからに他ならない。

 日本はこれからどんな国になればいいのか。

 若者は海外に出て行く意欲を失い、日本から欧米に留学する学生の数は中国や韓国に遠く及ばない。大学の数は増えるのに人口は減っている。ニートや非正規雇用が増え、国民はどんどん貧しくなっていく。この国は着実に滅びに向かっているとオレはやはり感じる。
オレの住む大阪でさえも、シャッター通りになった商店街やいつまでも入居者のない空きテナント、ロー-ドサイドにある大型店の廃墟などを数多く目にする。そこでは景気はやはり「悪い」のである。 

 空き室だらけになってる交通の便の悪い地域の公営住宅の家賃を思い切って下げれば、そこは低所得者が集まってスラム化し、治安が悪化するだろう。だからといって空き室のまま放置するのは政策として正しいのか。おそらく維新の政策なら、値下げしてスラム化することを選んだだろう。ここでそのまま放置するのが今の自民の政策である。

 坂口安吾はその著書「堕落論」の中で、戦争未亡人が新たな恋愛をし、特攻隊帰りが闇屋となる世相を支持した。生きるために人は堕ちることが必要であると説いた。日本が真に再生するためには、安倍晋三が登場して中途半端に国民に夢を持たせるのではなく、もっと民主党政権が続いて堕ちきることが必要だったのかも知れない。

 かつては景気の良かった大企業からの税収で潤っていて、ラスパイレス指数日本一だった堺市は、日本経済の衰退と共に借金自治体への道を歩むこととなった。今も「身の丈に合わない」さまざまな構造的矛盾を抱えながら滅びに突き進んでいる。中心街の堺東駅周辺はアーケードの下、シャッターを閉めた店が多数である。映画館もなくなり、かつての賑わいとはほど遠い。もはやこの街を堺市が自力で再生することは無理である。しかし、堺市民は竹山市長を再選させることで、このままゆるやかに滅んでゆくことを選択したのである。それもまた住民の自己決定権の行使である。国民から勤労の義務を奪い、ニートになって寄生する自由を与えたのは誰なのか。我々は戦後教育を再考する必要がある。


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2013年09月29日(日) 先生、パンにハエが・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 食べ物にハエが混入していた場合、どのような対処をすればいいのだろうか。オレはこれまでに食堂で食べたうどんやそばにハエが混入していたことが2度あるが、2度とも替えてもらった。普通はハエが入っていれば「食べない」という対応をすべきであり、取り除いて食べろということはない。もちろんハエを食べて即座に健康被害が出るかというとそんなことはないと思うし、もしかしたらけっこうおいしいモノかも知れないのだが、これまでにハエを食べたことがないのでわからないのである。

 給食に出たパンに小さなハエが付着していて、どうやらパンを焼く前に混入したらしいという場合どうすればいいのか。「取り除いて食え!」という指示を出した学校があったらしい。読売新聞の記事を引用しよう。

給食にハエ付きパン…除いて食べるよう学校指導
 岐阜県可児市の市立蘇南そなん中学校と市立東明とうめい小学校の給食で出されたパン計約100個にハエが付着していながら、両校とも付着した部分を取り除いて食べるように指導していたことが28日わかった。
 市教委によると、付着していたのはクロバネキノコバエ(体長約1ミリ)。蘇南中では今月2日、ハエが付いたまま焼かれた丸パン4個が、また東明小では同9日、同様のクロワッサン約100個が見つかった。両校とも児童生徒の訴えで明らかになった。そのパンを食べた子供もいた可能性があるという。
 市教委は、給食の異物混入で、「健康に影響がないと判断した場合は食べる」との方針を手引書で示しており、両校ともその手引書に従ったという。市教委は「配慮が足りなかった」として、手引書の改定を検討している。
 パンは同県御嵩みたけ町の工場で作られ、製造過程でハエが付着したとみられる。この工場は周辺の町の学校給食用のパンも生産しているが、両校以外にハエが見つかったとの連絡はないという。
 同県内では今夏、このハエが大量発生していた。
(2013年9月28日22時07分 読売新聞)


 体長1ミリのクロバネキノコバエというハエが大発生して、いろんなところにまぎれこんでいたわけで、それがパン製造現場にもたくさん入ってきていたんだろう。パンを焼く機械の中に入り込んだり、パン生地に墜落したりしていたことは容易に想像がつく。しかし1ミリのハエだから気にしないで食べても実害はなさそうだが・・・心情的にやはりイヤである。そして、きちっとハエが入らないように食品の衛生管理をできていなかったことはやはり落ち度として数えられても仕方がない。

 オレはここで学校の給食に関する判断が気になるのである。異物混入の場合に「健康に影響がないと判断した場合は食べる」と定めてあるのはいかがなものか。その判断を下すのは担任教師なのか校長なのか、生徒自身なのか。おそらく校長になるのだと思うが、もしかしたら栄養士さんかも知れない。1ミリのハエを食べても健康に影響はないだろうとオレは思うのだが、それは素人考えで重大な危険が潜んでるのかも知れない。

 先生から「ハエを取り除いて食べなさい」と言われてその指示に従った児童生徒は、家に帰って親にどのように報告したのだろうか。

 体長1ミリなら狭い隙間や網戸の目のようなところからでも侵入してくるかも知れない。そんなハエが大量発生していたのなら、一般家庭でもいたるところに入り込まれてきっと閉口しただろうと思ったのである。食品に混じったとき、面倒だからと食べてしまった人もいたのかも知れない。


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2013年09月28日(土) なんだ凍土壁造るのか・・・・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 おそらく対処不能な福島原発の汚染水問題を「きちっと漏れないように対策している」と世間に思わせるためのイカサマが、政府の造ろうとしてる「凍土壁」だとオレは思っている。そんなもので囲んだとしても、底が抜けたバケツなんだからいくら周りを覆っても無駄であり、もしも底まで覆うのならいったいどれだけゼニがかかるのか。そんな不可能な難工事をやることなど政府は何も考えてないだろう。本当に底まで覆ったとしたら、水が抜ける逃げ道がないから大雨の時に貯まった水であたりは完全に水没してしまうのじゃないか。そうすれば上からオーバーフローしてやはり汚染水は漏れてしまうのである。いつになったら政府は「無理です」とあきらめ宣言をするのだろうかとオレは予想するのだが、たぶん東京五輪招致の席上で「完全にコントロールされてます」と大見得を切った以上、この「凍土壁」の工事も世界に対するアピールのためにやるんだなとオレは思っている。

完成後に発生する莫大な運転コストを考えれば、そんな大がかりな工事なんかせずに地中にセメダインでも注入して地盤を固めてしまえば、それで同様の効果が期待できるとオレは素人考えをしてしまうのだが、そんな方法は無理なのだろうか。水を通さない遮蔽物を造ることだけが目的ならば他にも方法はあると思うのだ。

この凍土壁の難工事を受注するのはどのゼネコンだろうか。その作業員たちの被曝対策はどうなってるのだろうか。放射線量の高い中で行うこの「凍土壁」建設工事は、福島原発に投入される国費の中でも桁違いの金額になるはずだ。そこまで国が面倒を見てるのに、つまり当事者の東京電力にはそうした工事を行う体力がもうないのに、なぜきちっと破綻処理をしないのだろうかということもオレは不思議なのだ。巨額の報酬を持ち逃げした旧経営陣は、本当なら事故の刑事責任を問われて退職金をもらって悠々自適の生活のかわりに刑務所暮らしが待っていたはずである。JR福知山線の脱線事故と同じく福島原発の事故も「予防措置が行われなかった」という点で人災なんだが、全責任を負ってお詫びすべき立場の人が「ワタシは関係アリマセーン!」と胸を張ってることがオレには理解できないのである。堂々と裁判で無責任さを自慢するなんて状況はオレには「なんて姑息なんだろう」としか思えないのだ。

 東京電力は柏崎原発を再稼働させようとしてる。理由はただ一つ、「ゼニ」である。原発を動かせるなら、その分火力発電を減らせるから燃料費が浮くというただそれだけの目的で柏崎原発の再稼働を申請してるのだ。再稼働させて、次にそこに巨大津波が来れば第二の福島原発になることは明らかなのに、そのリスクを冒そうとしてるのである。

 福島原発の事故は世界への警鐘である。原発というテクノロジーが人間には制御不能であり、地球規模の地殻変動なんかが起きればいとも簡単に施設は破壊されてしまう。その結果大量の放射性物質が大気中に放出されるという事故が起きるということを世界に示してくれたのである。人類はこんな危険なシステムから早く撤退すべきだと教えてくれているのである。その意味もわからず日本中の原発再稼働を目指し、原発3基ぶんの電力を消費するリニア新幹線を建設しようとしている日本の進みゆく滅びの道はどんなことになるのだろうか。それを見届けるにはオレには時間がない。オレはリニアが東京大阪間に開通する頃にはもうとっくにくたばってそうだ。あの世から完成記念式典を見てるだろう。


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2013年09月27日(金) 楽天は甲子園を借りるべきである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 楽天イーグルス優勝おめでとう。日本シリーズの前にCSだが、短期決戦でも確実に田中で2勝はできるのだから大丈夫だ。対戦相手は巨人になる可能性が高いがもちろんそこでも田中が活躍するだろう。1戦、4戦、7戦に田中を先発させて3勝させるとか、かつての稲尾和久さんのように先発救援フル回転させて新たな伝統を築くもよい。絶対的なエースがいるということはどれだけ有利なことだろうか。

 ただ、問題は楽天の本拠地、Kスタ宮城のことである。客席数が2万3000人ほどしかないのである。いくら東北復興の旗印にしたくてもあまりにも少なすぎる。日本シリーズを興行と考えた場合、これではあまりにも実入りが少ないのである。地元ファンには申し訳ないが、売り上げが少ないと選手の分配金も減ってしまうし、プロ野球機構に入るゼニも減ってしまうのである。

 しかしその時期に無駄に遊んでいる球場がある。そこを活用すればいいのだ。無駄に遊んでる球場としてもっとも大きいのは甲子園球場である。Kスタ宮城の倍の収容人員なのである。「いや、阪神はもしかしたら日本シリーズに出るかも?」と考える人がいるかも知れないが、オレは阪神ファンとしてひいき目にみても今年はもう終わったと考えている。

 阪神はこれから広島と戦うべきだが、そこで負けてしまう可能性が高い。勢いのある広島と、暗黒時代に戻った阪神を比較すれば広島に分があるのははっきりしている。仮にそこで阪神が運良く勝ったとして、次に当たる巨人に勝つ可能性はない。そう考えるとセリーグの代表チームは巨人か、あるいは広島ということになる。そうなると甲子園はあいてるのである。

 「地元ファンを裏切るのか・・・」という反論や怒りの声もありそうだが、球団経営においてもっとも大切なのはゼニである。ゼニがないといい選手も取れないし、がんばってくれた選手に報いることもできない。日本シリーズの収益金が少なくて分配金が減れば、それは選手にとって大きなマイナスである。

 確かに甲子園で開催すれば地元東北のファンを裏切ることになるが、関西にも楽天ファンは大勢いるのである。オレが以前に担任した生徒たちの中にも楽天ファンはいた。甲子園で日本シリーズを開催すれば、関西在住の隠れ楽天ファンたちが「いまこそカミングアウトの時だ!」と続々集結して甲子園は満員になるだろう。

 また、楽天の現監督は星野仙一さんだが、彼が阪神監督だった時に受けた恩を阪神ファンは忘れていない。阪神ファンの根底にあるのは「アンチ巨人」の感情である。楽天が巨人と日本シリーズを戦うと言うことになれば、かなりの阪神ファンが「打倒巨人」に燃えてにわか楽天ファンとして甲子園にやってくるだろう。そうして甲子園のスタンドが超満員になることは間違いないのである。「日本シリーズは対戦するたチームのそれぞれの本拠地で必ずやらなければならない」という明文化されたルールはあるのだろうか。仮にあったとしても日本シリーズの収益金が日本プロ野球機構に入り、選手の年金などの原資になることを思えば少しでもでかい入れ物を使った方がいいのは明らかである。

 日本シリーズの対戦組み合わせが決まるまで時間はあとわずかしかない。チケットの印刷もしないといけない。楽天の星野監督は一刻も早く「甲子園を借りる」という方針を打ち出して地元ファンの了解を得るべきだ。オレは甲子園で開催される日本シリーズを楽しみに待っているぜ。


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2013年09月26日(木) ドリフトは通学路以外でやってくれ馬鹿        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレはスポーツカーが好きだ。実用性重視のワンボックスカーや、燃費だけを考えてチマチマ走るエコカーにはとうてい味わえない快感があると思っている。しかし、こういう馬鹿が出現するとオレのようにまっとうに運転してる人間まで馬鹿の仲間と思われてしまうのである。

 歩行者や他のクルマのいるところで、カッコよく後輪を滑らせてドリフト走行を決めてみせようとするのは、きちっと安全に制御できる自信がある達人でなければただの馬鹿である。オレは自信がないから絶対にそういう運転はしない。免許取り立てで怖い物知らずの馬鹿が、信号のないT字路を一時停止もしないで飛び出してきて、ハンドルを左に勢いよく切ってアクセルを踏み込んでドリフトさせて左折しようとして、ケツが流れすぎて制御不能になって左のガードレールにぶつかって、あわててハンドルを右に戻したところでタイヤのグリップが回復して、戻してなかったアクセル全開でそのまま歩道のところの手すりをジャンプ台代わりにして宙を飛んだのである。クルマで空を飛ぶというのはいかに危険な運転をしていたかということの証拠なんだが、その時に通学の子どもたちを巻き込んで大けがをさせてしまったのである。運転していた18歳は救いようのない馬鹿である。

事故の詳細についてもっとも詳しく書かれている京都新聞の記事を引用しよう。

京都・八幡で登校の列に車、5人重軽傷 18歳少年を容疑で逮捕
 24日午前7時55分ごろ、京都府八幡市八幡双栗の府道で、近くの八幡小に集団登校していた小学1〜5年の13人の列に乗用車が猛速で突っ込んだ。京都府警によると、小学1年の男児(6)が頭を強く打って重傷、小学1〜5年の男女児4人が腕や脚に軽傷を負った。府警は自動車運転過失傷害の疑いで、乗用車を運転していた八幡市の自称派遣社員の少年(18)を現行犯逮捕した。
 府警によると、軽傷は1年の女児(6)と3年の女児(9)、5年の男児2人=(10)と(11)。少年は出勤途中で、現場近くの市道から左折して府道に進路を取ったといい「府道に出る際にアクセルを踏みすぎたようだ」と話しているという。
 調べでは、現場は片側1車線で八幡小の東約500メートル。乗用車は北側のガードレールに接触した後、反対車線の柵をなぎ倒し、歩道を歩いていた児童の列の前方に突っ込んだという。乗用車はそのまま歩道と民家を隔てた柵も倒し、民家の家庭菜園を突っ切って、ブロック塀にぶつかり、止まったという。
 重傷の男児は登校の列の前方を歩いていた。列にいた3年の女児(9)は「車は車道をジグザグと蛇行しながら近づいてきた」。児童らはとっさに逃げた。2年の女児(8)は「(事故のあと)男の子が倒れて鼻と頭から血が出ていた」と話した。
 乗用車は止まった後もタイヤが空回りし、砂煙があがっていた。付近で交通取り締まりをしていた八幡署員が事故を目撃し、無線で通報した。府警は乗用車がスリップし、少年が制御できなくなったのではないかとみて、詳しく調べている。
 近くの主婦(72)は「路上にいると、キキキと金属がすれるようなすごい音がした。男児が横向けに倒れていた。耳元で『頑張れ、頑張れ』と励ました。助かってほしい」と話した。
 京都では昨年4月23日に亀岡市で登校中の児童の列に少年の軽乗用車が突っ込み、児童や保護者3人が死亡、児童7人が重軽傷を負う事故があった。


 さて、運転時の状況に関してさらに京都新聞にはこのような記事があった。

横滑りし制御不能か 八幡登校事故・時速50キロ超で突入
 八幡市で集団登校の列に乗用車が突っ込み、八幡小の児童5人が重軽傷を負った事故で、車を横滑りさせたような複数のタイヤ跡が現場に残っていたことが24日、京都府警への取材で分かった。車が時速50キロを超す猛スピードで歩道に突入したとみられることも判明した。府警は、自動車運転過失傷害の疑いで逮捕した八幡市の派遣社員の少年(18)が、車を横滑りさせて曲がる「ドリフト走行」のような動きをして制御できなくなった可能性もあるとみて、危険運転致傷容疑の適用も視野に捜査を進める。
 府警によると、少年は調べに対し「(近くの市道から)府道に左折で出た時にアクセルを踏みすぎたようだ」という趣旨を供述している。車は児童の列に突っ込む直前、南側の車線にはみ出してから急転回し、反対の北側の車線のガードレールに後部を衝突させていた。列にいた女児(9)も、車がジグザグと蛇行しながら近づいてくるのを目撃しているという。
 府警の説明では、車は歩道の段差(約20センチ)や柵(高さ約80センチ)に乗り上げた勢いで車体が浮き上がり、空中を飛ぶようにして児童の列に突っ込んだ。飛んだ距離は約7メートルに達し、歩道奥の家庭菜園に着地してから、塀に衝突して止まった。
 けがをした児童5人のうち、重傷の1年の男児(6)は車体の下部かタイヤが頭に当たったとみられ、外傷性くも膜下出血などで集中治療室で手当てを受けている。他の1〜5年の4人はしゃがんで車を避け、腕や脚への打ぼくなど加療約1週間の軽傷を負った。









 この記事では加害者の少年の運転するクルマが「空を飛んだ」とはっきりと書かれている。クルマが空を飛ぶような乱暴な運転を「危険運転」でないと言い張る弁護士や裁判官がいれば頭がおかしいとオレは断定したい。この事故はきちっと「危険運転致傷罪」で裁かれるなといけない。これを危険と言わずして危険な運転など存在するのか。

 この事故を起こした18歳少年は、昨年免許を取ったばかりで、付近の人の証言では日頃から信号無視を繰り返し、住宅地を猛スピードで走っていたらしい。とにかく迷惑なクソ野郎だったのである。さっさと自業自得の自損事故でも起こして電柱に単独事故でぶつかってくれれば誰にも迷惑はかからなかったのである。今回の事故の原因が「ドリフトに失敗して」ということは、「アクセルを踏み過ぎた。」という少年の証言からも分かる。住宅地の、しかも目の前を通学の小学生が歩いている道路でドリフト走行をしていたことを本人がはっきりと認めているのである。後で「そんなことは言いませんでした」とシラを切っても遅いのである。

 朝日新聞にはこんな記事があった。

暴走車、宙に浮き児童の列に 京都・八幡の事故
 京都府八幡市八幡双栗(そぐり)の府道で、集団登校中の小学校の児童の列に乗用車が突っ込み1人が重体、4人がけがをした事故で、車が歩道に乗り上げた後、宙に浮きながら児童の列に突っ込んでいたことが、捜査関係者への取材でわかった。府警は自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した派遣会社員の少年(18)=八幡市=について危険運転致傷の疑いも視野に調べる方針。
18歳運転の車、児童の列に突っ込む
 捜査関係者によると、少年は事故現場の直前の交差点で一時停止しないまま左折し、後輪を空転させた状態で左側のガードレールに接触。その弾みで進路が変わって、右側の縁石と鉄柵に乗り上げて車体が宙に浮き、歩道(幅約3・1メートル)にいた児童の一部に接触しながら飛び越えた。民家に衝突した後も、車の後輪は回転し続けていた。
 1年生の男児(6)は頭に外傷を負い意識不明の重体。ほかの4人は転倒したり、車にはじき飛ばされた小石が当たったりして軽傷という。列にいた児童の1人は「キキーッという音がして車が向かってきた。僕は逃げられたが、前にいた子が車に当たった」と話した。


 暴走車は空を飛んだのである。

 小学生たちは身を低くして逃れたのだ。
 この事故を起こした馬鹿に対して、「少年だから」と罰を軽くするのは決してしないでくれ。少なくとも車を運転していることの責任は少年であっても老人であっても同じである。飲酒運転で人をはねて死なせれば死刑。危険運転で人を死なせても死刑。警察に追われて逃げようと暴走して人をはねれば死刑。小学生の列にクルマを突っ込ませるようなテロ行為を行えば問答無用に死刑。車上荒らしをすれば死刑。高速道路での速度制限は最高速を150キロまで引き上げる。それらがオレの主張する道路交通法改正試案である。

 今回の事故は大変悪質だ。そんな悪意の暴走をした少年は少年法で守られる値打ちなどない。この18歳少年の実名、そして顔写真は公表すべきだと思っている。いずれどこかの週刊誌が書くと思うのだが。


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2013年09月25日(水) 強盗を射殺してどこが悪いのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 どうやって強盗を防げばいいのだろうか。海外旅行するときは胸ポケットに紙幣を入れておいて、強盗に遭えば黙ってそれを差し出せば手荒なことはされないと言われる。しかしそれも運が良かったらの話で、そんなはした金で満足しない強盗犯はやはり殺して所持金すべてを奪おうとするかも知れない。

時計や宝飾店など店内にお宝のような商品がある店は強盗の被害に遭いやすい。もちろん防犯対策はある程度行ってるはずなんだが、シャッターを車でぶちこわして乱暴なやり方で商品を強奪するような事件は日本でも起きている。

 自分の店を荒らされ、目の前を逃げていく犯人を見たときに殺意を覚えない人などあるだろうか。「あいつ絶対殺す!」とその瞬間に思ったとして、もしもそのときにたまたま手に拳銃を持っていれば必ず撃つだろう。オレのような温厚な人物でさえも、もしもオレのクルマのガラスをぶち割って車上荒らしをしている馬鹿を発見し、そのときに偶然オレの手に拳銃が握られていれば、オレは決して発砲しないような聖人君子ではない。背後から撃つかも知れない。それが人間の自然な本能である。ただ日本では一般市民が拳銃を所有することは禁じられているのであり、そういう状況にならないだけである。自由(じゆう)の国ではなくて銃(じゅう)の国であるアメリカでは、侵入盗を射殺することは当然の行為であり正当防衛であると考えられている。

 フランスで宝石店に強盗が入り、店主が逃げていく犯人を背後から拳銃で撃ったために犯人のうちの一人が死亡した。その事件に関する読売新聞の記事を引用しよう。

強盗射殺の仏宝石店主、FBに支持160万件
 【パリ=三井美奈】南仏ニースの宝石店に今月中旬、強盗が押し入り、犯人を現場で射殺した男性店主(67)が殺人容疑で身柄拘束された。
 その直後、店主を擁護するページが交流サイト「フェイスブック」に登場し、店主への支持表明が約1週間で160万件に達した。オランド政権は過熱するネット世論の「圧力」に苦慮している。
 事件は今月11日、拳銃を持った2人組が宝飾品を奪ってバイクで逃げようとしたところ、店主が不法所持していた銃を発砲し、2人のうち19歳の男が即死した。検察は、店主に生命の危険はなく、正当防衛ではなく故殺の疑いがあるとした。
 一方、店主擁護のページ開設に続き、16日にはニースで商工業者ら約1000人が支援集会を組織。保守系最大野党「民衆運動連合(UMP)」所属のニース市長や下院議員も参加した。極右「国民戦線」のルペン党首は「国民はだれも守ってくれないから、自衛しているのだ」と指摘し、政府の治安対策を攻撃した。
(2013年9月23日21時09分 読売新聞)


 今回、宝石店主は逃げていく犯人を後方から撃ったのである。そこでフランス警察当局はこの行為を「故意殺人」ととらえて、宝石店主を身柄拘束した。ところが市民の感覚としては「悪いのは強盗、だから撃たれるのも仕方がない」ということになる。確かに後ろから撃つときに足を狙ったりして「捕まえる」ことを主眼にすればこのような結果にはならなかっただろう。

 強盗が返り討ちに遭って殺されたとしても、オレは「因果応報」だと思う。女性が護身用の武器を携えていて、自分をレイプしようとした暴漢を殺したとしても無罪だと思うし、少なくとも非は常に犯罪を企画した側にあると主張したい。犯罪を行うということは被害者側の逆襲に遭う可能性も当然あるわけで、その結果起きる不利益はすべて加害者側の責任であるというのがオレの考えだ。侵入盗が屋根から転落死したとして、転落しやすい屋根の家を建てた側に責任などないのである。

 日本ではあちこちに防犯カメラが仕掛けてある。コンビニ強盗の顔もきちっと撮影される。(たいてい覆面をしたりしているが・・・)そこでもっと積極的に、強盗をその場で攻撃するような仕組みがあってもいいと思うのである。

 たとえばレジの前に落とし穴があって、中で操作すれば泥棒はその落とし穴に落下するという仕組みである。あるいは天井から投網が落下して捕まえるという仕掛けはどうか。そろそろコンビニ強盗に対して積極的に反撃する仕組みが設置されてもいいような気がするのだ。


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2013年09月24日(火) JR北海道社長は事故が起きれば有罪である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 JR福知山線の脱線事故に関して行われた裁判で、当時のJR西日本社長は無罪となった。安全対策を怠ったことが事故の直接の原因とは認定されなかったのである。しかしオレは納得いかない。福島第一原発の事故と同じく、危険があるのに対策をしなかったという不作為は罪であると考える。それが「安全」を至上命題とする企業にとっての社会的責務ではないのか。JR北海道がもし補修放置が原因の鉄道死亡事故を出せば、社長は謝罪会見どころではすまない。過失致死罪や殺人罪で告発されるべきである。読売新聞の記事を引用しよう。

JR北海道、レール補修せず放置97か所に
 JR北海道は22日、北海道七飯ななえ町のJR函館線大沼駅で19日に起きた貨物列車(18両編成)の脱線事故後に進めた調査で、レールの幅や高低差が基準を超えていて補修が必要にもかかわらず、放置していた線路の不具合が新たに88か所で確認されたと発表した。
 このうち49か所は、乗客を乗せた客車が日常的に走行する本線で見つかった。21日に判明した分を含めると、不具合は計97か所になった。国土交通省は同社に対し、鉄道事業法に基づく特別保安監査を実施しており、不具合を放置した経緯を調べた上で、事業改善命令などの行政処分も視野に対応を検討する。
 野島誠社長が22日、札幌市中央区の本社で記者会見を開き、明らかにした。
 発表によると、同社は21日、国交省から線路の緊急点検を指示されたことを受け、本線の過去の検査データを確認した。その結果、函館線七飯―森駅間などの49か所で不具合が放置されていたことがわかった。車両の待機などに使われる副本線については、21日に9か所を公表したが、さらに調査対象を広げたところ、新たな不具合が確認された。
 21日に判明した9か所の不具合は、いずれもレール幅の広がりが、同社の内規で定める基準値(カーブで19ミリ、直線で14ミリ)を超えたケースだったが、新たに見つかった88か所の中には、左右のレールの高さが違ったり、レールが波打つようにしてゆがんでいたりしたケースもあった。
 内規では、レールの異常が基準値を超えた場合、15日以内に補修を行う決まりになっているが、いずれも放置されていた。補修担当者は社内調査で、「基準値超えを把握していたが、その後に失念した」「本線の補修を優先し、副本線を後回しにしてしまった」などと釈明している。
 同社は20〜22日、97か所の不具合について、レールの位置を修正して固定し直す補修を終えた。
(2013年9月22日23時53分 読売新聞)


 「把握していたが、その後に失念した」

この釈明を聞いてオレは唖然とした。「忘れてました!」だなんて、子どもの言い訳以下である。少なくとも鉄道を安全に運行させる義務がある者のセリフじゃないだろう。このようなひどい実態を断じて許すわけにはいかないのである。野島誠社長には「安全運行の義務を怠った」という理由で実刑判決を下して責任を取らせるべきだ。それが社長たるものの崇高な責務である。

 線路の異常は大事故につながる可能性がある。多くの乗客を乗せた高速走行中の列車が脱線すれば福知山線の脱線のような大惨事になることは誰にでもわかる。それを防ぐために線路の点検や補修はすべてのことに最優先されるのであり、内規の「15日以内」というのもオレからみれば甘すぎるのだ。おそらくJR北海道というたるんだ会社だからこんなにのんびりしてるのであり、東海道新幹線ならこんな悠長なことは決してないのだろう。

 北海道の住民、特にJR利用者は今回の失態に対して怒りの声を上げるべきだ。事故が起きてからでは遅いのである。野島社長は札幌駅で、迷惑をかけた利用者に対して土下座して詫びるべきである。


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2013年09月23日(月) 「半沢直樹」はフィクションではない        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ドラマ「半沢直樹」で描かれた銀行の内幕について、多くの視聴者はどのように感じたのだろうか。銀行は常に自行の利益を最大限にすることしか考えてないというのはいつもオレが感じてきたことである。

 たとえばある企業の経営が危なくなった時、メインバンクの連中が考えることは常に同じである。情報が他の銀行に知られないうちにいかにして融資金を回収するかであり、企業が立ち直れるように助けることなんか考えない。

 過払い金の返還を求められたことでサラ金がバタバタ経営不振に陥り、業界一位の武富士でさえも倒産した。その他のプロミスやモビット、レイク、アコム、アイフルなどはどれも大手都市銀行の子会社化として生き残る道を選び、銀行はサラ金という収益源を手に入れた。静岡県にあったクレディアというサラ金は過払い金を返済する能力がなかったためにメインバンクの静岡銀行によって破綻させられた。静岡銀行にしてみれば、倒産すれば過払い金の返還義務はなくなるわけで、サラ金の利用者に戻るはずのゼニをしっかりと先に回収してしまったのである。それが銀行のやり方なのである。

 新興不動産のジョイント・コーポレーションが破綻したとき、メインバンクのみずほコーポレート銀行からジョイントに送り込まれた役員たちの役割は、破綻前にできるだけその優良資産をできるだけ取り込むことだった。再建のために送り込まれたのではなく、実は食い荒らすために送り込まれていたのである。

 ドラマ「半沢直樹」のモデルとなっているのが三菱UFJ銀行であることはすぐにわかった。そしてドラマの中に出てくる企業が、実在したどの企業を模したものであるかもオレにはすぐにわかったのである。

 資本主義社会において銀行の果たす役割とはなんだろうか。やる気のある人や企業に力を貸すのが銀行の存在意義ではないのか。ところが日本経済において銀行の果たした役割とはマイナスの要素ばかりである。バブルの発生と崩壊はそもそも銀行が企業に対してその不動産を過大評価して融資した結果ではないのか。値上がりするからと借金して土地を買うことを勧め、その土地が値下がりしたことで借りた側はすべてを失う羽目となった。すべては銀行の連中が仕組んだ結果ではないか。

 驚くほど安い預金金利で銀行はゼニを集めることができる。そのゼニを国債で運用すれば何もしないで利益を上げることができる。銀行がいくらでも国債を引き受けてくれるから国はどんどん借金することができる。

 その国債を日銀が市場から吸い上げて資金を市場に流しても、銀行が「企業に融資して稼ぐ」という本来のビジネスをおろそかにしている以上たいして効果はない。日本経済を沈滞させたのは実は政治ではなくて、常に後ろ向きの発想しかなかった日本の銀行TOPの連中の責任かも知れないのである。

 「半沢直樹」は庶民ではなく、政治家や銀行員にこそ見て欲しいドラマだったとオレは思っている。勧善懲悪仕立てのその内容も、そして衝撃のラストも、オレには単なるフィクションとは思えなかったのである。現実の銀行にはもっともっと悪い奴らが棲息しているのは間違いないのである。 


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2013年09月22日(日) シェールガスはエネルギー革命だ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 アメリカでは今シェールガスによるエネルギー革命が進行中である。アメリカという世界最大の債務国が、シェールガスという大きなエネルギー資源を獲得したことでゼニがわき出る泉を手に入れたのである。かつて中東諸国がオイルダラーで潤ったように、これからはアメリカがありあまるシェールガスダラーを手に入れるのだ。働いてモノを生産して生み出される富と違って、地下資源に由来する富には元手がいらない。もっとも採掘のための設備投資や研究などにゼニはかかるが、順調に生産されるようになればすぐにそれは回収でき、あとはただ利益だけを生み出すようになる。ロシアのような産油国が恐れてるのもまさにこの脅威なのである。世界でエネルギー資源が余剰になれば当然価格が下がる原油価格の上昇で豊かになったロシア経済にとってこれは大打撃をもたらすのである。エネルギー価格の高止まりを狙っていた中東諸国にとっても打撃である。

 カナダ産のシェールガス輸入決定を報じる読売新聞の記事を引用しよう。

カナダ産シェールガス輸入、日加首脳が合意へ
 安倍首相がカナダで24日、ハーパー首相と首脳会談を行い、カナダ産シェールガスの日本への輸出について合意することが分かった。
 2019年の輸出開始を目指す。日本がシェールガスを輸入するのは、17年にも始まる米国産に続き2か国目となる。ガス調達先を増やすことで、輸入価格を引き下げる効果が期待できる。
 政府関係者が明らかにした。首脳会談では、輸出に向け両国が閣僚級協議を近く始めることで一致する見通しだ。その上で、〈1〉カナダのシェールガス田から積み出し港までのパイプラインや、ガスをLNG(液化天然ガス)化する施設を作る〈2〉カナダの国家エネルギー委員会による輸出許可手続きを得る〈3〉ガス開発プロジェクトへの資金面の支援の枠組みを設ける――などの課題について、年内に結論を出す方針だ。
 ◆シェールガス 地中深くの「シェール(頁岩けつがん)層」と呼ばれる硬い岩盤層に含まれる天然ガス。採掘技術が確立し、北米で2010年頃から生産が本格化した。安価なガスの供給が世界のエネルギー地図を塗り替えたことは、「シェールガス革命」とも呼ばれる。一方、採掘に使う化学物質による環境汚染を懸念する声もある。
 協議がまとまれば、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)や日本の国際協力銀行(JBIC)が、日本企業が参加するガス開発プロジェクトを対象に、低利貸し付けなど支援する。カナダ国内には複数の開発プロジェクトがあり、協議では、支援対象の優先順位も決めていく。
 米政府はこれまでに2件の米国産LNGの輸出を許可し、日本は年間最大670万トンの輸入を見込んでいる。カナダからは最大4000万トンを目指す。日本のLNG年間輸入量(12年)は8731万トン。LNG価格は、米国産が100万BTU(英国式熱量単位)当たり約10ドルだが、カナダ産LNGは、パナマ運河を経由する米国産より短距離で運べるため、輸送費が米国産より100万BTU当たり1〜2ドル安くなるとみられている。日本がカタールなどから輸入しているLNG価格(約17ドル)の半額程度で輸入できる可能性もある。
 日本は11年の東京電力福島第一原発事故を受け、カタールなどからの天然ガス輸入を急増させた。輸入契約は、原発再稼働を見込んでいたため、3年程度の短期契約がほとんどで、来年にも契約の更新を迎える。カナダ産ガスの確保に道筋が付けば、カタールなどとの価格交渉で優位に立つことも期待できそうだ。
 一方、カナダは世界第5位のシェールガス埋蔵量を持つが、輸出はパイプラインを通じて米国のみに行っている。米国より高値での買い取りが見込めるアジアに販路を広げたい考えで、日本と思惑が一致した。
(2013年9月22日03時52分 読売新聞)


 現在輸入しているLNGの半値程度でカナダ産のシェールガスが輸入できるならば、国内でLNGを使用する火力発電所の建設を急ぐ必要がある。海岸部に広い遊休地を持つ業種ならそこにLNG火力発電所を建設すればその売電収入でかなり安定した利益が見込めるはずだ。電力会社の持つ既存の老朽化した石油火力や石炭火力に比べて低コストで発電可能ならば確実に利益が見込める。オレが新日鉄住金や東燃ゼネラルの社長ならすぐに建設の指示を出すだろう。今からやらないと輸入開始の時に間に合わないからである。もちろん輸入したシェールガスは消費しないといけない。交渉開始を早めればそれだけ安値で確保できるはずである。

 一つのエネルギー資源の価格が下がるということは、その競争相手である他の資源価格も下がるということにつながる。石油や石炭も値下げしないと売れなくなるからだ。これまで投機筋によって支配されていた原油価格に、新たな価格決定要素が生まれそれによって資源コストが劇的に下がる可能性が生まれる。これは日本のような地下資源を持たない国にとって大きなプラスである。

 もちろん日本にはメタンハイドレートという大きな可能性がまだ残っている。この利用が実用化すれば日本は100年間分の天然ガスを自前でまかなえるという。ただその研究にはまだまだ時間がかかる。アメリカがシェールガスの利用に至るまで長い時間をかけて困難を克服したように、日本もまた努力と創意工夫が求められているのである。政府はそのためにゼニを使わないといけない。

 今から20年後、30年後のエネルギー事情はどうなってるのだろうか。少なくとも原発に依存してきたこれまでの状況はすっかり変わっているはずである。日本で今稼働している原発は一基もない。しかしそれで停電してるわけでもなく、社会生活にはなんの不便もない。そのことを我々はもう理解しているのである。


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2013年09月21日(土) 耳鼻咽喉科始末        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 数日前からのどに違和感があった。少し痰が絡むような感じが続き、声が少しかすれるのである。そういうわけで少し気になっていた。病院に行って確かめないといけない・・と思っていたのだが。秋のこの季節は文化祭や体育大会という行事がある関係でなかなか早く帰れないのである。

 もしも大きな病気だったらどうしようか。喉頭癌とかなら命に関わる。また、のどにできた腫瘍を取り去るために大きくその部分の組織を切除してしゃべれなくなるなんてことになれば、オレの教師という職業にとっては致命的なことである。筆談ティーチャーというやり方や、ICレコーダーを使ってかわりにしゃべらせるという方法もないわけではないが、とにかく声が出せなくなることはオレの仕事にとっては大変な問題なのである。そんな最悪の事態をあれこれ想定しつつオレは焦っていたのである。

 それでも病院に行くチャンスをなかなか得られなかった。職場にいつも夜8時くらいまではいるわけで、そうなるともう診療時間を過ぎてしまう。大きな病院は午前中しか外来を受け付けてないというところも多い。そのためにわざわざ休むのも周囲に迷惑がかかる。しかしどうも気になる。それで木曜日、たまたま奇跡的に早めに帰れそうだったのでネットで調べて木曜日午後にやってる耳鼻咽喉科を発見して行ってみた。いちおう鼻からファイバースコープを入れて診てもらった結果、のどが腫れてますということで薬を4種類もらいそれを飲んだのだが、その耳鼻咽喉科はなんだか古ぼけた雑居ビルの中にある30年くらい前の雰囲気のところだった。本当にここで大丈夫だったのか。

 本当になんともないのか。オレは少し心配になった。病院に行って精密検査をしてもらうべきだろうか。でもたいてい午前中に行かないといけない。今はちょっとその余裕はないなあ・・・と思いつつ、さらにその翌日金曜日、家の近くにある耳鼻咽喉科でセカンドオピニオン(?)を手に入れるために帰宅を早め、いつもは使わない高速をすっ飛ばして、それでも診療終了時間を少し過ぎたのをなんとか頼み込んでみてもらった。

 ファイバースコープで撮影した写真には、少し白くのどに痰が付着してるのがわかった。しかし、それ以外の腫瘍などは認められず、オレの危惧した事態はとりあえずは回避されたのである。オレはその写真を受け取り、そして昨日もらった4種類の薬を示した。すると「その薬をそのまま飲んでください」ということだった。かくしてオレの心配はとりあえずなくなったのである。

 もうオレも50をすぎた老年の一歩手前である。いつ大病になってもおかしくないし、実際これまに何度か入院している。ちょっとした異常もやはり気になるのだ。いつもよりも激しい頭痛があると、もしや脳から出血してるのでは・・・とあわてて脳神経外科でCTをとってもらい、「ただの肩こりです」と診断されて、首筋にフェイタスを貼ったら治るなんてこともあった。ただの肩こりで脳神経外科に駆け込むということを聞いたら多くの方は「あほか!気にしすぎじゃ」と思うかも知れない。しかし、頭が商売道具のオレにとって、脳になんらかのダメージを受けるということは絶対に避けたかったのである。

 ただ、「老い」は確実に訪れる。階段を上がるのがだんだんしんどくなって、疲れやすくなってきたことは自覚している。体力はもう昔と全然違う。夜になるとすぐに眠くなるし、徹夜なんかしたらしばらくは起き上がれないほどの消耗をする。もはや若いときの自分とは全然違うのだ。

 「運動不足だから・・・」とオレにアドバイスする方もいる。ちゃんとカラダを動かせば老化は防げると。しかしオレに絶対的に不足してるのはその「カラダを動かす時間」なのである。休日に自転車で出かけていた学生の頃とかがなつかしいのである。あの頃は体力が本当に充実していた。一日に200キロ軽々と自転車で走ることができた。そんな全盛期の自分の体力を思えば、今は本当に衰えてしまったなあと思うのである。

 これからもちょっとした異常で検査したり病院に駆け込むこともあるだろう。そうやって自分のカラダに注意をしつつ、どれだけ生きることができるのだろうかとオレは考える。リニアが東京大阪間を結んだときにはオレはもう生きてないだろう。


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2013年09月20日(金) この中国人男性こそが真の勇者である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 誰かを救うためになら自らの命を失うことも恐れない存在こそが真の勇者であると、太宰治の「走れメロス」を授業したときにオレは語ったことがある。その真の勇者は大阪にいた。あの台風で増水した濁流の淀川に飛び込んで、死を覚悟しながらも必死で子どもを救った26歳の中国人男性がいた。彼のその英雄的行為をなぜ日本の報道機関は大々的に報じないのか。小さな囲み記事ではなくて一面トップで堂々と報じる価値のある記事だと思うのである。オレは台風に関するざまざまな報道の中で、もっとも価値あるニュースはこれだと思ったのである。読売新聞のとても小さな記事を引用しよう。

男児救命の中国人、無数の傷「自分も死ぬかと」
 台風18号で増水した大阪市北区の淀川で16日夕、小学4年の男児(9)が流されたが、通りかかった中国人男性が飛び込み助けた。
 男性は17日、読売新聞の取材に「一度は自分も死んでしまうかと思った」と話し、命がけの救出を振り返った。
 同区のコンビニ店アルバイト厳俊さん(26)。淀川左岸堤防上をジョギング中、「助けて」という悲鳴に振り返ると、男児が茶色く濁った激流に流されていくのが見えた。
 とっさに飛び込んで男児の体をつかまえ、両手で岸に押し上げようとしたが失敗。下流へ流され、男児と離れ離れに。
 水を大量に飲んでしまい、必死で岸にしがみついた。それでも、騒ぎに気付いた人が持っていたロープを自分の体に巻き付けると、再び川に。「最後のチャンス」と、水中に沈んでいく男児の服を右手でつかみ、岸の人たちに引っ張り上げてもらった。約350メートル流され、男児はぐったりしていたが、無事だった。
 上海出身の厳さんは、「先進国の日本で学び、中国の発展に役立ちたい」と3年前に来日。来春からは大学院に進み、経済学を学ぶ予定という。
 「助けることができて本当に良かった」。腕や足に無数の擦り傷をつくりながらも笑顔を見せた厳さん。
 大淀署は18日、感謝状を贈ることにしている。
(2013年9月18日11時05分 読売新聞)


「助けることができて本当に良かった」

そのとおりである。そして多くの水難事故で、必死で我が子を助けながらそこで力尽きて死ぬ父親や母親がいる。決して簡単なことではないのだ。溺れている人を助けるという行為は必ず自己の生命の危険を伴う行為なのである。それだけにこの厳俊さんの行為は崇高で価値がある。上流の桂川は氾濫し嵐山は大きな被害を受けた。その下流である淀川がどんな水量であったかは想像もつかない。ロープを自分の体に巻き付け、流されていく男児を水中でつかんで引き上げたのである。ああ、なんと立派なことだろうか。もしオレがこの子の父親であったとしたら、どれほど我が子を救ってくれたこの男性に感謝するだろうか。

 大淀署が感謝状を贈るそうだが、これはそんな小さな出来事ではない。一国の総理が出向いて感謝を示してもいいほどの英雄的行為なのである。日本と中国の外交関係が冷え切っていたとしても、国民同士は決して冷え切っていない。お互いの思いやる気持ちはしっかりと根付いてるんだということをアピールすることのできる大きなニュースである。もしも日本のマスコミがこの美談を大々的に報道していれば、それは必ず中国の人々にも伝わったはずである。


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2013年09月19日(木) 津波を予見できなかったことに責任はあるか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 海辺で大きな地震があれば津波が来る。これは大人なら当然考えないといけない常識である。ましてや学校や役所などでは「生徒や住民を安全に避難させる」という大切な役目があるわけで、そのことに対してうかつだったことで管理者が責任をとらされるのはある意味当然だと言える。日和山幼稚園の園児が、そのまま園にとどまっていれば無事だったのに、わざわざ海辺に向かう送迎バスに乗せられて津波の犠牲になった事故で、裁判所は園に対して賠償を命じた。オレは当初は「予見不可能な大津波だから・・・」と思っていたが、少なくとも教育機関にはそれを想定しなければならない義務があった。釜石市のように地域の学校に対して防災教育をきちっと行っていたところで犠牲者が出なかったことを思えばやはり学校などの教育機関には「安全に避難させる」という義務があるのだ。

 1983年の日本海中部地震の時、秋田県男鹿市の加茂青砂では、遠足で訪れていた北秋田郡合川町(現在の北秋田市)立合川南小学校の児童43人と引率教諭たちが津波に襲われた。多くは漁船や付近の女性などに救出されたが、児童13人が死亡した。なぜ地震が起きた直後に必死で海から離れて高台に逃げなかったのだろうか。ここでも「地震があれば津波が来る」という大切な知識が引率教諭たちに欠けていたのである。

 東京電力には原発を100%安全に稼働させる義務がある。高さ11mの防潮堤を造るかどうかという問題で「造らない」という判断をした経営陣は、そこで「造らなくても大丈夫」という判断を下したわけで、「もしも大津波が来て原発が壊れれば責任を取る」のがオレの考える常識であり、裁判所は少なくとも「業務上の過失」を認定するべきだった。武士道精神の国、日本では勝俣会長は切腹してお詫びするのが責任の示し方だとオレは思うのである。まあ切腹は極端でも、なんらかの刑事罰を受けることで少なくとも世間に対する「お詫び」は認定される。それが「無罪」を主張してる時点でただの無責任なクソ野郎だとオレは感じるのである。おまえがボンクラだったからこういうことになったんだろうが!過去に実際に起きてる大津波が自分の生きてる間は絶対に来ないと勝手に判断して建設にかかるゼニをケチっていた時点でただのクソ野郎である。

もう一つオレが気になることなんだが、「日本海側には大きな津波はない」という変な自信はなぜ生まれたのだろうか。関西電力が若狭湾に面した福井県に持つ多くの原発は、もしも大津波が押し寄せれば一気に壊滅する。過去の歴史をさかのぼって最大の津波を検証するだけでは不十分であり、それこそ「高さ20mの津波にも耐えられる」ような安全対策をするか、それが無理なら原発から撤退するという選択肢を取るべきなのだ。

 大きな自然災害は必ず起きる。我々は常にその備えを怠ってはならないのである。安全対策というのはその想定される危険のかなり手前のところで立てておくべきなのだ。そうでないと事態は常に我々の想定を超えているからだ。

 自然の猛威の前には人間はあまりにも無力な存在である。台風の風雨には耐えられても、竜巻が発生すれば木造住宅なんてひとたまりもなく破壊される。そして台風と違って竜巻は発生が全く予測できない。もしも「竜巻でも耐えられる家を・・・」なんてことになればどれだけ建設費が高騰するだろうか。オレは新聞で竜巻の被害の写真を見るたびに思うのである。「こんなのが来ればオレの家はひとたまりもないなあ」と。

 何が来ても大丈夫だなんてことはありえない。大丈夫じゃないことを前提にして我々は行動しないといけない。自然災害と真正面から戦うのではなくて、逃げることを第一に考える。どうすれば自分の命、目の前の人の命を救えるかということを考えることが必要だ。津波に耐えられないのならば逃げるしかない。20mの津波に耐えられる原発を造れないのならば、そこから撤退するしかない。東京電力の勝俣会長にとって必要なのはその決断ではなかったか。その判断を誤ったことはやはり刑事責任を問われるべきではないのか。

 津波はいつやってくるかわからない。それは2020年の東京オリンピックの最中かも知れない。選手村に津波が直撃したときにどうすればいいのか。そんなこと誰も考えてないだろう。高層階への避難くらいしか対処方法はない。地震や津波が起きるということを前提にして東京オリンピックの計画を立てないといけないのである。


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2013年09月18日(水) 雨水と一緒に汚染水も流すのか・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 福島原発から日々大量に発生する原発の汚染水が完全にコントロールできているなんて信じているおめでたい日本人は皆無だろう。日本には「本音と建て前」というのがあるが、安倍晋三首相が世界にアピールしてるのはあくまで「建て前」であることは日本人ならよくわかるのである。実際はコントロール不能な大量の汚染水が日々発生し、そこに大雨が来るとこんなふうについでに海に流してしまうのである。

放射性濃度低い雨水、地面に放出…福島第一
 東京電力は17日、台風18号による大雨の影響で、16日に福島第一原子力発電所のタンクに設けた漏水対策用のせき7か所から放出した雨水の総量は、計約1130トンだったと発表した。
 放出した水は、放射性ストロンチウムなどの濃度が最大で1リットルあたり24ベクレル。国の放出基準(同30ベクレル)より低いことから、緊急措置として、排水弁を開くなどして地面に放出した。水の一部は近くの排水路を通って海に流れ出た。
 東電は記者会見で「雨水なので問題ないと判断して放出した」と説明した。
(2013年9月17日13時41分 読売新聞)


 濃度が1リットルあたり24ベクレルだからOKというのは詭弁である。それはもともと倍の濃度のものが雨水で半分に薄まったということかも知れないし、そもそも1130トンという莫大な量が放出されてしまったのである。「雨水なので問題ない」と堂々と言い放つその無神経さにあきれるのだ。東京電力がこの大雨をチャンスだと見て、貯まってる汚染水を海に流してしまったというふうにしかオレには思えないのである。

もっとも、毎日新たに発生する汚染水は300トンくらいあるわけで、いくらタンクを増設しても追いつかないというのが現状であるわけで、「薄めて海に流す」というのは東京電力にすればいずれ認めてもらいたいことというか、「これまでずっとそうしてきました」と言って既成事実化してしまいたいことかも知れないのである。

 地表近くの部分だけをちゃちな堰で囲んで「完全にコントロールできています」と堂々と主張するのもなんだか白々しい。地下深くの部分でどんどん地下水になって地底深くに吸い込まれていく汚染水は一日何百トンあるのかわからないし、メルトダウンした炉心の真下を固めることなどそもそも無理だ。そもそも今の状況は底が抜けたバケツなのに、「ふちからこぼれないようにコントロールしています」というのはあまりにもナンセンスである。問題はふちではなくて底じゃないのか!

 その「底からの漏れ」を防げないのは明らかなのに、数千億かけて冷却して凍土にして漏れないようにするとか、いろんな子供だましの作戦を考えてるようだがそんなものはすべて税金の無駄遣いで終わるだろう。だからオレは「巨大な池を作ってそこに流す」というのが現実的な解決だと思うのだ。あんなタンクよりもはるかに大量の汚染水が入るだろう。その池に植物や昆虫を生育させて、自然の浄化作用にまかせるしか・・・とオレは思ってしまうのである。

 「海への汚染水放出」という方針をとれば、日本は世界から非難を浴びる。だから「海には流していない」というスタンスをずっと取るしかない。しかし、国民の多くは「実際は海に流してる」と信じている。この「世界に向けた建て前」と「実際にやってることという本音」の乖離を今後どんなふうに処理していくのか。それが日本政府の課題なのである。


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2013年09月17日(火) 鴨川が、桂川が、渡月橋が・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレは台風の被害を伝えるニュース映像を見て驚いた。鴨川が川幅いっぱいに流れている。恋人たちが等間隔で並んで座るところが完全に濁流に飲み込まれてしまっている。それだけではない。桂川が増水して渡月橋が冠水し、周辺の道路や人家に濁流が流れ込んでるのである。オレの記憶では鴨川や桂川でこんな濁流を見たことはない。嵐山の旅館の中には宿泊客をボートで避難させたところもあったという。これからドロドロになった建物内をきれいに掃除しないといけないわけだが、かなり時間がかかるだろう。来週にも連休がある。すぐ目の前の観光シーズンを控えてこの被害である。京都に行くのを楽しみにしていた観光客にとっても、また京都にとってもこの台風は大打撃をもたらしたのである。

 読売新聞の記事を引用しよう。

台風18号、3人死亡5人不明…浸水など被害も
 大型の台風18号は16日午前8時前、愛知県豊橋市付近に上陸して列島を縦断し、近畿地方を中心に河川の氾濫や土砂災害など大きな被害をもたらした。
 気象庁は京都、滋賀、福井の3府県を対象に、初めて大雨特別警報を出した。読売新聞の16日午後10時現在のまとめでは、3人が死亡、5人が行方不明となり、129人がけがをした。避難指示・勧告は21府県で約60万世帯に上った。
 気象庁によると、台風18号は16日夕、三陸沖へ抜けた。同日夜に温帯低気圧に変わった。
 14日の降り始めからの雨量は三重県大台町で580ミリ、奈良県上北山村で548ミリを観測。四国から関東甲信の多くの地点で300ミリを超えた。同庁は16日早朝、「これまでに経験のない大雨となっている」とし、3府県に特別警報を出して最大級の警戒を呼びかけた。
 この台風で、豊橋市では午前7時20分に最大瞬間風速39・4メートル、東京都心でも午前9時12分に同32・5メートルを観測。埼玉、群馬、宮城県などでは突風の被害が相次いだ。同庁は17日朝から一部の地域に職員を派遣し、発生状況や被害について調べ、竜巻かどうかを判断する。
 滋賀県栗東市では、無職佐藤由紀子さん(71)方の裏山が崩れて住宅がつぶされ、佐藤さんが死亡した。福井県美浜町でも崖が崩れ、民家に大量の土砂が流れ込み、家にいた竹本みゑ子さん(77)が死亡。津市では、母親(41)と娘(10)が行方不明に。川が氾濫して流されたとみられる。このほか福島、長野、兵庫の3県で3人が行方不明となっている。
 河川の氾濫も相次いだ。京都市では桂川が氾濫し、59万人に避難指示・勧告が出された。市内有数の観光地・嵐山では旅館などが立ち並ぶ一帯が浸水し、消防隊員らが冠水した道路にボートを浮かべて宿泊客らを救出した。
(2013年9月16日23時26分 読売新聞)


 59万人に避難勧告ということだから、相当広い範囲が洪水の危険にさらされたのである。島本町でも避難勧告が出ていた。淀川水系のすべての川で増水してるから、桂川、宇治川、木津川の3川合流地点よりも下流にある島本町はもっとも洪水の危険があるということだったのだろうか。

 今回の台風は日本のかなり広い範囲に被害をもたらした。オレがテレビを見ていて気になったのは、冠水してる道路を平気で走るクルマとか、堤防の切れ目から住宅地に濁流が流れこむのを見ながら携帯で写真を撮ったりしてる人の存在だった。目の前でそんな被害が出てるのに、なんであんたたちはそんなお気楽な野次馬なんだ!という怒りである。今回の台風による土砂の崩落で家ごと押しつぶされた人もいる。あの濁流を必死で止めるような工夫もせず、率先して土嚢を積むこともせず・・・いや、土嚢をもっと活用すべきだ。どうして川沿いの民家は各家庭に大量の土嚢を常備して、せめて自宅の玄関のところからの浸水を防ごうとしないのか。オレはそんなことを思ったのである。

 山際に住むと言うことは山崩れに備えることである。川縁に住むということは水害のことを想定するということである。そうした準備は決して無駄ではないだろう。

 今の日本の技術ならば、紙おむつのように吸水性のいい素材を使ってふだんは乾燥させてマッチ箱くらいに小さく収納し、必要なときは水をいっぱい吸わせて土嚢として枕ぐらいの大きさに巨大化する「土嚢」が作れるはずである。そういうものを家庭に常備しておけば、このような不意打ちの大水害にでもある程度対応できると思ったのである。そうした土嚢がほんの100個でもあれば、堤防の切れ目をふさぐこともできたのではないかとオレは思ったのだ。


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2013年09月16日(月) おめでとうバレンティン日本新記録!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 かつて日本のプロ野球の世界に王貞治という選手がいた。彼が後楽園球場というものすごく狭い球場で量産したフェンスぎりぎりの打球は、両翼が実測87.8mしかなかったということもあって当時のルールではホームランと判定され、その結果王貞治は年間55本のホームランを打つこととなった。もしも彼が生まれてくるのが30年遅く、現在の球場の広さで彼がプレイしていれば、たまにホームランを30本くらい打てる平凡な長距離打者に過ぎなかっただろう。しかし彼は日本プロ野球の盟主を自称する読売巨人軍の中心打者だった。そのため彼が作った記録はプロ野球の聖域とされ、かつて多くの打者がその「年間55本塁打」という記録の前に幾多の妨害を受け、敗れ去っていったのである。2001年のアレックス・カブレラも、2002年のタフィ・ローズも、その王貞治が監督をするソフトバンクの投手たちに対して「絶対に記録を超えさせてはならない」という厳命が極秘裏に下ったものとオレは憶測する。恥ずかしい敬遠四球が繰り返され、その結果として王貞治の記録は守られたのである。

後楽園球場のグランドは排水のために外野に向かって下向きに傾斜していた。打者はその外野に向かって「打ち下ろす」というスタイルだった。東京ドームができるまで使用された後楽園球場は、日本のプロ野球に使用された球場の中でもっともホームランの出やすい球場として誰もが認識していたのである。

 そうして呪縛のようにプロ野球界を支配していた「55」の壁がついに破られる時がきた。今この瞬間、セリーグで一番弱い球団はどこか。それは阪神である。優勝の可能性がほぼ消滅し、3位とのゲーム差から考えてクライマックスシリーズへの出場はほぼ確定という「やる気の出ない」状況下でたびたび連敗を重ねる情けないチームが、相手打者にホームランを打たれないように必死でがんばるわけがないのである。今阪神でがんばってるのは藤浪晋太郎くんくらいなのだ。彼はバレンティンに打たれるのを阻止できたが、翌日に榎田はあっさりと連発をくらった。あっさりと連続ホームランを献上したのである。毎日新聞の記事を引用しよう。

ヤクルト:バレンティンが56、57号 プロ野球新更新毎日新聞 2013年09月15日 18時32分(最終更新 09月16日 00時43分)
 プロ野球・ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が15日、阪神戦(神宮)の一回、榎田から左中間に今季56号となる2ラン本塁打を放ち、シーズン最多本塁打のプロ野球新記録を達成した。バレンティンは三回には2打席連続となる57号左越えソロ本塁打を放った。
 バレンティンは11日の広島戦で55号を放ち、1964年の王貞治(巨人)、2001年のタフィー・ローズ(近鉄)、02年のアレックス・カブレラ(西武)の3人の最多記録に並んでいた。
 バレンティンはオランダ・キュラソー島出身。米大リーグのマリナーズなどをへて、ヤクルト入団。1年目の11年、12年と2年連続でセ・リーグの本塁打王を獲得している。


 バレンティンは2011年、2012年とヤクルト入団以来ずっとセリーグの本塁打王を獲得している。今季ももう確実である。当分の間彼はセリーグの本塁打王として君臨し続けるだろう。年俸が上がってヤクルトに払えなくなったらそのときはゼニのある巨人や阪神に移籍することだろう。それにしてもどうしてヤクルトは長距離打者を発掘して獲得するのが上手なんだろうか。かつてのホージー、ペタジーニ、ラミレスの活躍をうらやましく思ったのは、外人を獲得するという意味でほとんどが失敗に終わり、今季もコンラッドが全く役立たずだった阪神ファンのオレから見ればとてもうらやましいのである。

もしも2011年や2012年に、美津濃が中国から安く輸入した粗悪な統一球ではなくてまともなボールが使用されていればもっと早く年間55本の記録は破られていたかも知れない。その2年間は日本プロ野球の暗黒史として語り継がれることだろう。用具や球場の違いによって簡単に左右されるプロ野球の記録に、そもそも意味があるのだろうかとオレは根源的な疑問も感じるのである。


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2013年09月15日(日) 高速道路割引は役に立ってるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 高速道路をETCで利用すると、料金のところに「割引」と表示される。どんな時に割引されるのかオレは完全に把握してるわけではない。しかしそうして安くなるので嬉しいのも事実である。オレの場合「割引があるから利用する」ということはなく、「利用するべき必然がある」わけで、割引がなくなっても当然利用するわけだからいつまでも割引が続くとありがたいのである。さて、その割引制度は国費が投入されていて、その期限が切れるということが報道されている。読売新聞の記事を引用しよう。

高速料金割引、4月以降も継続へ…消費増税対策
 国土交通省は、国が一部財源を負担している高速道路料金の割引制度について、期限切れ後の来年4月以降も継続する方針を固めた。
 現行の制度は、割引の財源として、年間約9000億円を国と高速道路会社が負担しているが、国費の投入は来年3月末が期限となる。来年4月に予定通り消費税率が引き上げられれば、利用者の負担が増すため、国費投入による割引を継続する必要があると判断した。
 消費税増税に備えた5兆円規模の経済対策に盛り込む方針だ。ただ、「効果が薄い」などの指摘もあることから、国費の支出を減らし、割引の対象や割引率も縮小する方向で検討する。
 高速道路では現在、利用する時間帯や曜日、車種、地域によって異なる割引と、利用頻度に応じた割引が重複して適用されている。例えば、地方の高速道路で普通車は平日の午前9時〜午後5時に3割引き、午前0時〜4時は5割引きで利用できるうえ、大口利用者はさらに割り引かれる。
(2013年9月14日16時59分 読売新聞)


 都心部の場合「効果が薄い」というのは事実だろう。「割引があるから使う」というケースはそれほど多くないからだ。ただ、この割引制度が利用時間の分散化につながり、渋滞を減らす効果が上がってることはどのように考えられてるのだろうか。深夜割引のおかげで昼間の利用者が減少して、長距離トラックなどが主に夜に走るようになっていることで、道路が24時間効率的に利用されていることは少なくとも大きな効果だと思うのである。だから縮小を検討する場合、深夜割引は絶対にそのまま維持してもらいたいのである。

ただ、地方の場合は「割引で安いから高速を使う」という利用者はかなり多いのではないだろうか。広域農道などをぶっ飛ばして行くのとさほど時間がかからないような田舎で高速を使わせるためには、安くしてでも通っていただかないといけないのである。どうせ道はガラガラなのだから。

 今回の割引制度導入中の効果に関して、きちっとした検証はなされてるのだろうか。利用者の中で「割引があるから使った」という層がどの程度存在して、割引があった場合となかった場合の利用台数の違いとか、その場合の料金収入の変化とか、そうした調査は行われてるのだろうか。料金割引きをして利用台数が増えることで増収の可能性があるのならば、その割引は継続させないといけない。すでに利用が飽和状態の大都市圏ではなくて、地方で割引制度の存在が高速道路利用に関して与えた変化を把握すべきである。そうした調査なしに「財源がなくなるから」という理由で打ち切るのはあまりにもお役所的発想であり、どうすれば利益を増やせるかという企業活動で大切なことがなおざりにされているのである。

 第二京阪ができて大阪から京都までの時間はとても短くなった。オレにとって「ちょっとかき氷を食いに行こう」というくらいの軽い気持ちで京都に行けるようになったのは事実だ。しかも休日は割引があって安い。だからオレにとってこの割引制度の存在は明らかに「利用増」につながってるのである。最初に「割引があるから利用するわけではない」と書いたが、やっぱりもしも割引がなかったら使わなかったかも知れないのである。そう考えればやはり制度のもたらす効果は大きいわけで、その検証をきちっと行わずにお役所の論理で料金を決定することの愚かさを思うのだ。

 商売人や企業人の論理と、政治家やお役所や官僚の連中の発想はまるで違う。そしてこれまでの日本のデフレを招いたのは誰なのかを考えた場合、その愚をどうか繰り返さないでもらいたいのである。


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2013年09月14日(土) 性犯罪大国インドの法と秩序        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 人口10万人あたりの韓国の性犯罪発生率は日本の10倍近い。もちろん被害が届けられた件数しか統計に表れないことや、韓国では親族間のレイプが多いということを考えた場合その実数はさらに多いということになる。ところがインドが韓国と並ぶ性犯罪大国であるという事実を我々は長く認識していなかった。日本人のインドに対するイメージはどちらかというと好意的だったはずだ。そのインドのイメージを大きく変えたのが乗り合いバスで乗客の女子学生が集団レイプされた上に投げ落とされて死亡した事件だった。その事件の判決が出た。読売新聞の記事を引用しよう。

被告4人に死刑判決…インド女子大生集団暴行死
 【カブール=丸山修】インドの首都ニューデリーで昨年12月、女子大生(当時23歳)がバス車内で6人の男に集団暴行され死亡した事件で、地元の裁判所は13日、殺人や強姦(ごうかん)などの罪に問われた19〜28歳の被告4人にいずれも死刑を言い渡した。
 被告側は控訴する方針。被告6人のうち、犯行当時17歳の少年だった被告には8月末に矯正施設への収容(3年)が言い渡された。
 主犯格の男は3月、留置されていた刑務所内で首つり自殺した。
(2013年9月13日19時24分 読売新聞)


 もしもこの事件の判決が死刑以外のものであったなら、オレはインドの裁判はクソだと思っただろう。事件に抗議する多くのデモが発生し、世論を恐れた裁判所がやむを得ず下した判決なのかも知れない。しかしこれまで多くの性犯罪に対してまともな処罰が下されてなかったことを考慮すれば、加害者側は「なんで死刑なんだ!」と控訴するわけである。

 インドでは女性がレイプの被害を訴えても不起訴になることが多いという。つまりそれがインド社会がこれまで共有してきた価値観なのだ。加害者側の男性にとって有利な裁判が行われ、多くの女性が泣き寝入りを選ぶのである。その状況を改善しようと多く人々が立ち上がり、市民運動の輪の中で男性の性暴力を許さないという世論を作り、大人数のデモ行進が起きているのである。その中でこの判決が生まれたということは、その罰がこれまでの基準に比べてはるかに重いモノであったとしても、それがインド社会の新たな法と秩序なんだという裁判所のアピールであるとも言える。

 観光客の日本人女性はどれだけ犯罪に巻き込まれてるのだろうか。おそらくツアーを主催する旅行社はそうした事件情報を隠蔽していて仮に被害があっても示談で解決してもみ消しているのだろう。個人旅行者が被害に遭えば、それは危険な旅行をする側の自己責任であるというふうに処理されるのだろうか。少なくとも日本人だけが被害に遭わないなんてことは考えられないので、なんらかの作為的な情報操作が起きているのだと思われる。

 一人だけ死刑を免れた17歳少年だが、オレはこの少年も死刑にすべきだと思っている。こんな残虐な行為を平気でできるヤツはどうせろくな人間じゃないと思うからだ。少なくとも「矯正」で済むのは誰も殺していない場合だけであり、人を殺した以上「矯正よりも罰を!」とオレは考えるのである。殺すことと殺さないことの間には厳然たる差が存在する。仮にこの少年が3年後に釈放されて出てきたとして、インド社会はその更生を支援し、そのド外道を許すだろうか?許さないことがむしろ正常な市民感覚である。


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2013年09月13日(金) 個人で海外旅行するということ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 トルコを旅行していた日本人女子学生が強盗に襲われて、一人が殺され一人が重傷を負った。もちろん日本にいても強盗も殺人もあるわけで、それが旅行先だったから起きたというわけではない。トルコの方々が日本語で書かれた垂れ幕や旗で哀悼の意を伝えている報道も目にした。オレは1988年に一人で東欧や北欧を旅したことを思い出した。あのとき旅先で多くの日本人と会ったが、男性は基本的にわりと語学力に自信のある方が多かったのに比べ、女性の一人旅は度胸だけで旅してる人が多かった。「そんな貧弱な会話能力で大丈夫なのか?」とオレはかなり心配したのである。ヒッチハイクして親切な方に車で送ってもらった話や、現地で知り合ったご家庭に泊めてもらった話を聞き、もしも悪意のある相手ならどうなるのかと本当に心配した。

 もちろん海外でも大多数の人たちは善意の方々なのだろう。しかしごく少数悪意の人たちがいることもまた事実なのだ。ヘルシンキから乗った列車で知り合ったご婦人に私が「フィンランドの方は誰でもみんな親切で・・・」というふうに語ると、彼女は「すべて」が親切なわけではないから注意するようにとオレをたしなめた。そう、いくら親日的な国で会っても、その国の人すべてが友好的なのではない。日本人の中でも外道やクズがいるように、トルコ人にも外道がいる。それはまぎれもない事実なのだ。

 このような事件が起きると誰もが思い浮かべるのは「やっぱり海外旅行は怖い」「女性の旅行は危険だ」ということである。しかし海外旅行でこうした危険に巻き込まれることは過去にはいくらでもあったしこれからも当然起こりうることである。まことに不幸な事件ではあるが、だからといってこのような事件を根絶することは不可能なのだ。人生最初の海外旅行でいきなりマチュピチュに行くとか、エアーズロックに行くとか、カッパドキアに行くとかいうことはないだろう。そうした場所はある程度いろんな旅を経験した人が訪れる特別な場所である。旅慣れた人であるから自信もあっただろうし、また油断もあったかも知れない。もちろん事件が起きてからあれこれ考えても遅いのだが。

 もしも日本でこのような事件が起きたらどうだろうか。オレは今回の事件でトルコの人たちが深く傷つき、このことで日本との友好が損なわれはしないかと本気で悲しんでいる姿を知って、日本が真に仲良くしなければならない国はどこであるかを理解した。アメリカでもなくイギリスやフランスでもなく、嘘ばかりつく隣国やどこかの勘違いした軍事大国でもなく、トルコこそが日本がもっとも友好を深めないといけない国ではないのか。いったいどれだけの人がトルコを訪問してるだろうか。トルコからどれだけの観光客が日本に来てるだろうか。他の国に比べればあまりにも少ないのである。

 日本が「おもてなし」の精神を世界にアピールするのはいい。しかし、もっと日本が世界にアピールしないといけないのは治安の良さであり、女性が一人で夜道を安心して歩けることではないのか。市民が銃を所持することが許可されてないから銃器を使った犯罪が極端に少ないことではないのか。安心して観光できる国であるということをもっと世界に発信して海外からの観光客を受け入れるべきではないのか。その努力があまりにも欠けてるとオレは思うのだ。多くの人に訪れてもらえば日本を好きになる外国人は飛躍的に増加すると思えるのである。

 海外旅行は決して100%安全なものではない。さまざまなリスクが存在するのは事実だ。しかし、もっともっとオレは日本の若者が世界に出て行って欲しいと思うのである。それと同じように海外からも日本を見に来て欲しいと思うのだ。このような不幸な事件が起きても、それが多くの人が旅行をやめてしまうことにつながることをオレは恐れるのである。突然に命を奪われ、夢半ばにして亡くなった栗原さんのご家族はどのような想いだろうか。オレは彼女の冥福を祈りたいのである。そしてトルコの法律がどうなってるのかは知らないが、犯人の男はもちろん死刑にしてもらいたい。そんな外道には生きている資格はない。


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2013年09月12日(木) 2020年の東京オリンピックは暑すぎる!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 体育の日が10月10日だったのはなぜか。その日に1964年の東京オリンピックが開幕したからである。涼しくてちょうどいい時期にオリンピックは開催されたのである。ところが2020年の東京オリンピックはなんと7月24日に開会式をするという。なんということだ。よりによって日本に一番暑い時期に開催するのである。外国人観光客にとって夏の日本の暑さは耐えがたいものとなるだろう。いくら「オモテナシ」の精神で観光客を誘致しても、一年で最悪の季節であることはいかんともしがたいのである。

 マラソンはどの時間帯に走らせるのか。昼間に走るならきっと熱中症で多くのランナーが倒れるだろう。他の種目も同様である。昼間の屋外はとても運動できるような環境ではないのである。その苦しみは観客も同様だ。冷房の効いた室内以外での競技は不可能に近いとオレは思っている。

 日本の気候風土を考えれば日程は秋にした方がいい。そもそもなんでこんな日程になっているのかというと、アメリカの都合なのである。他のスポーツの開催時期と重なっていた場合、テレビの放映権料が値下がりしてしまう。7月から8月にかけての時期ならば、アメリカンフットボールもバスケットボールもシーズンオフでカチあわないという理由でその時期に夏季オリンピックを行うのである。そんなものはすべてアメリカの勝手である。日本でやるオリンピックなんだから、日本の都合を優先すればよいのである。ヨーロッパやアメリカの方たちがちょうどいい時間帯に放映できるようにと変な時間に設定されれば、困るのは時差の調整に追われる選手たちである。

「オリンピックは秋にやれ!」

というオレの主張はおかしいだろうか。商業主義に凝り固まって拡大の一途を続けてきた五輪もそろそろ見直しの時期に来てるとオレが思うのだ。

 2020年の五輪観客の中に熱中症で倒れるものが続出すればどうするのか。これまでに開催されたオリンピックの中で、赤道直下の暑い国で行われたものはなかったはずである。そうした暑さを経験したことのないオリンピックが、日本の夏という熱帯よりもむし暑いとされる異常な気候を乗り越えないといけないのである。この大変さを今回の投票に加わったIOC委員たちは理解していたのだろうか。おそらくそうしたネガティブな情報は与えられないままだったのではないか。

 アメリカのゴールデンタイムに合わせれば日本時間の早朝ということになる。その時間に視聴率を稼げる人気のある競技が実施されるわけだ。選手たちはどうやってコンディションを調整するのだろう。もっともマラソンが午前5時スタートだったりしたら、それは猛暑を逃れるためにはいいことかも知れない。ここで「アメリカの視聴者の都合」と「猛暑対策」が利害の上で一致して、選手たちにとっては理不尽なタイムテーブルが組まれるかも知れないのである。オリンピックにゼニがかかることを考えればそれも仕方がないのである。

 国立競技場は空調完備の全天候型屋根付きドームに生まれ変わるのだろう。オレは建築物には興味があるので、どんな建物になるのかは見てみたいと思うのである。


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2013年09月11日(水) 学力の地域間格差は存在する        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレが1979年に受験した第一回の共通一次試験の都道府県別平均点は、1000点満点で一番高かったのが奈良県で640点くらい、最低が沖縄県で400点くらいだったと記憶している。奈良県には東大寺学園のような進学校が存在したことや、当時は共通一次を受験しない生徒が多かったことを思えばそういう極端な数字になることも理解できるのだが、オレはそのすさまじい点差に驚いたのである。

 その点差に比べれば、全国共通学力テストの平均点の差なんてそれこそ誤差の範囲内であって、やれ5点負けてるなどとケチをつけるのは意味のないことでそれこそ大きなお世話である。またその責任を校長に押しつけるなんて全く現場のことがわかっていない発言である。

 学力の地域間格差というものは厳然として存在する。たとえば大阪府では北と南の学力格差が大きい。淀川よりも北の地域には学力の高い生徒が多く、大和川よりも南はその生徒の比率が少ないのである。それは高校の学区制が細分化されていた頃の地域的な東大京大の進学者数を比較すれば明らかである。もっとも大阪府南部は岸和田のようにだんじりの時期の一ヶ月は祭のために全く勉強できないなどの特殊事情があるわけで、そうした歴史的、文化的背景から必然的に生み出されてきたものである。

 国語Aの成績が全国最下位だったことで静岡県知事が怒って小学校長の名前を公表しようとしている。それは校長の責任ではなくて、その地域の生徒の学力が相対的に低いということであり、極端なたとえだが収入の多い人が住む高級住宅街と、収入の少ない人たちが住むスラムのような地域とで学力格差があるのは当然のことである。学区内にどういう地域がどの程度存在するかによって小学校の学力格差は必然的に生み出されるのであり、それは校長の責任などではない。

 読売新聞の記事を引用しよう。

学テ下位の校長名公表、好ましくない…文科相
 今年度の全国学力テストで、小学校の国語Aの成績が全国最下位だった静岡県の川勝平太知事が、成績が低かった小学校の校長名を公表する意向を表明したのを受けて、下村文部科学相は10日、閣議後の記者会見で、「(同テストの)実施要領では、都道府県教委は個々の学校の結果を公表しないことになっている。知事に理解してもらう必要がある」と述べた。
 文科省では、来年度以降、学校別成績の公表を認めるべきか検討を進めている。懲罰的な公表については「基本的に好ましくない。慎重に考える必要がある」と話した。
(2013年9月10日20時15分 読売新聞)


 この川勝平太知事は静岡空港推進派の一人である。利用者の少ない空港を無理に作らせて、搭乗者数の少ない分をJALに損失補填していた前知事の愚行に対してなんの反省もなく熱烈にその愚かな政策を継承している。新幹線「のぞみ」を静岡に停車させろと主張したりおよそ常識外れの考えの目立つ方である。

 オレは静岡県はいつも新幹線で通過するだけあり、静岡県のイメージと言えば富士山とお茶と清水の次郎長くらいでしかない。「うなぎパイ」は静岡県というよりは浜名湖名産だと思っている。その県の学力テストの結果など全くどうでもいいし、そんなこと他の県の誰も気にしていない。学力テストの平均点というのはあくまで平均点であり、個人的に努力すれば自分の学力は伸ばせるわけだからそんなことは個々の生徒にとってはどうでもいいことだ。大阪府の平均点は確かに低いが、それは成績のいい生徒の絶対数が少ないという意味ではない。できる生徒の数よりもできない生徒の数が多かったからそんな平均点になっただけのことで、そうした学力格差は必然的に発生するものである。全員の学力を高水準にすることなど無理だ。生徒にはまじめな生徒もいればそうでない生徒もいる。およそ勉強に見向きもしない生徒にまで高い学力を付けることは無理である。校長のがんばりだけではどうにもならないのが地域の伝統的なレベルであり、しょせん子どもは親のレベルを超えないものなのだ。自分がろくに勉強してこなかった親たちが我が子を無理にスパルタ教育の塾に入れたところで結果は惨憺たるものだろう。幼い頃から本を読み聞かせ、我が子に学びの大切さを教え込むことのできた親と、酒を飲んでパチンコばかりして我が子にゲーム機を与えて放任している親たちとの差が出てくることは必然である。静岡県知事が県内の学力向上を望むならば、県内のすべてのパチンコ屋を廃業させる方がよほど効果が上がるだろう。朝っぱらからパチンコ屋の前に並んでる連中を見てオレはいつもあきれているのである。

 川勝知事よ、もしもどうしても気になるのならばその学力最低の学校の門のところに立って、そこの児童生徒に毎朝呼びかければいいじゃないか。「きみたちはどうしてちゃんと勉強しないのか。しっかり勉強して私のような立派な人間になりなさい」と。まあオレに言わせれば静岡空港なんて経済原則を無視した無用の長物を支持してる時点であまり優秀な方であるとは思えないのだが。


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2013年09月10日(火) すてきな(バーチャル)男性を紹介します!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 結婚相手を探してる若い女性に、一流企業に勤めている男性を交際相手として紹介するといって、実は自分がなりすました架空の男性とメールをやりとりさせるというのはそれほど困難ではないだろう。出会い系サイトには多くの男女が架空のプロフィールで登録しているわけで、身長体重年収容姿、みんなごまかして書いているだけではなく、存在そのものが架空のものもきっとあるはずだ。そういうやり方で身近な人をだまそうと思ったらわりに簡単なことかも知れない。

 朝日新聞デジタルの記事を引用しよう。

甥装い20代女性とメール交際 詐欺容疑で55歳女逮捕
 【中村光】実在しない自分の甥(おい)になりすまし、近所の20代女性とメールでやり取りして金をだまし取ったとして、宮崎県警宮崎北署は9日、宮崎市下原町の無職山元照子容疑者(55)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めている。
 発表によると、山元容疑者は2010年11月ごろ、知人女性に自分の甥を紹介すると持ちかけ、なりすましを開始。山元容疑者は甥を県内の有名企業に勤める20代に設定した。
 11年末、「別の女性に交際が気付かれた。その女性との手切れ金が必要だ」と甥を装ってメールを送信。さらに山元容疑者が、「甥を紹介した責任があるので自分も用立てする。あなたも20万円用意して」と女性に直接伝え、20万円をだまし取った疑いがある。 その後も甥になりすました山元容疑者は女性とのやりとりを続けた。昨年3月、女性の叔母が不審に思って甥の勤め先に電話したところ、うそがばれた。


 自分の甥を紹介すると言って近所の20代女性とメールのやりとりを開始したこの55歳女性の目的はゼニだった。もちろんなりすましでその甥は実在しないわけで、メールのやりとりを続けながらなぜ「実際に会いましょう」という話に発展しなかったのかと思うが、会ってしまえば嘘がばれるわけで、そのあたりを巧妙に話をひっぱったのである。そして「別の女性に交際が気付かれた。その女性との手切れ金が必要だ」という口実でゼニを引っ張ったわけだ。単なるメールのやりとりである。そんなややこしい相手であるとわかった時点で、それっきり無視すればよかったと思うのである。なんでそこまで深く関わってしまったのだろうか。

 オレが知りたいのはそこにいたるまでにどのようなメールが交換され、どうやって会うこともなく20万円を払わせるほど信用させたのかというそのだましの巧妙な手口なのである。

 この世にはさまざまな詐欺が存在する。それらの詐欺に対して我々はいつも「そんなのにだまされるなんて馬鹿だなあ」と単純に思うわけだが、だます方も巧妙に相手を嵌めるための物語を作ってるわけで、そのだまし方をぜひとも一部始終公開して、その上で世間に「こういう嘘にだまされないようにしましょう」とアピールすればいいわけだが、おそらくそんなことをすれば「こんなふうにだませばいいのか」と詐欺師側にかえって情報を与えることになってしまうのかも知れない。

 そういう詐欺が成立する以上、きっとどこかでオレくらいの年齢のオッサンが「20代の美人ブロガー」などという触れ込みで投資ブログなんかを書いて、ファンクラブを作って男性から会費を巻き上げるなんて悪いことをしているような気がするのだ。あなたが応援しているその女性ももしかしたらオッサンかも知れないのだ。ここで暴言日記を書いているオレも、もしかしたら20歳の美少女かも知れないのだ。ネット上の情報はすべてバーチャル、すべては幻想なのである。「江草乗」という存在も、実は「バーチャルネットおっさん」かも知れないのである。オレが作り出した幻なのである。


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2013年09月09日(月) イノシシの暴走        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 何もない田舎の田んぼのど真ん中に巨大なショッピングモール、たとえばイオンモールなんかがあるというのが今の日本のありふれた情景である。その結果どういうことが起きるかというと、そうした田舎のショッピングモールは時に野生動物の襲撃に遭うのだ。イノシシとか、熊とか、イタチとか、ニホンカモシカとか、そうした動物が突撃してきても全然おかしくないのである。その生活圏を奪ったのは他でもない人間なのだから。これは動物の復讐であるとも言える。

 読売新聞の記事を引用しよう。

イノシシがエスカレーター逆走、3人かまれ負傷
 大分市公園通り西の大型商業施設「パークプレイス大分」に7日、イノシシが侵入し、買い物客3人が負傷した。
 週末の午前中で、家族連れなどが少しずつ増える時間帯。施設内では悲鳴が上がり、驚きに包まれた。施設側は負傷者が出た事態を重視し、野生動物の侵入に備えた安全確保策の検討を始めた。
 大分東署などによると、イノシシが最初に目撃されたのは午前10時半。3階の映画館付近だった。その後、上りエスカレーターを逆走して2階へ移動、スポーツ店、1階イベント広場などを走り回った。この間、男女3人が足をかまれるなどして負傷した。
 3階ではエレベーター付近の壁に激突し、大きな穴が開いた。午前11時過ぎ、施設から東の方へ逃走し、警察や猟友会が周辺を捜したが見つからなかった。
 家族で施設を訪れた豊後高田市の会社員(32)は駐車場で車から降りようとした時、何かが走り回っているのに気づいた。「よく見るとイノシシだった。幼い子供2人も一緒だったのでとても怖かった」と振り返った。
 パークプレイス大分は映画館、スーパーや、衣料、飲食などの店が集まった郊外の人気スポット。休日には4万人前後が訪れる。
 諫邦弘・支配人は「野生動物の侵入は、これまで想定していなかった。捕獲用具の導入や警備員による巡回強化など、侵入しても負傷者を出さないよう対策を考えたい」と話した。(2013年9月8日21時15分 読売新聞)


 記事の末尾に「侵入しても負傷者を出さないよう対策を考えたい」とある。侵入そのものを防ぐことは不可能なのである。人間やクルマが出入りする以上、動物が入るだけの空間は常に存在するわけで、そこから突然やってくることを阻止することは不可能なのである。じゃあどうするかと言えば、我々が自衛するしかないのだ。「突然イノシシが来るかも知れない」というふうに。

 なぜイノシシが街にやってくるのか。それは山に十分な食物がないからである。そんな状況を作り出したのは人間の責任であり、イノシシには罪はない。それなのに一方的に射殺されたりするのである。

 危機管理の基本は、起こりうる事態を常に想定して行動することである。田舎のショッピングモールに野生動物がやってくるということは明らかな想定内の事態であり、それに対して従業員がなんらかの対応を事前に身につけておくのは当然である。ただ、相手は動物なのである。「負傷者を出さない」なんてことは理想ではあっても現実には運悪くたまたま突進してきたイノシシにはね飛ばされたり噛まれたりする人も出てくるわけで、致命傷を受けないように用心することしかできないのである。

 オレが時々訪れる北花田のイオンモールにも、もしかしたら野生動物が襲ってくるかも知れない。用心するにこしたことはないと思うのである。


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2013年09月08日(日) 東京五輪開催決定おめでとう        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 今年最大のビッグニュースが飛び込んだ。東京での五輪開催決定である。今回の大会招致のためにがんばった多くの方々の努力のたまものであるとオレは思っている。久子さまのスピーチもすばらしかった。

 オレは大阪での五輪開催には基本的に反対だが、東京ならOKだ。今回の五輪開催決定の意味は大きい。それは昨年からはじまったアベノミクスの第三の矢を成功させるのはまぎれもなくこの五輪開催であるからだ。たぶん週明け月曜日の東証は全面高となるだろう。企業はこれまでためらっていた設備投資を積極化させるだろう。「アベノミクス」を「アホノミクス」とこき下ろし、その失敗を語った同志社大学教授の髪の毛が紫のご婦人の予想はことごとくはずれることになる。ざまあみろなのである。

 五輪の開催地が東京に決まることを妨害し続けたどこかの国の方々はどう反応するだろうか。彼らが素直に祝福することはありえないと思うのだが、オレはあえて言いたい。「文句があるなら来るな!」別にそんな奴らには参加してもらいたくないし、来なくても十分に五輪は盛り上がるのである。日本のメダルを増やしたくないからと野球やソフトボールを開催種目からはずしたどこかの国は、選手の年齢のごまかしもひどいしドーピング疑惑もある。とっとと国際的なスポーツの祭典から退場してもらいたいものである。軍事力で南シナ海を征圧したり尖閣を占領しようとしている国は平和の祭典に全くふさわしくないのである。日本は場合によっては「五輪参加を認めない!」という姿勢を打ち出してもらいたい。

 サッカーの試合に変な横断幕で政治的アピールしてきたり、日本への修学旅行でわざわざ「独島はわが領土」とかいう横断幕を持ち出す変な国も同様である。テコンドーとかいう空手や少林寺拳法のできそこないみたいな変な競技を無理矢理に五輪種目に持ち込んだが、そんなものは東京五輪では廃止すればいいのである。

五輪開催までの7年間に日本がしなければならないことはたくさんある。まず、今問題になってる福島原発の汚染水問題を一刻も早く解決することだ。世界各国のメディアの質問はここに集中した。その不安を一掃しないといけないのである。その上で日本は「治安の良さ」を世界にアピールすべきなのだ。犯罪を減らし、暴力団を根こそぎ取り締まり、覚醒剤を使ってる芸能人を全員引退に追い込み、関東連合とかいううさんくさい半グレ集団を解散させ、上野公園で覚醒剤を売ってるイラン人(今でもいるのか?)を強制送還し、麻薬や覚醒剤を飲み込んで密輸してくるナイジェリア人を死刑にし、世界一安全で犯罪のない都市として東京を世界にアピールするべきなのだ。自国で売春が規制されたからといって、「強制ではなく自主的」に日本にやってきたどこかの国の大量の売春婦の方々もみんな摘発して、稼ぎはみんな罰金で召し上げた上で強制送還だ。

 日本が世界に誇るべきことはただ一つ、東京が世界の国々の中でもっとも治安が良くて安全な都市であること、そして日本人が世界一穏やかで争いを好まずマナーのよい民族であることである。東京五輪はまさにそれをアピールする大きなチャンスである。

 ただオレにとっての唯一の心配事は「地震」である。7年間のうちに巨大地震が東京を襲ったらどうなるのか。建設途中の施設がことごとく破壊され、東京が壊滅的な打撃を負った場合はどうなるのかという心配なのだ。

 それはただの杞憂かも知れない。しかし、関東大震災クラスの地震はいずれ必ず起きるのである。それが五輪開催までの7年間の間に絶対に起きないという保証はない。もしもそんなことになれば日本は開催地を辞退するだけではなく、首都機能を喪失することで国家存亡の危機に直面することになる。自然災害に「絶対安全」などというものがないことを我々は東日本大震災で学んだ。原発も大津波がくればひとたまりもなく破壊されることも実証されたのだ。せめてあと7年間だけでもそうした自然災害が起きないことをオレは切に願うのである。


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2013年09月07日(土) 123キロの海底トンネルなのだ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 青函トンネルをオレはまだ一度も通過したことがない。もしもあの長いトンネルを通過している最中に巨大地震が起きて、断層でトンネルが切断されれば乗客は全員助からないだろう。もちろんそんなことまでいちいち心配していればきりがないわけだが、国内に残る巨大断層の痕跡を見ればそれが津軽海峡で決して起きないということはないはずだ。濃尾地震の根尾谷断層の巨大な崖を見れば、それが我々の歴史の中で実際に起きているということを誰も否定できないのである。そのレベルの断層が原発直下で起きればまちがいなく大惨事になる。日本が壊滅しかねないのである。

 だからオレは超巨大な構造物や建築物に関してはつねに懐疑的なのだ。ドバイにあるブルジュハリファ(828m)なんか怖くて上れないのである。そんなところにホテルが入っていても、もしも寝てるときに大地震が起きれば絶対に助からないと思うからである。激しい揺れのためにエンピツが折れるように真ん中で倒壊すればどうするのか。日本のような地震国だからそう思うのかも知れないが、少なくともオレは地球がそんなに強固な地盤を持ち合わせてるとは思えないのである。超高層ビルの真下に活断層があってそれが動いたときに耐えられるとは決して思えないのだ。

 さて、中国ではとてつもない長大海底トンネルが計画されてるようである。読売新聞の記事を引用しよう。

中国で海底トンネル計画…完成すれば世界最長
 中国遼寧省大連市と山東省煙台市を結ぶ海底トンネルの建設計画が浮上している。トンネルの長さは123キロ・メートルで、完成すれば世界最長の青函トンネル(54キロ・メートル)を大きく上回る。高速鉄道を走らせ、両市を40分でつなぐ構想だが、巨額な建設費や安全性の確保が課題として残る。
 大連の地元紙「半島晨報」によると、建設は長年、両省が求めていたもので、政府系調査研究機関が計画を作成した。政府が認可すれば3年後に着工し、2020年代前半に開通する。現在、大連―煙台間は、高速フェリーだと約6時間、車だと約12時間かかる。大連では「観光や物流の活発化による経済効果が期待できる」(経済団体幹部)と歓迎する声は多い。
 ただ、総工費は2600億元(約4兆1600億円)に上る。計画によれば、開通後は年間約200億元(約3200億円)の収入が見込め、12年程度で投資額を回収できる計算だが、大連市の関係者は「中央政府が地方政府の支出を抑制する流れにあり、認可が下りるかどうかは五分五分」とみる。
(2013年9月6日19時30分 読売新聞)


 中国の土木技術のレベルがいったいどんなものなのかオレには想像もつかないのだが、高架橋が崩落したりする事故が発生していることを思えばこのトンネルも手抜き工事が起きないという保証はない。ただその場合の被害は大変なものとなるだろう。

 トンネルは地震に強いと言われる。阪神大震災の時も山陽新幹線の高架橋は崩落したが、六甲トンネルには全く影響なかったということだった。だからといって「トンネルは地震に強い」とは思えないのだ。オレがリニア新幹線に反対するのは、その長大なトンネルが南アルプスをぶち抜いた時になんらかの地殻変動の引き金を引いてしまわないかという恐れである。

 東日本大震災のような巨大地震や津波を「想定外の事態」と東京電力の関係者は主張した。おそらく東京の高層ビル街が壊滅してもそれは「想定外の大地震だった」で済まされるのだろう。想定外なんてことはない。地球の歴史をひもとけば、いくらでももっと大きな地殻変動が起きているのである。少なくとも壊れた時に地球の生物を滅亡させるようなものを設置してはならないのだ。それが地球で暮らす他の生き物たちへの配慮である。


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2013年09月06日(金) 日本に東京五輪をする資格があるか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 さて、東京五輪が開催されるかどうか、決定まであとわずかである。ライバルのマドリードはスペインの財政問題がネックだし、イスタンブールはついこの間まで反政府デモで混乱していた。もっとも治安が落ち着いていて、公共交通もきちっと整備され、しかも円安で観光客に割安感があるということになればもう決まりじゃないかと思うのだが、オレがそれを喜べないのは、この五輪開催がスポーツ振興という大義名分を利用して一儲けをたくらむ政治家やゼネコンの利益のための道具に使われるのが気分悪いからである。

 日本にはまだ解決できていない大きな問題がある。それは福島第一原発である。昔は華々しく活躍していたのに、今や毎日300トンの汚染水を精算するだけのクソ迷惑施設になってしまったのが福島原発の残骸の廃墟である。そう、放射能汚染水はこれからも未来永劫発生し続けるのだ。貯水タンクを増設し続ければいいのか。福島県をすべてタンクで埋め尽くすつもりなんだろうか。発生する汚染水と必要なタンクの設置面積を計算するとどうなるのか。このまま行けば1000年後くらいには福島県の面積の1/3くらいが汚染水貯蔵タンクで埋め尽くされているかも知れないのである。

 メルトダウンしてしまった炉心には近づけないし、事故から2年半がすぎても全く事態終息の目処が立たない状況である。地下水が毎日300トン流れ込んでその溶融した炉心部に接触するわけで、そこで新たな汚染水が毎日生産されているのと同じことである。東京電力はこの状況に気づきながら何も解決手段を示さなかった。いや、むしろこの問題について隠蔽していたのである。無策であるということを公表するよりも、知らなかった振りをするという卑怯な方法を使ったのだ。

 政府はここで500億円くらい使って汚染水対策をするということを言い出したが、そんなはした金で解決できるわけがないだろう。しかし、500億が5兆円だったら解決可能なのかというとそうでもない。やっぱり何も変わらない。もはやゼニの問題ではないのである。ゼニをかけて解決できることならとっくに東京電力はそういう解決をとっただろう。いくらゼニをかけても無意味だからサボタージュしてるのである。その無意味なゼニは国に出させようとしてるのである。

 原発とはかくも甚大なリスクのある施設なのだ。一度事故を起こせばこんなふうに取り返しがつかないのである。被害額は算定不能なのである。

 今世界中で原発が稼働している。もしも戦争が起きればどうなるのか。相手国に最大のダメージを与える手段がその国の原発を破壊することである。ミサイル攻撃を受ければ原発の施設はひとたまりもないだろう。

 東京五輪誘致を成功させることができる唯一の方法は、日本がこの事故をきっかけに「脱原発国家」に舵を切ったという世界へのアピールだったのではないかとオレは思うのである。しかし現実の日本はそういう方向には進まなかった。福島原発の事故は明らかに人災だったのに、誰も処罰されることもなかった。

 オレは今世界中に存在する原発は「人類滅亡」のリスク要因の一つだと思っている。「核戦争」と「原発事故」のいずれかで人類は滅びるというのがオレの予測だ。地球規模の地殻変動が起きたときに、つまり今起きてる地震程度ではないもっと大規模なものが起きた時にひとたまりもないということなのだ。

 東日本大震災は予測可能なレベルの地震であった。過去に同程度の津波もあった。その対策を怠ったために福島第一原発は破壊されたのである。だからこれはまぎれもなく人災である。その人災を人災としてとらえず、関係者に対して刑事処分もせずに放置し、しかも東京電力に企業として責任を取らせることもなく存続させ、退職したOBに巨額の企業年金が支給され続けてることはオレには納得できないのである。

 おそらく東京五輪は、アベノミクスの第三の矢のひとつ、成長戦略として利用されるのだろう。これもまたスポーツの本来のあり方を歪めたものである。


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2013年09月05日(木) 婚外子にも同等の権利がある!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 自分がどんな運命の下に生まれてくるのかはわからない。それは全く本人の責任ではない。離婚率が上昇し、伝統的な結婚制度が崩壊していく中で「事実婚」という形を取る人たちも増えた。もちろん西欧と比較すれば日本ははるかに婚外子の比率は少ない。「できちゃった婚」という言葉が物語るように「結婚してないカップルは子どもを作るな」という価値観は残存している。しかし、いずれは「子どもはできたけど結婚はしない」というカップルはもっと増えていくだろう。

 また、ワーキングプアの男性が増加してその中で生涯結婚しない者が増えれば、女性の中でもワーキングプアの男性の子を産むよりも、富裕層の男性の子を産んで未婚の母となるという選択肢を選ぶ人が増加するだろう。その場合、生まれてくる子どもにとって、自分の父親が「母が結婚している男性」であるかどうかということでなんらかの差があるのなら、それは解消しないといけない。子どもに対するさまざまな手当や税制上の控除は基本的に法的に結婚した男女から生まれた子どもを対象にして作られているからだ。婚外子に対する差別は制度の中に多く残存している。

 遺産相続の際に婚外子の取り分を半分とする民法上の規程を違憲とする判断が示された。これは過去の遺産相続には適用されないが、ある意味大きくこれまでの価値観を変えることになる判決であるとオレは注目している。

婚外子の相続差別規定は「違憲」…最高裁決定
 結婚していない男女間の子(婚外子)の遺産相続分を結婚した夫婦の子の半分とした民法の規定について、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允ひろのぶ長官)は4日の決定で、「法の下の平等」を保障した憲法14条に違反し、違憲・無効とする初判断を示した。
 ただ、過去に決着済みの相続には、今回の判断は適用されないとした。この裁判の決定を受け、政府は規定を削除する民法改正案を秋の臨時国会にも提出する方針を固めた。
 審理に参加した14人の裁判官全員一致の意見。大法廷が法律の規定を違憲とするのは戦後9例目で、民法については初めて。1995年の大法廷決定では「法律婚の尊重と、婚外子の保護の目的があり、著しく不合理とは言えない」として規定を合憲としていた。
 今回の決定はまず、「立法府の裁量権を考慮しても、相続格差に合理的な理由がなければ違憲となる」との判断基準を示した。その上で、婚外子の出生数が増え、家族形態も多様化し、国民の意識も変化したと指摘。欧米諸国に格差規定を設けている国はなく、国連などから再三、格差是正を勧告されてきた経緯も踏まえ、「家族の中で子を個人として尊重すべきという考えが確立されてきた」と述べた。
 決定は「父母が結婚していないという、子どもにとって選択の余地がないことを理由に不利益を及ぼすことは許されない」と指摘。遅くとも今回の裁判の対象となった相続が始まった2001年7月の時点では、規定の合理的根拠は失われており、違憲だと結論づけた。(2013年9月5日03時09分 読売新聞)


 今回の判決の理由の中で「欧米諸国に格差規定を設けている国はなく、国連などから再三、格差是正を勧告されてきた」という部分にオレは注目する。つまり、日本の「婚外子に対して相続上の差別がある」という状況は世界の中では異端だったわけだ。

 相続上の問題が発生するような場合とはどういう場合だろうか。大金持ちがあちこちに子どもを作りまくって亡くなって、その子どもたちがみんな遺産相続の権利を主張した場合にどうするかなんて映画やドラマの中ではあっても、現実にそうそう起きる問題なのだろうかとオレは思うのだ。現実にはろくに収入もなくヒモみたいなDV男が、子どもだけあちこちで作りまくるという種まき野郎の方が多いように思えるのである。そんな男にはどうせろくな相続財産はない。

 その一方でオレが考えるのはこういうケースだ。資産家の一族の御曹司が政略結婚したところとんでもない悪妻だった。それでたちまち夫婦関係が破綻したわけだが財産目的で結婚してるので妻は離婚に応じてくれない。そのうちに新しく愛する女性ができて、事実婚という形で暮らすようになって子どもが生まれた。しかし財産の大部分は法律上の妻子の方に行ってしまうのである。そのことの方が理不尽ではないのかとオレは思うのだ。財産目的で離婚に応じてくれない相手に対してどうすればいいのか。少なくとも今回の最高裁の判断は、そういう法律上だけの夫婦関係に対してNO!と答えたことになるのかも知れない。

 社会が変わればルールも変わる。この憲法判断の変化は、もしかしたらこれからの日本の少子化問題を解消する奇策が、どんどん大金持ちの男性に婚外子を作らせて資産の再分配を加速するための戦略なのかも知れない。「子どもを増やす」という目的のためになりふり構わずいろんな政策を打ち出すような将来が、もしかしたら現実になるのだろうかとオレはかなり飛躍したことを考えてしまったのである。


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2013年09月04日(水) リアル「悪の教典」なのだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 映画にもなった小説「悪の教典」(貴志祐介)の主人公は、なんのためらいもなく殺人を重ねる問題教師である。さすがに現実にはこんなむちゃくちゃなヤツはおらんやろ・・・と思っていたらいたのである。いやはや、こんなひどいヤツがいるとは驚きなのである。朝日新聞の記事を引用しよう。

校舎水浸し、授業妨害の容疑 教諭を再逮捕 愛知・大府
 愛知県大府市の市立大府南中学校で5月、水道の蛇口が開けられ、校舎内が水浸しになった事件で、県警東海署は3日、同中学校教諭、吉川祐正(ひろまさ)容疑者(26)=別の器物損壊などの疑いで逮捕、起訴=を威力業務妨害などの疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
 署によると、吉川容疑者は5月8日未明、勤務先の大府南中学校に侵入し、手洗い場の水道の蛇口約40個を開いて、教室や廊下を水浸しにして授業を妨害。保健室から全校生徒486人分の健康管理指導カードとノートパソコン1台を盗むなどした疑いがある。
 吉川容疑者は自宅近くの別の中学校の窓ガラスにサッカー日本代表の選手名を落書きしたり、校舎のライトを盗んだりしたとして、器物損壊などの疑いで逮捕、起訴されていた。 大府市教育委員会は「このような事態が起きて大変残念。市民の皆様におわびしたい」とコメントした。


 この問題教師の学校施設へのテロ行為は、そもそも何が目的だったのだろうか。オレには全く想像もつかないのである。この男がこんな事件を起こす動機はいったい何だったのだろうか。捕まる前のふだんの勤務態度はいったいどんな様子だったのか。

 この一連の学校テロが、学校とは無関係の暴力団員やならず者たちによって実行されたのならまだ理解の範疇にある。しかし、この吉川教諭はなぜ自分の勤務先をめちゃめちゃにしないといけなかったのか。それによって何かを隠そうとしたのか。どうも不思議なのである。

 水道の蛇口を開けっ放しにして校舎を水浸しにするといういたずらによってどれだけの損害が発生したのだろうか。その損害はきちとん弁済されるのだろうか。

 消防士が放火魔だったり、警察官が痴漢だったり、国会議員が覚醒剤やっていたり性犯罪で捕まったり、そんな「ありえないこと」がどんどん「ありふれたこと」に変容しつつあるのが現代なのだろうか。そういう世の流れの中で、こんなむちゃくちゃな教師が登場してしまったのか。
 オレはあの「悪の教典」という小説を思い出しながら、本物の悪党というのはどんな人間なんだろうかと想像してみた。この中学教師も「本物の悪党」と呼ぶにはかなり情けない人間であるという気がした。やったことはしょせん子どものいたずらの延長線上であり、ただもう幼稚というしかないのである。
 これから裁判になって、この問題教師の側からのどんな証言がなされるのか。オレは気になってしかたがないのである。


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2013年09月03日(火) 海に消えた宅急便        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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砂に書いたラブレターはロマンチックだが、海に消えた宅配便はただのマヌケである。





 この世で最も恐ろしいのは馬鹿の存在である。どうしてそんな救いようのない馬鹿がいるんだろうか。なんでそんなことするんだろうか。そういう超弩級の馬鹿を周囲はどのようにフォローすればいいのか。いや、そもそもどうしてそんな馬鹿がこの世に存在してしまったのか。オレはそれが不思議なのである。

 食品を扱うコンビニで冷凍庫に入ってみたり、お好み焼き屋でテーブルに置かれたソースを鼻の穴に入れたり、認知症でもないのに高速道路を逆走して正面衝突したり、踏切で止まりきれずに飛び降りてバイクを列車に突っ込ませたり、そういう馬鹿は現実世界には無数に存在するのである。企業が努力して何十年もかけて築き上げた信頼も、一人の馬鹿があっさりぶちこわすことができる。馬鹿というのは最終兵器のようなものである。たった一人の馬鹿が、日本を代表する企業を壊滅させることだって可能かも知れないのだ。

 ヤマト運輸の信頼も、この一人の馬鹿のせいでたちまち吹っ飛んでしまったのである。読売新聞の記事を引用しよう。

ヤマト運輸協力会社運転手、宅配便など海に投棄
 ヤマト運輸(東京)の愛知主管支店(愛知県長久手市)が契約している協力会社の40歳代の運転手が、間違って車に積み込んだ宅配便75個とメール便約50通を海に捨てていたことが同社への取材で分かった。
 ヤマト運輸によると、この運転手は8月15日夜、愛知主管支店で富山行きの荷物を積み込んだ際、誤って大阪行きの荷物も積み込んだ。16日未明に富山に到着後、ミスに気づき、次の仕事先の新潟に向かう途中、国道沿いの日本海に投棄したという。
 大阪行きの荷物の行方が分からなくなったことを受け、同社が調査したところ、27日、運転手が投棄を認めた。運転手は「所属会社に叱られると思った」と話しているという。
 ヤマト運輸は荷主に謝罪しているが、一部のメール便は荷主が分からなくなっており、同社は「心当たりがあればサービスセンターに連絡してほしい」と呼びかけている。
                  (2013年9月2日13時33分 読売新聞)


 荷物を海に投げ捨てておいて「謝罪」も何もないだろう。社長自らその海へ潜って捜索してでも荷物を取り戻すのが企業の信頼を取り戻す唯一の方法じゃないか。オレがもしも荷物を捨てられた被害者の側ならそう言うだろう。投棄されて失われた物品の中には、金銭には換算不能な思い出の品などが含まれていたのかも知れないのである。その思い出も何もかも海の藻屑となってしまったのである。一人の超弩級の馬鹿のせいで。

 企業はこのような馬鹿にどのように対処すればいいのだろうか。コンビニの冷凍庫に入って写真を撮るような馬鹿や、地下鉄の線路に降りて「人身事故なう」などとつぶやく馬鹿、商品の食べ物を顔にくっつけて悪ふざけする馬鹿。そんな馬鹿の起こす不祥事は、企業にとっては一種の「テロ」である。ライバル企業を追い落とすためには、工作員のバイトを潜入させてお馬鹿行為をさせればいいのである。もっとも損害賠償も背負うことになるわけだが。


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2013年09月02日(月) 今、堺市長選挙に注目なのである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 橋下徹大阪市長がかねてから提唱してきた大阪都構想にとって、最大の抵抗勢力が堺市長の竹山修身氏なのである。大阪府庁に勤めていた竹山氏は、橋下氏の支援を受けて2009年の9月に現職の木原市長を破って堺市長になった。そうして木原市長が計画していたLRT導入を撤回したのである。まあ最初は橋下氏の配下だったわけだ。堺市を支配するために送り込んだ刺客が、なぜか独立して橋下氏に逆らって、大阪都構想に反旗を翻したわけである。オレはこの時点でこの竹山氏の「信義」というものについて疑問を感じるのだ。

 さて、その堺市長の任期満了ということで9月に行われる堺市長選挙に当然この竹山氏は現職ととして再選を目指して立候補するのだが、もちろん橋下大阪市長はかつての子飼い武将だったはずの竹山氏が自分を裏切ったことへの報復として、そして今度こそ大阪都構想に協力してくれる人物として、元堺市議の西林克敏氏を対立候補に起用した。その堺の戦いがなかなか熱いのである。オレは興味深くその帰趨を見守っているのだ。
 さて、もう選挙戦というか中傷合戦もはじまっている。たとえばこんな具合である。産経新聞の記事を2本引用しよう。

市長は「税金むしゃむしゃ食べながら太ったブタ」 維新・馬場氏が発言2013.8.26 21:51 [選挙]
 堺市長選で大阪維新の会が擁立する元市議の西林克敏氏の選対本部長を務める馬場伸幸衆院議員が、26日に南海堺東駅前で行われた街頭演説で、再選出馬を予定している竹山修身(おさみ)市長が税金を無駄遣いしていると主張。「あの市役所にはみなさまがたの税金をむしゃむしゃ食べまくった太ったブタがいます」と揶揄(やゆ)した。
 その上で「この太ったブタを追い出し、自分たちのことは自分で考える堺をみなさまの手で作っていただきたいと思う」と発言した。
 馬場氏は堺市議出身で、昨年12月の衆院選で大阪17区から出馬して初当選した。


 でもその馬場議員は、所得税控除目的の迂回寄付で税金をちょろまかしていたりするのである。あなたも税金で太ったブタじゃないのかな。それは「合法」ではなくて「脱法」なんだよ。道義的にはどうかと思う行為だね。

所得税控除目的、維新の馬場氏も迂回寄付 事務所は「問題はない」2013.4.10 13:49 [政治の不祥事・疑惑]
 日本維新の会の馬場伸幸衆院議員(48)=大阪17区=が、自民党に所属していた平成21年、自身が代表だった自民党支部に221万円を寄付した上で、後援会に211万円を迂回(うかい)させていたことが10日、分かった。所得税控除を受けていたとみられる。
 政治資金収支報告書によると、馬場氏が「自民党大阪府堺市第12支部」に寄付。その後、自身の後援会に寄付するなどの手法が取られていた。
 租税特別措置法では、政治家が自らの政治資金管理団体に直接寄付した場合は所得税控除が受けられないが、馬場氏は政党支部を迂回させることで最大約3割の税控除を受けていたとみられる。
 馬場氏は元堺市議で、昨年12月の衆院選で維新から立候補し、初当選した。
 馬場氏の事務所関係者は産経新聞の取材に「法律に基づいてやっていることで問題はない」としている。


 こういう行為を「法律に基づいてやってる」と開き直れる図太い神経のヤツこそが、税金泥棒なんだとオレは確信する。たとえばオレが教職に就いたままでNPO法人の代表となったとしよう。そのNPO法人にオレがたくさん寄付をして所得税の控除を受ける。ところがそのNPO法人は全くオレの私物で、その法人にガソリン代や食費などのさまざまなオレの支出を負担させていたらどうなのか。そういう卑怯な節税行為を「法律に基づいてやっていることで問題はない」と胸を張って言える人間に、他者の税金の無駄遣いを批判する資格は全くないのである。

 堺市長選挙に出馬する維新擁立の西林氏が負ければ、大阪都構想は頓挫する可能性が高い。しかし、仮に勝ったとしても、竹山氏のように裏切ればどうなるのか。せっかく手にした堺市長の椅子をすぐには捨てることができないような気がするのだ。せっかく一国一城の主となったのになんで捨てるのかということなのである。オレが一番期待する展開は、西林氏が選挙に勝ち、その上で橋下氏を裏切るという流れなのである。やっぱり政治はそうでないと面白くないのである。権謀術数渦巻く世界だからこそスリリングで面白いのだ。


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2013年09月01日(日) きみは梅田スカイビルに上ったことがあるか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 バブルの遺産と言えば大阪にはたくさんあるが、その代表的な一つが梅田にある「梅田スカイビル」である。ここは1993年に完成したわけだが、その頃にはもうバブルは終わっていて、長い不況が始まるのである。観光客も減って、特に日本人からはもう完全に見放されてしまい、中国や韓国、香港、台湾といった国からの物好きな人しか来ないという状況に陥っていたこの梅田スカイビルが、なんと世界を代表する20の建築物の一つに日本からただ一つ選ばれたのである。読売新聞の記事を引用しよう。

「世界の20建造物」に入った大阪のビル
 「空中庭園」で知られる梅田スカイビル(大阪市北区)で外国人観光客の姿が目立っている。
 20周年を迎えた今年、庭園にはすでに約8万人以上が訪れ、3人に1人が外国人という意外な人気ぶり。英高級紙「ザ・タイムズ」などに世界を代表する20の建造物として紹介されて以来、海外の観光ガイドで次々掲載されるようになったのが要因だ。
 「清水寺や金閣寺と並んでガイドブックに載っていた。ビルの上に乗っかる庭園という発想がユーモラス」。大阪、京都、奈良を巡るツアーの自由時間を利用して立ち寄ったというフランス人男性(56)は「建築物のファンにはたまらない」と喜んだ。韓国人女性(29)は、動画サイトで外国人が投稿した映像を見て興味を持った。「バンジージャンプのようなスリルがある」と庭園から街を見下ろした。
 同ビルを昨年訪れた外国人観光客は少なくとも約9万8000人。団体予約客のみ数えていた2009年までは2万人前後だったが、以降、東日本大震災のあった11年を除くと右肩上がりに増えている。韓国をはじめ、フランスやイギリスなど欧州、インドなどからも観光客が押し寄せている。
 「なぜここまで外国人客が増えているのか正直なところわからない」と苦笑するのは庭園担当者。きっかけは08年に遡るが、タイムズなど英紙がアテネ・パルテノン神殿、シドニー・オペラハウスなどと世界の20の建造物として、「これほどスリルのある建物はない」と紹介したことが大きい。海外の観光業界の目に留まり、問い合わせや取材依頼が急増。売店では今、漢字をあしらったTシャツや浮世絵のマウスパッドなど和を意識した土産物が主力だ。
 ビルを管理する積水ハウス梅田オペレーション(大阪市)も「うれしい誤算。近くにグランフロントができて盛況だがこちらは世界的知名度で誘客を」と話す。
(2013年8月31日16時57分 読売新聞)


 梅田スカイビルになんと昨年は一年間で10万人近い観光客が来ていたのである。ちょっと驚きの数字である。一日300人近い観光客が来たということになる。ただ、それでもまだ「満員御礼」にはほど遠い状況だ。屋上に上る人はまばらで、ゆっくり景色を眺めて語り合ってる恋人たちも多い。グランフロント大阪も下に見下ろすような感じである。

 世界を代表する20の建造物には錚々たるメンバーが並ぶ。トップ20に選ばれたのは、タージ・マハル、アヤソフィア、シドニー・オペラハウス、サン・マルコ寺院、フラットアイアンビル、クラック・デ・シュヴァリエ、ボドリアン図書館、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、メヘラーンガル砦、ウェストミンスター宮殿、メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂、ポンピドゥー・センター、サグラダ・ファミリア、パルテノン神殿、梅田スカイビル、コロッセオ、アンコール・ワット、ブルジュ・アル・アラブ、トランスアメリカ・ピラミッド、ハッサン 2 世モスクである。こんな有名建築物の中に梅田スカイビルは入れてもらえたのである。なんと名誉なことだろうか。

 これで世界中から新たな観光客がやってくるということになれば、大阪の新たな観光名所としてじゃんじゃん売り出していけるだろう。そしてついでに大阪のDEEPなところも味わっていって欲しいのである。スカイビルを降りたら梅田から阪急で移動して、大阪有数の歓楽街である「十三」で遊んでいくとかいうのもなかなかに面白いのである。

 大阪は多くの観光資源を抱えている。東京とは違ってまだそれほど混雑してるわけでもない。まだまだ余裕のキャパシティなのである。電車のラッシュも東京ほどではない。安いホテルも多い。あいりん地区のドヤ街は、今は外国人向けの安ホテル街に生まれ変わった。そうして大勢の外国人観光客が訪問してくれることでますます大阪の景気は良くなり、活気が生まれるのである。でも観光客でも不良外人や麻薬の運び屋や、反日国家の連中には来て欲しくないのである。日本を愛してくれる人だけに来てもらいたいのである。空港で「クズ発見機」でも設置して、不良外人に認定されたら入国を認めないなどの断固たる水際作戦を展開してもらいたいのである。


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