江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。
2007年10月31日(水) |
トモダチのトモダチはトモダチだ! |
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10月29日の日記「おまえらそのゼニ何に使ったんや!」において引用記事に誤りがあり、その引用記事が訂正されていました。日記の内容に関わるものなので日記本文も訂正しております。以上の趣旨をご理解の上で当該日記をごらんになってくだされば幸いです。
鳩山邦夫は日本の法務大臣であり、衆議院議員でありながらアルカイダの構成員とお友だちである。少なくとも政治家という職業にある者が、テロリストと友だちであることはあってはならないわけで、今すぐにオレは鳩山邦夫の議員辞職を要求するものである。こんなクソ野郎を国会議員にしておくわけにはいかない。そんなことを許せば世界の人々が黙ってはいないだろう。以下、読売新聞の記事から引用する。
「バリ島近づかぬよう助言受けた」鳩山法相が発言後に訂正 鳩山法相は29日昼、日本外国特派員協会での記者会見で「私の友人の友人が(国際テロ組織)アル・カーイダなんです」と発言。さらに、2002年10月にバリ島のディスコで発生した無差別テロに関し「『バリ島の中心部は爆破するから近づかないように』というアドバイスは受けていた」などと、事前にテロを知っていたかのように語った。 法相は約3時間後に法務省で記者会見を開き、「舌足らずでミスリーディングな部分があった」と発言を訂正した。AP、ロイター、AFPの各通信社は29日、鳩山法相の発言を伝えたが、法務省の記者会見で発言内容を修正した点には触れていない。 発言は、来日する外国人に指紋の採取を義務づける改正出入国管理・難民認定法に関する質疑の中で飛び出した。この後、記者団が真意を聞くため記者会見を開くように求め、法相は同日夕、「友人の友人がアル・カーイダと断定的に言える状況ではなかった」と修正した。ディスコ爆破に関与した人物から事前にアドバイスを受けたのは友人で、法相自身が、この話を友人から聞いたのは「事件の3か月後だったと思う」と述べ、事件の後であったと釈明した。(2007年10月30日1時27分 読売新聞
あとから慌てて訂正してももう遅いぜ。少なくとも最初の発言を聞けば鳩山邦夫、おまえがテロの情報を聞きながらもその事実を誰にも伝えなかったということがわかる。もしもおまえがそれを通報すればあのテロで失われた多くの人命が助かったかも知れないのだ。おまえには人間の心がないのか。突然に人生を断ち切られる人々の無念さがわからないのか。自分だけテロから助かればそれでいいのか。そんな自己中心的な人間が、少なくとも国益を第一に考えないといけない大臣や国会議員という立場にいてもいいのか。おまえは卑怯にも自分がテロの場所を避けていて助かったことを恥ずかしく思わないのか。なぜバリ島の人たちにアルカイダのその計画をぶちまけて計画を頓挫させなかったのか。そうすることで今度は自分がアルカイダから狙われるくらいなら、多少の犠牲者は出ても仕方がないと思っていたのか。
おまえ一人の命はあのテロで犠牲になった200人の人たちよりももしかして重いと思っていたのか。なんて傲慢な人間なんだ。オレは腹が立って仕方ないのである。もしもオレの友人や親戚がバリ島のテロで犠牲になっていれば、オレは鳩山邦夫をぶん殴らずにはいられなかっただろう。
「バリ島に行くな」という事前情報はテロの前だからこそ意味があったのであり、そんなことを3ヶ月後に聞いてあわてて用心するのはただのマヌケだろう。ここで問題なのはアルカイダの構成員が誰であるか、どこいいるのかということをアメリカ政府は血眼になって捜してるのであり、そいつを捕まえるか取り調べる事でかなり組織にダメージを与えることができるのである。鳩山邦夫のトモダチのトモダチがアルカイダということであれば、トモダチを取り調べることでアルカイダの構成員をとっつかまえることが可能になるのだ。国際テロ組織のメンバーであるというだけでオレは死刑にしてもいいと思っている。テロというのは市民に対して起こされた戦争だ。そんなことをするヤツらにはなんの情けもいらない。即死刑、これしかない。
それから鳩山邦夫、おまえの言い訳についてだが、一度「アル・カーイダなんです」と発言した以上、いくら後から「アル・カーイダと断定的に言える状況ではなかった」と訂正したところで最初の断定はすでに取り消せないし、すでにその発言内容は世界に配信されてるのである。もしもおまえが海外旅行すればその土地でいきなり拘束されるかも知れないのだ。だっておまえはアルカイダのトモダチのトモダチじゃないか。そんな連中のトモダチつながりである以上、取り調べを受けても文句は言えないはずだ。
少なくともこの発言を放置すれば日本政府の面目は丸つぶれである。今すぐに福田首相はこの馬鹿を更迭した上で議員辞職を強く求め、身柄を警察に引き渡してテロ撲滅のための捜査に協力させるべきである。トモダチのトモダチというが、そのトモダチの住所・氏名についても公表させるべきだ。それを話さなかったら犯罪者の隠匿ということで告発すべきである。もしも鳩山邦夫が自分の知った情報を警察に通報していればあの悲劇はなかったかも知れない。そうしなかったから多くの犠牲者が出てしまった。この馬鹿のやった行為は未必の故意による殺人である。
このクソ野郎は、放置すればそこで確実に発生する無差別殺人を自分とは無関係な世界の事として斬って捨てたのである。こんな情けない人間が法の番人たちの頂点に立つ「法務大臣」なのである。どうせなら同じ音で「法無大臣」にでも改称しろよ。テロを事前に知りながら阻止しなかったおまえはただのクソ野郎だ。真の日本男児ならば、たとえ自分がテログループに襲われて無惨に殺されるとしても、正義を貫き悪を許さないという気持ちを忘れないでいられる人間の事だ。おまえのようなただの卑怯者が国会議員である事をオレは断じて許さない。いますぐに議員をクビになれ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月30日(火) |
アメリカは世界一恥知らずの国です |
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家や土地を使わせてもらいながら家賃や地代を払わないのは、払えない貧乏人か払わない恥知らずのどちらかである。いくらでもドルを印刷できるアメリカが貧乏人であるとは思えないので、おそらくアメリカ合衆国というのは世界一恥知らずな国なんだと思う。そんな恥知らずのTOPに立つのがあの恥知らずの戦争でもうけるクソ野郎、ブッシュ大統領である。以下、アサヒコムの記事を引用する。
米大使館、地代10年滞納 国有地、年額250万円2007年10月29日10時01分 在日米国大使館が立つ東京・赤坂の国有地1万3000平方メートルの賃貸料が、10年にわたり未納となっている。日本政府は97年まで年額250万円を受け取ってきたが、値上げ案を提示したところ、反発した米側が支払いを拒否。未納が始まった98年分の賃貸料についての時効が今年12月中旬に成立するため、政府は民事訴訟も視野に入れながら、米政府とギリギリの交渉を続けている。 問題の国有地の賃貸借契約は、1890(明治23)年に日米両政府が結んだ。物価水準の上昇などを踏まえ、1974年と83年の2回、賃料を上げた。今回の不払いは、98年から段階的に10倍程度まで値上げする案を米側に提示したことがきっかけとなった。 民法の規定で、賃貸料の債権は5年で消滅するが、日本政府が02年12月に納入を求める書面を送ったため、時効はいったん中断。最終的な時効は今年12月に成立する。 国有地を在日公館の敷地として貸し出している相手は米英など4カ国。国会や官庁街に近い都心の一等地の賃貸料が年額250万円ということに、不動産業界関係者は「格安なのは確かだ」と話す。英国大使館が立つ3万5000平方メートルの国有地(東京・一番町)の賃貸料は年3500万円だ。 日本政府は「対米関係が重要なのは当然だが、財政事情が厳しい中で安易な妥協はできない」との立場。政治レベルで妥協する可能性もあるが、時効成立までに交渉がまとまらなければ、「日本国対米国」という異例の民事訴訟に発展することもあり得る。 在日米国大使館報道室は「日本政府と協議を続け、問題が解決することを期待している」と話している。
日本が駐留米軍の費用を負担する「思いやり予算」みたいなくだらない支出をして、日本女性をレイプするためにメリケンからやってきたような狂犬どもまでそのゼニで飼ってるわけだが、おそらくアメリカ側からすれば大使館の家賃くらい思いやり予算で日本政府が気を利かせて払っておけというものなんだろう。
ふざけるなよ!
少なくともそんな一等地に大使館を置いてる以上、その土地を使わせもらってることに関して負担するのは当然だろう。地代がもったいないのならば、もっと安いところに大使館を引っ越せばいいのだ。天北原野とか佐渡島とか和歌山県とか、安いところはいくらでもい探せるだろう。(その代わりかなり不便になるわけだが)オレが腹を立てているのはこの問題を日記で取り上げるのが二度目ということだ。半年前にもオレは日記でこのことを書いている。そして、当然メリケン野郎がゼニを払うという形で一件落着したものだと思っていたのである。ところがまだ払っていないのだ。この事実をブッシュ大統領やアメリカ国民が知ってるのだろうか。日本にウィンドウズ売りまくって稼いだビルゲイツは知ってるのだろうか。オレがこの日記で「世界一恥知らずの国家」と罵倒してる事を連中は知ってるのだろうか。もしもこの暴言コラムを英訳してくれる方がいればぜひアメリカで紹介して欲しい。
アメリカが踏み対してる地代は年間250万円ということである。一ヶ月当たり約21万円だ。法外に安い金額である。そんな安い値段で1万3000平方メートルという土地が借りられるのならばぜひともオレが借りたいくらいである。ゼニを払わないアメリカの代わりにオレに貸してくれ!オレがその土地に「江草経済研究所」でも立ててやるぜ。もちろん米国大使館の建物は使わせてもらうし、調度品も居抜きでいただきたいのだぜ。そのままとっとと出て行きやがれ。
おそらくアメリカ側にすれば「値上げなんかするのなら払ってやらねえぞ」ということなんだろう。その前に自分たちが法外に安い金額しか払ってない事を理解しろ。それともその値段で住めるところに引っ越すのか。年間たったの250万なら赤坂で3LDKのマンションを借りるのもなかなか困難だぜ。どうするんだ。払うか引っ越すか二つに一つだろう。それとも「払わない」という選択肢を用意したいのかい。
この屈辱的な事態に対して、なぜ日本政府はきちっと抗議しないのか。米大使館を場合によっては差し押さえると公言しないのか。地代踏み倒しを理由に退去要求しないのか。まあオレの個人的な意見を言えば、大使館と一緒に駐留米軍のならず者どももまとめてアメリカに連れて帰ってくれ。ただ犯罪者は日本の裁判を受けさせて日本の刑務所にぶち込んで、木の根っこ・・・いやゴボウを喰わせるために残して行け。
この不払い問題、オレの個人的な想像だが駐日大使がそのゼニを遊興費に使い込んでしまって払えなくなって、それで踏み倒す事がそのまま慣例になってしまったのではないだろうか。まあこれもただのゲスの勘ぐりなんだが。
この問題を解決する方法はただ一つ、世界に発信してアメリカの恥知らずぶりを宣伝する事だろうと思ったが、考えたらあの国は国連の拠出金も滞納してるんだったっけ。まあいずれ紙切れになるアメリカ国債を売りまくってるという点で、国家そのものが詐欺みたいなものでそんな詐欺国家にちゃんと支払うことを求めても意味のないことかも知れない。連続強姦魔に「汝姦淫する無かれ」と説いてるようなものだからなあ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月29日(月) |
おまえらそのゼニ何に使ったんや? |
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読者の皆様へのお詫び 引用記事中のアサヒコムの記事の中で、給食費を支払ってる生活保護世帯数が当初5600となっていたのを5万6000と訂正しています。これは元記事が最初に間違った数字を記載していたものをそのまま引用したために実際の3%が3割ということになってしまいました。アサヒコムの記事は現在訂正されておりますので、こちらも訂正いたします。なお3割が3%であったとしても、日記そのものの趣旨は変わりませんし、あくまで生活保護費が本来の目的で使われていないことを糾弾するのが日記の趣旨ですので、本コラムは数字の訂正にとどめております。以上の趣旨、ご理解をお願いします。
オレは以前から生活保護費の現物支給を訴えてきた。食費の一部として米や味噌を配給し、公営住宅に住んでもらって家賃分は支給する前に天引きしというふうに必要な分だけを支給する制度である。ゼニをそのまま渡せば何に使われるかわからない。偽装離婚して生活保護費を受給してパチンコ三昧の生活を送ってるようなおばはんは詐欺罪でとっつかまえるべきだと思ってるし、少なくともその原資が税金であって、他の勤労者が納付したゼニを使わせてもらってるという事実を保護を受給する者は忘れてはならないと思うわけである。ところがこんなひどい実態が明らかになった。
生活保護世帯の家賃・給食費、滞納防止へ「天引き」促す2007年10月28日06時05分 生活保護費として支給された学校給食費、公営住宅家賃、介護保険料の一部が納付されていない実態が会計検査院の調べでわかった。05、06年度の2年間分について、全国の約1割の福祉事務所でサンプル調査した結果、給食費の未納者は3%を超え、家賃や保険料と合わせると計5億5000万円になる。検査院の指摘を受けた厚生労働省は都道府県などに対し、福祉事務所による代理納付制度の活用などを求めた。しかし、代理納付は事実上の差し押さえになるため、100万を超える生活保護費受給世帯への影響は大きく、導入には慎重な意見もある。 生活保護費の一部である給食費や家賃などは、受給者が必要とする金額の実費を福祉事務所が支給し、受給者本人が納付するのが原則となっている。一方、代理納付は、福祉事務所が「天引き」し、本人に代わって支払う制度で、06年4月から受給者の同意を得なくても事務所の裁量で実施できるようになった。 検査院は、全国1242の福祉事務所のうち、約1割の126カ所で抽出調査を実施し、教育扶助の一部として学校給食費を受給している5万6000人、住宅扶助を受けて公営住宅に入居している9万世帯、生活扶助に介護保険料加算を受けた15万人について調べた。 その結果、学校給食費は3%にあたる1800人が総額4200万円を、公営住宅家賃は9.7%の8800世帯が同4億4900万円を、介護保険料は4.5%の6800人が同6500万円をそれぞれ納めていなかった。厚労省は「何に流用されているかは調査をしないとわからない」という。 検査院は厚労省に対し、徴収する学校や担当部局と福祉事務所との連携が不十分だったため、納付状況が把握できておらず、指導も行き届いていなかったと指摘。必要に応じて代理納付制度を活用するよう求めた。 これを受け、同省は今月5日付で各自治体に制度の活用などを求める通知を出した。代理納付の実施状況についても調査を始める方針だ。
ちゃんともらってる給食費を納めていないヤツが3%もいるのである。家賃を払っていないヤツが1割いるのである。これはあまりにもひどいじゃないか。オレはこういう連中はたいていそのゼニを携帯電話代に使っていたりパチンコで浪費していると推測する。「何に流用されてるかはわからない」なんて悠長なことを言ってる場合じゃないだろう。すぐに実態調査し、不正受給が明らかになればすぐに支給を打ち切りこれまでもらった分を返還させ、場合によっては詐欺罪で告発すべきだろう。
代理納付制度も「なぜやっていないのか!」とオレは逆に驚いている。公立学校の先生から聞いたことがあるのだが、修学旅行費の補助とかの形で就学援助金として出るゼニを親が勝手にギャンブルなどに使い込んでしまうので、支払ってもらえずに学校は困るがかといって修学旅行に行かせないわけにもいかず困ってるとあった。自治体が直接学校にそのゼニを払ってくれれば問題ないのだが、一旦親に支給するためにその親が「よし、これをもとでにパチンコで増やして!」などと余計な事を考えて結局全額なくなったりするのである。ひどい話だがこうした実態が事実なのである。
これが「事実上の差し押さえ」であるから「導入には慎重な意見」とあるが、なぜ慎重になる必要があるのか。少なくとも生活保護費が本来の目的で使われていないのは明らかなのである。それを正そうとすることになぜ「慎重」である必要があるのか。そういうことを主張するヤツに限って不正受給者とグルになっているのである。おまえが自分のゼニで助けてやれよとオレは言いたくなる。
少し不便で駅から遠いところにあったり老朽化しているURの賃貸住宅には空き室が多いのだが、生活保護受給者を入居させるのに活用されていない。空き室のままこれらが放置される一方で、駅に近くて便利で家賃の高いところに生活保護受給者が入っていたりするのである。極端な場合、便利なところにある持ち家に住んでいたりするのである。そうした矛盾がオレには納得できないのだ。限られた財源を有効活用するためにはどうすべきかをもっと考えるべきだろう。同じ金額でどうすればより多くの方に生活保護を受給させることができるのかと。
そして、就労させるための自立支援も必要である。もらったゼニをギャンブルやパチンコに浪費してるような連中が「働いて自立」なんてできるわけがないだろう。まず「今もらってるゼニの使い道」をチェックすることが、生活を建て直すための第一歩ではないのかとオレは思うのである。だから以前にオレはもらったゼニの使途を明示させるための「家計簿提出、レシート添付」というプランを書いたのである。
貧しくても生活保護を受給できずに苦しんでる方もたくさんいる。その意味では保護受給者はいちおう「生活の安定」を手に入れているはずである。ところが給食費を払わない者が3%もいるなんてオレは正直言って驚いたのである。いったいゼニを何に使ったのか。どういう生活をしているのか。もしかしたら不正受給者というのは思ったよりもはるかに多いのか。そんなことをオレは想像してしまうのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月28日(日) |
出産費用はすべて無料にせよ! |
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妊婦が救急で運び込まれた病院で診療を拒否され、病院をたらい回しにされるという悲劇が後を絶たない。ただ、その理由として医療関係者の中には「かかりつけの産科医があればそこに行けばよかったはず」と、病院側を弁護する方もいる。それではなぜかかりつけの医師がいないか・・・ということなんだが、その理由の一つはゼニが掛かりすぎるからだ。出産に掛かる費用や、妊娠中の検診の費用には保険が利かない。そういうわけでかなりの出費となるのである。何も異常がなかったら少しでも検診の回数を減らして・・・となってしまうのである。オレは納得がいかないのだ。高齢者の医療費を安くすることよりも、未来の日本を背負うこれから生まれてくる子どもたちのために掛かる費用を無料にすることの方がはるかに大切なことではないのかと。
一度生まれてしまえば、5歳児までの医療費を無料にしていたり、中学生までの医療費が無料になったりと地域によってさまざまな制度が存在するわけだが、生まれるまではとにかくゼニが掛かるのである。どうしてこんなことが放置されているのか。政府が本気で「少子化対策」なんてことを考えてるのなら、なぜこの実態をなんとかしないのか。出生率が低下する中で子どもを産んでくれる女性に対して、政府が出産援助金を一人あたり100万円くらい出してもいいくらいだとオレは思っている。それを「保険が利かない」ということで高額の医療費をぼったくるのは何事かと思うのである。
もちろん、産科の医院の中には豪華な個室に贅沢な食事でセレブ様御用達というところもあるだろう。そんなところまでは補助しなくていい。金持ちが勝手に贅沢するのは勝手だからだ。しかし、普通の病院で出産する場合は妊娠中の検診を含めてすべての医療費を無料にすることが必要だとオレは思うのである。それでこそ真の少子化対策である。子どもを産んでくださる奇特な方にゼニを払わせるわけにはいきません。そんなお金は国家がすべて負担しますという精神が必要なのである。子どもは国の宝である。この無料化に文句を言うようなヤツは老人の方が子どもよりも大切だと思ってるのだろうか。社会保障費の多くが老人のために使われ、子どもや貧しい人のためにはあまり使われていないという実態こそ是正されるべきだとオレは考える。
民主党が中学までの子どもに一律26000円/月の手当の支給を公約しているが、そんなバラ撒きをすればクソ親にもそのゼニが行き渡るわけで、パチンコや風俗店通いにそのゼニを浪費する馬鹿が絶対に現れてろくなことがない。それよりも子どもをまともに育てる能力がなくて虐待しているクソ親から子どもを取り上げて、国家の管理する施設で育てるような仕組みにする方がいい。そうすればクソ親に育てられてろくでなしになるところだった子どもをちゃんと躾けて有為の人材に育成することが可能になる。民主党案なんかを実施して5兆円以上掛けなくても、ほんの1000億くらいで日本中にこうした施設を運営できるはずである。ただのゼニのバラ撒きは結局ろくなことにならないということはこれまでの政府の失政を見れば明らかだろう。
息子が生まれたとき、オレは病院に30万くらいの費用を支払ったことを記憶している。この金額を払えないために踏み倒して逃亡する母子もいるという。なんとも哀れな話である。しかし、そもそもその金額はあまりに過大すぎないかということなのだ。もしも無料化できれば「お金がないから産めない」という悲劇はかなり減るだろうし、踏み倒して逃亡する必要もないわけである。
補助金などのゼニは使うべき所にきちっと使えばいい。今ゼニを使うべき所は裕福な老人や税金を懐に入れるクソ政治家、ダムを造れば造るほど儲かるゼネコンとそこから政治献金をもらっている政治家たちの所ではないはずだ。生まれてくる子どものために社会が全力で支援できる環境こそが一番大切なのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月27日(土) |
NOVAをいったい誰が救うのか? |
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英会話学校最大手のNOVAが会社更正法を申請した。会社にはゼニがなく給料の遅配が続き、10月分の給与ももちろん払われていないという。上場会社なら業績が悪くなっても新株をじゃんじゃん発行してそれを株式市場で売りまくって乗り切るトッキ(ジャスダック9813)やモック(東証マザーズ2363)のようなやり方で乗り切る奥の手もある。株主のゼニを分捕ってそれで建て直すわけだ。一株価値が希薄化して株価は下がるが、その分会社にゼニが入ってくる。NOVAも新株を発行してそれを株式市場で売りまくって最後の資金調達をしようと狙ったわけだが、時すでに遅くもはや株価もこれ以上下がりようもないところまで下げており、間に合わなかったのである。10月24日に新株予約権を発行して7000万円を調達したが、もう手遅れだった。
オレはその「新株予約権発行」のニュースを見ながら「NOVA、おまえはもう死んでいる!」と言いたくなった。いまさらたった7000万で何が出来るというのか。トッキなどは年間の売上高の6割近い23億を新株を発行して調達してるのである。(ちなみに本業は47億円の赤字である。)トッキは有機EL製造装置の会社だが、もはや収入の柱は新株を売り捌くことなのである。NOVAもトッキを見習ってもっと早く株券をじゃんじゃん発行していたら危機を乗り切れたかも知れないのである。
さて、なぜNOVAは破綻に至ったのだろうか。拡大に次ぐ拡大路線が授業の質の低下を招き、バブルがはじけるように自壊したと言われるがその最大の原因は、NOVAが猿橋社長ひとりに権限が集中する体制でチェック機能が働かなかったからだという。以下、アサヒコムの記事を引用する。
NOVA、更生法を申請 社長降格 全教室を一時停止2007年10月26日12時49分 英会話学校大手のNOVA(大阪市、ジャスダック上場)は26日午前、大阪地裁に会社更生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債総額は439億円。経済産業省による行政処分の影響などで受講生の減少が続き資金繰りが悪化、経営破綻(はたん)した。猿橋(さはし)望社長は代表権を解かれ、取締役に降格された。800前後ある全教室の運営は一時停止され、今後は約30万人とみられる受講生への受講料返還が課題となる。 ジャスダック証券取引所は26日、NOVA株を11月27日付で上場廃止にすると発表した。 負債のうち、約200億円は受講生が前もって支払った受講料。管財人が確保したNOVAの資産は、講師や従業員の未払い賃金(労働債権)などに優先的に回されるため、受講料が返還されるかどうかは不透明だ。 NOVA経営陣は、危機的な経営が続くなか、役員7人のうち4人が辞任届を提出するなど混乱。25日深夜に取締役会を開いて猿橋社長を解職、吉里仁見、アンダース・ルンドクビスト、渡辺勝一の取締役3氏が代表権を握った。猿橋氏の解職理由について「不透明な資金調達方法や業務提携の条件交渉で、十分な説明が得られなかった」としている。 NOVAは、教室の賃貸料不払いや、外国人講師への給料支払い遅延で「自主休校」が拡大していた。猿橋氏の方針に危機感を抱いた一部経営陣が、民事再生法よりも裁判所の関与が強い会社更生法下での再建を目指したとみられる。 今後は会社更生法適用下で経産省や金融機関などと連携しながらスポンサーを募り、事業継続の道を探る。だが、全国に展開するNOVAの教室数や受講生の数は膨大で、地域分割などの検討も必要とみられる。 「駅前留学」の広告などで知られるNOVAは、教室数の急拡大やテレビ電話システムによる講座などを進めたが、採算性が低下して07年3月期決算は2期連続の当期赤字を計上した。 さらに、解約時の受講料返還を巡るトラブルも相次いだ。6月には経産省が不実告知などの特定商取引法違反で1年を超える長期契約を半年間停止する命令を出した。受講生減少に拍車がかかり、07年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比31・9%減の92億円、営業損益が45億円、当期損益24億円のいずれも赤字だった。 受講料の返還や人件費、教室の賃貸料に充てるため、赤字教室の閉鎖や不動産売却で現金を確保してきたが、資金繰りは改善しなかった。自主再建を目指した猿橋氏は支援企業探しに奔走。旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄会長や英字紙など複数の候補と接触したが、具体的な支援は得られなかった。
アイデアマンだった猿橋社長は積極的に拡大することでNOVAを急成長させた。講師はたった3日の研修で即戦力として教壇に立ったという。拡大路線に人材の確保が間に合わなかったという部分はもちろんあるだろう。ただ、もっとも大きな打撃は授業料返還訴訟での敗北だった。
この件に関して、オレはまだ腑に落ちないのである。受講回数が多くなるほど割引になるチケットを購入し。実際の使用回数が少なかった場合、つまり残りを返金する場合に基準となる使用済みの分の価格が割引価格ではなくて正規価格であるというNOVAの主張が認められなかったわけだが、これに関してだけはオレはNOVAを支持する。100回分のチケットを買って、実際は10回しか使わなかったということで残り90回分を返すとき、9割を返せと言った裁判官はただの世間知らずである。その世間知らずの馬鹿裁判官はNOVAを崩壊させた直接の責任者であるとオレは思っている。なんのために割引制度があるのか、どういうビジネスモデルなのか全く裁判官は理解していなかったのだ。
もっとも前払いしてるのに予約が埋まっていて受講できないという理由での返金請求も多かったという。それに関してはNOVAに弁護の余地はない。前払いチケットという商品を売っておきながら、授業を提供しないという行為は詐欺そのものであるからだ。
200億円の受講料が前払いになってるのにNOVAにはもうゼニがないという。膨大な未払い賃金があって、企業が破綻した場合はそうした労働債権が優先される以上この前払い受講料は戻ってこない可能性が高いのである。支援する企業もその200億円に関しては補償する義務はないわけで、どちらかというと支援企業もそんなゼニは踏み倒して新しくゼニを集めて再建したいはずだ。30万人の受講生の中にはかなり高額の受講料を前払いしているいて、そのローンを組んでいる者も大勢いる。ところがNOVAがなくなれば講座は受講できないのにローンは払わないといけないというとてつもない悲劇が待っているのである。
大きな組織を効率的に運営するためにはさまざまな役割の人材が必要だ。そして学校というのはやはり授業の質がその生命線である。そこにほころびが生じているのに、それが受講料返金請求の最大の原因だったのに、猿橋社長は気付くのが遅れて事態を最悪の状況まで引っ張ってしまったのだ。
支援企業にはイオン、丸井、ヤフーなどの名が上がっている。たとえNOVAが存続できたとしても、一度失った信頼を取り戻すのはなかなか大変なことだろう。今後どのような形で再建の道筋をつけるのか、オレは注目している。猿橋社長の目指したもの自体は間違っていなかったはずだ。ただ彼に欠けていたのは一つの組織を維持するための気配りと諫言できる補佐役だったのではないか。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月26日(金) |
両替に手数料を取るなよ、ボケ! |
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お手元のノートパソコンでいつでもTVを観ることが出来るLogitec USB接続型ワンセグレシーバ LDT-1S100Uがとうとう5000円を切りました。つい半年前までは1万円近くしていたのにどんどん値下がりしますね。最初からワンセグ付きのメーカー品のノートPCは20万近くするので、ドスパラ江草店で安いショップオリジナルのPCを買って、それからこのワンセグレシーバーを購入しましょう。すると8万5000円でTV視聴PCのできあがりです。
銀行での両替に手数料がかかるようになったのはいつからだろうか。オレが両替を必要とするのは年末にお年玉用の新札を大量に入手しないといけないときくらいだが、そのときは行きつけの東京三菱UFJ銀行の両替機を使って、そこに自分のキャッシュカードを入れて操作している。両替できるのは50枚までということになっていて、それ以上は手数料がかかるとある。手数料がかかるような枚数を両替したことがなかったので自分はその手数料を払ったことなどなかったわけだが、小銭を大量に必要とする商店主などは大変だと思う。なんでそんなことにコストが掛かるのか。預かったゼニにろくに利息もつけてくれないばかりではなく、時間外や休日の引き出しには高額の手数料をぼったくる銀行が両替くらいサービスですればいいじゃないかとオレは思うのである。客が怒るのもわかるような気がする。
銀行手数料に逆上し逮捕 350円の両替に315円2007年10月25日22時01分 銀行で350円を5円玉に両替しようとして、手数料の高さに怒って行員のネクタイを引っ張ったとして、兵庫県警甲子園署は25日、同県西宮市の新聞販売所アルバイト従業員の男(28)を暴行容疑で現行犯逮捕した。 調べでは、男は同日午後2時40分ごろ、同市甲子園口2丁目の三菱東京UFJ銀行甲子園支店の窓口で、350円を5円玉70枚に両替するよう依頼。「手数料が315円かかる」と言われて逆上し、窓口の職員に詰め寄ったうえ、止めに入った男性行員(53)のネクタイを引っ張った疑い。 同行のホームページによると、持参もしくは持ち帰る硬貨の多い方が50枚以内であれば無料だが、51枚以上は手数料がかかるという。
両替のようなサービスは、その銀行を利用している預金者や、売上金を入金する商店に対して顧客サービスとして無料で行うべきものであり、そんなことまでゼニ儲けの手段にするなよとオレは思うのである。もしもオレが商店主なら、キャッシュカードを家族名義で何枚も持って、そして複数の銀行をハシゴして回って50枚以内の両替で済ませて、手数料など一銭も払わずに済むようにするだろう。
既にオレはこういう銀行のセコイ金儲けに対していろんな手で報復しているのだ。たとえばオレが持っているUFJのキャッシュカードはオールワンという口座にしているから時間外でも休日でも引き出し手数料は無料である。自分のゼニを出すのに手数料を払うということにオレは納得いかないからこの口座にしているのだ。それだけでは「報復」にはならない。ゼニを引き出すときにダイエーに設置してある東京スター銀行のATMから出金すれば、オレ自身は全く手数料を払わなくてもいいのにUFJは東京スター銀行に対して105円の手数料を払わないといけないのである。それでオレはわざとUFJのATMではなくて東京スター銀行のATMを、手数料のいらない時間帯に使用して出金するのだ。それも1000円とか5000円という小口が多いのである。わざわざ出すまでもない金額のゼニを引き出すのは、オレのしていることがUFJに対するただのいやがらせだからだ。
オレの行きつけの三菱UFJの支店の両替機には新札が入ってることが多い。平日の休みでそのUFJの営業時間内に立ち寄ることが出来たときなど、オレは財布の中のしわくちゃの札を全部両替機に入れて新札と入れ換える。それをオレはひそかに「マネーロンダリング」と呼んでいる。毎月月末の預金残高が一度も10万円を下回ったことがないという高額預金者のオレは、当然それくらいのサービスを受ける正当な権利があるはずだ。
上記の事件だが、新聞販売所のアルバイト従業員はおそらく業務上の両替で訪れたのだろう。ふだんそういう仕事を頼まれたことがなかったので、銀行がそんなせこいシノギをやってることなど知らなかったに違いない。それだけに大いに同情の余地がある。たった350円の両替に対して「手数料315円です!」と言われれば普通は「ふざけるな!」となるだろう。怒るのが正当である。確かにそこで手を出すのは悪い。暴力を振るってしまえば弁解の余地はない。しかし、すべての原因はこんなせこいシノギをして儲けている銀行というあこぎな商売のせいである。両替に手数料を徴収するというそんなむちゃなルールを決めたのはいったい誰なのか。そしてそんなむちゃくなルールが存在していることに対してなぜもっとみんなは怒らないのか。商店主は立ち上がらないのか。こんな仕組みは個人商店に対して「釣り銭のいるような商売をするな!」と言ってるのと同じだ。
オレは店で買い物をするときにできるだけきっちりと払ってお釣りをもらわないようにしている。小銭を入手するには店がコストを支払ってる可能性もないとはいえない。だからその貴重な小銭を受け取るに忍びないのである。クレジットカードの使える店では必ずクレジットカードを、そして使えない店ではできるだけ釣り銭の少ないようにといつも心がけている。
それにしても350円の両替に対して手数料が315円か。そんな料金を平気で徴収しようとする銀行なんかつぶせよ。理不尽とはこういうひどい金儲けのことを言うんだぜ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月25日(木) |
私市植物園でデートしましょう! |
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大阪府交野市私市(きさいち)に大阪市立大学理学部付属の植物園がある。所在地は京阪電鉄の交野線(枚方で京阪本線から乗り換え)終点、私市駅から徒歩6分のところにあるのだが、ここは昭和25年に大阪市立大学理工学部附属の研究施設として発足した伝統ある施設なのである。その前身は「満蒙開拓団」として移住する人たちの訓練施設「大阪市興亜拓殖訓練道場」として開設されたという因縁もある。
もちろんここは植物園の本来の目的である植物学の基礎研究の場として多くの植物の収集と保存を行うことがその主たる役割である。絶滅危惧植物と呼ばれる種の保護育成にも積極的に取り組んでいるらしい。ただいちおう「植物園」なので見学者が訪れて自然を学習するためにも役立つようになっている。温室が5室あり、1500種の植物が育成され、このうちの7割は国内ではここにしかないという。その温室が今危機に見舞われているのだ。
度重なる第三セクター事業の失敗で数百億単位の損失を繰り返して借金まみれの大阪市は、行財政改革の一環として大阪市から大阪市立大学に拠出していた「運営費交付金」の額を段階的に削減していく予定なのである。2010年には2005年度予算よりも20%も減らされるらしい。そんなに削られてどうやってやっていけばいいのか。また私立大学が法人化されたために大阪市とは別団体とされて重油の大量購入割引が認められなくなり、2006年度の燃料費は前年に比べて2割増だった。今冬は原油高のためにさらに燃料費が高騰することが確実である。予算が削減されてるのに燃料費が上がる・・・というわけで、室温設定を下げることで植物園側は対応を予定しているという。18度に設定されていた室温が10度まで下げるのである。10度のところを果たして温室と呼べるのか。
熱帯や亜熱帯の植物は室温が10度に下がれば枯れるものも出るだろう。植物の生育環境に重大な影響が発生することは間違いない。この危機を救おうと地元の市民有志が「きさいち植物園ファンクラブ」を設立して立ち上がったのである。このままでは廃止もやむなしという温室を救うために、そして植物園をこれからも維持するためにサポートしたいと訴えているのだ。(ファンクラブ事務局は072-894-0840 )
さて、我々はこの植物園を救うためにどんな行動を起こせるだろうか。ファンクラブに寄付するというのも一つの選択肢だろう。しかし、オレが訴えるのは寄付する前にまずこの植物園を知ってくれということなのだ。とりあえずカップルのみなさんはここでデートしてくれということだ。
植物園の開館時間は9:30〜16:30、月曜休園、入園料は高校生以上が350円となっている。中学生以下は無料だ。この植物園のWEBサイトもあるので詳細はクリックして見てくれればいい。多くの人が訪れて入園料を払うことで、少しでも運営費の足しになれば温室は守れるかも知れないのである。
植物園でデートなんて今の若者にはあまり人気がないかも知れない。しかし、350円の入園料でゆっくりと一日過ごして、お弁当を持ってきて食べて、のんびりと散歩して過ごせばかなりチープなデートが出来るじゃないか。USJやTDLで過ごすようなリッチで贅沢なデートもいいがそればかりでは彼女に飽きられる。たまには自然に囲まれてのんびり過ごすようなデートもいいじゃないか。少なくともオレはそういうデートも好きだ。大学生の時は京都府立植物園をよくデートコースに使っていたぜ。
それにしてもなんでもコスト削減すればいいというものじゃないだろう。余計なところに無駄なゼニを使うから、こうして必要なところにゼニが使えなくなるのである。これはすべて大阪市の失態であり、すべての責任は関市長にある。それでもしぶとく次の市長選挙にも出てくるそうだが、ここは自らの失政の責任をとって潔くやめるべきだろう。
民主党の動きも実に不可解である。確か関市長は前の選挙で自民も民主もオール与党体制で当選したのじゃなかったか。国政選挙のこともあるのでさすがに今回の市長選挙で民主党は自民党が推薦する現職の関市長を支持することはできないわけだが、その代わりに何をしたかというと独自候補を立てることで関市長への批判票が分散することを画策して、間接的に関市長の当選をアシストするという卑怯な戦術に出たとオレは憶測している。なぜ民主は橋爪紳也候補を公認してやらないのか。もしも民主が大阪市出身で大阪市大の教授である橋爪候補を支持すれば、橋爪候補は必ず市長選挙に勝てるだろう。民主党は実は裏で関市長とつながっていて、オモテだって支援するわけにはいかないために票を分散させるために平松とかいう元アナウンサーを立てて、橋爪候補に入る票の切り崩しを計ってきたわけだ。オレはこの図式を想像してむちゃくちゃ気分が悪くなった。
おっと、選挙のことは今日の話題じゃないんだ。今日の話題はあくまで植物園でのデートのことだ。みんな、どんどんデートコースにこの植物園を使ってくれ。そしてじゃんじゃん入園料収入を増やしてやって、燃料代くらい笑って出せるようにしてやってくれ。市民の手で救うとはそういうことだ。オレは私市植物園の温室の存続と、市長選挙での橋爪候補への支持をこの日記で訴える。デートには私市植物園を!だ。それにしてもこの「私市」、いちいち「わたくし」と入れて変換してから「いち」と入れないといけないのである。「きさいち」では一発変換されないのである。ATOKももっとがんばって欲しいのである。このレベルの地名では無理だろうか。そんなことはないだろう。「音威子府(おといねっぷ)」も入ってるじゃないか。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月24日(水) |
府中市のあきれた教師たち |
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関西人なら梅田の「アリバイ横丁」をご存じかと思います。そのことが10/23の個人日記で話題になっています。ぜひごらんになってください。
オレは払えるのに給食費を踏み倒すような連中というのはろくでもない食い逃げ野郎だとこの暴言日記で書き続けていた。ただ、そうして書いているオレに全く想定外のことが現実には起きていたのである。つまり、踏み倒してるのは児童生徒だけではなく、その学校に勤務している教師もまたそうだったという事実だ。オレはこの報道を聞いてあきれている。こんな連中はきちっと処分してくれ。以下、中日新聞のWEBサイトより引用する。
給食費未納、先生も 東京・府中市の小中学校の35人2007年10月20日 朝刊 ◆最長は5カ月間 東京都府中市の市立小中学校の教員三十五人が、二カ月以上給食費を払っていなかったとして、同市教育委員会から督促状を送られていたことが十九日、分かった。再三の督促にもかかわらず未納を続けていた教員もいたが、本紙の取材後、全額が支払われた。保護者の給食費未納が社会問題となっているだけに、市教委は「未納防止の取り組みに水を差す行為」と教員への指導を徹底する方針だ。 同市では、全市立小中学校で給食を実施しており、給食センターで一括調理している小中各十一校は、市が保護者と教員から給食費を徴収している。給食費は小学校が一カ月三千九百五十円、中学校が同四千三百円の定額で、年度末に差額分を調整する。 同市教委学務保健課によると、市が八月中旬、四−七月の給食費の支払い台帳を確認したところ、二、三カ月間未納の教員が各七人、四カ月間が二十一人に上った。三十五人の未納総額は約四十七万九千円。異動の際、対象教員を台帳に入れ忘れる手続きミスも数例あったが、大半は「納める時間がなかった」「忘れていた」という理由で未納となっていた。 同課は八月二十一日、三十五人に督促状を送ったが、期限の同月末までに支払いを確認できたのは十六人。同課が各校にさらに催促したが、十月に入っても三人が未納のままだった。 三人はいずれもベテラン教員で、うち二人は昨年度も督促状を送られていた。三人のうち一人は五十代の男性中学教員で五カ月間未納。校長の指示で今月十八日に支払った。もう一人は四十代の男性中学教員で四カ月間未納。今月十二日に支払った。二人は「(納付のため)銀行に行く時間がなかった」「入金がおっくうだった」と説明しているという。 同市では給食費未納の教員に対し、昨年度も一年を通じて百二十九通の督促状を送っているが、年度をまたいでの未納はないという。同課の田中陽子課長は「非常に残念。これでは保護者の理解が得られない。今後は未納の教員には厳しい対応を取りたい」と話している。
「納める時間がない」「忘れていた」などと馬鹿親のような言い訳をするなよ。「銀行に行く時間がなかった」だと。おまえは秒刻みのスケジュールで仕事をするほど多忙な教師なのか。どうせ空き時間に漫画やエロ本を読んでのんべんだらりんと過ごしてるクソ野郎じゃないのか。4ヶ月も5ヶ月も未納のまま放置してるというヤツはわざと滞納しているに決まっている。年度をまたいでの未納はないということだから年度末にまとめて払えばそれでOKと思ってるのだろうか。期日をきちっと守るということをちゃんと教えないといけない立場の教師にあるまじき行動である。
そしてもう一つ言いたい。こんな教師がいるのに親たちに対して「きちっと給食費を納付してください」と胸を張って言えるのだろうか。この連中は自分たちが怠慢なだけではなく、教師全体の信頼を揺るがしているのである。まさに言語道断である。
記事の中には「本紙の取材後、全額が支払われた」とある。ということは取材がなかったらそのまま年度末まで支払われなかったということなのかも知れない。体面だけを気にする連中らしい行動である。「三十五人に督促状を送ったが、期限の同月末までに支払いを確認できたのは十六人。同課が各校にさらに催促したが、十月に入っても三人が未納のままだった」とある。こんな連中が親に対して「ちゃんと期日までに給食費を払ってください」という資格はない。
さて、この横着な教員たちだが「払ったから許される」というものでもないだろう。ちゃんとペナルティを課して欲しいものである。それが社会の秩序を守り、不正や悪を許さないということである。遅れて納付した分にはちゃんと高い利息を付けて払わせるべきである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月23日(火) |
いきなり冬とはあんまりです |
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オレは以前から主張していたことがある。日本にはもう「四季」はないと。夏と冬しかないのだと。春や秋という快適な季節はもう存在しないか、仮にあってもそれはわずか1週間ほどの一瞬に過ぎないと。今年もオレのそうした主張通りの展開となっている。寒いのである。まだ10月というのになんだこの寒さは!とオレは怒ってるのである。
部屋のパソコンの傍らにある温度計は今16度をさしている。オレは上下スウェット姿でパソコンに向かっている。その下にはもう長袖のシャツを着ている。半袖シャツだと寒いからだ。まだストーブを入れなくても何とかなるが、温度がもう少し下がれば石油ファンヒーターのお世話になることになるだろう。まだ10月というのにそんな準備までしないと行けないのか。なんてことだ。どうしてもう冬なんだ。9月〜11月は秋じゃないのか。
眠るときも足元が冷えるので電気あんかを数日前から使用している。それがないと足元が冷えてどうしようもないのである。こたつをそろそろ出すべきかと妻は思案している。私は今日タンスの中味を衣替えして、衣料をすべて冬物に入れ換えた。もう完全に冬支度なのである。なぜこんなにいきなり寒くなるのか。ひどいじゃないか。どうしてもう少し「秋」という季節を味わう余裕を与えてくれないのか。今年はまだ松茸も食べてないのである。おむらはうすの松茸オムライスも食べていないのである。
夏はとてつもなく暑く、冬はめちゃんこ寒く、春と秋は一瞬に過ぎ去るので季節を感じるヒマもない。いつから日本はこんな国になってしまったのか。どうして季節の緩やかな変化が失われてしまったのか。残暑は10月まで延々と続き、それが終わったと思えばいきなり冬がやってくる。これでは秋らしい行事を楽しむこともできないじゃないか。仲秋の名月なんか猛暑の中だったじゃないか。なんでこんなに季節感がめちゃめちゃになってしまったのか。 秋とはかつて「風の音」で感じるものであった。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる (秋が来たと目にはっきりと見えるわけではないが、風の音に自然と秋を感じてはっとする)
という和歌がある。今は何によって秋を感じるのか。京都に住んでいれば時代祭などの行事で秋を感じることもあるかも知れない。しかし普通は秋らしいことなど日常生活の中には存在しない。せいぜい秋になってテレビ番組が代わったり、プロ野球ペナントレースが終了するくらいが秋の風物詩である。少なくともテレビや野球という間接的な情報から秋を感じるのであり、前述の和歌のように自分の身体が手に入れた情報や感覚から秋を知るのではないのだ。そして仮にそうやって秋を知る感覚を持っていたとしても現実の秋そのものが日本の気候から失われているのである。「小さい秋見つけた」という唱歌があるが、大きい秋どころか小さい秋さえも見つからないのである。都会には虫がいない。赤とんぼもいない。ゴキブリは季節に関係なく一年中出現する。そういうわけでやはり季節感は全く失われているのである。
どうすれば我々は秋を取り戻せるのだろうか。これは難問である。温暖化によってめちゃんこ暑くなった夏のせいで、その周辺まで暑くなったのである。6、7、8月だけが夏だったはずが、あまりにも夏の頂点部分が暑いので、裾野を広げる富士山のように周辺の5月や9月も夏の余波に襲われて暑さに支配されてしまったのである。そして春や秋というのは4月や10月にほんの一週間くらい「春かな?」「秋かな?」と思わせる程度にしか存在しないのである。四季の移り変わりの美しさが日本の風土の特徴だったのに、こんな「二季」の気候になってしまったことがオレは残念でならない。もはや取り返しが付かないのである。
しかし、こんなことをオレが感じるのは大阪という日本でも最上級の暑い街にいるせいかもしれない。その暑さに耐えるために調整された肉体は極度に寒さに弱く、それでこの程度の寒さを「冬が来た」と感じてしまってるのかも知れない。確かに最近のオレは寒さが苦手だ。ただ単に年を取って寒さが耐えられなくなったということかも知れないが、それにしてもすぐ風邪を引くし、寒いのが極度に苦手になった。
冬になって一番困るのは大量の灯油の消費が発生することである。我が家はものすごく灯油の使用量が多く、地球温暖化を促進してるのである。それはオレの財布も直撃する。だから冬が来て欲しくないのだ。オレがいくら灯油の節約を呼びかけても家族は誰も聞いてくれないのだ。「だって寒いんだもん」という答えが返ってきて、部屋の中を常夏の楽園にしてるのである。そんなに暑くしなくてもいいじゃないか。
どうしていきなりこんなにも寒くなってしまったのか。オレは寒さに震えながらこの日記を書いている。もっと厚着をすればよかった。明日は綿入りのハンテンでも着ようと思いつつ。
ハンテンです。冬はやっぱりこれに限りますね→ ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月22日(月) |
給食の「食い逃げ」を許すな! |
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10月21日の個人日記「誰かの人生に深く関わるということ」でかなりの長文を書いています。ぜひごらんになってください。 リンク先の空色遊歩道さんで東京都内や近郊での求人があります。賃金は時給で4桁になります。休日は原則土日祝だそうです。興味を持たれた方はぜひ空色遊歩道さんをごらんになってください。ほらそこのニートのキミも、興味を持ってメールで問い合わせた瞬間からもうニートじゃありません。 以前の「江草ファンのお約束」のページを「江草乗応援プロジェクト」に名称変更しました。よろしくお願いします。
振り逃げは野球だが「食い逃げ」は犯罪である。よく年末になるとお正月を暖かな刑務所で過ごしたい住所不定無職の方が食い逃げを起こしてわざとつかまるという事件が発生する。誰かを傷つけたわけではないし、危険もないが確実に逮捕される上に、累犯者なら刑務所に戻れる可能性も高いというわけでよく用いられる犯罪である。その「食い逃げ」だが、大阪市では子どもの給食費を食い逃げさせている親があのモラル無き大都市、仙台と並んでかなり多かったのである。以前にオレはこの日記で仙台の給食費踏み倒しについて触れたことがあったが、実は大阪も多かったのである。そしてついに大阪市教委は行動を起こしたのだ。以下、産経新聞のWEBサイトから引用である。
給食費滞納で給与差し押さえ 大阪市教委2007.10.20 11:37 大阪市教育委員会は20日までに、支払い能力があるのに小中学校の給食費を6カ月以上滞納している保護者に対し、給与差し押さえなどの法的措置をとる方針を決めた。 督促のマニュアルを小中学校に配布、本年度中に実施する。政令指定都市での導入は仙台市に次ぎ2例目という。市教委幹部は「従来はペナルティーがなく“逃げ得”の面があったが、法的措置で抑止効果を期待できる」と話している。 市教委によると、滞納が3カ月以上になると校長が面談などで理由を調査し、6カ月を超えると教育長に法的措置を依頼。市教委が催告書などを送付した上で、なお滞納が続く場合には簡易裁判所に督促を申し立てる。 裁判所が督促を出し、異議申し立てがなければ、給与など財産の差し押さえが可能になる。大阪市の公立小中学校では、昨年12月時点で3カ月以上の滞納が計約2144万円(927人)だった。文部科学省の調査によると、平成17年度の給食費の未納は全国で総額約22億3000万円(約9万9000人)で、うち60%は学校側が「経済的理由ではなく保護者の責任感や規範意識の問題」と判断しているという。
大阪市だけで3ヶ月以上の給食費滞納者が927人、合計2144万円だから一人あたり約2万3000円である。オレが驚くのはこれまでペナルティが存在しなかったということなのだ。卒業したらそのまま踏み倒して、つまり逃げ得だったということなのだろうか。これまでずっとそうだったのならいったいどれほどの金額が踏み倒されてしまったのかと思うのである。そんな払うべきゼニを払わない情けない親もいるのである。なんともあきれた話である。
今回、簡易裁判所に督促を申し立てるという方法を取ることを宣言したことで、どの程度滞納者は支払いに応じるのだろうか。それ以前にどうしてこういう親たちは給食費を踏み倒すのだろうかとオレは思うのである。
民主党が少し前に、中学生以下の子供を持つすべての親に対して児童手当を26000円支給するという財源の当てもないバラ撒き法案を提案していたが、その財源に充てるために消費税を17%にするなんて言い出すかも知れない。結局とばっちりを受けるのは独身で子どもがなくて、税金をかなりたくさん納めてる人たちということなのだろうか。それにしても一人あたり26000円はなかなか大きい。時々テレビで大家族もののドキュメンタリが放送されるが、子どもが10人いればそれだけで毎月26万も入ってくることになる。それをあてにしてじゃんじゃん子供を作る親が出てくれば、それが少子化対策だとでも言いたいのだろうか。オレがバラ撒きだと思うのは、子どもの多い家庭すべてが経済的に苦しいわけではないと言うことである。橋下徹弁護士の家は子だくさんだが、だからと言ってそこに一人あたり26000円を支給するくらいなら、その分をもっと経済的に困窮している家庭に手厚く回してやるべきだ。
ばらまかれた巨額のゼニ、本来子どものために使われなければならなかったそのゼニは、現実には多くがパチンコ代や遊興費に流用されるだろう。本来子どもに対する手厚いケアが必要なはずの児童虐待家庭ほど、そのせっかくのゼニが子どものためには使われないのである。なんということだろうか。
そのゼニをもらったこの給食費滞納野郎たちは「これで給食費が払える」とは思わないかも知れない。給食費はそのまま踏み倒して、もらったゼニは遊興費に使うということになるかも知れない。給食費を払えるのに払わないようなモラル無き親たちはどうせまともな使い方をするわけがないのである。
だったらちゃんと「食い逃げ」で立件すべきだろう。給食費を払わずに食べているというその状況は「食い逃げ」以外の何というのか。それはまぎれもなく食い逃げじゃないか。だったら他の食い逃げ犯同様に逮捕すべきであり、子どもには罪がないのだから親をそのまま「あなたは食い逃げです」と連行すればいい。「給食費を払わないと逮捕」ということになれば一気に不払い率は下がるだろう。
子どもに向かって「あなたのご両親は給食費を踏みたおしてます」と現実には伝えにくい現場の教師たちの苦しみを思えば、この踏み倒しの親どもにはきっちりと責任をとらせるべきだとオレは思うのである。その一つが「食い逃げ犯」と同様の罰を与えることではないだろうか。
参考資料
【給食費滞納状況】都道府県別
〔滞納額ワースト5〕 1.北海道 2億7595万円 2.沖縄県 2億6395万円 3.千葉県 1億5739万円 4.東京都 1億4059万円 5.埼玉県 1億3517万円
〔滞納率ワースト5〕 1.沖縄県 3.8% 2.北海道 1.4% 3.宮城県 1.1% 4.岩手県 1.0% 5.福岡県 0.8%
滞納率全国平均は0.5%
引用元 文部科学省 学校給食費の徴収状況に関する調査の結果について〜
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2007年10月21日(日) |
「おまえも脱げ!」と命令した変態調教師 |
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三島由紀夫の小説「潮騒」の中で、ヒロインの初江が新治と嵐の日の燈台で待ち合わせをする場面がある。ふとうたた寝してしまった新治は目を覚ましたときに初江が裸になって服を乾かしていることに気が付き、眠ったままのふりをする。ところが初江がそれに気づき、「目をあいちゃいかんぜ!」と叫ぶ。しかし新治はしっかりと目を開けて初江の裸体を見ようとするのである。二人は焚き火を挟んで向き合う。新治が右へ移動すると初江も右へ逃げる。新治は「なんだって逃げるんじゃ」と問う。初江は「だって、恥ずかしいもの」と答える。だったら着物を着ればいいのである。しかし新治も一人のHな若者である。いつまでも初江の裸体を見ていたいのである。そこで新治が繰り出したのは「どうしたら恥かしくなくなるのやろ」という愚問であった。普通の女性ならここで「あんたはアホか!」とあきれて、焚き火の中から火のついた木ぎれを拾って男の股間にでも投げつけて服を持って飛び出すだろう。しかしそこで初江の答えは「汝(うぬ)も裸になれ。そしたら恥かしくなくなるだろ」だったのである。「潮騒」の中でもっともエロチックな場面であり、オレの大好きな箇所でもある。
新治は初江のコトバに従ってふんどし一本になった。しかし、初江もかなりHだったのである。「まんだ汝は裸になっとらんもの」と言った。新治の股間を覆うふんどしを彼女はとれと命令したのだ。新治も負けていない。初江の胸から下半身を覆う白い肌着を見ながら「汝がそれをとったら、俺もとる」と叫んだ。初江はためらいもなく肌着をかなぐり捨て、新治もふんどしをとった。「その火を飛び越してこい!」と言われ大きく跳躍した新治は全裸の初江と激しく抱き合う。この場面は小説では何度も読んだことがあるのだが、映画ではどうなってるのだろう。山口百恵は果たしてこの場面で全裸になったのだろうか。オレはふとそれが気になったのである。残念ながら映画「潮騒」の方は観ていないのである。
小説「潮騒」の中のこのやりとりは美しいが、もしも48歳のオッサンが24歳の女性に向かって「オレも脱ぐからおまえも脱げ」と言って真っ裸になるなんてことがあればオレは笑うしかない。しかし、現実にそんなことをしたオッサンが居たのである。名古屋競馬の原口調教師である。
裸になり「おまえも脱げ」 女性騎手が調教師をセクハラ提訴2007.10.20 11:46 名古屋競馬の女性騎手、山本茜さん(24)が、所属していた厩舎(きゅうしゃ)の男性調教師(48)からセクハラを受け所属厩舎の変更を余儀なくされたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していたことが20日、分かった。 競馬関係者によると、現役の女性騎手が調教師を相手に訴訟を起こすのは異例という。 訴えによると、山本さんは平成15年6月に調教師に弟子入りし、調教師の厩舎で競走馬の世話など騎手の見習いを始めた。調教師は山本さんにたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本さんを呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本さんにも服を脱ぐよう求めたという。 こうした要求を拒み続けてきた山本さんは同5月、厩舎を辞めさせられ、別の厩舎に移ったという。 調教師は「性的な意味はなかった。訴訟の中で事実関係などを明らかにしたい」としている。 山本さんは17年10月にプロ騎手となり、今年3月、女性騎手としてデビューから最短日数で通算100勝を達成した。
どんなに実力があっても、いい馬(=勝てそうな馬)に乗らせてもらえないと騎手は勝ちを増やせない。調教師が騎乗に関する決定権を握ってるのならば、そうしたことを材料に性的関係を強要するということはあるのかも知れない。騎手が男ばかりなら起きないことだが、女性騎手であったためにそんなことで取引しようとする破廉恥調教師が出てしまったということなんだろうか。
しかし48歳でしかも21歳の娘まで居るオッサンから「オレはおまえに全部を見せることができる」と言われても普通の女性は全然嬉しくも何ともないよ。ただ「キモい!」と思うだけだ。このオッサンは全裸になったことは認めているからどうやらこれは事実のようだ。ただのモロ出しおじさんレベルの変態じゃないか。記事には平成15年6月にこの調教師に弟子入りして・・・とあるから、それから4年間もこのセクハラ状態が続いていたということなのだろうか。その苦しみに耐えて山本茜さんは女性騎手として初の100勝を達成したのである。キモいオッサンのセクハラ攻撃に耐えての100勝だ。これがどれだけ価値あることか考えてみろ。
しかしこの調教師のオッサンも「性的な意味はなかった」と開き直ってるのである。女性の前で全裸になっておきながら「性的な意味はなかった」と言えるその図太さにオレは感動する。世の中にはこんな睾丸・・・いや厚顔無恥な人間もいるのである。真っ裸になっていったい何をするつもりだったのだろうか。「おまえも包み隠さずに見せてみろ」と言って結局は24歳の女性の裸が見たかっただけではないのだろうか。おたがいが全裸になることにどんな合理的な理由があるのか、ちゃんと裁判で説明してもらいたいのである。そんなに全裸が好きなのなら、法廷でも包み隠さず全裸で登場してもらいたい。ここはもう開き直って、「オレは家ではいつも全裸だ!」という言い訳で頑張るしかないのである。これからはどうか全裸調教師で話題になってくれ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月20日(土) |
原油高、生活を直撃! |
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ものすごい原油高である。ガソリンがレギュラー150円は当たり前というぼったくり価格になっている。幸いオレはENEOSカードを用いた裏技でこのあいだハイオクを実質リッター141円で入れて満タンにしたところだが、次に入れるときにその値段でいれられるとは限らない。値上げは月の初めに実施されることが多いので、月末に上手に入れて少しでも被害を減らすしかない。それにしてもなんでこんなことになってるんだ。原油が上がれば上がるほどぼろ儲けできるロシアや中東の産油国の連中がどんな陰謀でこの高値を作り出したのかとオレは想像する。以下、アサヒコムからの記事を引用したい。
原油高に産業界懸念 物価への影響必至2007年10月20日00時54分 国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が1カ月あまりで10ドルも値上がりしたことの悪影響を、産業界は懸念している。消費者にもしわ寄せが及びそうな雲行きだ。 日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)は19日の定例会見で、「米国景気を後退させかねず、中国や日本へ波及するのが心配」と述べた。景気後退した米国が鋼材の輸入を減らせば、鋼材市場がだぶついて市況悪化を招きかねない、と懸念する。 原油を多く使う化学業界は、原料の多様化を急ぐ。原油から取り出すナフサを原料とするのが一般的だが、ナフサよりも安価な軽質原油(コンデンセート)やLPGなどを使えるよう設備を改造する例が相次いでいる。 三菱化学は、岡山県の水島事業所で85億円かけて、ナフサ以外が使える比率を最大2割まで高めるための工事中。三井化学も、大阪工場でナフサ以外の原料比率を2割から4割へ引き上げられるよう改造を計画中だ。 自動車業界には、最大の市場である米国での新車販売が4カ月連続で前年割れとなったのは、「ガソリン高も影響している」(ホンダ・近藤広一副社長)との見方が多い。日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)も「(原油高の影響が)この先どうなるか大変心配だ」と懸念する。 消費者への影響が大きいのは、灯油の価格上昇だ。石油情報センターによると、15日現在の灯油の配達価格は全国平均で1618円(18リットル)。9月末に比べ20円上がった。価格水準は06年とほぼ同じだが、05年に比べると300円も高い。元売り各社は、石油製品の卸値を11月にも5円前後上げる見込み。家庭の出費はさらに増えそうだ。 清涼飲料業界にも値上げが及びそうだ。ボトルメーカーが、ナフサからつくられるペットボトルの来期の値上げを目指しているからだ。飲料大手は「飲料メーカー1社が値上げすれば、業界全体に広がる可能性もある」という。
そう、ガソリン代以外にオレが打撃を受けるもう一つのものがあったのだ。それは灯油価格である。我が家は寒がりの家族が多いために膨大な量の灯油を消費する。その負担がオレの財布を襲うのである。なんということだ。もしも灯油が1Lあたり100円などという軽油みたいな値段にされちまったらどうするんだ。オレはとても耐えられないのである。どうすればいいのか。
ここはやはり暖房用に灯油を燃やすという習慣を改めるしかないのかも知れない。何か代替品はないか。何かを燃やせばいいのなら、燃やしてもさほど有害物質が出ない紙のゴミを燃料に出来るストーブを作れないものだろうか。シュレッダーから出る紙くずなんかを燃料にして、小型の室内用ストーブを作ることは出来ないのか。今の技術なら焼却時にダイオキシンの発生などを抑えることができる装置を取り付けることくらいわけないはずだ。鼻をかんだ後のティッシュなんかを燃料にして使える暖房器具を売り出せばある程度の需要は満たせるのではないだろうか。
夏の暑さをどこかに貯えておいてそいつで暖房するような仕組みは作れないのだろうか。冬に雪を大量に保存しておいて、その雪を使って夏に冷房費を安くするという技術は既に実用化されてるそうである。だったらその逆も何か可能にならないだろうかとむちゃくちゃなことを思うのである。。
夏の暑さに極端に弱かったオレは、なぜか冬の寒さにも弱い。そういうわけでオレにとって快適な空調システムが常に稼働していることはとても重要なのだ。暑いときに冷房が効いてなかったらオレの仕事の能率は半分以下に落ち込むだろう。
家庭ゴミの小型焼却炉での焼却はダイオキシンが発生する元となっているということが言われ、いつの間にか家庭ゴミを家で燃やすなんてことは近所迷惑な犯罪ということになってしまった。だったらダイオキシンが出ないように工夫された家庭用の超小型焼却炉を暖房器具として用いることは出来ないかとオレは思うのだ。どこかの企業が作ってくれないだろうか。
さまざまな産業の原材料としての原油価格上昇は、これからの製品価格にもっともっと上乗せされていくはずである。そうした状況下で消費税まで一挙に値上げになれば、さらに国民のダメージは増すだろう。17%だなんてふざけるな!とオレは怒ってるのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月19日(金) |
善意を忘れた人たち |
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オレは電車にはすべて優先席があるモノだと思っていたが、阪急にはなかったらしい。そんなことちっとも知らなかった。オレが電車を利用する場合というのは河内松原から阿部野橋とか、天王寺から大阪というふうにせいぜい10分くらいということが多いので別に立っていても全く気にならない。そういうわけで席があいてても立ってることさえある。優先座席が空いていても座ることはないし、たとえ自分が座ったのが優先席でなくても小さな子ども連れのお母さんや妊婦さんが乗ってくればさっと席を譲る。
まだ長男が幼稚園の頃だったから7、8年前だろうか。長男を京都大学の学園祭に連れて行ってやったことがあった。いっぱい楽しんで疲れたのか、帰りの電車の中で長男はうとうとしはじめたのである。眠りそうになる長男を必死で起こしながらをオレは困った。まだ降りる駅まではかなりある。地下鉄御堂筋線は満員だった。オレはあきらめて長男をおんぶして背中で眠らせることにした。誰も席を譲ってくれなかったのである。というか、混んでる時間帯にそんな電車に乗った自分が愚かだったとオレはあきらめて、息子がまだ小柄だったことでほっとしていたがやはり重いし、おんぶしてると両手で支えないといけないのだがそうするとつり革が持てない。そういうわけでオレは不安定な状況に耐えていたのである。淀屋橋から天王寺まではかなり混んでいるのでこれも仕方がない。混んだ電車に乗ってる自分の自己責任である。
地下鉄が天王寺を過ぎて少し空いてきて、それでも空席はなかったが座っていた女性が見るに見かねたのかオレに声を掛けて席を譲ってくれて、オレはやっと寝ている息子をそこに寝かせることができた。その後も降りるときに抱っこしていて自動改札を通るのに一苦労したりといろいろあったのだが、幼児一人を連れて電車に乗ると言うことがいかに大変なことかを思い知らされた一日だった。オレのような暴言野郎でもいちおう父親らしく振る舞ったこともあるのである。そんな困った体験のあるオレは小さなお子さん連れの人が乗ってくるとすぐに席を立つし、妊婦さんや自分の父親くらいの年齢のお年寄りにも席を譲る。あと10年もすれば自分が譲られる側に回るかも知れないのだが。
そんなことを心がけるオレはこのニュースにとても驚いたのだ。産経新聞のWEBサイトから引用する。
阪急が「優先座席」復活 “譲り合いの精神”挫折 「全席が優先座席」という考え方で電車内から優先座席を撤廃していた阪急電鉄(本社・大阪)は17日、8年半ぶりに全車両で復活させると発表した。どの席でも譲り合う思いやりの精神が定着しなかったためという。“性善説”に期待した同社の理想は、車内モラルの低下という現実を前に挫折した形となった。 29日の始発電車から、関連会社の能勢電鉄と神戸電鉄を含めて実施。各車両8〜10人分を優先席として、ステッカーや車内放送で知らせる。 阪急の取り組みを参考に平成15年12月から「全席優先」を掲げている横浜市営地下鉄は「今後も積極的にPRして続けていきたい」として見直す予定はないとしている。 阪急は11年4月、全席を優先座席と考えるべきだという理想を掲げ、優先席撤廃に踏み切った。だが、現実には席を譲らない雰囲気が広まり、同社には高齢者を中心に復活を求める意見が毎年10件余り寄せられた。今年6月の株主総会で同様の要望があったことを機に、復活を決めたという。
阪急というのは関西ではどちらかというとハイソなイメージが強い電車である。オレの居住地域を走る近鉄南大阪線という河内のど真ん中を横切るガラの悪い田舎路線ではなく、山の手の坊ちゃんお嬢さん紳士貴婦人が利用する電車というイメージが強かった。(中にはそうでない連中ももちろんいるわけだが)少なくとも南海や京阪、阪神と比べて客層はいいはずだ。そんな阪急が「客の善意」を信頼して全席優先席の思想で優先席を設けていなかったというのもよくわかる。そうしたイメージに関西で一番似合うのが阪急だと思っていたからだ。しかし阪急もよその私鉄と同じだったのである。そして、全席優先席ということは実際は「優先席がない」ことと同じだったわけだ。
この記事の「席を譲らない雰囲気」というのはどういう雰囲気だろうか。オレは思うのだが、めちゃんこ混み合ってる通勤ラッシュの満員電車に乗ってきた老人や妊婦さんが「優先席だからどいてよ!」とやられると少し反発したくなる。つまり、まず大前提として「空いている時間帯や電車を選ぶ」という配慮が、優先席を必要とする人たちにもある程度必要だと思うのである。例えば京阪電車の特急に乗る場合、始発から乗るなら必ず座れる。発車間近に来てしまって空席がなかったら次の電車を待てばいいのである。そこで次の電車を待って座るということをせずに、発車間近で満席になった所に乗ってきて誰かが席を譲る善意を期待しようとするのは少し違うのではないかとオレは思うのだ。自分の工夫によって座れるのに、その工夫をせずに他者の善意に頼るという行動に対してオレは納得できないのである。
今回の報道でオレはそんなことをあれこれと考えたのだが、実際のところラッシュアワーの優先席ってどんな状況なのだろうか。オレはあの時間帯にもっとも優先されるのは日本の経済を支えて働いているサラリーマンたちだと思うのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月18日(木) |
タバコを吸う人がどんどん減っています |
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タバコを吸う人が減っている。このまま減少していくと将来この「喫煙」という習慣は消滅してしまうのではないだろうかと思うくらいに減っているのである。もしもこのまま今のペースで減少するなら100年後には喫煙者が居なくなってしまうかも知れない。もっともそのときにまだ人類が生存しているか、日本という国家が存続してるかどうかもわからないわけだが。 アサヒコムに以下のような記事があった。
喫煙者率26% 8年連続過去最低更新 JT発表2007年10月17日19時40分 日本たばこ産業(JT)が17日発表した調査結果によると、07年の全国の喫煙者率は26.0%(前年は26.3%)で、8年連続で過去最低を更新した。男女別の喫煙率は男性40.2%、女性12.7%。「毎日吸う」人の1日平均本数は男性21.6本、女性15.9本となった。 禁煙規制の強化やたばこ増税に加え、今年から「団塊世代」の大量退職が始まったことも、喫煙者率の低下を促した。今年の調査でも男性の60歳代以上の喫煙率(27.8%)は50代(45.9%)より大幅に低く、「職場のストレスから解放されるとたばこをやめる人が多い」(JT)という。 調査は、5月に全国の成年男女3万2000人に郵送で依頼し、約6割の有効回答を得た。たばこを「毎日吸う」「時々吸う」と答えた人を喫煙者に数えている。
オレはこの喫煙率の数字に違和感がある。それは女性の喫煙率である。12.7%という数字は低すぎる。20%は超えてるのではないだろうか。それとも関西だけ女性の喫煙率が高いのだろうか。深夜にコンビニをうろついている少年少女の喫煙率などはほぼ100%に近い。ああいう連中が大人になったときにそのまま喫煙者になることを思えば、もっと高い数字になるだろうというのがオレの想像なのだ。このアンケートが「成年男女」に限定されてるから、このように現実と乖離した数値になるのである。実際の喫煙率はもっと高いと思うし、未成年者に限って言えば馬鹿ほど喫煙率が高い。入学試験の偏差値の低い大学ほど喫煙率が高いということは常識である。タバコを吸うから馬鹿になるのか、馬鹿だからタバコを吸うのかはわからないが、減る一方の大人の喫煙者たちに代わって今やたばこ産業を支えてるのはそうした未成年の喫煙者たちなのである。もちろん将来の喫煙者でもあるわけだ。
ただ、退職したらタバコを辞める人が多いということはなかなか興味深い現象だと思う。つまりストレスに晒される職場にいたから喫煙という習慣というか「癒し」を必要としたのであり、退職したらそれがいらなくなるということである。これはかなりオレにも理解できる。オレの場合はストレスを発散させられるこの暴言日記や、それ以外にもいろんな気晴らしの方法があるが、そういうものを持たずに心の内に抱え込んでしまう人もいるわけで、タバコによってそうしたストレスが癒される効果があるのなら、それもまた一つの効能かと思うのである。
この5月に心筋梗塞で入院したオレの父親はその後すっぱりとタバコをやめた。かなりのヘビースモーカーだったので口が寂しかったのか、その後お菓子をよく食うようになって体重も少し増えた。夏はタバコを吸わなくなった父のためにアイスキャンデーをよくシャトレーゼで買った。父がタバコをやめたことで我が家はきれいな空気を取り戻した。実は喫煙者が家の中に一名いると言うことは暖房や冷房を入れてるとき悩みのタネだったのである。窓を閉め切ってるとタバコの煙も家の中に籠もるわけで、父は自分の部屋だけでタバコを吸うようにしていたが、どうしてもその煙が他の部屋に漏れてくる。それで空気清浄機を設置して少しでも被害が拡大しないようにとしていたが、空気清浄機のフィルターなどにコストが掛かるのが難点だったのだ。父がタバコをやめたことでそうしたすべての問題が一挙に解決した。
オレはタバコを吸わない。しかし、この喫煙という習慣が存在すること自体を否定はしない。自分の父親がかつてヘビースモーカーであったことには一定の理解をしているからだ。ただ、多くの中高生の喫煙は百害あって一利なし、彼らは「タバコを吸う」という行為で反社会的な立場に自分を置き、それでカッコいいと錯覚したり、反抗的な態度に酔ってるわけで、たいていはただの馬鹿である。そんな愚かな行為で肉体を損なうよりも、健康的で強靭な肉体であった方が人生のあらゆる局面で役に立つ。すでにタバコを吸うことが当たり前だった社会に身を置いてきた人たちの喫煙習慣は一つの社会的現象である。しかし、価値観が大きく変わった現在に於いて未成年がタバコを吸うことの意味は、自分が不真面目な若者であるということの意志表明であり、親や教師に従わないという宣言であり、オレから見ればただの馬鹿の目印である。
社会からそうした馬鹿がなくならない以上、この喫煙という習慣にデビューする若者は常に存在するわけで廃れることはないだろう。つまり喫煙率というのはその社会の馬鹿の割合のモノサシでもあるわけだ。多くの喫煙者が20歳を待たずに喫煙デビューすることを思えば。逆に考えれば、馬鹿を撲滅することが出来るなら喫煙という習慣を撲滅できるということである。馬鹿を撲滅することがかくも困難なことである以上、喫煙という習慣も永遠に残ることだろう。
最初に書いた「今のペースで喫煙者が減少すれば」というのは現実にはあり得ないし、そもそもこの記事の数字は事実の反映ではないのである。国家がタバコの税収に依存している以上喫煙者が居なくなれば困るわけで、未成年のうちからタバコを吸う馬鹿の存在もある意味国家に貢献しているのかも知れないとオレは思ったのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月17日(水) |
江草のケータイ物語 |
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新しい携帯電話に機種交換して、時間にほんの少しの余裕のあるときは操作の仕方などを研究している。上手に使いこなすと便利なオモチャなんだが、クルマと同じく慣れないと上手く操作できない。メールの文字の変換にはいつまで経っても慣れないでいる。前の機種では待ち受け画面をカレンダーにしていたので、今度も同じようにカレンダーにしようとしてあちこちいじったがなかなかわからず、結局30分近くいじってやっと待ち受け画面を時計付きカレンダーにできたのである。
長年の間オレはNECの携帯電話を使っていた。過去6台くらいずっとNEC製だった。そのため、メールを打つときの文字の変換の方法など基本的に同じ操作だったので違和感なく使えていたのである。どの携帯も1年〜2年のうちに機種交換した。バッテリがへたってくる前に機種交換するというサイクルにしていたのだ。1年半ほどオレンジのN701を使っていたのだが、最近ボタンの反応が悪く、電池もかなり消耗してきた。もうすぐ料金体系がガラリと変わって機種交換は高くなるらしい。そういう理由もあってオレは衝動的に北花田のドコモショップに出かけたのである。TVも観られるワンセグ携帯にしようと思ったのだ。
しかし、オレの目論見は見事に崩された。ワンセグ携帯というのはどれもかなり高いのである。2万7000円とかしてるのだ。あまりにも高いのである。ちなみにオレはいつも出来るだけ安い携帯を買い換え続けてきた。ドコモポイントを使えば5000円とか3000円という安い本体ばかりで回してきたのである。そんなケチなオレにとって、機種交換で3万円近く支払うというのはあまりにも贅沢だった。一番安いのはどれか・・・N703iDという本体なら7000円台だった。小さくて軽そうである。しかし、これなら今使ってるのと性能的にほとんど差がないのである。それでは買い換える意味がないではないか。それに小さくて軽い携帯にこだわる必要もない。たいていクルマで移動するオレにとって、携帯の軽さや小ささは意味を成さないのである。そうなると求められる性能は通信の高速さだ。できればブラウザが搭載されてる携帯がいい・・・
というわけでオレは「ハイスピード」と銘打たれた二機種に絞った。ワンセグなしの携帯である。候補になったのはP903ix(約1万5000円)とF903ix(約9800円)にである。色はPの方ならオレの好きな赤が選べた。しかし価格は5000円も高い。オレは迷った末に、どうせNECじゃないのならどっちでもいいから安い方を・・・とF903ixを選び、ドコモポイントの値引き3200を使って購入したのである。後でオレは「PとNはソフトが同じだから操作性が似ている」ということを友人から教えられて愕然とした。だったら赤いP903ixにしたのに・・・と思ったのだがもう後の祭りである。オレは紫のF903ixを手に入れたのである。
なぜワンセグ携帯にしなかったのか。クルマ通勤のオレにとって、通勤時間にテレビを観ることはあり得ないことであり、職場で空き時間にテレビを見てるということも不謹慎なことであり、結局家で見るのなら普通のテレビを観ればいい・・・というわけで持っていても使わないからという理由だった。 さて、新しい携帯は確かにハイスピードである.iモードがサクサク動く。ミクシもかなり軽快に閲覧できるし、携帯で写した大きなサイズの写真をメールで送るのも速い。そういう意味ではやっぱり買い換えてよかったかなと思う。しかし、オレがどうも使いこなせないのが背面にくっついている「指紋認証」機能である。これを使えば第三者に携帯の中味を見られないようにロックできるということなんだろう。早速オレは自分の指紋を登録してみた。そして、その登録した指紋でロックしたり解除したりという操作を繰り返してみたのである。これは使える!と思った。
翌日、オレは職場で同僚にその指紋認証機能のことを話した後で、前日と同じように指紋認証でロックと解除ができることを見せようとして操作してみると、何度試しても「登録された指紋と一致しません」というメッセージが出るのである。なんということだ。もしかしてオレの指紋は毎日変わるのか?全く使えないのである。幸い「ロックが解除できなくなる」という悲劇ではなく「ロックできない」だけのことだったからそのまま使えば済む話だったが。それにしても、もしもこんなに指紋認証機能が気まぐれなことを知らなかったら、オレは寝る前にはロックを掛けて携帯をしまっていたような気がするのだ。それで朝になって解除しようとしても出来なかったら焦るじゃないか。なんて不完全な機能なんだ。同じ人間の指紋を認識したりしなかったりするレベルではまだこの機能に実用性が伴ってるとは言い難い。そういうわけでこれもまた宝の持ち腐れになったのである。
さて、携帯に搭載されたブラウザ機能だが、オレはこれを使おうと当初は「パケホーダイ・フル」というフルブラウザも使うことを前提の料金を申し込んだのである。しかし、あまりにも重く、画面も小さく、およそネットを見るのには実用のレベルじゃないということがよくわかった。それでブラウザも使わないことが決まったのである。
翌日、料金コースの変更で同じ北花田のドコモショップに出かけた。そこでオレは知ったのだが、ワンセグでありながらかなり小さく、もちろん通信速度がハイスピードの機種でも2万も出せば買えたことに。ちゃんと検討しなかったオレの手落ちである。今回手に入れた携帯は2年は使うことになりそうだ。メモリが1GBもあって、じゃんじゃん写真をとれるのがいい。それにあわせてはてなダイアリーで書いてるもうひとつの日記の題名も「江草の写真日記」に変えた。この新しい携帯を買い換えるとき、携帯電話はどんな進化を遂げてどんな機能が搭載されているだろうか。オレはそれが楽しみなのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月16日(火) |
阪神タイガースは来季巻き返せるか? |
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CSシリーズで中日に連敗して、阪神ファンの夢はもろくも消滅した10月14日にオレの2007年ペナントレースは終了した。巨人が勝とうが中日が勝とうが、日本シリーズの対戦相手がどうなろうがオレにはそんなの関係ねぇ。もうオレの頭の中では今シーズンは終了してしまってるからだ。なぜ阪神はこんなみじめな結果に終わったのか。3位だから別にみじめではないという説もあるだろう。しかし、オレの頭の中には「優勝」の二文字しかなく、それ以外はすべて敗北なのである。そういう意味で今季は10月14日が終戦記念日となったわけだ。今シーズンを振り返って考えたい。
まず、阪神にとって一番大きなダメージは井川の流出であった。どうせ大リーグに行っても通用しないのになんで行ったんだ・・・とオレは思ったが、事実通用しなかったことでオレの予想は的中したことになる。井川が通用するのは横浜、ヤクルト、広島というセリーグの下位チームだけで、巨人や中日には通用しない。それでも十分なのである。下位3球団イジメのために井川が頑張ってくれれば、広島に負け越すようなことは起きなかったとオレは思うのだ。あんな裏切り者のエースであっても、下位チームにはきっちりと勝ってくれるという点で信頼がおけたのである。
先発陣の柱だった井川を失い、福原や安藤が故障で開幕に間に合わず、外人投手がボーク野郎だったりホームラン配球王だったりして今季の阪神の投手陣は散々だった。CS2戦目の先発がルーキーの上園だったこともやはり投手陣の層の薄さを物語る。規定投球回数に到達した投手は一人もいなかったわけで、いかにゲームを作れなかったがよくわかるのだ。その弱体投手陣をJFKの三人が支えたわけだが、それにももちろん限度がある。シーズン終盤の8連敗の時は絶対的なストッパーだたはずの藤川やウィリアムスも打たれて負けた。先発投手がふがいないので中継ぎや抑え投手が登板過多になって記録につながっただけであり、先発がしっかりしていればJFKに頼りすぎることもなかったのだ。
さて、来季の戦略だがまずシーツの解雇だ。これだけ打てない外人はいらない。守備も衰えてきたのかエラーが目立つようになった。名手だったはずがただの人になりつつあるのかも知れない。そして中日をFAする福留孝介を獲得することである。これで金本の前を打つ3番打者が確保できる。強肩のライトにセンター赤星の守備力が加わればかなり外野陣は強化できるだろう。そうなると桜井や林にどこを守らせるかということになるが、赤星と併用するか、ファーストにでも入れるかだろう。
投手陣はもうメロメロである。ここ数年、ドラフトでその年のピカ1の投手が取れていない。楽天の田中、日ハムのダルビッシュの争奪戦のクジにも参加しないという状況では最初からあきらめてるのと同じである。結果として今季のように12球団ダントツで先発投手の平均投球回数が少ないチームになってしまったのだ。そんな状況で勝てるわけがないだろう。FAでどうせならまともな先発投手を取って欲しいところだが、そういう投手は他球団もなかなか手放さないので破格の好条件が必要となる。だったら高校生で素質のある選手をとってちゃんと育成すればいいのだが、最近の阪神で高校出のまともな投手というのは藤川球児くらいだろう。他は全くダメだ。
そうして考えるとなんだか来季の希望がどんどんなくなってしまうのである。とりあえずはあと半年、来シーズンが開幕するまでオレは帰宅時に野球中継が聴けない寂しい帰路を過ごさないといけないのだ。せいぜい野球のことは忘れて音楽でも聴いて過ごすしかないわけだが。
阪神はどうすれば来シーズン優勝できるのか。アメリカから井川に戻ってきてもらう以外に名案はなさそうである。ここはヤンキースからもらったゼニを耳を揃えて返し、井川を阪神のエースとして復帰させて欲しいのである。それだけでかなり勝てる。大リーグでは勝てなくても広島や横浜、ヤクルトには絶対勝てる。オレはそれを期待しつつ、井川がアメリカでめった打ちに遭うのを期待しているのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月15日(月) |
これは果たして誘拐事件なのか? |
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家出をした少女をかくまった20歳の男性が「未成年者誘拐容疑」で逮捕された。まだ12歳の小学生をだまして誘い出して・・・という事件だと報道されてきたが、どうも違うようである。そして、これを果たして事件と呼ぶべきなのかとオレは思うようになったのである。 「お兄ちゃんは悪くない」誘拐の女児 聴取に口閉ざす 2007.10.14 18:31 長崎県諫早市の小学六年生の女児(12)が大阪市のマンションに8日間連れ込まれた事件で、女児はインターネットのブログで知り合った大阪市福島区玉川2丁目、会社員、坂本優介容疑者(20)=未成年者誘拐容疑で逮捕=に悩みを相談していたことが14日、長崎県警の調べで分かった。 県警は同日、大阪で逮捕した坂本容疑者を諫早署に移送。女児から相談を受ける中で、家出を促した可能性もあるとみて、詳しい経緯を調べる。 調べでは、女児は自身が開設したブログ上で今年7月から8月にかけて坂本容疑者と知り合い、漫画の感想などについてやりとり。その中で「寂しい」「周りが自分を分かってくれない」と悩みをつづっていた。 女児は6日、貯金箱から約1万6000円を持ち出し「家出する。捜さないでください」と記した手紙を残して自宅を出た後、JR諫早駅で北九州市の小倉駅まで在来線の特急と新幹線を乗り継いで行く切符を買い、小倉駅で坂本容疑者と落ち合った。一緒にいる2人が駅構内のビデオに写っており、その後再び新幹線に乗り、坂本容疑者の自宅マンションに向かったとみられる。 マンションにいる間、坂本容疑者は普段通り出勤し、女児は自由に部屋を出入りできる状態だった。13日に捜査員に保護された際、女児は「帰りたくない。お兄ちゃんは悪くない」と話し、長崎県警の調べにも口を閉ざしているという。
この小学生の女の子はブログを開設し、そこで20歳の大人の男性と漫画の感想などをやりとりしていたとある。そこでどんなレベルのやりとりがあったのかはわからない。しかし、少なくともその男性が「自分の話をちゃんときいてくれる」「共通の話題で議論できる」相手だと感じたからこそ心を開き、助けを求めたのではないか。
誰もがこう言うときに考えることは、いわゆる「ゲスの勘ぐり」というヤツで,20歳男性がロリコンだったから小学6年生の女の子を誘拐して自分の部屋に住ませたという類の想像である逮捕に至った理由も当然そうだろう。しかし、この女の子にはいつでも家に帰ることの出来る自由があった。それでもこの男性のマンションの部屋に居ることを望んだのである。そこが自分の居場所だと思ったのである。
日常生活の中で疎外感を感じ、自分の居場所を求めていた少女にとって、その男性の部屋というのはやっと自分が見つけた安息の地ではなかったか。もちろんこういう見方はかなりその男性を好意的に捉えたモノであり、事実は異なってるのかも知れない。しかしオレがその少女の父親の立場なら、「娘をかどわかしやがってこの馬鹿野郎!」と怒鳴ることは出来ないと思うのである。そうやって家出したくなるほどの気持ちでいたことに気付いてやれなかったと自分の、親としてのふがいなさを責めると思うのだ。
この事件にどんな決着が用意されてるのかオレにはわからない。しかし、そ の少女が8歳年上の男性に対して抱いた感情が、今は相手を「お兄ちゃん」と呼ぶような気持ちであったとしても、もしかしたら将来は恋愛感情に代わっていくのかも知れず、あるいは今既にそうであるのかも知れず、だったらこれが事件にされたことで引き裂かれてしまうのがかわいそうでならないのである。 この子はどんなブログを書いていたのだろう。小6にして自分専用に使えるノートパソコンを持ちブログを書いていたということから、家で虐待を受けていたとは考えられない。彼女の感じた疎外感の原因は何だったのか。
犯罪被害者が加害者に対して好意を抱いてしまう状況を、精神医学の世界ではストックホルム症候群と呼ぶ。以下にその項目に関してウィキペディアからの引用を貼り付ける。
ストックホルム症候群ストックホルム症候群(すとっくほるむしょうこうぐん)は、精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。 犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情するなどし、人質が犯人に信頼や愛情を持つようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵対視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況において、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。
ただ、今回の事件は男性はずっと少女の敵ではなくて味方である。だからこの症例もちょっとあてはまらないかと思う。
幸い、今回逮捕された男性は多少はロリコン的な趣味と興味があったのかも知れないが、少なくともこの少女にとっては終始よきお兄さんであった。それが唯一オレにとっては救いなのだ。それは他の多くの誘拐・監禁事件を知るからである。新潟で起きた小学生の女の子が19歳まで監禁され続けた事件を多くの人がまだ覚えてるはずだ。相手の男性が危険な人間であるか、そうでないかは実際に誘拐されてみないとわからない。
今回の事件でもしかしたら逮捕された男性は職を失うかも知れないし、名前が大々的に報道されたことでこれからの人生が大きく変わってしまうかも知れない。ただ、このオレはこの男性に対して深く同情するのである。もしもオレが一人暮らしの大学生の時に、同様に家庭で疎外感を感じている中学生や高校生の少女と文通していたとしたら同じことをしていたかも知れないと思うからである。(さすがに小学生なら家出は勧めないと思うが)
誰も傷ついていない今回の事件、オレは男性に対して寛大な処置を望むものである。そして少女が家に帰ってからもしもその男性のことを、自分と心が通い合う唯一無二の存在と思うならば、高校までがんばって長崎で暮らして、それから関西の学校に進学すればいい。そのときに男性と再会して、同じ気持ちでいるのならまたお兄ちゃんと親しくすればいいじゃないかと思うのである。オレの視点はあまりにもこの男性寄りだろうか? ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月14日(日) |
北極星のオムライスを罵倒する! |
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総合映画情報サイトを目指す映画ヲタクでは、アンジェイ・ワイダ監督の最新作「カチン」について紹介しています。ポーランドという国にかなりの思い入れのある江草にとって決して観ないわけにはいかない作品です。もしもご存じでなければぜひごらんになってください。ぴよさんの映画評論を読まれた際の投票もよろしく。こだわりの店では京都の店を新たに二軒追加しています。そちらもごらんになってください。
昨日に引き続いて食べ物ネタである。江草はHなことと喰うことしか考えていないのかというお叱りを受けそうだが、そこのところはどうかご容赦願いたい。さて、大阪でオムライスの有名な店となると3店をオレは思い浮かべる。明治軒、北極星、中央公会堂食堂だ。ただ中央公会堂はリニューアルされてから一度も行ってないので、以前のあのレトロな味がそのままかどうかはわからない。昔はそのレトロさになつかしさを感じつつ食べたモノだが、今はやはり舌が贅沢になったのかとろけるような味わいにひかれてしまうので北極星や明治軒の方が好みである。
さて、オムライスで有名な「ポムの樹」という店が全国展開している。オムライス好きのオレも何度か行ったことがある。そこでは「和風おろし」や「明太子マヨネーズ」「ビーフシチュー」など色んな味のオムライスが楽しめるのだが、なぜかオレはそこでいつもノーマルなケチャップオムライスを頼んでしまうのである。「昭和ランチ」で390円のオムライスを食べるときもそうだ。つまり、自分の頭の中に「オムライスはかくあるべき」という確固たる信念があり、それを崩せないということなのだ。
もちろん変わり種オムライスのおいしさをオレは否定するモノではない。例えば京阪出町柳駅から京都大学に向かって進むと右側に「おむらはうす」というオムライス専門店がある。ここでは季節のオムライスが提供されていて春には竹の子オムライスがたいへん美味である。もしかしたら今は松茸オムライスがあるのかも知れない。そうした変わり種オムライスを食べているときのオレは、郷愁に浸ってオムライスを食べているのではなくて、オムライスとは全く別の食べ物を食べている感覚なのだ。
オレにとってやはりオムライスとはあのチキンライスを薄焼き玉子でくるんで、ケチャップを掛けたあの食べ物なのだ。ガストやロイヤルホストで提供されているあの焼きめしの上に半熟のスクランブルエッグを載せたようなものをオレはオムライスと呼んで欲しくない。そこにはオムライス製造工程に不可欠な「包む」という行為が欠けているからだ。ファミレスのシステム上、玉子でライスを包むという熟練作業を省いてあんなヘンテコな形にする敷かないのだろう。あれは邪道以外の何ものでもない。
土曜に休日出勤して試験問題を作成していたオレは、ふと美味いモノが喰いたいという激しい衝動に襲われてクルマを淀屋橋に走らせた。そこにある北極星「淀屋橋店」に行くためである。北極星の本店が道頓堀にあるのでそっちに行けばいいのだが、残念ながらクルマで行くのは少し不便なのである。そういうわけでクルマを10分ほど走らせてオレは淀屋橋に着いた。道路に区画されたパーキングエリアにFTOを駐めて、設置された緑色の自販機でパーキングチケットを買ってそいつを窓の内側に張り、それからおもむろにエスカレータに乗って京阪の駅ビルの二階にある店に向かった。店のカウンターには空きがあった。やった!お昼時は満員で待たされることもあるからまずは座れることに感謝である。そしてオレはキノコオムライスにするか少し迷ったが今日はハムオムライスを選択した。待つことしばし・・・目の前に出現したオムライスを見てオレは驚いた。
「小さいじゃないか!」
少なくともオレが前に食べた北極星のオムライスはこんなミニサイズじゃなかった。帝国ホテルの地下で売ってるあんぱんくらいの大きさしかないそのミニサイズのオムライスは、ポムの樹のSSサイズよりも明らかに小さかったのである。これが682円というのはぼったくりじゃないか。
オレはメニュー表を見た。もしかしてオレが間違えて「スモールサイズ」を注文してしまったのだろうかと。そんなことはない。そこにオレが発見したのは「ラージサイズ+220円」という文字だった。それなら最初からラージサイズを注文すべきだったのだろうか。いやそれも違う。オレはそんな大食いじゃない。少なくとも北極星のオムライスはある程度のボリュームもあって女性にはちょっと多いかも知れないがコストパフォーマンスも満たす便利なランチだったはずである。もしもここでラージサイズを注文したなら682+220=902円となってしまい、それはオムライスの価格の範疇からはずれてしまう。しかもオレは既に駐車料金に300円も使ってるのだ。なんと高価なオムライスになってしまうことだろうか。B級グルメをこよなく愛するということは、そのコストにも十分に気を配らないといけないのである。
なぜこのようなミニサイズのオムライスになったのか。オレは他の客のオムライスを横目で見た。ラージサイズを食べてるオッサンが一名いたが、他は女性客ばかりでその皿の上にあるオムライスは確かに小さい。通常なら薄焼き玉子に巻かれたオムライスは紡錘形をしているのだが、お皿の上のオムライスは悲しいほど真ん丸なのだ。昔食べたオムライスよりも30%くらい体積が減ってるのである。なんてことだ。これでは全然足りないじゃないか。足りるようにとラージサイズを選ばされるならば実質値上げじゃないか。
オムライスの味に関しては文句はない。今日食べた分も昔と変わらずおいしかった。だからわざわざクルマを飛ばして食べに来たのだ。その味をオレは高く評価しているのだ。しかし、余りにも少ないのであっという間に食い終わってしまったのである。味わう前に食い終わってしまったのだ。これでは全然満足できないのだ。いくらおいしくても満腹感というもう一つの中枢が満たされない以上、オレはその料理を高く評価することは出来ない。
そうしてオムライスを小さくすることで店はどれだけ儲かるのか。逆に客に失望を与えることで失うものの方が多いのじゃないか。店に来るOLたちが残すから自然と小さくなっていったのか。だったら値段も下げればいいじゃないか。値段は据え置いたままでオムライスだけを小さくするのは卑怯じゃないか。
オレはゼニを払った後で、残る二つの名店、「明治軒」と「中央公会堂食堂」を早急に調査する必要に迫られたのである。この値段でこんな小さなオムライスを出すようなことをしていては、オムライスという一つの食文化が崩壊してしまう。「北極星」にはやはりがんばってもらわないといけない。オレはそのことを強く感じたのである。百歩譲って北極星に対して好意的に考えるならば、オレに出された極小オムライスは慣れない従業員の量を間違えて作った失敗作だったと思いたいのである。もしもそうならこの証拠写真を見た関係者の方はオレにひとことそれを伝えて欲しいのである。どう考えてもこのオムライスは小さすぎるのである。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月13日(土) |
赤福よ、おまえもか・・・ |
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今回の同じテーマで私の友人のきっささんも書いておられます。よろしければきっささんの10月13日の日記をぜひごらんになってください。
赤福といえば近鉄の駅で売られているお土産の定番である。近鉄南大阪線という超ローカル私鉄の沿線に住むオレにとってきわめてなじみの深い和菓子であった。母が買って帰ってくることも多く、子どもの頃から親しんできたのだ。そんなふうにいくらでも大阪で売られているのに、やはり伊勢に行けば本店で食べてみたい・・・ということで伊勢神宮にお参りしたときはおかげ横町にある赤福本店で本場の赤福を食べたのである。そして「やっぱり本店で喰う赤福は美味い!」と思っていたのである。その赤福が白い恋人に続いての消費期限の偽装である。300年の伝統に泥を塗ったのである。
「赤福」が消費期限を偽装 農水省、改善を指示 2007年10月12日10時28分 創業300年の餅菓子の老舗(しにせ)「赤福」(三重県伊勢市)が商品の「赤福餅」の消費期限を偽って表示、販売していたとして、農林水産省は12日、日本農林規格(JAS)法に基づき、改善を指示した。赤福は出荷しなかった商品の包装をはがして冷凍保存し、解凍した日を改めて製造日と偽り、再包装して消費期限を改ざんしていた。同様の手法で長期にわたって消費期限の偽装は続けられていたという。 JAS法は原材料名を質量の多い順に記載するよう義務づけている。同省は、赤福が原材料名を「小豆、もち米、砂糖」の順に記載していたが、実際は砂糖の質量が最も多かった。同省はこの点でも改善を指示した。 同省によると、赤福は、いったん包装した商品を冷凍保存させて、再包装する手法を「まき直し」と呼び、日常的に消費期限を改ざんしていたという。改ざんは少なくとも04年9月からの3年間で総出荷量の18%にあたる605万4459箱に上るという。 赤福は「農水省の指摘は、間違いございません」とコメントを出した。同社は同日、「赤福餅」の販売を伊勢、鳥羽市内の直営6店舗に制限し、高速道路のサービスエリアのほか、JRや近鉄などの駅などで販売していた分の回収を始めた。 赤福は1707年に創業し、伊勢土産の代表格として全国の駅やスーパーなどで販売されている。
赤福餅、東海・関西の店頭から撤去相次ぐ2007年10月12日21時11分 赤福の偽装表示疑惑を受け、東海、関西地方の駅売店などは、12日朝から赤福餅を店頭から相次いで撤去した。 JRの駅の売店を展開している「東海キヨスク」によると、午前7時ごろに赤福餅の販売の中止を決定。東海、関西地方のキヨスクで商品が店頭から姿を消した。 JR名古屋駅(名古屋市中村区)のキヨスクでは、レジの脇などに「しばらくの間、販売を中止させていただきます」と書かれた張り紙が出た。今のところ、買い物客からの問い合わせはないという。津駅(津市)東口の売店でも、赤福餅がすべて撤去された。 名鉄百貨店本館(同区)地下1階の「スイーツステーション」にある赤福の売店では、開店の午前10時とともに、再び通路側のシャッターが閉じられた。同店は名鉄の改札に面しており、8個入りの赤福餅が1日100個以上は売れるという。 近鉄の駅売店の運営をしている近鉄リテールサービス(大阪市)は、駅構内の売店から「赤福餅」をすべて撤去した。 同社によると、同日午前7時ごろに近鉄沿線全駅のうち赤福餅を販売する名古屋駅や難波駅など59売店すべてに、販売見合わせの指示をしたという。
この赤福が近鉄の駅売店や東海関西地方のキヨスクできわめて重要な商品であったことは間違いない。もちろんおみやげを買う側にしてみれば赤福がなくなれば代わりに他のモノを買うことになるのでトータルで店の売り上げにはさほど響かないと思うが、それでもドル箱商品を失ったというダメージは大きいだろう。赤福を買うかわりに人々は何を買い求めるのだろうか。粒あん入り生八つ橋を買うのだろうか。そういえば八つ橋も最近は種類が増えてチョコやブルーベリーなどいろんな味のものが出ていたはずだ。
ただ、オレの素朴な疑問なのだがあんなに多くの店に出荷していた赤福は、もしも売れ残ったらどうなっていたのだろうか。返品という形になったのか、それとも小売店の判断で廃棄されていたのか。販売現場のことを知らないので想像でしかないのだが、ああいった生ものはやはり捨てるしかなかっただろう。全体でかなりの量が廃棄されていたのではなかったか。その廃棄予定の分を一旦冷凍して、その後解凍復活させていた分が全体の18%だったという。その両者には味の違いがあるはずだ。そこまで深く考えたことはなかったが、その両者を食べ比べることができればきっと違いを指摘できたはずである。
赤福の社長の見解では、工場で大量に製造したものを冷凍保存しておいて、その冷凍のものを解凍した瞬間が「製造」になるらしい。だからそこで「製造日」として刻印して出荷するのである。オレはそんなふうになってるとは想像もしなかったが、あれだけ多くの店で売られている赤福をできるだけ低コストで流通・販売させたかったとなるとその手法もある程度仕方がないことかも知れない。問題はそれでどれだけ衛生面の問題があって味が落ちるかということだ。その方法に全く問題がないのならはじめからそうして説明すれば済むことではないか。
観光地で販売されている土産物の菓子はたいてい真空パックされた形で包装されていてかなりの長期保存に耐えられるようになっている。なかなか商品が売れないような場末の店にも並ぶことを思えば、そうやって商品を長生きさせることもある程度仕方のないことなんだろうなあとは思う。少なくとも赤福のような生菓子は買ったらすぐに食べることが前提だし、少し放置してしまうと餅の部分が硬くなっておいしくなくなる。餅の部分が硬くなってしまった赤福を食べた経験のあるオレは、もしかしたらその赤福こそはこの再生品だったのではないかと思っているのである。
これまでお土産の定番だった赤福がこの不祥事でその座を明け渡すことは間違いない。代わりに一番よく売れるようになるものはなんだろうか。赤福をこれまで買っていた層が買い換えるのはやはり和菓子で、そうすると八つ橋が売れるのだろうかとオレは勝手に想像するのである。オレは八つ橋もかなり好きなのである。そして赤福が復活するのはいつになるだろうか。まさかこんなことで300年の伝統が終わってしまうとは思いたくないのだ。
白い恋人に続いて起きたお土産定番菓子の不祥事。全然仕事をしていないように見えた農水省もいちおうこうしたルール違反の摘発はやってるみたいである。大臣のクビが次々と飛んだ一方で、地道に自分の仕事を果たすという役目を忘れない職員がいることをオレは評価したい。トップの大臣はカスだったが、職員は誇りを持って自らの職務を果たしていたんだと。 そういうわけで赤福をあきらめて八つ橋を・・・と思う方はこちらの写真をクリックしてみてください。見ているときっと食べたくなりますよ。
いやいや、やっぱり「赤福」という方には「御福餅」をお勧めします。赤福ととってもよく似ています。こちらも創業200年の老舗です。
←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月12日(金) |
平気でウソを言える人たち |
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日記読者の憩いの場「江草娯楽室」を設置しました。オセロゲームでもしにきてください。
オレは政治家の条件の一つに、「ウソをつくことに平気なこと」「ウソをウソと思わないこと」ということをあげたい。それがどう考えてもでたらめであっても、そのでたらめを必死で主張することが政治家の本質ということなのだろうか。「テロとクソ法」の延長を巡る論議を見ていてオレが感じることである。
イラク戦争に従軍する艦船に自衛隊が給油したか否か。そんなことは国民の誰もが「当然しているだろ」と思ってるし、自民党の議員も内心は「きっと給油しているだろう」と思ってるはずだ。しかし。これはタテマエ上はないことになってるのである。だから政府与党は必死で否定するわけで、そのウソがだんだん破綻してきていても大まじめに壮大なウソの物語が構築されるのである。
空母キティホークに給油した燃料は3日で消費されるから、ペルシャ湾に入った頃にはもう日本が給油した燃料は消費されたあとである・・・という言い訳を聞いて、オレはなんだかかわいそうになってきたのである。そこまでしてウソで塗り固めていったい何を守りたいのか。そんなにも「イラク戦争に加担していない」と言いたいのか。さっさとあきらめろよ。「同盟国だから燃料を入れて上げました。アメリカのイラク戦争を支援するのは同盟国として当然です!」と正直に言えよ。
オレはとにかくあきれているのだ。なんで福田総理を含め、今の閣僚どもはこのウソを必死で守ろうとするのか。日本が給油した燃料が明らかにイラク戦争に転用されてるのに、米軍より「転用はない」との報告を受けたから「転用はない」と政府は国会で答弁したという。オレはひとこと「あほか!」と言いたい。そんなことウソに決まってるだろう。なぜそこで「ウソを言うな!」と怒らないのか。相手がウソを言っていてもそれを指摘できない二国間関係がまともな外交関係だと言えるのか。日本の外交官はみんな腰抜けなのか。なんでこんなに情けない連中ばかりなのか。日本の政治家は誰一人としてアメリカに抗議できないのか。オレは恥ずかしいのである。こんな政治家しかいないことが恥ずかしいのだ。そこにサムライと呼べるような気骨のある人間は一人もいないのか。
ノーベルイカサマ平和賞をもらった佐藤栄作という偽善者は、アメリカの北ベトナムへ攻撃(いわゆる北爆)を熱烈に支持していたし、非核三原則と一方ではきれいごとを言いつつ日本に寄港する米空母が実は核兵器を搭載していたことを知っていたわけだ。彼に平和賞を与えたのは最高のブラックユーモアだったとオレは思っている。佐藤栄作に与えられた時点でオレはノーベル平和賞は犬の糞レベルの価値になったと思っている。湯川博士のようなまともな受賞者が「あんなやつにやるのならオレはこんなものいらない」と投げ捨てなかったことを不思議に思う。そんなヤツと同列にされてしまったことがはずかしくないのか。たとえばこれはどうだ?
沖縄返還時、「核密約」示す米公文書 外務省は存在否定2007年10月07日23時57分 日米両国が沖縄の「核抜き本土並み返還」に合意した1969年11月、当時の佐藤栄作首相とニクソン米大統領との会談直前に、両国間で返還後の沖縄に米軍の核の再持ち込みなどを認める「密約」を結んだことを明示する米政府の公文書が見つかった。密約の内容は当時の複数の米高官らが認めているが、「秘密議事録」と記述された米側の公文書が明らかになったのは初めて。 見つかったのは、キッシンジャー大統領補佐官(当時)からニクソン大統領にあてた69年11月12日付と同13日付のメモ。信夫隆司(しのぶ・たかし)・日大教授(日米外交史)が今夏、米国立公文書館で入手した。首脳会談の進め方や手順を説明した文書で、05年に機密指定解除された。 12日付のメモで、キッシンジャー氏は「返還後の沖縄への核兵器持ち込みと繊維問題に関する日米間の秘密合意に関連して、佐藤首相とあなた自身(ニクソン大統領)は次のような交渉のやりとりをする」と記したうえで、「手続きに関する申し合わせ」を添付した。 「申し合わせ」の核問題に関する項では、首脳会談での具体的な交渉の進め方が記され、「secret Minute」(秘密議事録=密約)という言葉があり、日米間で核密約があったことが前提となっていたことがうかがえる。 また「申し合わせ」は佐藤首相の密使としてキッシンジャー氏と交渉した若泉敬・元京都産業大教授(故人)の著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」で全文が明かされ、「日本政府は(中略)共同声明についての修正された秘密議事録(=密約)と共に(中略)受け入れるものと了解する」と訳されている。 さらに13日付のメモには、若泉氏が使っていたコードネーム「ヨシダ」が登場し、「この取り決めは昨日午後、私(キッシンジャー氏)とヨシダ氏との最終会談で合意した」などと書かれている。 信夫教授は「密約の存在が公文書のメモの中で明確に確認された。若泉氏の著書の価値が高められた。外務省は政府の信頼を高めるためにも自ら検証すべきではないか」と話している。 今回見つかった公文書について外務省は「文書がどんなものか定かではないのでコメントする立場にない。核の『密約』は存在しない」と従来の主張を繰り返している。
空母キティホークが室蘭に来るそうだが核兵器を搭載していないという保証はない。オレに言わせれば米空母が核兵器を積んでいないことなどあり得ないことである。小型軽量化も進んでるから搭載していてもおかしくはないだろうし、載せていなかったら米空母の意味がないのである。核兵器を搭載しない米空母は、刃のついていない日本刀みたいなものである。そんなものに全く意味はない。そんな無意味なものを米海軍が大事に抱えてるわけがないだろう。いつも搭載してるモノを日本寄港の際だけどこかに降ろしてなんて誰も目撃していないじゃないか。日本のことを自分たちの属国と思ってるあの国の連中が「日本には非核三原則がありますから」などと配慮するわけがないだろう。
オレは卑怯な人間にはなりたくない。平気でウソが言えるようなウラオモテのある人間にはなりたくない。政治家の必要条件が平気でウソが言えることなら、オレはきっと政治家には向かないだろう。堂々と国会の場でウソを言える連中、あの面の皮の厚さこそ政治家には必要なものなのだろうか。なんてひどい世の中になったんだ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月11日(木) |
その女子高生、凶暴につき |
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女性の放火犯といえば、江戸時代なら「八百屋お七」、現代なら「くまぇり」だが、ここに新たな放火犯の女性が登場したのである。名前は出ていないのでとりあえずここでは女子高生Aとしよう。女子高生Aは17歳の高校2年生、2年前(つまり15歳)から15歳年上の男性と付き合っていた。男性側からみればまぎれもなく淫行である。しかし、二人は最近うまくいってなかったのである。それでこのような惨劇になったのだ。
放火:大阪の高2少女逮捕 東京の交際男性宅燃やす 交際していた男性の自宅マンションに放火したとして、警視庁少年事件課は10日、大阪市中央区の私立高校2年の少女(17)を現住建造物等放火容疑で逮捕したと発表した。少女は「(男性宅に)アダルトDVDや、他の女性の名前が書かれたメモがあったので、イライラした」と供述、容疑を認めている。 調べでは、少女は9月20日午前8時ごろ、東京都杉並区和泉4のマンションにある男性会社員(32)方で、室内のごみ箱にあった菓子の空き箱などにライターで火をつけ、同室約17平方メートルを全焼させた疑い。男性は外出中で、少女が腕や腰に軽いやけどを負った。 2人は2年前から大阪府内で同居していたが、男性が今年4月に東京に転勤となり、少女が東京と大阪を行き来していた。別れ話が出たため、少女は事件前日も台所でアダルトDVDを燃やす騒ぎを起こしたという。少女は「大変なことをした」と反省し、男性も「彼女の気持ちもあるので結婚しようと思う」と話しているという。【曽田拓】毎日新聞 2007年10月10日 12時28分
マンションを燃やされた男性は悲劇だが、オレがこの事件を知って思うのはこの女子高生Aがあまりにも男性の生態を知らないことである。まず遠距離恋愛になったことに関してだが、そういう状況になった場合、男性は99%浮気をする。浮気をしないのは特にモテない男性と特に女性を強く愛している1%の男性だけで、残りの99%は浮気をするのだ。だからこの男性の部屋に浮気を推測させるようなモノが存在したとしても仕方がないのである。それを防ぐにはもうべったりとそばにいるしかないのだ。
そしてもう一つ気になったのは、この女子高生AがアダルトDVDを燃やしたという点である。おそらく彼女は部屋に存在するアダルトDVDを発見して「わたしという恋人がありながらこういうものに興味を持つなんて許せない!」と思ったのだろう。しかし、32歳の独身男性が一人暮らしをしているのである。その部屋にアダルトDVDやアダルト雑誌やアダルトビデオや裏本や南極2号があったとしてもそれは当たり前なのだ。独身男性とはそういうものなのである。Hな本をただの一冊も所有していない成人男性がこの世にいるだろうか。そんなものに全く興味がないという男性がいれば、オレは逆に医師にかかることを勧める。つまり、Hなものに興味があるというのが成人男性にとっては当たり前のことであり、彼の部屋で発見したアダルトDVDは彼が正常な性機能を持つ男性であるということの証拠である。そんなものにいちいち目くじらを立てるのは間違っているのだ。ないことの方が大変なことなのだ。そんなモノを見つけても気が付かない振りをして上げるのがいいのだ。これは世の中の女性すべての対してオレが言いたいことでもある。エロ本は男の宝物であり男のロマンの玉手箱である。それを発見されたからと「変態」呼ばわりされることは、たいていの男性にとって心外である。喜ぶのはコトバで攻められるのが好きなマゾ野郎だけだ。
しかしオレは「こんなHなものを観てるなんて許せない」と怒ってそれを焼いてしまう女を逆にかわいい女だと思う。少なくとも「うわっ!面白そうだね。一緒に観ようよ」と興味津々の変態女よりも、「あなたがこんなのを観てるなんてわたし悲しくて耐えられない・・・」と泣く女の方が初心(うぶ)でいいじゃないかと思うのである。
オレがもう一つ驚くのはこの男性の優しさである。自分の部屋を放火で全焼させたというのに、「彼女の気持ちもあるので結婚しようと思う」と発言している点だ。オレは臆病なのでこんな衝動的行動に出る女と一緒には居られない。いつ勘違いして刃物で刺されるかも知れないからだ。眠ってる間にブスリとやられたらたまらない。ただの女友達と話していても「浮気」と勘違いされて殺されるかも知れないのである。そんなリスクを避けるのが普通の人の行動である。
ところがそうした一連の行動も「彼女の気持ちもあるので」とさらりと言ってのけるこの男こそ、男の中の男であり、この危険な女を幸せに出来る唯一無二の存在なのかも知れない。オレはこのお二人に対して「お幸せに」と言うしかないのである。頑張って愛を貫いてくれ。そして頼むからオレの隣人にはならないでくれ。延焼でこっちまでやられてはたまらないからなあ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月10日(水) |
関空や羽田に車を捨てる人たち |
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いつも閲覧ありがとうございます。読者の皆様のために「江草娯楽室」というページを設置しました。占いやゲームのブログパーツが置いてありますのでひまつぶしにご利用ください。オセロゲームなんかにはついついのめりこんでしまいますね。そうそう、いつのまにかランキングが6位です。これもつまらない内容の日記しか書けない私の不徳の致すところなんですが、どうかみなさまの応援の投票をよろしくお願いします。
関西空港の駐車場は死ぬほど高い。関空の連絡橋を通過するだけでも高いのに、さらに駐車場で高額な料金をぼったくられる。連絡橋が普通車往復で1500円、駐車料金は1時間500円で、後は30分250円、3000円を超えると12時間ごとに1000円、24時間置けば4000円、あとは24時間ごとに2000円が加算される仕組みだ。海外旅行で1週間クルマを置くと、4000円+(2000×6)=16000円も払うことになる。あんな不便な場所に空港を作っておきながら駐車料金を格安にするなどのサービスも考えずにただ闇雲にぼったくってるのである。その関空の駐車場にクルマを放置する人が増えてるそうだ。羽田の駐車場には行ったことがなくてわからないので、ここでは主に関空のことを書く。
成田、関空に放置車両250台 7千万円徴収できず2007年10月09日21時12分 成田、関西両空港の駐車場に計250台の車が長期間放置され、徴収できずにいる駐車料金が少なくとも計約7000万円にのぼることが、会計検査院の調べでわかった。放置車両の累計は、成田が記録の残る02年度以降で189台、関空が94年の開港以来61台あるという。両空港は当初、他人の財産である車の売却や廃棄に消極的だったが、検査院の指摘を受け、入庫後3カ月以上引き取りに来ない場合に車を処分する手続きを始めることを決めた。 検査院や両空港によると、成田には計3000台、関空は計6300台収容可能な駐車場があり、いずれも20日間続けて駐車できる。事前の届け出なしに20日以上駐車したままの場合、事件とかかわりがないかを警察へ確認し、運輸支局の登録情報をもとに所有者に内容証明郵便を送ってきた。しかし、持ち主からの連絡がないまま、5年以上置きっぱなしになっている車も珍しくなかった。 成田は02年度以降、60台を廃棄処分にし、関空も今春、軽乗用車15台を処分した。ところが、レッカー移動や所有権抹消手続き、競売手続きなどのコスト負担がかさみ、大半の車は処分されないままだったという。 検査院は、速やかに車を処分した方が、売却代金や鉄くず代金で駐車料金の一部を回収できると指摘。両空港に保管期間を定めるよう求めた。 これを受け、両空港は9月26日付で駐車場の管理規定を改正。成田は入庫後3カ月で所有者に引き取りを求めるとともにレッカー移動し、半年で競売手続きに入ることを定めた。関空は入庫から3カ月を過ぎると処分に着手できるようにした。 成田の担当者は「広い保管場所があってのんびりした対応を取ってきたが、今後は適切に対処したい」。関空の担当者は「お客さんのモラルを信じて待っていたが、捨てる人は確信犯。新たに作ったルールに沿って処理していく」と話している。
オレにはどうも理解できないのだが、クルマを放置した結果発生するレッカー移動や所有権抹消。廃棄の手続きに掛かる費用はクルマの所有者が持たなければならないはずである。しかし、ここに車を捨てに来る連中はそういうものを踏み倒すために捨てに来るのである。おそらく回収しようとしても払ってくれないのだろう。あるいは「取りに行きたいが駐車料金が払えない」などと答えるヤツもいそうである。「駐車料金をタダにしてくれるのならクルマは引き取る」というのかも知れない。
今回のルール改正で3ヶ月放置されたクルマは処分できることになったわけだが、もしも3ヶ月分に対して駐車料金を払うなら90日として182000円ということになる。これはなかなかのぼったくりだ。そのクルマを売却したときにこの値段を上回るかどうかが空港の損益分岐点ということになる。いっそのこと3ヶ月以上の放置自動車には窓に値札を貼り付けてその場で展示販売すればどうだ。3ヶ月経てば空港に所有権が移りますということにすればいい。 しかし、まともに値が付くようなクルマは中古車として売るのが普通の人の行動だろう。そうするとやはりこの空港に捨てられたクルマはそんなに価値のない古くて壊れたようなものが多いのかも知れない。だったら182000円という駐車料金が回収できるかどうかも怪しいことになる。
クルマを放置した場合、もとの持ち主は誰だかわかるわけだ。その場合死体遺棄罪ならぬ車輛遺棄罪は発生しないのだろうか。少なくともそんな巨大なモノをそこいらに捨てている以上、なんらかの罰を与えないとおかしいとオレは思うのである。こんな無責任犯罪を許してはダメだ。ちゃんと持ち主を特定して罰則を与えないといたけない。ただ、そういうことをするヤツというのはすでにモラルの崩壊したヤツらだから、多少そんなことを指摘されてもきっと平気なんだろうと思う。あるいは「いつか取りに行くつもりで駐めていただけだ。気が付いたら駐車料金が高すぎて出せなくなった!」などという言い訳を用意してるのかも知れない。
5年以上置きっぱなしになってるクルマなんかは、罰金代わりにその5年分の駐車料金を請求してやったらどうだ。一日2000円として5年なら365万円だ。なかなかの金額じゃないか。クルマが買えるぞ。
オレの住む街でも、交通量の少ない道路沿いにあちこちで捨ててあるクルマがある。こういう放置車両をちゃんと取り締まってくれと思うのだがいったいどうなってるのだろうか。これこそ貴重な鉄くずじゃないか。金属泥棒さんたちもマンホールのフタや側溝のフタ、アルミ製の門扉を持っていくのなら、こういう迷惑なクルマを片づけてくれよ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月09日(火) |
橋爪紳也氏を大阪市長にしよう! |
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橋爪紳也さま、もしもこの日記をごらんになったなら、一言でいいので下のメールフォームから「見た」でも「よけいなことをするな」でも「あほ」でもいいのでメッセージをお願いします。
11月4日に告示される大阪市長選挙に、懲りもせずに大阪を借金漬けにした関係者の一人である関淳一市長がまたも立候補してくる。もう71歳だ。とっとと隠退するべきだろうと思うが、その前に赤字第三セクターをどうするのか。自分たちが市の患部、いや幹部だった時代の失政のツケを払わないままに次代に残した罪をどう思ってるのか。まだごまかすために時間が必要だからしぶとく市長を続けるのか。五輪誘致に莫大なゼニを使って失敗し、さらに世界陸上でもその運営の不手際で世界の笑いものになったのにまだ居座るつもりなんだろうか。
そんなことをオレが考えていた矢先に、なんと大阪市立大学教授の橋爪紳也氏が市長選挙への出馬を表明したのである。氏の著書を何冊か読んだことのあるオレとしては諸手を挙げて賛成だ。そして、これまで市の幹部が隠してきたダーティーな部分を白日の下にさらしてすべてぶちまけてくれ。大阪を愛する一人としてオレは橋爪氏の支援に回りたい。 実はオレは橋爪氏と同じ学年なのである。そしてほぼ同じ時期に京都大学に在学している。だから食堂や廊下できっとすれ違っていたはずである。そんなことも含めてオレは橋爪氏に対して親近感を持っている。もっとも彼にしてみればオレのような暴言野郎のオッサンから親近感を持たれても却って迷惑だろうが。
オレの橋爪氏に対する好意が決定的になったのは、かつてオレも出演したことがある「探偵ナイトスクープ」という関西ローカルの番組で、橋爪氏が依頼人として出演し「岩窟ホテル」の謎を解き明かすという話を観た時だった。著書を読んである程度の想像はしていたが、ここまで気さくで人間的魅力に溢れる方だとは思わなかったのである。オレの好感度は急上昇した。市長選挙に出るというニュースを知ったのはその後だった。残念ながら大阪市民ではないオレは橋爪氏に一票を投じることが出来ない。それでこの日記で支援を表明する次第である。
自民党はテレビなどで活躍している橋下徹弁護士擁立をいったん企図したが,橋下弁護士に断られてなんと関淳一支援に回ったという。共産党は独自候補を立てるそうだが、ここで民主党が橋爪氏を公認候補として擁立してくれば勝算が出てくるのだが、なんと民主党は独自候補を立てるという。なんということだ。オレはそれを聞いて思わず「あほか!」と大声で怒鳴りたくなったのである。そんなことをしたら票が割れて勝てるモノも勝てなくなってしまうじゃないか。もしかして民主は関淳一と密約があるのか。(前回の選挙では確か推薦していたような・・・)当選する見込みのない候補者をわざと立てて、票の分散だけを狙うとするなら余りにもやり方が汚いのである。
関淳一市長は地下鉄の民営化を公約に掲げている。実はオレも民営化案を以前ここに書いたことがあるが、大赤字のバス事業を分離して黒字の地下鉄だけを民営化したらどうなるのか。それは市民にとって貴重な財産を失うことにならないか。橋爪氏は地下鉄を市民の財産と捉えて民営化の必要はないとしている。ここは話し合いの余地があるわけだが、まかりまちがってもUSJのように、利益はみんなゴールドマンサックスに持って行かれるようなばかばかしい形にはして欲しくない。もしも民営化するのなら投資家のオレが市営地下鉄株式会社の価値を客観的に算定して適正株価を決め、少しでも大阪市民の利益になるように工夫するだろう。いや、できれば大阪市民に安定株主になってもらい、配当はすべて市民に還元できるような形を目指せばいい。
大阪市交通局の借入金は約8000億あるわけだが、その分の株式を売り出して全額返済すればあとは毎年200億の利益を生み出す優良会社になるのだ。ところがその優良会社も関市長に任せればろくなことがないだろう。どうせ天下りで市の患部、いや幹部が大量に役員になってろくに働きもせずに退職金だけをふんだくるに決まって居るんだ。オレを民営化した地下鉄の社長に据えてくれるならそんな連中は一人も入れないぜ。
第三セクターの組織なんてどこも市の天下りの連中の定年前の憩いの場所にされてるじゃないか。ろくに仕事もせずに報酬だけもらって遊び暮らしている連中はみんなボンクラ揃いで収益を上げるためのアイデアもなく、結果的に第三セクターをどこも借金のカタマリにしてしまった。もっとも収益の見込みがないモノを作ったと言う時点で結果は見えていたのだが。
せっかく交通至便な地にフェスティバルゲートという都市型遊園地を作りながら、上手に集客や収益に結びつけることもせず周辺でただぶらぶらしてるだけの警備員の人件費にとてつもないコストをかけ、結果的に破綻させてしまったのは誰の責任だ。もしもオレがフェスティバルゲートの社長なら絶対にこんな無様なことにはならなかっただろう。オープンした時にはちゃんと客が入っていたのである。オレもその一人だ。あのジェットコースターはなかなか痛快だったのである。ただ料金の700円は高かった・・・そう、この料金をもっと安くしていたら、すべての乗り物乗り放題のチケットをオープン当初から作っていればもっと人気は出ただろう。そうしたアイデアを大阪市から天下りの幹部どもは何一つ考えつかなかったのだ。彼らには商売というモノが全くわかっていなかったのである。露天商の子として生まれ育ったオレには大勢の客を相手にするビジネスや接客業に何が必要かがよくわかる。市役所という非能率の世界で長年過ごした連中にそんなことがわかるわけがなかったのだ。
ATC、WTC、オスカードリーム、OCAT、あべのベルタなど大阪には再開発に失敗した無惨な場所がいくつもある。テナントがろくに埋まらずにシャッターが閉じ、人通りもなく閑散とした状況をどうやって建て直すのか。オレはそれをあれこれ考える。オレの全知全能を振り絞ってアイデアを出そうと思う。少なくとも市の天下りのボンクラどもよりはオレの方が柔軟な思考で色んな発想が出来るはずだ。
大阪をメチャメチャにして市民に迷惑をかけた責任をとって、関市長とその一味はとっとと市政の表舞台から去るべきだろう。大阪市をこれから変えていくのは橋爪氏の知性と大阪の文化に対する深い理解から生まれる斬新なアイデアである。オレはそれに期待している。
大阪市では1963年から5代(中馬馨、大島靖、西尾正也、磯村隆文、關淳一)もの間、前の助役が次の市長になるということが続いている。現市長の関淳一市長も助役を2期務めている。これでどう改革するのか。前任者の失敗をごまかしごまかし続けてきたものを今すべてぶちこわして再生しなければならないのだ。オレは橋爪氏にそれを期待する。大学教授という気楽な身分を捨て、借金まみれの大阪市を救うという敢えて火中の栗を拾う義挙に出たことをオレは高く評価したい。どうか大阪市民は橋爪氏の心意気を理解して欲しい。
橋爪氏の主な著書(クリックして詳細をごらんになってください)
あったかもしれない日本―幻の都市建築史 南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史 ゆく都市くる都市 日本の博覧会―寺下勍コレクション (別冊太陽―日本のこころ) 大阪 新・長屋暮らしのすすめ ニッポンバブル遺産建築100 (AROUND THE WORLD LIBRARY) 集客都市―文化の「仕掛け」が人を呼ぶ 絵はがき100年 近代日本のビジュアル・メディア (朝日選書791) モダニズムのニッポン (角川選書) 大阪のひきだし 都市再生フィールドノート 飛田百番―遊廓の残照 飛行機と想像力 -翼へのパッション ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月08日(月) |
コンビニで起きる惨劇 |
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読者の皆様、この3連休はいかがでしたか。最近この日記を読むようになった方は、時間のあるときにできれば過去日記をごらんになってくだされば嬉しいです。なお、過去日記の中の一部は下の暴言日記セレクションのリンクから選べますが、そこではすべての過去日記が掲載されてるわけではありません。5年分の膨大なテキストをごらんになられるなら時間のあるときにお勧めします。もうすぐ5周年です。先日リニューアルした映画ヲタクに続いてCDヲタクもリニューアルしました。ぜひごらんになってください。
万引き犯人を追いかけて殺された店長、万引き犯を蹴り殺してしまった店長。それにしてもなぜこんな世の中になってしまったのか。オレはただあきれるばかりである。 時事ドットコムより 万引き男性けり死なす=コンビニ経営者逮捕−埼玉2007/10/03-17:25 万引きした男性の腰をけって死亡させたとして、埼玉県警東入間署などは3日、傷害致死容疑でコンビニ店経営新井忠義容疑者(37)=川越市南台=を逮捕した。 調べによると、新井容疑者は9月29日午前1時35分ごろ、川越市南台の市道で、同県ふじみ野市の無職男性(51)の腰をけり、同8時半ごろに腰椎(ようつい)骨折などによる後腹膜出血で死亡させた疑い。 新井容疑者は、経営する西武新宿線南大塚駅近くのコンビニで男性が126円の菓子パンを万引きしたため警察に連れて行こうとしたが、男性が道に倒れ込んで抵抗したため、腹を立ててけったと供述。暴行後、男性は自分で起き上がり立ち去ったという。 男性はその後、立ち寄った居酒屋で仮眠した後に帰宅。様子がおかしかったため、送っていった居酒屋経営者が119番し、救急隊員が自宅で死亡を確認した。
アサヒコムより 胸刺されても万引き男を追い続け コンビニ店員刺殺事件2007年10月07日12時00分 大阪府寝屋川市のコンビニエンスストアでアルバイト店員上内健司(かみうち・けんじ)さん(27)が万引きをした男たちを追いかけて刺殺された事件で、上内さんの血痕が、現場の路上に約20メートルにわたって残されていたことがわかった。この間には争った跡や血だまりもあった。正義感の強い上内さんは、胸を刺されてもなお少年を捕まえようと追い続け、息絶えたと大阪府警はみている。殺害現場には近所の住民らが花束やジュースなどを供え、静かに手を合わせていた。 捜査本部などによると、上内さんは万引きして立ち去ろうとした2人組を店外に追いかけた。先に出た少年は店の南約120メートル先で待っていた仲間のワゴン車にすぐに乗り込んだ。 上内さんは、缶ビールやアイスクリームなどが入った買い物かごを持って逃げたもう1人を追いかけ、数十メートル南の路上で追いついた。だが少年はいったん振り切り逃走。しばらく進んだところで再び追いついた上内さんの胸を刺したとみられる。 最終的に上内さんが倒れていたのは、この現場からさらに20メートルほど先だった。血痕は点々と続き、その途中には争った跡や大きな血だまりも見られる。 惨劇からほぼ一夜明けた。現場では近所の住民らが警察による現場検証を見守った。近所の女性(58)は「万引きを許さない正義感。青年の命が奪われ、本当に残念でならない」と言葉を詰まらせた。
オレは以前に「万引きは罰金50万円、店がそれを全額もらえる」という仕組みを提唱したことがある。そうすれば店側は監視のために設備投資して力を入れるだろうし、罰金分が店の収入となることでバイトを増やす余裕も生まれるし、それは雇用拡大にもつながる。この罰金システムが稼働していればこのような悲劇はかなり防げるとオレは思うのである。万引き犯がなぜ多いのか。それは、ほとんどつかまることがなく、万引きが引き合うモノと思われているからである。もしもほとんど成功せず、捕まったらとてつもない重い罰が待ってるということになれば激減するだろうし、万引きという行為を減らすことは青少年のモラル向上にも役立つ。だからこの罰金50万円という案はかなり効果を上げるとオレは思うのだが。
埼玉の事件で万引き犯を蹴って死なせてしまった新井さんに対して、オレは深く同情する。たとえ126円のパンであっても、それを盗んだ上に出頭を拒否して座り込むオッサンに対して、蹴りたくなる気持ちもわからないではない。暴力は確かにいけない。しかし仮にこのオッサンが逮捕されたとして、126円のパンの窃盗でどれほどの罰を受けるのか。微罪のために起訴猶予になるのがオチだろう。ところが店側にしてみればたった126円のパンであってもそんなヤツは断じて許せないのである。その分を取り戻すためにはパンを10個売らないといけないのだ。
個人経営のコンビニにとっては、万引きによる損害は死活問題である。それだけに窃盗犯を憎む気持ちはよくわかる。蹴った方も殺す気では蹴っていないだろう。シンナーや覚せい剤をやってると骨がもろくなって簡単に骨折するという話を聞いたことがある。この死亡した万引き犯は名前も出ていないが、51歳無職ということから考えて中年ニートの可能性がある。それに蹴られた後病院にも行かずに自力で立ち上がって居酒屋に行き、それから自宅に帰ってるのだ。まさか蹴った新井さんもそんなことになるとは夢にも思わなかっただろう。この事件で新井さんを責める人にオレは言いたい。そもそも原因を作ったのは誰なのか。万引きという行為が存在しなかったらこのような悲劇は起きなかったと。
万引きした少年を追いかけたところ、その少年が電車にはねられて死に、その古本屋の店主が人殺し呼ばわりされた事件があった。電車と暴力、違いはあるがその両者は本質的に同じモノではないのか。万引きをするような人間はその結果自分の身の上に起きることに対してある程度覚悟を決めるべきではないか。自分の犯した罪をどうやってつぐなうのかということを。たった一度の窃盗という行為によって自分の社会的生命が抹殺され、取り返しの付かないことになるということを。 万引き犯を追跡して殺された上内健司さんは、とても正義感の強い人だったという。彼はおそらく、逃がすことによってこのクソガキどもはまた同じ犯罪を重ねることになる。彼らを正しい道に戻すには自分が絶対に捕まえないといけない・・・という使命感に燃えて彼らを追ったような気がしてならない。正義感の強い一人の若者の命が失われ、わずかな食料品の万引きを人殺しをしてまで行おうとする外道が生き残った。蹴り殺されないといけなかったのはこの外道少年どもだ。こんな連中こそ死刑だとオレは思う。こんなわずかな金額の商品を守って死んだなんて、上内健司さんの死はあまりにも空しい。そしてこのクソガキの親たちもおそらく、「追いかけて来なかったら刺さなかった」などとほざくのだろう。殺人の原因がその追跡であると。もしもそうなら、頼むから親もまとめてくたばってくれ。
間違ってはいけないことは、どちらの事件も万引きがなかったら起こり得なかったことである。すべての発端は万引きという行為にあるのだ。それを忘れてはならない。我々が憎むべきは、万引きという呼び名でその行為があまりにも軽くゲームのように思われてる現状である。それは窃盗という名の犯罪であり、どんな形であっても抵抗した場合は強盗という大罪となる。そして強盗である以上、場合によっては店側の防衛行動によって殺されても文句は言えないとオレは考える。極端な話、万引き犯を後ろから高温になるレーザービームで照射する装置を店が取り付けたっていいとオレは思っている。それで打撃を与えて逃げ足を鈍らせるくらいはありだとオレは思うのだ。
もう20年以上も前の事件だが、大阪府立磯島高校に盗みに入った少年を捕まえた警官がその少年を殴った結果少年が死亡し(シンナー中毒で骨がボロボロだったらしい)、その警官が懲戒免職になったということがあった。その少年の母親が「うちの息子が殺されるような悪いことをしたんですか!」と涙ながらに訴えたという。オレは母親よりもそんなことで殺人者になってしまった警官にむしろ同情するのだ。
犯罪者がリスクを負うことは当たり前のことである。少なくとも先にルールを破ってるのは自分であり、そんな違法行為をしている以上、それによって自分が受ける社会的制裁を覚悟しないといけないことは自明のことだと。そして、犯罪者に対して怒りを覚え、自分の感情を抑えきれずに殴ったり蹴ったりする行為は正しいこととは言えないまでも、その結果起きたことに対して少なくとも裁判官はちゃんと考えて判断して欲しい。
最後に、万引き犯に刺殺された上内健司さんが万引き犯を取り押さえてその場でぶん殴っていれば逆に処罰の対象になったのだろうか。加害者と被害者が入れ替わったとしても、悪いのはそのきっかけを作った窃盗犯であるという大前提を常に優先させて欲しい。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月07日(日) |
きみは「鉄人カレー」を知ってるか? |
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いま、兵庫県では昭和30年代のレトロな味を再現したという「鉄人カレー」が大人気である。「鉄人」というコトバから連想するのは、阪神ファンなら誰もが金本選手のことになるだろう。私も通常はそうだ。しかし、ここでの「鉄人」というのはあの懐かしのアニメ、「鉄人28号」のことなのである。このニュースを知ってオレは食べてみたくてたまらなくなったのである。ネットで購入できるサイトはないかと検索してみたが、直接神戸まで買いに行くのが一番早そうだ。以下にアサヒコムの記事を引用する。 「鉄人カレー」、中高年に人気 口コミやブログで話題に 2007年10月06日21時57分 神戸市出身の漫画家、故横山光輝さんの作品「鉄人28号」が表面に描かれた缶入りの「鉄人カレー」(エム・シーシー食品、税込み450円)が中高年に人気だ。 具材が大きく、とろみのある昭和30年代のカレーを再現したという。9月から兵庫県内で限定販売中だが、口コミやインターネットのブログで全国に広まり、問い合わせが相次いでいる。 売り上げの一部は同市長田区で計画中の鉄人28号のモニュメント制作費に充てられる。「ひと口食べて、鉄人に夢中になった時代に思いをはせて」と同食品社員。
さて、この「鉄人カレー」がなぜ登場したかだが、神戸出身の偉大な漫画家、横山光輝さんの偉業をたたえて神戸に横山光輝記念館を建設するためのKOBE鉄人PROJECTの一環として発売されたということである。オレは横山光輝さんのマンガはかなり読んでいる。いや、子どもの頃に「魔法使いサリー」や「バビル2世」というアニメに親しんできたオレにとって、宝物のような思い出に結びつく存在なのだ。ああ、オレはサリーちゃんのような美少女にどれほど恋い焦がれたことだろうか。小学生の頃のオレにとって、好きな女の子のタイプはまぎれもなくサリーちゃんであった。
それだけではない。吉川英治の三国志を中学生の時に読んだオレは、後にコミック版の三国志が存在することを知って、狂喜して何時間も没頭して一気に読んだことを思い出す。(買ったわけではないのでどこで読んだかは思い出せないのだが、とにかく延々と読んだことは覚えている。大学生の頃である。)ネットで検索してみてDVD版の横山光輝 三国志 第1巻の存在を今知ったところだ。
これほど多くの人に愛され、読まれているのにその功績を記念する施設がない。宝塚には手塚治虫記念館が既に存在するが、横山光輝さんの業績はそれに勝るとも劣らないとオレは感じているので、やはりこのプロジェクトはぜひ実現させて欲しいと思う。鳥取県境港市にある水木しげる記念館にも行ったことがあるが、地域をあげてゲゲゲの鬼太郎を売り物にしていた。ここはやはり神戸に横山光輝記念館を完成させ、鉄人28号の巨大モニュメントを実現してもらいたい。
それにしてもオレが不思議に思うのはあの鉄人28号の操縦装置だ。四角い箱から突きだした2本のレバーの操作だけでどうしてあんなに複雑な動きを鉄人28号にさせられるのか。あるいは鉄人28号は人工知能を搭載していて、戦闘行為はある程度自分で判断して行えるからあんな単純な装置でいいのか、いやいやまだ当時はそんな概念はなかった・・・等と突っ込めるから昔のアニメは面白いのである。ちなみにその操縦の難しさという困難を人間が乗って動かすという方法でクリアしたのがマジンガーZであり、これは後のガンダムへとつながっていくのである。
KOBE鉄人PROJECTには誰でも募金という形で参加できる。いや、せっかくの機会だからここはみんなでこの鉄人カレーを喰って盛り上げようではないか。おいしいものを食べてその上協力にもなるので一石二鳥である。鉄人28号が流行した当時に子どもだった人たちも今や五十歳代のおっさんだ。そのおっさんたちが子どもの頃に食べていた昭和30年代テイストのカレーだそうである。一缶二百九十グラム入りの希望小売価格は450円で、JR新長田駅前の大丸新長田店で販売しているそうだ。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月06日(土) |
無人島で暮らしてください |
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携帯電話からこの日記が読めます。朝の通勤時に電車で読みませんか?携帯電話用URLをクリックして表示される画面のURLを、ご自身の携帯電話のメアドに転送なさったら、あとはそれをブックマークするだけです。パケット代使い放題などに登録されていれば過去日記も読み放題です。どうぞご利用下さい。そして、メールでそのアドレスを多くの友人に広めてください。読者数1万を目指す暴言コラム「江草乗の言いたい放題」の普及にご協力ください。なお、通勤時に読んだ日記を帰宅して再度味わいたいというマニアな方は従来通りのPC版をごらんになってください。そのときはランキング投票ボタンをよろしくお願いします。
公共の福祉と個人の事情とどちらが優先するのだろうか。この問題に関して明確な答えを出してくれたのは東京地裁八王子支部である。公園で遊ぶ子どもたちの声がやかましいからと文句を言った女性の訴えを認め、噴水を停止させるという仮処分決定を行ったのである。さすが「リタリン飲んだら殺人も無罪」のあの八王子支部である。大阪地裁に代わって日本一の馬鹿裁判所として名乗りを上げてきたのである。今回もなかなかのトンデモ判決である。こういう判決を見るたびにオレは裁判官の頭の中というのはどういうハチャメチャな構造になってるのだろうかと心配してしまう。おまえたちは法律を学ぶ前に世間の常識を学ぶべきだろう。 以下はアサヒコムから引用した記事である。
公園の噴水遊びは「騒音」 訴え認める 東京地裁支部2007年10月05日12時27分 東京都西東京市緑町3丁目の「西東京いこいの森公園」にある噴水で遊ぶ子どもの声やスケートボードの音がうるさいとして、近くに住む女性が市に対して噴水の使用とスケートボードで遊ばせることをやめるよう求める仮処分を申請し、東京地裁八王子支部がこれを認める決定を出していたことが分かった。決定は1日付で、市は2日から両施設の使用を中止している。 市によると、噴水は地面に埋め込まれた噴水口から水が断続的に噴き出し、水の間を縫って遊べる構造になっている。女性の家は公園に隣接し、噴水からは数十メートルの距離にある。都条例で同地域の騒音規制基準は日中で50デシベルと定められているが、市が女性宅付近で測定したところ、噴水で遊ぶ子どもの声が60デシベル、スケートボードの音が58デシベルと、ともに基準値を上回っていたという。 女性は心臓などを患い療養中で、噴水で遊ぶ子どもの声などが精神的苦痛をもたらすと主張。これに対し、市は、子どもの声は基準値を超えても受忍限度を超える騒音にはあたらないと主張していた。 決定書では、基準値を約10デシベル上回る現状は女性に苦痛をもたらしていると認め、市は工夫次第で子どもたちが歓声を発することのない形の噴水を設けることは可能だったとした。 市は「決定に従って使用を中止したが、今後については弁護士と協議して、対応を検討していく」としている。
訴えた女性の家は公園に隣接しているということだが、いったいいつからそこに住んでいるのだろうか。生まれたときからそこにいたのか。それともそこに家を買って移り住んできたのか。少なくとも公園の方が先に存在した筈だとオレは考えて調べてみたところ「西東京いこいの森公園」が設置されたのは平成13年とある。ということはこの女性が公園設置よりも先にそこに居住していたかも知れないのである。だったらこの問題はどう考えたらいいのだろうか。公園の騒音に耐えられない人がいるかどうかを公園設置前に調査すべきだったのだろうか。
子どもたちの遊ぶ歓声やスケートボードの音がやかましいとこの女性は訴えてるのだが、そういう騒音はジェット機の騒音などとは本質的に違うものである。最近はそういうことをよく理解せず、運動会真っ最中の学校に対して「やかましいからいますぐ中止しろ」などと吠える大人もいるという。迷惑なのはそっちだろう。
やかましいのを承知の上で引っ越してきたのに、そのやかましさに文句を言うヤツが居る。線路の脇にあるマンションは騒音が激しいはずなのに入居してから電鉄会社に文句をつけるのは「あほ!」としか思えない。空港のそば、飛行機の侵入経路下に家を建ててから騒音対策の慰謝料をたんまりもらおうとする連中も同罪である。
公共の福祉という観点に立つならば、八王子市は公園を今まで通り使用し、その女性の希望を叶えるために静かで交通不便な山奥の家と交換してあげればいいのだ。きっと希望者が山のように現れるだろう。
都会で生活する以上さまざまな生活騒音はある。そのたいていは許容限度内だとオレは思う。運動会の時や文化祭の時など学校がかなりにぎやかになる時もあるが、それは一年間の中のほんの数日であり、たいていは静かに授業が教室で行われているのである。それらの生活騒音の多くは、故意に隣家に嫌がらせをするために出されたものではない。生活していれば自然に出るのだ。運動会の騒音も同様である。その騒音に対して「やかましいから今すぐ運動会を中止しろ!」と電話で文句を言ってくる自己中心的な親もいるらしい。全くもって不思議なのである。どうしてそこまで自分を中心に物事を考えることができるのか。「おまえはいったい何様だ!」とオレは思うのである。その拡大した自己中華思想がどれほど尊大で傲慢なことかもわからずにそれを「正当な要求」と考える輩がどれだけ多いことか。
そしてもう一つオレが怖ろしいと思うのは「噴水で遊ぶ子どもの声などが精神的苦痛をもたらす」というこの方の感覚なのだ。仮にその理由が「幼いわが子を病気で亡くしたことがあるので思い出してしまうから耐え難い」であったとしても、だから公園の噴水を止めさせるというのはむちゃだ。子供の騒ぐ声を「騒音」としか感じられない人は、子供のいない老人だけの国で暮らしてくれ。オレは子供が家の前の道路で大勢遊んでいる時に確かに「やかましいなあ」とは思うが、それはセミの声がやかましいのと同じく自然の摂理だと思っている。もしかしてこの女性は「セミがやかましいから木を切れ」などと訴えるのだろうか。こんな傲慢な人間の態度がどれほど自然を壊してきたことだろうか。
この女性の希望する静かな生活を実現するには、やはり無人島での一人暮らししかないとオレは思うのである。そこには学校もなければ公園もない。誰にもじゃまされることもないのだ。そんな無人島で静かに療養生活を送ればいいのである。まるで言いがかりとした思えないこのクソ裁判のためにどれほど多くの経費と新たな仕事が発生したのか。考えてみたことがあるのか、とオレは言いたくなるのである。
真に静かな生活を実現するためには無人島へ行くことだ。そこでは携帯も通じないし不便かも・・・と思うのならばあなたはすでに無人島に行く資格はない。でもその無人島さえも「波の音がやかましい」「海鳥の鳴き声がやかましい」と文句を言い出すならばもはや行き先は一つしかない。宇宙空間である。そこなら一切の音は聞こえないはずだ。なにしろ空気がないから伝わらないのである。まさに静かな生活には最適である。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月05日(金) |
オレはミクシィを罵倒する |
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オレは以前からmixi(ミクシィ)を利用している。自分の出身校のコミュニティがあって懐かしい友と再会できたり、自分が親しい人たちと交流するためのコミュニティを立ち上げたり、メッセージ機能を使って簡単に人とやりとりできて便利だからである。マイミクと呼ばれるお友達はそれほど多くないが、それでも十分に自分にとってコミュニケーションツールとして役立っているのである。
ところが10月1日からmixi(ミクシィ)のサイトデザインがリニューアルされた。オレはこういうのが苦手である。つまり、すでに慣れ親しんだものから新しいモノへの対応を余儀なくさせられるからだ。オレがWINDOWS/XPを使いながらもデスクトップのデザインはWINDOWS/98そのままのクラシックスタイルを愛用してる理由もそこにある。すでになじんだものをいちいち変える必要がないからである。オレ自信が頑固な人間であるということも大きいが、時間をかけて慣れてきたものをどうして勝手に一方的に変えられるのかということへの不満も大きいのである。
mixi(ミクシィ)にはこのようなメッセージがあった。
mixi運営事務局です。 本日より、mixi のサイトデザインのリニューアルを実施いたしましたのでお知らせいたします。 10月1日時点での主な変更点は以下の通りです。 「ホーム」検索窓の項目を増設 メニューバー内サブメニューにてショートカットリンクを追加 「ホーム」「友人のトップ」にて、マイミクシィやユーザー自身の「最新動画」「最新アルバム」「最新プレイリスト」「最新レビュー」をサムネイル画像で表示 コンテンツ拡充とメニューバー改善に伴いページ幅を950pxへ変更 日記及び「コミュニティでの動画掲載サイズを拡大 「コミュニティ」トップページにて、コミュニティ名の表示を拡大
この変更で果たして便利になったのだろうか。オレにはそうは思えないのである。最大の変更点であるページ幅の拡大だが、家のデスクトップでmixiをやってるならいいが、画面の小さなモバイル機でやっているとき、横幅が大きいと不便なことこの上ない。そんなこともわかっていないのだろうか。
そしてもっとも困ったことは、とてつもなく画面の切り替わりが遅くなったことである。全体に重くなったのだ。「なんとなく使いにくくなった」と多くのユーザーが思ってるとすればまさにその原因はここにある。光ファイバー100Mで接続してるオレの自宅でさえ画面の切り替わりが重いのである。もっと低速で接続してる場合はその重さはどれほど通信のストレスを増すだろうか。そんなこともmixiのスタッフはわかっていないのだろうか。リニューアルした結果使い勝手が悪くなったというのは、モデルチェンジのたびにブサイクになって「前の方がよかった」と言われる日産車みたいなものである。実際の所ミクシィ内でも不満の声が高まっていて、サイトデザインを元に戻してくれという抗議が殺到しているという。
この「画面の切り替わりが重くなった」といいう弊害は致命的である。つまり、デザインのために大切な機能を犠牲にしたのであり、利用者全員のストレスを増したのである。どんなビジネスも客の快適さを無視すれば滅びてしまう。今回のmixi(ミクシィ)のサイトリニューアルはまさにその失敗をしてしまったのだ。どうすればこの状況は解消するのか。もっと高速なマシンを買えばいいのか。通信速度をもっと速くすればいいのか。前と同じようにサクサク使えるようにするためにはどうすればいいのか、少なくともmixi(ミクシィ)のスタッフは会員、特にオレのような有料会員に対してその方法を説明すべきだろう。
そしてそれがたとえばパソコンを高スペックに買い換えないと治せないようなものであるならば、その変更はmixi(ミクシィ)側の責任に於いて行われたものであり、オレのような毎月ゼニを払ってる優良顧客に対しては特に、客に不快感を与えたことへのお詫びをすべきだろう。「誠意を見せろ!」と言いたいのだ。パソコンを新しいのに買い換えるだけのゼニを出すのならオレはこの日記を削除してもいいし、内容を大幅に書き改めてmixiを礼賛し、今回のサイトリニューアルを褒めそやす日記にしてやるぜ。どうだ、悪くない話だろう。
WINDOWSが95、98、2000、Me、XPそしてVISTAと変わっていく中でOSは巨大化し、かつ重くなった。そのばかでかく重いOSを動かすという余計なことのためにパソコンはどんどん高速化していった。古いパソコンをいつまでも使いたいという変わり者はパソコンの進化から取り残され、95の時はPentium133という今となっては骨董品のようなCPUでも快適に動いたOSが、VISTAではクロック数が2000MHZあっても動作が重いということになってしまったのである。もしも世界標準のOSがWINDOWSではなかったら、ビルゲイツという守銭奴が飽くなきゼニ儲けを追求していなかったら、こんなひどい状況にはならなかっただろう。
どうだ、mixi社長がもしもオレの日記を読んでいるならば、自分たちの恣意的な変更がどれほど多くに人に迷惑をかけたかしっかりと理解してくれ。ユーザーインターフェースの大切さというものが一番わかっていないのは客に迷惑をかけたおまえだと。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月04日(木) |
リタリン飲めば、殺人も無罪 |
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心神喪失状態であったことが認められれば、殺人も無罪になるというのが法律上の考え方らしい。この心神喪失というのを拡大解釈して、覚せい剤で心神喪失とか酩酊していて心神喪失なんてものまで含めて「無罪」を主張する弁護士がいるのである。オレは常識人なのでどうも「殺人」という行為を「無罪」にまでもっていくのはかなり無理があると思うのだ。極端な話、あまりに美しい女性に出会って我を忘れてレイプしてしまったと主張する馬鹿が居て「それは心神喪失ですね」と判断する馬鹿裁判官がいればレイプも無罪にされてしまうわけで、オレにはとうてい納得できない。人が起こした行為というのは結果がすべてであるというのがオレの考え方であり、結果として人が死んでいる以上情状酌量の余地はあっても無罪ということはあり得ないというのがオレの考え方である。
向精神薬リタリンの乱用で幻覚妄想状態に陥った男性が、義父を殺害した上に自宅に放火した事件で東京地裁八王子支部はその男性に無罪を言い渡した。このトンデモ判決を言い渡したのは小原春夫裁判長である。この非常識な裁判官の名前をオレは決して忘れない。こいつのような馬鹿裁判官がそんなトンデモ判決を出すから、結果的にこの薬が悪魔の薬のように宣伝され、本当に必要な人が入手しにくくなったり犯罪に用いられたりするのである。以下の記事は毎日新聞のWEBサイトからの引用である。
リタリン:副作用被害 70錠飲み幻覚、義父を殺害 「ずさん処方、審査強化を」 幻覚妄想など重い副作用のある向精神薬「リタリン」。その副作用が引き金となり凶悪事件に発展したケースもある。東京都町田市で昨年1月、リタリンの乱用で幻覚妄想状態となった男性(42)が義父を殺害し自宅に放火した。東京地裁八王子支部は今年7月、「リタリンの副作用で善悪を識別する能力が欠如していた」として、男性に無罪を言い渡した。関係者は「背景には医師のずさんな処方があり、それを改めない限り、第2、第3の悲劇が起こりかねない」と指摘している。【精神医療取材班】 判決などによると、男性は06年1月13日、電気ドリルやナイフ、ドライバーを使って同居していた義父(当時69歳)を執拗(しつよう)に刺し、出血性ショックで死亡させた。男性は自宅に放火して逃げたが、警視庁町田署員に殺人と放火容疑で逮捕された。 男性がリタリンを使い始めたのは04年7月。市内のクリニックの医師は当初1日1錠を処方したが、3カ月後には1日3錠に増えた。その後も男性の要求に応じて医師の処方量は増え、05年10月ごろにはリタリンによる幻覚妄想の副作用が出るようになった。 リタリンの処方は1日2〜3錠と定められているが、事件の2日前、医師は男性に1日10錠、1週間分計70錠を処方した。男性は事件直前、この70錠を短時間で一気に飲んでいた。 男性が捜査段階や公判で「夢の中で主から『抹殺しろ』とメッセージがあった」などと供述したため、責任能力の有無が焦点となり、2度の精神鑑定が実施された。 検察側は「リタリンが誘発する精神疾患で著しい幻覚妄想状態だったが、人を殺害したという認識や善悪を識別する能力はあった」と主張し、懲役10年を求刑。弁護側は「(リタリンによる)著しい幻覚妄想に支配され、善悪を識別し行動する能力を完全に失っていた」と反論した。 小原春夫裁判長は、男性の殺意は認めたものの「著しい幻覚妄想状態の全面的な支配下にあったことが強くうかがわれる」として無罪とした。 リタリンの重い副作用を認めて無罪とする判決は極めて異例。事件は検察側が控訴し、10月中にも東京高裁で審理が始まる見通しだ。 男性の弁護人の南部憲克弁護士は「レセプト(診療報酬明細書)審査を強化するなど、国は医師の処方をチェックする体制を早急に整備すべきだ」と訴えている。毎日新聞 2007年10月1日 東京朝刊
電気ドリルやナイフ、ドライバーで人を追い回して刺すような危険な人間がこの世に存在すること自体、オレは耐えられないことである。死刑というのはこのような人間を抹殺して市民生活の平穏を守るために行われるのではないか。薬物の影響が仮にあったとしても、薬物にのめり込んで行く人間というのはやはり自己責任であるとオレは思っている。その初期の段階において、このままではダメだということくらいは判断できるはずだからである。また、そうした薬物を処方する医師も危険には気付くはずだ。こうした薬物乱用による犯罪や事件を防ぐ方法はただひとつ、どこかの無人島にそんな連中を隔離してしまうのである。市民社会に置いておくから危険なのであり、もはや矯正は困難と見れば脱出不可能な島を収容所にして、そこから出さなかったらいいのである。もちろん薬物依存から抜け出せるようにする治療は可能な限り行うべきだが。
判例というのはどんな馬鹿裁判官が出したモノでも一つの前例として存在してしまうわけで、ここで「リタリン中毒なら殺人も無罪」という判例が出た以上、これから行われる裁判ももしかしたらそれに影響されるかも知れないのである。裁判官はもっと自分の判決に責任を持ってもらいたい。馬鹿裁判官が間違った判決を下せば、それによって迷惑するのは裁判官ではなくて真っ当な市民である。そんな単純なこともわかっていない馬鹿な裁判官がこの世には多すぎるのだ。
オレが危惧するのはこの裁判官が「殺意」を認めつつも「善悪を判断する能力を失っていた」という理由で無罪にしていることだ。殺意が先に存在するのである。善悪を判断する能力を失った結果、殺意が生じたのならまだ話はわかる。もともと存在する殺意が理性の力によって抑えられていたのに、リタリンを大量に飲んだ結果判断能力が失われて犯行に及んだということならば、リタリンはただの引き金に過ぎず、「殺意」が先に存在したことこそが問題ではないのか。
常識で考えて、自分の娘の配偶者が薬物中毒のクソ野郎(その上中年ニート)であったとしたら不愉快に思って厳しく接するのは当然の行為だろう。というか、そんなヤツと娘をとっとと別れさせようと思うだろう。オレがその義父の立場ならそのクソ野郎に「おいこら穀潰し野郎め!」と罵るに決まってる。ケンカになるかも知れない。しかし、オレは娘を守るために、そんなクソ野郎と別れさせるためにそのクソ野郎を殴るだろう。まともじゃない人間を排除するのは真っ当な市民にとって当然の行為である。人は誰もまず自分の生活を守らないといけないのだ。電気ドリルで人を追い回して殺し、しかも自分の住んでいる家に火をつけるような破壊的衝動を持つ人間がこの世に存在することが間違いなのである。死刑というのはこのような危険な人間を抹殺するために必要な社会の仕組みであるとオレは考える。
たとえ薬物中毒であっても裁判は通常の刑事事件と同じように罰を決めるべきだというのがオレの持論である。それが社会の偏見を防ぐのだ。オレは薬物中毒の人をすべて社会から排除しろと言ってるのではない。治療のための適切なプログラムが組まれ、社会復帰させるためのシステムを整備することは急務だろう。その上で不幸にも薬物中毒者によって犯罪や事件が引き起こされた場合は、一般人と同様に犯した罪に相当する罰を与え刑に服してもらうことこそが偏見を防ぐのである。人権の意味を勘違いしている馬鹿が多いので一言言っておくが、罪を犯しても障害や病気ゆえに守ってもらえるのが人権などではない。一般人と同じに扱う平等な待遇が保障されてることがすなわち人権が守られてるということなのだ。人を殺しても罰を与えてもらえない存在というのは、ある意味市民社会から排除されてるのと同じことである。そんなヤツと誰が付き合いたいと思うだろうか。平等に扱ってこそはじめて彼らを対等に見なしてるということになるのだ。
この馬鹿裁判官のせいで「リタリンで心神喪失なら無罪」とみんなが勘違いすれば、人を殺しに行く前にリタリンを大量に飲むヤツが出現してしまうのである。もしもそんな事件が今後発生すれば、被害者家族は今回の裁判長だった小原春夫氏の責任を追及し。小原氏から賠償金を取ればいいだろう。 ←応援ありがとうございます。 m(_ _)m
2007年10月03日(水) |
不細工なクルマはやめてくれ! |
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自動車関係のことを検索してこの日記にたどり着いた方はきっとクルマ好きな方が多いと思います。そんなあなたのためにENEOSカードをお勧めします。年会費無料でロードサービス付きというドライバー御用達史上最強カードです。詳細は10月1日の日記をご覧になってください。
日産自動車というのはなんと不幸な自動車メーカーだろうか。モデルチェンジのたびに「前の方がよかった」という陰口をたたかれ、気合いを入れて出したはずの新車はなぜかいつもユーザーの夢をぶちこわしているという情けないメーカー、それが日産なのである。オレもかつては日産車のユーザーだったのであまり悪口は言いたくないが、それでもあきれるようなクルマが目に付くのである。オレが愛した日産EXAのようなファンキーでエキセントリックなクルマはもう出ないのだろうか。
日産の凋落はなんと言ってもシルビアにはじまる。若者がデートカーとして選ぶ2ドアクーペの王座をせっかくホンダプレリュードから奪っておきながら、その人気車種をうまくモデルチェンジさせて人気を維持することに失敗し、ふとってブサイクになった3ナンバーの肥満体シルビアを出したことで2ドアクーペの市場そのものを崩壊させたのである。その後でやはりそのモデルチェンジが愚かな過ちだったことに気が付いたのか、その次のシルビアは3ナンバーから5ナンバーに戻すという前代未聞の変更を行ったが、もはや2ドアクーペという市場が国内からは消え去っていたために最後のシルビアは短命に終わったのである。免許を取ったばかりの若者が乗る安価でオシャレな2ドアクーペという車種をいつか復活させて欲しいものだとオレは期待していたのだが、その夢は今度のスカイラインクーペでも見事に打ち砕かれた。なんだこのクルマは。いったい何を考えているんだとオレは呆れたのである。
日産、「スカイラインクーペ」新型車発売・高級感高める 日産自動車は2日、「スカイラインクーペ」新型車を発売した。外観デザインや内装の高級感を高めたほか、3700ccに排気量を増やし、加速性能などを向上させた。欧米市場では「インフィニティ」ブランドで販売する。価格は369万6000―447万3000円。国内市場では月間200台、海外では年間2万台の販売を目指す。 欧米の高級スポーツ車市場への投入を前提に開発した。内装材にアルミや高級家具材を使用し、直径25センチメートルのボーズ製大型スピーカーをドアに採用するなど素材や音響の質を高めた。 エンジンには吸気バルブの動きで空気の吸入量をコントロールする新機構「VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)」を採用、アクセルへの反応速度や燃費を高めた。歩行者との衝突時にエンジンフードが持ち上がり、衝撃を低減する「ポップアップエンジンフード」など新たな安全技術も搭載した。(21:00)
369万6000円という価格のクルマを買える若者がどれだけいるだろうか。ただでさえ格差社会が進行していて正社員にはなかなかなれず、派遣や契約社員の不安定な身分で働く若者が多いのに、こんな高価なクルマがどうして買えるのか。こんなのを買うのはオッサンどもだけだ。購入者の平均年齢は50歳を越えるだろう。そんなオッサンどもに買わせていったい何の意味があるのか。ばかばかしい。オッサンどもはクラウンやセルシオに乗っていればいいんだ。こんな2ドアのばかでかいクーペを買う層がいったいどんな人たちであるかを考えたことがあるのか。
熟年夫婦が老後をのんびりと楽しみたいのならスカイラインクーペではなくてオレは迷わずダイハツ・コペンを勧めるだろう。二人で乗るならそれで十分だ。しかも排気量が小さい分燃費がいいから財布にもやさしい。この馬鹿デカくてしかも排気量が3.7Lという巨漢がいったいどんな燃費になるのか。おそらくリッターあたり6〜7キロくらいしか走れないだろう。そんな不経済なクルマを作っていて世界に通用すると思ってる見識の狭さには失笑するしかない。
しかもこのスカイラインクーペはスカイラインのセダンよりも幅がデカい。1820ミリもあるのだ。オレが乗ってるFTOは確か1730ミリだからそれよりも9センチも幅広と言うことになる。実はオレの使ってるシャッター付きの車庫は設計が古くてそんなに広くないのだ。オレのFTOでさえも乗り降りにはドアをぶつけないように細心の注意を払うのだが、それでもかなり窮屈なのである。9センチも幅がデカくなればたぶん置けないだろう。少なくともオレが次に買う候補であるクルマの選択肢からは外れることは間違いない。
どうしてクルマはモデルチェンジのたびにデカくなるのか。 日本人の平均体格が向上したり、日本人に極端なデブが増えてるというわけでもないだろう。それなのにどうしてクルマをどんどん大きくするのか。オレにはその理由がわからないのである。大きかったらそれだけ豪華に見えて売れると思ってるのか。そんな感覚でいるお馬鹿なカーデザイナーどもは頼むからみんな職を辞してくれ。もうこれ以上日本のクルマ文化を歪めないでくれ。クルマは小さいからこそ便利という価値もちゃんとあるんだ。軽自動車でないと入れないような道や車庫もあった。それなのに勝手に軽自動車の規格を拡大して、その拡大された規格に合わせて軽の新車はモデルチェンジしてしまったのである。大きくなったせいで車庫に入れられなくなっても、その負担はクルマのユーザーがしないといけないのである。
5ナンバー(小型車)の幅は1700ミリ以下である。この「以下」というのは別に1600ミリでも1500ミリでもいいわけだ。ところが現行モデルの小型車を見るとほとんどが1695ミリという小型車の幅ギリギリに作られているのである。なぜそこに合わせるのか。別にもっと小さくてもいいじゃないか。オレが大学生の時に初めて所有したクルマであるいすゞGEMINIの幅は1590ミリしかなかった。それでもオレは特に狭いとも思わなかったし、後部座席に大人3人を乗せたこともある。それでも平気だったのである。(もっとも大人3人といってもオレの家族はみんな小柄だが。もしもそこに相撲取りを3人乗せろといわれればさすがに無理だ)
モデルチェンジして満を持して登場したはずのちっともかっこよくないスカイラインクーペ、オレは最初フーガが2ドアにされたのかと思ったぜ。さすがに国内での販売目標は一ヶ月あたりたったの200台だという。なかなかそのあたりは冷静に物事を理解できているようだ。その程度しか売れない不人気車種ということに既に気がついているのである。かつてシルビアや180SXがどれだけ売れていたのかということを考え合わせると、この200台という目標台数が余りにもクソみたいな数字であることに気が付く。そんな少量生産だったら採算ベースに乗らないだろう・・・と思ったらどうも海外販売に力を入れて世界では年間に2万台売りたいということである。こんなぶさいくなクルマが世界でそんなに売れるはずがないやろと思わず突っ込みたくなるオレなのであった。 ←ランキングを見てください m(_ _)m
2007年10月02日(火) |
教頭センセイのHなコレクション |
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昨日の日記で紹介したENEOSカードに多くの申し込みをいただきました。本当にありがとうございました。m(_ _)m みなさまのカーライフのお役に立てればと思いますが、ロードサービスの必要のないことがやっぱり一番ですよね。お互いに安全運転を心がけましょうね。
Hな本や写真をコレクションすること自体は男なら至極当たり前のことである。男なら誰だってベッドの下にこっそりとエロ本を隠していたり、HDDに大量の無修正画像を貯め込んでいたという恥ずかしい経験を持っているはずだ。それが男というものであり、エロ本を隠し持つこと自体をオレは否定しない。しかし、そのエロ写真を製造する行為は全く別である。そういう写真を撮らせる女もいったい何を考えてるのかと思うし、また秘め事である自分たちの行為を第三者に公開することもどうかと思う。
ネット上には画像投稿サイトというものがあり、そこには競うようにHな写真が投稿されているらしい。オレはあまり興味がないのでそういう場所はよく知らないのだが、かなり過激なものが毎日のように投稿されていてもうびっくりだそうである。何も知らずに話題にするのも問題があるので一度行ってみようかとも思うが、変なコンピューターウイルスに感染するのも怖い。やはり「君子危うきに近寄らず」なのである。
そのHな写真を投稿することで報酬を得られるとしたらどうか。Hな行為が好きで、Hな写真を集めていて、そのHな写真でゼニが儲かる・・・とくればもうHの三冠王である。趣味と実益の両立である。ここに夜のサッポロの繁華街をうろつきながら600人の女性とHしてわいせつな写真を撮りまくったヘンタイ教頭先生がいたのである。いやはや、あきれた教育者がいたことにオレは驚いている。オレはこの教頭先生に対して「教師がこんなことをしていいのか!」と怒る気持ちはあまりない。というのは、これもひとつの悲劇だと思うからだ。たまたまそのセンセイはヘンタイという属性を持ったままで教師になってしまった。これが国会議員ならば山崎拓を見てもわかるように何ら問題にされることはなかっただろう。またこの教頭先生がAV監督になっていれば、すぐれた官能映画を撮って巨匠といわれたかも知れないのだ。ただ、最大の悲劇は彼の職業が教師であったことである。こんなヘンタイが間違って教師という職業に就いてしまったということこそが何よりまして悲劇なのである。
女性600人のわいせつ画像投稿で報酬、小学教頭を逮捕 16歳の少女に報酬を支払ってみだらな行為をしたとして、札幌中央署は1日、札幌市立星置東小学校教頭、細田孝幸容疑者(54)(札幌市手稲区富丘)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕した。 細田容疑者は写真雑誌の投稿の常連として知られ、「知り合った女性約600人のわいせつな写真や映像を撮り、複数の写真雑誌に投稿していた」と供述。同署は、細田容疑者が、投稿で7年間に計約1800万円の報酬を得ていたとみて余罪を追及している。 調べによると、細田容疑者は9月21日午後9時ごろ、札幌市中央区の駐車場に止めた乗用車内で、市内の無職少女(16)に現金6000円を渡し、みだらな行為をした疑い。2人は数日前、市内の出会い系カフェと呼ばれる会員制の飲食店で知り合った。 細田容疑者は少女の裸などもカメラ撮影しており、同署は小学校などを捜索。自宅と車からわいせつなDVD334枚や264人分の写真、セーラー服や手錠、撮影機材などを押収した。画像の中には未成年者のものも含まれているとみられ、同署で分析している。 細田容疑者は、2000年からの7年間、毎日のように市内の繁華街に繰り出しては、知り合った女性のわいせつな写真や映像を撮るなどしていた。そのほとんどを複数の写真雑誌に投稿して報酬を得ていたという。 今年6月ごろに発表された写真雑誌では、投稿者の常連として、雑誌の編集者と誌上対談し、投稿を始めた理由として「投稿料がもらえるのでいいと思った。素人の写真を撮ってみようと思った」などと話していた。逮捕容疑について、細田容疑者は「いかがわしいことについては覚えていない」と供述している。 星置東小の坂本芳明校長は「勤務態度に問題はなく驚いている。子供を指導し、職員も監督する立場にありながら、こうした不祥事は申し訳ない。おわびしたい」とコメントした。(2007年10月1日23時3分 読売新聞)
DVD334枚、264人分の写真(未成年を含む)という貴重なわいせつ物、オレはこれを『細田コレクション』と名付けたい。その貴重な文化遺産が警察に押収されてしまったのである。7年の歳月をかけて築き上げた自分の財産がそうして警察に押収され、裁判の証拠などとして使われた後に永遠に廃棄されてしまうことをこの細田教頭先生はどう思っただろうか。自分の血と汗とエロと精液の結晶であるこの貴重なコレクションがむざむざと警察に持って行かれると知ったとき、彼はおそらく血の涙を流したくなるほど悔しかったに違いない。
オレがもう一つ驚くのはその趣味のエロ写真を投稿することによって、この細田教頭先生は1800万近い報酬を出版社から得ていたと言うことである。それだけのゼニをもらっていたということは、それだけ質の良いエロ写真をこの先生が撮っていたことに他ならない。写真の質、そしてモデルの質、それらを満たしたエロ写真をこの細田教頭先生は7年にわたって撮り続けたのである。もしも彼が教頭先生ではなく、単なるエロ本のカメラマンだったとしたら、おそらくその名前は裏本の世界やエロの世界に伝説としてとどろいたことだろう。それを思えばオレはなんだか残念なのである。どうしてあなたはその職業に早く見切りを付けて、エロの世界で生きることを選ばなかったのかと。
この教頭先生がどんな写真を投稿し、それがなんという雑誌だったのかは記事からは明かされていない。おそらく彼はこの事件で職を失い、何らかの社会的制裁を受けるだろう。懲戒免職という処分だってあるかも知れない。小学校教師でありながら児童買春などということになればもはや弁護の余地はない。しかし、教師を辞めることによって新たな人生が開けるのではないか。オレはそう考える。教師でなくなればもう何もタブーはないのだ。どんなエロ写真でも撮れるのだし、いっそカメラマンとなってどんどん女性の裸体を撮りまくることだって出来る。AV監督に転身するということだって一つの選択肢だ。『あの変態教頭先生が撮った衝撃の作品!』と帯に書くだけで、そのDVDはじゃんじゃん売れるかも知れないのだ。
細田先生、あなたが第二の村西とおるとなって、日本のAVやエロ本の文化の興隆や発展に尽くしてくださることをオレは期待します。あなたが教職に就いたことは大きな回り道でした。そのために貴重な才能は世に出るのがこんなに遅れてしまったのです。最近AVの世界は低調だそうです。単体で売れる人気のある女優が居なくなって、企画モノのAVばかりでマンネリ化しているそうです。その世界に新風を吹き込めるのはあなたしかいません。あなたが7年間毎日のように行ってきたフィールドワークの成果を埋もれさせるのは余りにも惜しいのです。どうか私の訴えをご理解ください。 ←応援ありがとうございます。
2007年10月01日(月) |
運転中のトラブルももう安心! |
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ドスパラ江草店の商品が秋の新モデルと入れ替えとなっております。オフィス付きで79800円という信じられないほどお買い得な旧モデルも発生しております。ぜひご覧になってください。それからブログ個人日記のランキングも上昇中なんですが、もうすぐ50位以内に入れそうです。ぜひご協力をお願いします。テキスト庵のランキングはみなさまがそちらから日記を読んでくださったおかげで無事に今週は1位になりました。ありがとうございます。
オレは新日本石油のENEOESカードをメインのクレジットカードにしている。給油やお買物をするとポイントが貯まって、そのポイントの分がガソリンで還元される。年間に120万円くらいカードを使うと、ポイントが1万点ほど貯まってガソリンが2万5000円ほどポイント還元で給油できる。楽天カードの場合のポイント還元率は1%で、それでも他のカードに比べればかなりいい方なんだがENEOSカードの還元率にはかなわない。そういうわけでオレはずっとENEOSカードを愛用してきたのである。オレのWEBサイト内にあるカード紹介ページでもENEOSカードはイチオシだったのだ。
ところがこのENEOSカードは珍しく年会費が1260円掛かったのである。ケチなオレがその年会費を負担したのは、払う分よりもリターンの方が大きいと思っていたからだ。ところが、本日10月1日からこの年会費は廃止された。ENEOSカードに入会するのは全くの無料になったのだ。それにともなってさまざまなサービス内容も変更になるようである。この高還元率は維持されないようで高額利用者の私にとってはちょっと残念なことであるが。さて、10月1日からの年会費廃止に伴って新日本石油のバナーも表示が変わった。(このバナーをクリックするとENEOSカードの詳しい説明を確認できます。)
どうやら特典というのは請求時に1Lあたり2円引いてくれるということになるようである。オレの場合ハイオク144円のうちの2円というと、たったの1.3%しかないのでちょっと分が悪いか。もちろん貯まったポイントの還元を含めれば2%にはなるだろう。オレの通勤経路付近に位置するガソリンスタンドの中で一番安いのは、中百舌鳥にあるENEOS(新日本石油)のセルフのスタンドなので、必然的にこれからもそこで入れることになるわけである。それだけは選択の余地がない。もしも他の系列で価格破壊するようなスタンドが出現したら行きつけのところを変えるかも知れないが。通勤時に経路上のガソリンスタンドはすべてチェックしているが、一番安いところを自分が選択しているという自信はある。それが今はENEOSのスタンドなので、そのカードを愛用している自分にはちょうどいいのだ。 実はENEOSカードの最大の利点はそんな割引云々ではない。それはこのカードに付随するロードサービスの存在である。キーの閉じ込みやバッテリー上がり、パンク時のタイヤの脱着などのロードサービスをカード所有者に対して無料でやってくれるのである。オレの父親の軽トラックがキーの閉じ込みをしたときも、オレの妻や母がお買物に使ってるスバルドミンゴのバッテリーが上がったときも、連絡はなぜかオレの所にやって来た。家族はそんなときなぜかオレに電話をかけてくるのである。オレは現場に急行してENEOSカードに記されたロードサービスの番号に電話をかけ、駆けつけたサービスマンはたちどころにキーを解錠したり、バッテリを充電したりしてくれた。私がしたのはENEOSカードを提示してサインしたことだけだった。それらがすべて無料なのだ。
多くのドライバーがJAFに加入して入会金2000円と年会費4000円を支払うのは、その都度実費を払うことなくこのロードサービスが受けられるからである。しかし、そのサービスが最初から無料で受けられるのならば、JAFに入会する必然性がなくなるわけだ。それでオレは当初この日記の題名を「いますぐJAFを退会しませんか」にするつもりだった。しかし、そのような挑戦的な題名を付けたことで,JAFから「営業妨害しやがって」と訴訟を起こされたりすると困るので、こういう穏やかな題名にしたのである。もちろんここまでの文章をよく読めばまぎれもなく営業妨害である。ただ、JAFにはJAFにしかないさまざまな付帯サービスがあると思うし、緊急時に駆けつける早さはやっぱりJAFの方が上だとオレは思う。だから料金を払うことで得られる付加価値を求める人はやはりJAFに入ればいいだろう。そしてオレみたいに「タダでOKなものになんでゼニを払わんとあかんねん!」と主張するケチなオッサンは迷わずENEOSカードを手に入れて、そいつを運転時の保険代わりに携帯すればいい。
オレがこうして愛用してるENEOSカードだが、実は数ヶ月前にこうしたクレジットカードの比較の記事が日経ビジネスという雑誌に載っていて、「カード合わせ技」、つまり複数のカードを持って必要に応じて使い分けるのがベストとして、そのうちの一枚として推奨されていたのがこのENEOSカードだったわけで、オレが長年愛用していたことは正解だったのである。そして過去にオレは二度、この日記で自分がなぜENESOカードを愛用しているかを記事にした。ところが新日本石油からオレに対して感謝のメールも来ないし、社長が直々にオレに電話をくれるとか、新日本石油のWEBサイトからオレの日記にリンクが貼られるということもなかった。全く礼儀知らずなヤツらである。オレがここまで営業に貢献しているのに・・・と文句を言いたくなるが、実はオレも紹介してきてそれなりの利益を得ているので文句は言えない。
この日記を読んでいる読者の方の中には、もう既に新日本石油のENEOSカードを所有している方も多いだろう。オレの日記を読んだことがその理由だった方もいらっしゃるはずである。オレはそのことに深く感謝している。オレの貢献を認めてくれていないのは新日本石油だけだ。何しろこのアフィリエイト契約にこぎつけるまでに先方は二度もオレのサイトの承認を認めなかったのだ。申し込むと必ず審査されて、オレのサイト内に(題名だけ)アダルトな内容や、政治的な発言があるとして却下されたのである。3度目にやっと根負けするかのように認めてくれたのである。
そこで「この野郎、オレ様を認めないとは何事だ!」と怒ればせっかくの儲かるチャンスを逃してしまうことになる。ここはひたすら低姿勢に出て「日本の石油元売りナンバー1にあらせられる天下の新日本石油様が拙サイトのような弱小サイトを承認してくださってありがとうございます。今後はENEOSカードの普及のために粉骨砕身、全力で取り組む所存でございます」と承認御礼のメールを送ってオレは営業活動に励んでいるのである。ああ、オレはなんとセコくて卑怯な人間なのだろうか。まさに「ゼニになるなら頭も下げる、ケツも舐める」レベルである。
年会費無料になったENEOSカードの受け付けは、10月1日午前9時からだ。おそらくかなりの申込者が殺到してサーバーが落ちそうな気がする。そんなときはしばらく経ってからもう一度申し込み直せばいいだろう。折しも新日本石油は10月からのガソリンの価格を4円値上げすることを発表した。他社もいずれ追随するだろうが、結果的に相対的な安さが維持されるのかどうか、しばらくその行方を見守りたい。もしも値上げの結果他の系列よりも高くなってしまったとしても、ENEOSカードには持ってるだけでロードサービスが無料で受けられるというお守りカードとしての存在価値が十分にある。このカードがロードサービス以外の目的でも使われるかどうかは、実際のガソリン販売価格にかかってるのだよ新日本石油の社長さんよ。いくら付帯サービスを良くしても年会費を無料にしても、肝心のガソリンそのものが高品質でしかも安くないと話にはならないのだよ。頼むぜ、しっかりと安くしてくれよ。そうでなきゃ、ジョモや昭和シェルといった他の系列に浮気するだけだぜ。
(以下の文字列をクリックすれば、カード紹介画面が出ます。) ▼フェア開催期間:2007年11月末まで フェア期間中ENEOSカードにご入会いただき1月末までに1回以上 ENEOSカード利用すると、な、なんと1万円分のガソリン・軽油代が 5,000名様にあたる!今すぐGET!
以前に書いた「何もせずに2000円手に入れる方法」という日記もよろしく。
←応援ありがとうございます。
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