2004年10月31日(日) |
どうしたんだ京大ギャングスターズ |
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京都大学アメリカンフットボール部・ギャングスターズと言えば大学日本一決定戦である甲子園ボウルへの出場8回、そのうち6回は見事に大学日本一を果たした名門である。
宿敵の関西学院大学を倒して1982年に初の甲子園ボウル出場を果たした年、オレは京大の4回生だった。甲子園ボウルで日大のショットガン作戦の前に65−21と完敗したとき、どれほど悔しかったことだろうか。だからこそ翌83年に京大が甲子園ボウルに連続出場し、今度は日大を30−14で打ち破って見事に大学日本一に輝いた時の喜びはとても大きかったのである。「日本一」という大きな見出しでそのニュースを伝えるスポーツ新聞は今でもオレの宝物で、1985年の阪神タイガース日本シリーズ制覇の新聞と合わせて我が家の家宝になっている。
大学生の頃、女の子にモテモテのアメフト部員たちがオレはうらやましくて仕方がなかった。練習している北白川グランドを見下ろす疎水べりの道には大勢の女性ファンが鈴なりになって詰めかけていたからである。もちろんオレのような小柄で軽量の人間はそんなハードなクラブからお呼びがかかるわけがなかったのだが。京大には他に強い運動部がなかったこともあり、新入生の中で体格のいい素質のありそうなヤツは根こそぎアメフト部員へと勧誘されていた。監督御用達のトンカツ屋に連行されて気が付いたらいつのまにか部員にされてしまうというパターンだったらしい。
その京大アメフトに大きな危機が訪れている。10月30日に大阪・長居球技場で行われた関西学生アメリカンフットボールリーグで、過去10回の優勝経験を誇る京大が近大に17−20で敗れ創部以来初の3連敗。優勝の可能性がなくなったうえに下位2校が対象となる入れ替え戦に回る可能性さえ出てきたのである。なにしろ残る対戦相手はいずれもここまで4戦全勝中の関西学院と立命館なのだ。30日の試合ではディフェンスラインが踏ん張れず、タックルやパントのミス、ファンブルも続出。水野監督は「こんな大事なときに一世一代のプレーができない。選手は自信を失っている」と嘆いているという。
もっとも京大が最後に甲子園ボウルに出場した1996年以降、関西では立命館大学が力をつけてきて関学・立命・京大の3強時代がしばらく続き、京大が脱落して今は関学と立命の2強時代になった。2002年、2003年の甲子園ボウルにはいずれも立命館大学が出場し、2回とも大差で関東代表チームを下して大学日本一になっている。いつかこの名門ギャングスターズは復活してくれるのだろうか。スポーツ新聞にもう一度「日本一」の文字が躍るのをオレは夢見てやまないのだ。
2004年10月30日(土) |
大阪で一番やかましい女、ついに逮捕! |
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世の中にはどうしようもない人間がいる。他人を攻撃すること、他人の悪口をいうことを生き甲斐にしている連中である。こういう人間はコンプレックスのかたまりであることも多い。
容姿がブサイクでデブであるとか、働きが悪くて貧乏であるとか、バカなので学歴がないとかははっきり言って自己責任である。しかし、そんなヤツに限って、自分と正反対のカッコよくて金持ち、しかも人もうらやむような学歴を持つ人間に対して敵意を持つのである。もっとも、敵意を持たれる側の人間はそんなアホの存在すら忘れてることが多いのである。いわゆる「アウト・オブ眼中」というヤツである。おそらくこの事件の犯人も、オレの想像ではそういうあわれな人間の一人であったような気がしてならない。
「自分よりも若くて美しく、その上夫もイケメンであることが許せなかった」
だったりして。
こういう迷惑な隣人を持ってしまったらどうやって対抗すればいいのか。オレならどうするだろうか。攻撃は最大の防御である。ただの騒音ではなくて相手の部屋に向けて超音波をとばしたり、男女の睦言のテープを流してやったりして。
おっと、それじゃあかえって相手は喜ぶかも。
2004年10月29日(金) |
神よ、その愚か者を見捨ててもよいか? |
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ヨルダンを旅していた風来坊の青年が、わずか100ドルのゼニを手にして「物見遊山」気分でイラクへ、それも半ズボンという軽装でやってきた。これはまるで夜の新宿歌舞伎町を若い女性が全裸で歩くような無謀な行為である。その結果として、外国人誘拐を自分たちのビジネスにしている武装グループはその獲物、香田証生さんを拘束した。ただの風来坊が、日本人であるというだけで大きな価値を持つのである。
彼を拘束した武装グループは自衛隊の撤退を求めて48時間以内という期限を通告してきた。何も考えてない小泉首相は「撤兵しない」という最もブッシュ大統領が喜ぶ答えをいきなり語ってしまった。人殺しには何百億ドルも支出するのに、新潟県中越地震の救援(いわゆる人道支援)にはたった5万ドルしか出さないオッサンを擁護する必要などないと思うのだが。
政府は香田証生さんの解放に向け10月27日、米国やイラク暫定政府など関係国に支援を要請した。ザルカウィ氏が率いるグループの犯行とみられているが、同グループとは同日夜まで接触できておらず、犯行声明以外の情報は今のところ得られていないという。
今、イラク入りするのなら少なくとも生命の危険があることを覚悟しながら入るべきだ。一般市民が毎日のように無差別テロの犠牲になっている場所なのである。そこに行く以上、必要なのは「勇気」ではなくて「覚悟」である。なぜテレビを通じて流れた彼のことばが「助けてください」だったのか。もしも彼が「これはぼくの勝手な行動のもたらした結果です。日本政府やマスコミが大騒ぎすることがこの連中の利益になるのです。ぼくのことなど無視してくださってけっこうです。」と堂々と語ったならば、オレは思うだろう。「その勇気ある若者を救え!」と。世界の報道機関は新聞に争って「 SAMURAI 」の文字を記すだろう。
日本政府は在ヨルダン大使館内に現地対策本部を設置し、指揮をとるために谷川秀善外務副大臣をヨルダンに派遣した。 副大臣を派遣するということは、その随行員として大勢の外務省の職員も出張することになる。そのために何億の国費が浪費されるのか。そのゼニにはオレが払った税金も含まれるのである。なんという税金の無駄遣いなんだ。こんな事件、報道しなくてもいい。「日本では誰も全く無関心です」ということになれば、武装グループどももばかばかしくなって人質を解放するに決まってる。オレが保証するぜ!
オレがこの日記を書いた2日後、香田さんは首を切断され星条旗にくるまれた遺体となって発見された。彼はなぜ自分が死ななければならなかったのか、なぜ自分を包むものが星条旗なのか、わからないまま殺されてしまった。その無鉄砲さを責めるのはたやすい。しかし、息子を失ったご両親の無念さを思うと、オレはこんな楽観的なテキストを書いていたことを深くお詫びしたい気持ちである。今は香田さんのご冥福と、一日も早くイラクに平和が訪れることを祈っていたい。
2004年10月28日(木) |
神よ、そのおさな子を守りたまえ! |
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あの崩れた岩と土砂の総量はいったい何千トンあるのだろうか。新潟県中越地震で押しつぶされた車と岩のわずかなすき間で、2歳の男の子は生きていた。新潟県小出町の主婦皆川貴子さんら母子3人が巻き込まれた長岡市の土砂崩れで、長男の優太ちゃん(2歳)は10月27日午後、レスキュー隊員の手で奇跡的に救出されたのである。地震発生からなんと92時間後のことだった。
土砂に埋まったワゴン車の中にレスキュー隊員が声をかけたところ、「あー、うー」というかすかな反応があった。「本当か」「まさか」と驚きの声をあげた隊員たちは、すぐに作業に取りかかった。巨岩に押しつぶされたワゴン車の周りの土砂をスコップなどで慎重に取り除くと、横倒しになったワゴン車の底部と岩の間にできた幅50センチ、高さ1メートルほどの空間に、優太ちゃんが立っているのが見つかったという。後部座席に乗っていた優太ちゃんは自力で車外に這い出してこのすき間に入っていたと思われる。
トレーナーに紙おむつだけという姿で助けられた優太ちゃんは、隊員達の手でリレーされるように担架に乗せられてヘリコプターで運ばれた。長岡赤十字病院の鳥越克己・小児科部長は「助かったのは奇跡に近い」と語った。体温が低下し、脱水症状も見られ、頭にも15―20センチの傷があったが、検査の結果、骨や内臓に異常はなかったという。
搬送直後は、意識がもうろうとしているのか泣き声を上げることもなかった。ただ、ベッドで手当てを受けている時、そばにいた看護師の女性に「ママ」と呼びかけたという。父親の学さんとはこの病院でやっと再会できた。
母親はハンドルにうつぶせになった状態でほぼ即死だったと推定される。土砂崩れに巻き込まれるその瞬間に、母は何を思ったのだろうか。何が起きたかもわからぬままに死んだのだろうか。いや、そんなはずはない。死の直前のその一瞬に母はせめてわが子の助かることを祈ったのだと、その祈りが通じてこの奇跡が起きたのだとオレは思いたいのだ。
2歳の幼児は一日に1000CCの水分を必要とする。岩とクルマのすき間で、水もなく寒さに耐えてまる4日近い時間を耐えることは体力のある大人でも困難なことだ。多くの犠牲者を出した新潟県中越地震の報道の中で、ただ一つ胸をうたれたのが、この優太ちゃん無事救出の報せだった。この奇跡の生還を果たしたおさな子が健やかに回復することを祈っていたい。
2004年10月27日(水) |
なぜこのチャンスを活かさないんだ! |
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地震が起きてからもう何日も経つのにいったいいつまでこんな状態のままなんだ。オレは国や行政の対応の遅さにあきれている。なぜ日本中の自衛隊を派遣し、ヘリでどんどん食料を投下しないのか。なぜ吹きさらしの校庭でテント生活なんだ。安全な建物は一つもないのか。信じられないことだが、新潟県中越地震で避難している多くの人が車中での生活をしているのである。
余震による自宅の崩落を恐れて家に戻れない人もいるという。しかし、この避難生活は極度のストレスを避難者にもたらしている。10月24日〜25日にかけて車の中で避難生活をしていた3人が死亡した。疲労に加え余震の恐怖と寒さ、支援の食糧などの不足が背景にあるという。地震の時に助かってもこんな死に方では浮かばれないぜ。被災地では雨が降り始め、冷え込みも厳しくなる見込み。雪が降る可能性もある。ガソリンもないクルマの中で凍死したらどうするんだ!
セブンイレブンがおにぎり1万7000個を送るなどの救援活動も行われているようだが、なぜこんなときに住宅メーカーは自社製品をがんがん売り込まないのか。プレハブの仮設住宅のようなちゃちなものではなく、しっかりと快適に居住できるモデルハウスを現地に建設して避難民の宿舎として役立てれば、新聞が勝手に報道してくれて大いに宣伝になるじゃないか。それは確かに売名行為に違いないのだが、誰もそんな本当のことは言わない。美談としてちゃんと評価してくれ、その上被災者救援にも役立って一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなるぜ。このオレが効果は保証する。
阪神大震災の時、その施工したマンションのほとんどが壊滅した某手抜き専門ゼネコンのように面目丸つぶれだったところもあるが、セキスイハウスや旭化成ヘーベルハウスのように周囲の建物が無惨な全半壊状態になっている中でもちゃんと無傷で建っていたところが、再建時の人気を集めたということがあった。今ここで豪華な仮設住宅の建設や提供を申し出れば、またとない宣伝効果となるだろう。商売の基本は先に損をしても信頼を勝ち取ることである。
昭和9年の室戸台風の時、大阪の被災地域に無料でパンを配ったパン屋がその後市民の絶大な支持を得たことがあった。市民はその時の恩を忘れなかったのだ。
さて、日本経済はこの地震に対してどのような動きを示したのか。新潟を地盤とする植木組や福田組という地元ゼネコンの株価が大幅に上昇している。復興のための大きな需要が発生するとすでに市場は予測しているのである。なんてことだ。投資家というのは屍肉にむらがるハイエナのような連中だぜ。おっと、オレも投資家のはしくれだった。
2004年10月26日(火) |
震災募金サギに注意しろ! |
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オレは募金というのを見るのが苦手である。交通量の多い歩道橋とかに立って、道行く人に募金を求めるあの行為が気に入らないのだ。そんなことをしていったいどれくらいの人がお金を入れてくれるんだ。見たところほとんどの人が素通りじゃないか。1時間立っていてせいぜい1000円くらいなら、その1時間で割のいいバイトでもして、そのお金を寄付してやった方が確実だ。どうして募金みたいな非生産的な行動をするんだ。困った人たちのために何かをしたいと思うのなら、お金を入れてくれる他人の善意に頼らずに、働いて稼いだ自分のゼニで助けてやればいいだろう。
もちろん、募金活動そのものにはアナウンス効果、つまり社会に対して問題を提起するという役割があることも否定できない。しかし、そんな問題は誰もがわかってることである。それを見てはじめて「へぇー、そうなんだ」とわかる人も全くいないわけではないが。どちらかというと気が弱くて素通りできないオレにとって、やはりあの「募金」というのは苦手なもののひとつなのだ。
新潟県中越地震で孤立していた山古志村の村民約2000人ほぼ全員が10月25日、ヘリコプターなどで隣接する長岡市に避難した。一方、川口町は町民約5000人の大半が孤立状態のままである。新潟県内で55集落が道路が寸断されて孤立している。避難の長期化による過労で死亡したとみられる人もいて、死者は25人に増え、新たに行方不明者が3人いることもわかった。これから冬に向かって冷え込みも厳しくなる中で、約9万8000人が避難生活を続けているという。余震が続くために家に戻れない人が多数居るからだ。
この多数の被災者救援のためにゼニは多ければ多いほどいい。そして、日本中の多くの人が純粋な善意から救援の手を差し伸べようとしていることもまた事実なのだ。ところがそんな善意を利用する外道どもがいる。この地震の義援金募集をかたる詐欺未遂事件が次々と起きているのだ。
秋田市によると、10月25日午前10時半ごろ、20代後半〜30代前半の若い男が秋田市広面の住宅を訪れ「市役所の方から来た。ボランティア活動のために2000円の募金をお願いします」と話したという。家人が金を払おうとしたところ、たまたま訪問した市介護保険課職員が「私も市職員だ」と名乗ると、男は金を受け取らずにあわてて逃げたという。 一方、新潟県柏崎市でも25日、民家に「今回の地震の義援金を集めに来ました。お願いします」などと話す人物が現れた。住人は不審に思い、市役所に電話で連絡した。柏崎署は詐欺未遂の疑いで調べているという。
考えてもみろ。市の職員が仕事で募金活動をすることなど絶対にありえないじゃないか。そろそろ東京や大阪の街頭で、被災者支援のための義援金という名目で街角で募金活動をする連中が出現するはずだ。この連中の中でホンモノはいったい何%くらいなんだろうか。どう見たってこいつはニセ募金だという怪しそうなヤツを見掛けたら一度質問して証明書の提示を求めてやろう。あわてて逃げ出したらデジカメで撮影して警察に通報してやるぜ。そういえばオレが学生時代、募金活動をバイトにしてるヤツが居たなあ。それって募金じゃなくて「乞食」だろ。
2004年10月25日(月) |
おまえなんかイヌ以下じゃ! |
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オレは阪神大震災を大阪で経験した。これまでの人生で一度も経験したことのないような強烈な揺れにオレは生きた心地がしなかった。今でもあの恐怖は覚えている。震度6が立て続けに3回だなんてオレには想像も出来ない。いったいどれほど怖ろしい時間だったのだろうか。
テレビが伝える報道はどれも空中からヘリで撮った同じ映像ばかりだ。土砂崩れで道路が崩落し、家や自動車が埋まっている場面が何度も映される。そこには現場の声がないだけに全く実感が湧かない。その土砂の下にはまだ人が埋まってるかも知れないのに。
新潟県中越地方を震源に10月23日に発生した地震による被害者は、24日夜までにわかっただけで死者21人、負傷者2000人以上に達したという。道路が寸断されて完全に孤立している村もあり、被害はさらに拡大する見通しだ。停電が続き、食料も不足している。電気がなければ暖房の主流である石油ファンヒーターも使えない。ガソリンスタンドの備蓄はすぐに底をつく。県内37市町村で学校や公民館に避難している6万5000人以上の人たちの多くは、食料の配給も十分ではなく寒さに震えてるという。セブンイレブンの配ってくれたおにぎりも1万7000個しかなく、避難者全員には行き渡らない。国はいったい何をしてるんだ。
不幸中の幸いは、新幹線が停車のために減速中だったため脱線で済んだことだろうか。もしも橋脚が崩落したところに激突していたらどれほどの大惨事になっただろうか。阪神大震災が始発前だったから新幹線は大事故を免れたように、今回ケガ人さえ出なかったのはやはり僥倖と言うしかない。
そんな大変な状況の被災地に、物見遊山の気分で遊びに来た馬鹿がいる。北測一雄国土交通大臣だ。おそらく自衛隊のヘリでも使って来たのだろうか。現地ではいったい何で移動したのだろう(徒歩のわけないぜ!)。こいつら一行はわざわざ新調したシワひとつないまっさらの作業服で、上越新幹線「とき」の脱線現場や道路が陥没した川口町の国道17号線の現場などを野次馬気分で視察したのである。何しろ大臣様だ。地元の自治体の職員も出迎えてあれこれと便宜をはからないといけないのである。大臣様ご一行なんかが来るよりも、そのヘリで救援物資を一つでも余計に運んでくれと避難している人たちは思ってるぜ。
今必要なのは役立たずの大臣なんかじゃない。埋まってるかも知れない人を捜索してくれる救助犬だ。おまえは何か現地で働いて来たのか。がれきを取り除く手伝いでもしたのか。どうせそのカッコだけの作業服も全く汚さずに帰ったんだろう。北側一雄よ、おまえの働きなどイヌにも劣るんだぜ。
2004年10月24日(日) |
転んでもタダでは起きないテーマパーク |
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10月22日午後3時40分頃、TDS(東京ディズニーシー)で停電が発生し、全23のアトラクションのうち7つが停止、飲食施設などの一部でも電気が消えた。このため、TDSは閉園時間を4時間繰り上げ、午後6時に閉園した。停電発生時、約1万6000人の入場者がいたが、職員の誘導で全員避難し、けが人はなかった。また、希望者はそのまま隣の東京ディズニーランドに移ったという。
影響を受けたのはセンター・オブ・ジ・アースやインディ・ジョーンズ・アドベンチャーなど7つのアトラクション、そして飲食や商品販売施設の一部である。
さて、この前代未聞の大停電だが、入場者はなかなかその事実を知らされなかった。多くの人気アトラクションが休止していた理由を「システム調整のため」と係員から説明され、客は文句を言いながらも別に暴動を起こすでもなく園内で過ごしていたのである。みんなおとなしすぎるのである。もしオレがそこにいたら、きっと係員を罵倒しまくり、入場者を扇動して大騒ぎを起こしたかも知れないのである。
しかし、いくらおとなしいといっても徐々に入場者は気が立ってきた。怒りが徐々に増幅しはじめた。怒号が飛び交い、係員が必死で謝っていた午後5時58分、場内に初めてアナウンスが流れた。「停電が発生し、復旧のめどが立たないため、本日は18時をもって閉園します」はっきり言って放送が遅すぎるのである。それではあと2分しかないのである。
しかし、その後の処置はさすがディズニーランドが日本一のテーマパークであることを納得させるものであった。
当日のTDL(東京ディズニーランド)の入園無料
その日の入園料金の返還か来年9月中旬まで有効の優待チケットの配布
優先入場整理券(アトラクションに1つだけ優先で乗れる)配布
ディズニーリゾートライン(TDLに移動するためのモノレール)無料乗車、
駐車場のチケット配布
これらの処置がすぐに行われたという。なぜかこの優待チケットは年間パスポートを持ってる人にまで配布されていたのである。(さっそくヤフーオークションで売りに出した者が多数いた。)ここまでお見事に対応されれば、客も怒りようがないのである。「また来れる!」と逆に喜んでいるのである。ただ、金曜日の入場者がたったの1万6000人だったので、混雑してる時しか知らないオレにとってはちょっと驚いた。そんなに人気がないのか。さて、停電の原因だが、変電設備の変圧器がショートしたことからメインのブレーカーが作動し、一部施設への通電が停止したものだという。このショートした変圧器が正常なものに取り替えられたことですぐに通電は再開し、翌日は通常営業できたのである。
なぜ、ショートしたのか? その原因がいかにもディズニーらしい
「ネズミに電線をかじられた!」
だったら笑ってしまうぜ。
2004年10月23日(土) |
九州で一番遠くてへんぴな場所 |
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母が十年ぶりの里帰りをすることになった。母の郷里は鹿児島県の坊津町である。母はそののどかな漁村で戦前戦後の混乱期を過ごした。高射砲が山の上にあった関係で艦砲射撃を受けたこと、入り江の対岸に見える集落が空襲で火の海になったこと。敵機来襲の度に山に逃げ込んだことなど何度も聞かせられた。沖合で大きな軍艦が沈んで大勢の人が漂着したという話も聞いた。(それはもしかしたら坊の岬沖合で沈んだという戦艦大和のことだったんじゃなかろうか)
小学生の頃はお盆になると家族で帰省して、一日中海で泳いだりして過ごしたことを思い出す。ただ往復の旅は本当に大変で、大阪から夜行の急行とローカル線を乗り継いで向こうに着くまでには20時間以上かかったのである。
さて、今大阪から鹿児島へ行くとなれば普通は飛行機だ。伊丹空港→鹿児島空港(70分)で片道20800円である。しかし、オレの老母は飛行機が大嫌いなのである。落ちるのが怖い!という情けない理由だ。となるとJRの九州新幹線で行くことになる。ヤフーの路線情報で検索すると新大阪→鹿児島中央間は新幹線の特急料金を含めて21300円で行けることがわかった。なんと、飛行機の方が安いのである。こんな場合オレだったら絶対に飛行機で行くぜ。
とりあえずオレは旅費くらい太っ腹して親孝行したくて、仕事帰りにJR天王寺駅に立ち寄り、大阪・鹿児島中央間の往復の乗車券と特急券を買い求めることにした。みどりの窓口で購入申込書を記入すると、「割引の安い切符がありますよ!」と駅員が親切に教えてくれた。
せっかく高い正規料金を支払おうという律儀な客が来たのに、なんて商売に不熱心なんだ!
でもオレにとってはかなりラッキーなことである。さっそくその割引切符について説明してもらった。それは九州往復割引切符とかいう名で、大阪・鹿児島中央間の場合は往復31200円という安さで新幹線の指定席まですべて含まれるという。その代わり途中下車できないということだった。一万円近く安くなるということでオレは迷わず駅員のお薦めに従った。
しかし、鹿児島までたどり着いてもまだまだ先は遠いのである。そこから坊津までは指宿枕崎線というローカル線がある。距離は90キロ足らずなのに、2時間半もかかるのだ。博多から鹿児島へ行くよりも時間が掛かるのである。坊津へはさらにそこからバスに乗り換えて30分かかる。なんて遠いんだ。オレは都会で暮らす幸福を改めて思うのだった。
2004年10月22日(金) |
エイズを人にうつすのは殺人です |
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先進国の中でエイズ患者の増加してる情けない国は日本だけである。アメリカもヨーロッパの諸国も減少傾向にあり未だに増加中なのは中国や日本、そして赤道以南のアフリカ諸国くらいである。なぜもっと効果のある対策を実行しないのか。感染者でありながらそれを隠して平気で無防備な性行為をして仲間を増やしている迷惑野郎に対しては、傷害致死罪や未必の故意による殺人罪を適用して処罰するという方針をきちっと打ち出すべきである。
厚生労働省エイズ動向委員会は10月21日、今年6月末から9月末の約3か月間に、医療機関などから新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者が209人、エイズ患者が126人だったと発表した。いずれも3か月間の集計では過去最多である。年齢別では、感染者で最も多かったのが20―30代で、全体の約75%を占めたという。これまでの患者は感染者より高齢の30代以上に広がっていたが、今回の報告では、日本人の20代の患者が過去最多の13人にのぼった。
ウイルスに感染してからエイズを発症するまでには約10年かかるため、20代のエイズ患者は中学を含めた10代の若年層のうちに感染した可能性が高い。おそらく10年間の間に少なくとも複数の相手と新たに付き合っているだろうし、場合によっては数十人、数百人に感染者を拡大してる可能性もあるのだ。この事態を放置してはいけない。今すぐに国民全員に対して検査を実施すべきである。
先日、オレの職場でも健康診断があって、朝っぱらからバリウムを飲んだり血液を採られたりしたが、そうした職場検診の検査項目にぜひHIV感染の有無も入れてくれ。今の状況を思えば20歳になってからでは遅すぎる。中学高校生も在学中にきっちり全員に血液検査を実施すべきだ。報告されてる感染者なんて全体のほんの1%もないかも知れないぜ。オレの勝手な推測ではもう日本には10万人以上のHIV感染者がいるはずだ。
さて、そうして判明したHIV感染者に「他人にうつさないように注意してください」と頼んでも無駄である。人はみんな自分勝手な生き物だからだ。罰則強化しかそれを防ぐ手だてはない。だからオレは「殺人罪」を適用しろと主張するんだ。あと、感染していないことを証明するIDカードを交付してやればどうだ。「オレは安全だぜ!」これが新たなナンパ用のアイテムとなって若者に流行するのは間違いない。そうなれば検査希望者が殺到するに決まってるぜ。
「Hの前にはIDカードの見せっこ!」
これが恋人達の合い言葉だ。もちろんIDカード交付後に感染する場合もあるから有効期限はかなり短くしないといけないが。
2004年10月21日(木) |
毒まんじゅうを喰わせた男 |
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鉄道株は比較的値動きが少ない。阪神が連勝したら暴騰する阪神電鉄株なんてのは例外中の例外である。その安定性ゆえに、高利回り+株主優待の乗車券といった特典も含めて、その沿線の方が定年退職後に資産として購入したりするのである。西武鉄道株もその一つであった。2003年7月3日には高値1754円をつけていたのだが、その後徐々に株価は値下がりしていた。それでも今年の5月にはまだ1400円台にあったのである。
ところが堤義明前会長がグループ会社の保有株比率を虚偽記載した問題が明るみに出たとたん、株価はぐんぐん下がった。一時はストップ安を続け、昨日10月20日の時点で548円、10月8日の終値1112円の約半額まで売り込まれたのである。今後証券取引等監視委員会の告発や場合によっては上場廃止もありうるわけで、その株を大切な資産として保有していた人にとってはまさに青天の霹靂なのである。
この暴落した西武鉄道株、いわゆる毒まんじゅうを、なんと堤義明は問題公表前の9月中旬から下旬にかけてキリンビール、キリンビバレッジ、サントリー、サッポロビールの飲料メーカー4社を含む20社余りに相対取引で売却していたことがわかった。キリンは西武鉄道株を約200万株、20億円程度で購入しており、サントリーは260万株を30億円弱で購入させられたという。
いずれも今回の値下がりでその半分が失われたわけである。(紙切れになることも考えられるからまだまだ損害は拡大するのだが・・・)これらの飲料メーカーはどこもホテルや球場への納入業者である。今後の取引のことも考えると断れないという相手の弱みにつけ込んだ押し売りだったわけだ。
焦って押し売りした理由は「大株主の上位10人と役員の持ち株比率が80%を超えると上場廃止」という東証の基準を満たすためだったわけだが、もちろんそんなことはバラすわけがない。それにしてもなんと卑怯な男だろうか。もっとも大資産家のくせに長者番付には登場しなかったことから考えて、こいつの卑怯さはもともと筋金入りである。
さて、堤義明はどんな罪で裁かれるのだろうか。証券取引法違反ならどうせ罰金刑だろう。どうせなら詐欺罪で立件して欲しいモノだぜ。そんなことより哀れな個人株主に対してきちっと賠償してやれよ。上場廃止なんてことになれば株券も紙切れだぜ。数千億とかいうおまえの私財をなげうって、個人株主の所有する分を全部暴落前の時価で買い上げてやれ。それくらいの償いはしてやれよ。
しかし、こんなオイシイ話をどうしてオレにだけこっそりとメールで知らせてくれなかったんだ。わかってれば全財産をつぎ込んで暴落前の西武鉄道株を空売りしたのに・・・
2004年10月20日(水) |
身長140センチ、体重16キロ・・・ |
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1999年4月、東京都羽村市のマンションで奈良岡晶子という16歳の少女が死んだ。発見されたとき彼女は身長140センチ(10歳児並)で体重13キロ(3歳児並)だったという。それから5年の月日が経過して、警視庁はその母親である奈良岡恒子(47歳)を逮捕に踏み切った。容疑はもちろん保護責任者遺棄致死の疑いである。
オレはなぜこのような事件が起きたのだろうかと考える前に、少女がそこまで痩せ細りながらも必死で生きたその健気さを思ってしまうのだ。母親に殺されることが生まれ落ちた時からの宿命だったのならば、なぜもっと早く楽にならなかったのか。なぜそんなに痩せ細ってしまうまで耐えたのか。そうやって何を訴えたかったのかと。
家庭内での虐待は密室の中で進行するために真相の多くは闇に包まれている。母親が妹を虐待してたことを二歳年上の姉は知っていた。そんな異常な世界にいたくなかったのか、姉は家に寄りつかず友人のところを泊まり歩いたという。福生署によれば、晶子さんは小学校入学時の健診を受けておらず、そのために面談した教育委員会関係者が、晶子さんには障害があり、言葉がしゃべれず一人で歩けないなどと判断していたという。中学校には一度も通学せず、小学校も「3年生までしか通っていない」と奈良岡容疑者は話している。はじめから就学の機会が与えられなかったのではなく、一時期でも学校に通っていたのなら、突然来なくなった少女の事情を学校はきちっと調べるべきだったのではなかったか。
衰弱した娘を医者に診せなかった理由として母親は「医者にみせれば施設などに入れられてしまうと思った」と供述している。施設に入れてもらえれば少女の命は救われたわけである。夫とは1984年に離婚しているわけだが、年齢から逆算すればその離婚の当時、晶子さんはまだ1歳だったことになる。新聞での報道にはこれ以上の詳しい事情は記されていない。
実の娘に対してこのような虐待を行う以上、娘が成人することを望まないという何らかの明確な理由があるはずである。そして父親にあたる男性が離婚後、自分の子どもたちと連絡を取らなかったのだろうかという疑問も湧く。もっともオレが想像するような親子の情なんてものをすべての人に等しく期待する方が無理なのかも知れないが。
飢えて衰弱していく娘の姿を見ながらこの母親はいったい何を考えていたのだろうか。たった50年ほど前のこの日本では、食べ物がなくて餓死した乳幼児もたくさんいたのだ。こんなにモノが有り余った豊かな飽食の国で、誰にも知られずにやせ細って死んでいく子どもがいる。オレにはわからんぜ。
2004年10月19日(火) |
やっぱり最後に来たのはおまえか・・・ |
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IT企業の雄と言えばやはりソフトバンク、そしてその総帥である孫正義だ。ソフトバンク株の暴落で大金を失った人たちはあえて孫とは呼ばず損と呼ぶそうだが、この際そんなことはどうでもいい。楽天とライブドアという、孫正義から見れば自分の足元にも及ばない弱輩どもがよりによって球団を所有するという。そんな面白くない話が進んでいたときにダイエーの再生機構活用が決まった。ここで俄然しゃしゃり出てくるのがこの男らしさなのである。
3年前だったか。街角でタダでモデムを配りまくるというヤフーBBの拡大戦略に出たとき、ソフトバンクは500億以上の赤字見通しを発表したために株価は暴落、一時は800円台に落ち込んだ。しかし会員数の急増による黒字化の予想がわずか1週間後に発表されると今度は急騰、たちまち2000円台に戻ったのである。この値動きでいったい誰が儲けたのか?おそらく、そんなことをするヤツはこの男しかいないのである。もうこれは証券取引法違反である。
さて、ダイエーの買い手としてソフトバンクは申し分ない。資産も2兆円と言われるし、IT企業の頂点に立つわけでここを断ったらいったいどこに買ってもらうんだというわけだ。
ソフトバンクがホークスを買収するのなら、この際ライブドアにも楽天にも入ってもらえばいい。仙台はライブドアに譲ってやって、楽天はとりあえず不祥事で堤義明が表舞台から去った西武を買え!有価証券報告書の虚偽記載をしていた西武鉄道株は、前週末に引き続き、下落し、虚偽記載が明らかになった時点から384円下げている。 このままいけば西武鉄道は上場廃止の可能性さえ出てきたんだぜ。しかも堤は不祥事が明らかになる前に高値で売り抜けている。これはインサイダー取引だ。
だいたい日本一の資産家のくせに長者番付に名前が出てこないあたり胡散臭かったんだ。こんなヤツさっさと脱税で逮捕してくれ。オレみたいな良心的な納税者から見れば許せないぜ。総帥が不祥事を起こして社会的に信頼をなくした企業は罰としてプロ野球から退場させろ。楽天はライオンズを買い取ったら本拠地を神戸に移し、所沢の田舎にある西武ドームは取り壊して産廃処分場か畑にでもしろ。これでパリーグは3球団がIT企業ということになる。そこに札幌移転で人気急上昇の日ハムとロッテ、金貸し(オリックス)が加わった優勝争いはなかなかの見ものである。セリーグとの交流戦も来季から始まる。早く来年になって欲しいぜ。
おっと、まだ日本シリーズが終わってなかったのか?阪神ファンのおれにとってはそんなことどっちでもいいんだぜ。それよりもヤンキースの松井秀喜の活躍の方が気になるぜ。
株式ランキングも見てください。
2004年10月18日(月) |
世界の中心でデブの撲滅を叫ぶ! |
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原油価格高騰の中、日航は機体の白い塗装を省くことで軽量化し燃料を節約しようと、無塗装の貨物機を購入。10月16日、腐食防止や光沢の維持のため機体表面を磨く作業を、成田空港の整備場で始めたという。今回購入したのは米ボーイング747−400F型。胴体にペンキを塗らないと従来より約150キロ軽くなり、1年で羽田−札幌往復分にあたる約4万リットルの燃料が節約できるのだとか。
機体をたった150キロ(デブ一人分)軽量化するだけでこんなに燃料が節約できるのである。ジャンボジェットの500人の乗客が一人あたり300グラム体重を落とせば、一年間に4万リットルのジェット燃料を節約できることになる。そんなことがわかってるのならなぜ体重別運賃制度を導入しないのか。オレと小錦や曙が同じ運賃だなんて絶対に納得できないのである。体重53キロのオレの運賃は、体重100キロのデブの半額にすべきである。もしもオレの運賃を基準にするなら、100キロのデブからはオレの倍の運賃を取るべきだ。そうでないとあまりにも不公平である。
デブは多くの場所を占有する。通勤電車の7人がけのロングシートに一人のスーパーデブが座っていれば6人しか座れない。一人の迷惑なデブのために朝の通勤ラッシュ時に座っていけるという幸福を奪われる哀れなサラリーマンやOLが発生するのだ。だったらデブは座らずに立てばいいのか。体重100キロの巨体がつり革を持って立っていたとして、電車の急停止でよろけたとき、ぶち当たられる人には生命の危険が生じる。一人のデブの存在は周囲の人間にこのように多くのリスクを与えてるのだ。
もしも日本人がすべてオレの体重以下になれば、石油や電力の消費量は2割くらい減少するだろう。つまり、デブを撲滅することは化石燃料の使用量を減らして地球の温暖化の防止や環境保護につながるのである。
街を歩けば巨体を揺らせて歩く人にたくさん出会う。いったい何を喰えばそんなに巨大化するんだと思うほどのヤツもいる。でかい体を所有して狭い国土の上で多くの場所を占拠するヤツと、オレみたいにつつましく生きている市民が同じ税金というのは全く納得できない。今すぐすべての交通機関に体重別運賃制度を導入してくれ。住民税も所得じゃなくて体重に比例するようにしてくれ。服だって家だってクルマだってサイズのでかいものは高いじゃないか。どうして人間だけが平等なんだ。そんなことオレには絶対に承服できないのである。世界の中心でオレはデブの撲滅を叫びたいのである。
2004年10月17日(日) |
おまえは市会議員かヤクザかどっちだ? |
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自分の縄張りにある店に対して「用心棒代」などと称して金銭(みかじめ料)を要求するのが昔のヤクザのシノギの中心だった。今は覚せい剤のネット販売やオレオレ詐欺などいろんな金儲けの道が増えたのでみかじめ料がヤクザの総収入に占める割合は減ったが、それでも重要な資金源であることには変わりない。ところがこのみかじめ料を要求するのはヤクザだけではなかったのだ。
なんと自民党福岡市南区支部は市内の企業に対して、一口12万円のみかじめ料(寄付金と称してはいるが)を要求する文書を送りつけていたのである。送付された文書はB5判で、あて先は「進○邦彦後援会 邦友会会員各位」となっており、文面は「政治資金規正法の一部改正により、現在、後援会会費を下記口座にご納入頂いておりますが、引き続きご理解頂きましてご協力賜りますようお願い申し上げます」としたうえで、年会費が1口12万円であること、振込先の口座名義人を「自民党福岡市南区支部 幹事長 進藤○彦」とすることなどが記されていたという。
さて、このゼニを払わなかったらいったいどんな目に遭うのだろうか。そして払ったらどんないいことがあるのだろうか。なにしろ12万円である。かなり濃厚なサービスをオレは期待してしまうのである。政治資金規正法ではいちおう寄付の強要は禁止されている。この寄付の宛先になっている進藤邦○市議は、「毎年、事務所に(会費振込先の)口座番号の問い合わせが来るので、会員だった企業や個人に事務所が口座番号などを書いた文書を送った。(会費納入を)強制しているわけではない」と苦し紛れの言い訳をしている。ただのたかりのくせになんとも開き直った言い草である。しかも、政党支部への寄付に見せかけながらその実態は自分への直接献金だったのである。
こんなヤツ、ただのクレクレ乞食である。(注・クレクレ乞食とはその昔、京都の東山三条あたりに深夜出没していたおばはんで、バスを待つ人に近づいてきては「すんまへんなぁ、ちょっと100円くれへんか」と声を掛けるのである。オレも数度声を掛けられたことがある。)さて、この○藤市議のゼニを要求する文書に従って一口12万円を払ったヤツがいったいどれだけいたのだろうか。オレはそれが知りたいのである。払った企業や個人の一覧表を掲示し、そいつらにどんないいことが起きたのかをぜひ検証してもらいたいのである。頼むぜ、進○市議よ。ゼニをもらった以上それを明らかにするのはてめえの義務だろう。それともおまえはそれだけのゼニをもらいながら何もしてやらないのか?もしかしてただの恩知らずか。
2004年10月16日(土) |
おい奈良市長、税金踏み倒すなよ! |
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奈良市長、鍵田忠兵衛といえば二世市長なのである。その父親の忠三郎氏は奈良市長を1967〜1980と務めて1994年に死去した。息子の忠兵衛は父親からゼニと地盤を受け継いで市長になれたわけが、オヤジの借金ももちろん引き継がないといけなかったのである。政治には何かとゼニがかかるものだからオヤジはかなりの額の借金を残したらしい。二男である忠兵衛は今でもそれを返済しているという。
オヤジの借金の中には滞納している税金も含まれていた。1990年の市・県民税、固定資産税で286万円である。延滞金が168万円ついて合計454万円になっていた。10月14日付の毎日新聞によると、忠兵衛は当時の大川市長に1995年1月に面会し、延納・分納を求め、その後なぜか1996年3月に大川市長は、この454万円について、「徴収すべき財産が見あたらない」ということで欠損処理の決済をしていたという。
なぜ鍵田忠兵衛はオヤジから相続した税金を払わなくてもよかったのか。こいつには家や財産は全くなかったのか。ホームレスだったのか。そんなはずはないだろう。家を売らせてでもこのゼニは徴収すべきだったのだ。どうして差し押さえなかったんだ。
かくして鍵田忠兵衛は未納分のオヤジの税金を踏み倒したのである。この事情に関して同情すべき点は多い。なにしろ今でもオヤジの借金を返している孝行息子なのである。その孝行ぶりが認められて奈良市長になれたのである。やはり市民にはしっかりと支持されてるのだ。
2004年9月の市長選挙で鍵田忠兵衛が掲げた公約の一つが、税徴収の厳正化であった。自分のように税金を踏み倒す輩が出れば財政の基盤が揺らぐ。オヤジの税金を堂々と踏み倒した彼ならではの公約である。盗っ人が市長になってから「犯罪の撲滅」を主張しているようなもので説得力満点だ。
大川前市長は取材に対して「欠損処理は当時の税務部長の権限でしたこと」だと答えて自分の責任を回避した。454万円を「払わなくてよーし!」と言えるのだからなかなか税務部長も太っ腹である。オレの住む市にもそんな税務部長が居てくれれば税金を負けてもらえるのにと思ってしまうぜ。
さて、奈良市長の年収というのはいったいどれくらいだろうか。地方都市とは言っても2000万円くらいはあるだろう。税金は踏み倒すが給料はしっかりもらう!これは政治家にとっては常識である。ただ、オレが奈良市民なら絶対に市民税は払わないね。
「鍵田忠兵衛が払ったという証拠を持ってこない限りビタ一文払わねえ!」
そんなこと当たり前だろう。てめえ市民の代表じゃねえか。市長が税金を払わなくてもいいのなら、奈良市民は誰も税金など納めなくてもいいということになるぜ。たった454万くらいのゼニをケチりやがって市長のくせにオレよりも貧乏人だな。そんなゼニ、オレならすぐに株式投資で稼いでやるぜ。
2004年10月15日(金) |
エッチなのはおまえじゃボケ! |
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プロ野球に加盟申請したライブドアと楽天に対する第2回の公開ヒアリングが10月14日、東京都内のホテルで開かれたが、ライブドアに対してはインターネット関連事業のアダルトサイトに関する質問が集中した。審査基準の一つに「公共財としてふさわしい企業、球団か」という項目があって、アダルトサイトが問題視されたのである。
アダルトサイトだけではない。ライブドアが製作・販売したエロゲー(エッチなゲームのこと)らしきものも存在するのだ。メイドさんしぃしーというゲームが2004年4月に発売されていたのである。残念ながらオレはエロゲーにはあまり詳しくないのでこのゲームがいかなるものなのかよくわからない。だからこの問題を論じるにはいささかその資格を欠くのだがそれでもあえて言おう。エロゲーは日本が世界に誇るオタク文化の中核をなすコンテンツであり、いまや萌えはわび・さびと並んで日本文化を代表する価値観であると。
時代の先端を行くIT企業のライブドアがエロゲーを作ってるのは当たり前なのである。青少年に夢や感動を与えるという点ではエロゲーも野球も同じで、エロゲーの与える夢が野球の与える夢に劣ってるとは思えない。野球のような特殊な能力を要求する世界よりも、誰でもやれるエロゲーの方が多くの若者に夢を与えるだろう。最近は女性の好むエロゲー(俗に言うホモゲー)も増えている。文句がある人も一度やってみればいいのである。その上で批判するなり賛成するなりすればいい。知らないくせにケチをつけるなと言いたい。
オレに言わせればエロゲーよりも讀賣のやってることの方がはるかに問題だ。オレの記憶では讀賣の弟分である報○新聞をはじめ、各スポーツ紙にはかなりエッチなページが存在する。あまり興味がないので詳しく読んだわけではないのだが、そこにはエロ小説あり、風俗店の突撃潜入レポートあり、たまにヌード写真ありと青少年の健やかな成長を阻害するコンテンツに満ちていたはずである。ライブドアのエロゲーやアダルトサイトを問題視するのなら、野球報道をするスポーツ各紙のそうしたページをなくすべきである。
エッチなページくらいならまだいい。○知レーダーという三行広告には、デートクラブや派遣型風俗店の広告が満載である。大人のレジャーなどという触れ込みで電話番号が記載されていて、これはまさしく売春防止法違反である。売春防止法の第六条第三項には「広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。」とある。三行広告はまさにこれに該当する。広告料をもらって売春の斡旋に手を貸している企業が公共財にふさわしくないことはいうまでもない。それでもライブドアを批判する資格があるのか。
2004年10月14日(木) |
集団自殺という名の「祭」 |
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ネット上で自然発生的にイベントが起きることがある。これは「祭り」と呼ばれ、そこには大勢の観客が集まる。集団自殺を企画した人間にとって、それもまた一つの祭りだったのだろうか。
埼玉県皆野町のワゴン車の中で男女7人が集団自殺しているのが見つかった事件で、その中心人物だと見られている東京都文京区の34歳女性はこれまで2度にわたって自殺系サイトで一緒に自殺する人を募集していた。秩父署の調べによればこの女性は9月22日に自殺志願者を募集。10月4日〜5日にかけて東京都奥多摩町で3人の女性とテント内で練炭自殺を図ったが未遂に終わっている。その二日後の10月6日にも同じサイトで、
「男女問わずグループで実行したい。失敗した経験ある故、方法も手順も分かると思います」
などと書き込み、再び自殺志願者を募集していたという。
今回自殺した7人はそれぞれ就職や進学で悩んでいたらしい。佐賀市の無職女性(20歳)は高校卒業後、定職がなく自宅で長時間インターネットに浸る生活だった。埼玉県所沢市の無職男性(20歳)も定職に就いていないことを悩み、北海道に住む両親に相談していたという。大阪府東大阪市のアルバイト男性(20歳)は、2年続けて大学受験に失敗していた。自宅にパソコンはなく、インターネットカフェに通っていたという。
ところが青森県岩木町の大学3年の男性(20歳)は理工学部の授業をきちんと受け、9日も大学の近くまで母親に車で送ってもらっていた。家族に思い当たる節はないという。全く不可解なのである。理由なき自殺である。
定職に就いていなくても、受験に失敗してもちゃんと快適にインターネットを楽しみながら生きていられる日本という豊かな国にあって、自殺という「祭り」にあこがれる人たちの抱えた病はいったい何なのだろう。オレは死にたくない。オレにはまだやり残したことが無数にあって、そのすべてをやり遂げるためには100歳まで生きても足りないと思っている。そうして簡単に捨てられる命、余ってるのならオレにくれよと言いたくなるぜ。
この地球上では戦争や無差別テロで命を奪われる多くの命があって、何の罪もない人が虐殺され続けている。堕胎という形で生まれることもなく消去される生命も毎年日本だけで100万人を超えるという。その一方で、たかが進学や就職の悩みで「自殺祭り」に参加する幸福な死にたがり屋さんたちがいる。いったい何が不満なんだ。どんなヘタレでも受精の時は数百万の精子の中のたった一匹の生き残りのエリートだったんだぜ。そんなこともわからんのか馬鹿!
2004年10月13日(水) |
こらNTT、オレのカネ返せ! |
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今から25年も前のことだが、大学に入学したオレは京都で一人暮らしをはじめた。そのときに固定電話に加入するために必要だったゼニは確か10万円近かったような気がする。今のように携帯電話なんてない時代、高くてもそれ以外の選択肢はなかったのだ。
その後アパートを引き払って大阪に帰ってきたオレは、自宅離れにその電話を移転して、そこを書庫兼仕事部屋として使うことにした。後にこの電話回線は、パソコン通信用・インターネット用として大いに役立つのである。オレがeo64やエアーエッジなどの常時接続サービスを導入するまでは、時代遅れのアナログ56Kのモデムが大活躍だったのだ。
さて、アナログ電話回線でインターネットすることがなくなったので、基本料金を払いたくないオレは回線の休止届けを出した。しかし、その後復活させることもなく今に至っている。とりあえずこれはオレにとって財産の一つだ。ところが情報通信審議会はこの固定電話の加入権料(現行7万2000円)の段階的な廃止を盛り込んだ答申案を決めた。廃止までの期間は「5〜6年」とし、財産権ではないことも明確に示している。
我々利用者は大金をぼったくられて設置してもらい、その上基本料金まで毎月ふんだくられてきたのである。てめえらにゼニを上納するシステムをわざわざゼニを払ってつくってやったのに、今そのシステムをすべて「財産ではない」などと主張するとは腹が立つ。加入権料を廃止するのなら、設置時に払ったゼニを全部払い戻して権利を買い取ってからにしろ!それができないのなら加入者全員にNTT株を無償で与えろ(その方がはるかに高かったりして)。
オレたちの財産についての議論を、どうして第三者の情報通信審議会がやるんだ。こんなことはNTTがちゃんと利用者に説明して、利用者が納得(オレはしないが)してから行うのがスジだろう。加入料タダの他の電話会社に対抗するためにタダにしたいのなら、これまで不当にぼったくってきた収入をまず利用者に還元してから行うべきである。まだ貧しい学生だったオレがどんな苦しい思いでそのゼニを支払ったかを思うと、今回の措置をオレは断じて許せない。オレが10万のゼニを得るために働いた十数日の時間と労力を返しやがれと思うのである。
どうしても加入権を無価値にするのなら、今月から基本料金をタダにしろ。価値なきものを保管していることに対して基本料金をとるのは不当である。公衆電話のように使った分だけ払わせればいいじゃないか。怒ったオレはさっそく我が家に残ったもう一本の電話回線も、NTT以外の電話会社との契約に変更することに決めたのである。
2004年10月12日(火) |
負けるなダイエー、自主再建を貫くんだ! |
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主力取引銀行から産業再生機構の支援による再建を強く求められている大手スーパー・ダイエーは10月11日、臨時取締役会を開き、民間スポンサー企業の支援による独自再建策づくりを続けることを確認した。ダイエーが独自に募った民間スポンサー候補には
1・ドイツ証券、米サーベラス、丸紅
2・米ゴールドマン・サックス、米ウォルマート
3・米リップルウッド、三菱地所
の3グループが名乗りをあげ、ダイエーの資産査定に入っていた。このうち1と2の両グループが一本化する動きも浮上しているという。
これに対してUFJ、三井住友、みずほコーポレートの主力3行は従来通り10月12日までに産業再生機構の活用方針を決めるよう迫り、ダイエーに再考を促した。
ダイエーの高木邦夫社長は取締役会終了後の11日午後、三井住友銀行本店で主力3行幹部と会談し、取締役会での決定内容を説明し、判断期限とされた12日を延期してほしいと求めたが、3行側は機構を使わなければダイエーが求める金融支援には一切応じられないとの考えを伝えた。
銀行側の再建案は、ダイエーから土地などの資産をすべてもぎ取りダイエー本体には営業権だけを残すという上下分離方式である。かつてマイカルが倒産させられてイオンに引き取られた時、マイカルに商品を納入していた業者の売掛金がごっそり踏み倒されたことがあった。ダイエーの取引業者が恐れるのはその二の舞が起きることである。少なくとも自主再建ということで営業が継続されれば、そのような悲劇は起きない。
銀行側がこのままダイエーを骨抜きにして無力化したいのはなぜか。そうなると一番得をするのはどこか。おそらくライバルの大手スーパー、イオンやイトーヨーカ堂だろう。銀行はもしかしたらここいらとグルになっているのではないかと、オレはゲスの勘ぐりをしてしまうのである。あくまで銀行主導の再建に拘り、言うことをきかなければ資金を引き揚げるとまで脅してくる銀行側には何か別の意図が感じられてならない。あくまでダイエーをつぶすことが目的なのだ。オレにはそうとしか思えない。銀行案ではダイエーはオーナーではなくてテナント並の立場にされてしまうのだ。
オレの家の近くには流行っていないダイエーがあって買い物に役立っている。OMCカードさえあれば2時間無料で駐車できるダイエー京橋店は、オレにとって貴重な大阪市内の無料駐車場だ。そうした全く個人的な理由からもオレはダイエー解体には反対だ。負けるなダイエー、意地でも自主再建を貫いてくれ。
2004年10月11日(月) |
オレは撃墜王なんだぜ、見たか! |
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いつから蚊は一年中いるようになったのだろうか。昔は秋風とともに蚊は消え失せてしまい、彼岸過ぎれば網戸なんて必要なかったんだ。しかし今は真冬でも蚊がいるのである。いったいどこでしぶとく繁殖してるのだろうか。それとも金鳥やアース製薬といった蚊取り線香製造メーカーが、自社製品の売り上げを伸ばすためにどこかで大量に繁殖させてるだろうか。そう思いたくなるくらいに蚊は増えたのである。
築30年近いボロ家の我が家でも、どこからか侵入してきた大量の蚊がテレビの前でくつろぐオレを襲う。発生源を突き止めて撲滅できればいいのだが、近所にはドブ川もあれば田んぼもある。200mほど離れた場所にはため池もある。このすべてからボウフラを駆除するのはオレには不可能だ。とにかく侵入してきた蚊を殺す以外オレにできる方法はないのである。
さて、蚊を防ぐにはあのベープとかいう電気蚊取りが有効らしい。CMもバンバン流れている。オレはこのベープが苦手だ。頭が痛くなるのである。これは絶対にオレの肉体にとって有害な成分が含まれているはずである。考えても見ろ。虫が死ぬのに人間に影響がないわけがないのだ。
しかたなく手で叩いて殺すことになる。最近入手したラケット型の電撃殺虫機もなかなか役に立つ。夕方に庭に出て、蚊の群れの中で振り回すと面白いように虐殺できる。ただ、オレが全く無防備な瞬間がある。それは風呂に入ってる時間である。
我が家の浴室にはなぜか蚊が多い。窓は閉まってるはずなのになぜかいるのだ。蚊は全裸のオレを容赦なく襲ってくる。オレは水中に逃げる。潜ればとりあえず蚊の攻撃をやりすごせる。しかし、息を止めて潜っていられる時間には限度がある。水面から口と鼻だけ出すとそこを集中的に狙われてしまう。シャワーを浴びながら髪を洗ってるときも蚊は勇猛果敢に攻めてきて、いつのまにかケツを刺されていたりするのだ。
オレはなんとかしてオレの血を吸ったこの蚊どもに復讐したかった。オレの目の前に子どものオモチャの水鉄砲があった。「これだ!」オレはそいつに湯船のお湯を満たすと、試しにタイルの壁に向かって撃ってみた。狙いは正確だ。オレはもう一度湯船に潜り、水面から目、鼻、口だけを出して空中から襲ってくる蚊を待った。案の定蚊は急降下爆撃を仕掛けてきた。オレは下からねらい打ちで対空放水を浴びせた。オレは見事な射撃で蚊を撃墜し、ケツを刺した憎い敵を水中にたたき落としたのである。ざまあみろ!
2004年10月10日(日) |
脱税のことならオレにまかせろ! |
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自慢じゃないがオレは脱税なんてしたことがない。源泉徴収でしっかりと給料から天引きでぼったくられるだけじゃなくて、株式投資の売買益もちゃんと申告して納税している。それがまっとうな市民の義務だと思ってるからだ。その脱税を取り締まる側の人間が、ひとたび税理士になれば今度は自ら脱税する側に回るというのは、警官が退職と同時に空き巣に転向するようなもので職業倫理もへったくれもないのである。
浜松西税務署長など名古屋国税局の主要ポストを務めた国税OBの税理士、山本恒雄が税務調査を受け、2003年までの7年間で約3000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。顧客からの収入の一部を除外し、所得を圧縮していたという。わざとやっていた経理ミス分と合わせて申告漏れは総額約5000万円に上り、同国税局は重加算税を含めて約2000万円を追徴課税した模様だという。
関係者によると、山本税理士は帳簿類を正確につけず、顧客の企業からの収入を約3000万円除外していたという。同国税局は悪質な所得隠しと認定し、重加算税を課して是正を求めたとか。また、事務所に勤める家族への給与を勤務実態より多く支払っており、この分は過少申告加算税を課されたという。脱税がバレた山本税理士は「話すことは何もない」とコメントしている。
本当に追徴金だけでいいのか。
こんなヤツからは税理士資格を剥奪しないのか。
この男はかつて国税局職員の不正を監視する国税庁名古屋派遣首席監察官だったのである。まさに立場が変わったら警官も泥棒になるという好例だ。その後名古屋西、浜松西の両税務署長を歴任し、1992年に退職してからは税理士となったという。かつての上司が税理士になったということで、もしかしたらこれまではお目こぼしがあって摘発されなかっただけかも知れない。きちっと取り締まってこなかった国税局の人間の中にも共犯者はいるかも知れないのだ。
国税局の連中の労働モチベーションはかなり低い。その理由もわからないわけではない。ガンガン取り締まって徴税率を上げたとしても給料が増えたり出世することもない。それが公務員の悲しいところである。ひとたび不正に手を染めれば莫大な利益が転がり込んでくるわけなんだが。この山本恒雄もすでに在職中に、企業の税金を安くできるようにと便宜を図る手助けをしていて、それが今の税理士での顧客につながってるのかも知れない。
きっとこの男、「脱税したいならオレに任せろ!」とでも豪語しながら仕事していたんじゃないか。ニュースになってまた仕事が増えたりして。
2004年10月09日(土) |
無敵のシーマはいまどこに? |
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数年前、その男は手広く商売をしていてかなり羽振りが良かった。クルマもスープラ、フェアレディZ、そしてシーマというふうに乗り継いでいた。ところがいったん売り上げが落ち込むとたちまち坂道を転げ落ちるように男の店の経営状態は悪化した。そんなところに詐欺師達は近づいてくるものである。商品の売り手と買い手を紹介してくれ、仲介をするだけですぐに数十万儲かるというオイシイ話が持ちかけられたのである。
最初はちゃんと現金引き換えに商品は納入され、それを買い手に引き渡すだけで利益は出た。それに味をしめてどんどん金額は大きくなった。「先にカネをもらえばもっと安く仕入れることができる」「今回は代金は後払いにさせて欲しい」ゼニを払ったのに商品は届かない。売り渡したはずの商品はそのままだまし取られた。その結果、店の大事な運転資金である莫大なゼニが消えてしまう。いわゆる取り込み詐欺というヤツだったのである。
その男をよく知る立場にいたオレは、初期の段階、つまり騙され初めの頃に「それって怪しいなあ。取り込み詐欺かも知れへんで。気ぃつけんとあかんで!」と警告してやったのだが、「絶対大丈夫や」と男は豪語して全く聞く耳をもたなかった(結局大丈夫じゃなかったわけだが)。
さて、運転資金が枯渇して困った男は、その詐欺師どもとウラでつながっていた闇金でゼニを借りてその場を乗り切る。1700万借りたのが一ヶ月後に返すときは2000万になった。それから約半年のうちに吸い取られたゼニはなんと1億4000万になった。もはや商売どころではなかった。どこから手に入れたのか、男の振り出した小切手を持つヤクザが次々と店に現れた。男の経営していた会社は倒産し、もちろんその男自身も破産した。まだローンが残っていたシーマは金融屋がそのまま借金のカタに持っていった。名義はすでに消滅したその男の会社のままで・・・
それから数年、今でもそのシーマが駐車違反をするとその会社のあった住所にハガキが届く。もちろん今は縁もゆかりもない人が住む。いったいどういうカラクリなのか、そのシーマは今も大阪市内で駐車違反やり放題の便利なクルマとして使われているのだ。
駐車違反者が交通反則金を支払わない場合、車の所有者に「放置違反金」を支払わせることを盛り込んだ改正道交法が近々施行される。違反金は駐停車禁止で1万8000円、駐車禁止で1万5000円。都道府県の公安委員会が車両の所有者に納付を命ずるという。そんなルールを定めても、この無敵のシーマの前には全く無力だ。今も大阪市内のどこかの路上にあのシルバーのシーマは駐められているのだろう。
2004年10月08日(金) |
社長令嬢をはねた信号無視男の末路 |
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家電量販大手のヤマダ電機(本社前橋市)の山田昇社長と妻は10月6日までに、2002年12月に当時26歳だった長女が信号無視の乗用車にはねられ死亡した事故をめぐり、車を運転していた当時会社員の23歳の男性(業務上過失致死罪で禁固2年が確定・収監中)に対して、総額約7億2600万円の損害賠償支払いを求める訴えを前橋地裁に起こした。
訴えによればこの男は、赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡っていた被害者をはねた上、ブレーキをかけずにそのまま40メートル引きずって死亡させたという。7億2600万円の算定基準だが、長女が50歳で社長になると仮定し、生涯所得を少なくとも17億5000万円と試算した結果だという。娘がこのような無惨な殺され方をして、それなのにこの男は「業務上過失致死」という罪名で禁固2年という軽い罰で済んでいることを思えば、両親がその無念さを晴らしたいという気持ちはよくわかる。
オレが不思議なのは、「引きずって死亡させた」という残虐行為をも「業務上過失致死」の範囲内で処理している検察官や裁判官どもの杓子定規な思考である。なぜそれが「殺人罪」を適用されないのか。「業務上過失致死」などという罪名は、オレのような超優良ドライバーが安全にクルマを運転していて、それでも子どもが突然飛び出してきたり、へたくそなドライバーが真正面から突っ込んできてしまったりして不可抗力の事故の結果死者が出てしまった場合に救済措置として存在するものである。信号無視や飲酒、暴走行為の果てに起きた結果は「過失」ではない。それは「殺人」である。
この23歳馬鹿の起こした事故は、クルマを用いた歩行者へのテロ行為であって断じて過失などではない。だからちゃんとそれにふさわしい罰を与えるべきだったのだ。
もしもオレの身内がこんなヤツにひき殺されて禁固2年だったらオレはだまっていない。オレもそいつをひき殺して2年間刑務所でお務めしたいと思うだろう。だって交通事故は「業務上過失致死」であって「殺人」ではないのだから。もしも「殺人」で訴えられたとしても、オレはあくまで「偶然」なのだと主張するぜ。
今回のケース、請求金額をこの男が払えるわけないので、実際の所はどうなるんだろうな。弁護士の中には高額の賠償を逃れるために破産を勧めるヤツもいる。そんな取れそうもない賠償金よりも、死ぬまでヤマダ電機の倉庫で無給の奴隷でこき使ってやれよ。おっと、そんな外道の顔も見たくないか。そりゃそうだろうな。
2004年10月07日(木) |
一億人のビンタを受けやがれ! |
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戦前生まれの人なら、12月8日と言われれば太平洋戦争開戦のあの真珠湾攻撃の日を思うかべるだろうが、オレにとっての12月8日と言えばまぎれもなく1980年12月8日、マーク・チャップマンがジョン・レノンを殺害した日である。
当時京都で大学生をしていたオレのお気に入りの店は、百万遍にある喫茶店「RINGO」だった。ビートルズの曲だけがガンガン大音量で流れるその店では、顔を近づけて大声で話さないと会話ができない。自然とカップルの親密度は増すことになる。オレがその店をデートコースの中の定番と位置づけていたのも当然だ。貧乏学生のオレにとっては安いこともまた魅力だった。ジョン・レノンが死んだという報せは、当時のオレをどれほど落胆させたことか。
その事件を起こした憎むべき男がなんと仮釈放の可能性があるという。事件から24年を経た今、20年から無期の禁固という不定期刑で服役中のチャップマンに対して、10月4日からの一週間の間に行われる仮釈放審問の結果、釈放が認められれば塀の外へ出てくるのだ。なんてことだ。
この事実を知った多くのファンらは、WEBサイト上にチャップマンに対する「復讐」を誓う書き込みをしているという。
「チャップマンには死刑がふさわしい」
「多くの人が死を望んでいる」
「釈放されればその日が彼の命日」
「ジョンと同じ苦しみを味わわせてやる」
など過激な文字が並ぶ。レノンが新しく作る曲を聴くことができる可能性を永遠に奪った憎むべき男に対して、恨みを持たないファンなど一人もいないだろう。
チャップマンは最短の刑期である20年を経過した2000年と2002年にそれぞれ仮釈放申請したがいずれも却下されている。ジョン・レノン夫人のオノ・ヨーコさんはこの男に安全を脅かされるとして引き続き服役させることを求めているという。アメリカが銃社会である以上、チャップマンが再び拳銃を入手して同様の犯行を行うことはきわめて容易である。
オレももちろん釈放には反対だ。しかし、どうしても釈放するのなら、ジョン・レノンのファン全員からビンタを張られるという条件付きで許可してくれ。アメリカだけじゃない、世界各国を巡りながら何千万人というおまえを憎む人によってビンタを張られるという罰だ。ファンが多すぎて死ぬまで続けても回りきれないぜ。もちろんオレもおまえを殴りたい一人だ。そのイベントが日本で実施されるなら絶対に参加するぜ。おまえの頬にオレの手形をつけてやる!
2004年10月06日(水) |
誰だ?オレの悪口を書くのは |
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インターネットの掲示板上に京都府警幹部の実名を挙げて殺人を予告したなどとして、府警生活安全企画課は5日、兵庫県豊岡市の高校3年生の男子生徒(18歳)を脅迫の疑いで逮捕した。このクソガキは8月2日に京都府警がファイル交換ソフト「Winny」(ウィニー)の開発者を著作権法違反で逮捕したことを逆恨みして、府警幹部の実名をあげ、ネット上の掲示板で襲撃を予告し、「本人よりも家族、特に子どもを殺すのがいい」などと書き込んだ疑いである。本人は「軽い気持ちでやった」と容疑を認めている。
匿名掲示板に殺人予告を書いたバカが逮捕されるというニュースはこれまでも何度も報道されている。それでも同じことをこうして繰り返すということは、新聞も読まないニュースも見ない世間知らずのよほどのバカか、あるいは逮捕されることを望む自虐野郎のいずれかなんだろう。
しかし、こうして逮捕されるのは氷山の一角、実際にはネット上の無数の匿名掲示板には人権侵害に当たる書き込みや悪口が無数に存在する。どうやって知ったのかオレの身体的秘密も暴露されているのである。「江草死ね」などと書いているヤツもいるのだ。これって訴えてもいいのか?
オレのHPの掲示板にたびたび意味不明の書き込みをしていくバカもいる。その都度オレはそいつのヤフーBB経由のIPアドレスと時刻を控えている。こういう行為は、他人の家の玄関にゴミをぶちまけて去っていくのと同じだ。削除すれば済むこととはいえ、そういう迷惑行為はたとえ書き込みの内容に人権侵害や誹謗中傷がなくても処罰できるように法改正すべきである。
警察に被害の相談に行っても「で、どういう実害があったのですか」と言われる。「実害」はないが「不愉快」なのである。朝起きて玄関に新聞を取りに行くと犬のウンコがあったような気分なのだ。犬のウンコをまき散らす行為は犯罪以外の何ものでもないとオレは感じる。意味不明の文字列やアスキーアートはオレにとっては犬のウンコと同じだ。オレに何か文句があるのなら、匿名掲示板ではなくて、ちゃんと実際にWEBサイトを開いて連絡先を明らかにし、その上で文句を付けてくれ。どうせならオフラインで罵倒合戦をやろうじゃないか。望むところだぜ。どうせ顔も見せられないヘタレなんだろう。悔しかったらオレみたいにHPで写真を見せてみろ。
オレに成りすまして匿名掲示板に書き込みをしているクソ野郎もいる。これってどういう犯罪になるんだ?こういう連中を取り締まる法律もちゃんと整備して欲しいもんだぜ。もしかしたら私文書偽造で逮捕できるんじゃないのか?試しに大阪府警に被害届を出してみてもいいんだぜ。ただ、オレが知りたいのはそんなことをしてるのがどこのヘタレなのか、それだけなんだ。逮捕されて引き出されたヘタレの顔に唾を吐きかけてやって一言「おまえ、アホか!」と言ってやりたいだけなんだぜ。
2004年10月05日(火) |
イチローよりもすごかった男 |
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長嶋茂雄と同じ昭和11年に生まれ、長嶋茂雄よりも1年長くプレーした背番号3の選手がいた。榎本喜八、毎日オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)で安打製造器と言われた伝説のスラッガーである。川上哲治はこのように語ったという。「セ・パ両リーグの選手を見渡して、今打撃の神様といえるのは榎本しかいない。長嶋といえども彼には及ばない。」
高校を出たばかりの若者は、オープン戦での活躍からいきなり5番打者に抜擢され、打率.298、16本塁打、67打点、146安打、97四死球という成績を残して文句なしの新人王に選ばれる。6年目の1960年に打率.344、170安打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、1961年も打率.331、180安打。翌1962年も打率.331、160安打で3年連続の最多安打を記録した。1966年には打率.351で2度目の首位打者になるとともに、167安打で4度目の最多安打を達成した。1968年、イチローに破られるまでの史上最年少記録だった31歳7ヶ月での2000本安打を東京球場で達成したとき、「ニセンボンアンダオメデトウ」という祝電が川上哲治から届いたという。しかし、その時がおそらく彼にとっての頂点だったのだろう。
1970年、オリオンズの監督は中日からやってきた濃人渉になった。その年、中日から放出された江藤慎一もオリオンズに来た。榎本と江藤は同じ一塁手だったこともあり、榎本は経験のない外野を守らされたりという不規則な起用のためにプロ入りして初めて規定打席に不足した。それでも打率.284、15本塁打という立派な成績ではあったが。この1970年、オリオンズは10年ぶりのリーグ優勝を果たし、巨人と対戦する。しかし、榎本にはほとんど出場の機会が与えられず、二死満塁の好機には江藤が代打に起用されたちまち三振した。打席さえ与えられれば安打を製造できた男が、その機会すら奪われてしまったのである。
1972年、榎本はオリオンズを放出され西鉄ライオンズに移籍した。その年の成績は163打数38安打本塁打1、打率.233 引退試合も行われないままに彼はひっそりと球界を去った。通算安打は2314本。ちなみに長嶋は2471本である。かつてオリオンズのホームグラウンドだった東京球場が取り壊されることになった時、榎本は毎日工事現場にやってきてはその一部始終を見守っていたという。彼にとっての思い出の場所は永遠に失われてしまったのである。
榎本は現役時代、数々の奇行でも有名だった。1966年のオールスター戦に選ばれた彼は、試合前の練習に1人だけ参加せず、ベンチで座禅を組んだまま全く動かなかったという。4打数4安打でもそれがポテンヒットやボテボテの当たりなら「今日は4の0か」とつぶやき、自分で満足できるバッティングのできた時は当たりが野手の真正面をついたりして4の0になっても「今日は4の4」と機嫌が良かったという。
名球会には一度も顔を出さず、どこかのチームのコーチをすることもなく、イチロー以上の素質を持っていたかも知れなかった天才打者は静かに野球の世界から去った。イチローが年間最多安打の記録を破ったその瞬間、榎本喜八はいったいどんな思いでその若者を見つめていたのだろうか。
2004年10月04日(月) |
ツメをはがされるとめっちゃ痛いのである |
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ツメをはがされると痛い。昔のいろんな拷問の中で、ツメと肉の間に針を刺すというのがあって、これがもう例えようもない痛さらしい。どれくらい痛いのか実験してみるほどオレはマゾではないので確かめようがないが、とにかく痛いのである。
京都市南区の救急病院「十条病院」でこの拷問を楽しんでいたサド女がいた。この女王様は佐藤あけみ容疑者(30歳)で、十条病院の看護助手を勤めている。就職先を間違ったとしか言いようがない。本来ならSMクラブで働かなければならなかったのである。
九条署の調べによると、佐藤容疑者は10月2日午前11時40分(真っ昼間じゃないか!)頃、脳内出血で入院中の女性患者(76歳)の左手の中指、薬指、小指のつめをはがし、約3週間のけがを負わせたという。この女性患者は、声が出せない状態だった。佐藤容疑者は事件の約10分後に「患者のつめがはがされている」と報告し、病院が九条署に通報した。この病院では9月30日にも別の女性患者4人が手足のツメをはがされるという事件が起きていて、おそらくこの女の仕業と思われる。
さて、このような事件が起きると真っ先に「動機」が問題にされる。まず想像できるのは相手の老人に対する仕返しである。寝たきりの老人の世話をさせられる看護助手として、さまざまなストレスが貯まるだろう。それを無抵抗の相手を痛めつけることで「ざまあみろ」というふうに報復することが目的だったということである。
もう一つは、そんな事件を起こすことで病院の評判を落としてやろうという病院に対する報復の目的である。病院に勤務する人間が、院長(経営者)に対する不満から何らかの病院内テロを起こすとき、いつも犠牲になるのは患者だ。中には筋弛緩剤を点滴に混入されて殺された事件だってある。それに比較すればツメをはがすくらいはまだかわいいものかも知れない。しかし、この佐藤あけみという女が、およそ「看護助手」という職業にふさわしくない人間であることは確かだ。
さて、罪を犯すと必ず罰が与えられる。この女も当然傷害罪で訴えられるわけだが、刑法204条では「人の身体を傷害した者は、10年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する」とある。3週間のケガということからせいぜい長くても3年くらいの懲役で済むんだろう。しかしオレ個人の意見としては、この女には手足の指20本すべてのツメをペンチではがされるという罰を与えて欲しいのである。もしも虐待されたのがオレの母親ならその罰はオレがこの手で下したいのである。
2004年10月03日(日) |
イチローを無視した男 |
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天才と凡庸な人間の差というのは、天才には他の天才が見えているが、凡庸な人間には天才も自分と同じ凡庸な人間にしか見えないということである。「千里の馬は常に有れども、伯楽は常には非ず」一日に千里を走る名馬はいつの世にも存在するが、その馬の能力を見抜ける名伯楽はいつもいるとは限らない。オレが推敲してひねり出した名文もバカから見れば退屈な文字の羅列である(だからオレはバカが嫌いだ)。
日本には12人のプロ野球球団の監督がいて、他にも野球のコーチや解説でメシを喰っている数多くの人がいる。その中には、鳴り物入りで入団しても全く役立たずの選手ばかり連れてくる無能なスカウトももちろんいる。素質のある新人が獲得できなければその球団に未来はない。高校時代の原石のイチローに目を付け、ドラフト4位で指名させたスカウトがいなかったら、野球の歴史は変わっていただろう。
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は10月1日、レンジャーズ戦で3安打して今季通算259安打とし、ジョージ・シスラーが1920年に作ったシーズン最多安打記録「257」を84年ぶりに塗り替えた。ついに米大リーグ最古の記録の頂点に立ったわけである。そんな天才を、あろうことか全く無視し続けた無能な監督がいた。土井正三である。V9時代の巨人軍の二番セカンドとして活躍し、名脇役だった選手である。
彼がオリックスの監督時代、イチローはほとんど二軍暮らしだった。一年目にウエスタンリーグで打率.366(首位打者)、翌年も二軍で.371をマークしながら一軍出場はわずか43試合64打数(12安打、打率.188)にとどまった。なぜ土井正三にはイチローの能力が見抜けなかったのだろうか。土井は振り子打法のイチローに向かって「その打ち方はやめなさい。基本ができてない」と言ったという。無能なヤツの指導に従いたくなかったイチローは自ら二軍行きを志願したという。
オレが思うに当時のオリックスにはイチロー以上にすばらしい肩と足を持つ選手など他にいなかったはずである。イチローに比べればはるかに凡庸な選手たちばかりを土井は使い続けたのである。生涯凡庸な選手として終わった自分のごとくに。
93年、土井正三に代わって新たに監督になった仰木彬は鈴木一朗を「イチロー」と改名させ、オープン戦から積極的に起用した。まだシーズンも始まっていないのに仰木彬がイチローの首位打者を予言していたのは有名な話である。4月になってから期待通りに打ちまくるイチローを見て今度は日本球界前人未踏の200安打を予言したのである。その年130試合にフル出場したイチローはなんと210安打(日本新)もした。日本が生んだ世界最高の打者イチローと、イチローの素質を見抜けなかった日本一ダメな指導者土井正三、この二人の名が野球ファンの心に永遠に刻み込まれることは間違いない。しかし、このダメ指導者に負けるもんかという不屈の闘志が今のイチローにつながったのだとしたら、それなりに存在価値はあったのかも知れない。
2004年10月02日(土) |
大阪ドームはオレに売ってくれ! |
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大阪ドームを所有・運営し、経営難に陥っている大阪市の第三セクター「大阪シティドーム」は、再建のための特定調停を10月にも大阪簡裁に申請することを決めた。筆頭株主の市にドームの買収を求め、その代金を借金返済にあてる一方、残りは金融機関に債権放棄してもらうという虫のいい内容だ。市も買い取りに応じる方針で、買収額は場合によると100億円程度になる見通しだという。
大阪ドームは総事業費700億円のうち、500億円を借金で補って1997年にオープンした。ところが近鉄の人気低迷で客が入らず、年間20億円の維持管理費も重荷になり、開業以来の赤字が累積して債務残高は574億円に達している。特定調停の相手方は、日本政策投資銀行(154億円)のほか、銀行などの金融機関が中心で、大阪市(29億円)や市の別の3セク(29億円)も対象になる。
大阪ドーム社は、市に球場を売った代金で金融機関などから借りている約500億円の一部を返し、残額の債権放棄を求める方針だという。100億円だけ返すが、8割にあたる400億円は踏み倒させてくれということで、当たり前のことだが金融機関は猛反発している。
さて、大阪市がドームを買ったとして、果たして黒字になるだろうか。役人どもはろくに働かないのに給料だけはバカ高いのである。経営感覚などあるわけがない。仕事もせずに人件費だけはかかるのである。だったら大阪市ではなくてこのオレに売ってくれ。大阪ドーム社など破産させて解散に追い込み、改めてオレを大阪ドームの個人オーナーにしてくれよ。頭金も1億くらいならなんとかなるぜ。(残りの99億は銀行が貸してくれ。)
2003年度のドームの収益は63億円もあるんだ。20億円の維持管理費を引いても年間43億円の利益が出る。オレに100億円で買わせてくれるのなら、そのゼニは3年で耳をそろえて返してやる。しかも今よりも売り上げも増やしてみせるぜ。たとえば運動会シーズンには女子大や女子校の運動会を安く誘致するんだ。学校の宣伝にもなるし、観客席は日本中から押し寄せた超満員の変態カメラマンで埋まるだろう。
本拠地の球場が小さい広島や横浜には大阪ドームで阪神戦をやらせてあげればいい。広島市民球場で2万人入るよりも大阪ドームで4万9000人入ってくれる方が売り上げも増えて広島も儲かる。阪神ファンも地元で観戦できて大喜びだ。コンサートやイベントにも今以上にどんどん貸す。365日いつも何かやってるようにしたら、テナントも儲かって入店希望が増えるだろう。日本最大の集客イベントであるコミックマーケットも誘致すればいい。オレに任せてくれたら大阪ドームを日本で一番活気のある場所にしてやるぜ。どうだ、売ってくれよ。
2004年10月01日(金) |
変なヤツを入国させたらダメなのである |
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米政府は9月30日から、ビザ(査証)なしで米国を訪れる短期滞在者に対しても、入国時に顔写真の撮影と指紋の採取を義務付ける制度を導入した。ビザを保有する長期滞在者には既に同制度が導入されているが、これをすべての入国者に拡大する措置で、日本人観光客ももちろん対象となっている。
この制度は全米115カ所の空港と14カ所の港で実施されており、入国審査時に旅行者が両手の人さし指をスキャナーに載せ、指紋を採取。また、デジタルカメラで顔写真を撮影する。手続きにかかる時間はわずか15秒以下だという。日本よりもはるかに犯罪の多いアメリカなのに、ちゃんと国家が危機意識を持って水際でテロリストを防ごうとして対策を進めているのである。
ところが日本はいったいどうなってるんだ。中国や韓国から強盗団やスリグループが入ってきているというのに何の対策もしていない。空港で出入国者全員の指紋をとれば、国内で犯罪を犯しても出国の際にチェックできるし、もしも脱出されたとしても再入国時に逮捕できるのである。年々犯罪が増えて、治安は悪くなる一方なのに警察官を大幅に増やすでもなく、実効性のある治安対策など何も行われていないのが日本の現状だ。あの金正男だって、捕まるまでは何度も日本に来ていたというじゃないか。入国管理のチェックがいかに甘いかということである。
「小さな犯罪から撲滅する」
という方針で少年非行からしっかり取り締まれば確実に犯罪は減らせる。大人になって犯罪に走るヤツはたいてい子どもの頃から十分に悪いのである。そんな子どもはきっちり矯正施設に入れろ。それでも性根の直らないクズはそのまま老衰で死ぬまで何十年でも収容して世間から隔離してくれ。
覚せい剤も全力で摘発し、使用歴のあるものは再犯の可能性が高いので常に行動を監視しろ。客のふりをしておとり捜査し、密売組織をどんどん壊滅させてくれ。ついでに外貨獲得のために日本に覚せい剤を輸出してくる北朝鮮に対して経済制裁を発動し、製造工場にはミサイルをぶち込んでくれ。
頻発するひったくりも、よぼよぼのババアに変装した警官がおとり捜査で捕まえてみたらどうだ。犯罪をなくすためにオレが思いつくだけでもいくらでもあるのに、警察のお偉方は誰も本気で取り組まないのだ。ただ、この指紋認証とデジカメだが、韓国と言えば整形大国である。全く別人としか思えない顔に化けることができるのだ。女性の5割近くが整形していて、娘を整形しない親は子どもへの愛情が足りないと言われる国である。もちろん日本やアメリカでも美容整形は盛んだ。そうなると本人を認証する手段は指紋やDNA鑑定以外ないということになってしまう。オレは国民全員の指紋登録に賛成である。以前に在日韓国人が「指紋押捺」を拒否する運動を起こしたことがあった、なぜその時の政府の答えは「日本人も全員登録します」じゃなかったのか。みんな登録するのなら、在日韓国人もあきらめて登録するしかないのである。全国民の指紋登録をやっておけば、すべての犯罪者に逃げ場はないのである。国民総指紋登録制度、オレは賛成だぜ。
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