江草 乗の言いたい放題
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2003年12月31日(水) プレミアム献血の時代なのだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 エイズウイルス(HIV)に感染した人の献血血液が検査をすり抜けて輸血に使われ、それが原因で患者がHIVに感染していた可能性が高いことが29日、日本赤十字社の調査でわかった。99年10月の高感度検査の導入後、こうした事例は初めてである。この危険な献血を行ったのは20代の男性で、11月16日に献血した際の検査でHIV陽性と判明したためその血液は廃棄されたが、同じ男性は5月19日にも献血しており、そこから作られた血漿製剤が投与された患者がHIV感染していたことがわかった。

 HIVに感染直後はウイルスの量がわずかで、現在の検査技術ではすり抜けてしまう空白期間がある。感染してから10日以内の場合はチェックできないのだ。実際に献血された血液からHIV陽性が見つかった例は2002年度で82件もあったのだ。

 さて、大けがや手術などで不幸にして輸血が必要になった場合にどうすればいいのか。このような危険から逃れられる唯一の方法として、オレはプレミアム献血制度の導入を提案する。つまり、絶対安全のお墨付きの血液パックは、提供者の氏名や顔写真を貼付したプレミアムブラッドと呼ぶのである。、特に処女や童貞から献血されたものはバージンブラッドやチェリーブラッドと呼べばいいのである。処女の生き血だったら吸血鬼も大喜びである。そして、輸血の際にそうしたプレミアム血液パックを希望する患者には特別料金を負担させるのである。

 貴重なプレミアム血液を確保するために提供者の処女や童貞の人には報奨金を用意する。一回の献血で2万円くらいもらえるようにすればいい。もちろん報奨金目当てにウソの申告をするヤツもいるはずだ。医師の診断書付き処女証明書などを携帯させればよいのだろう。ただ、童貞をいかなる方法で証明すればよいのかオレは悩んでしまうのだが。誰かいいアイデアがあれば教えてくれ。

 五木寛之のエッセイには、貧乏な学生が生活のために血を売る話が出てくる。オレに言わせれば身体を売るよりも血を売る方がよほどまっとうな行為なのである。売春はただ金になるだけだが、売血は人の命を救うのである。その貴重な血というものを献血という善意だけに頼って集めていたことがまちがいなのである。よい血液には正当な報酬を支払う、その代わり、よい血液が供給されるように提供者には自己を律して健康を維持することを求める。健全な肉体からは良質の血液が生産できるのである。健康がゼニになるのはすばらしいじゃないか。

2003年12月30日(火) 厚さ3センチのチャーシュー        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 すべてのものには適度な状態というか、分相応というものが存在する。小さすぎてもだめだが、大きすぎてももちろんだめなのである。

 たとえば女性の胸の大きさは、カップとも呼べない限りなくフラットな大平原よりは、ほんの少しでも膨らみがある方がもちろんいいのだが、それもカップやカップなどになるとかえって大きすぎて困るだろうと余計な心配をしてしまうのである。合うブラジャーがなかなか売っていなくて困る人もいる。乳房の下にいつも汗をかいて汗疹ができる人もいるはずだ。ほどよい大きさだからブラを買うときの選択肢も多いのだ。かわいいものもHなものも自在に選べるのである。

 道頓堀に架かる橋のたもとに、いつも行列ができてるたこ焼き屋がある。そこで売られている大たこ焼きは、馬鹿でかいタコがたこ焼きの腹を突き破っているのだ。オレはたこ焼きが食いたいのであって、巨大なタコにソースや皮がこびりついた変な食い物を食べたいわけではないのだ。そんないびつなものはたこ焼きと呼びたくないのである。

 高身長が好みだからといっても、全米一背の高い2m23センチの男性を恋人にすればきっと大変だろう。キスをするときに脚立がいるのである。それだけ身長が大きかったら足もでかいしとにかく身体のすべてのパーツが大きいわけで、そうなると女性はもう大変なのである。とにかく普通のサイズがいいのである。

 全国の有名なラーメン屋さんのランキング番組を何気なく観ていたオレは、ある店のラーメンになんと厚さ3センチのチャーシューが二枚載せてあると知って度肝を抜かれたのである。それはチャーシューというよりはむしろステーキなのである。いくらなんでも大きすぎるじゃないか。

 もしもカレーにじゃがいもが丸ごと一個入っていればどうだろうか。おでんに大根が丸ごと一本入っていればどうだろうか。でかすぎて喰いにくいのである。厚さ3センチのチャーシューはラーメンの中であまりにも存在感がありすぎるのだ。

 そしてオレがもっと驚いたことは、そのラーメン屋では多くの客がチャーシューを喰わずにビニール袋に入れて持ち帰ることであった。持ち帰って家で薄くスライスして食べるのだとか。それならなんのためにわざわざラーメンの中に入れてるんだ。はじめから600円のラーメンを400円にして、チャーシューは一枚100円で別売りにすればよかったのである。きっと客もその方が嬉しいはずである。厚さ1センチあたり33円ならば、2ミリ×5枚がちょうどいいはずだ。2ミリのチャーシューを5枚入れて433円のラーメンにしてくれれば客はもっと喜びそうな気がするのである。

2003年12月29日(月) 恋愛の不条理について(宅間守についての私感)        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 この世には結婚したくてしたくてたまらないのになかなか結婚できない男女が無数にいる。その一方で、どうしてあんなヤツがと誰からも思われている人がさっさと結婚し、あんなヤツだから当然のように離婚し、周囲からざまあみろと思われているうちにまたまた結婚するということがよくあるのだ。

 大阪教育大付属池田小学校に乱入して児童を殺傷したあの死刑囚の宅間守も、これまでに四度も結婚(
宅間守資料を参考)していたのである。そのうち一度は自分がかつて習った年上の女教師とだからまったくわけがわからないのである。まだ一度も結婚できない多くの人たちから見れば全く許せない話である。

 私の同僚にも高学歴高収入、欠点といえば美少女アニメをこよなく愛することくらいという素敵な男性が居るが、結婚の気配どころか生まれてこの方彼女が一度もいたことがないのである。結婚とはかくも不条理なものなのである。

 オレはかよわい女を殴るヤツというのは数ある男の中でも最低の部類だと常々思っているのだが、そういうDV野郎であってもすぐにいい女と再婚しその上紅白歌合戦に出たりするのである。NHKは断じて女性の味方などではないのである。

 働かずにパチンコばかりしていてその上同棲している女からカネをふんだくって風俗店に行くような人間のクズはさっさと部屋から叩き出せばいいのに、なぜか女はそういう外道をかばうのである。そのヒモ野郎に貢ぐために自分が風俗店で働いたりするのである。もしかしたらまっとうな人間よりも人間のクズの方が結婚したり同棲したりするチャンスに恵まれてるのだろうかとオレは悩んでしまうのである。

 そうしたさまざまな人間のクズの中でも最たるものはやはりあの男、宅間守をおいて他にないのだが、その死刑囚宅間でさえも結婚できるのである。自分は宅間よりもずっとマシだと思っているけどなかなか結婚できない多くの中年未婚男性にとってこれは信じられないことなのである。「宅間ができて自分ができない」その一点で自分の全存在が否定されたような気持ちになってしまうのだ。

 その女性は宅間死刑囚の公判中に何度も励ましの手紙を寄せたり、菓子類などを差し入れていたという。「支えになりたい」と結婚の意思を表明した彼女にはぜひとも宅間死刑囚の支えとなってもらい、死刑執行後は今度は宅間の理不尽な暴力の前に失われた多くの命の償いのためにその人生を捧げてもらいたい。きっと彼女も甘っちょろい同情ではなく覚悟の上の行動なのだろう。その勇気ある人生の選択に拍手を贈りたい。

2003年12月28日(日) 選挙違反、捕まった人はアンラッキー!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 政党助成金という制度がある。これは国会議員が自分たちの小遣いを増やそうとたくらんで仲間内で決めた八百長的な仕組みで、年間に300億ほどのゼニが国庫から支出され共産党以外のすべての政党が受け取っている。自民や民主のような大政党はいつまでも資金がたっぷりあるし、社民党のような泡沫政党はいつまでも貧乏だ。法の下の平等なんてどこにもないのである。全く憲法違反の仕組みなのである。

 企業から献金という名の賄賂を受け取っては利益供与をはかる外道議員があまりにも多いため、ゼニをたっぷり与えれば賄賂は受け取らないだろうという理由から考案されたのだが、「泥棒にゼニを与えれば泥棒をしない」わけがないのであって、泥棒はもっと多くのゼニを欲しがるに決まってる。泥棒、いや議員たちは相変わらず企業からたっぷり賄賂、いや政治献金を受け取っているのである。

 その政党助成金の使われ方だが、これはもう選挙でその党の議員が当選するために使われるのである。誰もが認める立派な人物や、親の地盤を受け継いだ二世議員なら勝手に票は集まるのだが、そうでもないふつうのオッサンが票を集めるためにはさまざまな工夫が必要なのである。組織票に頼ったり、地元の有力者に現金をばらまいたり(いわゆる買収)しないといけないのである。二世議員でもとんでもないバカ息子もいて、その場合も金がかかってなかなか大変なのである。選挙があればタダで飲み食いできると勘違いしてる人たちも田舎に行くほど多いのである。政党助成金はそういう人たちにばらまかれるのである。

 衆院選埼玉8区で初当選した新井正則議員(自民)の選挙違反事件で、埼玉県警は27日、新井議員が選対幹部らに買収資金を渡した疑いが強まったとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで近く同議員本人から事情聴取する方針を固めたという。容疑が固まり次第、強制捜査に着手する。新井議員は選対本部長で前所沢市議の砂川育雄に現金を渡した疑いが持たれているという。もちろんこの金の出所も政党助成金なのである。

 別にこの新井議員に限ったことではなくて、日本中で使われる政治資金の多くはこの「票のとりまとめ」に使われてるのであり、そんなことをしなかったら政治にかかるカネは知れてるのである。交通違反と同じで捕まるのは運が悪い議員だけ、みんなやってることなのである。そうでなかったら政治にあんなにゼニがかかるわけがないのである。

2003年12月27日(土) そのくそガキに天誅を!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 富山県に無免許で400CCのバイクで暴走行為を繰り返していた小学六年生のくそガキがいた。それだけでもたいしたくそガキだが、なんとこいつは恐喝までやっていたことがわかった。出会い系サイトを使って19歳の少女に成人男性を誘い出させて、17歳の無職少年といっしょに「人の女に何ちょっかい出している」と脅して殴り、現金3万2000円を奪ったという。

 こういう連中は味を占めて同様の行為を重ねるはずだから余罪もいっぱいあるだろう。遊ぶ金欲しさの犯行だという。やっていること自体は大人のチンピラと全く同じじゃないか。こういうくそガキをどうして「子どもだから」と守ってやる必要があるんだ。顔や名前を公開して世間のさらし者にすべきだろう。

 くそガキは現在長野県内の児童自立支援施設に入所中だというが、「自立支援」なんてことのまえに、きちっとお仕置きをするのが子どもへの正しいしつけだ。公衆の面前で素っ裸にして、アントニオ猪木に頼んでおしりペンペン100発をしてもらって、その上で施設に入所させるべきだろう。

 ただ、オレが今回の事件で不思議に思うのは前述のセリフ「人の女に何ちょっかい出している」である。もしかして19歳少女はこの小学生男児の女だったのだろうか。とすると12歳ですでに7歳年上の女性を自分の女にしているのである。まさに現代の光源氏、いったいどういうくそガキだろうかとやっぱり顔を見てみたいのである。ぜひ公開してさらし者にして欲しいのである。

 少年法の精神というのは、戦後の混乱期に生きるためにやむなく窃盗などの罪を犯すかわいそうな少年たちの更正を助けたいうというのがもともとの出発点だったはずだ。遊び半分で犯罪を犯したり、軽い気持ちで人を殺すような連中のことは想定外だったのである。

 ただ、少年をそのようにしてしまったのはやはり周囲の大人である。オレが住んでいる街もやたら治安が悪く、男子中学生の喫煙率は4割を超えるというウワサだし、くわえタバコで登校中の中学生を見つけたので学校に電話で通報したら、「喫煙くらいでいちいち電話しないでください」と逆ギレされてしまったこともある。非行の多発で公立中学校は忙しいのである。援助交際とか覚せい剤とかシンナーに比べたらタバコくらいなんでもないのである。きっと親もタバコは認めてるのだろう。一刻も早く喫煙少年に罰金制を導入して欲しいものである。コンビニに深夜集まってるくそガキどもを一網打尽に捕捉して、身代金、いや罰金を払わなかったら子どもを留置所から帰さなかったらいいのである。

 きっと、そのままくそガキが帰ってこない方が嬉しい親もいるだろう。

2003年12月26日(金) ゼニを出すなら、口も出せ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 国連予算は2年ごとに組まれる。2004、5年度分の国連予算約31億6000万ドルは2002、3年分の当初予算26億2517万ドルと比べ約20%もの増加となった。日本の分担金比率は約19.5%と米国の約22%に次いで世界第2位と変わらないものの、総額では、2004年単年度の場合、国連職員の税関連拠出金を除けば、約2億7000万ドル(291億円)と過去最大となったという。米国は一位というものの実際は巨額の滞納をしているわけで、実質国連予算は日本が大部分を背負ってるようなものである。

 一方的に20%も膨らんだ予算案をどうして日本は採択したんだ。そんなもの断固として拒否し、分担金の支払いも停止したらよかったんだ。こんなにたくさんゼニを出させておきながら、常任理事国どころか日本はいつまでたっても連合国の「敵国」なのである。全くばかばかしくて話にならないのである。今の日本が国連で与えられている地位に合わせて分担金を今の10分の1程度に圧縮するか、あるいは現在の分担金にふさわしい地位を与えるか、どちらか二つに一つだろう。

 さて、不況にあえぐ現状や国家の抱えた巨額の国債残高を思えば、恥を忍んでここでは分担金の減額を申し出るべきである。そんなところで見栄を張っていても仕方がないのである。

 しかし、減額が認められないのならばいっそのこと、その金額に見合った地位をこそ要求すべきだ。常任理事国などで満足してはいけない。その上位の特権理事国というのを設置して、米英仏露中の5大国に優越する権利を日本に与えろ。国連機関もどんどん日本に移転させ、日本語をそこでの公用語にさせるべきである。

 はっきりと言おう。日本は世界の財布ではないのである。日本の国家予算は本来日本人のために使われるべきである。国連職員の豪華な飲み食いや途上国での贅沢三昧のために無秩序にふくれあがった金額を一方的に押しつけられても困るのである。この分担金の急増によって、政府は国債を発行したり増税して国民負担を増やしたりしないといけないのである。オレも負担させられるに決まってるのである。ところがこれだけの分担金をぼったくられていても、それに見合う国連内部の日本政府に対する情報開示はちっともされていないのである。

 カネだけぼったくられて発言権もろくに与えられないというのは、ビール一本が10万円でしかもババアしかいない風俗店と同じなのである。国連の実態は実はぼったくり店だったのである。

2003年12月25日(木) 狂牛病ごときに何をびびってるんだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 アメリカで狂牛病の疑いのホルスタインが一頭見つかったからといって輸入検疫を管轄する厚生労働省はパニック状態である。HIVウイルス入りの血液製剤の時も、異常プリオン入り輸入肉骨粉の時も対策が後手に回ったことの反省なのか、今回はどれだけ影響が多いかも考えずにいきなり米国産牛肉輸入停止などという措置が発表された。

 おかげで外食産業もスーパーも大混乱だ。米国産牛肉を99%使用している吉野家はいったいどうしたらいいんだ。つゆだくではなく、つゆだけという新商品でも投入して乗り切るしかないのか。

 日本で消費される牛肉の実に3割が米国産だと言われる。小売業にとってのかき入れ時である年末のこの時期に牛肉が品薄になる影響は計り知れないのだ。それにしてもたかが一頭、それも肉牛ではなくて乳牛に狂牛病が発見されたくらいで何をびびってるんだ。アメリカでは肉牛は生まれてから二年以内(つまり狂牛病が発病するよりもはるかに前)に屠殺するからこれまで狂牛病は発見されなかったのである。そのまま成長させれば狂牛病が発病したかも知れない牛が見逃されてきただけのことである。もしも危険ならこれまでも危険だったわけである。それよりも脳や骨髄という危険部位を原材料に使用しているビーフジャーキーなどを平気で輸入してきたことの方がはるかに問題じゃないか。

 狂牛病の出現頻度で見た場合、今回一頭だけ発見されたアメリカよりも、すでに9頭が見つかっている日本の方が確率的にははるかに危険である。それなのに和牛はみんな平気で食べているのである。市場から締め出さないといけないのは米国産より日本産だろう。

 ここできちっと理解しておきたいことは、「牛肉が危険」なのではなくて脳みそが危険ということである。英国で100人くらいが感染したヤコブ病はハンバーガーの味をよくするために牛の脳みそを混入してことが原因らしいし、かつて食人の風習のあったパプアニューギニアの住民にはクールーと呼ばれる病原性プリオンによる脳症が発生していたのだ。

 オレはたいしてグルメではないから脳みそなど喰ったことがないのである。オレがふだん喰うのはフィレステーキなどであって、断じて危険部位ではないのである。危険なものだけを排除すればいいのになぜ安全なものまで一緒に追放してしまうのだろうか。これから牛肉が値上がりするのかと思えばなんだか悲しいのである。とりあえず安いうちに喰うしかないのである。

2003年12月24日(水) クリスマスなんか、大嫌いだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 日本中のカップルにとって、12月24日の夜というのは特別な意味を持つ。その夜をひとりぼっちで過ごしたくないただそれだけのために、出会い系サイト合コンで必死にパートナーを探す男女がいるくらいである。

 わざわざレストランを予約して、ついでに夜景のきれいなシティホテルの部屋を確保して、最低でも10万円くらいのプレゼントを用意して、準備万端整えてそのイベントに臨むのがカップルのお約束だなんていったい誰の陰謀だ。乗せられやすい日本人はまんまとその戦略にはめられてるのである。シティホテルからあぶれる男女も多いのか、その夜のラブホテルはどんな場末の汚い所でもすべて入り口に「満室」のランプがつく。行き場を失ったカップルはどうするのかとオレは余計な心配までしてしまうのである。

 言うまでもないことだが、12月24日は一年に一日しかない。これは複数の相手とつきあってる男女にとってはまことに困ったことである。本命の相手とは絶対に12月24日にデートしないといけないので、二番手、三番手の相手とは25日や23日にデートするということになってしまうのである。もっとも24日にデートできない理由はいくらでもでっちあげることができる。

「ゴメン、うちは一家そろって敬虔なカトリック信者なんだ。イブの夜は家族で過ごすって決まってるんだ!」

と言えばいいのである。そうやって不誠実な人たちも無事にこの夜を乗り切るのである。せっかくのクリスマスイブなんだが実際のところは信仰心のかけらもなく、それどころか聖なる夜性なる夜にしてしまうのがこの夜のカップルたちの行動なのである。全くもって恥ずかしいことなのである。神を冒涜しているとか思えないのである。

 それにしてもどうしてこの西洋のつまらない習慣にかくもみんながこだわるのだろうか。街を歩けば電飾のきらびやかな家がいたるところにあり、サンタのコスプレをした人が物を売っている。クリスマスのプレゼントを求めて親たちが殺到したトイザらスでは、駐車場からあふれたクルマが大渋滞を引き起こす。そのわずか一週間後には神社に初詣に行くくせにこの騒ぎようはいったい何なのだ。やはりこれは巧妙に仕組まれた陰謀なのである。日本人は乗せられているだけなのである。早く目覚めないといけないのである。

 そんな文句を言ってるオレも、なぜかしっかりケーキを予約しているのである。それがクリスマスのお約束というものなのである。

2003年12月23日(火) コイズミ、おまえはただの腰抜けや!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 小泉改革の目玉であった道路公団民営化が、どうやら骨抜きにされた形で決着しそうである。それにしても、通行料金で新路線を建設するのと、通行料金を担保にして建設資金を融資を受けて調達して建設するのと、いったいどこが違うのだろうか。

 巨額の住宅ローンを抱えているのに給料をすぐにパチンコ代に使ってしまう馬鹿が、妻からパチンコ代の浪費を責められて、「これからは給料を担保にしてサラ金から借りて、その借りた金でパチンコをします」と言ってるのと同じである。ここで生活を立て直すために必要なのはパチンコをやめること(つまり、不採算が確実な新路線建設をやめて、借金を少しでも減らすこと)なのである。そんなごまかしはオレには通用しないぞ。

 9342キロの整備計画のうち抜本的見直し区間はわずか143キロしかなく、ほとんどは計画通りに建設されてしまうのである。そもそもこの道路公団民営化の目的というのは、これ以上無駄な道路を造らせないために経営内容を見直しさせるためではなかったのか。土建屋からの献金を確保したい道路族議員がいかに抵抗しようとも、当初の方針は貫徹しなければならなかったのである。

 民営化の中身がこのように情けない形で決着したということは、しょせんコイズミもただの腰抜け、本気で族議員と刺し違えるほどの覚悟もなく、適当なところで妥協することしかできなかったということである。

 新路線の建設資金を自己調達するということは、金融機関から融資を受けるわけでもちろん金利がかかる。給料をそのままパチンコに使われるよりも、借金したカネをパチンコにつぎ込まれる方がダメージがはるかに拡大するように、今度はその金利が確実に新会社を圧迫するだろう。

 このひどい政府・与党案に対して、民営化推進委員会の田中一昭委員長代理と松田昌士委員が抗議してコイズミに辞表を提出したのも当然だ。新会社による建設費は10兆円から7.5兆円に引き下げるというが(2.5兆もサバを読んでいたのかボケ!)、そうして無理をして造らせた新路線がさらに赤字を生み出すことを思えば45年で債務を返済するという現在の計画も疑わしくなってしまう。通行料金をたった一割だけ値下げするというが、そんなことよりも別納制度を廃止して公平な料金制度にすることの方が大事だろう。

 オレはよくクルマで旅行するが年間に高速道路代として払っているのはせいぜい5万円だ。一割安くしてもらったところでたいして得することもないんだ。安くするなら思い切って値下げして十分の一くらいにしろ。そうしたら毎日高速道路を使ってやるぜ。

2003年12月22日(月) 喰って喰って喰いまくれ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレは食べ放題、いわゆるバイキング形式が好きだ。一部のファミレスではドリンクバー、サラダバー、スープバーが設置されている。当然オレは何度も何度もおかわりをする。ビッグボーイのサラダバーには食後のデザートとしてゼリーやムースが用意されているが、オレはそれを山盛りに取って何杯も食べる。ゼニを払った以上、オレには何杯でも食う権利があるのだ。ドリンクバーでは最低でも5杯は飲むことにしている。店にとってオレほど迷惑な客はいないだろう。

 大阪では食べ放題の店は必ずつぶれると言われる。それはたいていの客が「絶対に元を取る」という意気込みでガンガン食べるからである。事実、オレが贔屓にした食べ放題店は必ずつぶれるのである。なんばにどんボーイ
という店があった。ランチタイムにしゃぶしゃぶ880円、肉は決まった量しかないが、野菜とうどん、ライスはお代わりし放題という安さだった。仲間を誘っていつも大量に喰った。ネギや白菜という繊維質をたっぷり補給できた。OCATにパスタ食い放題880円という店があった。女子高生で店内が埋まっていたがオレは周囲には目もくれず大皿に5杯くらい喰った。どちらの店も残念ながら今は存在しない。おそらくオレのような客が多くて経営が立ちゆかなくなったのだろう。

 しかし、世の中にはバイキングの極意をちっとも理解していない客も存在するのである。できるだけ店に損害を与えるためには、金額が高い割に量が少ない食材を集中的に喰わなければならないのだ。その極意を理解していないまるで店の回し者のような律儀な客が存在するのだ。

 先日オレは食べ放題・飲み放題のオフ会に出席した。いちいち食い物を奪取しに行く必要のないテーブルオーダー形式(座ったまま注文したものがどんどん運ばれてくる)の快適な店だった。しかし、メンバーの中にいきなり山菜炒飯やちまき、肉まんといった腹がふくれるものを注文する人がいたのである。まぐろのカルパッチョなら10皿くらい軽く食えるが、肉まんを10個喰ってしまうと後が苦しい。もちろんオレは目の前の肉まんには目もくれずにひたすら量が少なく価格の高そうなものを喰いまくったのである。しかし、オフ会というのは喰うことよりも会話を楽しむものである。またその店も「注文したものをなかなか届けない」という卑怯な方法で対抗してきたのである。気がついたときには予定の時間を過ぎ、オレはまだ半分も入っていない胃袋をもてあましながらその店を後にしたのだった。

 覚えてろよ、今度はきっと払った分は取り返すぜ。

2003年12月21日(日) 大変だ、新庄のフェラーリが来た!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 買い物や食事のために駐車場にクルマを停める時、おそらく大多数の人は何も考えずに空いたところに停めているはずだ。しかし、オレはいつも悩んでしまうのである。一カ所しか空いていないのならあきらめてそこに駐車する。選択肢がある場合はいつもどちらが危険が少ないかと考えてしまう。この場合の危険とは、駐車中に何らかのアクシデントに自分のクルマが巻き込まれるという危険である。

 もう数年前だが、用事を済ませて戻ってきたときに、隣のクルマにこすられた傷をバンパーに見つけたことがある。自分の不注意で傷つけたのならあきらめがつく。当て逃げの場合は犯人を発見することはまず無理だ。怒りのぶつけようがないのである。ただ、このようなトラブルの起きる根本的な原因は、駐車場の構造的な欠陥である。たとえば20年以上前にできたダイエーの駐車場は一台あたりのスペースが極端に狭く、通路幅も狭い。ゆったりとしたスペースや通路幅で設計すれば接触事故の多くは防げるはずである。土地をケチって欠陥駐車場を造っておいて、ドライバーの努力でそれを克服させようとしてるのである。そのくせどの店でも「駐車場でのトラブルに責任を負わない」という旨が表示されているのである。

 大阪市内のファミレスの駐車場は最近はほとんど機械管理されていて、入庫時に駐車券が発行され、レジで認証を受けると90分無料になるなどの方法で無断駐車を締め出すようになった。そうした仕組み自体は気にならないのだが、出庫するゲート幅が異常に狭いファミレスがあるのだ。たとえばオレが月に一度くらい利用することがあるロイヤルホスト東天満店の出口ゲートは極端に狭い。

 オレのクルマは1730ミリという車幅なのでかろうじて脱出可能なんだが、多くのクルマが出車時にこすった後が無惨についている。セルシオやフェアレディZ、NSXのように1800ミリを超える車幅を持つクルマでは通過不能のような気がする。ところが入り口ゲートの幅は広く、そこには「車幅の広いクルマの乗り入れはお断りします」などとはどこにも書かれていないのだ。

 その店の駐車スペースの中にはきわめて停めにくい場所もあり、途方に暮れて立ち往生するドライバーを何度もオレは目撃した。もしもアメリカから帰ってきた新庄がこの店を訪れたら、彼のフェラーリは絶対に停められないはずである。一刻も早くこの欠陥駐車場を改善して、新庄の来訪に備えるべきである。オレが小さなクルマにこだわるのは、まだまだ大阪にはこういう場所や道路があまりにも多いからである。

2003年12月20日(土) 村嶋景子先生、あなたは命の恩人です!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 刃物男の教室乱入事件から一夜明け、新聞では事件に関しての報道があった。読み比べてみると、それぞれの新聞社の視点の違いがわかる。毎日新聞には、当時の状況を生々しく再現するような詳細な説明があり、男に向かって給食の牛乳パックを投げつけた児童がいたことまで記されていた。朝日は具体的な描写では劣るが、関係した先生の名前や年齢を実名で報じている。(毎日では伏せられていた)

 校舎二階の一年一組の前方の入り口から進入した深緑色のジャンパーにぼさぼさ髪の男は、「うお〜」とうなり声をあげ「殺すぞ」などと叫びながらながら包丁を振り回して、黒板のすぐ前の二人の児童の頭を切りつけた。担任(49歳)は驚きながら「みんな逃げて」と大声をあげ、生徒は次々に廊下に飛び出し、教室の後方にいた補助教員はすぐに職員室に助けを呼びに走ったという。

 男は生徒たちが脱出した後方の扉から生徒を追いかけるようにして出て、次の犠牲者を求めて隣の二組の教室に入ろうとしたのだが、そこで二組の担任の村嶋景子教諭(24歳)が包丁を持つ男の両腕を、両手で押さえて上にあげて懸命に防いだのだ。子どもたちを守ろうとして無我夢中だったのである。彼女が必死で防いでる間に、生徒は後ろのドアから無事に避難し、そこへ駆けつけた教務主任(47歳)と教頭(51歳)は村嶋先生と力を合わせて三人で男を取り押さえたのである。男は抵抗せず、名前や生年月日を問われると、2007年生まれなどと答えたという。

 逮捕された男は事件のあった小学校近くのアパートで一人で暮らしていた。近所の図書館でよく本を借りて読み、一日中部屋で本を読んで過ごすようだったという。ふだんはとても物静かで、近所とのトラブルはなかったらしい。児童の被害が軽傷二名で済んだのは不幸中の幸いであった。しかし、被害が最小限に抑えられたのはやはり、殺意を持って刃物を向けてきた男に気丈に立ち向かった村嶋景子先生の勇気のおかげである。

 教育現場にいる人の中で、このように命と引き換えでも子どもを守るという覚悟を持っている人がいったいどれだけいるだろうか。彼女の示した勇気に対して我々は最大限の賛辞を贈るべきだ。文部大臣はいますぐに彼女を丁重に訪問してその行動をたたえたほうがいい。評論家がもっともらしく教育を語る千の言葉よりも、彼女が示した行動ははるかに重みがあるのだ。

 オレが二組の生徒の親なら、金輪際その先生に足を向けて寝られないぜ。

2003年12月19日(金) 京都で市民へのテロ発生!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 12月18日午後零時半ごろ、京都の宇治小学校で、校舎2階の教室に突然包丁を持った男が大声を上げながら侵入し、二人の男子児童の頭に切りつけた。男は隣の教室で教頭らに取り押さえられ、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。幸い二人の生徒は軽傷で10日間の怪我だという。男が包丁を振り回したから軽傷で済んだのであり、もしも突き刺そうとしていたらこの程度のケガでは済まなかっただろう。

 逮捕されたのは宇治市内に住む無職の男(45)で、取り調べに対し沈黙したり、支離滅裂な言動を繰り返しているという。事件発生から11時間経過した今の時点で男の氏名は公表されていない。公表されない理由は男が精神障害者である可能性からなのだろうか。オレはそういう配慮というのものが許せない。

 「テロ」の定義が「無差別に市民にたいして加えられる暴力」であるならば、まぎれもなくこの男の行為は市民に対するテロである。アメリカならその場で駆けつけた警官に射殺されても不思議ではなかっただろう。氏名非公表などの不自然な対応ではなく、いかなる人間であろうと、犯罪者として宅間守などと平等に扱うべきではないのか。それが加害者の人権を尊重するということだ。この男の氏名を公表せず、罪に問わないことは精神障害者へのさらに大きな差別につながるのだ。

 押し入ったのが小学一年生の教室という点から考えて、この男には「弱そうな対象を選ぶ」という判断力が備わっていたことは明らかである。よく「無差別殺人」という言葉が使われるがそれは間違いだ。オレは断じてこの男が心神喪失状態であったとは認めたくない。

 またこれも素朴な疑問なのだが、45歳のこの男は無職なのである。別に失業中の人間を差別するような意図はないのだが、無職でどうやって生活していたのかオレは気になるのである。親の莫大な遺産を相続して遊んで暮らしていたとか、女に貢いでもらっていたとかいう背景があれば理解できるのだが、社会的弱者ゆえに生活保護などの公的扶助のおかげで何もせずにぶらぶらするだけの日々を送り、朝からパチンコ屋に並んだりしてそれで「生きていける」のならば、日本はなんとおめでたい国かとあきれてしまうのである。オレオレ詐欺や生命保険金の詐取などの方法で安易に大金を手に入れようとする連中が後を絶たず、支払った金の半分以上がテラ銭として巻き上げられる宝くじというイカサマギャンブルに大勢の市民が群がるこの国では、勤労の美徳はもはや失われたのだろうか。

 小学校であの悪夢を再現させたこの男をこの先どうするのか? 予防拘禁などの措置をとるなら、おめでたい人権団体が反対するだろう。しかし、市民の安全を守るということを最優先して欲しいのである。危険を感じたら警官はどうかためらわずに射殺して欲しいのである。それが市民をテロから守るということである。

2003年12月18日(木) 埼玉県議、タイ人女性と親善を深める!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 埼玉県会議員の海外視察といえば大名旅行として昔から有名である。公費を惜しげもなく使いながら遊びまくるのである。視察する対象も多岐に渡り、アンコールワットからタイ人女性まで実に幅広いのである。6人でベトナム・タイ・カンボジアを九日間旅行して530万円だから一人あたり88万、実に豪華な旅行である。オレの個人旅行の4倍くらいの予算である。

 今回その旅行時の様子が日本テレビの「報道特捜プロジェクト」で放送され、県議が風俗店のひな壇の女性を指名してカラオケに同伴したり、ホテルの部屋にお持ち帰りしたところが映し出された。彼らは「遊ぶのに公費は使っていない」と釈明し「買春疑惑」も否定している。テレビを見た埼玉県民からは抗議が殺到したそうだ。

 海外視察中の風俗店遊びがバレてしまったこの連中、旅行代金の530万円のゼニを返せばそれで許されるのか。これでは万引きをした後でゼニを払おうとしてるのと同じである。タイ買春旅行が私費での個人旅行だったことにすればお咎めなしになると思ってるとすればとんでもないおめでたい奴らだ。そもそも買春が主目的の恥ずかしい旅行を「議員の海外視察」という名目で公費で企画させたことはまぎれもなく詐欺罪(公金の詐取)に相当する。この情けないオッサンたちが、タイ女性よりもアンコールワット遺跡に興味があったとは思えないのである。

 ところで今回のことに腹を立てている埼玉県民の方にはまことに不謹慎な話で申し訳ないのだが、オレが気になるのはこの恥知らずな女性お持ち帰り県議の「買春はしていない」という釈明である。この場合3つのことが考えられる。

1、本当に性交渉はなかった
2、性交渉はあったが、金銭の授受はなかった
3、性交渉しようとしたが、その県議がEDのためできなかった。


 いい年をしたオッサンが風俗店のタイ人女性を部屋にお持ち帰りして、まさか部屋でタイの産業振興についてまじめに議論していたとは思えないのである。当然その密室ではある行為が行われていたことが容易に想像できるのである。誰も1であるとは思わないだろう。とすると2か3ということになる。もしも2であるなら、タイ人女性と自由恋愛で国際交流を深めたわけでこれはきわめて有意義なことであり、県民の批判を受けても堂々と開き直ればよかったのである。3の場合、今ここで検証することは不可能だ。

 国会議員や地方議員が公費で行う「視察」という名の海外大名旅行に国民の貴重な税金を使ってまで実施してやる価値はない。これだけ海外旅行が当たり前になった時代である。国際感覚が身についてないような人間ははじめから議員にしなければいいのである。

2003年12月17日(水) なぜ生きてるうちに死刑にできないのか        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 もし戦後の三大犯罪者をあげろと言われれば、オレは迷わずこう答えるだろう。オウムの松本智津夫、池田小学校乱入の宅間守、そして帝京大副学長の安部英である。とりわけこの三人のなかでもっとも多くの人を殺し、これからも死なせることが確実なのは最後にあげた安部英である。薬害エイズ事件という究極の医療犯罪の結果、数千人の血友病患者が血液製剤によってHIV感染したからだ。

 アメリカで使用禁止になって廃棄処分されるところだった非加熱製剤をタダ同然でミドリ十字に輸入させ、厚生省の郡司課長(その後東大教授)と組んで大儲けした行為に対する罰は死刑以外にありえない。彼らの罪状は起訴された業務上過失致死罪などではなく、未必の故意による殺人罪である。ところが一審の東京地裁は安部英被告を無罪とした。もちろん控訴されたが、この長引いた裁判が、果たして彼が生きてる間に決着がつくのかオレは心配だったのである。たとえ一日でもいい。彼を「殺人罪」という罪状で収監することができれば奪われた多くの生命への償いとなっただろう。

 ところが12月16日、弁護側は老人性痴呆症による心神喪失の疑いがあるとして公判停止を申し立てたのである。精神鑑定の結果次第では今後訴追されないこともありうる。長すぎた裁判は最悪の結果にたどり着いたのである。

 たかだか数万のゼニのために人を殺す路上強盗と、数千万のゼニのために肉親を殺す保険金殺人と、数十億のカネのために不特定多数を殺す国家的医療犯罪と、(付け加えるなら石油や利権のために市民を殺す戦争と、)比較したところで罪に軽重はない。どれも等しく「殺人」の名の下に裁かれなければならない犯罪だ。ところが医療犯罪はきわめて軽い罰でしかなく、戦争などは正当化さえされてしまうのだ。

 有罪判決を受けたミドリ十字幹部は土下座してHIV感染者やその家族に謝罪した。(土下座で死んだ者が生き返るわけでもないのだが)ところがその指導的立場にあったはずの安部英教授や郡司課長は一度も謝罪せず、事実を明らかにすることもせず、開き直って自分たちの行為を正当化しているのである。ゼニのために多くの生命を犠牲にした行為を、人間として心に恥じるところはないのか。日本人はいつからこんなに卑怯で情けない民族になってしまったのか。同じ日本人としてオレは悔しくてならないのである。

2003年12月16日(火) 避妊をしない奴は最低の男である!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレは広末涼子が好きだ。映画「秘密」では不覚にも泣いてしまったくらいである。その広末涼子が妊娠4ヶ月でできちゃった結婚という報道にオレはたいへん怒りを感じている。相手の男は誰かと思えば、オレにとって初めて聞く相手だ。いくらイケメンでかっこよくて長身であっても、許せないものは許せないのである。

 さてこのお相手、岡沢高宏(28歳)だが、無口でクール、硬派で理知的な男性と親しい関係者が語っている。ところが今回の行動は実に軟派で衝動的である。親しい関係者は実はだまされていたのである。いったいどこが理想的な伴侶なんだ。

 硬派というのはオレのように欲望に流されずに自分を律すること(やせ我慢)のできる人間のことを言うのだ。百歩譲ってたとえ欲望に流されたとしても、そこで冷静に避妊できる男こそが理知的で女性への思いやりのある男なのであり、後先のことを考えずに未婚女性に妊娠のリスクを負わせるような男は、自分の性欲をコントロールできないただのガキである。客観的に見てオレの方が岡沢よりも100倍イイ男である。また、未婚女性と交際中の男性が常に避妊具を携行することは、サムライが日本刀を抜き身ではなく鞘にしまって持ち歩くのと同様に大切なエチケットである。

 広末涼子には来年1月にクランクインする撮影の予定があったという。当然その映画を取りやめるか、代役に差し替えないといけないわけだが、オレのように広末涼子のファンとしては、代役が小池栄子菅野美穂になったら見に行かないことは確実である。巨乳すぎても貧乳すぎてもだめなのである。やっぱり広末涼子なのである。ヒロインの変更によって映画会社は莫大な損害を受けるわけだ。一人の男の暴走でどれほど多くの迷惑が生まれることか。ところが結婚は無条件におめでたいことであると周囲は祝福させられるのである。

 さて、その妊娠四ヶ月の広末涼子だが、なんと12月13日に千秋楽を迎えた主演舞台の「幕末純情伝」「飛龍伝」では筧利夫に激しく乳をもませているのである。舞台練習の頃を含めて妊娠3〜4ヶ月という微妙な時期にそんなことをしていていいのか。もしも流産したらいったいどうするんだとオレはずいぶん心配してしまうのである。百歩譲って舞台に出ることは許しても、乳だけは断じて揉ませてはならないのである。

2003年12月15日(月) フセイン拘束〜イラクはどうなるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 爆撃で死んだかと思われていたサダム・フセイン元大統領が民家の地下に潜んでいたところを米軍に拘束された。影武者じゃなくて本物だということはDNA鑑定の結果間違いないとのことだが、この事実はどのような結果をもたらすのだろうか。日本が敗戦後一方的に東京裁判を受け入れさせられたように、フセインは法廷で裁かれることとなるわけである。

 イラン・イラク戦争の際にイランに協力的だったという理由で、彼はクルド人の村にサリンやマスタードガスを散布して数千人を虐殺しているという。こうした行為が彼の主とした罪状となるのだろう。自爆テロや米軍に対する攻撃、日本人外交官の殺害、これらの行為を彼が指示していたとしたら今後テロは止むだろうし、無関係ならテロは引き続き起こる。それは彼の自白を待つまでもない。

 自衛隊派遣に関して日本国内では派遣反対の意見が相変わらず多数派だが、今回のフセイン拘束によって「まだ交戦中である」から「もう戦後である」という状況になれば、派遣を支持する人も増えるだろう。「戦後」のイラクに、復興のために派遣されることならオレは支持するしかない。少なくとも破壊され尽くした国は自力で復興できないからだ。

 さて、オレは今後行われるだろうフセインに対する裁判の行方が気になるのである。東欧で社会主義独裁政権が次々と崩壊したとき、ルーマニアの独裁者だったチャウシェスクは市民の報復によって殺された。そんな簡単に死なせてしまってよかったのだろうかとオレは残念に思うのである。長期間にわたって市民に多くの苦しみを与えた人間には、どのような罰がふさわしかったのか、オレにもこれといった答えがあるわけではないのだが。

 東京裁判で裁かれたのは日本軍の行為であり日本の政治家の罪である。原爆投下や東京大空襲という戦争犯罪に関して何も触れられなかったのは、それが戦勝国によるただの私刑(リンチ)であったからである。今回行われるであろうフセインに対する裁判も、アメリカやイギリスといった戦勝国による私刑のひとつにすぎない。

 フセインがクルド人に毒ガス攻撃を行ったことと、ブッシュ大統領がイラクの国土に大量の劣化ウラン弾を打ち込ませたことは、少なくともオレの価値観の中では同様の罪である。フセインは一族が貯め込んだすべての財産を吐き出してその罪を償う必要があるし、ブッシュ大統領は今後イラク人民に発生するであろう健康被害を、イラクの石油を売ったカネではなくてアメリカの富によって賠償する責務があるはずだ。巻き添えになって失われた多くの生命に関して、アメリカがまだ公式に賠償したとは聞かない。それどころかアメリカではテロ撲滅のための小型核兵器の研究が進んでいるという。

 アメリカそしてブッシュというのは他人の痛みに対して鈍感な国家であり指導者であるとオレはつくづく思う。少なくとも日本人はそんな情けない姿を見習って欲しくはない。今回の戦争でオレはそのことを強く感じている。

2003年12月14日(日) きみはセーラームーンを観ているか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレは土曜日の朝7:30からいつも美少女戦士セーラームーン(アニメではない、実写版)を観ている。ちょうど朝食の時間にリビングのテレビで同居人が観ているのでしかたなく同じ画面を観ているのであって、オレがわざわざその番組を観ようとしてチャンネルを合わせたわけではない。

 美少女戦士たちは超ミニスカートで登場し、戦ってるとなぜかよく転び、そのたびにパンツが丸見えになる。子供が観る番組で果たしてそういう場面を挿入する必要はあるのだろうかとオレは不思議に思う。同様の理由で日曜日の朝に放映している戦隊もの(今放映してるのは爆竜戦隊アバレンジャー)もオレは必ず観ている。悪の軍団の側にはたいてい色っぽいお姉ちゃんがいて、豊満な胸を強調したコスプレで登場したりする。そういうものにオレは全く興味がなく、本当は他局のニュース番組などを観たいのだが、リビングにはテレビは一台しかないのでやむなく同じ画面を見つめているのだ。

 これらのパンツや巨乳は、おそらく番組の視聴対象の小学校低学年の子供たちにとってはなんの価値もないものである。それなのにお約束のように登場するということは、一部のロリコン中年や変態中年の方たちに番組を通じて癒しを与えるためとしか思えないのである。日頃女子高生のパンツに異常に興味を抱きながらもそれを見ることのできないおっさんたちが、ささやかな癒しを求めて子供と一緒にそれらの番組を楽しんでいるような気がするのだ。

 日曜日の朝、戦隊ものの続きですぐに仮面ライダーなどのヒーローものが放映される。そこには必ずイケメンのお兄さんが登場する。なぜ醜く腹の突き出たおっさんがヒーローにならないのだろうか。またなぜ女を主人公にしないのか。おそらくヒーローものは主婦のみなさんが子供と一緒に楽しむために存在するのだろうと思われる。そこで自分の旦那のようなくたびれた中年オヤジは見たくないのである。やっぱりイケメンの兄ちゃんを見てうっとりしたいのである。それが主婦にとっての癒しなのである。

 結果としてこられの番組は子供だけではなくその親の世代にも支持され、キャラクター商品で儲けるスポンサーの企業は莫大な利益を得るわけである。恐るべき戦略である。

 たかがパンツ、されどパンツなのである。

2003年12月13日(土) 自民党議員はみんな鈴木宗男だったのである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 自民党は12日、道路4公団民営化後も、整備計画路線9342キロを確実に建設するよう政府に求める民営化案を決定した。通行料金収入を建設に活用することを前提に、新会社に一定の自主性を持たせる「借入金方式」を認める方針だ。これは道路資産と債務を「保有・債務返済機構」が継承し、新会社は機構の委託を受けて、資金を自己調達して道路を建設する仕組みである。借入金返済に料金収入をあてるため、約40兆円に上る債務返済を優先する道路関係4公団民営化推進委員会の意見書に比べ建設は抑制されないという。

 北海道にクルマのほとんど走らない高速道路を造らせた鈴木宗男という男がいたが、他の自民党議員もみんな鈴木宗男の同類だったわけである。無駄な高速道路は造らせないというのが道路公団改革の意義であり、民営化の目的だったはずだ。増え続ける累積赤字を減らすには建設をストップする以外ない。自民党はそのチャンスをぶちこわしてさらに借金を増やそうとしているのである。

 オレがとことん許せないのは、自民党議員の集票のために田舎に造らせる高速道路の財源が、料金収入や税金、つまり「オレがその一部を負担するゼニ」であることなのだ。オレはビタ一文そんなものに協力してやる気はないのである。自民党の田舎議員が選挙で勝とうと負けようとオレはどうでもいいのである。(どちらかというと負けて欲しいのである)

 田舎の高速道路や新幹線が自民党議員のポケットマネーで建設されるのならオレは何も文句は言わない。私財をなげうって地元住民のために高速道路を建設した立派なお方として名を残せばいいのである。道路に自分の名前を付けさせてやるぜ。それも一種の買収かも知れないが、公共財を造るのだから特別に許してやろう。

 田舎の道路はもともと空いてるのである。もしも混んでいるとしたらそれはバスやJRという公共交通機関を利用しない田舎の住民が悪いのである。地方のローカル線が赤字でどんどん廃止されるのも利用しない住民のせいである。いくらクルマが便利であるからと鉄道を利用しないからそんなことになるのだ。おそらく、不便さに耐えながらも経営に協力するために公共交通機関を利用するというボランティア精神が薄いのだろう。

 どうしても田舎に高速道路を造るのなら地元負担を徹底させろ。田舎の区間だけ法外に高い料金を設定し、しかも地元民に利用のノルマを課せばいいのである。1キロあたり千円くらいの懲罰的な料金を課して、無理に利用させるのだ。「高すぎて払えない」と言わせたらダメである。「利用するのは誘致した地元民の義務」ということを徹底させろ。ついでにそこからぼったくったゼニで都会の道路もよくしてくれ。

2003年12月12日(金) 暴走族のみなさま、大阪に来てください        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 大阪南港といえばドリフト族の名所である。週末の深夜ともなると改造したクルマが次々と集結し、大音量を響かせる。運転しているのは大半が20歳前後の若者で、見物に来てるのも若者が多い。

 このたび大阪府警と大阪市は本格的に彼らを締め出すために、道路に中央分離帯を設けたり、高速コーナーリングしにくいように路面にディンプルをつける工事を施す方針を決めたという。走る場所をなくせば暴走行為がなくなると思っている全くおめでたい人たちである。彼らが御堂筋ではなく南港の、しかもかもめ大橋を渡った先という少なくとも工場や倉庫街になってる場所で暴走してるという配慮を少しも理解していないのである。連中は連中なりに精一杯世間様に迷惑をかけないようにしてるのである。

 暴走したい連中にはちゃんと暴走する場所を与え、それ以外の場所で暴走するヤツは厳しく検挙する。これがもっとも適切な解決策である。幸い大阪にはオリンピックの誘致に失敗したために使い道がなくなった広大な埋め立て地、夢洲地区があるじゃないか。そこにサーキットを造って暴走特区を設置すればいいのである。観客席も整備し、入場料をきちっと取り、特区の中では道路交通法を適用しないこととし、事故が起きて死んでも保険は下りないことを明示する。その上で自己責任で入場車を暴走させればいいのである。道幅も広いところを造ってドリフトの練習も思う存分させてやればいい。

 クルマの改造も暴走も、ようするに人に見せびらかしたいからするのである。だったらその気持ちを十分に満足させてやればいいのである。ゲームセンターで若者がハイスコアを競ったように、走り屋たちにサーキットの周回タイムを競い合わせればいいのだ。へたくそなヤツはすぐにクルマを壊して退場するだろうし、上手なヤツは観客を十分に楽しませてくれるだろう。そうして観光名所ともなれば、収入のほとんどをクルマの改造につぎ込む走り屋たちが日本中からどんどん集まってくるだろうし、必ず事故も起きるから周辺の修理工場も儲かるのである。

 そうなると暴走特区に集まる人をあてこんだビジネスが次々生まれるだろう。せっかくポルシェフェラーリを買ってもローソンへのお買い物用じゃつまらない。暴走特区でじゃんじゃん走ってこそ値打ちがあるのだ。日本中から走り屋が集まるのなら、オレもぜひ見に行きたくなるぜ。モーターショーで展示されてるクルマやその紹介をするお姉ちゃんを見るのもいいが、やっぱりクルマは走らせてこそ値打ちがある。もしかしたらUSJ以上の人気が出るかも知れないぜ。

2003年12月11日(木) わたしのこと、忘れないでね        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレが書庫兼仕事部屋にしている部屋の入り口の扉には、内側から Don't you FORGET anything? と書かれた白い紙が貼ってある。もうずいぶん古びてしまって、文字も薄くなっている。外出する前に「何も忘れ物はありませんね?」と注意を喚起する意味のメッセージであるとオレは長いこと思っていた。

 これを書いたのは、オレが就職して間もない頃に遠距離恋愛していた19歳の女性である。青山学院大に通う彼女は厚木キャンパスにほど近い海老名に下宿していた。何度かオレは男子禁制のはずの彼女の下宿にも泊まったことがある。大阪に会いに来るとき、オレから渡されたキャッシュカードから彼女は律儀に交通費分だけを引き出してそれで新幹線のチケットを買っていた。松任谷由実の「シンデレラ・エクスプレス」という曲が流れていた頃である。まぎれもなく、オレたちもそうした恋人たちの一人だった。

 夏休みや冬休みの時期には長期間の旅行をしたり信州にスキーに出かけたりもした。冬の北海道に流氷を見に行ったこともある。彼女はオレの部屋にもたびたび泊まった。オレの親がそれを許したのは、将来必ず二人が結婚すると思っていたからである。

 ところがオレが別の女性を好きになったためにその良好な関係は突然壊れてしまう。彼女から届く手紙はだんだん薄くなり、最後にキャッシュカードが送り返されてきた。(実はそのカードにはオレの姓の後に彼女の名が記されていたのである。)それきり彼女からの連絡はふっつりと途絶えた。その後オレはふいに懐かしくなって何度か手紙を書いたことがあったが、もちろん返事は来なかった。

 あれから20年近い月日が流れた。たぶん今逢ってもお互いに相手が誰だかわからないだろう。記憶の中の彼女はいつまでも20歳のままである。40歳になった彼女と偶然道ですれ違ってもおそらくオレは「なんだこのおばはんは?」と思うだけだろう。相手も同じである。「なんだこのジジイ!」に決まってる。中年になってすっかり変わってしまったのはむしろ自分の方だからだ。

 もうオレの部屋に残る彼女が過ごした痕跡といえば、入り口の扉に残る文字だけだ。クエスチョンマークは文字が薄くなってもうほとんど読めない。Don't you FORGET anythingになっている。





























「なにもかも、忘れないでね・・・」







 なぜ彼女は「?」だけを消えやすいペンで書いたのだろうか、20年経ってやっとオレはその意味がわかったのである。まぎれもなくこの女はオレのことを愛してくれていたのである。そんな大切な存在を自分は一方的に傷つけ、永久に失ってしまったのである。

 忘れるわけないよ。オレはいつまでもきみが書いた文字をこうして残してるじゃないか・・・

2003年12月10日(水) 代理出産は日本を救う!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 タレントの向井亜紀さんと元プロレスラーの高田延彦さん夫妻が代理出産を依頼していた米国人女性が11月下旬、双子の男の子を出産した。向井さんは妊娠中に子宮がんが見つかり子宮を摘出。その後、受精卵を別の女性に移植して出産してもらう代理出産を目指していたが過去2度は成功せず、3度目の挑戦だったという。このためにいったいどれほどの費用がかかったのだろうか。ついつい費用を考えてしまうのは貧乏人の悲しい習性である。果たして生まれた子に日本国籍は認められるのだろうか?現行法では遺伝上の親子関係が存在しても代理出産の場合は出生届が受理されないからである。

 子どもを産むのは大変なことである。しかも出産は男のオレには想像もできないほど痛いらしい。それを代理母は代わりにしてくれるのである。なんと崇高な行為だろうか。相応の報酬(たとえば300万円くらい)を用意して日本でもぜひ認可して欲しいものである。学生がアルバイトで代理母を行うというのはどうか。年間の授業料と生活費くらいははまかなえそうだ。

 売春という形で快楽として性を商品化する行為は黙認されながら、代理母という形で生殖としての性を商品化することはなぜいけないのか。どちらかというと前者の方が倫理的に問題だとオレは思うのである。後者は少なくとも社会の秩序を損なうものではないはずだ。また、産みの苦しみに耐えた母にこそ愛情があると主張する人もいるが、そのわりには我が子を虐待したり殺したりという事件が後を絶たない。母性に対する幻想はもう捨て去るべきかも知れない。

 美容整形で貧乳を巨乳にしたり、不細工な顔を美女にしたり、腹の脂肪を吸引する(たまに失敗して死ぬ人もいるが)ことは許されているのに、事情があって子どもが産めなくなった女性を救う代理母を認めないのはなぜだ。貧乳や不細工やデブの女性がいることにいったいどんな不都合があるのか。それによって社会が著しく混乱し、多くの人が迷惑しているという事実はない。しかし、子供が欲しくてもできない苦しみというのは当事者夫婦にとっては阪神タイガース18年ぶりの優勝よりも、イラクへの自衛隊派遣よりもはるかに大きな問題なのである。それを解決するのは医療の一つの目的ではないのか。

 少子高齢化は今や日本の抱えた最大の悩みであり、それを解消することは他のすべての問題に優先するというのはオレの持論である。もしも将来の人口が増加に向かうとすれば、景気はゆるやかに回復し、年金問題もたちどころに解決するのである。土地が足りなくなって価格が上昇し、バブルが再来するのである。まさに代理出産は日本を救うのだ。

2003年12月09日(火) ロシアの誘拐ビジネスを許すな        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 外道国家といえば拉致問題の北朝鮮ばかりが脚光を浴びているが、ヤルタ会談での秘密協定に従って日ソ中立条約を一方的に破り千島や樺太、歯舞諸島や色丹島を占領したソ連、それを引き継いだ今のロシアに対して外務省はこれまでに正式に抗議したことがあるのか。

 千島や樺太では8月15日以降も戦闘は継続していたのである。避難民の上に容赦なくソ連軍の砲弾が降り注いだのである。白旗を掲げ、救急所のテントには赤十字が明示してあったにもかかわらずだ。ただ、満州で避難民よりも素早く逃げ去った関東軍と違って千島や樺太の日本軍は頑強に抵抗した。千島列島北端の占守島にはほぼ一個師団、2万5000人の日本軍がいて、強襲上陸してくるソ連軍に水際で大打撃を与えている。ところが日本軍にはすでに戦争が終わったという停戦命令が下り、その結果おとなしく武装解除に応じた多くの日本兵はその場で銃殺されたりシベリアへ強制連行されてしまったのである。

 8月23日には樺太から小樽への引き揚げ船3隻が留萌沖で撃沈され1700名の犠牲者が出ている。沈められたのは軍艦ではない。民間の輸送船である。一般人を乗せた引き揚げ船をなぜ沈める必要があるのか。これがどれだけ重大な犯罪かわかるか?すでに平時なのである。もっともソ連は大韓航空のジャンボジェット機を平気で撃墜するようなまともじゃない国家なのだが。 

 とにかくこの問題に決着をつけない限りロシアなんかと仲良くする必要はない。ポーランド軍捕虜五千人を虐殺したカティンの森事件に関して、ロシアは関与を認めて正式に謝罪しているが、千島や樺太での行為に関して、ロシア人からは一片の謝罪もなされていないのだ。北朝鮮の日本人拉致問題よりも先にこの問題こそ北方領土問題とリンクさせて国連に提訴すべきだったである。

 そうやって日本から占領(略奪)した北方領土が今、ロシアの誘拐ビジネスに大いに役立っている。日本漁船を「領海侵犯」「操業違反」の名目で拿捕(誘拐の別の呼び名)し、そのままロシアに連れ去ってしまい、法外な罰金を払わせて身柄を解放するのである。今年3月14日にロシアに誘拐された八戸市の開洋漁業の漁船第三開洋丸の乗組員が、9ヶ月ぶりに帰国した。ロシアの行政裁判で罰金刑が確定したという。漁船は刑事裁判の証拠物件として差し押さえられたままである。あの鈴木宗男もムネオハウスやムネオロードのことで頑張るのではなく、このような理不尽なロシアのやり方に対してしっかりと抗議をぶつけてくれていたなら、少しは見直してやったのにと思うのである。北方領土は一日でも早く返還させなければならない。もちろんそのときは千島や樺太で虐殺した日本人への賠償金、シベリア強制連行の賠償金も払わせるべきだ。10万人の死者を出したシベリア強制連行の賠償金は一人1億として10兆円は支払わせろ。

 日本海に放射性廃棄物を海洋投棄したり、誘拐でゼニを稼いでるような外道国家がそもそも国際社会で認められてることがおかしいのである。オレの頭の中ではロシアも北朝鮮もほぼ同列である。

2003年12月08日(月) 水をじゃんじゃん使ってください        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

少子高齢化によって日本の人口は減少していく。企業が海外生産にシフトすることで工業用水も不要になる。農業用水の需要が増加することなど考えられない。30年以上も前に計画された利水事業がすべて時代に合わなくなってることは明らかである。田中康夫長野県知事の脱ダム宣言を待つまでもなく、すでにダムを建設するという行為がゼニを使った環境破壊でしかないのは世界の常識なのだ。

 ところが知事の中には頭の中身が30年前で停止した人もいる。国松善次滋賀県知事や太田房江大阪府知事である。大阪府など借金で破産しそう(すでにしているという説もある)なのに700億かけた安威川ダム計画をあきらめていない。淀川の下流では2002年度の最も需要の多かった日でさえも水利権(取水権)の3割が使われずに余ったというのにそれでもダムを造ろうとするのである。首都圏では水需要の減少を理由に群馬県の戸倉ダムは中止の方向である。もはやダムの時代は完全に終わってるのである。

 このままではダムが造れず、ゼネコンや官僚に利益をばらまくことができないので最近の国土交通省は必死だ。その焦りからなんとしても水余りの淀川水系に丹生ダム、大戸川ダム、川上ダムの3つのダムを建設強行しようとしているのである。琵琶湖の北に計画されている丹生ダムは貯水量が1億5000万トンと近畿最大級で事業費は1100億円、大戸川ダムは740億円である。

 この事業によって地元滋賀県には巨額の補償金が転がり込むというイナカモンドリーム(注)が実現するのである。滋賀県民一人あたり20万円をばらまけるほどの予算である。これはなんとしても中止したくない。国松滋賀県知事も「地元への影響についてなんら考慮されず利水者の都合で進んでいく動きは容認しがたい」と反発している。建設予定地では「あてにしていたゼニがもらえず、これまで通り田舎のまま」という大きな影響が起きるのである。そのゼニで家を建て替えようとしていたおっさんや息子を大学に入れようとしていた方もいる。なければ困るのである。

 都会に住むオレにとって、ゼニとは働いて稼ぐものでしかないのだが、山林を持っていたり林業に従事している人にとってはダムで稼ぐもののようである。そのダム建設に費やされる税金は主に都会に住む勤労者からぼったくったものである。都会に住むオレたちは、ダムに合わせて水需要を増やすためにじゃんじゃん使わないといけなのである。朝シャン朝風呂は言うに及ばず、洗車も毎日させられるのである。

 そういえば最近節水を呼びかけるCMがないなあ。そんなつまらないことが理由だったのか。政府のやることはあまりにもはっきりしているのである。そんな国に暮らすことが情けなくて涙が出そうである。

 (注)イナカモンドリーム……アメリカンドリームをもじった江草の造語。田舎に高速道路や新幹線ができて二束三文の土地が値上がりし、土地を売った金で蔵を建てたりラスベガスや吉原で豪遊できるということ。

2003年12月07日(日) クルマよりも女が好きな人たち        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

12月5日〜8日と第三回大阪モーターショーが大阪南港のインテックス大阪で開催された。オレは多忙な中でわずかな時間を捻出して見に行ったのだが、あまりの来場者の多さに疲れてしまった。こんなに観客が多いのならせめて開催期間を倍くらいに延長して欲しいのである。その方が入場料収入も増えて実行委員会側も儲かるしメーカーにも宣伝になると思うのだが。

 しかし、入場者が多いことにはちゃんと理由が存在した。それは会場で肌で感じたのだが、クルマを紹介する女性コンパニオンに対して一眼レフや高倍率ズーム搭載のデジカメで写真をとる男たちがあまりにも多かったのである。撮られてるということで女もまた撮影用のポーズをとったりしてるのである。ここはモーターショーであって、女性モデルの撮影会ではないのだ。おまえらいったい何を勘違いしてるんだ。

男には4種類ある。

1、クルマが好きな男
2、女が好きな男
3、クルマも女も好きな男
4、クルマにも女にも興味がない男


である。少なくともモーターショーに来てもいいのは1と3の男であり、ただ女の写真を撮りたいだけの2の男はじゃまなのである。おまえたちが前に立ちはだかるせいでオレは女、いやクルマがちっとも見えないのである。

 また、そうやってみんなが撮影しているコンパニオンのお姉ちゃんのレベルが全体に低いのである。自動車メーカーの経費節減とは安いギャラで呼べる女にしたということなのか。ただ化粧が濃いだけのふつうのお姉ちゃんを見たいのではないのだ。全身からオーラが出ているような美女を期待してるのに、そういう人は滅多にいないのである。いくらクルマに自信がないからといっておっさんと熟女に歌って踊らせてる某大手メーカーなど言語道断なのである。クルマに自信がないからこそ美女で勝負すべきじゃないのか。

 そんな散々なモーターショーだったわけだが、その数ある女性コンパニオン、いやクルマの中でオレの心を引きつけたクルマが一台あった。スズキS−RIDEである。バイク感覚のタンデム2シーターなんてなんだか楽しくなるじゃないか。こういうクルマで後ろから美女に抱きつかれて飛ばしたいものだぜ。

2003年12月06日(土) ふとったカローラはもう死んだ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

オレが生まれて初めて所有したマイカー、いすゞジェミニは全幅が1590ミリしかなかった。今の小型車はたいてい5ナンバーの限界ぎりぎりの1695ミリだからほぼ10センチ幅が狭かったことになる。小さなクルマだったおかげで我が家の近所の狭い道でも全く苦にならなかったのである。

 ところが今人気があるクルマは3ナンバーが当たり前で、全幅も1700ミリどころか1800ミリを超えるものも増えてきた。道路は狭いままなのにクルマだけがどんどんでかくなっていくのである。狭い道ではすれ違いできないのである。

 大きなクルマほど運転には技術が必要だ。ところが運転のへたくそなおばはんや免許取り立ての学生が狭い道で巨大なパジェロセルシオ、エルグランドに乗っていたりするのである。ちゃんと端に寄ってくれたらすれ違えるのにぎりぎりまで左に寄せるテクもなく、こちらが避けるのを待っているのである。あるいはこちらのクルマをこすりながらでも強引に突っ切ろうとするのである。全く迷惑な話である。

 スーパーの駐車場は狭い敷地にたくさんのクルマを詰め込もうとして一台あたりのスペースが狭い。オレの家の近くのダイエーなどは特に狭い。隣のクルマとの間隔が狭すぎてドアを開けるときにぶつけそうになる。オレはとりあえず寸止めする技術があるが、隣のクルマからドアをぶち当てられたらどうしようもないのである。絶対にドアをぶつけられない駐車位置に停めるためにいつも細心の注意を払わなければならない。

 実際のところ、今のサイズでも車内空間は十分すぎる広さである。もうこれ以上クルマをデブにする必要は全くないのだ。それとも小さいクルマを欲しい人は軽自動車を買えということなのだろうか。

 トヨタ自動車は2006年をめどにカローラをフルモデルチェンジし、ボディーの幅が狭い「ナロータイプ」と幅が広い「ワイドタイプ」を設定すると発表した。日本国内向けは幅広の3ナンバー化も検討しているという。もっとも売れているカローラが3ナンバー化することになれば、すでに5ナンバー枠ぎりぎりの全幅を持つ他の車種も追随する可能性は高い。ふとったカローラがどれほど売れるかはわからないが、クルマには小ささという価値も存在することをわかって欲しいのである。街が小錦や曙のような人間ばかりなら大変だ。そこまでふとった人間は自己責任ででかいアメ車などを買えばいいのである。国産車はやはりオレのようなスリムで小柄な人間を基準に考えて欲しいのである。

2003年12月05日(金) 日本は戦争に参加するのである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

イラク戦争はまだ終わっていなかった・・・というのは最近の頻発するテロで明らかである。大規模な戦闘を行うのではなく、とりあえず首都を占領させておいて後は市民を巻き込んだゲリラ戦を展開するというのがフセインの方針だったならば、その予定通りに事態が進行しているだけのことである。

 その戦争継続中のイラクに軍隊を派遣するということは、日本政府は復興支援のために行くと考えているだろうが、アルカイダやイラクの反体制派にしてみれば米・英軍の援軍でしかない。援軍である以上、攻撃対象になるのは確実である。そこで生き残るためには自分が殺される前に相手を殺すという覚悟を決めて赴かなければならないのである。

 殺人というのはもっとも重い罪とされる。しかし、戦場ではいくら人を殺しても相手が敵国の軍人ならば全く罪に問われることはない。この世でもっとも重い罪が、もっとも賞賛される英雄的行為になるというパラドックスの中で、人を殺すことに慣れていない日本の自衛官にいったいどれほどの働きができるのだろうか。

 軍人というのは人を殺すのが仕事である。平時においてそのことは意識されていないが、兵器というのはすべて効率的に人を殺すために存在するのである。その究極の姿が核兵器である。「あなたはなぜ自衛官になったのですか?」と問われて「人を殺したかったからです」と答える者はおそらく誰もいないだろう。これほど志望動機と実際の職務内容が乖離した職業も他にないのである。日本が平和なままでいたなら、戦争をしない軍隊という矛盾した存在でいられた。しかし、その夢はすでに打ち破られたのである。戦場のど真ん中に投げ出されて戦わないわけにはいかないのだ。

 憲法九条によって戦争を禁止されている日本が、米英軍の援軍としてイラクに派兵することは憲法の規定を逸脱してるのは明らかだ。厳密に解釈すれば自衛隊の存在そのものが憲法違反であり、憲法に違反しないから自衛隊は軍隊ではないという笑止千万な解釈を働かせて海外派兵を合法化したところでやはりそれは外国から見れば軍隊以外の何ものでもない。

 今回のイラク派兵は、実戦経験のない組織である自衛隊に経験を積ませる意味でそれなりの効果はあるだろうが、同時に彼らが実は殺したり破壊したりする職業だったと国民に教えてくれるだろう。自分たちの命を守るためには相手を殺さなければならないのだ。そこに赴けと小泉は命令しているんだ。それに国民が諸手を挙げて賛成できるわけがないだろう。その殺したり破壊したりする行為が自分たちの同胞を守るためならまだいい。残念ながらその行為にはなんの大義もない。よその国に攻め込んで破壊し尽くしたのはアメリカである。大量破壊兵器でいやというほど市民を巻き添えにした悪魔の援軍として自衛隊は派遣されるのだ。

 なんでこんなことになったんだ。イラク攻撃を支持しないと世界に宣言していれば、短期的には経済の打撃などはあったかも知れないが、長期的には世界経済や外交の枠組みを根本からひっくり返せる可能性があったんだぜ。孤高であることを恐れて衆愚であろうとするのが日本の一貫した外交方針なんだが。オレはこんな政府、絶対に支持したくはねえぜ。

2003年12月04日(木) 年金を納めない人は妖怪になります        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 社会保険庁岐阜社会保険事務所が、保険料(年金)の未納者を妖怪にたとえた広告を岐阜県内の無料情報誌に掲載した。60万円の広告料を払って、25万部発行された生活情報誌「月刊ぷらざ」には、年金妖怪大辞典と題して、保険料を納めない人を妖怪にたとえて漫画にしている。

 必ず納めるからと言いながら未納付の女は口だけ女、納付した年数が足りないのに無理矢理もらおうとする人は無理かべ、年金未加入だったので収入を失い泣いているお年寄りを大泣きジジイ、サラリーマンの妻で年金を納めなくてもよかったが、結婚をしたとき届け出をしなかったため、年金を受けられなくなったぬけがけババア、収入がなく免除申請をしたが、毎年の申請をしなければいけないことを忘れ、未納者になってしまったいったん免除などである。江角マキ子を起用した情けない年金CMに比べてなかなかのセンスである。広告代理店はあの情けないCMを作ったヤツを解雇して、かわりにこの妖怪漫画の作者を採用すべきである。

 ところがこの広告に対して岐阜県の社会保障推進協議会が「納めたくてもできない人がいる」と猛反発して抗議し、事務局は陳謝したという。オレは納得がいかないのである。少なくとも年金に関しては3種類の人しかいない。

1、納めている人
2、払えるけど納めていない人
3、経済的な事情などで支払いを免除されている人


である。この妖怪広告は少なくとも上記2の人たちに対してのものであり、3の人たちは正当な理由があって払っていないのだから抗議の必要はない。また2の連中は国民の義務を果たしていないわけだから文句を言う資格はない。文句があるなら先に払うもんを払ってから言って欲しいのである。つまり、抗議の主体となる人々自体が存在しないのである。

 そうなるとこの言いがかりをつけてきた社会保障推進協議会というのはいったいどんな連中かと思ってしまうのだ。おそらくこいつらは、黒人でもないのにカルピスのロゴマークに文句をつけたり、ちびくろさんぼを追放しようとした連中と基本的に同じレベルの似非人権屋である。存在しない抗議や差別を作り出し、言いがかりをつけてくる恐喝まがいの迷惑な連中である。

 「納めたくてもできない人」が傷つくというのなら、たとえば結婚式場のCMはどうなんだ。この世には「結婚したくてもできない人」がたくさんいる。傷つくじゃないか。週刊誌のヌードグラビアはどうなんだ。どんなに見たくても見ることのできない視覚障害者の人は「○○がついに脱いだ」という見出しをどれほど悔しい思いで見ているか。その悔しさがわかるか!

 したくてもできないこと(ED)と、できるけどしないこと(禁欲)は根本的に違うのである。それを一緒くたにする馬鹿とははじめから議論の成立のしようがないのである。あまりにも頭が悪すぎるからである。

2003年12月03日(水) 通勤ラッシュに老人テロ炸裂!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 横浜市交通局では、「優先席を拡大してほしい」、「お年寄りに席を譲るよう、車内放送でもっとPRしてほしい」などのお客様(たぶん老人)のご意見や要望を受け検討した結果、12月1日より横浜市営地下鉄のすべての座席を優先席にすることとなったという。

オレはあまりの無茶な決定にあきれている。全席を優先席にしなければならないほど横浜の地下鉄には老人がたくさん乗ってるのだろうか?横浜は若者の街と思っていたのだが、もしかして老人の街だったのだろうか。少なくともこの方針によって「絶対に席を譲りたくない狭量な人間」にとって、非優先席に座ってるという安心感が失われてしまうのである。すべての人が善人であることを強いられるのである。オレのような悪人も横浜市営地下鉄ではお年寄りに席を譲る善人にならないといけないのである。これほど人権を無視した行為があるだろうか。もはやこれは全体主義である。ファシズムである。

 横浜市がこの方針を導入後、朝の通勤ラッシュ時を狙うかのように数百人の老人のグループが特定車両に押し寄せた時に発生する惨状を想像してみろ。それはもはや老人によるテロである。せっかく手に入れたささやかな座る権利を奪われた企業戦士たちが、絶望の表情でつり革を握り、その前であつかましくも老人たちが

「ひゃっはっはっはっ、優先席はええのう」

などと談笑する様をオレは想像したくないのである。どうしてこんなバカげた方針を決定したのか。

 オレがたまに利用する大阪市内の私鉄の始発駅でのことだが、発車間近の混雑した電車にわざわざ乗り込んできて、あたりを眺め回し睨み付けて強引に席を奪っていくジジババが必ずいるのである。優先席にうっかり座ってしまったかわいそうな若者はまるで重罪でも犯したかのようにうなだれて席を譲るのである。しかし、その迷惑な老人も急がずに次の列車に乗れば始発だから十分に座れるのである。大学生の頃、オレは京阪特急で座るためにわざわざ遠回りして始発の淀屋橋経由で乗っていたのである。しかし、席が完全に埋まってしまう京橋から乗ってくるお年寄りが必ずいて、気の弱そうな女子学生などが犠牲になっていたのである。勉強とバイトに疲れてるオレにその40分は貴重な睡眠時間なので絶対に立つわけにはいかなかったのである。

 とにかく座りたいのなら、すいてる時間に乗るとか、乗る駅を工夫するとか、方法はいくらでもあるのだ。またうっかり席を譲るとオレの父親のように「無礼者!ワシを年寄り扱いしおって」と怒る75歳もいるのである。そんなジジイに出会って不快な思いをしたくないのである。だからオレは妊婦と小さな子供連れの母親と腰のまがった老婆にしか席を譲らないのである。

2003年12月02日(火) みんなタダ!(無料)だったのである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 少し早い目に帰宅しようとしてクルマを職場の地下駐車場から出したオレは、なんだかクルマが重いような感じがした。パーキングブレーキはちゃんと戻してある。もしやパンクでは?と思ってすぐにクルマを停めて確認した。みごとに左の前輪がぺっちゃんこになっていたのである。とても近所のガソリンスタンドまで走れる状態ではなかった。

 オレはとりあえず移動のためにスペアタイヤと交換することにした。実は今のクルマでそういう作業ははじめてだったのである。付属のジャッキがやたら回しにくく使いにくい。そのときオレは、ENEOSカードがあったことを思い出した。このカードさえあれば面倒な作業はしなくていい。オレはすぐにENEOSロードサービスに電話をかけた。20分ほどでサービスマンが到着してすばやくタイヤ交換作業を終えてくれた。もちろん無料である。

 わずか1250円の年会費を払うだけで新日本石油のENEOSカード会員になれ、バッテリーあがりやキーの閉じ込みなどには無料で対応してくれるのでJAFよりもはるかに安上がりである。しかもそのカードにはクレジット機能がついていて、そいつでお買い物をしたりガソリンを入れるたびにどんどんポイントが貯まっていくのである。(オレはいつも翌月一括払いだから金利はかからないのである。)

 さて、緊急用のタイヤにつけかえたものの、今度はパンク修理をしないといけない。オレは今度はオートワールド東住吉店(←すでに閉店しました)に向かったのである。ここのメンテナンス会員はパンク修理が無料なのだ。もちろんオレはその会員である。店員にパンク修理で来店した旨を伝えると、すぐに手続きしてくれた。

 パンク修理を待つ間にオレは店内でエンジンオイルが広告の品で安くなってることを知った。SJグレード・4L缶の通常価格2480円がなんと980円!である。前に交換したのは7月だったからもう5000キロ近く走ったことになる。無料で修理してくれたことのお礼の意味もこめてその980円のオイルをレジカウンターに持参してオイル交換も頼んだのである。ぺちゃんこのタイヤを見たときは少し焦ったが、全くゼニがかからずに一件落着してオレは安堵している。ENEOSカードはもはやドライバーの必需品だ。そしてオートワールドも他の大手カー用品店に負けずに頑張って欲しい。オレは応援するぜ。

2003年12月01日(月) インド人のカレー屋にぼったくられた話        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレはかなりカレーが好きである。もう20年以上も前のことだが、当時の大学生協の食堂では確かカレーライスが140円くらいで食えた。しかしそれは「とりあえずカレーの色をしている」というだけの悲惨な食い物だった。仕方なくウスターソースを上からぶっかけて食べていたのだ。

 もう少しマシなカレーを喰いたかったら生協の喫茶部に行けばよかった。そこでは240円でちゃんと辛さのあるカレー(ソースをかけなくても喰えるカレー)が提供されていたのである。しかしその味は、下宿に帰って自分で作ったハウスジャワカレーと比べても勝てない程度の情けない味だったのだ。

 そんなオレにとって、短い昼休みに自転車で数分南下して大学の付属病院の前にあるビイヤントというカレー屋まで遠征し、その店で400円のカレーを喰うことは大変な贅沢だったのである。それは強烈に辛く、オレの胃を心地よく刺激してくれたのである。量もたっぷりあって、オレは十分に満足していた。

 学食でみそ汁が10円、ラーメンが130円で食えた時代の400円である。国立大学の学費が年間144000円だった時代である。現代の物価に換算したら1200円以上の感覚である。その高価なカレーを貧乏学生のオレは週に一度しか食べられなかったのである。もしも毎日喰えればどれほど幸福だったことだろうか。今でも京都に出かけたらついついその店に寄ってしまう。さすがに値段は700円になったが、たった700円でこんなうまいカレーが喰えるのだから文句はない。

 つい先日のことだが、オレは同僚に誘われて昼飯を喰いにあるカレー屋に出かけた。インド人らしき人が本場のカレーを出してくれるという触れ込みの店である。そこでメニューをみてびっくりした。あまりにも高いのだ。しかもオレの喰いたいビーフカレーがないのである。チキンかポークかシーフードかベジタブルなのである。カレーに豚肉を入れるような貧乏くさいことを関西人はしないのだ。関西では肉といえばすなわち牛肉であり、それ以外のものは肉ではなくてでありかしわなのだ。いくらインド人が牛を喰わないといってもそれはインドでのことであり、大阪に来れば大阪の習慣に従って欲しいのである。ヒンズー教の教えなど関西人には関係ないのである。

 出てきたカレーを見てさらに驚いた。量が少なすぎるのである。食べてみたところなんの変哲もないふつうのカレーだった。お歳暮でもらった缶詰のカレーを解凍した程度の味である。そんなカレーライスにオレは1250円も払ったのである。ぼったくりである。もう二度と行かないのである。


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