よりぬき音盤。

2004年02月29日(日) Palazzo PD-100というブツが届く。

 ネット・オークションで落札したブツで、待望のDVDプレイヤー。DVDプレイヤー持っていなかったのである。DVDフロア勤務なのに。未見のDVDソフトらがダンボール3箱ぶん。やっと報われる日が。
 リージョン・フリーなので輸入のブツも見れる。たいへんポータブルな外観。

 あとはTVである。
 TV持っていないのである。だから動作確認のできぬまま、出品者にお礼のメールを出す。TVはあだちさんから近々いただく予定。

 この日。ターンテーブルに使うつもりのステレオアンプもオークションにて落札。3201円なり。
 オークションづくこの頃。次はカラープリンターか、(ネットラジオ用の)マイクかミキサーあたりを予定。あと卓上マイクスタンドも。マイクは下北あたりの楽器店の値段を見てから決めよう。カラープリンターは1000円前後からごろごろうなっとる。よだれが出そうである。フリーペーパーでも作るか?

 Pias Recordings(ベルギーのレーベル)とお店の提携した企画CDを聴く。フリーサンプラーなので0円なり。ムームの新曲やヤング・マーブル・ジャイアンツなど収録していてかなりお得。個人的にはpart chimpなるロック・アクション(モグワイのレーベル)から出してるバンドが気になった。

 前日出勤と就寝のさなかに肉屋のE福で買っておいたイカフライ丼(250円なり)を昼ごはんにいただく。夜はどこかの掲示板にあった「ねぎだくだく丼」を自分なりにアレンジして作って食べる(胡麻油で熱した白葱をタレであえる等)。深夜勤に挟まれる日々はロクな料理を作るゆとりもなく、いたたまれない。

 猫関連の素材をネットのあちこちで拾う。いつかこの日記にも使いたい。一応、猫とロックとジャンクフードの日記なのだ。でもどうやって貼りつけるのであろうか。みんなどうやってるのだろう。

 うるう年。 



2004年02月28日(土) V.A./Fine Time〜ニューウェイヴ・トリビュート

 深夜勤に挟まれた日々はいたたまれない。
 起床。食飯。出勤。消耗。就寝。起床。食飯。出勤…の反復横跳びなり。
 昼間、晴れ渡っていても重苦しい空気なのはいかならむ。

 またもや曜日感覚を失って可燃ごみ(月木)を放出しそうになる。ヤバイ。
 両手指の皮膚の荒れ模様はこの冬最大級。

 そして恐怖の棚卸しである。恐怖。
 棚卸しを(閉店後おこなうのだが)実際手伝うのははじめてであり、手順などをタイムテーブルは細かくびっちり。しかしCDフロアの進捗が遅く、結局は待たされる時間が多かった。待機中のゆるい空気、BGMはニューウェイヴ・トリビュート。cccdだったけど、くやしかったが買ってしまったのだ。それをさとうさんとよしいさんとで聴きながら盛り上がる。特にモーサムがカヴァーしたギャング・オブ・フォーのやつ。

 オイラ「(奇声を発しまくる百々ちゃんのVo.に)でも、言いたいこともあるんですよ。あるはずです」
 よ「いや。絶対ないね。アティテュードのかけらもないね」
 さ「いえいえ。これがアティテュードなんですよ」

 「シュポーン!」というラストの音に3人大爆笑。ロザリオスが一番かっこよかったっす。

 休憩中深夜営業のうどん屋チェーン店にて豚丼。なぜかうどん玉が売り切れだったのだ。退勤後(元社員で助っ人に来ていた)ふくはらさんの奢りで松の字のやっぱり豚めし。豚ばかり食べたので口内ボソボソ。

 



2004年02月27日(金) VA/FINE TIME〜ニューウェイヴ・トリビュートがやっと入荷。

 自分の勤めているお店ながら、発売日に手に入らないとはいかなる所存か。
 オイラが声高に(予約してまで)入荷!入荷!騒いでなかったら1枚も入荷されなかったとのことだ。あなおそろしや渋谷。
 スーパーカーやROVO、ロザリオスにクラムボンにモーサムにポリシックスに卓球に岡村ちゃんにその他多数参加してるんだぜ。どうなっておるのだ。
 3日遅れで入手。じっくり楽しむことにしよう。

 ほくほく顔で戻ろうとするオイラをCDフロアのゆきたさんがキャッチ!
 「くるりのアルバムは9日に買ってくださいね!」
 入荷初日(発売は10日)に売り上げを獲りたいらしい。シングル「ロックンロール」はオリコン・デイリーチャート第2位だったので、ゆきたさんほくほくだ。
 毎日くるり!くるり!と狂っている。わかってるよ。言われなくても期待大にして発売を待ってます。

 オイラはこの日、ゲリラとして突然渋谷店に働きに来ていたのである。
 ゲリラなのですなわち不意討ち。ノーギャラなのは言うまでもない。しかも深夜勤。
 「なにもそんなにまでしてこんな会社につくさんでも…」ともてぎくん。
 いやいや違うのだよ。閉店後の休憩時間、深夜のスタッフ連中とラーメンを食うために出て来たのだよ。と言うと、
 「そんなの、おれが作ってやるよ!」「一緒に食いに行ってやるよ!」「この寂しがり屋め!」とさんざんな言われよう。

 ゴマラーメンを食す。さとうさんのお奨めだったのだが辛い!辛すぎて吹き出しそうになった。

 オークションで落札したDVDプレイヤーを受け取る期日だったが、紙一重で配達人とすれ違い、受け取りならず。日曜まで延期。あーあ、あー。
 で、今度は衝動的にレコードプレイヤー用のステレオ・プリアンプに入札。予算は3500円。以前持ってたアンプは実家にて愛猫のしょんべんの餌食にあってジャンクと化していたので。さて、いかなるものか。

 午前中をコンビニ、深夜を渋谷で過ごすものだからすっかり曜日感覚が狂い(毎日日曜日と錯覚を起こす。フラクタル?)深夜可燃ゴミを出しそうになる。ただの危ないひとだこりゃ。ヤバイヤバイ。

 連日不定睡眠&手指へのストレスで肌荒れズダボロ。角質層のカの字もありゃあしない。絆創膏がイタイタしい。1日後はいよいよ恐怖の棚卸し。

 スクエア・プッシャーのニューアルバムが欲しい。



2004年02月26日(木) 226事変。AXにてザゼンボーイズのLIVEがあるも、風邪ひどくて行けず。

 とか書くとさもチケットがあるかのような誤解を受けそうだが、持ってるわけない。
 同日夕方4時より発売される、会場限定シングル「半透明少女関係」が欲しかったのだ。以前halに楽曲提供した「6階の少女」(以前のヴァージョンは54-71が演奏)の新ヴァージョンが収録されているのだ。
 渋谷でのお仕事前に軽く寄ろうと画策しておったのだが、腰重くギリギリまで睡眠。無理はあかん。通販という手もある。よしいさんの分も頼まれていたのだが後日謝っておこう。

 ネット通販をあれこれ物色していたら、居ても立ってもいられなくなりついつい注文してしまう。あかん。来月はフジチケットにディレクターズ・レーベルDVD(スパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガム、ミッシェル・ゴンドリー3監督の手がけたPV集。13500円なり)を買うので節制せんとあかんのに。
 ちなみにこんなのを注文。

"Pond"
Pond;CD; ¥ 1,095
"Gone Glimmering"
CHAVEZ;CD; ¥ 1,094
"Pixies at the BBC [UK]"
Pixies;CD; ¥ 1,314
"Where Is My Mind?: A Tribute to the Pixies"
Various Artists;CD; ¥ 1,862
"Seamonsters [Camden Deluxe Bonus Tracks]"
The Wedding Present;CD; ¥ 1,742
"Can I Say [Bonus Tracks]"
Dag Nasty;CD; ¥ 1,204
"Audio Hallucinations"
Mr. California and the State Police;CD; ¥ 1,314
"Minor Threat at DC Space-Buff Hall-930 Club"
MINOR THREAT;DVD; ¥ 2,081

 いやー早いところTVが欲しいよ。観られぬまま買い貯めしたDVDがダンボール箱2箱ぶんうなっておる。ネット通販の我がカートも順番待ちの商品たちがうなっておる。
 映画とか小説とか、ストーリイものは来年以降に持ち越しだな。今年いっぱいはパンクロック関連耽溺に人生使いたい。
 パラダイス・ガラージが無性に聴きたくなる。LIVE盤とか買ってないのだ。LIVEも見てみたい。まだ一度も見たことがないのだ。



2004年02月25日(水) マイブラ、13年ぶりのリリースは未発表曲収録レア音源集!

 4/21発売予定でタイトルは「リマスターEPS(仮)」。3000円だそうな。予約するか。粗悪なディスク○ニオン製ブートに振り回されていた時代のことを思うと、感慨深いものが。あ。そういえば「ロスト・イン・トランスレーション」も公開してますよ(←ケヴィン・シールズ楽曲提供)。
 
 風邪がひどいので、今日は愚痴る。

 あかん。売場がボロボロである。
 フロアの売り上げ、坪面積を考えると、苦戦中のわが音楽DVDコーナー。まえずみさんはゾーニングの変更と称し洋楽DVDの縮小を匂わせているし、まさゆきさんからは「絶対に死守してくれ」と遺言めいたことを言われる。まさゆきさん、すっかり引退モードである。
 二人には直接言わなかったが、音楽DVDはこれから右上がりになる感触がある(5年後には早くも次世代映像ハードが出現する、なんてのも言われてるが欧米の音楽事情を考えるとまだ今の趨勢は揺るがないのではないか。たとえばSACDなんてまだ傍流なわけで。大体そんな次世代機、誰が喜ぶのだ)。ソフトのカタログは充実してゆくだろうし、DVD付CDあるいはCD付DVDなんてのも普遍化してくるだろうし。
 そういう状況とは別の話で、コーナーをオイラひとりで維持してゆくゲリラ体制ではもう無理があるのも確か。昨年の改装以後、売り上げ増の見込まれている音楽DVDソフトだが、これまでの趣味と実験の売場つくりでは、もうここんところの新譜&旧譜再発ラッシュにはついてゆけない。
 新譜の管理。旧譜の棚管理。コメント着手。限定BOXものの在庫管理。モニター計画。イヴェント・提案コーナー等々、組織的にやっつけなければならず、接客応対しながらやれる領域ではない。ちなみにオイラのシフトでは16−23時定時までほぼ接客と入荷処理に追いまくられ、音楽コーナーの担当業務に手をつけるのはそれ以後終電間際まで。その間は趣味と実験の時間と称して残業手当は受け取っていない。
 絶えず社員や同僚から「音楽担当増やそうぜ」みたいなことを聞くが、組織的にやるのはオイラの本分ではないのよなー。
 人事よりも物事、物事よりも精神事に集中したいからこそ、今の立ち位置を選んだのだ。渋谷店の現マネージャーは元CDフロアの担当だったそうだが、とても音楽好きそうには見えないからなー。社員連中も言うに及ばず。
 人間関係やら利権やらで働きたくないしなー。
 甘ったれたことを抜かすな、と言うかもしれないが、オイラはそう言われることを承知で、フリーターというノーフューチャーな職能に従事しているのだ。会社や業界なんぞのはこれっぽちも興味などない。あるのはアーティストの作り出す力強い表現と、それが作品となって昇華された(一見プラスチック容器に収まった)芸術であり文化なのだ。
 メーカーから出資されてるから云々とか自分らの給料はお客様のお買い上げ云々とか、猫でも杓子でも金・金・金の尺度。オイラはズラかるぜ!

 縮小か。縮小はたしかにイタイな。

 本日のBGMは、
 ベン・ハーパー「ファイト・フォー・ユア・マインド」



2004年02月24日(火) ジェイムス・イハ。すげえいいじゃない。

 アルバム中もっともポップで柔らかく・バウンシーな楽曲が曲名「ジェラシー」とか、そのへんのセンスに悶絶。店BGMのヘヴィーローテーションにしようと思うが何故今更ジェイムス・イハなのか?と社員に説明するのも面倒くさいので、ゲリラ的に流そう。
 そういえばスマッシング・パンプキンズの解散劇の真相は…、と今更になってビリー・コーガンがゲロってやがってた。あいかわらず大人げない(笑)。ソロ作楽しみに待ってます。

 かたおか店長は次の就職先の面談をかたっぱしから受けてる模様。しかもそれら就職の斡旋をしてもらってるのが常連のお客さんという事実。
 「いやあ、ひとの優しさに触れるっていいもんだよ。給与もここ(コンビニ)の倍だしねえ」
 優しさなのか??訊いてみると職種はNTTの営業とか、今やってることと全然ちがうことである。オイラだったらそういうコネクションはつけたくない。おそろしい。
 「まあ人生ノるかソるかだし、いざとなったら逃げを打てばいいし。東京は狭そうでいて(潜伏するには)深いところだからいいんじゃないですか。やってみれば」
 とエール(?)を送る。辞める人間は本当に気楽だ。

 クッキーシーンVol.5〜8(に限定)は面白い。特集にあるライター=ジャーナリストのあり方とは?な座談会と読者の反響。ロキオンやスヌーザーあたりから音楽雑誌全般に至る批判とか、かなり熱い。まあ考えるまでもなく、この国の音楽業界には真のジャーナリズムや批評というものは存在しないのだなという再確認。批評がないから文化として定着しない。定着しないからただのファッション。ファッションだから若者相手の消費(浪費)アイテム。金と話題になればいい、みたいな。
 まあ今現在(2004年2月)ロキオンもスヌーザーもクッキーシーンも米国も軒並みつまらない(らしい。読んでないから分からんが)。オンタイムの情報ならネット(輸入盤屋の視聴とか)で充分。今やbounceすら読まない。雑誌を読むことがあるとしたら今回みたいに誰も手をつけぬ古雑誌を見つけだして後ろ向き(回想)態度の暇つぶし。BUZZのパンク特集(2001/5)号はクロスビートパンク特集(2000/5)号への当てつけなんやろなあ、とか。雑誌の持つ1,2ヶ月単位の射程でなく、数年またがる視点というか。そうして見ると駄文・ガチャ文・勘違い・記憶違いの記事がはなはだしい。真のプロのジャーナリストは音楽業界にはいない、ということで結論づけてもいいですか。よってお金払う必要もなし。CDやレコードにお金を使おうぜ。

 いよいよ本格的に風邪の兆候。のどがいがらっぽい。昼は温野菜のクリームスープ(コンビニ商品)とカップ焼きそばという健康なのかどうなのかよく分からぬ食事を摂って午後は睡眠。深夜にCDを焼いてる間に手持ちぶさたになり、しかも炊飯器のスウィッチを入れ忘れて腹をすかせるハメに。



2004年02月23日(月) 一夜明けて寒し。3時間睡眠。

 前日ドライヤーの温風みたいな春風を浴びてすっかり油断していたのだが、やはりというかなんというか、汗かいて翌日体調不良。
 頭がしんしんする。異様に疲れる。

 夕勤シフト(オイラは16−23時。プラス残業1時間が常)では夜7時頃に休憩時間がめぐってくるのであるが、この時間帯は商品入荷にぶつかる可能性が高い。別に何食わぬ顔して休憩にあずかればよいのであるが、なにぶんマゾ的体質(??)ゆえ人手不足をよいことに休憩返上で入荷処理に走る。

 この日はこれが悪かった。

 以後、空気の抜け行く風船のごとく張りのない老人ミイラと化してフロア内を徘徊することになる。まさにリヴィング・デッド。
 こけつまろびつ、定時に売場から抜け出してエレベーターで事務所&更衣室に上がる頃には完全に空気がなくなり、鉛の頭部が床からはがれなくなっていた。手足だけが空中にジタバタ。

 自己診断:風邪ですね!

 本日の貸し出し。
 マニック・ストリート・プリーチャーズ「ノウ・ユア・エネミー」
 プロミス・リング「ザ・ホース・ラティテュード」
 ジェイムス・イハ「レット・イット・カム・ダウン」
 バッド・レリジョン「サファー」

 フジロックにはベースメント・ジャックスが出演するらしい。んでもって通し券のみの発売らしい。こりゃ揉めますな。早割チケット狙いのオイラにはあまり関係ないが。



2004年02月22日(日) お店の深夜BGMをハードコアに!

 今週はRANDY/THE HUMAN ATOM BOMB〜HUSKER DU/LAND SPEED RECORDとMETAL CIRCUS〜JIMMY EAT WORLD/STという流れで閉店。
 ハードコアっちゅうか、メロでエモですね。
 ジミー・イート・ワールドかけたらスパイキーなお客さんが縦ノリで反応してくれたが、閉店間際だったためBGMフェイドアウト&有線蛍の光インで、しょぼーんとうなだれて退店。ごめんなすって。いつでもいいBGMで待ちかまえる義務感というのか、そういうのに駆られますな。全館でせめてオイラひとりだけでも。もうゲリラですわ。

 http://www003.upp.so-net.ne.jp/sexy/message.html

 こういうことも書かれてるし(2/27の項)。不粋なのはやっぱりダメなのである(でもレンタルフロアの選曲はけっこう頑張っていると思う。有害なのは有線なのだ。ファッキン有線!KILL!KILL!)。ちなみにパラガはすごいよいですよ。すごいオススメ。

 RANDYごっつ沁みます。年齢いったパンクはハジけ具合も地に足ついていて、しょっぱい。RANCIDみたいに背負ってるかんじがなくて好き。RANCIDも好きですがね。

 下北のDORAMAにて全品20パーセント0ffセールをやっていたので、クロスビート2000/5パンクの弾道号(買い逃しておったのだ)とクッキーシーンVol.5〜7(1998〜1999ごろ)を買う。4冊で800円弱。クッキーシーンはこのころのまだブームになる前のエモと、米インディー・シーンの再確認。当時のギター・ポップとハードコアに隣接していながら、どこか未分化のままのエモの捉えられ方が面白い。あまり、読みどころはないが。

 ネット・オークションにてリージョンフリーのポータブルDVDプレイヤー(新品同様)を落札。9000円なり。これでペイヴメントやマイナースレットやスーパーチャンク等の輸入DVDが買えるのだ。あとはTVですね。持ってないのかよ!

 出勤してからお店の制服を忘れて来たことに気づく。ハウスルール(貸し出し禁止なのだ。ケチ!)で、持ちに帰らねばならず往復にムダな40分。もちろん遅刻扱い。いつも15分前出勤を隙なくやっとるのに、この仕打ち。

 !!!(chk、chk、chk)が7月ごろ来日の噂。FUJIか?!

 LUNGFISH来日。4/24と25に渋谷o-nest各2800円なり。うおー行きたいけど月が変わらないと金の工面ができぬ。

 風強し。温風&花粉の気配。いよいよ春めいて来ましたな。

 



2004年02月21日(土) 休暇はいいものだ。土曜からの使者。

 しかもこんなにあたたか。コインランドリーで洗濯。そして買い物途中にいつもの猫(銭湯の飼い猫)にちょっかい。春めいておる。

 カシミールのインストアをまんまと見逃す。猫と遊んでいたからである。
 こんなにあたたかいのに、渋谷なんかに出かけていられるか!(←?)

 ピートロが安かった(200gで250円!)ので、買って焼いて食す。豚肉の脂ののった部分。ふだん炒め物をしない中華鍋にひさしぶりにサラダ油を敷き、1枚ずつ焼いてしょうが焼き用のタレに浸していただく。焼き肉嫌いなオイラでも、連れて行かされたら注文するのがユッケとピートロ。ユッケはさすがに焼き肉屋以外で売ってるところにお目にかかったことがない。すごい脂。ジューC。キトサンキトサン。ヤバイぞ、オイラ。もっと危機感を持て。

 タウンページが部屋に放り込まれる。いらないのに。

 ディスコード・レーベルの情報を洗っていたら、なんとLUNGFISHが4月に来日する!らしい。フロム・ボルチモア。詳報は次回!



2004年02月20日(金) プライマル・スクリーム東京単独公演ケテーイ!

 早速まさゆきさんとよしいさんに報告。まさゆきさんは悩んでいたが(←妻子持ちお小遣い制ゆえ)よしいさんはかなり乗り気。AXなのでもーこれ以上ないほどのシチューエーションではないか!絶対チケット取る!そして引きずってでも連れて行く!

 本日の貸し出し!
 ジョーン・ジェット&ブラックハーツ「アルバム」。
 ストロベリー・スウィッチブレイド「ふたりのイエスタディ+9」。
 ジェーンズ・アディクション「リテュアル・デ・ロ・ハビテュアル」。
 the get up kids/FOUR MINUTE MILE
  JIMMY EAT WORLD/ST

 レンタルフロアのにしかわさんから、セレクトいいね〜、と褒められる。
 選盤のセンスが。ではなく「(週末でお客さんがゴッタ返している合間に)不人気ものばかりチョイスする術に長けておる」のだそうな。
 ビッグタイトルばかり選んだのにね。

 風邪大流行。シフト極薄。深夜勤連中は休みたくても代わりがいず、死人のような顔色で働いておる。
 リヴィング・デッドの群れ。
 



2004年02月18日(水) 突然ホアン・アトキンスが聴きたくなる、そんな夜もあるさ。

 はやしくんは最近めっきりデトロイト・テクノ漬けだ。
 ターンテーブルを手に入れて以来、毎日渋谷のレコ屋に買い物に走り、その成果を報告してくれる。もうオイラもついてゆけない。
 一方オイラはレコードなんぞさっぱり買わなくなって久しい。!!!(chk,chk,chk)の12インチ以来だから…(思考停止)

 まさゆきさんの最近の口癖は、「その頃は、もう俺居ませんけど」。
 例:ま「そういえば(日本の)AIRがDVD出しますよ」
 オイラ「いいですね。いくらぐらいですか?」
 ま「税込みでヨンパチくらい…、ちょい高め。4月ごろですね」
 オ「いいんじゃないですか。そこそこ売れそうだし」
 ま「まあ、その頃俺もう居ませんけど」

 みんな辞めてゆくのさ。組織ズタボロなのさ♪

 JOHN SQUIRE/TIME CHANGES EVERYTHING 8TRACK LIVE epと、
rays:THE LAST DANCE SHINJIKU LIQUIDROOM 94-03
 を買う。地方出身者(といっても、まだ東京に根づいた意識はない。長期滞在の旅行者気分)にとっての新宿リキッドルームというのは、まさに光り輝く殿堂だった。ジャケ内のミラーボウル写真さながらの、まばゆいあこがれであった。
 この年齢にしてはじめて入り口で身分証の提示を求められ、不携帯のオイラはひどく泡食ってこともあろうか自分の生年月日をトチ忘れるという失態をさらしたのはここだった(確かHOUSE OF LIQUIDかなにかの深夜イヴェント。言い訳をさせてもらえば地元では深夜でも身分証の提示はなかった)。
 ロック野郎でもハウスのイヴェントで大騒ぎできる敷居の低さ。自由な気風。
 7〜8階ぶんものボロ階段の壁にビッチリと落書き。階段を昇り切った後の、入り口ドア上に描かれたサニーデイ・サーヴィスの三人のイラスト。「ようこそ!」
 それを見るたび、ロックンロール!と心に叫んでライヴやイヴェントに臨んだものだった。
 昼の日常のすべてとひきかえにしてもよい、とまで思われる甘い記憶の数々。それを称して夢という。


 



2004年02月17日(火) くずやさんへの手紙をアプ。

 ことの次第は、くずやさんの友人のふじたさんというひとが、これがもう相当の洋楽キチ(←ホメ言葉)。2日にいっこは来日バンドのライヴに東京だの、広島だの飛びまわる日々で、すげえ量のメールをくずやさんに送りつける(←好意をもって)。もうくずやさんの手には負えないから、かわりにオイラが話し相手になってやって、とのこと。
 そのひとはアンスラックスやヴェルヴェッド・リヴォルヴァー、その他ビッグなアーティストが好きなようだ。

 オイラは直接ふじたさんのことは知らない上、洋楽の趣味の相違についてくずやさんと文面で語り合うのもなんだから、くずやさんへのメールの下書きをここへ書いてしまおう。

 ……

 コニャニャチワ。お仕事がんばっとりますか?
 こちらはあいかわらずヘロヘロですよ。

 ふじたさんからのメールをようやくざっと目を通しました。
 すごいですね、このひと(笑)。来日アーティストのデカイところは
全部おさえてるんじゃないのか。

 音楽の趣味は異なるけど、尊敬しますね。

 う〜んと、オイラならデリンジャー・エスケープ・プラン見たさに
EXTREME THE DOJOってイヴェントに行きたいなあ。でも確かこれには
ナパーム・デスっていうグラインド・コアの雄が出る予定だったのが、
キャンセルになってこういう流れになった記憶が…。初期のナパーム・デス
だったら熱いだろうなあ…。たぶんアンスラックスのエントリーでチケットは
完売であろう。うーむ。

 チケット争奪戦の苦手なオイラは、高くてビッグなこういう(メールにある)
来日アーティストはあまり見ないのです。一番がんばったのがデス・キャブ・
フォー・キューティーってエモバンドのチケを発売2日目にコンビニでゲット
というへたれ具合。2日目でがんばってるっていうんだから。

 ちなみにオイラのライヴ予定(決まってるやつ)

 2/21 KASHMIR インストア@HMV渋谷(インストアも立派なライヴ!タ
ダだし・笑)
 3/5  ベン・ハーパー @渋谷AX
 3/11 ライトニングボルト @渋谷o-nest
 3/15 デスキャブ・フォー・キューティー @渋谷クアトロ
 3/20 マジック・ロック・アウト 出演:プライマル・スクリーム、イギー・ポップ等 @幕張メッセ
 4/18 レディオ・ヘッド @幕張メッセ

 こんな具合。国内アーティストはもう、出かける2,3日前に買うかどうか決めるので(サイフの中身と相談)前もって買うなんてあまりない。  

 オイラの音楽嗜好は王道ロックというよりは、パンク〜オルタナ、あとテクノ系にねじれておるのです。最近はハードコアばかり聴いてるし。ダメ音楽ばかりや
(笑)。

 あ〜なんか音楽の話をはじめるとキリがないので、このへんで。

 メール苦手なオイラがここまで打つのに、ゆうに1時間近くかかっちまったよ
(笑)。

 仕事のことはまあ、どうでもええんで、また飲みましょう。
 では、健康に留意して。


 ……

 メール、本当に苦手なのである。

     



2004年02月16日(月) 前から言おうと思ってたけど、この家揺れるよ!

 午前中、浅い眠りにうつらうつらしてると、強風にあおられて軽震に見舞われたようなショック。
 これが春一番?などとのんびり構えるオイラは地震に対する耐性ができているからまだしも、揺れに敏感なだけな人間では地震との区別がつかず、落ち着いて日常生活など営めないかもしれぬ。家賃、異様に安いし。

 大学生の食費が1ヶ月平均25,000円くらいらしい。1食あたり270円ちょっと。だいぶつつましくやっているらしい。オイラもだいたいそれくらいだ。
 午前中スーパーに行く。なぜ午前中かといえば、前日安売りの肉製品の売れ残りがこの時間帯では半額になるからだ。
 若鶏モモ肉グラム68円。ムネ肉35円。1枚ずつ買えば4食ぶんの食材になる。6個入りロールキャベツ、半額になって99円。無添加たらこ250円。牛すじ串4本で99円。あとは即席ラーメン5袋168円、にんじん3本で75円。こういう買い物をする。混雑時の夕方とかは買い物を控える。

 岩盤へ行く。もうさすがに300円コーナーにめぼしいものはない(それでもARAMCHEKのepやALEPH EMPIREのep、あと800円したけどBUTTHOLE SURFERSの企画盤など買う)。新譜のコーナーでTHE SPACE COWBOY/I WOULD DIE 4 UのシングルCDを買う。いやー感動するねこの曲。アルバムヴァージョンの2倍の尺になったクラブミックス・ヴァージョンなんて涙です。エモです(←アホ)。

 ナウプレ(店内BGM)機に入れっぱなしだったOCEANLANEのアルバムをよしいさんが聴いてたらしい。いいね!いいね!とベタ褒め。エモやね、エモ。と繰り返していた。本当にね。エモってなんぼじゃ。もっと売れてほしいものである。業界のハイプとか無関係にね。

 帰宅すると、部屋のドアに日通メール便。中身はアマゾンから、YEAR FUTURE ep。カオティック・エモってなんぼじゃ!(←アホ)

 ロールキャベツをみそ汁ふうにし、ソースをたらし、無添加たらこでごはんをいただく。



2004年02月15日(日) やった!デス・キャブ・フォー・キューティーのチケゲット!

 今回のチケットは本当にうれしい。
 なんせ、去年秋の初来日時は東京一夜のみの公演。もちろんチケットなぞ取れるはずもなくあ〜、とかぐ〜、とか唸りながら悶々と過ごしていたのであった。
 これで3月は5日にベン・ハーパー、11日にライトニング・ボルト、15日にデス・キャブ、20日にマジック・ロック・アウト(プライマル・スクリームやストゥージスが参戦)と、わはははは!忙しくなりそうである!

 職場では頭髪刈り上げの件はあまり触れられなかった。かろうじてわちさんに、
 「小学生かサラリーマンか」
 と評されたくらい。
 もちろん、これは、パンク・ヘアーなのである。

 注文していたOCEANLANEのCDがとっくに入荷してるよ、とふなやまさんから聞きつけて、早速CDフロアにて1stアルバムを受け取った。
 で、自分のフロアのナウプレ(店内BGM)にぶち込んむ。一聴して、確かに評判どおりキレイではある。だが、小ギレイさが災いしてフックが感じられず、曲ごとの印象が残らない。数日ナウプレに放り込んで、それから自分のラジカセでも聴いてみよう。荒い音の環境でどんなふうに響くのか。

 次はくるりのさよならストレンジャーのアナログ盤か、コートニー・ラヴか、メリッサ・オフ・ダ・マーか。ニューウェーヴトリビュートの発売も近いし、ゲット・アップ・キッズの新譜ももうすぐだ。

 本日はシフト入力ミスをしてしまったため、深夜勤ではなく通常の夕方勤になってしまった。ゆえに、ハードコア・ラジオ(社員のいない深夜にナウプレでハードコアを爆音でぶっ放すという、ただそれだけ)はお休み。帰宅後、部屋でBIG BLACKをぶっ放す。気持ちE。

 洗いじゃがいも(ピンポン球くらいの皮むきじゃが)と大根と鶏のムネ肉でみそ汁、納豆、キムチの白菜漬けでごはんをいただく。
 おぼえたこと:ムネ肉でもよいだしは出る。

 あぁ、改装前に岩盤にもう一度行きたい…。 



2004年02月14日(土) 美容室よりも理容室派。

 なんといっても理容室派。別名床屋さん。つまり散髪。
 散髪という響きは、どこか文明開化を思わせる(←…?)。
 それにひげをあたってもらう時の、あの事務的な手つき。
 外科手術を想起させる一連の手続きに、オイラ快楽。

 いつも開口一番に叫ぶものだ。
 
 「刈り上げお願いします!」

 後先考えちゃあいられない。これぞノーフューチャー。

 レンタルしてきたCD、デッドケネディーズのリマスター盤。デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン「力の構造」。ムーディーマン「FOREVERNEVERMORE」。ベン・ハーパー「ライヴ!」。ティーン・エイジ・ファンクラブ&ジャド・フェア。らを焼く。

 かたおか店長に連絡して、コンビニのほうのシフトを従来の日火金から3月から月火金にしてもらえまいか相談する。そうすれば渋谷のお店の深夜勤務をこれまでの日曜から土曜に移せる。

 週末あそべる!

 いや、ここ数ヶ月というもの、週末のイヴェントに行けなくてホトホト滅入っておったのだ。

 アマゾン届く。早い!レディオ4のシングル。BIG BLACK。LE TIGLEのシングル。 ZootWoman。ライトニングボルトの2nd。あと1枚は別送とのこと。
 ZootWomanは期待してたほどでは。注文した中では一番値が張ったのだが。

 午後、風呂を浴びに行き、気持ちE。とかやっとるともう日暮れ。あ。そうか14日はバレン…。

 



2004年02月13日(金) お給料入ってた。ちょっと多めなのでは…?

 ひょっとしたら、まさゆきさんあたり気をきかせて(オイラのタイムカードをいじくって)残業ぶんを上乗せしてるのかもしれない。まいったなあ。残業代、いらないのに。

 案の定、(昨夜の鶏肉!)腹をくだし一日中腹痛にさいなまれる。
 起床時の腹部の違和感に、やっぱり!当たった!と軽い快哉を挙げた(←アホ)のだが、それも午後にもなるともはやのっぴきならぬ様相。さしずめ腸内大運動会、はたまた体内バイオハザード・アウトブレイク(←てきとーな発言です)、とどめは逆フン射家族といったところか。
 日頃胃腸の強靱を誇るオイラも、さすがに今日ばかりは。

 それでも午前中はコンビニ・バイト。午後は渋谷のお店にバイト。両者の間にケン・イシイDVDのコメントを書くという小技も披露しつつ、一時間毎にトイレに駆け込みフン射に励む。
 ちなみにコメントの内容は、以下。


 『ケン・イシイ/Interpretations

 未来少年ケン!東京発〜世界経由〜目指す地平は∞(インフィニティ)。
やれ、現在はデトロイト・テクノ〜ジャスへのシフトだの、コズミック・オリエ ンタル・ピュア・テクノ(??)だのと言われて久しいが、思えばテクノというジャンルほど、作ってる人の性格がモロに反映されるものもないのであり、リチャード君はナニだし、リッチー君もナニだし、ジェフ氏もナニでデリックのスケベ親父もそういえば何気にナニである。
 ダンサブルであろうとアートであろうとケン・イシイには関係ない!
 サーヴィスだけでない、エクスペリメンタルなだけでない、まさにここ!』


 参考のために10年近く前のエレキング(テクノ雑誌)を掘り起こした。それをしみずさんに見せたら喜んでおった。ナゴム・ギャル魂再燃(??)だそうだ。

 長く取り置いたままだった(開封済みの)アンダーワールドとミッシェルのバーニングモーターのDVDを買う。

 さすがにごはんを炊く精神的ゆとりもなく、そばを茹でて食べる。おしりヒリヒリ。あ。そうか13日の金…

 BARRACUDASのSUMMER FUNて曲が気にかかる。
 

 



2004年02月12日(木) くるりのシングルと、ジョン・スクワイアの2ndを購入。

 ケン・イシイのDVD作品も発売!早速お店の4面モニターに展開する。
 DVDチームのヤナギサワさんが目を真っ赤しておった。結膜炎なのだそうだ。
 「プールにでも入ってたんか、金串で(たこ焼きをひっくり返す仕種で)グリグリしてやる!」
 と脅したら悲鳴をあげておった。けけけ。
 しみずさんが2Fに勤務。2Fへは初シフトだったので慣れないところが多く、ついオイラも気をつかって、
 「しみずさんもここでは新人さんですね。ところで、オイラの趣味は新人いじめなのですよ、いじめてやるう」
 しみずさんすかさず、「いじめ返してやるう」そして先日の酒席でのオイラの口上、特に昔の異性交遊に関する発言の一部をプチ暴露。
 オイラ顔色なくす。尻尾に火がつく。

 酒席の件、はなはだ記憶乏し。危機感のみ募る。オイラに日本酒を呑ませたのはダリダ。ジャック・デリダ。

 一方、CDフロアのやなぎさわさんがJETTシャツの代金を払ってくれたので、ウワーイ!と勇みこみ(←自分の金なのだから、ここで喜ぶのは不自然である)、LAST ALLIANCEのアルバムとジョン・スクワイアの来日記念盤epを買いに走る。買いすぎ。何故、勤務しはじめて2年が経過しようとする自分の店に、休憩時間をふってまで買いつけに行くのか。それも毎日。
 しかも欠品中のOCEAN LANEをその場のついでに伝票書いて注文までしている。アホか。きっと(見えない)尻尾もちぎれんばかりに振り乱しておるのだ。違いない。

 そういえば、前日のATDのライヴ前のSEが、OCEAN〜だったのを思い出した。

 冷蔵庫内にほったらかしのままであった鶏モモ肉、傷んで変な色の汁を出していたが気にせずみそ汁にして食べてしまう。もやしと大根の葉っぱが具材。大根の葉っぱを侮るなかれ。

 HELMETとサニーデイ・リアル・エステイトとジャド・フェア&ヨ・ラ・テンゴのCDを焼く。
 あだちさんがTVのほかに、引っ越しの際50枚は収納可能なCDラックもくれるとのこと。引っ越し先は高円寺。高円寺にはBASEというレコ屋があり、20000Vというライヴハウスがある。うらやましい限り。

 ヤフオクで落札したレコード・プレイヤー、針山が減っていた。音が小さかったわけである。交換しよう。明日は給料日。



 
 
 
 
 



2004年02月11日(水) ATD企画イヴェント@新宿ACBホール

 盟友さわだくん属するハードコア・エモバンド、AFTER THE DYINGのはじめて企画する(←確か)イヴェント。イヴェント名はあったのかな?総勢7バンドの大所帯。
 この日、ヤフーオークションで落札したソニーのターンテーブルの配送便を夕方まで待っていたので、受け取って動作確認して、すぐに会場に乗り込んだ時には3バンド目(SPOILLER)が終了直前。
 4番手がTORNADO。あいかわらず熱い。ステージ前方モッシュの嵐。CDRを買っておく。6番手、つまりトリ前のSTUCK INSIDEが2,3曲やってから唐突に「東京では、今日が最後です」解散を表明。これにはイヴェント企画側も知らされてなかったらしく、会場が騒然。
 Vo.が、「エモなんて世間で騒がれる以前から、俺たちはやっていたんだぜ!」と吠えて新曲2曲を披露。「(解散するってのに)新曲なんてありえなくね?」と言わんばかりの美曲。リリースしたら評判になってただろうに。
 
 理由は経済的なことが大半を占めたのだろう。いい曲を書いても、メジャーでアルバムを発表しても、売れない。ツアーをしても自らの物販ブースを欠品させるままという、自転車操業的なバンド運営もたしかに杜撰だったものといえるかもしれない。
 でも、パンクバンドを自称する者がメジャーの事務所専属のサラリーマンになり果てたり、インディー精神発揮して手先器用な経営家になったり、それらがパンクバンドのアイデンティティーといえるのか。
 負け犬の遠吠えに映るかもしれないが、もともとパンクとは刺し違え・共倒れ上等の必敗の政治学みたいなものであり、すでにそこには勝ち負けの中に価値観があるのではなく、美学があるかどうかに集約される。
 エモ、というよりはこの日の激パンクロックたるSTUCK INSIDEの咆哮を目の当たりにした者は次々に拳を突き上げ、熱気の輪をつくった。
 そこにいられる充実。(もちろん束の間だけの)報われたと感ずる幸福。あとはもう、どうだっていい。

 トリのATDは演奏ズタボロだった。メンバーもしょげていた。さわだくんには声もかけられなかった。

 帰りの駅近くのラーメン屋でげんこつにんにくラーメンを食べる。

 



2004年02月10日(火) 宿酔い。E町駅ホームの柱に嘔吐。

 前日の飲みの余波。まったく朝っぱら、と考える頭の隅で「嘔吐ってサルトルみたいでカッコE」と余裕。
 毎回思う。もうアルコールはやめよう、と。で毎回リミッター切れてブッ飛んじゃう。

 バイト楽し〜!!顔だけは素面で職場で気を吐きまくってると、参加者の面々が「なぜこいつは宿酔いにならぬのじゃ」な怪訝な表情。
 ぬははは!ばっちりふらふらである。でももっと酷い修羅場ならいくらでも経験してるし(血をみたこともあるし)、立つことさえできれば、たいてい仕事というものはできるものなのだ。それにオイラの場合、多少体調不良のほうが、接客態度が丁寧になるというアウトサイダー気質。

 中古ゲームソフト担当のもてぎくんが、「人手不足でやってられねー」と半ギレ。「中古フロアからの情報筋なんだけど…」とオイラに持ちかける。
 なんでも、慢性的な人手不足のわがショップは、大々的に契約社員を採用する準備があるのだという。んで、アルバイト諸氏は週4上限にされるというわけだ。つまりリストラだ。
 オイラみたいに午前中をコンビニバイトに費やしてる二足ワラジ野郎にとっては、週4なんてかえって諸手を挙げて大賛成なのである。が、もてぎくんのようなガチンコフリーターのとっては死活問題らしい。
 「週4に削られるくらいなら辞めてやる!」と鼻息も荒げ。

 オイラは今の売場や、DVDの今後だとか、音楽業界のなんとかとか、別にそういったこと使命感めいたことは眼中になく、ただ今のバイトに固執する理由は、

 スタッフレンタルなら、タダ。という特典だけなのだ。

 レンタルフロアのパンク〜オルタナ、あとテクノ系のCDアルバムを焼けるだけ焼いて、将来はMP3化にでも自分だけのライブラリを作って、でネットで海賊放送でもはじめる。これである。
 だから、まだまだ辞めるわけにはいかんのだ。これぞ我が闘争。

 仕事帰り、ホームの柱を注視するも今朝の我がマーキングの痕跡なし。

 鶏のムネ肉と玉ネギと卵、あとカップそばに付属している天プラでみそ汁をつくる。カブづけとネギキムチ、おそうざいのきざみ昆布でごはんをいただく。
 カップそばのあの天プラ。ふだんはいらないので(ふやけてだしが死ぬから)冷蔵庫に放っておくのだが、たまにインスタントみそ汁の具とかにして入れると結構うまいのだ。

 ピクシーズはまじで本格再始動するらしい。6月のロンドン公演2DAYSは数分でソールドアウト。すげえ。

 



2004年02月09日(月) 今夜のハードコア・ラジオはフガジを特集。

 ハードコア・ラジオといっても、店内BGM(普段はMISIAとかCHEMISTRYとかかかっとる。あと有線とか)をハードコア爆音で流すだけ。しかも深夜。
 これをやるとたちまち社員から内線がかかって来てクレームを食らう。
 でもフガジならパッと聞きギターロックな感触なので、あまり干渉は受けない。
 新しい社員は音楽には詳しいが、得意分野がブレイクビーツ〜ヒップホップ系なので、パンク〜オルタナな泥沼音は素通りなのだ。

 パンク〜オルタナな泥沼音にずっぷりはまっておる己を客観的に判断して、あまり幸福な人生とはいえぬわけだから(←ニヤニヤ)、社員の資質をうんぬん言うことはできない。オイラの好きなのって、売れてる音じゃないしね。

 ちなみに流したのは、フガジ/エンドヒッツ〜ソニー・ヴィンセント〜なぜか最後にザ・ヴァーヴの2ndでしっとりと閉店。

 この日はくずやさんの最終出勤日。
 閉店しても、通常は朝5時までの勤務なのだが、この日ばかりはDVDフロア皆午前2時で早々に退勤。当直のいとうさんが、「エッ、帰っちゃうの?」と目を丸くしておった。

 渋谷駅近辺の焼鳥屋(名前失念)にて既に飲み始めてた連中と合流。
 狭い席に皆で縮こまるようにスシ詰めになって、くずやさんの前途を祝う。
 くずやさんはオイラと同じ齢で、フロアスタッフの高齢化に貢献して来た剛の者である。時代の人間で、以前飲んだ時もその後はカラオケ、それもクィーンやガンズ、果てはメタリカ。みたいな空気に大いに盛り上がったものである。
 うまく就職できて(業界に潜り込めて)、我が事のように嬉しい。

 くずやさん、挨拶の場(?)で、柄にもなく涙声になって、
 「皆さん、ありがとう」などと言ってその場にいたひとりひとりに宛てて書いて来たポストカード(ラス・メイヤーの映画のやつ)を配っていた。マメなオヤジである。しみずさんがもらい泣きしていた。

 異様な盛り上がりにすっかりオイラも日本酒ガブ飲みさせられ、気持ちよくゲロンゲロンやってたら、あっという間に朝7時。
 同様にゲロンゲロンに酔いつぶれたくずやさんを、さのさんが横から担いで焼鳥屋から退散して散会。焼鳥屋さん、ご迷惑をおかけしました。

 いつの間にか合流していた他フロアのスタッフ総勢20名くらいに見守られるなか、ひとり足腰立たぬ前後不覚のくずやさん、さのさんに抱えられて朝の雑踏に消えて行った。最後まで手のかかるオヤジである。

 おめでとう。おめでとう。
 



2004年02月07日(土) RADIO4のELECTRIFYてシングル、こりゃー効くわ。

 よしいさんから借りたシロップ16gを焼く。1st、2nd、3rdとシングル2枚。
 シングルはパープルムカデのほうをジャケにして2in1にする。
 シロップ、はじめて聴いたけど、カルマ深いのー。
 対バンするやついないんじゃないのか、友達いなくて、とやはりシロップ好きな(CDフロアのほうの)やなぎさわさんに訊いたら、やっぱしワンマンだとのこと。そのかわり渋谷公会堂みたいなでっかいところでやってるらしい。
 すげえ、そんな有名だったとは。
 まさゆきさんも実はこういうの好きなのではないのか、とおそるおそる薦めてみた。
 「同じ音出してそうだから、聴かない。雑誌とかの発言、かぶるし」
 なるほど。雑誌は読むんだ。ニヤニヤ。

 母親に頼まれてた女子十二楽坊とデヴィッド・コパーフィールドのDVDをやっと買う。自分用には(既に開封済みの)レッチリのスレインキャッスルのDVDを。自分用の取り置き分の消化促進である。

 ナウプレ(店内BGM)にフリッパーズ・ギターを挿れる。やっぱしDVDの売れ行きが好調。たまに音楽に合わせて口ずさむお客さんもいる。やっぱし20代後半ぐらいの。

 一方HEATのサントラはさっぱりだったらしい。サンプルをナウプレに使ったが、ブルーハーブいい仕事してんのにな、と思う。

 冷凍うどんに鶏ムネ肉(グラム35円!)と長ネギともやしで茹で、醤油とみりんとだしとわさびで味付け。半額で売ってたおそうざい(高菜なめこ)とかぶづけでごはんをいただく。



2004年02月06日(金) チキンリップスとフェリックス・ダ・ハウス・キャットのMixCDを買う。

 おれはアホである。つい三日ほど前に20ウン枚もCDを買っとるのに、なにやってんだか。

 午前中に買った本棚(横45、高さ80、4段。CD棚代わりに。ちなみに4つ目)を組み立てようとするも、プラス・ドライバーが見つからぬ、という些細な理由でお流れ。
 ちんまりと部屋そうじをすることに。CDがもうぐっちゃぐっちゃで、聴きたいブツを探し出すのに骨が折れるのだ。探すうちに自分がなにを聴きたかったのかを失念してしまうぐらい、その業は深い(←?)。ゆらゆら帝国の隣のザ・クリエイションはまだ許せるかも。しかしビフ・バン・パウ!の隣にレッチリとか、サロン・ミュージックの右がドクター・フィール・グッドでさらに右がジェフ・ミルズって、なんなんだこれは。どうなっているのだ(さらに右は、惑星)。

 さわだくんから11日のライヴの件でメール。彼らのバンドの初めての企画で、総勢7バンドが集結するらしい。すげー。

 冷蔵庫内のありあわせの具材でラーメン雑煮をつくる。なんのことはない、正月余った餅を、インスタントラーメン鍋にぶちこみほうれん草やもやしを入れたもの。ごはんを炊くのが億劫だったのだ。たまにはそんな夜もある。

 風呂あがり、没念と音楽を聴いていたら、しみずさんから電話。以前DJをやったハコで呑み会をやってるからDJをやりに来い、とのこと。寒いし、電車もなくなる時間帯だったので辞退する。たまにはそんな夜もある。

 「今、ダウナーなのキメてるから今回はパス」

 ちなみにBGMは、JOY DIVISION/CLOSERである。



2004年02月05日(木) あかん。日記全然つけとらん。

 2/9発売予定というザ・ラプチャーのシングルは存在するのか?
 アマゾンで検索するも、ヒットせず(2/11現在はっきりせず)。radio4のシングルと共に注文しようとしたが、それもかなわず。

 社員のおおつかさん最終出勤日。オイラがニヤニヤしながら、
 「こんなファッキンな店からオサラバできて心底うれしいでしょう」
 「これからが本領発揮だと思ってるでしょう」
 と失礼な励まし文句を口上したところ、
 「いや、1年でまた戻ってくるよ」、とのご返答。

 皆、辞めてゆくなあ。春かしらん、と思う。

 ついに売場の5.1chモニターを、ミッシェル・ガン・エレファントのPLAY MAXIMUM ROCKIN' BLUSEからWHO KILLED THE FILM STARに変更する。
 ミッシェルのモニター展開が二つからひとつに縮小。
 WHO KILLED…だけが売れ行きが今ひとつ奮わない。あの血塗れクリップは4面大モニターよりも5.1chの中型モニターのほうが映えるかもしれない。
 まさゆきさんなどは、「もうミッシェルは売れません」宣言。
 だから諦めましょう、ということだろうが、オイラはも少し引っぱるつもり。

 代わりに4面大モニターには、フリッパーズ。こちらは好調。

 帰宅後、よしいさんから借りたシロップ16gのCDを焼く。
 体重が57キロに突入したので、キトサンダイエットを始める。

 ヤバイぞ、オイラ。もっと危機感を持て。



2004年02月04日(水) JET@渋谷AX

 仕事の同僚、すなわちくずやさん、よしいさん、かもしださんとで行く。
 この面々でLIVEに行くのははじめて。
 留守番のおかもとくんとやなぎさわさん(CDフロアのほう)にTシャツ買って来い、と脅されていたのでひとり物販コーナーに並ぶ。LIVEに来て物販覗くなんていつ以来か…。
 前日が追加公演、今日が本チャンなのにTシャツ、売り切れがでておった。欲しいデザインのものが手に入らず。

 三者と合流し各ビール2杯ずつあおって入場。立錐の余地もないほどミチミチ。

 LIVEがはじまる途端、最前列におどり出るくずやさん、かもしださんをよそに、真ん中へんでよしいさんとで観戦。
 ロケンローな楽曲が演奏ボロボロで笑えたけど、アコースティック調の曲が背筋に電流が走るほどすばらしい!アルバム以上!アンコール後が特によかった。

 帰り、職場に寄り観戦報告。くずやさんは「まえずみさんと対決して来る」、と言い残し事務所へ。くずやさん、突然就職が決まり1週間でアルバイトを辞めなければならなくなったので、この際憤懣ぶちまけちめー、という意趣らしい。

 で、4人で牛角にてビール。くずやさん、実はさのさんとつき合っているのだと告白。場は盛り上がり、いい気分のまま帰宅。

 会場にて手渡しでもらった8センチサンプラーCD(NOIZE)を聴く。THE BANDITSがツボに来た感じ。 
 



2004年02月02日(月) 岩盤セール二日目!ウハウハ!

 この日の収穫はSLOAN、MOTORBASS、the vexers、GOLDLUSH、CATO SALSA EXPERIENCE、the blackouts、Billy Bragg and The Blokes、FATBOY SLIM
也。
 前日よりちょっぴり高めで一枚平均600円。うーん、満足。
 やっぱりPOP(販売促進用のコメント)の存在は重要也。
 買う気もなかったやつに思わず手が届く、なんて煩悩は別にして、POPみて初めて知る知識って貴重だから。
 日本盤化されることもなく闇に葬られて、ロケンローの正史(そんなもんがあるのかどうかは知らへんけど、あるとしたらロック雑誌の特集とか?←皮肉)から忘却される音源って無尽蔵なんやろなー、と。

 ナウプレ(店内放送に使うBGM)にコ・フュージョンをかけてたら、社員からクレームが来た。
 「そういうカッコイイのはかけたらいかん。もっと販促のやつを」
 多分、お客さんからお問い合わせがあったのだろう。
 たいがいお問い合わせがあるのはダンス系(という括りはアレなんだが…)で、以前は2manyDJSでやはりお問い合わせがあるも、店内在庫ナシで同僚からクレームを食らった。
 もうほとんどナウプレの選曲は個人的趣味に走っている。アハハ、オイラったら極悪。



2004年02月01日(日) 渋谷岩盤でバザールやっとる。

 で、DOWNER、GRAND ORAL、SONNY VINCENT、RISE FROM THE DEAD、DESTIJI、the measures、the violents、PEALENEをウハウハ言いながら買う。一枚平均300円。財布に優しく、心も豊か。

 アマゾンで注文していたCD(ティナ&ザ・トータルベイブス以下6枚)もこの日に届いたので計14枚。
 新しい社員の厳命により、バイト君のDVD取り置きが廃止になるようなので、それをあわてて買わなければならなく(期日は25日。開封しちまったDVDが10枚余)今月は大根の葉っぱでも食わねばやりくりできないところだった。 
 安いCD大好きである!3月にはフジの早割もあるのだろうし、しばらく新譜なぞ望むべくもなし。

 そうまくんがソニマニの初日に行って来たと報告。
 SHAM69替わりのG.B.H.は、やはり小バコに映える模様。大きい会場だと、マナーを知らぬガキ共が(以下略)。でもいいなあ。行きたかった。

 勤務中、深夜営業の店のプレイヤーでバッドブレインズ(LIVE盤)等こっそりと大音量でかける。


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