2004年04月27日(火)
走り書きではなく。愚痴? 「万聖公主」
西遊記、を読んだことのある方にお尋ねしたいのですが。
「万聖竜王」って知ってます?
……えーと、んじゃぁ「万聖公主」。 ……………。 どうにも、ネットで調べた限り、なんですが。 「万聖公主」がほんの数ページしか出てこないのです。 なぜ??
万聖公主は、あれです。 めっさ羨ましい死に方をしやがった私の恋敵です。
むきーっ! なんじゃあの女は〜!! 白竜の腕の中で死にやがって! ぐゎ〜〜〜〜!!!!
……そういうわけです。げほ。 ドリでも、ヒロインはこの女(しかも美女ときた!!)のことで悩んだりすることに。 ふぅ。 だから。またオススメするんです。
渡辺仙州さんの西遊記読みませんか?!!
(万聖公主、で検索してこの日記が出たら目標達成♪(おい))
2004年04月23日(金)
仮名を走り書きしてみる。1
別の友達が。今日。 「暇さえあれば書いてるんだよ。小説」 と、さらに別の、最近話すようになった友達に説明してくれました。 ……ええ。また打ってました。携帯で。 昨日今日とドリもちまちま打っているんですが、 仮名も打っていて、仮名の方が書き溜めたので。 今日は仮名の走り書きなんぞ。 れっつごー。
嘉北(かきた)和那(かずな)。民俗学教授助手。あだ名はワナ。 一年前、教授らと共に式の村と呼ばれる村近くの山中で、古い鬼の封印を解いてしまう。式神使いである佐々木玄冬によって自らの体内に鬼を封じ込め、現在玄冬宅に居候中。 ……居候だ、って言えなくなったなぁ。 時計を見てまだ早いことを確認すると、私はぼんやりとそう思った。 室内はやっとカーテン越しにほの明るくなってきたところだ。もう少しこうしていてもいい。 隣で眠る玄冬さんを見る。間近ですやすや眠る寝顔を今は安心して見られる。大丈夫。ここはもう病院ではない。 昨夜のことを思い出して、照れるような、幸せな気持ちが胸を満たす。私の方に傾いた頬にそっと手を伸ばす。一晩中このままだったのだろうか、眠る時に握り合った片手が温かい。 触れた玄冬さんの肌が心地いい。指を滑らせ、唇に触れる。穏やかな寝息に誘われて薄く開いた形をなぞる。 玄冬さん。 生きてくれて、ありがとう。
とりあえずここまで。 もうちょっと続くかな、と。 「 仮名」はかりなと読みます。桜のとなり下で。の小説その他で連載中。 今はとなり下と一緒に更新停止中ですが。(苦笑) これは-5の最後の、翌朝。 佐々木家にて。 いや、ほんとはここの前、つまり夜の最中(おい)を本編にも入れたかったんです。でも内容がこういうのなので、本編の流れに邪魔かなーと割愛しました。 えーと、書いてて恥ずかしいです。 睦言。(沈黙) 2004年04月21日(水)
白竜ドリを走り書きしてみる。3
友達に。 「なんのために携帯持ってんの?」 と呆れ半分で言われた時。 「絵日記で小説書くため」 と答えました。 まぁ、そもそも言われた時に、ちまちま打ってたからなんですが。 そんなわけで。 朝の混み合った電車の中や、帰りの電車の中で、携帯で打ちました。 パソで書き写しながらちょっと付け足して。 れっつご〜。
悟空たちがやっと起きていた。早速何やらふざけ合っているのは元気なことだ。猿と豚と河……あ、違うか。 「おはよう」 喉から出る声は、元々出せる低めの声が出しやすくなっただけで声域は変わっていない。小さな喉仏はおまけらしい。 「おう、おはよう」 「おはよう、早いなぁ」 「おはよう瑞(すい)」 男の姿に星蘭という名前は似合わない。だから「瑞(すい)」と呼んでもらっている。命名は観音菩薩。 「お師匠さま、ただいま戻りました」 「お帰りなさい。では朝食にしましょう」 身分はもちろん三蔵の弟子。なのだが、これは肩書きだけであって実際には星蘭は無宗教のままだ。許してくれた観音菩薩と三蔵に感謝している。 星蘭は、一人だけ言葉を交わしていない相手を見る。三蔵が起きる前から起きていたのか、本当についさっき起きたのかはわからない。立ち上がって草をはんでいる。 星蘭が帰って来た時にちらと見た気はした。それだけ。おはようの一言もない。 「……白竜」 近づいて呼びかけた。白竜はやはり星蘭を一瞬だけ見て無視する。 あれ以来。 ここに来た日。 初めて会い、思いを告げたあの時以来。 白竜は、星蘭に対して何も言わない。 観音菩薩が決めてしまったことだからと、邪険にはしないが関わりを持とうともしない。 こういう奴だから気にするなと皆は言う。星蘭にも充分想像のついたことだから大きく傷つきはしない。 少し、寂しくはあるけれど。 ――自分でも呆れるほどに、その一瞬の眼差しが嬉しい。 夢ではないのだ。これほど間近に、白竜がいる。 手を伸ばして触れられる距離に。いい感情は持ってもらえていないだろうけれど、この距離を許してくれるだけで。 後悔しそうになる心が霞んでしまう。 「おはよう」 返事はない。 白い耳がぴくりと動いたのも一瞬。 悟空が言ったら、あぁとだけでも答えるのだろうか。
……もう続かないかな。 書きたくなったら書く……かも……?(汗) 未定。2004年04月20日(火)
白竜ドリを走り書きしてみる。2
続き。 私、こういう細かい体感描写は自分自身で想像してみるんです。 なりきりイメージ。 咄嗟に思い出せるのは、「 蝶の影のいろは歌」で、愛宇が銃弾握り締めるところ。ここに鉛の銃弾があるのだぁ〜っと念じて、愛宇はこんな気持ちでぎゅぅっと握り締めていて〜っ、と。 で、想像してみる。 両二の腕と両太股に輪。内側から……。 れっつらごー。
輪の周辺から、侵食されるかのように内側から体が変わっていく。 骨、血管、神経、筋肉、皮膚。脂肪が落ちて筋肉質になり、強張った骨格に変わる。体の先と胴へと広がっていく。胸部は膨らみがなくなり、平たくも厚みのある胸板に。下腹部は内臓が動いて大きく入れ替わる。顔の表情筋を波が撫で、手足の指先まで渡って、終わる。 約、十秒。 全身が丸みを失い、完全に男の体になったのを感じて星蘭は目を開けながら息を吐く。 これは、まだ慣れない。女に戻る時には同じ順序でちょうど逆のことが起こるのだが、そっちはすごくほっとする。 痛みはないけれど、感触の生々しさが何ともいえない。あった臓器が無くなり、なかった臓器が作られるのが一番辛い。こう、ぐにょぐぉん、みたいな。 ぺたぺたと顔と胸を触る。顔も体と同じく男の外見になるのだが、元々の顔とあまり変わらない。劇的に変化して別人になりたいわけではないが複雑なものがある。女の子らしさ溢れた可愛らしい容姿、ではないのは自分でよく知っているので早々に諦めたが。ほんのちょっと、中性的な雰囲気になるだけで済んでしまう。 胸に触ると、あるのは筋肉。他人から、服の上からでも見た目で「男だな」とすぐわかる特徴。……全くない。ぺたんこ。 視線のさらに先にあるものは思考から排除する。嫌なものは嫌。 草を踏み分け、皆の所に帰ることにする。体が意思とちぐはぐに動くような感覚が収まるのが回数を重ねるごとに早まっている。
まだ続く。(おい) 内臓は自分で「うぇぇ」ときました。 この白竜ドリは自分ヒロインなので、ひたすら自分のつもりです。 報われぬ恋ですから。 2004年04月18日(日)
白竜ドリを走り書きしてみる。1
……サイトが更新停止した以外、生活が変わっておりません……。 ううう。 走り書きだぁ〜。れっつらごー。 白竜ドリのシリーズ(予定)。
好きと伝えて済むものならば。 とっくに好きだと伝えている。 心の中では何度でも、その言葉を叫んでいる。 伝えたい相手であるのに、伝えられもしないのだ。 これは何だ? 本当に好きなのか? 憧れに過ぎないのではないか? 思う度に、叫ぶ度に。 積もり続けるだけのこの感情。 相手は実在しないのだ。
それがつい先日までのことだった。 どういうわけか同じ空間に存在することが出来て、好きだと伝えて、一緒にいられるようになったけれど。 大切な日常に戻らずにここに留まることを決めたのは、後悔していないけれど。 まだわからない。 本当に好きなのか? 憧れに過ぎないのではないか? それでも、今。傍にいたいという気持ちが変わらないことだけが確かだ。
明るさに目を覚まし、星蘭は横になったまま身じろぐ。 草の上に布を敷いただけの寝床で暫しまた眠りに浸り、頭が冴え始めたところで体を起こす。 見事に朝日を反射する、つるっとした後頭部を見つける。端正な笑顔が振り返る。 「おはようございます、瑞(すい)」 「……おはようございます」 瑞、というのが自分の呼び名だとすぐにわからなかった。寝起きで声が掠れている。 森の中だ。朝露を含む草木の匂いをゆっくり吸い込む。胸の中が洗われるようだ。涼やかな空気に睡魔が去っていく。どこからか聞こえる鳥の鳴き声が耳に楽しい。 寝床を片付けて、朝の経なぞ読みふけっている三蔵に声をかける。 「ちょっと用足しに行ってきます」 「わかりました」 まだ眠りを貪っている悟空たちを踏んづけないようにして、離れた茂みへ向かう。 この言い回しにも慣れてきたか?と星蘭は思う。トイレと言えば済んでいたが、今はそうも行かない。和製英語とは時にとても使いやすいものだったのだなとしみじみ思わされる。 戻る前に、深呼吸する。 目を閉じる。心の中で一言、命じる。
『男になれ』
両腕両脚で四つの輪がひやりと呼応し、心臓がどくんと脈打つ。
……あれ? 長くなった。 小説書かない、だけはちゃんと実行するつもりだったのに、うーむ。 ま、いいか。走り書きだし。うむ。 てーことで、続くのかこれ?? 補足しておきますと、まだここまで書けてないのでネタバレになるのですが――。
主人公(デフォルト:星蘭)は、現代日本の女子高生。 なのに西遊記(渡辺仙州訳限定)を読んで、白竜に惚れてしまう。 (三蔵が乗ってる白馬のことです。実は竜の王子様) 叶わぬ恋。自然消滅を待とうと諦めかけた、その時。 彼女は、なんと中国に来てしまった!? しかも現代の中国ではなく、西遊記の世界。 白竜に会い、三蔵たちにも会い。 彼女を現代日本から飛ばした張本人の観音菩薩は、彼女に二つの選択を迫る。 現代日本に帰って思い出とするか。三蔵たちの旅に同行するか。 悩んだ末、彼女は後者を選んだ。 旅の都合上、女であることは何かと不便だというので、観音菩薩は彼女に「男になる術を為せる道具」を授ける。 それが四つの金の輪。両腕両脚に嵌める。 そして彼女は、三蔵たちと共に一路西天を目指すのであった……。
とゆーお話を、最初の出会いだけあっぷしてあります。となり下のOthersに。 白竜ドリ、は「白竜相手のドリーム小説」の略です。
そこのあなた。 渡辺仙州さんの西遊記全三巻、読みませんか?
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