神統べ、かなり、違います。
謎の男が。
ってかほんとロリコンじゃないですからねっ!!!
彼は嬉しさあまりに思わずぎゅっと。
……………………………………………………………やっぱりただのロリコンにしか見えません。(泣)
えー、と。
走り書きの代わりに、神統べスタート1のほぼそのままの元々のやつを載せようかと思います。
Diaryに載せようかとも思ったんですけど、長くなるのでやめました。
では、スタート!!
わたしはそのとき、いつものように花に水をあげてたんです。料亭ティッパのお手伝いをしてる、ニンラちゃんがプチオロを数輪、買っていったすぐ後のことでした。
神の名を統べる者
スタート1
リーンはふと背後に人の視線を感じて、振り向いた。通りの人ごみの向こうから一人、長い黒のローブを着た男がリーンをじっと見つめていた。
灰色の短い髪、やや吊り上がった細長の漆黒の瞳。鋭い印象の容姿。デコボコといびつな形に膨らんだザックを背負い、手には丈夫そうな細長い杖を持っている。
その格好から魔法使いとわかったリーンは、その男と目があった。すると男は人波を横切ってリーンの目の前にやってきた。
「……? いらっしゃいませ」
男の様子を不思議に思いながらも、リーンは水差しを片手に言った。無表情で、一見冷たい印象。魔法使いの男はリーンを見下ろしながら言った。
「君の名前は?」
澄んだ、綺麗な声だった。
「リーンと申します」
「リーンか。この店には君だけなのか」
「はい、今は。メリロンドおばさんは用事で出かけています」
「そうか」
頷くと、男はまたリーンをじっと見つめた。
「あの……? 何かお探しでしょうか」
「いや――」
ふと男は思いついたように
「……私に似合うと思う花をくれないか」
「お客さんに似合う花ですか? わかりました」
リーンは少し奥に行ってから、一輪の花を持ってきた。踊るような形をした水色の花弁の、少し大柄の花だ。
「フィーオ・シィーアという花です。いかがでしょうか?」
リーンが笑顔で差し出すと、男は受け取って呟いた。
「風の精霊の息子、か……」
「はい。ネイホーオ神話にお詳しいんですか?」
「まあ」
言って、男はリーンを見る。
「……なぜこの花を選んだ?」
「なぜ、って……」
リーンは口ごもる。なんて言えばいいのかわからなくて、違うことを言えばこの人にはなぜか見抜かれてしまいそうな気がして、視線を足元のあたりで泳がせてしまう。
「その……お客さん、風みたいな人だなって思ったんです」
「風?」
「なんとなくです。ほんと、なんとなく」
本当は、違う。けれどそれぐらいしかリーンには言えない。俯いてしまったリーンは、男がいくら経ってもなにも言わないので失礼なこと言っちゃったかなぁと不安でおそるおそる見上げる。
男はさっきと違う表情で、リーンを見つめていた。
「――見えるんだな」
静かに、男の顔にある感情が広がっていく。
「え?」
「君には見えるんだな。私の周りの、風の精霊たちが」
それはひとすじの希望の光を見つけた、喜び。
「え……え、えええっと……」
ば、ばれちゃった! 青くなったリーンが冷や汗を流しぱくぱくと口を開け閉めしていると、男はリーンの両肩にそっと両手を乗せた。
「え?」
「よかった……本当に、よかった――」
男の目には、きらりと透明な雫が光っていた。
だいたい、こんな感じでした。
微妙に変わっちゃってるとこもあるかなぁ。
笑ってなかったんですよ、当初は。
でも運遇のほうで笑わない人出す予定で、それじゃつまらんなーと思い笑わせてみたんですね。
そして何より、
抱きしめてない。……あははははははは。(乾いた笑い)
それにしても修正してよかったと思います。
目って細長いって言うか?
世界観が確定する前だったから魔法使いなっちゃってるし。
杖はいらない、いらない。
短編ファンタジーって何だ?!と悩んでいるときにできちゃっただけですからね、これ。もともとは。
あー世界観全部違うのはさすがに疲れます。(笑)
どれもふつうのがなくて。
困った困った。
今日はこの辺で。
さよならぁ〜〜〜♪