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2005年02月27日(日) |
バレエ公演最終日:チャイコフスキーセレナード |
午後1時からフォーレのリハーサル。 その後公演。コールは2時40分。今日は直前リハーサルもなし。(笑)
3日間にわたるダンスの公演が終了した。 私たちはバランシンのセレナードだけの演奏だけれど、プログラムの中にはウイリアム・サイフォースなども含まれており、できることならば客席から観たかった。
私のスタンドパートナーは昨日から演奏をがらりと変えてくれ、とても弾きやすくなった。今日は昨日気になった奇妙なアクセントなどもなくなっていて、すっかり別人のよう。きっと神様が助けてくれたのだと思う。感謝。
2005年02月26日(土) |
バレエ公演2日目:チャイコフスキーセレナード |
午前中に教えて、今日はマティネの公演。2時15分コール。 今日もショップでリハーサルをして本番。
ひとつ驚いたことは、私のスタンドパートナーががらりと演奏を変えたこと。本番後、「今日はよかったよ!」と声をかけると、「今日はあなたのことをいつもよりずっとよく聴くようにしたから。昨日、Gくんと5,6時間出かけてて、オーケストラの話をしたの」とのこと。演奏中に初めて、彼女とコミュニケーションができているように感じ、ついには一緒に弾きたいとも思えた。これはものすごい変化。彼女はもともととても頭が良く、性格も前向きなので、いつかは変われるだろうと思っていたけれど、このように突然変化できるとは想像もしなかった。私にとってはとても嬉しい驚きだった。まだ奇妙なアクセントがついたりするところもあったけれど、以前に比べると、というか比べものにならないくらいよくなった。神様に感謝。
帰宅後、もう一人生徒を教える。 夜にはかなりくたびれてしまって、寒気もするし、風邪をひきそうな予感がしたので、とにかく早めに横になる。
2005年02月25日(金) |
バレエ公演初日:チャイコフスキーセレナード |
午後の授業にでて、一度帰宅し、生徒を教えて、8時コールで公演。 ダンサー側と指揮者の先生でテンポなどに関する多少の変更のConversationがもたれたようで、私たちはショップで全員での練習(リハーサル)をして本番に臨んだ。
朝8時半くらいから大学で練習。9時15分からピアニストと合わせて、10時からフォーレのコーチング。来週の水曜日にはクラスで演奏しなければならないので2楽章をみていただいた。アンサンブルなどはとくに問題がないのですが、私のパートはとにかくラインを描くのが実は難しい。例えば、常に全弓を使うということを前提に、四分音符+八分音符、四分音符+八分音符をひと弓(例えばアップボウ)で弾き、続く四分音符+八分音符をダウンで弾く場合などはよほど注意していないとダウンボウにアクセントがついてしまう。そのような問題に細心の注意を払い、長いフレーズをCarryしなければならないのは大変といえば大変。先生いわく「このソナタはもちろん基本的にはピアノが大変なのだけれど、ヴァイオリンパートもなかなか難しいんです」
コーチングの後、昨日のバレエのリハーサルにもきていらした音楽史の先生にお会いした。「昨日はずっとよかったですよ。ダンサーたちもInspireされていたし」実は昨日のリハーサルにはファーストの約半数が欠席していた。ということは…(笑)
オーケストラとなると人数が必要になるので、他のMajorの学生もある一定の技術を持っている場合にはオーケストラで弾くことができる。しかし、彼らと私たちの決定的な違いは音色に対する耳。若い学生のなかにはまだ曲に合った音色の選択がなかなかできないものもいるけれど、それでも、基本的に良いトーンといわれるものはProduceすることができ、それを保とうという姿勢がある。しかし、学部外の学生は楽器は弾けても、とにかくトーンがひどい。またファーストポジションなどを駆使したがる傾向にあるため、フレーズの途中で無意味なString Crossingなどをすることにより、奇妙なところでアクセントがついたり、音色の変化があったりする。これははっきりいって問題だ。最近入ったBiology専攻の学生はいろいろな点で問題があるため、指揮者の先生は彼女をわざわざ私のとなりに座らせている。一生懸命な姿勢は見られるけれど、非音楽的な演奏に私は胸をいためているし、一応説明はするけれど、すぐに直るものでもないし、彼女は直すつもりもそうないだろう。
溜息。
午後は図書館に寄って、フォーレとバッハに関して少し調べ物をし、帰宅。今日はオーケストラのリハーサルもキャンセルになったので、午後はフリー!!!!!!
夫には一緒にランチに行こうと声をかけておいたのに、疲れていて起きられなかったので、結局それもなくなり、午後中ただただベッドの中でゴロゴロしながら過ごしてしまった。
2005年02月23日(水) |
クラス内演奏:ドビュッシー弦楽四重奏曲1楽章 |
腕のを痛めてから、楽器へのアプローチが以前とは変わった。 それに伴い、音楽へのアプローチも少し変わってきた。 以前はレッスンの前2時間はとにかく絶対に練習をしなければ気が済まなかったけれど、今は腕のせいでそうもできないし、また、あまり挑戦的な音楽に取り組んでいるわけでもないので、そうする必要もなくなっていることをきちんと把握できている。
今日は11時からレッスンの予定だったので、10時過ぎから練習室でモーツアルトとバッハを、そして今日室内楽のクラスで演奏しなければならないドビュッシーの1楽章をさらった。
レッスンはまずバッハから。先日のボーイングに関する発見?を先生にお話しすると先生は嬉しそうなお顔をされ、「その調子で続けてみてください。楽しみにしています」とのことだった。
1時からのクラスでドビュッシーの1楽章を演奏。 一箇所アンサンブルでちょっとひやっとしたところがあったけれど、すぐに立ち直った。録音をしたので、聞いてみたけれど、クラスでも指摘があった通り、いわゆるPrimalyな旋律以外がうるさい。(笑)音色の選択に問題があると思う。こういう部分においては私自身は割りにいい選択ができていると思うのだけれど…。難しい。
8時コールでまたダンス公演のリハーサル。 そういえば、音楽史の先生が昨日のバレエのリハーサルに来ていたらしく、「あの音程、公演日までにはなんとかなるんでしょうね…Microtonal Musicかと思っちゃった」ですって。…(笑)
そういえば、昨日ひとつ嬉しいことがあった。 先週末の演奏会でソロのこと。 金曜日には腕をかばってあまり練習をせずに舞台に立ってしまったので、自分ではあまり満足な演奏ができず。翌日は「どれだけ腕が痛んでも、血がでようと、舞台上で倒れようと、練習をして納得のいく演奏をしたい」と準備をして演奏会に臨みました。そしてもちろん、ソロも前日より良く弾いた。 昨日、リハーサル終了後、会場の廊下を歩いていると、多分、ダンス学部の先生と思われる方が私に歩み寄ってきて「I liked the way you played Bartok」と声をかけてくださったのだ。私の体調や腕の問題も何も知らない方が、私が発した音楽に良い反応を示してくださった。そう思うと、私は本当に感謝の気持ちでいっぱいになって、手を胸に当てて、その方に軽く頭を下げ、「ありがとうございます」と素直に気持ちをお伝えしました。本当に嬉しかった。
2005年02月19日(土) |
バレエ公演のリハーサル開始・待たされて…閃いた! |
今日からバレエ公演のリハーサルが始まった。これから3週間休みがなくなる日々。今回は先日の演奏会の演目のひとつ「チャイコフスキーの弦楽のためのセレナード」だけの演奏なのでまだ助かる。
ここのところ、腕の調子も以前に比べると大分落ち着いてきたこともあって、毎晩つかっていたアイスをここ2日くらは省いてしまっていた。すると、今日は腕の調子があまりよくない。リハーサルの直前などは、少し辛いほどだった。
でもなんだろう、やはり集中力というか、好きなことをしているからか、演奏中には痛みを忘れていった。(そのせいで弾きすぎることも多々あるのだけれど)
夫がリハーサルの終わる5時過ぎには会場に迎えに来てくれるという約束だったのだけれど、やはり現れない。なので、約束をした通りに近くのコーヒーショップへ。チーズケーキとコーヒーを求めて席につき「夫を待つなんてなんだかデートみたい」と内心微笑んでいた。
本を読みながら、リハーサルの後、ゆっくりとこのようにくつろぐ時間を持つのもたまにはいいな、と待つこと1時間。まだ姿を見せない夫に少々不愉快な気持ちを抱き始めた。溜息。仕方がないので、手元にあったバッハの無伴奏の楽譜を眺め、なんとなく先生との会話を思いだしながらボーイングについて考えてみる。
するとふとひらめいた。「基本はマニュスクリプト。でも、大きなアライバルポイントにはきちんとダウンでたどり着くように整理できないものだろうか…?」「頭から2つ目3つ目くらいまではつじつまよく運ぶ。でも、ここは…」と考えているところにようやく夫が現れた。
「遅い!10分待ってこなかったらこのコーヒーショップにいるって言っておいて本当に良かった。これだけ外で待たされたら、本当におかしくなっちゃう!」謝る夫。もちろん夫だって遊んでいるわけではないのはわかっていたので、コンプレインもここまで。
「こんなに遅れるのだったらペナルティーにこのコーヒーショップの前の素敵なイタリアンレストランでご馳走してもらおうと思ったけど…、その格好じゃ無理ね。(笑)」夫は作業で汚れた手、マスクをかぶっていて乱れた頭も整えずにここまで飛んできてくれていた。結局、お手ごろな日本食レストランでテイクアウトしたものを自宅で頂くことに。
今夜はもちろん腕にアイスも忘れずに。
2005年02月18日(金) |
後ろからハグ…という秘密 |
ところはパーティー会場。Kくんがふと私の背後から私の手に指をからませてきた。その手を受け入れてしまった私。すると、Kくんは背後からハグしてくれ、私の肩の彼の顎をおき、目の前の窓外を一緒に眺めた。
などという夢を見てしまった。なんだか自分に役があるドラマでも見ているようで、私はこの夢を楽しんでしまった。どうも私はかなりKくんのことを意識しているらしい。(笑)結婚をしていると、こんなことは現実には起こりえないので、余計に楽しかったのでしょう。(笑)こんな夢を見たことはもちろん秘密。(笑)
カルテットのコーチングの後、私はロッカーの方へ向かって歩き出すと、Kくんも一緒に同じ方向へ来ました。「これからどうするの?」「ロッカーへ行かなきゃ」「僕も〜」
二人で何気ない会話を交わしながら、荷物を取り出し、ふと私が声をかけた。「今日ね、アルバンベルグカルテットのドビュッシーの録音、持っているの。聴く?」「じゃあ、CDプレイヤーは僕が持つよ」「じゃあ、私がKくんの楽譜を持ってあげる」
二人はドビュッシーのこと、私たちの演奏のことについて語りながらてくてくとパーキングストラクチャーの方向へ歩いていきました。ストラクチャーの上の階へ駐車した場合と下の方へ駐車した場合で別の道を通る必要があるのだけれど、その道が分かれるときに、「上の方へ駐車したなら、ここで立ち止まって聴いてようか?私はあっちだから」と言ったけれど、Kくんは「いいよ。一緒に行こう」といって私が便利なほうへ歩きだしてくれました。結局、彼は遠回りをして私の車のところまで送ってくれたことになります。「このCDどう?」「コピーつくってくれる?」「うん。いいよ」「Kくんの車、上の階なんでしょう?車、乗っていく?」「いいよ。すぐそこだから」「じゃあ、また明日ね」
車がすぐそこだなんて嘘なのに。(笑) 彼は韓国の出身。とりあえず、私に対してはいつも驚くほど紳士的に振舞ってくれます。もしも、私が結婚をしていなくて、ボーイフレンドもいなかったら、絶対に私に対して特別な気持ちを抱いていると思ってしまうと思います。個人の差はあるにせよ、韓国の男性ってみんなこんななのでしょうか?
2005年02月12日(土) |
オーケストラ演奏会:ニールセン、エルガー、バルトーク、チャイコフスキー |
昨日、今日とオーケストラの演奏会:
Nielsen - Little Suite for Strings Elgar - Serenade for Strings Bartok - Roumanian Folk Dances
Intermission
Tchaikovsky - String Serenade
左腕の調子がいまいちのところ、なんとか乗り越え、安心しました。 昨日の1日目より、やはり今日2日目の方が出来は良かったです。いつものことですが。私のソロも昨日よりは良く出来ましたし。昨日は自分の演奏に対して、また腕の痛みに対してどこか鬱々とした気持ちになってしまいましたが、今日は気持ちを上手く切り替えて、腕が痛くなったとしてもやはりやるだけのことはやりたい、と準備をして演奏会に向かいましたので、よかったのでしょう。腕に痛みは出るものの、回復する時間も短くなってきているので、今後も油断せずに、自分の調子に気を配りながら過ごしていけば、治るような気がしてきました。とにかく、演奏会が終わってほっと一息。
2005年02月11日(金) |
オーケストラ演奏会:ニールセン、エルガー、バルトーク、チャイコフスキー |
腕の痛みがなんとなくまだ尾を引いているような状態。 でも演奏会の日が来てしまった。
先生が来てくださるということだったので、私の演奏時の姿勢などに注意をして見て、もし気がついたことがあったら教えてくださいと伝えておいた。
演奏会終了直後、先生が舞台裏に駆けつけてくださって、上体が前かがみになることが多いのでそれだけ気をつけてみればどうですか?というご指摘を頂いた。
「素晴らしかったですよ」と先生はハグしてくれましたが、私としては少し不満の残る演奏でした。バルトークではたくさんソロが与えられていたのですが、第3曲目での音程が不安定になってしまったことはきちんと向かい合わなければならない現実。先生にもその気持ちをお伝えしたのですが、「そんなことないですよ。よかったですよ」というばかり。演奏家としていろいろな経験がおありになる先生だからこそそんな風に温かく受け入れてくださるのでしょう。
先生の奥様も来て下さって、私の腕の調子を本当に心配してくださっています。こちらが申し訳ないと思うくらいに。本当にありがたい。
*********
今日はあいにく雨がたくさん降っていました。 駐車場に車を止めると、カルテットで一緒のKくんも着いたばかりでした。「なんだか今日が演奏会だなんてちょっと信じられないね」なんて話をしながら一緒に会場へ向かって歩き始めました。「傘、持ってないの?」と聞くと「別にいらないから」と、なんとなく男らしくすたすたと歩いていきます。パーキングストラクチャーの外に出てもしばらく彼は雨を気にせずに少し濡れながら歩いていくので、「一緒に入らない?」と傘を差し出すと、「ありがとう。じゃ、僕が持つよ」といって、傘を持ってくれ、会場まで一緒に行ってくれました。普通のことかもしれないけれど、私はこういうことでなんだかちょっとどきっとしてしまいます。(笑)
普段の生活に復帰して初日に約7時間も楽器に触れていることになってしまったため、翌日の昨日の午後にはまた痛みが戻ってきてしまいました。
迷ったのですが、今日の午前中、ソナタの自分のパートだけレッスンを受けることになっていたのですが、今朝、先生に電話をしてそれをキャンセルしました。
午後には痛みがとれていたので、3時半から5時間のオーケストラのリハーサルには参加しました。
2005年02月08日(火) |
「髪、カラーしたの?」 |
今日から本格的に練習、リハーサルなどに戻りました。 今日はカルテットのリハーサルに、自分の練習を2時間ほど、そして、オーケストラの曲の難しいところを1時間ほど練習して、オーケストラのリハーサル。練習はなるべく効率良く、ということを忘れないようにしているけれど、悪い癖でときどき意味もなく繰り返し弾いてしまっています。(笑)でも、それに気が付いている自分がいるのは良いこと。
今日ちょっと嬉しいことがありました。 先日、美容院に行ったときにカラーをしてもらったのだけれど、自分の髪の色からあまりかけ離れないような色にしてもらったため、周囲の人はほとんど誰も気がつかなかったと思います。でも、今日はコンサートホールでのリハーサル、つまり、いつもとは違うライティングだったせいでしょう、リハーサル終了直後、「髪、カラーしたの?」って、それも男の子に聞かれて、ちょっと恥ずかしいやら、嬉しいやら、くすぐったい気分を味わいました。そんな気持ちはなるべく顔に出さないようにしながら、「うん。でも、もう2,3週間前の話よ」と軽く流しましたが、そういうこと、やぱり男の子に気がついてもらえるっていうのは嬉しいものですね。(照)
2005年02月05日(土) |
無駄を殺ぎ落としてしまおう |
今日も平穏な一日。 朝起きて、教えて、1時間くらい練習して、のんびりとビデオを観て。
練習はモーツアルトのアダ−ジオ、バッハのフーガ、ヴィニアフスキのエチュード。バッハに関しては先生が貸してくださったPeriod Instrumentの演奏を参考に自分でボーイングをつけてみる。以前はバッハのマニュスクリプトの通りに弾いていたけれど、このほうが自然で、弾き易く、楽しい。
練習中に、あまり意味なく、何度も繰り返し弾いてしまっている自分を発見し、はたと止める。練習は以前に比べると格段に質の良いものができるようになってきているけれど、これからは、さらにもっと良いものを目指したい。無駄を省いた、というよりは、無駄を殺ぎ落とした練習を。
夜になると、練習には勉強には疲れ過ぎているので、なんだか別のことがしたくなった。そうだ!先日始めたカーテンの裾を縫い終えてしまおう!
今朝、またアレクサンダーテクニックのレッスンへ行ってきました。 今日はテーブルと、歩くこと、そして、ヴァイオリンを使って。 先生は私がこのレッスンに関して、とても「Open」だと喜び、驚いてくれています。先生も私もレッスンを続けていきたいのに、先生は来る火曜日に手術を受けるとのことで、今後のレッスンに関しては未定。別のアレクサンダーの先生を探せるようにウエブサイトのアドレスを教えてくださったりもしましたが…。
本当は1時からクラスがあるけれど、今日は夫がどうしても車を使わなければならないとのことで、先生にお許しを受け、自宅へ戻ってきました。父からへのパッケージも届いていたので、送ってもらったビデオをみながら、もうの〜んびり、でした。もちろん、夕方からは生徒たちへのレッスンがあったけれど。
ほんの少しだけ練習もしてしまいました。30分くらい。 モーツアルトのアダ−ジオ。楽しかった。
月曜日に先生にお電話をしたときに、いつもの時間にレッスンに来るように言われたので、今日の11時に楽器をもって先生のオフィスを訪れた。楽器も取り出すことなく、私の体験したアレクサンダーテクニックについて話したり、「左手の親指に力が入っているのではないかと思うんです。ここに自然なカーブを保って、常にクッションを感じるようにしてください」と先生ご自身の楽器を使って説明してくださったり、と約40分間おしゃべりで終わってしまいました。
楽器から離れることに少しなれてきて、実は毎日なんだか余裕のある日々。以前は朝起きて、とにかく練習室に駆け込んで、練習し、リハーサル、リハーサルの日々。もちろん、今後もそんなスケジュールだけれど、心構えが少し変わってきそうな気もする。執着が取れるというか、そんな感覚。
レッスンの後は図書館で筆記試験の準備のためのスコアを集め、1時からの室内楽のクラスへ。ジャズの関係のゲストが来ていたのだけれど、私にはとてもつまらなかった。3時からのカルテットのコーチングも私の知らないうちにキャンセルされていて、それならば、もっと早くに帰ったのに…と心の隅で思ったりもした。
帰宅しようとキャンパスないを歩いているとパーカッションの女の子に声をかけられて一緒にお茶をすることにした。日本人なので、おしゃべりはもちろん日本語。楽チン。(笑)
だらだらとしすぎるのも私はあまり好きではないので、予定があるから、と失礼して、帰宅。ベートーベンのペーパーを書いたり、試験勉強をしたり、少しだけ楽器に触って、オーケストラの曲のボーイングを決めたり…。結局、休む、休むといいながら、隠れて楽器には触れている。
2005年02月01日(火) |
演奏会 ブリテン ファンタジー・アレクサンダー2日目 |
今日はオーボエの友人のリサイタル。
リサイタルの前11時半に集まる約束だったので、11時ごろからひとりでウォームアップをして、約束の時間に集まった。冒頭のテンポ、ラレンタンドなどでテンポが変わる部分でアンサンブルが乱れることが多かったので、そういう個所だけみんなで弾いて、確認。
12時前にホールへ。たまたま聴きに来てくれていた友達を捕まえてMDで録音もお願いした。バックステージで自分の気になるところだけ少し弾いて、舞台袖へ。調弦をしていざ演奏。
経験のせいだろう、もう上がりはしないけれど、やはり本番で聴衆を前にして、ちょっと緊張していた。でも、演奏が進むにつれてどんどん楽になっていった。やはり本番になるとアレクサンダーテクニックでのレッスンのことなどは頭から消えてしまい、無理な姿勢で演奏をしていた部分もあると思うけれど、これは仕方がない。演奏自体は私たちがこれまで演奏したなかで一番いいものだったような気がする。
1時半:アレクサンダーテクニックのレッスン。 今日も横になったまま先生が身体を開いてくださった。全身を緩め、全身がフラットになると起き上がりたくなくなる。本当に心地が良いから。
ヴァイオリンを持ち指を置くこともしてみた。先生に導かれてするとこれまでは前腕が緊張していたことに気がつく。痛みがでても当然かもしれないと思った。身体を開いた状態で楽器を支えることができる、楽器を演奏することはもっと楽で、もっと楽しいものなのかもしれない、とふと思った。
3時半:オーケストラ(セクショナル) セカンドと一緒に行った。3時間のリハーサルは結局全てチャイコフスキーに費やした。私は楽器は持っていかなかったので、足でビートをとってあげて、みんなの演奏を聞きながらいろいろな指示をしてみた。
帰りにはチャイニーズマーケットで野菜などを買って、帰宅後、簡単な夕食を作った。枝豆、えび、クラムの中華風いためとでもいうか。アレクサンダーのレッスンに行く前は毎日本当に疲れて、ぐったりとなってしまっていて、帰宅後に夕食を作ったりすることなどは本当に辛いことだった。今日一日で何をしたかも忘れてしまうくらい、悲しくなるくらい、夜になると疲れてしまっていたけれど、ここ数日はそういう感覚はない。これはやはり楽器を弾いていないからなのか?それともアレクサンダーのおかげなのか?両方かな。
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