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2004年04月24日(土) |
caosから抜け出る |
今週は先週までのCaosから抜け出していく日々でした。
月曜日にはPSOで演奏していらっしゃる日本人の先生にオーケストラスタディを見てもらいに行ってきました。先週の後半はもうこれだけに集中して、かなり練習をしていきました。弓使いも自分なりに決めて、音程に関してはかなり安定感をもって弾けるところまでもっていきました。先生からは音が硬い、ビブラートを忘れている、というご指摘をところどころ受けましたが、好評でした。やはりスピカートはどんな奏者にとってもとても難しいらしく、それに関するスタディで大体は決まるようなことをおっしゃっていました。参考になりました。 帰宅後はもう、木曜日のレッスンのことを考え始めました。
水曜日 室内楽のクラスのときに先生がおみえになっていたので、週末にS教授からクインテットはすぐに始めるように、つまり私の提案は受けいられなかったので、やはり今回はオーディションを諦めることにする、ということをお伝えしました。「う〜ん、経験を得ることも大切なことですけれどもね…」と先生は相変わらず、どちらともつかない、つまり、きちんと自分で決定するように、という姿勢を崩しません。やはり自分の中ではまだまだ、オーディションに行きたい、いや、行かない、の押し問答がまだまだ解決せず、オーディションのスピカートの課題は相変わらず練習してしまいました。
木曜日 何とも長い一日でした。8時には大学で練習開始。2時間の練習後、レッスン、ソナタのレッスン。ピアニストとランチに行って、練習室に戻るとブルックナーの楽譜を忘れてきていたことに気がつき、家にとりに戻る。2時から1時間と少しオケピースの練習をして、3時半から3時間のリハーサル。その後、モーツアルトのクインテットのリハーサルが2時間弱。本当に疲れた… レッスンでは久しぶりにきちんと自分の課題を弾きました。ヴィニアフスキ、パガニーニ、プロコフィエフ。パガニーニはとくに先生が喜ばれていて、これでいいんだ、という実感が生まれてきました。1月のコンクールが終わってから、普段のレッスンに対してどのように取り組んでいったら良いのかという感覚をすっかり失っていて、自分で自分にあまりに高い水準を求めるがために、空回りしている日々が続いていました。どこか自分を見失っていたのです。でも、これからは少し落ち着いて、きちんとこなしていけそうな気がしてきました。
いつもと変らぬ土曜日。今日は休まずに教える。 二日間、寝たきりだったので、掃除も怠っていて、 今朝、掃除をしたら部屋が見違えるようになった、ような気がした。 昼食を普通にとれたので、やはり元気がでてきた感じ。 でも、ときどき下腹部が痛む…
大学は休んだ。 夫に昨日預けた楽譜だけとりにいってもらった。 生徒も昨日のうちにキャンセルして一日中、お布団のなかで過ごした。 あまり食べていないので、体力はないけれど、熱はしっかり下がった。 自分で驚くほどたくさん眠った。 布団のなかで、眠っては起きて、眠っては起きてのくりかえし。
午前中はきちんと起床し、昨日よりも気分もよかったので、きちんとレッスンに行く。もちろん、8時半には大学着で少し練習。無事にレッスンを終えると、なんだかまた具合が悪い。悪寒、頭痛、吐き気…。ひとりで、オーケストラライブラリーで、どうしよう…帰ろうか、いや、がんばれるかも…などと悶々としていたところへ、ギターの同輩が入ってきた。彼は「具合が悪いのなら、帰るべきだね!」そんなの当たり前のことではないか。と言わんばかりでした。よし、帰ろうと心に決め、ライブラリーを出た途端に、私の先生の奥様に出くわし、ふと事情を漏らすと、先生(先生の奥様)も「帰って休みなさい」とおっしゃったので、きちんと決意が固まり、帰ることにしたのだ。
午後はオケのセクショナルを担当する予定になっていた。学部の事務所を通して、アソシエートコンマスのDくんに私の楽譜を渡して、セクショナルを代わりにリードしてくれるようにお願いをしておいた。もちろん、彼に直接電話もしておいた。
帰宅すると、妙に頭が痛いし、熱があるように思えて、計ってみると、約38度。38度でこんなに辛いのかしら…と思えるほど、辛かった。けれど、眠ったり、テレビを眺めたりしているうちに、夜には熱は引いてきた。
午前中に室内楽のレッスン。でもピアニストが来られない、と昨日の夜になって言ってきたので、ひとりで行く。でも、テクニックの面でいろいろと参考になることを教えていただき、大変助かった。その後、お昼を食べたり、練習をしたりして、午後は室内楽のクラス。今学期はソナタのほかに、クラリネットクインテットにも配属(?)された。ふたつのグループで弾くことは私にとっては少し大変なことなのだけれど、まあ、がんばってみよう。
夜になるとなんだか具合が悪く感じられた。明日のレッスンに備えて、もっと練習をする予定だったけれど、諦めて、早めに休む。
2004年04月06日(火) |
演奏会: Bach Piano Concerto in d |
今日は以前にショスタコーヴィチのトリオを一緒に弾いてくれたRくんのジュニアリサイタルでバッハのピアノコンチェルトのファーストを弾いてきた。リサイタルはお昼の12時から。リハーサルの感じからいっても、なんだかどこか適当で、こんなのでいいのかな…と思ったけれど、ソリストやほかの演奏家はまあ満足しているようなので、私もひとりでカリカリするわけにはいかない。
私は演奏のときに弾くよりも聴くタイプなので、今回もほかの奏者の弾き方や演奏中の反応などをみながら、かなり様子をうかがいながら弾いていた。
先生にはあなたはもう少し弾いてもよかったですよと言われた。 そういうものか…
2004年04月01日(木) |
Chamber Music Festival Opening Night |
今日は L 室内楽フェスティバルのオープニングナイトのための演奏の日。 今日は弦楽四重奏。
ミッシェルに迎えに来てもらって、一緒に会場の美術館へ。 車のなかで、Lくんと別れたことを聞かされた。 今でも、ハグしたりして、仲が良いのに…
彼女が近道を知っていたので、予定よりも早く、4時50分頃会場着。 すぐに、譜面台など用意して、ウォームアップ。
5時20分くらいになると、人が集まってきたので、少し早かったけれど、演奏を始めた。とにかく、ヴィオラのLくんのギグブックの最初から弾いていく。今日の曲目は簡単で、軽い感じの、ポピュラークラシックといった感じのもの。バロックの小品から、バッハのブランデンブルグの弦楽四重奏用簡単バージョン(?)や二つのヴァイオリンのための協奏曲、モーツアルトの初期のカルテット、アイネクライネなどを演奏していく。演奏会のような大きな機会では無いけれど、やはり私はファーストヴァイオリンとして、きちんと準備をしていった。強弱やクリアなフレーズを作りながら、正確な音程をもって、きれいに弾けた。やはり聴衆にもその辺はしっかりと伝わっていたようで、みなさん、真剣に聞いてくださり、曲の終わり終わりで沢山の拍手をくださった。美術館の音響もとてもよく、弾きやすかったし、いい感じで弾けていたので、何よりも弾いていた自分自身がとても楽しむことができた。充実した時間でした。
7時10分ころ、皆さんに惜しまれながら、会場を後にした。みんなで食事にでもいくのかな、と思っていたけれど、そうはならず、雨のなか、ミッシェルに送ってもらって帰宅。
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