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2003年11月29日(土) ピアノの先生の発表会での演奏:ラヴェル1楽章

なんだかお腹の調子がよくないし、膀胱炎のような症状があって辛い…。
そんななので、気分も思いきりどんより。

そんななか、友人のピアノの先生の生徒たちの発表会での演奏を頼まれていたので、頑張って行ってきた。まず、場所を見つけるのに少し時間がかかり、ストレスを感じたけれど、それほど遅れずに到着。でももちろん、発表会のプログラムは遅れ気味で30分以上待たされたかな。体調がよければ問題ないのだけれど、お腹は痛いし、とにかくどんより気分だったので、辛かった。自宅を出る前に練習はしていたといっても、ウォームアップなしで、会場の音響もわからず、いきなりラヴェルのソナタの1楽章を演奏、というのは大変難しい。リハーサルなしでの演奏ということもあり、私としては、アンサンブルには○をあげられない出来でしたが、いろいろいと考える機会を与えられたという点ではよかった。

終了後、友人からプレゼントをもらった。きれいな石鹸の詰め合わせ。そしてカードには「素敵な室内楽のパートナーでいてくれて、そして、友人でいてくれて、ありがとう」。もちろん、予期せぬことだったので、嬉しかった。

本来ならば、一緒にレセプションを楽しむところだけれど、とても行けない…。
帰宅後は、とにかく休む。


2003年11月27日(木) 感謝祭

昨日は遅くまで眠れず、でも、今日は9時にはすでに今日、人(3人)をお迎えする準備にとりかかり始めた。そうじに、お料理。料理はもちろん、七面鳥の丸焼き、スタフィング、ヤム、グリーンビーンズ、マッシュドポテト、クランベリージェリーなど、季節のもの。渋滞などで遅れた人もあり、結局、食べ始めたのは4時頃。

みんなで映画を見ながら、デザートはパンプキンパイ。

11時頃にはおひらき。
みんな、お腹一杯になるまでしっかり食べ、
くつろいでくれて、いろいろな話もできてよかった。


でも疲れた。(笑)


2003年11月21日(金) クラスでの演奏:ラヴェル、ブラームス

今日はクラスでラヴェルとブラームスを弾く。

10時から30分づつブラームス、ラヴェルを練習して11時からラヴェルのコーチング。1楽章ははとくに問題なし。でも、ハイポイントに辿りつく前に少しbroaderにしていたけれど、そのままstraight inするように、弱音のトレモロはブリッジの傍でという2点のアドバイスを受けた。2楽章はやはり私がJazz Blues を知らないということが浮き出てしまうよう…。スライドはゆっくと時間をかけること。タバコを吸って、ドラッグをやって?、枯れてしまった女性の声(アルト)をまねて!と言われた。雰囲気はわかるのだけれど、やはりJazz、聞かないとダメかな。

12時過ぎにコーチングを終えて、ひとりでお昼へ。何を食べようかな…と見なれたStudent Centerのフードコートを見渡す。いつもは安いからという理由で中華を食べるけれど、なんだか飽きてきてしまっているので、今日はピザ屋さんのパスタスペシャルに挑戦。たまたま数人の行列ができていたので、他の人がどんな風に注文をするのか観察して、私の番。クラムのパスタとシーザーサラダ、ガーリックブレッドがついて5ドル。パスタは4,5種類のなかから好きなものを選べて、ボリュームもあるし、何しろサラダが付くのが嬉しい。これで5ドルというのはかなりいいかもしれない。それを買ってソファのあるスタディーエリアで食べるのがいつもの私。味もよかった。おいしかった。パスタ好きの私はこれからもお世話になることになりそう!

食事のあとはレッスン中にとったラヴェルの1楽章の録音を聞いて、チェック。悪くない。でも、ピアノはペダルをふんだんに使っているので、それに比べると私の音はちょっとドライ。とくに、出だしではそれが気になるな。どうしたらいいのだろう?その後、持参したメディテーションテープ?Mood Brightnerを横になって聞く。疲れていたし、午後の演奏のことが頭にあり、どこか興奮しているので、横になりながらそのテープを聞いても完全にリラックスすることは難しかったけれど、その時に初めて肩の筋肉が緊張していることにそこで初めて気づき、横になることで少しはその緊張を和らげることができたよう。1時を過ぎて疲れを感じている体で、練習室に向かう。

まず、気づいたことはラヴェルの楽譜がない!先生のオフィスに立ち寄るけれど、「ないですよ」と言われて、???。ロッカーに戻ったけれど、見つからないし…。きっと先生のオフィスにあるとは思いながらも、一度ないといわれたので、まああとででいいや、とブラームスを練習し始める。どちらかというとスロープラクティスに近いことをしたけれど、個所によっては右手の感覚がとても大切のところもあるので、そんなところはインテンポ。やはりちょっとした緊張感、興奮があるので落ち着かず、なんとなくぐしゃぐしゃと通してしまっているようなところもあって、自分で自分に「う〜ん、まずいんじゃない?」。でもどこか「できる」というようなある適度の確信はあったので、緊張はしていなかった。その後、楽譜なしで、ラヴェルをちょこっとさらう。これらの作業に使ったのは約45分。

2時半。クラスの時間。でもみんな遅れて来た。先生に楽譜が見つからないので、先生のパートを貸して欲しいとお願いして、先生がオフィスに行くと、私の楽譜をみつけてもってきてくださった。多少の興奮を抱えながらも緊張することはなく、ラヴェル、ブラームスともに上手くいった。ラヴェルは先生に注意を受けた2点は緊張していなかったので、その場できちんと直すことができた。トレモロではどうしても筋肉が緊張してしまうので、それをなくするモーションをとり入れなければならず、解決策は頭では理解しているけれど、身体がまだどう動いていいのかわかっていない状態。

ブラームスはとにかく左手を緩めることを考えていた。でも演奏が終わる頃にはちょっとしたテンションを手に感じていたので、練習のときほどlooseではなかったよう。でもこれでも以前に比べると大分リラックスした状態なはず。月曜日のレッスンのあとは努めてレコーディングを聞くようにもした。といっても数回だけど。(笑)そうするとかなりオーケストラの演奏でその楽章のキャラクターやどんな音で弾くべきなのか、が私の頭のなかでよりクリアになり、またinspireされていったように思う。途中から少しD弦が緩んでしまい、どうしようか、と思ったけれど、止まってチューニングをし、音楽を中断したくなかったので、そのまま行った。(そんなことをする余裕もなかったし。(笑))後で録音を聴いてみると、音程に関してはあまりマイナス点がなかったので驚いた。先生は今までのなかでのベストの演奏と評価してくださり、2箇所注意を頂いたところがあったけれど、とっても好評だった。他の学生でも音がよかった、といってくれた人もあり、これは左手をリラックスさせることによりもたらされたことだということは明らかなので、この路線で行こう!(笑)と思った。録音ではもちろん、少し走っているところもあったので、今後の課題はまだ残るけれど、前向きにとれる、次のステップにつながる演奏となった。

帰宅後はタピオカティーを楽しんで、4人の生徒を教えた。長い一日のあと夫と一緒に大学のロッカーに忘れてきたお昼の残り(!)と楽譜をとりに行き、お店に寄ってちょっとした買い物を。


2003年11月20日(木) 予感 (4)

今週の課題、「左手を緩めること」に相変わらず集中している。今日はオーケストラでも四六時中そのことを考えていた。今日は午前9時からBibliographyの授業があって、いつもならば、オーケストラのリハーサルが終わると、ぐったりしているけれど、今日はその後、帰宅し、夕食をとり、9時半からまたもう2時間ほど練習ができた!こんなこととっても久しぶり。もちろん、今日はトリオのコーチングがなかったので、そのせいもあると思うけれど、もしかしたら、今後、私の演奏がどんどん変わっていくのではという楽しい予感で一杯になった。夜の練習はラヴェルとブラームスを1時間づつ。両方とも録音して、どんなことがおこっているのか自分なりに分析。


2003年11月19日(水) クラスでの演奏:ベートーベントリオ「大公」1楽章(3)

今日はベートーベンのトリオをクラスで演奏する。

10時から大学で練習をはじめて、12時からリハーサル。昨日の私の先生のコーチングで新たな可能性をみつけた私。キーワードはexpressive。今日のクラスでは6グループが演奏。次から次へとみんなが交代で演奏していくので、ウォームアップの時間もないし、機会もない。突然、舞台の上ですぐに自分の曲に集中するのはかなり難しい。今日はとくにそう思った。自分のパートはそれほど難しくはないけれど、トリオとしての課題がまだまだ残るなかの演奏だったので、仕方がないといえば仕方がない。また、リオとしてのまとまりをつかむ上でいろいろな問題があったので、私もどこか諦めの感覚があり、そんな気持ちもあらわれてしまったのでは、と思っている。

舞台ではやはりあまりcomfortableではないので、ちょっと心も緊張していたし、筋肉も緊張していたように思う。アドバイスはビブラート、そして、コード Progressioなどに従ったドライブをもっと出すように。私のピチカートはもっともっと大きくても大丈夫、ということでした。


2003年11月15日(土) 充実の日 (3.5)

8時前に起床。もうちょっとゆっくり寝ていたかったのに、愛猫がピアノのキーのに乗ってしまい、ご〜〜〜〜〜〜んというピアノの音に起こされてしまった。その後もなんとかもう一度眠ろうとしたけれど、だめ。結局起き出し、PCに向かって、ちょっとだけショスタコーヴィチのピアノトリオに関するペーパーに手をつけた。

10時から30〜40分だけ練習して(こんなこと久しぶり!)、11時から教え始める。お昼もあったもので手早く済ませ、その後、2時間の練習時間を確保!また教えて、その後PCに向かって少し遊んだり、久しぶりに(本当に久しぶりに)ちょっとした夕食をつくって食べて、気分がいい。やはりある程度しっかりとしたものを食べないといけないな、と実感。なんとなくそのまま遊んでいたかったけれど、自分をしっかりと戒めて練習に戻る。1時間だけだけれど、やはり充実感あり。

その後、ショスタコーヴィチのペーパーにとりくみ、10時半には疲れ過ぎないように全ての作業を止めて、ゆっくりする。久しぶりにとても充実した一日。やはりそれなりの練習時間をとれると気分がいい。


2003年11月11日(火) ホリデーなのに (2)

今日はホリデー。大学は休みなのに、オケのリハーサルはある!(溜息)
でも午前中はゆっくり眠って10時半起床。久々のお寝坊はとっても楽しかった。
お昼からはしっかりとオケ曲の練習をして(2)リハーサルへ。今度の演奏会は私たちの演奏曲はシンフォニーのみなので大分、楽。リハーサルも今日は早く終わって、開放的な気分になったので、寄り道をしました。日系の古本屋さんで古雑誌を3冊買って、デパートにも。先日の演奏会でドレスを着ることの喜びを再び確認した私は以前から気になっていた黒のドレスを、気に入れば買ってしまおうという勢いいたのだけれど、試着をすると、イマイチ。なので、もちろん帰りは手ぶら。最後にコロコロのリフィルを買いに日系マーケットへ。でもお店がリモデルをしていて、一部在庫が手に届かないところにやられてしまっていたため、結局、無駄足となってしまいました。


2003年11月09日(日) 演奏会が終わったのに… (2.5)

演奏会の翌日ともあれば、本当はゆっくりしたいところだけれど、ここのところ2週間に渡って延べ3日間生徒たちのレッスンをキャンセルさせて頂いていたので、今日は午前中から午後にかけて3人だけ教えることしました。

午後になるとやはりなんだかぐったりしてしまって、なんとなく具合が悪くなりそうだったので、本当は夫の友人のメモリアルに出かけるはずだったけれど、お布団を敷いて、眠ってしまいました。そのおかげで少し気分がすっきりしました。

今朝は早く起きたので、教える前に1時間ほど練習をし、夜にもう一度練習を。でも、いまひとつ気分でなく、集中できず。明日レッスンだけれど、仕方がない。

眠る前に3週間くらい前から生徒が貸してくれている「魔女の宅急便」を観ました。ずっと「先生、見た?」と聞かれても、「ごめんね、演奏会で今時間がなくて…」と答え続けていたので、悪いな、と思っていたのですが、ようやく観ることができました。


2003年11月08日(土) 演奏会:All Prokofiev (Chamber Music)/Ouverture on the Hebrew Theme

午前中は生後を教えて、午後はなんとなくだらだら練習をしたりして過ごす。夜の演奏会はそれまでかなりの待ち?時間があって、時々、どうしたらいいのかわからなくなってしまう。(笑)

夕方になるとかなり疲れてきたので、5時から30分だけ横になる。眠ることはなかったけれど、その後は気分がスッキリして、そうしてよかったな、と実感。

5時半から少し演目の練習をし、6時15分過ぎに家を出て、6時45分にはホールに到着。7時からリハーサル。自宅で練習をしたときに「!」とあるフレージングのアイディアが浮かんできて、それを試してみた。そうしたら、絶対にその方がいい!教授陣は言葉では何も言わなかったけれど、私がそうでた瞬間の雰囲気は絶対に「イエス」だな、と思って(笑)、本番もそう弾くことに。こんなアイディアがふと浮かんできて、それが使えるなんて、とっても嬉しかった。常にsearchしているとその時その時で演奏の形が違ってくる。やっぱり常にbetterでありたい!

リハーサルは結局当日のちょっとした通しを含めて3回行ったけれど、本番が一番よかった。やはりみなさん本番の集中力、エネルギーが違う!学生やなれていない人の場合、本番で実力を出せない場合が多いのだけれど、さすが教授陣、演奏を始めた時点ですでに通しのときとは全く雰囲気。とってもやりやすかった。大成功。「素晴らしい演奏でしたよ」「あなたが一緒に弾いてくれて本当によかったわ」などという好意的なコメントも頂いてとっても気分がよかった。

大抵の演奏会では黒の衣装を指定されることが多いけれど、今日はお気に入りの赤。基本的にはドレスよりも演奏の方が大切だけれど、お気に入りのドレスを着られると、たとえ演奏の最中は忘れていても、気分のよさは自然とあらわれるみたい。(笑)本当に気分はランララン♪でした。(笑)でも、もちろん、自分のパートに関して、技術的には全く問題がないという確固たる自信があったからのことだとも言えますが。(笑)

演奏会終了後には先生のお宅でちょっとしたパーティー。シャンペインにクラッカーとチーズを食べながら、教授陣の楽しいお話を聞かせていただきました。


2003年11月05日(水) プロコフィエフリハーサル2日目

プロコフィエフに関しては11時から1時間だけリハーサル。昨日、先生にお渡ししたCD、先生と奥様は聞いてくださったよう。先生によるとクラシックというジャンルを越えて、ちょっとクレズマーに近過ぎる演奏(とくにクラリネットが)ということでしたが、テンポはやはりもう少しゆっくりしてもよさそうだと皆さん意見が合い、私としてはとても嬉しい結果となりました。今日はクラリネットの先生はいらっしゃらず、ストリングとピアノだけだったので、私の音もみなさんによく聞こえたよう。ほんのちょっとだけれど、私のソロの部分もあって、その際には「いいね〜」という声を頂いたりできて、嬉しくなりました。

その後、ベートーベンのリハーサルをして、室内楽のクラス。その後はとにかく明日の朝提出の課題に没頭。4時頃からずっととりくんでいました。途中、お腹が空いて倒れそうになったので、短い休憩をとっても冷蔵庫の中の残り物を食べて、髪の毛が抜けそうなくらいの頭のテンションはメールで解消。なんとか真夜中前に終わらせることができました。そういえば、昨日の夕食もチキンサンドを半分にピーナッツでした。あまり良いことではないけれど、課題をやっているときは食事をとる時間も惜しいくらい、のめりこんでしまいます。


2003年11月03日(月) プロコフィエフ リハーサル1日目

今日は午前10時からこの土曜日の教授陣によるプロコフィエフの室内楽演奏会のリハーサル。私は Overture on the Hebrew Melody のセカンドヴァイオリンに起用されて、先生方に混ざって登場する予定。リハーサルは先週の日曜日にも一度あったけれど、私は熱をだしてダウンしていたので、私にとっては初めてのリハーサル。

昨晩は本屋さんでこの曲の入ったCDを買ってちょっと勉強してあったので、かなり助かった。思ったよりもかなりテンポが速く、そのCDとは全く違った演奏だったけれども、テンポが速い分、曲を知らなかったらついていきにくいだろうな、と感じられたので。CDをすでに聞いていたこともあって、私自身はこのテンポはちょっと速すぎるように思われた。なんだか弾き急いで終わってしまうような感覚があって、いまひとつ楽しめない…。

リハーサルには2時間弱使われ、結局私のレッスン時間はそのリハーサルに費やされ、なくなった。(予想はしていたけれど、やはりほっとする…)先生にはすでに12時からの生徒があったので、私は彼のあと1時に先生のオフィスに寄って、今後のレッスンプランをお話することとなった。

その間、明日から始まるオーケストラのリハーサルのため、ビーチの楽譜にナンバーをつけ整理する。

1時に先生のオフィスへ行き、レッスンはしばらく、パガニーニ、ヴィニアフスキ、ブラームスに集中することにした。といっても他にもオケ曲、室内楽曲(ラヴェル、ベートーベン)もあるので、なかなか盛りだくさん。イザイは後回しに。

今日のプロコフィエフのリハーサルでは何もおっしゃらなかったけれど、先生は「とてもいい演奏をしていますよ」と褒めてくださり、嬉しかった。この調子でいいみたい。先生に私はCDを買って聴いたのだけれど、その演奏はもっとゆっくりのテンポで…などと話すと先生は興味を持ってくださり、是非その演奏を聞きたいとおっしゃった。明日コピーをお渡しする予定。

午後は久しぶりに自分の生徒たちに会い、先生をした。


2003年11月01日(土) 演奏会(Orchestra) 2日目:Walker、Barber、Tchaikovsky

午前中だけでも教えようかと思っていたけれど、まだまだ体調がいまひとつなので、今日も全てのレッスンをお休みさせていただいた。

かなりお寝坊をして自分がどれほど疲れていたのかを実感。

また出かける2時間まえから昨日と同じ作業をくりかえす。

今日は昨日のことがあったからか、昨日よりは安定した演奏。ソリストも昨日に比べるととても落ち着いた面持ちで、安定した演奏をしていた。昨日のミスが全く尾を弾かないのも経験を踏んだ演奏家ならではのような気がする。

帰り際にはライブラリアンとして楽譜を回収し、整理。2つほど未返却のパートがあるので、できればこの週末中に回収したいところ。


けい |MAIL

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