サッカー観戦日記

2026年06月04日(木) 高校総体滋賀県大会準決勝 近江−水口 立命館守山−草津東

滋賀県は総体・選手権ともに平日木曜日開催日がある。今年は総体準決勝だ。かつてのレイラックのホーム、布引開催。通勤ラッシュを突っ切らないとならないが、近江八幡から近江鉄道に乗り換え、何とかたどり着いた。ちなみに前日には台風6号で篠原・近江八幡間の土手が崩れ、長時間不通になったが、この日には復旧している。


第1試合のカードは現在滋賀県最強の近江と昨年度選手権代表の水口だ。選手の能力は明らかに近江のほうが上だが、サッカーはアップセットの多い競技だし、戦術的にもやりようはある。全国大会でも選手権ならば鵬翔、総体ならば明秀日立がおそらく全国平均以下の力ながら全国制覇している。

高校総体滋賀県大会準決勝
近江高校−水口高校
6月4日 11時 布引陸上競技場 ピッチ良 晴れ

近江についてはプリンスリーグのプログラムが正しいと仮定した。

近江 監督 前田高孝
 1 鈴木優友  3年 181.70 08.06.25 JSC千葉
 3 鈴木涼太郎 3年 177.68.4 08.07.10 JSC千葉
 4 
 5 川上尚馬  3年 173.62 08.05.10 翼SCレインボー垂井
 6 宮川湧   3年 165.55 08.12.03 FC湖東
 7 松元翔真  3年 169.65 08.08.22 西宮タイガース
 8 古荘隆太  3年 164.58 08.08.15 京都サンガ
 9 今井龍成  3年 166.57 08.12.01 ヴェルヴェント京都FC
11 山岡凌陽  3年 181.70 08.08.06 京都サンガ
14 モリサキツバサ
16 関大駕   3年 166.57 08.11.06 MIOびわこ滋賀

水口
 1 コニシユウキ
 2 ニシムラショウタ
 4 シミズリョウ
 5 ヤマモトレン
 6 マルノハユマ
 8    ヒロト
      リョウ
      ヒカル
10 
11 ナカイリョウタ
16 オクノソウト

近江
七番
十一十番十四
八番十六
四番五番三番六番
一番

水口
十一
十番
八番七番六番九番
二番五番四番十六
一番

開始から近江が押し込み、10番の右シュートが決まる。いいキーパーなら防げたが。昨年まで近江と言えば5−2−3だったが、今期は4−2−3−1で、もちろん人数かけて守りゆっくり攻めるのは変わらないが、新しいことに挑戦している。そして4−2−3―1としてはセンターフォワードが小柄で強靭でもなく、ポスト役ではない。偽9番として流動的に動き、攻めはサイド主体。しかし突破はできないから人数かけて攻めることになる。目についたのはクレバーで上手い左サイドバック4番。右利きでよく機能している。10番は特にうまくはないが、とにかくボールに絡み、主役意識むき出し、野心的でフットボールに向いた性格だ。両サイドの11番、14番は飛び出す意識が高い。5番は良く潰す。16番は下がって組み立てる。センターバックからサイドハーフへのパスが攻撃のスイッチ。セットプレーは7番の右足だ。精度はボチボチ。
水口は4番6番11番が長身。6番がキャプテン。7番がセットプレー担当。11番がポスト役。近江とは力の差がありどうにも苦しい。前半は1−0。
前半にはコーナーからの高いヘッドゴール取り消しもあり、近江は高さでも優る。

後半も近江ペースで進み、18分、ロングボールに11番が抜け出し流し込み2−0。さらに直後にも11番が決めて3−0。
結局3−0で近江が完勝した。飲水タイムもない程度のコンディションで消耗も少なく、万全の勝ち上がりである。



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第二試合は近年急速に台頭している立命館守山と全国準優勝経験がある草津東のカードだ。放送機器が劣悪で選手名をよく聞き取れない。これでもJFLだったレイラック滋賀のホームスタジアムだったのだが。

高校総体滋賀県大会準決勝
立命館守山高校−草津東高校
6月4日 13時半 布引陸上競技場 ピッチ良 晴れ

立命館守山
17

5 カタヤマハル
タキガワコウヘイ

8シモムラケイゴ
9ナカムラケンゴ
10オガサワラケンタ
11オオサカ 
  マナト


草津東
1 ノノムラ
3ナカジマ
5ハザマ
6 ヤマザキレン

9サイトウリク
10サカイジョウタロウ
11ソノハラ
12ハヤシ
16モリサダ
20モリヤマアオイ


立命館守山
九番十一
七番六番
十番十六四番二番五番八番
十七

草津東
九番十六
八番
十番六番
十一五番三番十二二十
一番

まずフォーメーションについて。草津東は変則的な5−2−3で前半は攻撃時3−2−5で前進ルートを確保して押し込むのだが、これに対して立命館守山は後方できっちりついてサイドハーフも下がり、6バック気味にしてがっちり守る。左の10番、右の8番はサイドハーフである。そして両校基本ポジションは後方で、そこから上がるので運動量の負担が大きすぎる。双方9番がセンターフォワードでポスト役。草津東左ストッパー5番は大柄で潰せて、シンプルにプレーする中ではミスしない好選手。10番はレフティ。16番はあちこちに現れ運動量豊富。10分、草津東、16番が右に開き、中にパスを通すと9番が見事にオフサイドをかいくぐり、キーパーとの1対1を沈める。0−1。以降立命館守山は10番の加速するドリブルや7番の右足、11番の左足などを武器に攻める。草津東は5バックでスペースを埋める。前半は0−1。

後半も立命館守山がボールを握るが草津東がかっちり引いて守る。が、6分、いきなり立命館守山がミドルを叩き込み1−1と同点。草津東は再度攻撃時3−2−5気味にして攻めるが、双方スタミナへの負担がきつくなり、終盤には双方足を攣りまくる。交代を織り交ぜつつ1−1で後半を終え、延長へ。

延長でも双方足に来ていて、限界に達している。決勝の相手近江としては願ってもいない展開である。そして双方ボロボロになって引き分けてPK戦。入り方は相手を待たせる草津東のほうが上手かったが、PK戦は後攻5人目の草津東が失敗して立命館守山が決勝に進出した。

なおすっかり消耗した立命館守山は決勝で近江に完敗して今年の滋賀県代表校は近江になった。



2026年06月01日(月) 高校総体佐賀県大会準々決勝 佐賀東−佐賀学園 早稲田佐賀−龍谷

九州遠征二日目。福岡県内を拠点に総体佐賀県大会を観る。佐賀県内の高校サッカーを観るのは初めてだ。とはいえ会場は一昨年国体(国スポ)で行ったSAGAサンライズパークだ。佐賀県にはプロのための鳥栖スタジアムはあるが、アマチュア用の会場が足りてない。この日の準々決勝のもう一つの会場は長崎県に近い、新幹線でしか行けない嬉野温泉で開催せざるを得ないくらいだ。
朝、佐賀駅最寄りの会場に行くのに、長崎本線の本数が少ないので特急を使う。が、朝から鹿児島本線が乱れている。相当余裕を見ているからキックオフには間に合うが、通勤客まで特急に大勢乗り込み、通路がいっぱいで落ち着かない。因みに特急券なしでの乗車はこの日認められている。
さて佐賀駅からバスも考えたがよくわからない。会場までは徒歩15分くらいなので歩く。SAGAサンライズパークは陸上競技場で陸上競技、フットボールフィールドでサッカー競技を行う。北側で開催のはずだが、南側に変更されている。人工芝のピッチでコンクリの上にベンチもある。すぐ外には芝生と木があり涼しい。総体予選はサッカー競技の場合、基本的に週一開催だが、県によっては短期集中開催になる。鹿児島県とか沖縄県のように島嶼部が多くていちいち遠征が入る件ならば集中開催せざるを得ないが、佐賀県の場合、他競技との横並びだろう。サッカー界に発言力がないのは残念だ。選手にベストの観戦環境を提供できない。

さてこの日のSAGAサンライズパークは第1シード、第2シードが登場する。嬉野温泉会場を選ばなかった理由は色々あるが、佐賀県トップを見られるという理由は当然ある。全国ベスト4経験がある第1シード佐賀東は観戦経験が当然ある。対する佐賀学園は高校野球で知識がある。私は野球知識はプロクラブも巨人、阪神しか名前が浮かばない程度なのだが、高校野球については断片的な知識があるのだ。昔佐賀学園野球部には1年生で4番ピッチャー、要するに攻撃と守り双方でナンバー1選手という意味だが、の若林という選手がいた。1年生で県準優勝し、3年生時には甲子園で、プロに行った天理の投手からホームランを打ち、自らもプロに行った。佐賀学園サッカー部についてはしっかりした知識はない。




高校総体佐賀県大会準々決勝
佐賀東高校−佐賀学園高校
6月1日 10時 SAGAサンライズパークフットボールフィールド 人工芝 曇り時々雨


佐賀東
十番九番
二十六番七番十九
二一二番十六十二
十七

佐賀学園
九番十番
八番七番十三十一
六番三番四番二番
一番

佐賀東はバックラインで回してサイドハーフを走らせる。つまり徹底的にサイドを走らせたいチーム。連戦の佐賀県大会でサイドハーフがこんなに走れるのかと訝ったが、そもそも19番と20番だし、本来のレギュラーではないかもしれないし、何人かのサイドハーフ候補で上手く回しているのかもしれない。6番は下がってビルドアップに加わる。7番は右足セットプレー担当。9番はセンターフォワードでポストをこなし、10番が裏抜け。左センターバック2番は左足でサイドハーフへのフィードがあり、とくに右の19番へのフィードが得意そう。佐賀東は一方的に押し込むが、緩急の変化はなく、まあ昔ながらの「テンポの変化が苦手な日本サッカー」である。
対する佐賀学園は10番が長身で上手くもあり、明確にエースだ。カウンターで彼が持った際には形になる。
近年地方の予選準決勝レベルをなるべく見ているが、第2試合含め、佐賀県はまあ平均的なレベルか。ボールを蹴る止めるはまあまあのレベルだ。佐賀東も全国で戦えるレベルだ。

さて試合は前半0−0。後半13分に佐賀東が直線的に攻めて中から先制。1−0。18分シュートのこぼれを至近距離右で拾って切り返し左足シュートで2−0。さらに直線的に決めて3−0。結局力押しで佐賀東が3−0で勝った。

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第2試合は第2シード龍谷登場。相手は早稲田佐賀。全くの無名校だが早稲田系列ということでちょっと期待した。ユニフォームはえび茶ではないが、試合前控え部員が「フレー、フレー、早稲田」と言っていた。フットボールでは珍しい。「フレー」はアメリカ由来の野球応援だが、語源はたまに調べては忘れる。


高校総体佐賀県大会準々決勝
早稲田佐賀高校−龍谷高校
6月1日 12時半 SAGAサンライズパークフットボールフィールド 人工芝 雨

早稲田佐賀
九番
十七十番三番
十三八番
七番五番六番四番
誰々

龍谷
十七
十番十九
二十八番十六七番
十五五番二番
誰々

龍谷はロングボールを蹴りこむと敵陣深くでマイボールにできる。一方的に押し込む。開始すぐに龍谷が勝つとみてとった。が、早稲田佐賀もそんなに拙くはない。もしかして強化しているのか?と思ったが、違うと教えてもらった。早稲田佐賀も地方のベスト8クラスとしては技術も体格もまあまあ。前半の飲水タイムまでは0−0。ここで帰った。

なお試合は龍谷が勝った。準決勝を佐賀東は勝ち、龍谷は佐賀商に敗れ、そして決勝で佐賀東が勝ち、県代表になった。


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さて台風6号が近づく中、この日は新門司港からフェリーで帰阪する。佐賀から博多まで特急、博多・小倉間を新幹線で移動してフェリーバスで新門司港に出る。この日から複数人で泊まれる船室を一人で占有できるサービスがあるのだ。フェリーは翌日は台風のため休航。まさにギリギリのタイミングだった。とにかくダラダラ寝たかったのでフェリーでの帰阪は至高だった。


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