サッカー観戦日記

2024年01月28日(日) 京都高校新人戦準々決勝 京都橘−久御山 龍谷大平安−福知山成美 城陽−東山

京都高校新人戦準々決勝
京都橘−久御山
1月28日 11時 西京極 ピッチ並み 曇


京都橘
七番
誰々三四六三十一
誰々誰々三番十七八番
誰々

久御山
九番十番十一
十五二番三十
十二三番五番誰々
誰々

久御山は全国準優勝した時とは監督が代わっているが、全員がボールを持ってパスをつなぐスタイル自体は変わってない。が、精度は落ちて、次から次へとボールをつつかれ、ビルドアップにならない。左ウイング9番はタイミングを外すドリブルで突破できる。京都橘は前から5−2−3でハメに行き、久御山は得意のスルーして奥へパス、といってもそこにもマークがついている。そして奪ったら次々に攻め切り、大量得点。京都橘7番ば圧倒的なキレとスピードでタテに仕掛け突破を繰り返す。大学レベルでも通用するが、プロでやれるかはもっと上のレベルのゲームを観ないと分からない。京都橘はビルドアップでも低く鋭いパスを連発し、レベルの高さを感じるが、特定の誰かの能力を推し量るには久御山の守備力が弱く、何とも言えない。前半7−0で京都橘が大量リード。後半は別のゲームを観たが、スコアは動かず、7−0で京都橘が勝った。



京都高校新人戦準々決勝
龍谷大平安−福知山成美
1月28日 11時 西京極補助 ピッチ並み 曇


後半は西京極補助で福知山成美対龍谷大平安のゲームを観る。まずキーパーが大きい。アフリカ系。京都府では福知山成美と京都共栄が外国人留学生を呼んでいる。一般スポーツでは絶大な能力を示す外国人留学生だが、サッカーはそもそも日本のスポーツにおける留学生の走りで札幌大が始めて全国準優勝したが、今では世界中隈なくプロがあるし、日本に来るということはその国でプロになれないと判断された選手である。各国でアンダー代表だったという選手が来日したという話は聞かない。そしてその国で必ずしも有望でない選手が来日しても、日本人選手と大きな違いは生み出せず、学校サイドからすると留学にかかった費用を考えるとコストパフォーマンスが悪い。福知山成美はエースのFW10番もアフリカ系で爆発的なスピードがある。
さて前半は0−0。後半に福知山成美が決めて1−0で勝った。なお西京極補助は中に入れず、観戦環境が非常に悪く、2点目も取ったと思ったが、取り消しだったらしい。




京都高校新人戦準々決勝
城陽−東山
1月28日 13時30分 西京極陸 ピッチ並み 曇

城陽
十一
九番六番七番八番
二二二番三番四番五番
一番

東山
十一九番
十三十八六番十四
七番四番三番二番
一番

城陽は立ち上がり気合十分で前から積極的に追う。そして開始早々正面30メートルフリーキック獲得。これを左ストッパー2番が左足で右隅に叩き込む。スーパーゴールだった。彼がこれまで積み重ねてきた努力がうかがえるキック。しかし東山も直後に右コーナーでニア寄りでヘッドでコースを変えて蹴り込む。1−1。ゲームが落ち着くと、城陽は前から追うが東山はバックラインからビルドアップし、サイドチェンジを多用する。ボランチは6番が上がり18番が引き気味で組み立て、右ハーフのキャプテン14番もビルドアップを手伝う。城陽も東山がバックラインで回している間もカットを狙うが、サイドバックから美ランチへのパスを警戒して中をケアしていても、東山は強く鋭いパスで間を通し、カットさせずに逆サイドに展開する。ただ城陽はバックラインを上げて、東山も裏は狙わず、東山のパス回しに城陽が食らいつく力比べになる。24分、東山のペナ内への右寄りドリブル、城陽DFが2秒近く手を引っ張り続けるが止められず、右パスに9番蹴り込み1−2で東山逆転。城陽DFは当然警告。前半は1−2で終了。

城内暗くなってきて明らかに雨が降る様相だ。

後半立ち上がりに東山が2点追加して1−4として勝負を決め、雨が降ってきたのもあって帰ることにする。

東山はいっとき京都橘に劣勢で勝つために超守備的スタイルだったことがある。が、このひの東山は低く鋭いパスでビルドアップして崩す王道のスタイルだった。勝てるようになったら、元のパスサッカーに戻った。勝てないから望まない守備的スタイルを採用していただけなのか?経営大事の私学はなかなか厳しい。



2024年01月15日(月) サッカー観戦日記 通算400万アクセス御礼

12月初旬に「サッカー観戦日記」が通算400万アクセスを超えました。続けている間に発信方法がブログやnote、YouTubeなどの動画に移っていった中で収益化していない純然たるテキストサイトに未だに訪ねていただいている皆様に感謝しています。
長年続けている間に資料価値も若干出てきました。今では時間がなくて必ずしも観戦した全試合の観戦記を書けているわけではありませんが、楽しんで書くというスタイルは変わりません。なにせずっと続けていることですから、今後も続けていくことでしょう。皆様にもどうかお付き合いいただけたら幸いです。



2024年01月13日(土) 滋賀県新人戦準々決勝 近江−八幡商

滋賀県新人戦準々決勝
近江−八幡商
1月13日 近江八幡健康ふれあい公園 11時 人工芝 曇

近江
三番九番九五
五五
五九二六
十九七九二番四四
八一


新人戦は準々決勝。全国に出ていた近江はスーパーシードで準々決勝からの登場だ。

観戦記執筆時観戦ノートが見当たらないので大雑把に。八幡商は昨年の滋賀県一部リーグ。つまりそれなりに戦えるチーム。そして近江は月曜日に旧チームが全国決勝を戦った直後の土曜日新チームデビュー。近江はAチームがプリンスリーグ関西1部でBチームがプリンスリーグ関西2部。でCチームが滋賀県1部リーグ。このCチームをどういうメンバーで戦っているか知らないが、下級生チームならば、新チームはそれなりに機能するのでは?と思った。が、どうやらそうではない。この新チームだが、まるっきり昨年度の番号なのか、数字が重い。で9番は全国でもセンターフォワードがつけていた番号だし、2番も全国で右ストッパーがつけていた番号だ。この二人はそのままかもしれない。
さて、近江といえば5−2−3だが、新チームは4バック。そして右サイドバックは大きく中に絞る偽サイドバックだ。左サイドバック19は典型的な左サイドバック。ボランチと44は近い距離間だが、次々にパスカットされ、八幡商エース77番に次々にピンチを作られる。77番はスピード・高さ・パワーで八幡商に優勢の好選手。いつ八幡商が先制してもおかしくない展開。近江は全然機能していない。9番は明らかに能力が高いが連携が全くない
。が、右コーナーこぼれを蹴り込み近江先制。中で競ったシーンはファウル気味だと思ったし、八幡商も文句言っているが、とにかくゴールイン。前半1−0。

さて後半に入り右サイドバックを入れて44番が中盤に。92番がシャドーに。近江は9番が負傷。92番がトップ下に入る。この92番がタレントだった。スピードを生かした動き出しがよく、再三チャンスを作る。さらに守備に難があった44番が周囲と絡み、連携が改善した。つまり後方でのパスミスが激減し、近江が攻勢に出た。また八幡商の前線の運動量が減り、77番が孤立。トップ脇のキャプテン83番は責任感が強いのか、中盤のヘルプを頑張り、77番を孤立させてしまった。ある程度任せないと77番が攻撃にならない。そして後半半ば、近江キーパーが前年度全国制覇時の岡山学芸館平塚仁を思わせる低い弾道の鋭いパントキックで左に開いた92番へ一気のカウンター、ハーフを少し超えた位置で受けた92番がタテに運び中に出しスルーして右寄り7番へ、タイミングも外し決める。2−0。結局近江が2−0で八幡商を下した。


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