サッカー観戦日記

2018年05月31日(木) 高校総体滋賀大会準決勝 草津東-野洲 綾羽-近江

高校総体滋賀大会準決勝
草津東高校-野洲高校
5月31日 11時 布引 ピッチ良 豪雨


草津東          野洲
---十一--九番--- ---十二--十番---
------------ -二十------九番-
十番-十四--八番-七番 ---六番--十九---
三番-五番--二番-六番 二四-五番--二番-四番
-----一番----- -----十七-----

場内放送で選手名アナウンスはなし。

草津東は高校選手権全国準優勝経験のある名将・小林先生が定年後の初シーズンである。後任の先生は分からない。県リーグの不出来から言っても不安感に満ちていた。しかし立ち上がりから極めて良い内容になっている。11番が素晴らしい動き出しでボールを引き出し、開始すぐ10番はごぼう抜きドリブル、技術とスピードと身体の使い方を兼ね備えた素晴らしいドリブルを見せ、こういうプレーは何度も見せる。8番は攻守に効いていて展開力や鋭く足元につけるパス、14番もやや似たタイプ。6番は守備が安定していてフィードや正確な右クロスもある。9番はキープ力が素晴らしい。GKはパントキックの名手でよく声が出て圧倒的攻勢の中でバックラインも一向に隙を見せない。対する野洲は10番が引いてきてドリブルやパスを図るが不発である。20番は左足で運ぼうとするが全く突破できないしクロスにもならない。
2分、草津東2番のロングフィードに合わず。7分、草津東GKのパントキック10番へ、11に出してこぼれを打てず。決定機。11分、草津東7番右クロスに9番狙う。決定機。13分、草津東左クロスに11番ハーフボレー。1-0。15分、サイドチェンジ、9番右クロスに11番競ってこぼれを詰めるがクリア。18分、草津東、右への展開、7番落とし6番正確な右クロスに大外で11番ボレー。2-0。23分、草津東、右FK8番に9番飛び込むも撃てず。草津東8番のフィードに9番競ってこぼすもクリア。27分、草津東9番ポストから11番撃てず。30分、野洲、10番のスルーパスに12番突っ込むが、草津東GK出てキャッチ。そこにスライディングで飛び込むが、警告はなし。30分、草津東、左FK8番が入れて5番ヘッド、クリアを6番右クロス、9番ヘッドは正面。決定機。結局前半2-0で終了。

シュート数5(4)対0、CKなし、GK2対3、オフサイドなし、クロス数9対0、ファウル数5対8、FK数2対0。野洲は一本のシュートもクロスすらもなし。まさにワンサイドゲームだった。

後半開始、いきなり草津東10番仕掛けてポストから味方は撃てず。37分、草津東10番左足で左クロス9番ヘッドは弱い。決定機。38分、草津東右クロスに10番ヘッド、右CKに。10番の右足はキャッチ。47分、草津東、7番ミドルは上に外れる。58分、野洲6番、12番→8番、7番。7番がFW。49分、草津東14番キープから11番左ミドル、右に外れる。決定機。50分、野洲右CK、草津東GKは雨で滑る中パンチと割り切りしっかり弾く。52分、野洲4番→25番。57分、草津東9番キープから8番ミドルは上に外れる。決定機。58分、草津東6番→20番。6番はよく走った。58分、草津東10番左を豪快に突破シュートは左を襲うがセーブ。超決定機。左CK8番は逸機。草津東10番は先輩の山本悠樹(現関学大)以来の逸材ではなかろうか?プロも狙える。山本よりフィジカルでは上だし、突破力は素晴らしい。決めに行く迫力も出てきた。60分、野洲9番→22番。63分草津東11番→13番。66分、草津東10番→12番。9番→18番。68分、野洲、全く意味のない40mロング。しかしシュートゼロで終わりたくなかったのだろう。その後単なる放り込みのクロスが68分とロスタイムにあるが、クロス数ですらその二本。全く手も足も出ないままタイムアップ。2-0ながら草津東が攻守で完勝した。大量点にならなかったのは野洲の執念があってこそだが、内容的には何点入ってもおかしくなかった。

後半シュート数7対1、CK数0対6、GK数0対5、オフサイド数1対0、クロス数11対2、ファウル数3対3、FK数Ⅰ対0。まさに完勝だった。草津東は10番のドリブルと11番の動き出しが軸で8番の攻守に渡る活躍やバックラインもGKを中心の集中を切らさず、まさに完璧なゲーム。野洲がここまでやられたゲームはちょっと記憶にない。豪雨とは言えピッチ状態は良かったし、純粋に力の差としか。というか、野洲はベスト4に勝ち残ったのがそもそも不思議な内容だった。



高校総体滋賀大会準決勝
綾羽高校-近江高校
5月31日 13時30分 布引 ピッチ良 豪雨


綾羽           近江
-----十番----- ---十一--十四---
十四-八番--十六-七番 ------------
-----五番----- 七番-十番--五番-九番
三番-四番--六番-二番 六番-二番--三番-二二
-----一番----- -----一番-----

序盤から綾羽が大雑把なボールを蹴り込むが近江とパワー差がありすぎてマイボールにできる。10番は決して大柄ではないがキープできるし、敵陣に放り込んでから起点になって組み立てられるので綾羽は楽だ。そして徹底的にサイド。全ての起点は5番だ。近江はレフティー11番が変化をつけようとするが特に技術もなく、囲まれて奪われる。10番が組み立てようとするが、やはり多少攻撃力のあるボランチという程度で、綾羽の中盤のプレッシャーに耐えられない。7番はドリブラー。
9分、綾羽左35mFK、8番のキックはキャッチ。7番はロングスローあり。17分綾羽7番右クロス、10番ヘッド、上に外れる。決定機。更に16番右に展開、7番右クロス、合わない。22分、綾羽、左CK8番の右足に4番ヘッド、ニア、右CKに逃げる。これも逸機。綾羽7番は快速右ハーフで走力がある。一方の14番はまるで突破がなく不調なのかバランス重視なのか判断しかねる。26分、綾羽2番カットから上がるが倒され近江に警告。31分、近江14番→30番。こちらも何も活躍できず。前半は0-0で終了。かなり一方的だったが綾羽もアバウトに蹴るサッカーで精度がなかった。
前半シュート数2対1、CK数3対0。CK数3対0、GK数2対7、クロス数5(すべて右クロス)対0、ファウル数7対7、FK数3対1。

後半開始。37分、綾羽右CKに4番落とし中クリア。40分、近江、右CK11番の左足は合わず。43分、近江22番カットイン、11番シュートはオフサイド。48分近江14番→17番。17番は徹底的にドリブラー。プラン通りの交代かな?左右のバランスが良くなった。近江もすかさず22番→18番。右サイドバックを代えたということは17番対策?運動量を考えて?57分、綾羽、左FK。10番倒される。8番の右足はファーでクリア。60分、綾羽17番左クロス、競り合いこぼれを何とかクリア。決定機。62分、綾羽10番→9番。近江2番→24番。右サイドバックに入り18番が右ハーフに上がり、10番がセンターバックに。9番が左、7番がインサイドに。綾羽8番→18番。疲れていた。18番はなかなか身体能力が高い選手。73分(ロスタイム3分)、近江の右70度30mFK10番の左足は大きく上に外れる。
延長で綾羽16番、7番→15番、19番。
延長に入り綾羽の攻勢が続く。そして78分、クサビのボールを近江潰しきれず、というか処理ミスでこぼれ右ハーフに入っていた15番が流し込み1-0。延長後半近江は24番→21番。結局巧みに時間を進めた綾羽が苦戦しながらも狙い通り完勝し、決勝に駒を進めた。

近江は昨年の2年生チームのような超守備的スタイルではない。とは言え、繋ぎきれず押し込まれ耐えるのみになってしまった。綾羽も以前は丁寧に繋いでサイド攻撃だったが、アバウトなボールをまず前線に入れてマイボールにしてサイド攻撃だった。技術の精度が落ちている。やや残念だ。

決勝は草津東と綾羽の草津ダービーに。



2018年05月27日(日) クラセン関西予選準決勝 枚方-姫路 C神戸-FC大阪 高校総体大阪男子決勝リーグ 履正社-阪南大高 女子決勝 大阪学芸-大商

クラブユース選手権関西予選準決勝
枚方フットボールクラブ・カンテラ-エストレラ姫路FC U-18
5月27日 堺S13 9時30分 人工芝 晴


枚方           姫路
---福田--塚原--- ---高田--田邊---
------------ ------------
藤原-津田--船井-大嶋 大墨-西木--為則-磯川
岡本-根来--須山-中尾 小池-奥平--大西-森下
-----奥村----- -----杉元-----



姫路
GK  1 杉元達樹
DF 17 大西悠生
   30 森下大地
   38 奥平雄基
   11 小池祥吾
MF  4 磯川恭太
   10 西木輝瑠
   16 高田輝
   20 為則太一
FW 36 大墨健吾
   19 田邊真輝

枚方
GK 21 奥村康生
DF  4 須山一樹
    7 塚原大
   24 根来真鈴佳
   12 岡本大阿
MF 10 津田陸翔
   19 大嶋青空
    8 福間創太
    9 船井光志郎
FW 13 藤原颯馬
   15 中尾太一
 

  
立ち上がりから姫路が自在に回す。⑩西木が力強いミドルパスで展開し、スルーパスもどんどん入れる。⑯高田はターンが鋭い。⑳為則も西木ほど力強さはないが左足で組み立てる。⑰大西は力強い踏み込みで枚方FWに入った瞬間に潰す。⑪小池は正確な左足がある。
いきなり⑲田邊シュート、バー。8分、姫路⑩西木の右CK、㊱大墨ヘッドは外れる。12分m左を崩し⑳為則の左シュートはキャッチ。14分、姫路⑪小池の正確な左足フィード、㊱大墨左シュートは弱い。ワンタッチ。左CK⑩西木のキックに⑪小池合わせるが右に外れる。この時点で姫路は決定力が低いのでは?と思った。フィードに⑲田邊カットインシュートは外れる。20分、⑩西木、がっちり身体を入れてターンからスルーパス、⑳為則左シュートは外れる。22分、姫路⑯高田鋭いターンからスルーパス、枚方GKいい飛び出しでカット。その左CK⑩西木のキックをキャッチならず何とかクリア。24分、姫路⑩西木スルーパスに㊱大墨裏を取るがシュートはセーブ。決定機。その左CK、⑩西木が鋭いボールを入れてこぼれをペナちょい外右寄り20mから⑳為則が左足ミドル、見事突き刺さり0-1。26分、姫路左CKからの枚方カウンター、右裏⑦塚原がシュートは右に外れる。29分、姫路、スルーパス⑲田邊シュートはセーブ、こぼれに④磯川詰めるもブロック。超決定機。29分、姫路⑮中尾→㉞大窪昭杜。ちょっと動きが悪かったか。35分、姫路⑪小池の左クロス、④磯川落とし⑲田邊シュート外れる、決定機。38分、枚方⑬藤原に警告。反スポーツ。40分、⑲田邊右シュート、ニア上に外れる。決定機、前半終了0-1。

シュート数3対9、CK数0対6、GK数4対2、オフサイドなし。クロス数0対6、ファウル数9対3。かなり一方的だったが、この内容で最少スコアなら枚方も悪くない。

ハーフタイム、㊱大墨→㊺小寺順也。右ハーフに入り、磯川が左に回る。52分、枚方⑫岡本に警告。ラフ。53分、姫路フィードに④磯川カットインから⑩西木シューtpは上に外れる。決定機。姫路㊺小寺はやや持ちすぎで全部ドリブルで抜こうとする。56分、姫路④磯川ミドル、ナイスセーブ。決定機。枚方GK㉑奥村がリズムに乗ってきた。枚方も⑦塚原右シュート、ナイスセーブに詰めてゴールを割るがオフサイド。61分、枚方右CK⑧福間の右足も姫路が高い。67分、姫路⑪小池の左クロス、こぼれを㊺小寺ボレーは左に外れる。68分、㊳奥平→⑥杞山拓実。74分、枚方⑲大嶋→74石川南瑠。77分、④磯川、ラフで警告。79分、姫路⑯高田スルーパス⑲大嶋、右から左隅。⑲田邊→⑨康胤二。82分、④磯川のミドルはセーブ。決定機。磯川は左に回って思い切ったプレーが増えた。左の方が得意なのかな?84分、⑯高田→㊽清水一希。結局0-2で姫路が勝利した。

結果は順当だがむしろ決められなかった印象だ。インサイドから次々にスルーパスが出るのにシュートはことごとくセーブされる。⑩西木はちょっと止められなかった。身体が強いので寄せられてもキープし、確実に捌ける。FWは9番が本来のエースだと思ったが。守備陣も⑰大西を軸に堅かったが左がやや狙われていた。

公式記録




クラブユース選手権関西予選準決勝
センアーノ神戸ユース-FC大阪U-18
5月27日 12時 堺S13 人工芝 晴


センアーノ神戸      FC大阪
----佃--岡本--- ---富田--垣端---
-----吉永----- ------------
-矢木--酒井--中谷- 藤城-田中--石田-星野
甲山-小野--工藤-道端 打越-岡本--西平-吉田
-----大原----- -----大倉-----

センアーノ神戸
GK 21 大原泰輔
DF 14 小野涼平
    5 矢木大翔
    2 道端祐貴
   48 工藤帆七海
MF 13 甲山稜二
   26 吉永彩人
   17 酒井優一
   49 中谷斗哉
FW 11 佃飛雅
   29 岡本悠伯

FC大阪
GK  1 大倉隆暉
DF  8 吉田成秀
    4 西平龍
   29 星野一真
    2 岡本黎
MF 10 藤城淳弥
   14 石田蒼一郎
    5 打越諒伍
    6 田中協
FW 13 垣端一成
   15 富田大雅

センアーノはCB⑭小野が素晴らしいキック力でロングフィードで組み立て、身体の強さを活かした守備でも活躍する。⑤矢木はずば抜けたスピードとバネがある。エース㉖吉永は守備の戻りが早く、素早くカットしたと思ったら前線に飛び出し決定的な仕事ができる。特に一つに絞れる武器があるわけではないが、トータルな能力が高い選手。⑪佃はいいタイミングで流れて突破できる。㊾中谷はドリブラー。②道端は正確な右クロスあり。
6分、センアーノ、パントキックから㊾中谷流れてシュート、決定機。8分、㉖吉永のパスから⑤矢木の左クロスを⑭小野シュートは辛うじてブロック。決定機。10分、⑤矢木、左で1対1からシュートはバー。決定機。㉖吉永のスルーパスに㉙岡本右クロスはカット。㉖吉永のミドルはセーブ。決定機。ずっと猛攻が続くがなかなか決められない。30分、FC大阪⑩藤城→⑯桜木蒼斗。負傷交代。センアーノは体格もあって当たりが激しいから。34分、②道端のサイドチェンジ、⑤矢木が左を独走ゴール。1-0。39分、センアーノ、㉖吉永のスルーパスをDF何とか触るが㉙岡本が決める。2-0。42分、㉙岡本の右シュート、こぼれを⑤矢木が決めて3-0。前半終了。力の差から言って前半で勝負はついていた。

㊽工藤→⑲末松颯真、㊾中谷→⑦杉下大空、㉙岡本→㊴北詰真己。
後半もセンアーノの猛攻が続く。56分センアーノ㉖吉永→㉗畝川漱真。58分(45分ハーフ)、FC大阪⑤打越→㉑福島由伸。59分、センアーノ㉗畝川は左を突破してクロス、DF触りこぼれを⑪佃が蹴り込む。4-0。62分⑤矢木→㉕柴山拓海。66分、⑰酒井→⑥杉上倖太。FC大阪GK①大倉→㉒大下和眞。73分、吉永に代わりキャプテンマークを巻いた⑭小野のスルーパスに抜けた⑪佃が1対1を決める。5-0。FC大阪、⑬垣端→⑨弘田凌雅。センアーノ⑪佃→⑱吉森亮翔。76分、FC大阪⑯桜木→㉛郡山曹太郎。77分、FC大阪④西平のハーフ付近FK放り込みを⑥田中ヘッド。5-1。まあ、明らかにセンアーノの集中力が欠けてましたね。79分、センアーノ、㉗畝川のパスを㉕柴山右シュートを叩き込み6-1。FC大阪、86分㉙星野→㉘竹内大智。結局6-1で終了。センアーノが毎年お馴染みの決勝進出を決めた。

決勝はまたも姫路との対決。今季は1勝1敗だ。力量的にも互角だろう。勝てば全国だが負ければJリーグの4位京都とのプレーオフで極めて厳しい。それだけに全国をかけたしびれるゲームを期待できる。双方中盤に絶対的なエースがいるのでどちらが活躍するかが大きく勝敗を分けそう。

公式記録



後半から観戦。選手名の放送には間に合わず。大阪は試合ごとに背番号変更可能なのでプログラムの書き写しは避けます。阪南大高⑥は和田。前半0-0。

高校総体大阪大会決勝リーグ第1日
履正社高校-阪南大学高校
4月27日 13時 堺S1 ピッチ良 晴


履正社          阪南大高
-十番--九番--六番- ---六番--十一---
-二十------八番- ------------
-----二三----- 十四-十番--八番-十七
五番-十三--三番-二番 七番-十九--三番-四番
-----二一----- -----十二-----

後半立ち上がり、履正社2番のミドルで先制!履正社は3番の高さで跳ね返し、9番の動き出しの速さや10番のドリブルでかき回そうとするが、阪南大高も秩序だったプレッシングで奪い10番の正確な展開や19番の組み立て、両サイドの突破、そして⑥和田の裏狙いで形を作る。そして32分、右スローインから10番のクロスを13番落とし⑥和田ターンから決めて1-1。直前にエースストライカー⑨小松海樹を下げて逃げ切りを図っていた履正社にとってはダメージ大きかった。ゲーム時代は引き分けだが、順位決定の参考までにPK戦を行う。

履正社、4番左足、成功。左に強く。
阪南大高、6番、成功。逆を突いて右。
履正社、6番。成功。左上。
阪南大高、3番、成功。左隅。
履正社、5番、成功。逆を突いて右。
阪南大高、10番、成功。左隅。
履正社、8番、成功。右。
阪南大高、19番、成功。タイミングを外し真ん中にクッキアイオ。
履正社、10番左足、成功。真ん中。
阪南大高、8番左足、成功。逆を突いて左。
履正社、13番、失敗。上に外れる。
阪南大高、13番、成功。逆を突いて右。

結局順位決定の参考のPK戦は阪南大高が勝利した。



引き続き堺S15の高校総体大阪大会女子決勝に向かう。14時キックオフの為、すでに後半途中。

高校総体大阪大会女子決勝
大阪学芸高校-大商学園高校
5月27日 14時 堺S15 人工芝 晴

前半2-1、後半0-1で進んでいる。

大阪学芸         大商
---十一--九番--- -----九番-----
------------ 七番-十一--十番-八番
十番-六番--八番-七番 -----六番-----
三番-五番--四番-二番 三番-二番--四番-五番
-----一番----- -----一番-----


学芸はやはり強力な2トップが起点になるスタイル。9番が力強く、11番が万能型。しかし大商はセンターバック陣が4番を軸に堅い。6番の正確な展開、10番の精神力の強さ、9番の強さと各ポジションが強力でチーム力の高さを感じる。後半35分も決着がつかず、延長へ。大阪学芸は強力2トップを下げて27番イン、8番もFWに。この二人はカウンターからスピードのある仕掛けを見せ脅威になる。互角のまま進展する。結局延長でも決着つかず、決勝は引き分け。大阪代表校を決めるためのPK戦が行われる。

大商、10番。成功。左上。
学芸、18番、成功。左上。
大商、9番、成功。逆を突いて右。
学芸、2番、成功。左隅。
大商、19番、失敗。外れる。
学芸、5番、成功。左。
大商、7番、成功。左隅。
学芸、8番、失敗。外れる。ポスト。
大商、6番、失敗。セーブ。
学芸、6番、成功。

結局PK戦で大阪学芸が優勝した。学芸は2トップの他堅実で攻守に効いている6番、交代出場でスピードでかき回した18番、精神力の強い5番が注目かと。押されながらも繋げるのは8番など基本的技術がしっかりしているからだ。11番はヴィトーリア出身の岩本だそうだ。



2018年05月26日(土) 高校総体京都大会準決勝 東山-京都共栄 菟道-京都橘

高校総体京都大会準決勝
東山高校-京都共栄高校
5月26日 11時 太陽が丘 ピッチ並 晴


東山           京都共栄
---久乘--長坂--- ---十番--十九---
------------ ------------
宇賀神-倉貫-片岡-中山 十四-四番--六番-八番
見上-飯田--井上-木下 七番-五番--十一-二番
-----荒木----- -----一番-----



東山 監督:福重良一
GK  1 荒木光汰  178/70 00/12/04 京都JマルカFC
DF  2 木下誠太  
    3 井上竜稀  172/66 00/09/08 京都JマルカFC
    4 飯田敏基  168/62 00/04/28 MIOびわこ滋賀U-15
    5 見上端紀  
MF  6 片岡宥人  171/62 01/01/26 SAGAWA SHIGA FC
    7 宇賀神拓世 168/64 00/10/11 京都JマルカFC
    8 倉貫直人  166/59 00/08/13 京都JマルカFC
FW  9 長坂大陸  166/57 00/09/07 京都JマルカFC
   10 久乘聖亜  178/64 01/03/31 京都サンガFC U-15
FW 11 中山翔   

京都共栄
GK  1 クドウ
DF  2 クボ
    5 オバタ
   11 タニ
    7 タムラ
MF  8 シマムラ
    6 シオミ
    4 エノモト
   14 スズキ
FW 19 イイノ   
   10 ウチダ



東山は今年からプリンスリーグに再昇格し、また以前はプレミアリーグにもいた強豪である。今年のチームは例年になく強い。対する京都共栄は京都北部の強豪で、準々決勝では久御山を3-0で破った。ネームバリューから番狂わせと思われるかもしれないが、やはり今年のチームは相当強い。新チームの力を観る限り、私にはむしろ順当に見えた。

さて東山はセンターバック陣が体格データ以上に強く高く見える。京都共栄のセンターフォワード19番もなかなか勝てず、戦術の柱がなかなか成立しない。10番は非常にテクニックがあるが、プレーが小さく細かすぎる。狭い局面打開にこだわり過ぎる。東山⑨長坂はなかなかのジャンプ力。⑩久乘(クノリ)は特別な才能を持った選手で、Jリーグ入りも狙える逸材。身体能力と加速力に秀で、当たられても耐えてターンして振り切れる。あとはシュートを決める意識だ。②木下が動き出しが早い。ロングスローもある。京都共栄8番は右でタメを作り、4番は失わない選手。

1分、東山、右CKを7番左足もミスキック。立ち上がりから思ったが京都共栄はスローインが下手。工夫がない。細部を詰めるのが真の強豪への道なのだが、練習が足りないのかな?7分、京都共栄10番、右からドリブルでごぼう抜き、最後カット。このプレーで東山の目の色が変わったのが分かった。10番に対する警戒レベルが一気に上がった。スーパープレーだったが、こういうことは1試合でそう何回もできない。8分、東山⑪中山の右クロスに⑦宇賀神左足ミドルは右に外れる。決定機。12分、京都共栄10番またもドリブル、8番、右クロス合わず。16分、東山、右クロスが流れ、左CK。これを⑩久乘のキック、はね返しを自身が左クロス⑥片岡トラップからシュートは上に外れる。決定機。24分、東山⑦宇賀神から⑤見上シュートは上に外れる。決定機。32分、京都共栄、左CKの跳ね返りを正面ペナちょい外から4番ボレーはライン上ブロック。初シュートだが超決定機だった。前半終了。0-0。

後半開始。いきなり東山、ペナ右からフリーキック。⑦宇賀神の左足大外折り返しシュートは弱い。37分(後半2分)、右CK、⑦宇賀神の左足、カットを⑪中山クロス、⑨長坂シュートは上に外れる。40分、⑤見上が左で鋭い切り返しから左クロスはファーに流れる。この時間帯、東山⑩久乘の動き出しに京都共栄がついて行けず、直接関わっていなくても、大きく貢献している。44分、東山⑦宇賀神左クロスは合わず。宇賀神はプレーに関わる絶対量でチームに貢献している。48分、京都共栄14番→9番カリグチタイチ?19番→22番アミオリサトシ?FWに入る。10番が左ハーフに。51分、東山⑦宇賀神→㉔?? 52分、東山⑩久乘の左クロス⑪中山折り返し⑨長坂シュートは正面。長坂はいつもいい位置にいる。予測がいい。東山③井上の172cm登録は本当か?ずっと高く感じるのだが。61分、東山、右CK、⑩久乘の正確な右足キックにニアで⑨長坂が逸らしファーサイドネットへ。1-0。京都共栄8番→18番ノグチタクト。69分、京都共栄10番が左でキープから中にごぼう抜きドリブル、4人ほど外して右に展開。右フリーミドルが突き刺さり、1-1.しかしロスタイム、東山、右70度35mFK、⑩久乘の正確なキックが24番のヘッドにあって2-1。ロスタイム⑩久乘も下げて時間稼ぎして東山2-1京都共栄でアタイムアップ。

やや東山が力で上回ったが、京都共栄にも勝機があった。東山がセットプレーで決めたのに対し、京都共栄はスーパープレーで決めた。セットプレーを詰めるのが育成年代での良し悪しはともかく、強豪の勝ち方とは言える。京都共栄はシュート数も前後半で3本だったし、やはり流れの中でも形を作れなかった。冬までにどう成長するか?



第2試合は全国経験のある地元宇治の菟道の登場とあって観客数が増える。対する京都橘も京阪宇治線沿線。ここ近年冬は京都橘が五連覇中だが、レベルの高い京都で決して圧倒的に強いわけではなく、ギリギリの勝負強さと仕上がりの良さで勝ってきた印象が強い。今年のチームに関しても京都で頭一つ抜け出た印象はない。


高校総体京都大会準決勝
菟道高校-京都橘高校
5月26日 13時30分 太陽が丘 ピッチ並 晴


菟道           京都橘
---十番--九番--- ---佐藤--関野---
-----十八----- ------------
--六番-十五-八番-- 山田-稲田--篠永-今田
十六-四番--三番-十七 髙木-竹内--松田-松本
-----一番----- -----郷田-----



菟道
GK  1
DF  4 タニガワ
   17 サカモト
    3 キノシタ
MF 16 イトウ
    6 ホシノ
    8 キタグチ
   15 タナカ
FW 18 ナカムラ
   10 マツダ
    9 サトウ

京都橘 監督:米澤一成
GK  1 郷田凪砂
DF  2 松本永遠
    3 松田佳大  184/68 3年 05/17 セレッソ大阪U-15
    4 竹内颯太  175/65 3年 07/03 ASラランジャ京都
   10 髙木大輝  
MF  7 篠永雄大  162/55 3年 04/09 FUT6
   18 稲田千寛  171/69 3年 10/15 ギラヴァンツ北九州
   14 今田温稀  160/51 3年 05/29 YF NARA TESORO
   13 山田剛綺  
FW  8 佐藤陽太
    9 関野竜平  168/65 3年 07/14 京都J-マルカFC



菟道は放送では3バックで布陣を見ると中盤ダイヤモンド型の4-4-2となっている。18番がトップ下だが厳しいマークにあい、サイドのMFは京都橘のサイド攻撃に対応しきれず、サイドを抑えられている。10番が動き出しが早いがパスが出てこない。一方で守備陣は堅く、マークが堅実だ。一目で守備のチームと分かった。京都橘は右の②松本が中に絞り気味の「偽サイドバック」で左の⑩髙木は圧倒的な攻撃力と正確な左足がある。⑦篠永が自在にゲームメイクしつつ守備に効いている完成度の高い選手。⑨関野がエースストライカーだ。

6分、京都橘⑱稲田が激しい当たりで奪いループ、上に外れる。8分、菟道18番ミドルは右に外れる。直後、京都橘フリーキック。⑨関野のキックに②松本が高いヘッド。0-1。更に右CK、⑩髙木の左足こぼれに⑱稲田ループはバー。20分、京都橘⑦篠永から⑩髙木左クロス、⑬山田ヘッドはキーパーナイスセーブ。菟道はこのゲームで初めてマークを見失っていた。決定機。26分、⑱稲田サイドチェンジ、⑩髙木左クロスはナイスクリア。高木の精度は素晴らしいが、サイドから正確に上げられてもマークを見失わない菟道の守備も素晴らしい。菟道は5バックに変更。↓の通り

菟道
---八番--九番--- ------------
-----十八----- ------------
十六-六番--八番-十五 ------------
--四番-十七-三番-- ------------
-----一番----- ------------

まあ守備のチームだけにまずしっかりサイドを守ろうという意図か。サイドを破られていただけに納得の布陣変更だ。しかし33分、京都橘⑦篠永から⑩髙木、⑦篠永からスルーパス⑨関野が決めて0-2。結局前半は0-2で終了。

ハーフタイム、京都橘14番→15番。いきなり⑦篠永のスルーパスに⑨関野はGKが止める。菟道も10番のいい飛び出しから右クロスに9番ヘッド、右CK。これを京都橘がゾーンで守る。39分(後半4分)、菟道3番に警告。遅れてタックル。43分、菟道、15番→2番。左ウイングバックに。48分、京都橘の左CK。この際菟道もゾーンで守る。それまでマンマークで守っていたが、京都橘の高さがないのでゾーンのほうが効果的だと判断したのだろうが、高校レベルでCKをゾーンで守れるということは相当な練習を積んでいるのだろう。京都橘⑨関野から②松本に預けリターンを受け⑦篠永に出しミドルは右に外れる。決定機。菟道9番→19番オカノ?58分、京都橘②松本から15番シュート、決まって0-3。以降菟道は選手交代を交えるが攻め手がなく0-3で京都橘が勝利した。

正直力の差はあったが、セットプレーで早々に先制しなければ菟道にも勝算はあっただろう。攻撃としては18番のパスを10番が素早い動き出しで受けて9番が決めるという形か。しかし京都橘⑦篠永、⑱稲田のボランチが強力で18番が自由を得られなかった。

決勝は純戦力的にはほぼ互角だが、サッカーの格言、「チーム力が互角なら、一番うまい選手がいるチームが勝つ」というものに従えば、⑩久乘がいる分、東山が有利かもしれない。



2018年05月20日(日) クラセン関西予選J組 C大阪-神戸 G大阪-京都

クラブユース選手権の関西枠は5。Jクラブ4つはリーグ戦を行い上位2クラブがそのまま全国へ。下位2クラブは街クラブとプレーオフを戦う。グループリーグ第1戦でC大阪はG大阪を下し勝ち点3を得ていて、京都と神戸は引き分けている。つまり第1試合はセレッソが勝てば全国が決まる。ちなみに下里が河内長野にある。非常に不便。自宅からだと御堂筋線でなかもずまで行って南海高野線の乗り換えるのが一番安い。河内長野駅からバスで下里口まで行って、さらに徒歩早歩きで20分強かかる不便な地だ。


クラブユース選手権関西大会
セレッソ大阪U-18-ヴィッセル神戸U-18
5月20日 下里 11時30分 人工芝 晴

C大阪          神戸
---吉田①-藤尾②-- 船越---臼井②--小田②
------------ ---押富①-廣田?--
近藤①根木--松本②谷本 -----大森?----
下川②大橋①-室津-中島 -泉-小林--右田-宋-
-----林------ -----多久美②---



セレッソ大阪U-18 監督:村田一弘 
前登録記載なしはセレッソ大阪U-15、
西はセレッソ大阪西U-15出身
GK 21 林祥太郎  185/71 00/10/11
DF  3 室津颯斗  180/73 00/04/12
    5 中島稜斗  171/66 00/04/06 西
   30 下川太陽  162/61 02/03/07 
   40 大橋滉太  189/82 02/04/09 西
    8 谷本駿介  172/64 01/03/07
MF 20 松本凪生  171/66 01/09/04 
   32 近藤蔵波  167/60 02/07/06
    9 根木洸希  178/70 00/05/17
FW 18 藤尾翔太  180/69 01/05/02 RIP ACE SC(第3種)
   34 吉田有志  172/66 02/04/22

GK 31 上林豪   
DF  2 判田直也  170/66 00/04/11 西
   44 鷲見海凪
   23 西村真祈  178/75 01/11/03 西
MF 36 前田龍大  169/59 02/05/20 
FW 14 佐川洸介  
   
C大阪はCB石尾がJ3帯同。本来の守備の中心瀬古は怪我で離脱。
西尾まで出ておらず、CB事情が厳しい。ボランチ喜田もJ3で
レギュラーの為、ユースには出ず。J3帯同GK林、MF松本、
FW根木もJ3のベンチ入りが多く、松本と根木は出場経験もある
Jリーガーである。

ヴィッセル神戸U-18 監督:野田知
前所属記載なしはヴィッセル神戸U-15、
伊丹はヴィッセル神戸伊丹U-15出身
GK  1 多久美景紀 181/74 01/04/13 柏レイソルA.A.TOR‘82
DF  2 宋勝鳳   176/69 00/05/31 
    4 小林友希  184/80 00/07/18
    5 右田楓   176/68 00/05/18 バレイアSC U-15
   16 大森涼
MF  8 船越大夢  175/66 00/05/09
   25 押富大輝  170/64 02/04/09
   29 廣田陽一
    9 小田裕太郎 180/69 01/08/12
FW 11 泉柊椰   173/61 00/12/02 柏田SC
   13 臼井勇気  172/65 02/02/22

GK 12 関本龍功斗 182/67 01/07/07 シーガル広島JY
DF  3 東田正樹  179/69 01/05/16 伊丹
   19 緒方佑真  170/67 01/11/13 伊丹
   20 坂口薫   179/68 01/06/03 伊丹
   39 森本大智  172/61 02/04/06 プルミエール徳島SC
MF 28 佐々木貴哉 179/65 02/10/19
   32 馬場智己  173/61 02/09/12
FW 14 重野祥輝  165/67 01/06/12 東京杉並ソシオFC U-15
   27 五味郁登  176/64 02/05/09 
   34 堀海斗
   35 森田侑樹  171/64 02/09/15 



トップでJ1スタメン出場もしている小林を容赦なく出場させている。

さて、ゲームは立ち上がりから神戸が中盤でパスを回し支配にかかる。⑯大森は大きなサイドチェンジも交え、安定したプレーで細かいプレーも大きなプレーもできる。⑬臼井はしばしば引いてくる「偽9番」。⑨小田は加速力を活かしたドリブルが冴え⑪泉は上がりっぱなしの左サイドバックである。3.5バックともいえる。⑤右田はフィードミスもあるが、ロングフィードを狙っている。④小林は空中戦で次々に撃墜し、当たりも完璧で、1試合通して対人で負けたのは実はサイドに追い込んだC大阪⑱藤尾に当たり負けした一回だけで、ほぼ、というか、完璧な守備だったと言っていいだろう。やはり別次元の選手だ。
4分、C大阪㉜近藤が相手ミスをカット、⑱藤尾に出し決める。1-0。13分、神戸⑨小田がペナ内で倒される。PK。これを⑧船越が逆を突いて左に決める。1-1。戦力で劣勢のC大阪は守備に回る。そんな中⑨根木が当たりに強く展開も出来、効いている。⑳松本は攻守に効いていて、神戸の強力な中盤3枚に抵抗できる守備力がある。⑧谷本は神戸⑪泉をよく見ているが、攻撃面で持ち味だせず。14分、神戸、サイドチェンジから⑪泉カットイン右足シュート、ブロック。神戸は大きな展開で左の泉へ出しカットインからシュートの形を1試合通じて3回くらい見せ、ゲームプランの一環だと思われるが、すべてシュートブロックされている。たぶん神戸の左CBには④小林がいるから泉が上がっても大丈夫と言う信頼感からだろう。26分、神戸⑨小田→⑬臼井が飛び出すもオフサイド。28分、神戸、㉕押富から⑧船越、⑨小田とリズミカルに繋いで右クロスはカット。34分、神戸、⑨小田から⑬臼井、⑧船越とつなぎ左シュートが突き刺さる。1-2。更に神戸はロングフィードに⑬臼井が裏に飛び出して落として㉙廣田がシュート、右に外れる。決定機。直後にもカットから⑬臼井のポストから⑪泉シュートはブロック。42分、神戸⑧船越左CKを右足で入れるが逸機。44分にも神戸、細かくつないで最後ミスで逸機。前半終了。1-2。

前半シュート数1対4、CK数0対1、GK数3対3、オフサイド数1対1、クロス数2対4、ファウル数5対2。

ハーフタイムでC大阪⑧谷本→②判田。ボランチ。⑳松本が右に。中盤の守備を強化か?神戸の中盤はテクニカルで支配力に優るから。前半は松本の攻撃力で守備弱そうな神戸のインサイドを突こうと狙ったのだろうが、完全に押し込まれている。52分、神戸C大阪⑤中島のフィードに㉞吉田飛び出すがGK抑える。53分、神戸⑯大森のスルーパスから左CK獲得。⑬臼井(左足)⑨小田(右足)が近づくが⑨小田が入れてニアで②宋が合わせるが左に外れる。決定機。54分、神戸カウンター⑬臼井から⑨小田が右シュートもGKナイスセーブ。超決定機。㉑林もなかなかいいGKだ。出場歴はないとはいえJ3に呼ばれるだけはある。56分、神戸㉙廣田のスルーパスに⑧船越飛び出すも倒されPK。これを船越自身が逆を突いて右に決めて1-3。58分、C大阪㉞吉田→⑭佐川。59分、神戸⑧船越突っかけ左クロスはカット。60分、C大阪⑱藤尾仕掛けてシュート、ナイスセーブ。決定機。藤尾は身長の割に空中戦はないが、テクニックと意外なパワーを兼ね備えている。61分、C大阪、右CKがファーに流れ⑱藤尾の左クロスを③室津ヘッド。2-3。後半のみの給水タイムで神戸、⑯大森、㉕押富→⑳坂口、⑭重野。神戸は4-4-2に変更。↓の通り。
72分には⑬臼井→㉜馬場。

神戸
---重野--小田②--
------------
-泉-廣田--船越-馬場
-泉-小林--右田-宋-
-----多久美②---

78分C大阪、㉜近藤→㊱前田。83分、C大阪、⑱藤尾から⑳松本が右シュート。3-3。84分、C大阪㉚下川→㊹鷲見。85分、神戸、タテ一本⑨小田が強引に右を突破し決める。3-4。89分、神戸⑨小田→㉗五味。結局巧みに時間稼ぎして3-4で神戸が逃げ切った。


公式記録





クラブユース選手権関西大会
ガンバ大阪ユース-京都サンガF.C.U-18
5月20日 下里 14時 人工芝 晴
G大阪          京都
---永山--原田--- ---服部--山田②--
------------ ------------
足立-奥野--長尾②福井②上月-杉田--福岡-徳束
吉木-大石--河井-奥田 岡崎-江川--竹島-尾崎
-----王②----- -----井ノ尾----



ガンバ大阪ユース 監督:實好礼忠
GK 16 王新宇   190/89 01/08/07
DF  3 大石修也  175/72 01/01/12 柏田SC
    4 吉木大喜  170/61 00/06/07 柏田SC
    5 河井哲太  183/77 00/05/08
   17 奥田勇斗  170/63 01/04/21 
MF  8 奥野耕平  174/64 00/04/03 
   11 足立翼   177/65 00/09/06
   15 長尾優斗  177/68 01/08/31 千里丘FC
   29 福井和樹  165/57 01/06/13 サルパFC
FW  2 永山周平  185/77 00/04/20
   14 原田烈志  171/62 00/06/23

GK 21 吉川直輝  187/78 02/04/21
DF  6 岡治秀明  174/65 00/08/22
   25 高橋直也  179/65 01/05/28 門真
MF  7 丹羽匠   173/71 00/04/15 柏田SC
   10 岩本翔   167/57 01/03/18
   12 天野寛人  
   13 國分龍司  172/62 00/10/04 千里丘FC
   22 久保賢侑  169/66 01/07/25 横浜F・マリノスジュニアユース
   26 藤永涼
   28 岩瀬瑞生
   30 食野壮磨  168/62 01/05/20
FW 20 コルドバナガレモリキヨシ
 


京都 監督:岸本浩右 前所属記載なしは京都サンガF.C.U-15出身
GK  1 井ノ尾匠  179/76 00/06/06 
DF  2 竹島京介  175/67 00/06/08
    7 江川慶城  181/72 00/04/02
    8 尾崎優樹  172/64 00/09/24
   12 岡崎駿希  171/64 00/06/27
MF  6 杉田迅   175/68 00/07/30
   10 福岡慎平  170/67 00/06/27
   11 山田楓喜  180/71 01/07/10
FW 14 上月壮一郎 180/71 00/12/12
    9 服部航平  173/68 00/08/22
   17 徳束颯   170/61 01/05/13 千里丘FC

GK 21 北原一樹  190/82 01/05/10 愛南町立御荘中
DF  3 前多駿佑  179/63 01/06/20
    5 井上航希  190/71 01/06/20
   23 木村歩夢  177/65 01/04/25
   24 木邨優人  182/65 02/09/16 大阪市ジュネッスFC
   26 坂上天政  164/59 02/04/15
MF  4 川崎颯太  171/67 01/07/30 ヴァンフォーレ甲府U-15
   19 上野剛   169/62 02/08/19
   22 川島功奨  166/58 02/05/27 
   28 中野瑠馬  166/57 02/10/06 賢明学院中
FW 18 小宮健   177/72 01/08/14 西宮サッカースクールジュニアユース



坂上は阪上かもしれない。

G大阪は長身②永山をトップに置いてハイボールを競らせる意図か?しかし京都⑦江川にことごとく撃墜され、機能していないように見える。⑧奥野は長短のパスで味方を動かす一方で守備では生きず、ただ走らされるが、後半には生き生きとしだす。⑭原田はわずかなチャンスをぬかりなく狙っているリアルストライカーらしい選手。④吉木は積極的に上がりを狙う。⑤河井は相手が空中戦を得意としていないこともあって高さでは完勝。ロングフィードも見せる。
京都はやはり主力は⑦江川、⑩福岡、⑭上月、⑨服部だと思う。江川が守備が安定して運べてロングフィードを出せる選手。ただし上のレベルで180cmでやれるのかは疑問。⑩福岡は正確な技術とパスセンスに秀でた選手だが、CBの間にまで落ちてビルドアップするので、前線に決定的なパスは出せない。そして全体がスローテンポになる。支配率は凄いのだが。上月は左からタテ突破もカットインもあり、裏にも飛び出せる。スローテンポな京都にあって唯一加速できる選手。⑨服部は動き出しが良いがまるでボールが来ない。

さて立ち上がりから一方的に京都が回すが、とにかく遅い。ノーリスクでジャブしか撃たずにノックアクトする気でいるかのようである。8分、京都、⑭上月の突破からクロスは⑨服部へ、シュートはキャッチ。決定機。9分、京都⑩福岡のパスに⑨服部ポストで落として⑰徳束シュートはブロック。18分、京都⑪山田がポストから⑭上月の左クロスは何とかカットして左CK。これは⑩福岡が担当。逸機。G大阪、⑤河井の高さが活きている。20分、京都⑭上月のロングはキャッチ。G大阪GK⑯王はなかなかのタレントではなかろうか?27分、京都⑩福岡のキープから⑧尾崎右クロスを⑨服部シュートは王がナイスセーブ。決定機。その右CK、浮いたボールを⑦江川ターンボレーはナイスセーブ。決定機。29分、G大阪⑭原田が左で突っかけ⑪足立が初シュート。京都は⑪山田が得意のドリブルがなく、引くことも流れることもなく、工夫がみられない。技術もスピードもあるのだが、アイディアがないと上のレベルでは苦しい。京都⑰徳束がサイドチェンジ、⑭上月の左クロスに⑥杉田シュート、セーブ。左CK。これをファーで⑦江川ヘッドは上に外れる。47分、京都⑥杉田→④川崎。痛い負傷交代。結局前半は0-0で終了。

手元集計でシュート数2対6(4)、CK数0対3、GK数3対2、オフサイドなし、クロス数4対4、ファウル数1対3。いい位置でのフリーキックなし。

ハーフタイム、京都⑪山田→㉒川島。まあ機能していなかった。さて後半も京都が回す。49分、⑦江川のロングフィードに⑭上月が裏に飛び出す。GKと1対1。G大阪⑤河井はマークを捨てて上月を見るべきだった。しかしループを外す。超決定機。52分、京都⑰徳束→⑱小宮。55分、京都のバックパスが⑭原田へ、左に出し②永山が難なく決める。1-0。これがフットボールというものだ。決めなきゃ決められる。京都はセンターバックに間に落ちる役割が④川崎になり、⑩福岡を上げる。やや京都のスピード感が増す。64分、⑩福岡から⑨服部へ。シュートはセーブ。決定機。左CKへ。この形が福岡と服部の形だ。65分、G大阪⑭原田→㉚食野。はっきり言って原田はエースだが、負担がかかりすぎていた。食野も決定的な仕事ができる選手。67分京都丁寧に繋ぎ⑫岡崎シュート、上に外れる。68分、G大阪②永山→㉘岩瀬。回し続ける京都に対し2トップの負担が大きすぎるから。それにカウンターを狙う状況では永山は迫力がない。72分、G大阪⑪足立に遅延で警告。73分、G大阪㉘岩瀬ミドル弱い。決定機。京都も⑨服部ポストから㉒川島右シュートはサイドネット。決定機。77分、京都㉒川島→㉘中野。G大阪㉙福井→⑬國分。⑪足立→⑦丹羽。前からのプレスの圧を上げる狙いか。84分、G大阪⑧奥野→⑩岩本。変化をつけられる選手。前線を次々に代えた。85分、G大阪カウンター、⑤河井のフィードに㉘岩瀬が流し㉚食野が決める。2-0。86分、京都、②竹島、⑧尾崎→⑤井上、㉓木村。ロスタイム、G大阪⑮長尾→㉕高橋、⑰奥田→㉖藤永。ウーム、本当にG大阪はスタメンのMF、FWを全員代えてしまった。一方的に走らされたとはいえ、選手の大量交代可能ルールに頼るにはJアカデミーとしてどうなんだろう。結局2-0で試合終了。京都は加速しないまま終わった。

後半シュート数3対3、CK数Ⅰ対0、GK数3対2、オフサイド数0対2、クロス数0対1、ファウル数4対1。ポリシーだろうが、京都は加速しないまま終わった。あまりにスローだった。サッカーはポゼッションを競う競技じゃないのに……。G大阪は前線が追っかけまわしたことが勝機を引き寄せた。とは言え中盤が持てなかった。途中交代だけど⑭原田がマン・オブ・ザ・マッチかな?


公式記録



2018年05月19日(土) 関西リーグ おこしやす京都-バンディオンセ加古川

日本サッカーのピラミッドは全国リーグであるプロのJ1・J2・J3の下にプロアマ大学など何でもありのJFLがあり、その下が9地域リーグとなっている。ここ数年関東リーグが圧倒的にレベルが高いとされており、少なくとも昨年観た関東王者のVONDS市原は確かに地域チャンピオンズズリーグでは最も強いと思った。私は全国リーグには全47都道府県から参加してほしいと思っていて、全国リーグのない、福井・和歌山・松江・高知にJFL昇格を達成してほしいと思っている。しかし和歌山が昇格するためには基本的に関西を制しなければならない。その最大の障壁がおこしやす京都である。
おこしやす京都は昨年の関西王者であり、全国的に見てもJFL昇格の有力候補だ。昨年までアミティエというチーム名だったが、今年3月31日に突然、おこしやす京都ACに改称すると発表した。その時期とそのネーミングから誰もがエイプリルフールかと思ったが、本当の話だった。
バンディオンセ加古川は先週天皇杯兵庫大会決勝で関学大に引き分けPK負けした。おこしやす京都が立命大を4-0と粉砕したことも考えるとやはり戦力的には劣勢だろう。

関西リーグ
おこしやす京都AC-バンディオンセ加古川
5月19日 13時 太陽が丘球 ピッチ並 晴


おこしやす京都      バンディオンセ加古川
-----下田----- ---村井--伊藤---
--守屋----田中-- ------------
山本-井ノ内-近藤-髙橋 石山-水頭--野村-小川
--内田-斉藤-藤﨑-- 鈴木-誰々--福田-赤谷
-----南------ -----津司-----



おこしやす 監督:石田祐樹
GK 21 南翔太   191/87 95/11/19 関西大学
DF  3 藤﨑将汰  186/79 94/01/10 藤枝MYFC
    7 斉藤大介  180/75 80/08/29 高知ユナイテッド
    4 内田錬平  190/78 91/04/26 カターレ富山
MF 27 髙橋俊樹  157/53 94/05/31 大阪産業大学
   29 近藤将人  170/63 92/03/05 坂井フェニックス
   17 井ノ内拓也 168/68 94/04/26 びわこ成蹊スポーツ大学
   10 山本大稀  165/61 92/03/25 栃木SC
FW 11 田中輝希  182/75 92/08/26 V・ファーレン長崎
   14 守屋鷹人  174/60 88/02/21 佐川印刷
   23 下田康太  180/77 94/04/14 VONDS市原

加古川 監督:大塚康治
GK  1 津司啓太  176/63 93/03/03 ルネス学園甲賀
DF  3 赤谷直紀  165/60 94/07/14 FC刈谷
    4 福田俊太  175/68 88/06/14 近畿大学
   23 
   10 鈴木玲央  165/62 91/01/27 流通経済大学FC
MF 20 小川健介  172/67 93/06/04 守山侍2000
    5 野村朋成  172/69 91/04/04 ヴィアティン三重
   14 水頭廉   169/63 91/12/17 八幡平トーレゾール
   18 石山大地  168/60 96/06/09 CUPS聖籠
FW 13 伊藤圭人  165/62 93/12/04 ヴィアティン三重
   17 村井宏起  173/70 95/09/17 大阪経済大学



おこしやす京都は巨漢DFとFW、運動量の多い中盤という分かりやすい起用法である。1トップ㉓下田よりも⑪田中に納まり仕掛けられるエースだ。斉藤大介は金光大阪の全国ベスト8時の中心選手。一方加古川は組織だったプレスからカウンターを狙う。組織力で上回る。そして11分、右からの素早い攻めから③赤谷が右角度のない強烈なシュートを叩き込み0-1で加古川が先制。36分には⑱石山の左パスに典型的な点取り屋⑰村井が決めて0-2。村井はルーキーだが、得点感覚に秀で、点を取る動きに専念している。前半は0-2で終了。

後半8分、おこしやす京都、左クロスにCF㉓下田ヘッドで1-2。19分には㉓下田を下げて⑨脇裕基(181/74)が入る。脇はポストの際エルボーを放ち、荒っぽいスタイルを垣間見せる。そしてすぐに別のプレーで警告。後半14分、加古川⑬伊藤の右コーナーに⑰村井がヘッド。1-3。後半29分、脇がGKにぶつかり警告。ロスタイム、おこしやす京都の左クロスをファーで折り返し⑨脇(たぶん)が頭で押し込み2-3。しかし加古川が逃げ切った。

おこしやす京都は明らかに不出来だったと思う。個々の能力は高いが組織が噛み合っていない。今季開幕2引き分けの和歌山にも優勝の可能性は十分あるのではないのだろうか?そしてこの日の出来なら昨秋観たVONDS市原や鈴鹿アンリミテッドに勝つことは難しい。たぶんこの2チームがもし関東や東海リーグを制すればJFL昇格の本命だと思う。これを和歌山が倒せる戦力があるのだろうか?昨年のチーム力だと厳しいと思うが、何とか奮闘してほしい。


公式記録



2018年05月13日(日) 高校総体大阪大会女子準決勝 大阪学芸-大阪桐蔭 追手門-大商学園

高校総体大阪大会女子準決勝
大阪学芸高校-大阪桐蔭高校
5月13日 9時30分 堺S11 人工芝 土砂降り


大阪学芸         大阪桐蔭
---九番--十一--- ---十六--九番---
------------ ------------
十番-六番--八番-七番 十一-五番--十五-八番
三番-四番--五番-二番 三番-十番--二番-四番
-----一番----- -----一番-----

大阪学芸は保護者がC大阪の宝田沙織になぞらえている選手がいる。2トップはともに強力だったので特定はできなかったが、おそらく11番だと思った。高くて速くてターンの鋭い選手。9番も高くてガッチリしているポストプレーヤー。このFW陣にどんどん収まり、大阪桐蔭DF陣としてはしっかり寄せて自由を奪おうとするが、パワー差がありすぎてどうにもならない。6番は攻守に効いているキーパーソン。10番は突破力があり落ち着かせることもできる選手。7番もなかなか。これに対し大阪桐蔭はレフティーの10番のロングフィードや5番の闘志あふれた守備で対抗。ただ全国的な実績で上回る大阪桐蔭だが、大阪学芸との力関係は逆転したように見える
さて6分、大阪桐蔭10番のロングフィード、大阪学芸GKが出るのを躊躇した挙句倒してしまい、PK。しかし5番のPKは左に外してしまう。これは大きなトピックだった。8分には大阪桐蔭9番が裏に走るがGKキャッチ。大阪学芸6番が飛び出し左クロス、カット。更に9番ポストから10番落とし8番シュート、セーブ。決定機。この右CKを2番が右足で担当。19分には大阪学芸2番右クロス、ニアを襲うがキャッチ。以降は大阪桐蔭が引いて守りシュートを撃たせない。しかし32分、大阪学芸11番の右クロスに8番飛び込み決める1-0。9番と11番は起点になれるうえ、片方サイドに開くと、奪えないのでサイドを破られないためには大阪桐蔭は密集して守るしかない。11番はスピードもあるので、どうにも止まらない。

後半について。この日は土砂降りでノート困難だったので。ほとんどとれていません。
後半23分、左クロスを9番ワントラップシュートで2-0。結局、地力に優る大阪学芸が2-0で勝利した。勝負を分けたのは何といっても大阪桐蔭のPK失敗だった。



高校総体大阪大会女子準決勝
追手門学院高校-大商学園高校
5月13日 11時20分 堺S11 人工芝 土砂降り


追手門          大商学園
---七番--十一--- ---九番--十一---
------------ ------------
十六-六番--十番-八番 七番-六番--十番-八番
五番-三番--四番-二番 三番-二番--四番-五番
-----一番----- -----一番-----

引き続きノート困難の為大雑把に。大商学園は今年もセンターバック陣が強力だ。しかし以前のまずセンターバックから、というチームから攻撃型のチームにシフトしていて、6番の正確なキックや動き出し、9番に納まり左右からクロスを入れる。10分、左クロスを8番ヘッド。0-1。後半8分、(35分ハーフ)、6番の左CKを11番ヘッドで0-2。追手門も必死に攻め込みチャンスを作るが大商学園GK1番の好セーブやバックラインのギリギリの守備の巧さがあり、結局0-2で大商学園が逃げ切った。追手門は確かに強かったが、大商学園3番の動き出しや7番のキレ、5番の正確な右足、9番のポスト、11番の動き出し、10番のパスと個々の能力が高く攻め込めた大商学園に対し、追手門は個々の能力で劣った。

決勝は大商学園が6分4分で優位とは思うが、大阪学芸は個人能力もあるし、基本に忠実にプレーすれば、2トップが強力なだけに勝機は十分あると思う。楽しみだ。



2018年05月03日(木) 全日本U-15大会 札幌-刈谷 青森山田中-清水

全日本U-15大会
北海道コンサドーレ札幌U-15-刈谷JY
5月3日 堺S2 ピッチ良 晴


札幌           刈谷
--佐藤優--佐藤陽-- ---岡戸--谷澤---
------------ -----坪谷-----
佐藤未②千田-砂田-石川 -相澤②-山本--渡邊-
逢坂大-渡辺-川原佐々木②平田-坪内--那須-小嶋②
-----逢坂文---- -----中山-----



札幌 監督:柴田慎吾
GK  1 逢坂文都  179/65 03/04/04
DF  4 渡辺大翔  170/58 03/05/03
   15 逢坂大翔  178/61 03/09/28
   19 佐々木奏太 171/54 05/02/19
MF  6 川原颯斗  167/50 03/10/02
    7 千田悠貴  167/47 03/09/01
    8 砂田匠   172/65 03/04/05
   10 石川蒼生  164/53 03/04/19
FW  9 佐藤優多  179/65 03/05/25
   11 佐藤陽成  167/52 03/09/03 稚内市立稚内南中
   22 佐藤未来也 171/56 04/06/01

刈谷 監督:矢野隼人
GK  1 中山雄生  171/58 03/07/04
DF  3 那須龍之介 167/55 03/05/01
    4 坪内慶   170/53 03/05/26
   23 小嶋健聖  170/58 04/07/14
MF  5 山本貫太  158/45 03/08/05
    6 平田琉陽  167/53 03/09/15
    7 谷澤春斗  168/50 03/04/07
   10 坪谷至祐  167/65 03/11/16
   17 相澤知哉  154/42 04/07/03
FW  8 渡邊星来  178/68 03/07/10
   11 岡戸春飛  174/53 03/05/12



札幌は北海道らしく大柄な選手が多い。しかし目を引いたのはセンターバック⑥川原君やポストのしっかりした⑪佐藤陽君といったそれほど大型ではない選手。⑮逢坂大君、⑲渡辺君の両サイドバックはポジショニング、駆け引きのセンスがある。とはいえキレはイマイチ。成長期だから。札幌は大きく動かし支配する。これに対し刈谷は前にも観たことがあるが、矢野隼人さんは現役時代和製ロナウドと呼ばれる野性的なスタイルだったが、むしろ技術とアイディアを重視する面白いチームを作る。⑪岡戸君が1トップ気味にポストをこなし、エース⑩坪谷君がゲームを作る。⑰相澤君は細かいプレーが得意でアイディアにあふれる。一番面白い選手。⑦谷澤君は中盤から飛び出し得点力がありそう。⑧渡邊君はサイドのパワードリブラー。㉓小嶋君は読みと出足が鋭い。15分でピッチを移動する。最終スコア2-0。観ていた限りでは互角か。


公式記録



全日本U-15大会
青森山田中-清水エスパルスジュニアユース
5月3日 堺S3 ピッチ良 晴 


青森山田中        清水
---藤森--松木--- --宇留間--金子---
------------ ------------
釆田-田澤--宇野-小野 青木-鈴木--吉田-海野
菅原-三輪--福田-齋藤 望月航-浅井-田端望月楓
-----内田----- -----福井-----



青森山田中 監督:上田大貴
GK  1 内田将弘
DF  3 福田南波
    4 三輪椋平
    5 齋藤隆仁
    8 菅原次元
MF  6 宇野禅斗
    7 小野暉
   10 松木玖生
FW  9 藤森颯太
   17 田澤夢積
   20 釆田光立

清水エスパルス 監督:小野木玲
GK  1 福井レオナルド明
DF  2 望月楓
    3 望月航
    4 田端琉聖
   15 海野元紀
MF  7 鈴木奎吾
    8 青木舜太
   10 金子星太
   12 宇留間力
   13 吉田愛哉
   23 浅井寛大


前半15分から前半終了時までの観戦。
⑩松木君はレフティーでフリーキック担当。⑨藤森君は分かりやすいストライカー。⑧菅原君は高い。清水⑩金子君はエース格で持ち込んでからのシュートの形がある。④田端君は跳ね返し能力が高い。①福井君のポテンシャルは大会トップクラスだった。
双方激しい守備が光り、ほとんどシュートが撃てない。清水がやや上回るもシンプルな青森山田の狙い通りともいえる。しかも中体連ながら清水相手にある程度繋げている。清水のようにレベルの高い実戦経験は豊富ではないだろうに大したものだ。試合は1-2で清水の勝ち。ちなみに大会決勝も同じカードでした。


公式記録



2018年05月02日(水) 関西学生リーグ第5節 桃山大-甲南大 阪南大-同大

関西学生リーグでは勝敗予想企画があり、2点差以上勝ち、1点差勝ち、引き分け、1点差負け、2点差以上負けの5通りに投票して当選者に景品が当たる。予想が当たっても人数が多いので5人に絞られる。通常どちらかの勝ちは倍率が高いので、引き分けが結局は当選確率が高い。しかしこの日は平日開催ということを忘れていた。手拍子で引き分けに入れてしまったが、開幕から守備が崩壊している甲南大だけに、倍率の低さが予想されるこの環境では素直に桃山大の2点差以上勝ちに投票すべきだった。この日は雨の為ゴール裏観戦なので詳しいことは把握できなかったが、詳しいことを知るまでもなかった。


関西学生リーグ第5節
桃山学院大学-甲南大学
5月2日 堺S8 11時30分 ピッチ人工芝 雨


桃山大          甲南大
---毎熊--小松--- -----稲森-----
-----白岩----- -松原--井上大-井上海
-佐藤--今吉--若山- ----鐵--田村---
内山-小林--小野-釘貫 小田-岡本--杉山-森-
-----下野----- -----桑原-----



桃山大 監督:松本直也
GK 21 下野和哉  185/92 98/11/14 3年 鹿児島城西
DF 15 内山晧雅  162/64 97/04/29 3年 東山
    3 小林大智  177/74 99/01/07 2年 作陽
   32 小野尚樹  184/74 97/07/01 3年 日章学園
    2 釘貫真弘  175/65 96/11/01 4年・ゲーム主将 県立西宮
MF  4 今吉晃平  177/72 98/03/14 3年 ルーテル学院
    8 白岩直斗  172/62 98/01/19 3年 立正大淞南
    7 佐藤碧   170/60 97/09/25 3年 大分
   10 若山修平  172/72 98/08/21 2年 静岡学園
FW  9 毎熊晟矢  178/69 97/10/16 3年 東福岡
   24 小松光樹  163/61 97/02/04 4年 立正大淞南

GK 41 松山健太  2年 九州国際大学付属
DF  5 石津優介  182/74 96/11/13 4年 サンフレッチェ広島ユース
   17 恩部雅樹  174/68 96/09/02 4年 ガイナーレ鳥取U-18
MF 37 沖西和馬  3年 立正大淞南
   11 印藤虎太郎 175/69 98/05/17 2年 セレッソ大阪U-18
FW 28 桶川陽永  167/65 98/04/18 2年 カターレ富山U-18
   19 渡邉祐介  173/64 96/07/15 4年 サンフレッチェ広島ユース


甲南大 監督:和多田充寿
GK  1 桑原拓都  181/73 97/08/01 3年 滝川第二
DF 24 森章二   173/63 99/03/06 2年 桃山学院高
    2 杉山祐人  183/77 96/04/28 4年・ゲーム主将 名古屋グランパスU-18
    5 岡本侑也  177/70 97/08/23 3年 大阪桐蔭
   34 小田健聖  2年 東福岡
MF  6 田村浩都  176/72 98/06/14 2年 大阪桐蔭
    9 稲森文哉  171/72 98/08/31 2年 阪南大学高
   14 鐵晶次   171/66 97/07/30 3年 作陽
   19 井上大介  4年 滝川第二
   26 松原啓介  166/64 97/07/20 3年 ヴィッセル神戸U-18
FW 18 井上海   174/75 97/04/03 3年 立正大淞南
    
GK 31 永島靖大  176/69 96/09/05 4年 桃山学院高
DF 30 左居隼人  1年 履正社
   12 原拓海   176/69 98/08/04 2年 神戸弘陵
MF 23 坂本樹   1年 履正社 
   33 上村晧弥  170/63 97/05/07 3年 近畿大学付属
   22 千葉涼介  4年 滝川第二
FW 11 木村太哉  176/69 98/07/08 2年 札幌大谷


   
開始すぐ、甲南大がすでに壊れたチームと言うことが分かった。桃山大の波状攻撃が続くのみ。㉔小松の圧倒的なスピード、⑨毎熊への納まりと流れるタイミングの良さ。⑩若山の技巧と③小林の守備。ゴール裏にはJのスカウト陣が大挙していたが、4年生で目当ては小松か?来年をにらんで毎熊か?とにかく中からパスが次々に通り毎熊と小松の二人がハットトリック。桃山大も不出来だと思うが、甲南大が悪すぎた。詳細は書くまでもなかろう。私も観戦ノートを断念した。11-3とラグビースコアで桃山大が圧勝した。

甲南大について。すでに戦う姿勢を失い、彼らの今シーズンは終わったのかもしれない。私は関西学生リーグ12チームリーグ化について、関東に追従することはない、関西で戦える大学は12も揃わない、と思っていたし、当初は壊滅的に弱い大学もあったが、徐々にそんなチームも減っていった。しかし今年の甲南大を見ていると、12チーム化の弊害を感じる。


公式記録





関西学生リーグ第5節
阪南大学-同志社大学
5月2日 14時 堺S8 人工芝 曇

阪南大          同大
---濱野--田中--- ----金--竹田---
------------ ------------
永野-吉森--江口-中村 杉原-川本--池平-大雄
岸元-大野-長谷川-真瀬 伊藤-村上--敷田-吉村
-----名良橋---- -----白岡-----



阪南大 監督:須佐徹太郎
GK  1 名良橋拓真 178/73 97/05/19 3年 川崎フロンターレU-18
DF  2 真瀬拓海  174/67 98/05/03 2年 市立船橋
    5 長谷川隼  178/72 97/09/14 3年 川崎フロンターレU-18
    4 大野佑哉  179/70 96/08/17 4年・主将 山梨学院大学附属
   23 岸元海   180/72 97/07/28 3年 阪南大学高
MF  8 吉森海斗  172/62 96/12/19 4年 作陽
   14 江口稜馬  166/59 99/10/22 1年 野洲
   11 中村亮   169/63 96/12/31 4年 鹿児島城西
   17 田中彰馬  172/65 98/06/13 2年 名古屋グランパスU18
FW 19 永野雄大  163/57 98/01/22 3年 ギラヴァンツ北九州U-18
   10 濱野雄太  178/61 96/11/11 4年 作陽

GK 21 小笠姫馬  183/67 97/06/03 3年 立正大淞南
DF  3 大塚勇気  172/66 96/07/28 4年 真岡
    6 吹ヶ徳喜  174/67 97/07/22 3年 名古屋グランパスU18
MF 16 町田蘭次郎 179/66 96/06/22 4年 アビスパ福岡U-18
   22 三木健太  169/56 96/06/03 4年 誉高校
FW  7 林雄飛   171/57 98/01/02 3年 野洲
    9 草野侑己  169/64 96/07/21 4年 JFAアカデミー福島



同大 監督:望月慎之
GK  1 白岡ティモシィ 190/85 96/09/08 4年 サンフレッチェ広島ユース
DF  2 吉村弦   173/68 96/05/21 4年・主将 ガンバ大阪ユース
   36 敷田唯   1年 星稜
    4 村上寛和  174/67 97/03/01 4年 富山第一
   18 伊藤駿光  1年 清水エスパルスユース
MF  8 川本紘平  169/61 96/07/25 4年 藤枝東
    7 杉原啓太  179/69 96/09/06 4年 星稜
   33 池平直樹  1年 岡山学芸館
   12 大雄一慶  166/59 96/10/05 4年 青森山田
FW  9 金潤求   178/68 97/01/18 4年 近畿大学附属
   10 竹田そら  178/72 97/08/19 3年 岡山学芸館

GK 31 西村紘一  185/81 98/06/16 2年 流通経済大柏
DF  5 高森大夢  172/64 96/05/15 4年 JFAアカデミー福島
   16 柴崎和三  177/70 98/11/21 2年 佐野日本大学高
MF  6 井村泰誓  181/69 96/10/29 4年 東山
   14 駒形俊太郎 177/61 97/04/16 3年 渋谷教育学園幕張
FW 19 早藤和輝  165/60 98/04/07 2年 真岡
11 岩田尚樹  179/68 96/04/26 4年 ジェフユナイテッド千葉U-18


   
阪南大はエースで、おそらく来年プロになるレベルの草野が控えである。今季全敗の同大相手ということで温存なのか、故障を抱えているのか?左サイドバックの吹ヶも相当スケールが大きな選手だがベンチである。

濱野は最初ポストプレーヤーかと思ったが、起点になれない。しかしいかにも阪南大のFWらしく動き出しがよく、サイドに流れて起点を作る。⑤長谷川はパワフル。⑭江口は1年生にしてスタメンで阪南大のエースナンバー14番を与えられているだけに期待が大きいのだろうが、攻撃面では素晴らしい起点を作りながら、守備で奪いきれない。双方右サイドバックは動き出しが抜群にいい。同大②吉村は高槻FC出身だから中学生時代から知っているし、G大阪ユースでも同大でも1年生から出ているからずっと見ているが、スピードがなくスケールが小さいながら、とことんサッカーを突き詰めている完成度の高い選手。阪南大②真瀬はスケール感はあるが、まだプレーの幅が狭いかな?㉝池平はいいミドルを持っている。身体能力の高い選手。⑦杉原はいい持ち方をするパワードリブラー。ただしレフティーなのだろうか?クロス精度は分からず。

17分、同大、左パス、こぼれを⑩竹田が蹴り込み0-1。27分、阪南大、⑰田中の右クロス、こぼれを⑪中村が蹴り込み1-1。以降田中がいいドリブルを見せ濱野が落とし⑧吉森が狙う形を出す。阪南大が攻めてはいるが、インサイドの守備が弱く、サイドも破れないので決定機を奪えない。

ハーフタイムで⑰田中→⑨草野。圧倒的な動き出しの良さでレベルの違いを感じる。というか、実力的には複数のJクラブが接触しているだろう。②真瀬あたりからのフィードも出てきて、同大がズルズル下がる。後半20分、中村の右パスのこぼれを⑨草野蹴り込み2-1。しかし以降も阪南大の猛攻とはならず、⑨金と⑩竹田のボールを集める同大の反撃を許し、阪南大としては煮え切らない勝利。この日の出来なら、阪南大はJ2以上で即戦力になれるのは草野だけだ、と思った。江口も攻撃が持ち味なのに、あまり貢献できず。同大は白岡はビッグネームだし、プロでもやれそう。池平を観られたのが大きな収穫だった。


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