雑感
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2004年12月22日(水) プレゼント

週末に甥や姪たちのクリスマスプレゼントを買った。
おもちゃ屋に足を踏み入れたのは何年ぶりかしら。
所狭しと、ぬいぐるみやプラモデルが陳列されて賑やかだ。

子供を持たぬ身としては何を贈ったらいいのかさっぱりわからない。
おもちゃ屋の目立つところに積んであるのは売れ筋なのだろう。
女の子用のコーナーには特徴のある個性的なコロールの人形たちが
にこやかに笑みを投げかける。ネットで後から調べたのだが、この
人形はフランス製で、サイズが3種類あって、0歳児、3歳児、5歳児
のコレクションがあるようだ。
小さめの20センチの5歳くらいの女の子を選んだ。着せ替えもいると
思い、一揃い購入。

男の子たちにはドイツ警察の取り締まりシリーズ、スピード違反編と
駐車違反編、パトカーと違反車、警官、レッカー車などがセットに
なっていて楽しい。

プレゼントというものは贈る側にとっても、選ぶ過程の楽しみを
与えてくれるので、受け取る側より大きな、暖かいものを贈られて
いるんじゃないかな。



2004年12月14日(火) 走る

日曜に今年最後の10Kレースに出た。結果はまずまずの53分台。
欲を言えば52分を切りたかったけど。

一緒にトレーニングしているアネリーセが46分台で年代別優勝。
2年前は似たような走力だったのに、走る情熱も練習量もずいぶん
違うなと感じた。

かれこれ走り出して4年が過ぎる。以前は記録を少しでも更新したいと
出れるレースはかたっぱしから出た。今年になって回数を減らして
いるのは、レースに出るまでのトレーニング過程と、友人たちと
一緒に走ることを優先したいと思うようになったからだろう。

アネリーセの快走は嬉しかったが、がっかりすることもあった。
いつも一緒にトレーニングしているゲルハルトがショートカットして
ゴールしたらしいこと。彼を4キロ地点で抜いたあと最後まで抜かれ
なかったのに私より2分速くゴールしていた。写真係りをしていた
コンラッドも他の仲間たちも気がついたようで、皆が彼の人柄に
失望している。誤魔化していたら自分のためにならないし、自分の
値打ちを下げると思うのだが・・

そうこうしているうちにジェラ−ルがジョギングシューズと
歩数計(何のため?心拍計じゃないのかしら)を買って走り始めた
とメールが来た。以前に冗談で一緒にフルマラソン走ろうよと言った
のを真に受けたらしい。
今から外に走りに行くそうだ。いつまで続くか知らないけど(笑)
周りに走る仲間が増えていくのは嬉しい。




2004年12月11日(土) クリスマスカード

例年、ウィーンの街をモチーフにしたカードを友人たちに送っている。
一昨年はグスタフ・クリムトの花をあしらったカード、去年は
シェ−ンブルン宮殿とカールス教会の2種類。今年は、水彩画の
国会の絵柄。
そんなに送る相手はいないので、20枚ほどを手書きのメッセージを
添える。書くときは送り手のことを考えながら、個人個人の関心事や
体調のことを想像してみる。

日本中に散らばって住んでいるので、台風の多かった地域、地震の
あった地域など、天災が起こるたびに気になった。
今年はほとんど近況を知ることのなかった彼女はどうしているかしら
と書いているときに心配になった。

ステンドグラスのクリスマス用記念切手を貼って出来上がり。
こんな変哲のないカードなのに、海を渡って飛行機に乗せられて届く
便りをしんから喜んでくれていると知って、こちらも嬉しくなる。

毎年、送る枚数は微数ながら増えている。儀礼的なものではないので
これからも仲良くつきあっていけそうな友人が増えているということ
なのだろう。

先日、カードのモビールを送ってくれた友人の文面
「・・糸が絡まったかな。今後、日本とウィーンでこの糸のように絡みながら
 交流しましょう。」
ほんとに。


2004年12月10日(金) 大げさは駄目

通話中に、"Ich bin einsam."(寂しいな)とうっかり口に出したら
相手をかなり深刻にさせてしまったようでちょっと反省。
そう言われると悲しいと後でメッセージが入っていた。
母国語でこういう言葉を日常使うことはまずないので、外国語で
うっかり言ってしまうのは駄目だわと思った。

自分の気持ちや状況を伝えるために、それほど必要としないsehr(とても)
をやたらくっつけるのも注意しなくちゃ。


2004年12月07日(火) ブリジット・ジョーンズ

映画の日なので、封切られたばかりの「ブリジット・ジョーンズ」を
観た。
レニー・ゼルウィガ−のブリジットは前回より10%膨らんでいたようだった。相変わらずのずっこけぶりに随所で笑わされた。
彼女の話し方って舌たらずな感じで魅力的。
今回は舞台をバンコクに移してハプニングも大きかったが、最後はハッピー
エンドに終わって最高。

エリート弁護士のマークとは根本的に合わないと思うのだけど、堅物の
マークがブリジットに夢中になるのは何となくわかる。ブリジットの他人を
惹き付ける魅力は、彼女自身は気づいていないけど目を見張るものがある。
あけっぴろげで一緒にいると楽しくなるというのはすごい武器だ。

次回作もあるのかな。是非作ってほしいと思う。


2004年12月05日(日) クリスマス市

11月半ばに始まったクリスマス市も、明日の第二降誕節を前に買い物客で
賑わっている。
恒例の市庁舎広場の市は規模が大きいわりには、屋台の売り物がいまいちで
客を立ち止まらせるほどの訴求力はなかった。
カールス教会の市を訪ねる。
緑青の丸い屋根の教会はライトに照らされて暗闇の中で浮かんでいる
ように見える。

教会の前の池の周りを囲むようにこじんまりと市が立っている。ここの
屋台の一軒一軒がマス商品でなく、手作りの木工細工や、ガラス、陶器
など一品一品に手間ひまかけたものを並べている。値段はけっして安く
はないが、手にとっているうちに欲しくなるものばかり。

プンシュ酒のあつあつで手を温めながら、かぼちゃの種のキャラメルと
バニラの衣漬けを買った。りんご酒も欲しかったがまたの機会に。
市は先週の土曜もあったはずなのに、出かけるのが遅すぎてジェラ−ルに
見せることができなかった。
来年、一緒に市を訪ねてプンシュを楽しみたい。


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