dust box
akane



 くだる くだらない

本当は少しくだらないもんだって思っていた

なのに
実際はくだらないとばかにしていた自分がくだらない

2004年01月26日(月)



 吹雪

吹雪は窓をかたかたとならして

不安をできるかぎり煽る

待ち焦がれたメールの着信音に

この静寂をやぶられて心臓がうなる



2004年01月14日(水)



 知らなくてもいいこと

知らなくてもいいことがたくさんある

知らないままでよかったと思う

でも知ったからこそそんなことが言える

なんて思うのは言い訳か

2004年01月11日(日)



 予感


こうやって何度も同じことを繰り返してしまうことを

私は予感していました

罪悪感はふくれあがり

別れを先延ばしにするばかりです

2004年01月10日(土)



 さらば

さらばといわずになんと言おう

どんな言葉も薄ら寒く
この別れを汚してしまいそうで

2004年01月09日(金)



 もっとやれることもあるはずだけどサ

ゴールがあるから進んでいるわけじゃないさ
もっと大切なものがあると
信じたいだけ
その気持ちを摘み取らないでほしい
そう願うだけ


2004年01月08日(木)



 ココだけの話

ココだけの話
あの人にきらわれてしまっては
もう生きて行く価値すらないと思っている
そのくらい輝かないひたむきさで
あの人は一生懸命生きていて
特別な何かをひけらかすこともなく
当たり前のように優しさをさしのべる

ぼくはひたすら
気付かないふりで
微笑むしかないんだ

2004年01月07日(水)



 Re さんきゅう。

さんきゅう。
いつも不精していてごめんね
大切にしたいものがいっぱいありすぎて
優先順位なんてつけられないや
だからこうして、どれにも誰にも恩知らずな態度になる
ごめんね

気温にマイナスがつくとね
部屋の中をあたためるんだ
半袖でも平気なくらいに
隅々まであたためるんだ
冷えた体で外へ出るとこごえてしまうけれど
あたたかさを携えて外へ出れば
少しくらい大丈夫なんだよ

ほんの少しだけどね

雪が降って街を凍えさせるからこそ
知ることのできるあたたかさがあるんだ
季節はとても優しい風をはこびます
この冬にも


しんとしずまり帰った満月の夜道を
雪を踏みしめて歩くあの足音をきみにきかせてあげたい

2004年01月06日(火)
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