今日は演奏会だった。
演奏会のたびに拍手について考える。
演奏会や演劇などの終わりには拍手がある。 拍手とは本来、素晴らしかったり感動したりした 気持ちを観客が表すものだと思う。
「良かったよ!」「素晴らしかったよ!」 で、演奏会の場合はそれに応えてアンコールが あったりする。
が、実際かならずしもそうでもないわけで。 自分が演奏会などに行ったときも、義理で 拍手をしていることが少なからずある。 慣習にならっている、という状態。
今日の演奏会の最後の曲は、クラシック調の けっこう長い曲だった。正直、観客への アピールがそこまで高い曲ではないように思う。
終わって拍手。でもお客さんの顔を見てみると、 義理な顔をしている人がたくさんいた。
アンコール一曲目。ちょっとコミカルな曲なのだが、 有名な曲なわけでもないしコミカルも中途半端な 曲(だと思っている。選曲者さんごめんなさい)。 終わって拍手。また微妙な反応だ。
アンコール二曲目。短くて技巧的で盛り上がる曲。 終わって拍手。観客を見る。笑顔がけっこうあった。
今までの演奏人生の中で、本気アンコールを受けた 経験は、はっきり覚えているので2回。あと数回 そうかな?というのもあったが、そうそうあるものではない。
また本気アンコールが受けられるようなのを やってみたいな。 |