皇帝の日記
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2001年10月31日(水) チャリ再び壊れる

なんか変な音がする。
カタカタカタカタ。たぶんペダルのネジがチェーンにヒットしている。
やはりプロの修理屋に任せるのが吉か。

ビーチボーイズをVCDで見ている。
今まで興味なかったが面白いよ。これは。
竹之内がいいね。

いいね、とかいってる場合ではなく、明日試験だ。
出席していれば通るらしいが。
とりあえず日本人のくせにインド人より漢字が書けないので、今から漢字文化圏の意地をかけて勉強します。
中国漢字は斜めっててバランスが悪いです。

ですますになるくらいの気合。


2001年10月30日(火) チャリ直った

蹴ったら直った。
左に寄ったペダルを蹴った。ら動いた。どんな構造だ。

しかし冬に備えてブーツ(厚底)を買ったので、サドルの位置を上げなければならないな、と思っている。
今身長165センチ。

昨日は同じクラスの面子で食事に行った。
やっぱり北朝鮮の人はなかなか、なかなかなものです。
酒入りで、自分がいかに愛国心が強いかを語られた。
胸にはもちろん現役の金さんのバッチが輝いている。

彼らは国に二人の子供を置いてきて、毎日写真を眺めては懐かしんでいるんだそうな。しかし国家のために必ずや中国語を獲得するのだと。

彼らの愛国心は、国に四人の子供を置いてきているうちの伯父さんの半分。
日本人と遊んでいるうちに日本語を、アメリカ人と遊んでいるうちに英語をマスターしてしまった韓国人の女の子の半分だ。

そんなことは心で思っても顔は同情の色。
部屋にテポドン落ちると怖いから。


2001年10月29日(月) チャリ壊れた

ので修理に出さねばならないのだが、壊れ方がよく分からない。
多分ペダルが左にずれたのだと思うが、チェーンのカバーにペダルが引っかかって回らないのだ。

どうしてそうなったか。
心当たりと言えば、いつも門の前(3cm段差あり)で一旦チャリから降りろと言ううるさい警備員がたまたまいなかったので、乗ったまま降りたことぐらいだ。

どうして降りなきゃいけないんだと聞いても、規則だから、としか答えなかったくせに。
よもやこんな罠が隠されていようとは。

しかしそんな程度の衝撃でいかれてしまうチャリ。
もう一度右寄りに段差を超えたら元に戻るかもしれない。
警備員はいついなくなるだろうか。

大人しく今日修理屋に行きます。


2001年10月26日(金) 体重増加中

日本語を勉強したがっている中国人に日本語を教えて、その代わりに中国語を教えてもらうと言う、留学生の間ではわりとポピュラーな手段のラングエッジ・エクスチェンジだが、相手を探すのがなかなか面倒だ。

以前していた人は、中国語ができなかった(発音記号が分からない等)という思いもかけないアクシデントが有った。
発音記号が分からなくてあなたはどうやって中国語の辞書を引くんですか、と突っ込んでやめた。

今、別の人の紹介で同じ大学の女の子と勉強することになったが、この子は引きこもり気味の子で、文法なんかは理解できるけど、人と話すのが苦手なのでちっとも会話能力がないという、また一癖も二癖も有りそうな人だ。

それとは別に、朝鮮族の女の子と話が進みつつあるが、その子が今日話を詰めるのに電話をかけてくるらしいのだが、その指定した時間がなんと7:00。
朝の。
つまり十五分後です。
早朝太極拳でもこなしてからかけてくるのか?
学校へ行く前の貴重な時間帯に詰めの電話。
仲良くできるだろうか。

とにかく回線を空けなければならないのでこれで。


2001年10月25日(木) ポッキーのCMはモー娘

蕎麦屋の猫にラブコールを送っていたらノミに刺された。
ねずみ対策につれて帰りたかったが、病気も連れて帰るとまずいので放置。

大体蕎麦屋の猫なんだ。

飼われている猫まで拾ってあげたくなるような環境に住んでいる。
蕎麦の中の肉は猫肉だとまことしやかに言う人も。

だとしたらその肉を子猫に与えてしまったのだが。

寒くなってきたのでこの辺で学校行ってきます。


2001年10月24日(水) 留学生にタリバーンが八人いる

おじさんの家に行った。

例によって警備員に止められた。
今回は激しく止められた。靴を履いていったのに。
原因はおそらく、中国で買ったパーカー。洗うと色が出るばかりでなく、本人(品)はピンクのクセに、周りが赤になると言う出藍の誉れッポイパーカーだ。
彼も数回に渡って洗われたことにより、すっかり色が落ちきって糸くずまでヒョロヒョロ出てきていたからなあ・・・。(回想)

行きに使ったタクシーはすごく当りだった。
普段は学校から伯父宅まで60元くらいかかるのに、50元でたどり着いた上に、なぜか「いいよいいよ40元で」とのこと。
なんか悪いもん食ったか。

ところで近頃胃が膨張していくらでも食べられる上に、おなかも壊さないと言う体重的にピンチな状況。
まずい。


2001年10月23日(火) APECでした

中国歴史上最大の花火とやらを見た。
インドネシア人の子がアパートメントの九階に引っ越したので、夕飯を食べに行ったら、たまたまダウンタウンで花火が始まったのだ。

ダウンタウンで煙が上がったとき、アメリカ人がテロと勘違いして、それで気づいた。
少し現場から離れていたので、テレビをつけながら現物を見るという形だ。

実際に煙の下にいた人の話だと、煙しか見えなかったということだから、ラッキーだったのかもしれない。
煙の下の人は、毒ガスの危険があると思っていたらしい。
こっちはテレビ塔が爆発したと思った。

人民の小鳩のような心臓を驚かすイベントでした。


2001年10月19日(金) APECなので学校なし

つまり三連休だが、土曜日に奨学生の会議があるとかで、寮に閉じこもっていなければならない。ぶつぶつ。

アメリカのアマチュアゴルフの選手だかなんだかという人がいたので、アメリカ人集団に混じってゴルフの打ちっぱなしに行った。
夜行ったのだが、夜景を見ながらポコポコ打ってて気づいた。

伯父さんの家の裏だ。

タクシーだったから気づかなかったが。
伯父さんもゴルフをするからその辺にいるかもしれないと思いつつ、この「ファーック!!」とか「シーット!!」とか叫んでる集団といっしょにいたら卒倒されてしまうかもしれないと思った。

白いと日本人以上に目立つのだ。
でもそれ以上に彼らは下品だ。
飛行機をねじ込みたくなる気持ちの片鱗が仄見えた。

しかし、冗談ではなくAPEC中は危険なので寮で大人しくしてます。


2001年10月18日(木) APECですね

テレビが壊れたままだ。

取替えにきてくれない。音が出ないのだ。もしくは時々出すぎるのだが。
学校にいる修理工のおっさんが呟いていたことによると、字幕(中国語)が出ているし音なんか想像すればいい。ということらしい。

このおっさんの呟きをホームページにしたら面白いかと思った。
・空調のフィルターなんか汚れてていいじゃないか。ちょっと位汚れていたほうが効き過ぎなくて体にいいじゃないか。
・ランプシェードなんか取れててもいいじゃないか。どうせ使ってないんだろ。
・玄関の電気なんか(以下略)
・シャワーヘッドなんか詰まっててもいいじゃないか。蛇口で用事は済むだろう。

いくつか本当に呟いていた。


2001年10月17日(水) ミスター・ジングルス

というのはスティーブンキングのグリーンマイルにでてくるねずみ君の名前だが、出た出た。ジングルス君が。

正確には友達の部屋に。
曰く、夜中にガサゴそという音で目が覚めて、ジングルス君とご対面を果たしたらしい。

ジングルス君は排水溝に逃げ込んだので、テープで排水溝に蓋をしようとしたが、ねずみがくっついてしまうと後の処理が嫌なので、とりあえず紙をひいて、周りをテープで止めて、再び眠りに落ちると今度はバリバリという音で(以下略)

夜中の奮闘の末、足をかじされたらしい。
病気があると嫌だ。
えんがちょ。

その友達は、日本に置いてきたハムスターが亡くなったばかりで、もしや生まれ変わりなのでは・・・と言っていた。
でも尻尾がだめだろう。

それにしても猫達は何のためにいるのだろうか。


2001年10月16日(火) 続・耳掻きの法則

端的に言うと、耳掻き無くしました。

しかし、耳掻きが無くても耳垢は容赦なくたまっていく。
昨日お昼寝を楽しんでいたら、耳が痒くて起きたくらいだ。

コンビニに行ったが耳掻きが売っていない。
中国来てから最大のピンチかもしれない。

それにしても、考えてみれば日本ほど耳掻きが巷でゲットしやすい国も無いのかもしれない。
常に耳の痒い国民。
日本を襲うテロ。ある日店の棚から耳掻きが消える。
テロ集団が買占めに走るのだ。
取引に集中できなくなる証券マンや、プログラマーたち。
日本経済大打撃。
政府は報復措置として、敵国の綿棒をひそかに細菌兵器で分解し、消失させてしまう。
耳が痒くて祈りに集中できない某国民。
阿鼻叫喚の地獄絵図がそこに。

ところで、ルームメートの耳掻きは鉄でできている。
ちょっと感動。
でも耳の皮が剥がれそうだ。


2001年10月15日(月) ゴキブリほいほいふんずけた

寮の猫が増殖しつつある。

当初私の寮の番を張っていた白いままネコが男と姿を消して大分経つが、その子猫を中心に、ぞくぞくと増えつつあるような気がする。
気がするというのは、実はあまり数を明確に把握していないからだ。

1号館から5号館まであって、そのそれぞれの寮に猫が数匹づついる。

ぼんやり共同トイレに座っていると、窓から猫が覗いてたりする。

夢の猫まみれの生活と思いきや、ここの猫は人間に食べられると思っているのか、ちっともなついてくれない。気の無いふりをして通り過ぎる寸前にパッと振り返ってすばやく撫でて逃げられるくらいのスキンシップしかはかれない。


2001年10月13日(土) 疲れつつある

韓国の年の数え方だと、私は22歳になるらしい。
急に年取った気分だ。気分じゃなくて、一昨日ワインをグラス二杯で昨日の二日酔い。年を意識している。


上海ウォーカーによると、徐さんのだんな様が買い物中、流行ファッションに身を包んだ女性に気を取られていることに気づいた奥様が嫉妬し、だんな様を思いっきり殴りつけ、更につけていた金の指輪を外して飲み込んだらしい。

そんなことも記事になるほど日常が平和かというと、そうでもない。犯罪はチョコチョコ起こっている。ただ、重要度順に並べたらこれが記事になったのだろう。

それにしてもだんなを殴りつけるのは分かるが、指輪を飲み込んだ時の心理状態はどんなものなのだろう。
なんだかよく分からないがエネルギッシュな奥さんだ。


2001年10月12日(金) うへ

本日はどうやら二日酔いの様ですよ。

でもちゃんと朝起きて日記をつけたりして、学校に行く気も満々。
真面目なのか不真面目なのか判断に困るところ。

ルームメートも、12時頃まで遊びほうけておきながら、2時まで勉強したりしている。

うへー。しかしワイングラス二杯でこれは辛い。
年ですか。


2001年10月11日(木) 寝坊気味

マイケル・スケベというお天気キャスターのことを覚えておられるだろうか。
アメリカで呟いていた時にネタにしたFoxTVの人だ。

あの人、スペルはMichael Iscovizさんだそうな。

別にSukebeさんではないらしい。
単にポンコツの耳には色々な音が入らなかっただけだ。

ネコメンもハビビもプミポンもネコジルも、実は聞き取れていないだけでちゃんとしたお名前なのかもしれない。

今日は寝坊したのでこれにて。


2001年10月10日(水) 今日は体育の日デスネ

体育の日とは関係ないが、カリキュラムの都合上学校が無い。

またおじさんの家にお邪魔してみた。
今回の使命は、国慶節の間帰国していた伯父に輸入してもらった日本グッツを受け取りに行くことだ。

うっかり便所サンダルを履いてそのまま伯父宅へ。門番に不信がられるどころか、中国語で呼び止められる。どうやら日本人だとは思われていないらしい。
今はAPECにブッシュが来ることになっていて、特に日本人が集まるビルとかは警備が厳重になっているそうな。

私、回族の自爆テロ犯。

とりあえず用件を説明して入れてもらうと、エレベータの前でまたしても警備員に中国語で呼び止められる。この人は日本語ができるはずなのに。
何やら書類を書かされ、「国籍」の欄に「日本」と書いたら、警備員が「ああ」と一言。「ああ(そうだともさ)」と言い返す。

ちなみに、日本から輸入した物のあらましは以下のとおり。

ゴキブリほいほい・両面テープ・除光液・耳栓・味噌汁・さばの味噌煮・スープ類・雑誌類・柔軟材

何が中国人の気にならないことかよく分かる仕入れっぷり。
爪が白くなったり、洗濯物がカピカピになったり、外がうるさかったり、ゴキブリが這ってても気にならないのだ。きっと。
だからそういったことに対応する商品が無いのだ。

うちのルームメートが覚えた最新日本語。
ゴキブリ。


2001年10月09日(火) チャリの前輪で傘折る

勝手に日本人だと思い込んでいた女の子がモンゴル人だったと発覚した。

道理で日本語で話し掛けても中国語で帰ってくると思ったら。でもたまにそういう人もいるから。中国にいる間は中国語だけって人が。

これで今までのなぞが解決したのだ。
彼女が授業中にガムを噛んでいたのも、十九歳だといっているのにもう婚約者がいるのも、ジーンズから相当パンツがはみ出てても気にしていないことも、昼休みを挟むと衣装が変わることも、全てモンゴル人だからだったのだ。

どこかそれでは説明のつかない個所もあるかもしれない。

それにしても一ヶ月。
短期留学だったら、彼女を無愛想な日本人だと思い続けて帰国するところだった。


2001年10月08日(月) 今日から学校デッス

はしゃいでみたがうれしくならなかった。
昨日は宿題をやってみたり、やってもできなかったりした。
今朝はムカデが風呂場でのびている。
生きているのか死んでいるのか確認したい。

十一月にクラス換えがあるらしい。それは楽しみだ。今のクラスの先生には、今一馴染めないのだ。
二人先生がいる。

一人はあだ名を個人的に「こげパン」と呼んでいる。この人はいい人だが、ちっとも頼りにならない。口癖は「好」と「請」。
短い言葉が好きらしい。そして自分の言葉に笑ってよく先に進めなくなっている。

もう一人は美人の先生だが、ややきつい。
目玉がでかくて、瞬きしている瞬間を見たことが無い。なんとなく爬虫類なのだ。
そして女の子の追っかけがいる。宝塚のような感覚らしい。でも私好みの顔ではないのでなんとも言えない。
だって瞬きをしないのだ。
教科書か黒板か生徒を凝視しているのだ。
もしかしたら目蓋が無いのかもしれない。

シュン膜は付いているかもしれない。

では学校言ってきます。


2001年10月07日(日) 昨日から蚊がいます

母からはがきが届いた。
メトロポリタンミュージアムの絵葉書で、ルソーの「眠るジプシー」という絵だ。
絵自体は良いのだと思う。

しかし、アメリカの郵便局の方針で、絵葉書が芸術だろうとなんだろうと、とにかく規定の15cmx1cmのバーコードをどこかに貼らなければならず、更に中国の郵便局は嫌がらせのように、絵のちょうど満月の上に消印を押したいのだ。

そんなわけで今度ルソーの画集をどっかに買いに行こうと思っている。
中国は書籍類は嘘のように安いし。

あ、鼻パックをしたら、面白いくらいに取れたので、記念に保存している。
次にもっと取れたのができるまでは、彼がチャンピョンだ。







棟梁から素敵メールが届いていた。
無断で引用する。事後承諾。たちが悪い。
以下、棟梁のお話。


皇帝の夢の理系授業想像図を膨らませようと努力してみる。

夏にとった遺伝子を未だに冷蔵庫(アイスと一緒に)で保管。
家人間違えて食うことがないのを祈るばかり。

new実験、今度の材料はミミズ。
予定としては現地(大学の山)調達です。
前日までに「ミミズ用生理食塩水」を用意しなければならない。
どんな代物だろう。
そして夏にやったこととは全然違う。
一体なにやらされるんだろう。
わかるのはミミズをさばかなければならないということだけ。

そうそう、医学部の先生が「ここに卒研きたらナメクジウオ買ってあげるよ」といわ
れる。
ナメクジウオを食するのは中国人だけ。
フランスから空輸。とても高い。




だそうです。
ああああああああっもう。一体理系の実験室はどうなっているんだ。
ナメクジウオって何!!??中国人に聞いたら皿に乗って出てくるの!?
できることなら理系に進学しなおしたい勢いだ。
魅惑の理系。
秘密の花園理系。
大学の山でミミズをわしづかみ。
僕のハートもわしづかみ。


2001年10月06日(土) 一元玉洗濯機に入れる

昨日は一日中何もしなかった。

洗濯機を二回まわした。
洗わなくて良いものも洗った。
ポケットにお金いっぱい入れたまま洗った。
朝食べずに昼だけ食べて、昼の残りを夜暖めて食べた。
ドラえもんを三冊読破。
宿題をやろうとしてできなくて、助けを求めたら人がいなくて、放置。
壊れたテレビでやっている映画を四時間見つづけた。
目が疲れた。
テレビ修理の人は来週直すといっている。
先週もそう言っていた。
アメリカの友達から写真が届いた。
相当いけてない。
軽くへこむ。
頑張って日本語でメッセージを添えてくれているが、
「末永くお幸せに」
これは違う。

今日も用事は無いが、お金も無いのでまったり過ごそう。
宿題をやらねば。

そうそう、お金がないと言ってるわりに遊びほうけているとおっさる方もいるけれど、たとえば昨日なんかは、東方明珠塔に登ったら100元取られるところを、金茂大厦に登る事で50元に、更に学割で25元にするなど、せせこましく慎み深く観光している。
移動費はタクシーを使わずに空調なしのバスで一元に抑えている。空調が効くと二元になるのだ。

何をあわてて弁解しているのか。


2001年10月05日(金) 洗濯機からパンツ回収しそこなう

昨日は豫園に行って南京路をうろうろして、夜景を見るために「金茂大厦88層観光」という、長い上になんとお読みしたら良いのか分からないビルに登った。
夜景を見るならアジア最大のテレビ塔、東方明珠塔だろうと、アースの歩き方を見て皆さんお思いになるだろうが、灯台下暗し。
東方明珠塔に登ってしまったら、東方明珠塔が見えない。

とにかく、中国最大、世界第三位のビルに40秒かけて登る。
世界四位のあれがああなったあとなので、今飛行機が突っ込んだら嫌だなあ、と思いながら観光。
土産物のわけのわからなさなどは、東京タワーに通じるところがあるが、窓ガラスなどに「東京湾まで〜m」と書かれた文字はさすがは中国、
「ウルムチまで4000km」
「雲南まで2000km」
極めつけは、

「ロンドンまで9600km」

いくら目を凝らしても見えるわけが無い。
なんて無意味。
だれも疑問に思わないのか。

帰りは黄蒲江の下を通る妙なカプセル型の乗り物に乗ってバンドまで引き上げる。
このアトラクションも意味不明だったが、子供だましのホロスコープなんかに大人のくせに目をキラキラ輝かしている中国人はなんだか良かった。

中国人を見学するのが中国観光の目玉だ。


2001年10月04日(木) 朝廷でプレゼントのお知らせ

パリミキでメガネのネジを修理してもらった。
電球を事務所のおっさんに取り替えてもらった。
中国語版のドラえもんを買った。
それを読んだ。
コッコのMDを手に入れた。
中国語をしゃべるミスタービーンの映画を見た。
一日に二回洗濯してみた。
眠ったり起きたり二回位繰り返してみた。

絶好調に暇です。

今日は自爆覚悟で豫園に行ってきます。
バスが運行しているのか、運行していたとして動けるのか。
田舎から上海見学に出てきた大量の人民に揉まれてくるのだ。


2001年10月03日(水) 電球も切れたまま国慶節

昨日は銀行に行ってから、伯父の家に行った。
伯父が国慶節の間日本に帰るので、その間豪華ホテルさながらの家を荒らそうという企画だ。

警備員に不信な顔をされつつも合鍵で室内に侵入を果たし、日本の番組も入るテレビを観賞。
ショッピングに出かけるが、現金が無いのでタクシーではなく徒歩で。ドアマンに思いっきり不信の目を向けられる。
帰宅後は一階の日本食レストランで夕食、28階から夜景を眺めて腹を冷やし、日本式の風呂を沸かして入る。
更にティッシュの箱を一つ失敬して翌朝帰宅。

ほとんど一銭もかけずにやりたい放題レジャーして寮に帰ってきたら、部屋の電球が切れていた。
修理のおじさんも国慶節で休暇中だろうか。
だとしたら残り5日このまんま。


2001年10月01日(月) 壊れたTVのまま国慶節

国慶節なので一週間学校は無い。

バスを手配して水郷のある周圧に行くのだ。そして周圧の点心として名高い草団子を食べたら、今度はそのまま蘇州に入り、中国最長の石橋を見学する。さらに東山から定期便にのって、西山まで足を伸ばすのだ。
一週間で帰って来れるだろうか。わくわく。



嘘だ。



どこにも行かないので嘘をついてみた。
国慶節はどこも混んでいるので出かけられないのだ。
今から農業銀行へ行きがてら、眼鏡屋でメガネのネジを締めてもらおうとしている。

これで銀行が開いていなかったらこの一週間無銭で生きていく。
いい日記が書けそうだ。


皇帝