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■ 僕VSゴキブリ 1
宅にゴキブリが現れた。時刻は午後十時頃。
床に直接布団を敷いているのだが、その近くだ。
茶色がかっていてやや小さい。人間で言うと中学生ぐらいといったところだろうか。
明日は早く起きなくてはならない。なるべく早い時間で倒したいと思う。
まず戦力を比較してみよう。
僕 パワー◎ スピード△ 知力○ 勇気× ゴキ パワー× スピード◎ 知力△ 勇気○
パワーは僕の方が上だ。とくに鍛えていなくてもこれは圧倒的だ。 知力も僕が上だろう。っていうかゴキブリより下だったら生きていけない。 気をつけなくてはならないのはそのスピード。触れもしないスピードにはどんなパワーも通じない。 そして勇気。 虫、苦手。 接近戦はかなりきびしい。
そこで僕は片手に掃除機。片手に殺虫剤。 卑怯だと言われてもいい。さっさと安心して寝たいんだ。 掃除機はヤツに触れることなく距離をとりつつ消し去ることができる。 殺虫剤は蚊のやつだ。これはまずいだろうか。
そして対決が始まった。
ゴキは部屋の隅に置いてあったリュックの下に潜り込んだ。 ばかやろう。そのリュック明日使うんだぞ。
そっとリュックをどけようとしたその時、 こっちに向かって突進してくるゴキ。
「マズイ!」
触れたら負けだ。触れる訳にはいかない。 僕はその日最高の瞬発力で後ろへ下がった。
ガツっ!
「イテっ!」
机の角にかかとをぶつけた。かなり痛い。 なんてこった。最初にクリーンヒットを与えたのは体格差で圧倒的不利だと思われていたゴキの方だった。
恐るべきカウンターパンチ。
ゴキとの接触は避けられたものの、痛がっているうちにゴキを見失ってしまった。
長期戦になりそうだ。。。。
つづく
2005年04月20日(水)
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