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2007年09月14日(金) 手を繋ぎたい

アノ人は数年間ずっとあたしより先を歩いてた
横に並んで歩いたのはほんのひと時で
気付いたらいつもあたしより先に居て
あたしはアノ人の背中ばかりを追いかけてた


今度会う時にはちゃんと手を繋いで歩いてくれるって約束したのに
その約束は守られないままアノ人に会う事はもうなくなった



あれからもう数年たった
もう好きではない


気付くといつも傍に居て
何があってもずっと黙ってあたしの傍に居てくれた
沢山怒られた
沢山泣いた

でもそれでも呆れる事も無くずっと一緒に居てくれてた人





いつも一緒に歩いた帰り道
でもいつもアノ人はあたしより一歩前を歩いてた






いつもアノ人は言ってた
そうかぁって
あたしのワガママを聞いて仕方無さそうに言ってた
いい匂いのする人
大きい手の人
年上だけど子供みたいで
似ても居ない物まねとかしたり
いっぱい笑う人


でも凹みやすくていつも黙り込んでばっかりで
何かあってもあたしには何も言ってくれなくて

近くに居てもいつも遠くに居る人だなって思ってた
結局本当の意味で近くに居る事はできないまま別れた人





元気 してるのかな?









本当にまだ好きで居てくれてる??っていつも聞いてた
あたしはいつも好きだよって答えてた

本当に好きだったんだけど
その気持ちはいつもうまく伝わってなかった




本当に好きだったのにな





好きな気がしてただけなのかな
何年もたった今考えてみるとそんな気がしてただけな気もする



元気なのかな?
なんとなく 気になる人



なんだけどな。。。


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藍架 [MAIL] [HOMEPAGE]