新年度早々寝込んでいた。
元凶は、多分、花見だろう。
乗り込んだ電車が満員だったとか、そういうせい。

ずっと頭痛と関節痛が続いていた。
緊張性頭痛のクスリをのみながらしのいでいたけれど、小学校の役員決めにフラフラした体のまま出席したのがとどめだった模様。

帰宅後、急激な関節痛と、激しい寒気。
うわ、これはきた、と寝込んだけど既に遅し。
頭痛に発熱、関節痛に強烈な吐き気。
水も飲めずに寝込んで熱は38.7迄は測ったけど、強烈な寒気にそれ以上はもう体温計すら握れず。

血液検査に尿検査にレントゲンに点滴にとやってもらって、白血球が三桁までダウンという数値に、ウィルスが骨髄に入り込んで悪さしているんだろう、という診断。
リンパが腫れて首が痛い。なんか体のあちこちに痛みが走る。リンパ節が腫れている、という事らしい。
ウィルスの潜伏期間が四週間なので、その間は熱が上がったり下がったり再発を繰り返す恐れあり、との事で、自宅安静を言い渡される。
白血球が増えない場合は入院、と言われ、それは猛烈に困る、と青くなる。


そんなこんなで、アユムの入学式。出席できませんでした。
一年生のアユムを、六年生のアイが迎えるので、倍楽しみにしてたのに。
それこそ、アイの入学式の時にそれを知ってから、ずっと楽しみにしてたのに。

とはいえ、「私もそれなったよ。私は感染症センターに入院した」という人に、人生であんなに体がきつい事ってなかった、と激しく同調してもらい、なんか諦めるしかない気分にはなってる。
ってか、もう諦めるしかないんだけどね。
免疫力が落ちてる時になっちゃうらしいよ、と言われ、さて、どうやって免疫力をつけたらいいものやら、と溜息をつく昨今。

なんか、もう、どこまで運悪いんだ私って気分。

で、免疫力アップには午前中の発酵食品よ！とアドバイスをもらい、もそもそとヨーグルト口に入れたりしてます。
キムチも納豆も嫌いだし。
なんだかなぁ。

新学期。

アイが六年生。アユムが一年生になった。はやっ。

なんか、延々幼稚園時代が続くような気がしていたのだけれど、勿論そんなはずは無く、私の中の「幼稚園時代」が終わった。
ゲーム二面目クリア。

一面目は入園前までの親子二人っきりの煮詰まる時間クリアがゲーム内容だった。
これから三面目。小学校時代のスタート。


ゲームクリアの達成感。
まだその面をクリア中の人に、アドバイスが出来る経験と精神的余裕が生まれてきた。
気分は孫を見るじじばば。
うちに遊びに来る園児が可愛くてたまらない。
もうこの年齢の子を抱く事はないわけだ。
こうやってトイレの世話をする事も。
子どもの世話も、年寄りの世話も、やってる事は同じでも、相手に未来があるかないかは、世話する方の気持ちは雲泥の差だ。
今日出来なかったことが明日は出来るようになっているかもしれない生命力と希望と未来がつまった生き物。
それを見るだけで、心が軽くなる。

なんていいながらも、まだまだ、リアル育成ゲームは続く。
ゲームじゃないからリセットは出来ないわけで。
来年から始まるアイの中学生活はまったく未知の世界。
何年か前は妊娠した３年生カップルがいたとかどうとか。
うちがその当事者にならないという保証はまだないし。

はたまたまったく予期せず、夫が過労死したりして。

先は長い。まだまだ。

暁

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