2005年08月04日(木) |
◆新マークの問題点・3/重大な懸念 |
■輪違い紋は家紋である為、使用にあたって卍と同様に社会的な拘束=著作権は無いようです(注:盾卍は商標登録済み)。するとどうなるかというと、少林寺拳法の新マーク=双円も、法律上は盾の外に出して問題は無い、ということになります。
良い話のようですが、逆なのです。分かりますか?
少林寺拳法により商標登録された新マーク=盾双円を単に「双円」と広報すると、 ↓ 一般的には「輪違い紋」が連想される。 ↓ ところが、これには著作権が無い。 ↓ 将来、双円マークを着けた他武道団体が出てくることを防げない。
ということになります。そうなったらどうするのでしょう…。
■現在、本部のHPでは双円ではなくて「ソウエン」というカタカナ表記になっています。双円記号では、やはり広報できないのでしょうか。
やれば、類似性、同一性の(道義的)問題やら、将来の模倣団体を利することになりかねません。
少林寺拳法=双円となればなるほど、模倣するメリットが出てくるからです。
ちなにみ盾ではなくて、○の中に輪違い=双円が入っている家紋もあり、多分、輪の中が我々と同様な楕円形双円となっても防げないと思われます。これは大変類似性が高いマークとなります。
■「信用の化体」という特許関係者に使用される言葉があるようです。普遍名称でも、団体、企業の努力の積み重ねによって、意匠価値を持つことを指します。
まさしく「卍」がそうだったのです…。
盾卍で商標登録し、盾から出した普遍名称の卍はすでに絶対的な社会認知を得ている。…不敗の戦略に思えます。
新マーク=双円は、将来、模倣(武道)団体の出現が懸念されます。どう防ぎます? 長谷寺、N治金工業は少林寺拳法による類似マーク=双円の使用を防げませんでしたが…。
もうひとつ、デザインが複雑になるほど、類似マークの出現は防ぎにくいようです。
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【注意】本「書きたい放題」は気持ちの問題もあり、即日にアップします。ですので、当日中、あるいは翌日にかけ、表現の過不足を改める場合があります。印刷して読む場合は数日後にお願いします。
表現が異なったまま残るのは、私にしてみれば不本意であります。いずれ、リニューアル?=改訂して行きたいと考えています。★印なんか付けますか…。
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