不規則解剖日記
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2007年03月17日(土) 失い生まれる物語。

私は『失う』事が不安で仕方がない。なくし、なくし、またなくし。そして消えていった大切なモノを取り戻したくても出来なくて、どうせ失うものならばと、初めから手を取らずにいてみたり…。でも、忘れる事も出来なくて現在や未来に大切なモノを見つけて補充しているのだ。
けれど、私は過去を振り返って後悔するのは随分前に辞めたから、例え昔好きだった男の子が頭を過ぎっても、楽しかったあの日々が過ぎ去っても、酷く無様で勿体無い答えを選んでも、それを後悔したりはしないのだ。
失くしたモノは私の後ろに足跡となって、生きた証を残して居るのだ。キラキラ光る綺麗な色や泥まみれのみすぼらしい色、透明に近い色。何かいろんな色が、ずっと向こうまで、私の想いを懐いてぐるぐる曲がったり真っ直ぐだったり尖ったりした線を描いていて…、そう想像すると最高だ。上空から見てみたい。描き上がった線が美しい文様になっているように、最後に上空から見るときの為に沢山動かなきゃ。その時はちゃんと皆にも見せよう。


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